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法学セミナー 2016年10月号


006 LAW JOtJRNAL ロ ー ・ ジ ャ ー ナ ル 2015 年 ) 、 羽 賀 由 利 子 「 忘 れ ら れ る 権 利 : 忘 れ る こ と を 忘 れ た 世 界 の 新 た な 権 利 」 コ ピ ラ イ ト 655 号 ( 2015 年 ) 44 頁 、 井 上 靖 代 「 『 忘 れ ら れ る 権 利 』 と 図 書 館 」 み ん な の 図 書 館 462 号 ( 2015 年 ) 56 頁 、 成 原 慧 「 『 忘 れ ら れ る 権 利 』 を め ぐ る 日 米 欧 の 議 論 状 況 」 行 政 & 情 報 シ ス テ ム 51 巻 6 号 ( 2015 年 ) 54 頁 、 野 澤 正 充 「 『 忘 れ ら れ る 権 利 』 (droit a l'oubli) と プ ラ イ バ シ ー 保 護 」 Law & Technology 70 号 ( 2016 年 ) 50 頁 、 鈴 木 秀 美 「 『 忘 れ ら れ る 権 利 』 と 表 現 の 自 由 」 メ デ ィ ア ・ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 66 号 ( 2016 年 ) 15 頁 、 村 田 健 介 「 『 忘 れ ら れ る 権 利 』 の 位 置 付 け に 関 す る 一 考 察 」 岡 山 大 学 法 学 雑 誌 65 巻 3 ・ 4 号 ( 2016 年 ) 136 頁 、 神 田 知 宏 「 さ い た ま 地 裁 平 成 27 年 12 月 22 日 決 定 に お け る 『 忘 れ ら れ る 権 利 』 」 Law & Technology 72 号 ( 2016 年 ) 41 頁 、 宮 下 紘 「 忘 れ ら れ る 権 利 と 検 索 エ ン ジ ン の 法 的 責 任 」 比 較 法 雑 誌 50 巻 1 号 ( 2016 年 ) 35 頁 、 宇 賀 克 也 「 『 忘 れ ら れ る 権 利 』 に つ い て 」 論 究 ジ ュ リ ス ト 18 号 ( 2016 年 ) 24 頁 、 な ど 参 昭 4 ) さ い た ま 地 決 平 27 ・ 12 ・ 22 判 時 2282 号 78 頁 。 本 決 定 の 評 釈 と し て 、 神 田 ・ 前 掲 注 3 ) 昭 、 : 彡 い 、 0 5 ) 東 京 高 決 平 28 ・ 7 ・ 12 判 例 集 未 搭 載 。 6 ) 最 大 判 平 元 ・ 3 ・ 8 民 集 43 巻 2 号 89 頁 ( レ ベ タ 事 件 ) 。 最 ー 小 判 平 17 ・ 7 ・ 14 民 集 59 巻 6 号 1569 頁 ( 公 立 図 書 館 蔵 書 破 棄 事 件 ) 昭 7 ) 最 大 決 昭 44 ・ 11 ・ 26 刑 集 第 23 巻 11 号 1490 頁 ( 博 多 駅 取 材 フ ィ ル ム 事 件 ) 。 8 ) な お 、 総 務 省 に お い て は 、 イ ン タ ー ネ ッ ト 上 の い わ ゆ る 「 知 る 権 利 」 に つ い て 、 前 掲 最 大 判 平 元 ・ 3 ・ 8 に 基 づ き 「 イ ン タ ー ネ ッ ト を 通 じ て 多 様 な 情 報 を 受 容 す る 権 利 」 と し て 置 き 換 え て い る 。 総 務 省 「 イ ン タ ー ネ ッ ト 上 の 個 人 情 報 ・ 利 用 者 情 報 等 の 流 通 へ の 対 応 に つ い て 」 平 成 27 年 7 月 3 日 3 頁 脚 注 9 昭 9 ) 最 三 小 判 昭 56 ・ 4 ・ 14 民 集 35 巻 3 号 620 頁 ( 前 科 照 会 事 件 ) 昭 10 ) 第 143 回 国 会 衆 議 院 内 閣 委 員 会 平 成 10 年 10 月 13 日 、 太 田 国 務 大 臣 答 弁 総 務 庁 長 官 答 弁 、 参 照 。 (1) 最 三 小 判 平 6 ・ 2 ・ 8 民 集 48 巻 2 号 149 頁 ( 「 逆 転 」 事 件 ) 。 12 ) 大 村 敦 志 「 『 逆 転 』 事 件 」 法 学 教 室 356 号 ( 2010 年 ) 128 頁 、 参 照 。 13 ) 東 京 地 裁 昭 39 ・ 9 ・ 28 下 民 集 15 巻 9 号 2371 頁 ( 「 宴 の あ と 」 事 件 ) 。 14 ) 大 学 主 催 の 講 演 会 に 参 加 を 申 し 込 ん だ 学 生 が そ の 氏 名 、 住 所 等 を 他 者 に み だ り に 開 示 さ れ な い こ と へ の 期 待 は 法 的 保 護 に 値 す る か ら 、 か か る 情 報 は プ ラ イ バ シ ー に 係 る 情 報 と し て 法 的 保 護 の 対 象 と な る と 判 断 し た 。 収 集 後 の 情 報 の 利 用 ・ 共 有 の 段 階 に お け る プ ラ イ バ シ ー 権 侵 害 の 一 側 面 で あ る と 理 解 す る こ と が で き る ( 最 二 小 判 平 15 ・ 9 ・ 12 民 集 57 巻 8 号 973 頁 〔 江 沢 民 講 演 会 事 件 〕 ) 。 15 ) 「 忘 れ ら れ る 権 利 」 は 、 「 同 意 の 撤 回 」 と 「 利 用 目 的 の 制 限 」 と も 関 連 性 が あ り 、 た と え ば ア ダ ル ト ビ デ オ に 出 演 し て い た 女 優 が 引 退 し て 5 年 が 経 過 し て か ら 週 刊 誌 に 記 事 と し て 「 再 公 表 」 さ れ た 事 例 で プ ラ イ バ シ ー 侵 害 を 認 め た 場 合 な ど に お い て 応 用 し う る ( 東 京 地 判 平 18 ・ 7 ・ 24 ウ 工 ス ト ロ ー 2006WLJPCA07240004 ) 。 16 ) 最 三 小 判 平 14 ・ 9 ・ 24 判 タ 1106 号 72 頁 ( 「 石 に 泳 ぐ 魚 」 事 件 ) 、 最 二 小 判 平 15 ・ 3 ・ 14 民 集 57 巻 3 号 229 頁 ( 長 良 川 事 件 ) 昭 17 ) 最 大 判 昭 61 ・ 6 ・ 11 民 集 第 40 巻 4 号 872 頁 ( 「 北 方 ジ ャ ー ナ ル 」 事 件 ) 、 最 ー 小 判 平 元 ・ 12 ・ 21 民 集 43 巻 12 号 2552 頁 、 前 掲 最 三 小 判 平 6 ・ 2 ・ 8 判 決 、 前 掲 最 三 小 判 平 14 ・ 9 ・ 24 判 決 、 最 ー 小 判 平 17 ・ 11 ・ 10 民 集 59 巻 9 号 2428 頁 ( 法 廷 内 撮 影 訴 訟 ) 昭 18 ) 前 掲 最 二 小 判 平 15 ・ 9 ・ 12 。 19 ) 最 ー 小 判 平 22 ・ 3 ・ 15 刑 集 64 巻 2 号 1 頁 ( ラ ー メ ン フ ラ ン チ ャ イ ズ 事 件 ) 、 最 二 小 判 平 24 ・ 3 ・ 23 判 時 2147 号 61 頁 、 参 照 。 20 ) 東 京 高 裁 決 定 は 、 「 検 索 サ ー ビ ス 事 業 に お い て 抗 告 人 が 大 き な シ ェ ア を 有 し て い る こ と 」 に 言 及 し て 、 削 除 を 容 認 す れ ば 、 多 数 の 者 の 表 現 の 自 由 及 び 知 る 権 利 を 侵 害 す る 結 果 を 生 じ さ せ る と 述 べ て い る が 、 検 索 サ ー ビ ス の 位 置 付 け が 表 現 の 自 由 及 び 知 る 権 利 と の 間 で ど の よ う な 関 係 と な る か 十 分 な 議 論 が 尽 く さ れ て い な い な か で 、 市 場 に お け る 地 位 が そ の 判 断 基 準 と な る 説 示 で あ り 、 不 適 切 な 言 及 で あ る 。 な お 、 EU に お い て は 、 本 件 の 検 索 エ ン ジ ン 管 理 者 が 、 市 場 支 配 的 地 位 を 乱 用 し た と し て 、 2015 年 4 月 15 付 の 欧 州 委 員 会 の 調 査 が 継 続 中 で あ る 。 European CommlSSion, Commission sends Statement Of Obj ections tO Google on comparison shopping service; opens separate formal investigation on Android, 15 April 2015. 市 川 芳 治 「 プ ラ イ バ シ ー ・ ピ ッ グ デ ー タ ・ 競 争 法 」 慶 應 法 学 33 号 ( 2015 年 ) 135 頁 、 参 照 。 (1) 最 ー 小 判 平 20 ・ 3 ・ 6 民 集 62 巻 3 号 665 頁 ( 住 基 ネ ッ ト 訴 訟 ) 。 22 ) 宍 戸 常 寿 「 イ ン タ ー ネ ッ ト 上 の 名 誉 毀 損 ・ プ ラ イ バ シ ー 侵 害 」 松 井 茂 記 編 「 イ ン タ ー ネ ッ ト 法 』 ( 有 斐 閣 、 2015 年 ) 67 頁 昭 23 ) 「 鼎 談 イ ン タ ー ネ ッ ト に お け る 表 現 の 自 由 と プ ラ イ バ シ ー 」 ジ ュ リ ス ト 1484 号 ( 2015 年 ) 80 頁 ( 門 ロ 正 人 発 言 ) 、 参 日 負 24 ) 松 尾 剛 行 『 最 新 判 例 に み る イ ン タ ー ネ ッ ト 上 の 名 誉 毀 損 の 理 論 と 実 務 』 ( 勁 草 書 房 、 2016 年 ) 8 頁 。 25 ) 宮 下 紘 『 プ ラ イ バ シ ー 権 の 復 権 一 一 自 由 と 尊 厳 の 衝 突 』 ( 中 央 大 学 出 版 部 、 2015 年 ) 331 頁 。 最 高 裁 は 、 職 場 の ロ ッ カ ー を 無 断 で 開 け て 私 物 を 写 真 撮 影 し た 行 為 が 、 プ ラ イ バ シ ー 侵 害 と な る と 認 定 す る 際 に 、 職 場 に お け る 「 自 由 な 人 間 関 係 を 形 成 す る 自 由 」 に 言 及 し た ( 最 三 小 判 平 7 ・ 9 ・ 5 判 タ 891 号 77 頁 〔 関 西 電 力 事 件 〕 ) 。 