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検索対象: 完訳 日本の古典 第四十三巻 平家物語 ㈡

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完訳 日本の古典 第四十三巻 平家物語 ㈡


完 訳 日 本 の 古 典 43 市 古 貞 次 校 注 ・ 訳 平 家 物 語 ク 0 小 学 館

完訳 日本の古典 第四十三巻 平家物語 ㈡


完 訳 日 本 の 古 典 第 四 十 三 巻 平 家 物 語 ロ 昭 和 年 6 月 日 初 版 発 行 定 価 一 五 0 〇 円 校 注 ・ 訳 者 市 古 貞 次 発 行 者 相 賀 徹 夫 印 刷 所 凸 版 印 刷 株 式 会 社 発 行 所 【 株 式 会 社 小 学 館 〒 期 東 京 都 千 代 田 区 一 ッ 橋 一 一 ー 三 ー 振 替 口 座 東 京 八 ー 一 一 〇 〇 番 電 話 編 集 ( 〇 三 ) 一 一 三 〇 ー 五 六 六 九 業 毯 ( 0 三 ) 一 一 三 〇 ー 五 三 三 三 販 売 ( 〇 三 ) 一 一 三 0 ー 五 七 六 八 ・ 造 本 に は 十 分 注 意 し て お り ま す が 、 万 一 、 落 丁 ・ 乱 丁 な ど の 不 良 品 が あ り ま し た ら お と り か え い た し ま す 。 ・ 本 書 の 一 部 あ る い は 全 部 を 、 無 断 で 複 写 複 製 ( コ ビ ー ) す る こ と は 、 法 律 で 認 め ら れ た 場 合 を 除 き 、 著 作 者 お よ び 出 版 者 の 権 利 の 侵 害 と な り ま す 。 あ ら か し め 小 社 あ て 許 諾 を 求 め て く だ さ い Printed in Japan ( 著 者 検 印 は 省 略 ◎ 日 . ltiko