な お 、 ア イ デ ン テ ィ テ ィ 権 ( 他 者 と の 関 係 に お い て 人 格 的 同 一 性 を 保 持 す る 利 益 ) 侵 害 が 問 題 と な っ た 事 案 に つ い て は 、 大 阪 地 裁 平 28 ・ 2 ・ 8 ( ウ ェ ス ト ロ ー 2016WLJPCA 02086002 ) 昭 26 ) 法 務 省 調 査 ( 平 成 27 年 に お け る 「 人 権 侵 犯 事 件 」 の 状 況 に つ い て ・ 平 成 28 年 3 月 ) 昭 27 ) グ ー グ ル 透 明 性 レ ポ ー ト 、 2016 年 8 月 10 日 現 在 。 日 本 に お け る 取 組 と し て 、 た と え ば 、 ヤ フ ー 株 式 会 社 「 検 索 結 果 の 非 表 示 措 置 の 申 告 を 受 け た 場 合 の ヤ フ ー 株 式 会 社 の 対 応 方 針 に つ い て 」 2015 年 3 月 30 日 昭 28 ) 伊 藤 正 己 「 プ ラ イ バ シ ー の 権 利 』 ( 岩 波 書 店 、 1963 年 ) 23 頁 。 前 掲 最 三 小 判 昭 56 ・ 4 ・ 14 ( 伊 藤 正 己 裁 判 官 補 足 意 見 ) 、 最 三 小 判 昭 63 ・ 12 ・ 20 判 時 1302 号 94 頁 ( 伊 藤 正 己 裁 判 官 補 足 意 見 ) 昭 、 一 彡 い 、 0 29 ) 奥 田 ・ 前 掲 注 3 ) 、 の 担 当 弁 護 士 の 各 論 稿 、 宮 下 紘 『 事 例 で 学 ぶ プ ラ イ バ シ ー 』 ( 朝 陽 会 、 2016 年 ) 62 頁 昭 、 ニ イ ・ ・ い 、 0 ( み や し た ・ ひ ろ し )

法学セミナー 2016年10月号


30 ・ 9 ・ 22 民 集 9 巻 10 号 1294 頁 。 2 ) 最 判 昭 和 41 ・ 1 ・ 27 民 集 20 巻 1 号 136 頁 、 な ど 。 3 ) 前 掲 ・ 最 判 昭 和 30 ・ 9 ・ 22 は 、 賃 借 人 に お い て 法 人 格 の 変 動 が あ っ た が 、 構 成 員 が 同 一 で あ り 、 使 用 方 法 も 同 一 の ま ま 継 続 さ れ て い る 点 が 考 慮 さ れ た も の で あ る 。 こ の ほ か 、 最 判 昭 和 38 ・ 10 ・ 15 民 集 17 巻 9 号 1202 頁 、 最 判 昭 和 39 ・ 11 ・ 19 民 集 18 巻 9 号 1900 頁 、 な ど 。 4 ) 最 判 昭 和 39 ・ 1 ・ 16 民 集 18 巻 1 号 11 頁 、 最 判 昭 和 40 ・ 9 ・ 21 民 集 19 巻 6 号 1550 頁 、 最 判 昭 和 44 ・ 4 ・ 24 民 集 23 巻 4 号 855 頁 な ど 、 親 族 間 の 賃 借 権 譲 渡 が 多 く 、 実 質 的 に は ① の 要 素 と 重 複 し て 認 め ら れ る 場 合 が 多 い 。 5 ) 最 判 昭 和 31 ・ 5 ・ 8 民 集 10 巻 5 号 475 頁 、 最 判 昭 和 46 ・ 6 ・ 22 判 時 636 号 47 頁 、 な ど 。 6 ) 山 本 敬 三 『 民 法 講 義 Ⅳ - 1 』 ( 有 斐 閣 、 2005 年 ) 467 頁 も 参 昭 7 ) 最 判 昭 和 39 ・ 6 ・ 30 民 集 18 巻 5 号 991 頁 、 最 判 昭 和 42 ・ 1 ・ 17 民 集 21 巻 1 号 1 頁 、 前 掲 ・ 最 判 昭 和 44 ・ 4 ・ 24 、 な ど 。 8 ) 最 判 昭 和 45 ・ 12 ・ 11 民 集 24 巻 13 号 2015 頁 。 9 ) 転 貸 借 の 終 了 時 に つ き 判 例 は 、 賃 貸 人 か ら の 返 還 請 求 時 に 転 貸 借 の 履 行 不 能 が 確 定 し 、 こ れ に よ り 終 了 す る と 解 し て い る ( 大 判 昭 和 10 ・ 11 ・ 18 民 集 14 巻 1845 頁 、 最 判 平 成 9 ・ 2 ・ 25 民 集 51 巻 2 号 398 頁 ) 。 10 ) 大 判 昭 和 9 ・ 3 ・ 7 民 集 13 巻 278 頁 、 最 判 昭 和 38 ・ 2 ・ 21 民 集 17 巻 1 号 219 頁 、 な ど 。 (1) 前 掲 ・ 最 判 昭 和 38 ・ 2 ・ 21 。 12 ) B C 間 の 特 別 な 関 係 に よ り 転 貸 賃 料 が 廉 価 で あ っ た 場 合 は C の 要 保 護 性 が 低 く 、 合 意 解 除 の 対 抗 を 認 め て よ い で あ ろ う 。 13 ) 星 野 英 一 『 借 地 借 家 法 』 ( 有 斐 閣 、 1969 年 ) 375 頁 以 下 、 鈴 木 禄 弥 『 借 地 法 上 巻 〔 改 訂 版 〕 』 ( 青 林 書 院 新 社 、 1980 年 ) 574 頁 以 下 、 幾 代 通 = 広 中 俊 雄 編 『 新 版 注 釈 民 法 ( 15 ) 〔 増 補 版 〕 』 ( 有 斐 閣 、 1996 年 ) 288 頁 、 744 頁 〔 篠 塚 昭 次 〕 、 960 頁 〔 原 田 純 孝 〕 、 な ど 。 14 ) 最 判 昭 和 37 ・ 3 ・ 29 民 集 16 巻 3 号 662 頁 、 最 判 平 成 6 ・ 7 ・ 18 判 時 1540 号 38 頁 。 プ ラ ス ア ル フ ア に つ い て 考 え る 基 本 民 法 法 津 時 報 061 15 ) 大 判 大 正 10 ・ 5 ・ 30 民 録 27 輯 1013 頁 、 最 判 昭 和 39 ・ 8 ・ 28 民 集 18 巻 7 号 1354 頁 。 16 ) 最 大 判 昭 和 41 ・ 4 ・ 27 民 集 20 巻 4 号 870 頁 。 17 ) 星 野 ・ 前 掲 書 404 頁 、 前 掲 『 新 版 注 釈 民 法 ( 15 ) 』 851 頁 〔 広 中 俊 雄 〕 、 副 田 隆 重 ・ 別 冊 ジ ュ リ 民 法 判 例 百 選 Ⅱ 〔 第 7 版 〕 119 頁 、 大 村 敦 志 「 新 基 本 民 法 5 』 ( 有 斐 閣 、 2015 年 ) 117 頁 、 野 澤 正 充 『 契 約 法 』 ( 日 本 評 論 社 、 2009 年 ) 188 頁 、 な ど 。 18 ) 谷 口 知 平 = 石 田 喜 久 夫 編 『 新 版 注 釈 民 法 ( 1 ) 〔 改 訂 版 〕 』 ( 有 斐 閣 、 2002 年 ) 185 頁 、 前 掲 「 新 版 注 釈 民 法 ( 1 研 852 頁 〔 広 中 俊 雄 〕 、 な ど 。 な お 、 大 阪 地 版 平 成 2 ・ 7 ・ 2 判 時 1411 号 96 頁 も 参 昭 19 ) 最 判 昭 和 48 ・ 2 ・ 2 民 集 27 巻 1 号 80 頁 。 20 ) こ の 問 題 に つ い て は 、 森 田 宏 樹 「 債 権 法 改 正 を 深 め る 』 ( 有 斐 閣 、 2013 年 ) 143 頁 以 下 を 参 昭 21 ) 大 判 昭 和 18 ・ 5 ・ 17 民 集 22 巻 3 号 373 頁 、 最 判 昭 和 39 ・ 8 ・ 28 民 集 18 巻 7 号 1354 頁 。 22 ) 最 判 昭 和 44 ・ 7 ・ 17 民 集 23 巻 8 号 1610 頁 。 23 ) 最 判 昭 和 53 ・ 12 ・ 22 民 集 32 巻 9 号 1768 頁 。 24 ) 最 判 平 成 11 ・ 3 ・ 25 判 時 1674 号 61 頁 。 25 ) 敷 金 関 係 の 承 継 と 旧 所 有 者 の 債 務 引 受 に つ き 、 森 田 ・ 前 掲 『 債 権 法 改 正 を 深 め る 』 184 頁 以 下 。 26 ) 磯 村 保 「 判 批 」 判 評 491 号 ( 2000 年 ) 36 頁 以 下 、 北 居 功 ほ か 『 コ ン ビ ネ ー シ ョ ン で 考 え る 民 法 』 ( 商 事 法 務 、 2008 年 ) 96 頁 以 下 〔 北 居 功 〕 、 な ど 。 27 ) 最 判 平 成 14 ・ 3 ・ 28 民 集 56 巻 3 号 662 頁 。 28 ) 民 法 ( 債 権 関 係 ) 改 正 法 案 第 605 条 の 2 は 、 賃 貸 不 動 産 の 譲 渡 に 伴 い 賃 貸 人 の 地 位 が 移 転 す る と し た 上 で ( 1 項 ) 、 賃 貸 人 の 地 位 を 留 保 し て 譲 受 人 が 譲 渡 人 に 賃 貸 す る 旨 の 合 意 を 認 め 、 そ れ が 終 了 し た と き は 賃 貸 人 の 地 位 が 移 転 す る 旨 の 立 法 提 案 を 行 っ て い る 。 紙 幅 の 都 合 上 条 文 案 は 割 愛 す る ( 商 事 法 務 編 『 民 法 ( 債 権 関 係 ) 改 正 法 案 新 旧 対 照 条 文 』 〔 商 事 法 務 2015 年 〕 163 頁 ) 。 29 ) サ プ リ ー ス に つ き こ の 視 点 を 指 摘 す る も の と し て 、 北 居 ・ 前 掲 『 コ ン ビ ネ ー シ ョ ン で 考 え る 民 法 』 98 頁 以 下 。 ( む か わ ・ こ う じ ) 会 社 法 制 に お け る 損 害 賠 償 の 諸 相 利 害 調 整 の 仕 組 み の 一 つ と し て の 損 害 賠 償 は 、 会 社 法 の 領 域 に お い て ど の よ う な 可 能 性 を 持 っ て い る の か 。 損 害 賠 償 に 何 を 期 待 で き る の か 、 そ の 問 題 点 ・ 評 価 ・ 将 来 の 展 望 を 探 る 。 特 集 日 本 評 論 社 2016 年 9 月 号 好 評 発 売 中 / 本 体 1 , 750 円 + 税 8 企 業 統 治 と 損 害 賠 償 ・ ・ ・ 山 田 泰 弘 / 不 正 な 出 資 と 会 社 に 対 す る 支 払 義 務 ・ ・ ・ 小 出 篤 / 企 業 買 収 ・ 再 編 と 損 害 賠 償 ・ ・ 評 】 石 巻 事 件 の 元 少 年 は な せ 死 刑 に な っ た の か ・ ・ ・ 門 野 博 害 賠 償 責 任 ・ ・ ・ ジ ョ ナ ス ・ ク ネ ッ チ ュ ( 訳 : 馬 場 圭 太 ) 【 法 律 時 か り に ・ ・ ・ 高 見 勝 利 / 【 論 説 】 ヨ ー ロ ッ パ に お け る 原 子 力 損 正 」 を 考 え る 一 - ー 安 倍 首 相 の 位 憲 主 義 」 「 憲 法 」 観 を 手 が を 考 え る 一 一 一 「 学 問 」 と 「 政 治 」 の 共 振 ・ ・ ・ 高 作 正 博 / 「 憲 法 改 ・ 特 別 企 画 : 安 保 法 制 と 憲 法 改 正 動 き 出 し た 「 安 保 法 制 」 情 報 開 示 と 損 害 賠 償 ・ ・ ・ 青 木 浩 子 田 中 亘 / 親 子 会 社 関 係 と 損 害 賠 償 ・ ・ ・ 舩 津 浩 司 / 不 実 の

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[ 特 集 引 ス ラ ッ プ 訴 049 う 力 が あ ま り に も 弱 く 、 圧 力 団 体 に す ら な っ て い な 6 ) 筆 者 が SLAPP の こ と を 知 っ た の は 、 ホ ー ム オ ブ ハ ー ト 事 件 に つ き 、 筆 者 と 元 メ ン バ ー 二 人 が 2 億 円 を 超 え る い の が 現 状 で あ る 22 。 過 去 、 賠 償 の 高 騰 化 に 対 し て 名 誉 棄 損 訴 訟 を 提 起 さ れ た こ と を 、 2006 年 6 月 、 コ ロ ラ も 、 現 実 の 悪 意 の 法 理 の 実 現 に 対 し て も 、 SLAPP ド 州 デ ン バ ー で 開 か れ た 国 際 カ ル ト 研 究 学 会 訴 訟 に 対 し て も 、 あ ま り に も メ デ ィ ア は 反 応 が 弱 い 。 (lnternational cultic Stu dies Association ) で 発 表 し た 本 来 メ デ ィ ア の 表 現 の 自 由 が 十 分 に 確 保 さ れ る た め と こ ろ 、 参 加 者 の 中 に 、 カ ル ト か ら SLAPP の 被 害 を 受 け 、 逆 に 損 害 賠 償 を 勝 ち 取 っ た 経 験 を 持 っ 女 性 が い て 、 同 人 に は 、 ま さ に 取 材 源 た る お 金 も な い 一 般 市 民 の 「 自 か ら AntiSLAPP 法 の 存 在 を 教 え ら れ た こ と が き っ か け 由 」 を 確 保 し て お く こ と が 絶 対 に 必 要 で あ る 。 で あ る 。 な お 米 国 文 献 と し て 、 fSLAPPs GETTING SLAPP は 、 ま さ に 情 報 流 の 上 流 に あ る 一 般 市 民 の SUED FOR SPEAKING OUT 』 (George W. Pring and Penelope Canan, TEMPLE UNIVERSITY PRESS, 活 動 を タ ー ゲ ッ ト と す る も の で あ る 。 市 民 → 社 会 ( イ 1996 ) が 初 発 の も の と し て 重 要 で あ る 。 ン タ ー ネ ッ ト や マ ス コ ミ も 含 む ) → 市 民 の 各 自 由 は 、 7 ) 澤 藤 統 一 郎 「 ス ラ ッ プ 成 功 体 験 を さ せ て は な ら な い 有 機 的 に つ な が っ て い る 。 し た が っ て 、 メ デ ィ ア で DHC ス ラ ッ プ 訴 訟 の 当 事 者 と し て 」 消 費 者 法 ニ ュ ー ス 106 号 ( 2016 年 1 月 号 ) 。 働 く 方 に ぜ ひ 知 っ て お い て も ら い た い の は 、 一 般 市 8 ) 本 特 集 の 瀬 木 比 呂 志 の 論 稿 参 昭 民 の 持 つ 自 由 に 対 す る SLAPP な ど の 脅 威 は 結 局 9 ) た と え ば 前 掲 注 2 ) の 「 ら あ め ん 花 月 事 件 」 。 メ デ ィ ア の 表 現 の 自 由 に 跳 ね 返 っ て く る 問 題 で あ 10 ) 山 本 ゆ か り 「 ホ ー ム オ ブ ハ ー ト 事 件 ー ー 消 費 者 被 害 者 に 対 す る 加 害 者 側 に よ る SLAPP 事 例 」 消 費 者 法 ニ ュ り 、 他 人 事 で は な い こ と で あ る 。 ー ス 106 号 ( 2016 年 1 月 号 ) 17 頁 。 な お 前 掲 注 1 ) 参 昭 日 本 で も 、 Anti SLAPP 法 の 制 定 が 急 務 で あ る 。 (1) 本 特 集 の 藤 田 尚 則 の 論 稿 参 照 。 12 ) 米 国 の デ ィ ス カ バ リ ー 制 度 が 、 社 会 的 、 経 済 的 弱 者 1 ) た と え ば ホ ー ム オ ブ ハ ー ト 事 件 。 ホ ー ム オ ブ ハ ー ト に 不 利 に 作 用 す る 可 能 性 が あ る こ と に つ い て は 、 紀 藤 正 事 件 の 事 案 の 概 要 に つ い て は 、 東 京 地 方 裁 判 所 平 成 19 年 樹 「 民 事 裁 判 に お け る 証 拠 ・ 情 報 収 集 の 拡 充 と 課 題 陳 2 月 26 日 付 け 判 決 「 自 己 啓 発 セ ミ ナ ー の 主 催 者 に よ る マ 述 録 取 制 度 ( 2 滑 子 案 の 陳 述 録 取 制 度 に 対 す る 疑 問 」 自 由 と 正 義 62 巻 1 号 ( 2011 年 1 月 ) 32 頁 参 照 。 イ ン ド コ ン ト ロ ー ル が 違 法 で あ る と し て セ ミ ナ ー 生 か ら の 損 害 賠 償 請 求 及 び 慰 謝 料 請 求 が 認 容 さ れ た 事 例 」 ( 判 13 ) た と え ば 筆 者 は 、 2016 年 7 月 2 日 ( 現 地 時 間 ) 、 テ キ 例 時 報 1965 号 81 頁 ) 参 照 。 サ ス 州 ダ ラ ス 市 に お い て 開 催 さ れ た 「 国 際 カ ル ト 研 究 学 ホ ー ム オ ブ ハ ー ト 事 件 の SLAPP と し て の 側 面 に つ い 会 (international Cultic Studies Association) 」 で の 発 表 『 Role of legal professionals in the process of Cult て は 、 ホ ー ム オ ブ ハ ー ト の 元 メ ン バ ー で あ り 被 害 者 で も あ っ た 山 本 ゆ か り 氏 の 論 稿 ( 「 ホ ー ム オ ブ ハ ー ト 事 件 Survivor S Recovery ー ー Lawyers ROles and Survivor S - ー ー 消 費 者 被 害 者 に 対 す る 加 害 者 側 に よ る SLAPP 事 例 」 efforts 』 に お い て 、 SLAPP と SDAPP の 問 題 と そ の 類 似 消 費 者 法 ニ ュ ー ス 106 号 ( 2016 年 1 月 号 ) お よ び Toshl 「 洗 性 を 発 表 し た 。 14 ) 本 特 集 の 澤 藤 統 一 郎 の 論 稿 参 照 。 脳 地 獄 の 12 年 か ら の 生 還 』 ( 講 談 社 、 2014 年 7 月 23 日 ) 15 ) 日 栄 ( ロ プ ロ ) 事 件 で は 、 日 栄 は 、 日 栄 問 題 を 告 発 参 昭 2 ) た と え ば 「 ら あ め ん 花 月 事 件 」 ( 最 ー 小 決 平 22 ・ 3 ・ し た 退 職 社 員 お よ び こ の 事 件 を 担 当 し た 弁 護 士 7 人 に 名 15 判 タ 1321 号 93 頁 、 判 時 2075 号 160 頁 ) 。 事 件 の 全 容 に つ 誉 毀 損 の 訴 訟 を お こ し た だ け で な く 、 弁 護 士 に 対 し て は い て は 、 紀 藤 正 樹 「 イ ン タ ー ネ ッ ト 上 の 表 現 に 対 す る 名 懲 戒 請 求 の 申 し 立 て ま で し て い る 。 ホ ー ム オ ブ ハ ー ト 事 誉 棄 損 事 件 」 法 学 セ ミ ナ ー 674 号 ( 2011 年 2 月 号 ) 。 こ 件 で も 、 元 メ ン バ ー 二 人 だ け で な く 、 担 当 弁 護 士 で あ る の 事 件 も 当 初 は 、 名 誉 棄 損 訴 訟 と い う 民 事 事 件 か ら 始 ま 筆 者 ら 2 名 の 弁 護 士 に 対 し 名 誉 毀 損 の 訴 訟 や 懲 戒 請 求 を お こ し て き た 。 両 SLAPP 事 件 を 代 理 し た 法 律 事 務 所 が っ た 。 3 ) 山 口 広 ・ 滝 本 太 郎 ・ 紀 藤 正 樹 TQ & A 宗 教 ト ラ ブ 同 一 で あ る こ と も 象 徴 的 で あ る 。 16 ) 本 特 集 の 小 園 恵 介 、 佃 克 彦 の 各 論 稿 参 昭 ル 110 番 〔 第 3 版 〕 』 ( 民 事 法 研 究 会 、 2015 年 3 月 10 日 ) 。 17 ) 判 例 タ イ ム ズ 「 特 集 損 害 賠 償 請 求 訴 訟 に お け る 損 な お 同 書 の 初 版 は 、 1999 年 4 月 2 日 。 害 額 の 算 定 』 判 タ 1070 号 ( 2001 年 11 月 15 日 号 ) 参 照 。 4 ) SLAPP と い う 言 葉 が 、 法 律 実 務 家 に 急 速 に 普 及 し た 18 ) 最 大 判 昭 44 ・ 6 ・ 25 刑 集 23 巻 7 号 975 頁 。 こ と に つ い て は 、 烏 賀 陽 弘 道 氏 の 功 績 が 大 き い ( 同 人 の 著 書 「 ス ラ ッ プ 訴 訟 と は 何 か ー ー 一 裁 判 制 度 の 悪 用 か ら 言 19 ) 東 京 地 判 平 20 ・ 2 ・ 29 判 タ 1277 号 46 頁 、 判 時 2009 号 151 頁 。 な お 控 訴 審 で は 逆 に 従 来 基 準 に 従 い 有 罪 と さ れ 、 論 の 自 由 を 守 る 』 〔 現 代 人 文 社 、 2015 年 6 月 5 日 〕 参 照 ) 。 5 ) 筆 者 が 起 案 を 担 当 し た 意 見 書 は 4 つ あ り 、 い す れ も 最 高 裁 判 決 で も 同 判 決 が 維 持 さ れ る 結 果 と な っ た 。 前 掲 注 2 ) 参 照 。 タ イ ト ル は 「 「 提 訴 手 数 料 の 低 ・ 定 額 化 に 関 す る 立 法 提 20 ) 本 特 集 の 澤 藤 統 一 郎 の 論 稿 参 照 。 言 案 』 に 対 す る 意 見 書 」 で あ る 。 二 弁 消 費 者 問 題 対 策 委 21 ) 紀 藤 正 樹 「 業 務 妨 害 対 策 部 会 設 置 の お 知 ら せ 」 員 会 ・ 業 務 妨 害 対 策 委 員 会 名 の も の は 12 月 4 日 付 け 、 日 NIBEN Frontier2007 年 5 月 号 20 頁 。 弁 消 費 者 問 題 対 策 委 員 会 名 の も の は 12 月 18 日 付 け 、 同 業 22 ) こ の 点 を 率 直 に 指 摘 し た 本 特 集 の 三 宅 勝 久 の 論 稿 参 務 妨 害 対 策 委 員 会 名 の も の は 12 月 24 日 付 け で あ る 。 主 体 の 違 い に よ り 、 そ の 内 容 は 微 妙 に 異 な る も の の 、 ほ ほ 本 ( き と う ・ ま さ き ) 文 で 引 用 し た も の と 同 旨 で あ る 。

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LAW JOURNALI ロ ー ・ ジ ャ ー ナ ル 越 す る 」 24 ) た め 削 除 す る ま で 侵 害 が 国 境 を 越 え て 継 続 す る 、 と い っ た 指 摘 も 傾 聴 す る べ き で あ る 。 「 忘 れ ら れ る 権 利 」 を 広 く 認 め る こ と は 、 一 部 の 情 報 隠 し に つ な が る 「 検 閲 」 に 相 当 す る も の と し て 警 戒 の 必 要 が あ る が 、 イ ン タ ー ネ ッ ト 特 有 の 情 報 流 通 の 自 由 と 規 制 の 在 り 方 の 検 討 が 求 め ら れ て い る 。 [ 3 ] 自 我 を 造 形 す る 権 利 な い し ア イ テ ン テ ィ テ イ へ の 権 利 「 忘 れ ら れ る 権 利 」 は 、 大 量 の 個 人 情 報 が 流 通 す る デ ジ タ ル の 世 界 に お い て 不 当 な 干 渉 を 排 除 す る た め 、 プ ラ イ バ シ ー の 利 益 に 不 可 欠 な 自 我 を 造 形 す る 権 利 、 別 の 言 い 方 を す れ ば ア イ デ ン テ ィ テ イ へ の 権 利 に 起 源 を も っ 25 。 そ の 意 味 で 「 忘 れ ら れ る 権 利 」 は 、 決 し て 新 奇 な 権 利 で は な く 、 従 来 の プ ラ イ バ シ ー 権 の 延 長 上 に あ る 。 た と え ば 、 著 作 権 侵 害 の 動 画 サ イ ト の 動 画 削 除 や 、 リ べ ン ジ ボ ル ノ の 画 像 を 検 索 結 果 で 非 表 示 と す る 措 置 は こ れ ま で も 行 わ れ て き て お り 、 一 定 の 情 報 が 「 忘 れ ら れ る 」 べ き 法 的 措 置 は 講 じ ら れ て き た 。 こ の 「 忘 れ ら れ る 」 べ き 法 的 措 置 が 今 度 は プ ラ イ バ シ ー 侵 害 の 場 面 に お い て 適 用 さ れ る か 否 か が 「 忘 れ ら れ る 権 利 」 の 争 点 と な っ て い る 。 従 来 の プ ラ イ バ シ ー 権 に つ い て み れ ば 、 自 己 情 報 コ ン ト ロ ー ル 権 を 正 面 か ら 認 め た 最 高 裁 の 先 例 は 存 在 し な い 。 そ の た め 、 イ ン タ ー ネ ッ ト に お け る 情 報 公 表 な い し 伝 達 の 特 性 を 踏 ま え 、 先 例 を 一 歩 進 め た プ ラ イ バ シ ー 侵 害 に 関 す る 判 断 枠 組 み が 求 め ら れ て い る 。 法 務 省 の 調 査 に よ れ ば 、 イ ン タ ー ネ ッ ト 上 の 人 権 侵 害 情 報 に 関 す る 人 権 侵 犯 事 件 に お け る イ ン タ ー ネ ッ ト 上 の プ ラ イ バ シ ー 関 係 事 案 が 1 , 586 件 ( 対 前 年 比 19.3 % 増 ) と な っ て お り 、 5 年 前 の 約 2 倍 ( 2011 年 は 793 件 ) に 増 加 し て い る 26 。 そ し て 、 実 務 上 、 検 索 エ ン ジ ン の 自 主 的 な 取 り 組 み が 機 能 す る に し て も 、 削 005 除 要 請 の 数 は 膨 大 な 量 ( EU で は グ ー グ ル に 約 162 万 件 の URL を 対 象 に 約 52 万 件 の 削 除 要 請 ) に の ば り 、 削 除 の 可 否 を 決 定 す る 検 索 エ ン ジ ン サ ー ビ ス 事 業 者 の 大 き な 負 担 に な っ て い る 27 ) 報 道 機 関 と 検 索 エ ン ジ ン の 違 い 、 自 動 的 機 械 的 に 益 、 公 表 さ れ た 情 報 の 当 初 の 目 的 と の 関 係 、 同 意 を 任 、 検 索 エ ン ジ ン 利 用 者 の 情 報 へ の ア ク セ ス す る 利 検 索 結 果 を 表 示 す る 検 索 エ ン ジ ン に 対 す る 法 的 責 撤 回 し た 場 合 の プ ラ イ バ シ ー 保 護 の 在 り 方 、 非 公 知 の 基 準 、 削 除 の 効 果 ( ド メ イ ン 限 定 な の か 、 地 理 的 ア ク セ ス 限 定 な の か 、 あ る い は グ ロ ー バ ル な 削 除 か ) 、 そ し て 削 除 の 基 準 と な る 判 断 枠 組 み な ど 、 「 忘 れ ら れ る 権 利 」 を め ぐ る 課 題 は 山 積 し て い る 。 忘 れ ら れ る 権 利 「 と い う 言 葉 が 流 行 語 と し て の 運 命 を た ど る と し て も 、 そ こ に 含 ま れ て い る 諸 問 題 は 、 ま す ま す そ の 解 決 の 必 要 の 度 を 高 め て く る こ と は 間 違 い の な い と こ ろ で あ る 上 ) と 考 え ら れ る 。 本 稿 で 検 討 し た 以 外 に も 係 争 中 の 裁 判 が 存 在 し て お り 四 ) 個 々 の 裁 判 の み な ら ず 、 検 索 エ ン ジ ン サ ー ビ ス 事 業 者 や 個 人 情 報 保 護 委 員 会 等 に よ る 削 除 に 関 す る 基 準 作 成 、 さ ら に 立 法 論 も 重 要 と な る 。 プ ラ イ バ シ ー 権 の 復 権 の 企 て の 一 つ し て 「 忘 れ ら れ る 権 利 」 に つ い て 国 民 的 議 論 を 深 め て い く 必 要 が あ る 。 1 ) CJEU, C ー 131 / 12 , Goog ル 〃 SL イ Goog ル 仁 g 召 % c E 0 p c Datos (AEPD) イ 〃 0 Cos Go を , 13 May 2014. 2 ) EU に お い て も 、 「 忘 れ ら れ る 権 利 (right to be forgotten) 」 と 削 除 権 (right to erasure) と の 違 い に つ い て 議 論 さ れ 、 欧 州 委 員 会 第 29 条 デ ー タ 保 護 作 業 部 会 の ガ イ ド ラ イ ン が 示 し て い る と お り 、 「 忘 れ ら れ る 権 利 」 は デ ー タ 主 体 が 一 定 の イ ン タ ー ネ ッ ト 上 の リ ン ク の 非 表 示 を 求 め る こ と が で き る 「 リ ス ト 化 さ れ な い 権 利 (right to de-lsiting) 」 と し て 解 説 さ れ て い る 。 Article 29 Data Protection Working Party, Guidelines on the implementation Of the Court Of Justice Of the European Union judgement on ・ ℃ 00g1e Spain and lnc v. Agencia Espafiola de Protecciön de Datos (AEPD) and Mario Costeja Gonzålez" C ー 131 / 12 , 26 November 2014 at 8. 3 ) 忘 れ ら れ る 権 利 に 関 す る 邦 語 研 究 と し て 、 伊 藤 英 一 「 情 報 社 会 と 忘 却 権 一 一 忘 れ る こ と 忘 れ た ネ ッ ト 上 の 記 憶 」 法 学 研 究 84 巻 6 号 ( 2011 年 ) 161 頁 、 宮 下 紘 「 忘 れ ら れ る 権 利 : プ ラ イ バ シ ー 権 の 未 来 」 時 の 法 令 1906 号 ( 2012 年 ) 43 頁 、 宮 下 紘 「 プ ラ イ バ シ ー ・ イ ヤ ー 2012 」 Nextcom 12 号 ( 2012 年 ) 32 頁 、 杉 谷 眞 「 忘 れ て も ら う 権 利 : 人 間 の 『 愚 か さ 』 の 上 に 築 く 権 利 」 Law and practice 7 号 ( 2013 年 ) 153 頁 、 奥 田 喜 道 「 実 名 犯 罪 報 道 と 忘 れ ら れ る ( 忘 れ て も ら う ) 権 利 」 飯 島 滋 明 編 「 憲 法 か ら 考 え る 実 名 犯 罪 報 道 』 ( 現 代 人 文 社 、 2013 年 ) 204 頁 、 宮 下 紘 「 忘 れ ら れ る 権 利 を め ぐ る 攻 防 」 比 較 法 雑 誌 47 巻 4 号 ( 2014 年 ) 29 頁 、 上 机 美 穂 「 忘 れ ら れ る 権 利 と プ ラ イ バ シ ー 」 札 幌 法 学 25 巻 2 号 ( 2014 年 ) 59 頁 、 宮 下 紘 「 ビ ッ グ デ ー タ 時 代 の 「 忘 れ ら れ る 権 利 』 」 Journalism 290 号 ( 2014 年 ) 94 頁 、 今 岡 直 子 「 「 忘 れ ら れ る 権 利 』 を め ぐ る 動 向 」 調 査 と 情 報 854 号 ( 2015 年 ) 1 頁 、 上 机 美 穂 「 新 た な 名 誉 ・ プ ラ イ バ シ ー 侵 害 様 態 と そ の 保 護 」 月 報 司 法 書 士 519 号 ( 2015 年 ) 13 頁 、 羽 賀 由 利 子 「 国 際 私 法 か ら 見 る 「 忘 れ ら れ る 権 利 』 」 金 沢 法 学 58 巻 1 号 ( 2015 年 ) 61 頁 、 石 井 夏 生 利 「 「 忘 れ ら れ る 権 利 』 を め ぐ る 論 議 の 意 義 」 情 報 管 理 58 巻 4 号 ( 2015 年 ) 271 頁 、 奥 田 喜 道 編 「 ネ ッ ト 社 会 と 忘 れ ら れ る 権 利 』 ( 現 代 人 文 社 、

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特 集 = 民 法 と 戸 籍 制 度 実 体 的 な 法 律 関 係 を 反 映 さ せ る も の 以 上 の 性 格 を 有 す る 戸 籍 制 度 は 、 戦 後 「 家 」 制 度 が 廃 止 さ れ 、 新 た に 築 か れ た 家 族 法 と い か に 関 わ る か 。 深 く 論 じ ら れ て こ な か っ た 難 題 を 問 う 。 定 2016 10-11 法 律 時 報 法 学 セ ミ ナ ー 経 済 セ ミ ナ ー 数 学 セ ミ ナ ー こ こ ろ の 科 学 加 科 学 2016 年 10 月 号 ・ 9 月 27 日 発 売 予 価 1 750 円 十 税 特 集 = 市 民 の 政 治 的 表 現 の 自 由 と プ ラ イ バ シ ー 近 年 、 市 民 が 国 や 地 方 自 治 体 の 政 策 を 批 判 し た り 、 大 企 業 等 の 不 正 な ど を 批 判 す る 表 現 活 動 を 行 う 場 合 に 生 じ て い る 憲 法 問 題 を 考 え る 。 2016 年 11 月 号 ・ 10 月 12 日 発 売 予 価 1400 円 十 税 特 集 = マ イ ナ ス 金 利 政 策 と 日 本 経 済 マ イ ナ ス 金 利 は 日 本 経 済 に ど の よ う な 影 響 を 及 ほ 、 す の だ ろ う か 。 こ の 政 策 の 意 味 と 効 果 を 考 え る 。 対 談 : 翁 邦 雄 >< 北 村 行 伸 「 マ イ ナ ス 金 利 付 き 量 的 ・ 質 的 金 融 緩 和 を 問 い な お す 」 ( 仮 題 ) 特 集 = リ ー マ ン が 目 指 し た も の 1 9 世 紀 を 代 表 す る 数 学 者 の 一 人 で あ り な が ら 道 半 ば に し て 夭 逝 し た ベ ル ン ハ ル ト ・ リ ー マ ン 。 没 後 150 年 に あ た り 、 彼 が 遺 し た 研 究 が 現 代 ま で に ど う 深 化 し た の か を 紹 介 す る 。 [ 単 発 記 事 ] 第 57 回 国 際 数 学 オ リ ン ピ ッ ク 香 港 大 会 / 問 題 と 解 説 ◎ 森 田 康 夫 特 別 企 画 = LGBT と 性 別 違 和 病 理 概 念 と し て の 性 同 一 性 障 害 に と ど ま ら な い レ ズ ビ ア ン 、 ゲ イ 、 バ イ セ ク シ ュ ア ル 、 ト ラ ン ス ジ ェ ン ダ ー 。 支 援 者 ・ 当 事 者 の 声 も 。 2016 年 10 ・ 11 月 号 ・ 9 月 27 日 発 売 予 価 1380 円 十 税 2016 年 11 月 号 ・ 10 月 12 日 発 売 予 価 1090 円 十 税 No. 189 ( 2016 ・ 9 ) ・ 好 評 発 売 中 針 間 克 己 / 編 本 体 1 370 円 十 税 滝 川 一 廣 ・ 小 林 隆 児 ・ 杉 山 登 志 郎 ・ 青 木 省 三 ・ 田 中 康 雄 / 編 特 集 = 「 子 ど も 虐 待 」 は な せ な く な ら な い の か 子 育 て 困 難 に ど う 対 応 す る か 13 年 ぶ リ 2 度 目 の 子 ど も 虐 待 特 集 。 と ど ま る と こ ろ を 知 ら な い 虐 待 件 数 は こ こ 10 年 で お よ そ 6 倍 。 ど う 食 い 止 め る の か 、 を さ ぐ る 。 こ こ ろ の 科 学 Speciallssue NO. 27 ( 2016 ・ 10 ) ・ 10 月 中 旬 刊 予 価 1500 円 十 税 ※ 表 示 価 格 は 本 体 価 格 で す 。 別 途 消 費 税 が か か リ ま す 。

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式 を 1 株 に つ き A 種 種 類 株 式 69 万 4478 分 の 1 株 を 交 JASDAQ 上 場 の A 社 ( ジ ュ ピ タ ー テ レ コ ム ) の 付 し て 同 年 8 月 2 日 に 取 得 す る 旨 を 決 議 し た 。 31.1 % の 議 決 権 を も つ B 社 (KDDI) と 40 % の 議 決 A 社 の 株 主 X ら は 、 A 社 の 株 式 の 価 格 決 定 を 申 し 権 を も つ C 社 ( 住 友 商 事 ) と は 2012 年 10 月 24 日 に 、 立 て た 。 申 立 審 ( 東 京 地 決 2015 ・ 3 ・ 4 金 判 1465 号 A 社 を そ の 株 式 す べ て を 取 得 し B 社 と C 社 と の 50 対 42 頁 ) は 、 公 開 買 付 け の 報 道 前 日 の 市 場 株 価 を 基 礎 50 の 出 資 比 率 に よ る 共 同 経 営 体 制 に す る こ と に 合 意 に し て 、 取 得 日 ま で の 市 場 動 向 を 踏 ま え た 回 帰 分 析 し 、 A 社 株 式 の 公 開 買 付 け の 実 施 を 公 表 し た 。 公 開 に よ る 補 正 を 加 え た 1 0 万 4165 円 を A 社 の 株 式 の 客 観 買 付 け は 買 付 期 間 を 2013 年 2 月 27 日 か ら 同 年 4 月 10 的 価 値 に し 、 そ れ に 増 加 価 値 分 配 価 格 25 % を 加 え た 13 万 0206 円 を 取 得 価 格 に 決 定 し た 。 抗 告 審 ( 東 京 高 日 ま で 、 買 付 価 格 を 1 株 12 万 3000 円 に し て 実 施 さ れ 、 対 象 株 式 等 180 万 1954 株 の う ち 119 万 9716 株 の 応 募 が 決 2015 ・ 10 ・ 14 金 判 1497 号 17 頁 ) も A 社 の 抗 告 を 棄 あ っ た 。 A 社 は 同 年 6 月 28 日 に 株 主 総 会 を 開 催 し 、 却 し た 。 本 決 定 は し か し 下 記 の 判 示 に よ り 、 当 初 の す べ て の 普 通 株 式 に 全 部 取 得 条 項 を 付 し そ れ ら の 株 買 付 価 格 で あ っ た 12 万 30 円 を 買 取 価 格 に 決 定 し た 。 [ 最 ー 小 決 2016 ・ 7 ・ 1 金 判 1497 号 8 頁 ( 破 棄 自 判 ) ] の 後 の 一 般 的 な 要 因 に よ る 市 場 株 価 の 上 昇 を 反 映 二 段 階 の 企 業 再 編 に お い て 当 初 は 公 正 で あ っ た さ せ て 、 当 初 の 買 付 価 格 を 上 回 る 価 格 を 基 準 日 に お け る 株 式 の 「 公 正 な 価 格 」 に 決 定 し た ( 東 京 地 株 式 の 価 格 を 裁 判 所 は 後 に 補 正 で き る か 。 決 2015 ・ 3 ・ 25 金 判 1467 号 34 頁 〔 東 宝 不 動 産 事 件 公 開 買 付 け の 後 に 全 部 取 得 条 項 付 種 類 株 式 の 取 申 立 審 〕 も 同 旨 ) 。 得 に よ り 会 社 が そ の 株 式 の 全 部 を 取 得 す る 企 業 再 最 高 裁 の 本 決 定 は し か し 、 左 掲 の 判 示 に よ り 、 当 事 者 が 「 一 般 に 公 正 と 認 め ら れ る 手 続 」 に よ り 編 の 取 引 に お い て 、 「 一 般 に 公 正 と 認 め ら れ る 手 続 定 め た 買 付 価 格 を 基 準 日 に お け る 「 公 正 な 価 格 」 に よ り 上 記 公 開 買 付 け が 行 わ れ た 場 合 に は 、 に 決 定 し た ( 東 京 高 決 2016 ・ 3 ・ 28 金 判 1491 号 32 上 記 買 付 け 等 の 価 格 は 、 ・ ・ ・ 上 記 取 得 日 ま で に 生 頁 〔 東 宝 不 動 産 事 件 抗 告 審 〕 も 同 旨 ) 。 こ れ ま で 、 ず べ き 市 場 の 一 般 的 な 価 格 変 動 に つ い て も 織 り 込 ん だ 上 で 定 め ら れ て い る と い う こ と が で き る 。 」 相 互 に 特 別 の 資 本 関 係 が な い 会 社 間 の 企 業 再 編 に お い て 当 事 者 が 「 一 般 に 公 正 と 認 め ら れ る 手 続 」 上 場 会 社 が 企 業 再 編 を 行 な う 場 合 に は 、 第 一 段 に よ り 定 め た 再 編 比 率 は 公 正 な も の と さ れ て き た ( 最 二 小 決 2012 ・ 2 ・ 29 民 集 66 巻 3 号 1784 頁 〔 テ 階 に 公 開 買 付 け を 行 な い 少 数 派 株 主 を 減 ら し た う ク モ 事 件 〕 ) 。 そ れ に 比 べ て 本 決 定 は 、 多 数 派 株 主 え で 、 第 二 段 階 に 株 式 交 換 そ の 他 に よ る 組 織 再 編 ま た は 全 部 取 得 条 項 付 種 類 株 式 の 取 得 そ の 他 に よ に よ る 少 数 派 株 主 の キ ャ ッ シ ュ ・ ア ウ ト と い う 構 造 的 な 利 益 相 反 関 係 が あ り 、 し か も 長 期 に 及 ば ざ る キ ャ ッ シ ュ ・ ア ウ ト ( 金 銭 を 対 価 に し た 株 式 の 強 制 取 得 ) を 行 な う 場 合 が 多 い 。 そ こ で は 企 業 再 る を 得 な い 二 段 階 の 企 業 再 編 に お い て も や は り 、 当 事 者 が 「 一 般 に 公 正 と 認 め ら れ る 手 続 」 に よ り 編 の 株 式 の 価 格 に 不 満 が あ る 株 主 は 、 二 段 階 目 の 定 め た 価 格 を 「 公 正 な 価 格 」 に 決 定 し た 。 最 高 裁 組 織 再 編 ま た は キ ャ ッ シ ュ ・ ア ウ ト に お い て 裁 判 は か っ て 、 「 法 は 価 格 決 定 を 裁 判 所 の 裁 量 に 委 ね 所 に 株 式 の 「 公 正 な 価 格 」 の 決 定 を 申 し 立 て る ( 会 て い る 」 と 判 示 し た ( 最 ー 小 決 1973 ・ 3 ・ 1 民 集 172 条 1 項 、 179 条 の 8 第 1 項 、 786 条 2 項 、 798 条 27 巻 2 号 161 頁 〔 前 田 製 菓 事 件 〕 ) 。 本 決 定 に よ り 2 項 ほ か ) 。 そ れ ゆ え 公 開 買 付 け の 後 に 市 場 環 境 第 第 ま を 第 ら ま 最 高 裁 は む し ろ 、 当 事 者 が 決 定 し た 株 式 の 価 格 へ に 大 き な 変 動 が あ る と 、 第 一 段 階 の 公 開 買 付 け の の 裁 判 所 の 介 入 を 抑 制 す る 姿 勢 を 示 し た 。 当 初 は 公 正 で あ っ た 価 格 が 二 段 階 目 の 価 格 決 定 の 般 0 = 公 正 と 認 0 ら れ 手 続 」 0 具 体 的 な 内 容 力 [ 問 最 高 裁 の 本 決 定 の も と で 今 後 は 、 第 1 に 、 基 準 日 ( 買 取 請 求 権 が 行 使 さ れ る 場 合 は そ の 行 使 日 、 株 式 が 強 制 取 得 さ れ る 場 合 は そ の 取 得 日 ) に 題 に な る 。 第 2 に 本 決 定 も 、 「 予 期 し な い 変 動 が は 公 正 な も の で は な く な る 余 地 が あ る 。 生 じ た と 認 め る に 足 り る 特 段 の 事 情 」 が あ れ ば 裁 こ れ ま で に 実 施 さ れ た 二 段 階 の 企 業 再 編 に お い 判 所 が 株 式 の 価 格 を 補 正 す る こ と を 認 め る ( そ の て 、 公 開 買 付 け の 後 の 一 般 的 な 要 因 に よ る 市 場 株 た め に は 「 予 期 し な い 変 動 」 の 発 生 の 疎 明 が 必 要 価 の 変 動 を 反 映 さ せ て 、 当 初 の 買 付 価 格 を 下 回 る に な る ) 。 そ う し た 「 予 期 し な い 変 動 」 が 生 じ る 価 格 を 基 準 日 に お け る 株 式 の 「 公 正 な 価 格 」 に 決 余 地 を 本 来 は 、 二 段 階 の 企 業 再 編 に 要 す る 期 間 を 定 し た 裁 判 例 も あ る ( 大 阪 地 決 2012 ・ 2 ・ 10 判 時 可 能 な か ぎ り 短 縮 す る こ と に よ り 減 少 さ せ る べ き 2152 号 139 頁 〔 パ ナ ソ ニ ッ ク 電 工 事 件 〕 、 大 阪 地 決 と 解 さ れ る ( 拙 稿 ・ 本 誌 735 号 111 頁 ) 。 2012 ・ 4 ・ 27 金 判 1396 号 43 頁 〔 三 洋 電 機 事 件 〕 ) 。 法 学 セ ミ ナ ー ( と り や ま ・ き よ う い ち ) 本 件 の 申 立 審 お よ び 抗 告 審 は 反 対 に 、 公 開 買 付 け 2016 / 10 / no. 741 113 事 実 の 概 要 ニ 段 階 の 企 業 再 編 に お け る 株 式 の 公 正 な 価 格 株 式 会 社 ジ ュ ピ タ ー テ レ コ ム 事 件 最 新 判 例 演 習 室 ー ー ー 商 法 裁 判 所 の 判 断 早 稲 田 大 学 教 授 鳥 山 恭 一

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[ 特 集 引 ス ラ ッ プ 訴 045 止 抑 る 見 の め の ン の 新 正 テ 済 抑 士 藤 護 Ⅷ ス 救 ス ラ ッ プ 訴 訟 法 学 セ ミ ナ ー 2016 / 1 0 / no. 741 が あ り 、 な お 十 分 な 検 討 が 必 要 で あ る と 考 え ま は じ め に す 。 筆 者 は 、 消 費 者 被 害 や 宗 教 被 害 事 例 を 専 ら 被 害 者 「 提 訴 手 数 料 の 低 ・ 定 額 化 」 に よ っ て 誘 発 さ 側 で 多 く 扱 う 弁 護 士 で あ る 。 そ の た め 対 立 当 事 者 か れ る 不 当 訴 訟 に よ っ て 、 市 民 や 消 費 者 、 こ れ を ら の SLAPP に 悩 ま さ れ る 経 験 を い く つ も し て き 弁 護 す る 弁 護 士 へ の 業 務 妨 害 を 生 み 、 逆 に 、 市 ま た イ ン タ ー ネ ッ ト の 黎 明 期 か ら イ ン タ ー ネ 民 の 司 法 ア ク セ ス や 市 民 ・ マ ス コ ミ の 情 報 発 信 ッ ト に ま つ わ る 相 談 も 多 く 受 け て き た こ と か ら 、 に 対 す る 委 縮 効 果 を 生 む こ と は 悲 劇 で あ り 、 本 SLAPP に 悩 む 市 民 か ら の 相 談 も 受 け る 2 。 そ の よ う 末 転 倒 で す 。 こ 数 年 で 、 急 速 に SLAPP と い う 言 葉 が 、 米 国 各 州 に は 、 表 現 の 自 由 領 域 の 立 法 例 で す な 中 、 裁 判 実 務 で も 使 用 で き る 言 葉 に な っ て き た こ と は 非 が 、 損 害 賠 償 請 求 型 の 不 当 訴 訟 に 対 し 、 ア ン チ 常 に 感 慨 深 い 。 筆 者 は 、 昨 年 ( 2015 年 3 月 ) 、 1999 年 ス ラ ッ プ 法 (Anti SLAPP Act ) の 制 定 に よ っ て 、 に 初 版 を 発 行 し た 『 Q&A 宗 教 ト ラ ブ ル 110 番 』 具 体 的 に 不 当 な 乱 訴 を 防 止 す る 法 制 度 を 構 築 し を 改 = 丁 し 、 第 3 版 3 を 発 行 し た 。 同 書 の 「 な ぜ 名 誉 て い ま す 。 こ れ ま で も 、 消 費 者 被 害 の 救 済 を 求 め 、 あ る 棄 損 訴 訟 を 乱 発 す る 宗 教 団 体 が あ る の か 」 と い う Q い は 追 及 す る 消 費 者 や 市 民 に 対 し 、 ま た こ れ を の 中 で は 、 初 め て 「 SLAPP 」 に つ い て 触 れ た ( 同 書 271 頁 ) 。 こ れ も SLAPP と い う 言 葉 の 普 及 の 成 果 で 報 道 す る マ ス メ デ ィ ア に 対 し 、 そ の 活 動 や 言 論 抑 止 の た め に 、 問 題 業 者 か ら 不 当 訴 訟 が お こ さ あ る れ る 例 が あ り 、 さ ら に は 消 費 者 被 害 を 追 及 す る こ の 点 、 日 本 弁 護 士 連 合 会 ( 以 下 「 日 弁 連 」 ) 内 で 、 弁 護 士 へ の 業 務 妨 害 訴 訟 の 例 と し て 、 日 栄 、 武 孤 軍 奮 闘 で あ っ た 時 期 が 思 い 出 さ れ る 。 筆 者 は 、 富 士 な ど の 消 費 者 金 融 業 者 、 先 物 取 引 業 者 な ど 2009 年 12 月 、 日 弁 連 作 成 の 2009 年 11 月 11 日 付 け 「 提 の 業 者 、 宗 教 団 体 な ど が 、 対 抗 的 に 、 こ れ ら 問 訴 手 数 料 の 低 ・ 定 額 化 に 関 す る 立 法 提 言 案 」 に 関 す 題 を 追 及 す る 弁 護 士 に 対 し 、 名 誉 棄 損 等 を 理 由 る 、 日 弁 連 内 の 関 連 委 員 会 お よ び 単 位 会 宛 の 諮 問 に に 高 額 な 損 害 賠 償 を 求 め た 例 な ど が あ り ま す 。 対 し 、 第 二 東 京 弁 護 士 会 ( 以 下 「 二 弁 」 ) と 日 弁 連 内 の 各 消 費 者 問 題 対 策 委 員 会 と 業 務 妨 害 対 策 委 員 会 の 「 印 紙 代 の 低 ・ 定 額 化 」 を 求 め る 以 上 、 こ れ 名 前 で 、 日 弁 連 宛 の 「 『 提 訴 手 数 料 の 低 ・ 定 額 化 に ら 訴 権 を 濫 用 す る 訴 訟 、 す な わ ち 業 者 か ら の 消 関 す る 立 法 提 言 案 』 に 対 す る 意 見 書 」 の 起 案 を 担 当 費 者 に 対 す る 訴 訟 、 消 費 者 問 題 に 取 り 組 む 弁 護 し た 経 験 が あ る 5 。 そ こ で 要 旨 、 次 の よ う に 記 述 し た 。 士 に 対 す る 業 務 妨 害 訴 訟 等 へ の 防 止 制 度 の 検 討 と 創 設 ・ 充 実 も 、 同 時 に 考 慮 さ れ な け れ ば な ら 日 弁 連 の 提 言 す る 提 訴 手 数 料 の 低 ・ 定 額 化 の な い と 考 え ま す 。 方 向 に つ い て は 、 訴 権 を 濫 用 す る 形 で の 市 民 や 法 制 度 と し て 、 米 国 型 の 偽 証 罪 処 罰 の 運 用 の 在 り 方 、 懲 罰 的 賠 償 制 度 、 ア ン チ ス ラ ッ プ 法 弁 護 士 に 対 す る 業 務 妨 害 訴 訟 等 へ の 不 当 訴 訟 防 (Anti SLAPP Act ) の 制 定 な ど も 、 十 分 に 検 討 し 、 止 制 度 等 の 検 討 と 対 策 等 の 前 提 状 況 が 整 う 必 要 4 )

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038 4 ん ノ ノ G 肥 g Pains, 9 AVE MARIA L. REV. 367 , 381 15 ) Braun v. Chronicle Publishing Co. , 52 Cal. App. 4th, n. 79 ( 2011 ). 1036 , 1123 (Cal. App. 1997 ). 8 ) 削 除 申 立 て と は 、 訴 答 か ら 不 十 分 な 防 禦 、 過 剰 ・ 非 16 ) Tom Wyrwich, 員 Cure / 〃 挈 4 わ 〃 c Co 〃 “ 翔 s " 重 要 ・ 不 適 切 ・ 反 良 俗 的 事 項 の 削 除 を 求 め る 申 立 て を い 切 0 〃 ル 召 員 〃 S ん 召 P ん 4 肥 , 86 WASH. L. REV. 663 , 675 ( 201D. See 〃 な 0 Paterno v. Superior Court, 78 9 ) デ ィ ス カ バ リ ー と は 、 正 式 事 実 審 理 前 に そ の 準 備 の Cal. Rptr. 3d. 244 , 250 (Cal. Ct. App. 2008 ). た め 法 廷 外 で 当 事 者 が 事 件 に 関 す る 情 報 を 相 互 に 開 示 17 ) NaveIIier v. Sletton, 52 P. 3d 703 , 711 (Cal. 2002 ). し 、 お よ び 収 集 す る 手 続 を い う 。 18 ) Wyrwich, s ゆ 耀 note 16 , at 677. 10 ) CAL. CIV. PROC. CODE 425.16 et seq. ( 2012 ). 本 文 19 ) See Damon v. Ocean HiIIs Journalism Club, 102 Cal. 中 の 「 カ リ フ ォ ル ニ ア 州 反 SLAPP 法 」 の 条 文 番 号 は 、 「 カ Rptr. 2d 205 , 213 (CaI. Ct. App. 2000 ). リ フ ォ ル ニ ア 州 民 事 訴 訟 手 続 法 典 」 の そ れ を 指 す 。 20 ) 92 Cal. Rptr. 2d 755 (Cal. Ct. App. 2000 ). 11 ) WASH. REV. CODE 424.50 525 ( 2012 ). 本 文 中 の (1) See Joshaua L. Baker, C ん 4 が げ 33 & 〃 0 励 げ 「 ワ シ ン ト ン 州 反 SLAPP 法 」 の 条 文 番 号 は 、 「 ワ シ ン ト ん 4 , 0 励 召 S ん P the お 4 “ 0 / C 〃 / 0 〃 ン 州 現 行 制 定 法 集 」 の そ れ を 指 す 。 召 4 怩 35 MCGEORGE L. REV. 409 , 418 ( 2004 ). 12 ) ARK. CODE ANN. 16-63-50 ト 16-63-508 ( 2 開 9 ). 22 ) See Kasky v. Nike, lnc. , 45 P. 3d 243 ( CI. 2002 ). 13 ) PRING & CANAN, s ゆ note 1 , at 7-8. 23 ) ア メ リ カ に お け る 反 SLAPP 法 の 詳 細 に つ い て 、 拙 稿 14 ) See g 催 記 London Wright-Pegs, Comment, The 「 ア メ リ カ に お け る SLAPP に 関 す る 一 考 察 」 ( 1 ) ~ ( 6 ) 創 価 法 学 第 42 巻 第 3 号 、 第 43 巻 第 1 号 ~ 第 3 号 、 第 44 巻 第 1 号 ~ 第 2 号 ( 平 成 25 年 ~ 平 成 26 年 ) 、 拙 稿 「 カ リ フ ォ リ S ん 員 召 S 4 〃 イ 財 市 〃 D 召 〃 厩 , 16 UCLA ENT. L. REV. 323 ( 2009 ) ; Shannon HartzIer, Note, ニ ア 州 反 SLAPP 法 に 関 す る 一 考 察 」 比 較 法 研 究 77 号 ( 2015 年 ) 245 頁 以 下 参 照 。 g / ん / 召 イ P ″ わ 〃 c 召 な ゆ 〃 ル ・ 〃 広 S 4 24 ) 最 三 小 判 1988 ( 昭 63 ) ・ 1 ・ 26 民 集 42 巻 1 号 1 頁 。 ん 4 and M 召 市 4 De ん 〃 イ 4 厩 , 41 VAL. U. L. REV. 1235 ( ふ じ た ・ ひ さ の り ) ( 2006-2007 ). 半 事 補 メ 手 一 通 訳 事 件 裁 判 所 法 74 条 は 、 「 裁 判 所 で は 、 日 本 語 を 用 い る 。 」 と て い る 。 刑 の 言 渡 し を 受 け た 被 告 人 に も こ の 条 文 が 適 用 さ れ る か に つ い て は 争 い が あ る も の の 、 被 告 人 に 訴 訟 費 定 め て い る が 、 当 事 者 や 証 人 等 の 中 に は 日 本 語 を 理 解 す 用 を 負 担 さ せ な い 場 合 を 定 め た 刑 事 訴 訟 法 1 81 条 1 項 た る こ と が で き な い 人 も 当 然 い る 。 こ こ か ら 先 は 刑 事 裁 判 を 例 に 話 を 進 め る が 、 そ の た め 、 刑 事 訴 訟 法 175 条 は 、 「 国 だ し 書 の 解 釈 に 際 し 、 国 際 人 権 B 規 約 の 趣 旨 も 斟 酌 す る な ど し て 、 被 告 人 に は そ の 費 用 を 負 担 さ せ な い の が 実 務 語 に 通 じ な い 者 に 陳 述 を さ せ る 場 合 に は 、 通 訳 人 に 通 訳 を さ せ な け れ ば な ら な い 。 」 と 定 め て い る 。 こ の よ う に の 一 般 的 な 取 扱 い と な っ て い る 。 私 も 通 訳 を 要 す る 事 件 の 経 験 が 少 な か ら ず あ る が 、 通 日 本 語 に 通 じ な い 者 に 通 訳 を 付 す の は 、 裁 判 官 、 弁 護 人 、 検 察 官 ら が 、 被 告 人 や 証 人 の 話 を 理 解 す る た め と い う 意 訳 人 の 仕 事 ぶ り に は い つ も 感 服 す る 。 冒 頭 陳 述 等 の 場 合 味 も あ る と 思 わ れ る が 、 被 告 人 が 、 他 の 者 の 話 す 内 容 を に は 、 検 察 官 ら か ら 通 訳 人 に 対 し 、 裁 判 の 数 日 前 に は 書 面 が 送 ら れ て い る は ず な の で 、 通 訳 人 も 準 備 が で き る で 十 分 理 解 し 、 防 御 等 を 十 全 に 行 え る よ う に す る た め と い あ ろ う が 、 証 人 尋 問 や 被 告 人 質 問 の 場 合 、 証 人 や 被 告 人 う 手 続 保 障 の 意 味 が や は り 一 番 重 要 で あ ろ う 。 が 質 問 に 対 し て ど の よ う に 答 え る か 予 想 で き な い 上 、 そ 以 上 の よ う に 通 訳 人 を 付 し た 場 合 、 そ の 通 訳 料 は 訴 訟 費 用 と な る が 、 被 告 人 が 有 罪 と な っ て 刑 の 言 渡 し を 受 け の 証 人 や 被 告 人 の 回 答 に よ っ て 、 弁 護 人 、 検 察 官 、 裁 判 た 場 合 に は 、 刑 事 訴 訟 法 181 条 1 項 本 文 に よ り 、 被 告 人 官 ら の 質 問 も 刻 々 と 変 わ る た め 、 通 訳 人 は 、 事 前 準 備 な が そ の 費 用 を 負 担 す る こ と に な り そ う で あ る 。 し か し 、 し で そ の や り 取 り を す ぐ さ ま 通 訳 し な け れ ば な ら な い の 国 際 人 権 B 規 約 14 条 3 項 ( f ) は 、 「 裁 判 所 に お い て 使 用 さ で あ る 。 こ れ は 高 い 集 中 力 が 求 め ら れ る 大 変 な 作 業 で あ れ る 言 語 を 理 解 す る こ と 又 は 話 す こ と が で き な い 場 合 に る 。 皆 さ ん も 通 訳 を 要 す る 事 件 の 法 廷 傍 聴 を す る 機 会 が は 、 無 料 で 通 訳 の 援 助 を 受 け る こ と 」 を 何 人 に も 保 障 し あ れ ば 、 ぜ ひ 通 訳 人 に 注 目 し て み て ほ し い 。 ( H )

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[ 特 集 引 ス ラ ッ プ 訴 訟 043 い わ ざ る を 得 な い 。 た い 」 ( ⑤ の 判 決 の 文 言 ) 等 と 判 決 で 断 じ ら れ て い る も の で あ り 、 明 ら か に 名 誉 毀 損 訴 訟 の 提 起 自 体 が 違 こ の よ う な 病 理 現 象 か ら 表 現 の 自 由 を 守 る た め 法 だ っ た と い え る も の で あ っ て 、 こ れ ら を 不 法 行 為 、 い か な る 処 方 が 考 え ら れ る か 。 で あ る と 認 定 し た 裁 判 所 の 判 断 は 妥 当 で あ ろ う 。 問 題 は 、 認 容 す べ き 損 害 賠 償 額 で あ る 。 筋 か ら 言 。 処 方 1 ・ 提 訴 自 体 を 不 法 行 為 と 捉 え る え ば 、 ス ラ ッ プ 訴 訟 と い う 不 当 訴 訟 へ の 応 訴 を 強 い 考 え ら れ る 処 方 の 一 つ は 、 提 訴 自 体 が 違 法 で あ る ら れ た 苦 痛 に 対 す る 慰 謝 料 ( 精 神 的 損 害 ) の み な ら と し て 、 反 対 に 提 訴 者 側 ( 書 か れ た 側 ) に 不 法 行 為 ず 、 ス ラ ッ プ 訴 訟 へ の 応 訴 の た め に 要 し た 弁 護 士 費 責 任 を 負 わ せ る こ と で あ る 。 用 ( 財 産 的 損 害 ) も き ち ん と 賠 償 さ れ な け れ ば な ら な い 。 し か し 、 上 記 の ① ~ ⑤ の 裁 判 例 の う ち 、 応 訴 訴 え の 提 起 が 違 法 と な る 場 合 に つ い て は 確 定 判 例 に 要 し た 弁 護 士 費 用 ( 財 産 的 損 害 ) が き ち ん と 認 容 が あ り 、 最 三 小 判 1988 ( 昭 和 63 ) ・ 1 ・ 26 判 タ 671 号 さ れ て い る の は ③ の み で あ る 。 こ の よ う な 結 果 に な 119 頁 、 判 時 1281 号 91 頁 は 、 っ て い る の は 、 そ も そ も 慰 謝 料 し か 請 求 せ ず 弁 護 士 「 訴 え の 提 起 が 相 手 方 に 対 す る 違 法 な 行 為 と い え 費 用 を 請 求 し て い な か っ た か ら の よ う で あ る 。 今 後 る の は 、 当 該 訴 訟 に お い て 提 訴 者 の 主 張 し た 権 利 又 ば っ は 法 律 関 係 ・ ・ ・ ・ ・ ・ が 事 実 的 、 法 律 的 根 拠 を 欠 く も の で の ス ラ ッ プ 訴 訟 の 跋 扈 を 許 さ な い た め に は 弁 護 士 費 あ る う え 、 提 訴 者 が 、 そ の こ と を 知 り な が ら 又 は 通 用 も き ち ん と 賠 償 請 求 額 に 盛 り 込 む べ き で あ ろ う 。 常 人 で あ れ ば 容 易 に そ の こ と を 知 り え た と い え る の ま た 、 慰 謝 料 額 の 低 廉 性 も 気 に な る と こ ろ で あ る 。 上 記 の 5 つ の 裁 判 例 で 認 容 さ れ た 慰 謝 料 額 は 、 ① ~ に あ え て 訴 え を 提 起 し た な ど 、 訴 え の 提 起 が 裁 判 制 ⑤ の 順 に 100 万 円 、 120 万 円 、 50 万 円 、 11 万 円 、 50 万 度 の 趣 旨 目 的 に 照 ら し て 著 し く 相 当 性 を 欠 く と 認 め 円 で あ り 、 決 し て 高 い と は い え な い 。 ら れ る と き に 限 ら れ る 」 名 誉 毀 損 を さ れ た 場 合 の 慰 謝 料 額 に つ い て は 、 か と し て い る 。 こ れ を 名 誉 毀 損 訴 訟 に 置 き 換 え て い え ば 、 当 該 記 事 が 社 会 的 評 価 を 低 下 さ せ る も の で な い っ て そ の 低 廉 性 が 指 摘 さ れ 、 2001 ( 平 成 13 ) 年 に は 、 司 法 研 修 所 が 、 裁 判 官 の 研 究 会 の 結 果 報 告 と い う 形 こ と を 知 り な が ら 、 ま た は 、 真 実 性 ・ 真 実 相 当 性 の の 論 考 を 公 表 し 、 「 500 万 円 程 度 を 平 均 基 準 額 」 と す 法 理 の 抗 弁 が 成 り 立 っ こ と を 知 り な が ら あ え て 提 訴 る こ と を 勧 奨 し た こ と が あ る ( 判 タ 1070 号 4 頁 ) 。 そ を し た 場 合 に 、 そ の 提 訴 自 体 が 違 法 で あ る と さ れ 、 提 訴 者 の 側 が 不 法 行 為 に 基 づ く 損 害 賠 償 責 任 を 負 う れ に 引 き 換 え 、 名 誉 毀 損 の ス ラ ッ プ 訴 訟 を 提 起 さ れ た 側 の 慰 謝 料 が こ の 程 度 で は 、 均 衡 を 失 す る と い わ こ と に な る 。 こ の 理 で 提 訴 者 側 に 損 害 賠 償 責 任 を 認 め た 裁 判 例 ざ る を 得 な い 。 は 既 に い く つ も あ る 。 古 い 順 に 挙 げ れ ば 、 ① 東 京 地 判 2001 ( 平 成 13 ) ・ 6 ・ , 処 方 2 ・ 立 証 責 任 の 転 換 29 判 タ 1139 号 184 頁 、 ② 東 京 地 判 2005 ( 平 成 17 ) ・ 3 ・ ( 1 ) 以 上 の 通 り 、 ス ラ ッ プ 訴 訟 を 不 当 訴 訟 で あ る と 30 判 時 1896 号 49 頁 、 ③ 青 森 地 弘 前 支 判 2008 ( 平 成 し て 損 害 賠 償 請 求 し 返 す と い う 方 法 は 、 一 定 の 成 果 20 ) ・ 3 ・ 27 判 時 2022 号 126 頁 、 ④ 高 知 地 判 2012 ( 平 が 期 待 で き る 一 方 、 認 容 額 に 限 界 が あ り 、 ま た 、 提 成 24 ) ・ 7 ・ 31 判 タ 1385 号 181 頁 、 ⑤ 長 野 地 伊 那 支 判 訴 を し な け れ ば な ら な い と い う 意 味 に お い て 手 間 暇 2015 ( 平 成 27 ) ・ 10 ・ 28 判 時 2291 号 84 頁 な ど で あ る 。 も か か る 。 こ の た め 、 も っ と 前 の 段 階 で ス ラ ッ プ 訴 こ れ ら は 、 「 批 判 的 言 論 を 威 嚇 す る 目 的 を も っ て ・ ・ ・ 提 起 し た も の 」 ( ① の 判 決 の 文 言 ) 、 「 あ え て 、 批 訟 を 解 決 す る 方 法 が 考 察 さ れ る 必 要 が あ る 。 そ も そ も 名 誉 毀 損 訴 訟 が 簡 単 に 提 起 で き 、 し か も 判 的 言 論 を を 抑 圧 す る 目 的 で 行 わ れ た も の 」 ( ② の 判 決 の 文 言 ) 、 「 抗 弁 事 実 が 存 在 す る こ と を 知 り な が 提 訴 す る こ と の み で 被 告 側 ( 書 い た 側 ) に 相 当 な プ ら 又 は 容 易 に 知 り 得 た の に あ え て ・ ・ ・ ・ ・ ・ 訴 え ・ ・ ・ ・ ・ ・ を 提 レ ッ シ ャ ー を 与 え る こ と が で き る と い う 構 造 自 体 を 起 し た も の 」 ( ③ の 判 決 の 文 言 ) 、 「 裁 判 制 度 を 悪 用 す 改 善 で き な い か ? 通 常 、 不 法 行 為 訴 訟 の 場 合 、 原 る も の 」 ( ④ の 判 決 の 文 言 ) 、 「 原 告 に お い て 真 に 被 害 則 と し て 要 件 事 実 の 全 て を 原 告 側 が 立 証 し な け れ ば 回 復 を 図 る 目 的 を も っ て 訴 え を 提 起 し た と は 考 え が な ら な い た め 、 提 訴 は そ う 簡 単 で は な い し 、 提 訴 さ

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法 を 考 え る ヒ ン ト I キ ー ワ ー ド か ら 現 代 の 法 を 読 む 憲 法 と 家 族 【 好 評 図 書 の ご 案 内 】 法 の 意 味 、 正 し く 理 解 し て い ま す か ? キ ー ワ ー ド 基 礎 概 念 か ら 現 代 の 法 を 学 び 直 す 。 市 民 、 学 生 、 法 律 家 、 法 的 な 思 考 ・ 感 覚 を 必 要 と す る す べ て の 人 々 へ 新 し い 家 族 ・ 社 会 に み あ う 法 改 正 を 法 を 考 え る ヒ ン ト I キ ー ワ ー ド か ら 現 代 の 法 を 読 む 川 﨑 政 司 著 2016 年 6 月 刊 A5 判 396 頁 本 体 3 , 300 円 + 税 1 4 5 7 8 「 法 」 一 揺 ら ぐ 「 法 律 」 と 拡 散 す る 「 法 」 一 2 「 権 利 」 一 権 利 を め ぐ る 攻 防 ー 3 「 義 務 」 一 膨 張 ・ 拡 散 ・ 迷 走 す る 義 務 ー 「 責 任 」 一 厳 格 化 と あ い ま い 化 ー 「 人 」 一 そ の 物 語 性 と 揺 ら ぎ ー 6 「 法 人 ・ 団 体 」 一 増 す 存 在 感 ・ 影 響 力 と 個 人 と の 距 離 ー 「 家 族 」 一 多 様 化 と 家 族 制 度 の 行 方 一 「 物 」 一 「 物 」 か ら 「 も の 」 へ ー 9 「 情 報 」 一 開 示 と 保 護 と の 揺 れ 動 き 一 . 10 「 時 間 」 一 法 を め ぐ る 過 去 ・ 現 在 ・ 未 来 ー 「 正 義 」 一 正 義 論 ブ ー ム と そ の 用 い 方 ・ 論 じ 方 一 : 12 「 平 等 」 一 多 様 性 と 差 別 ・ 格 差 ー : 13 「 法 意 識 」 一 国 民 の 意 識 ・ 感 情 と 法 の 役 割 ー : 14 「 契 約 」 一 自 律 と 他 律 を め ぐ る 揺 れ 動 き 一 : 15 「 生 活 」 一 暮 ら し と 安 心 ー ・ 16 「 事 実 」 一 法 と 事 実 の は ざ ま ー : 1 1 2015 く 平 成 27 〉 年 1 2 月 1 6 日 大 法 廷 判 決 の 初 め て の 本 格 的 評 釈 ! 変 容 す る 現 代 家 族 の 問 題 を 憲 法 学 の 視 点 か ら 論 点 整 理 第 I 章 第 1 節 第 2 節 第 3 節 第 Ⅱ 章 第 1 節 第 2 節 第 Ⅲ 章 第 1 節 辻 村 み よ 子 辻 村 み よ 子 著 2016 年 4 月 刊 A5 判 上 製 396 頁 本 体 4 , 300 円 + 税 世 界 の 憲 法 か ら み た 現 代 家 族 の 変 容 : 第 2 節 家 族 を め ぐ る 憲 法 規 定 ー ー 比 較 憲 法 的 考 察 現 代 家 族 の 課 題 家 族 モ デ ル と 日 本 の 課 題 日 本 国 憲 法 と 家 族 法 規 定 日 本 国 憲 法 下 の 家 族 像 憲 法 13 条 ・ 14 条 ・ 24 条 の 内 容 と 射 程 家 族 を め ぐ る 近 年 の 重 要 判 例 婚 外 子 と 家 族 の 多 様 化 第 3 節 第 Ⅳ 章 第 1 節 第 2 節 終 章 婚 姻 の 自 由 と 夫 婦 の 同 権 親 子 関 係 改 憲 論 上 の 家 族 問 題 と 民 法 改 正 の 民 法 改 正 動 向 日 本 の 改 憲 論 の 動 向 展 望 第 日 爪 加 除 出 版 〒 171 ー 8516 東 京 都 豊 島 区 南 長 崎 3 丁 目 16 番 6 号 http://www.kajo.co.jp/ TEL ( 03 ) 3953-5642 FAX ( 03 ) 3953-2061 ( 営 業 部 )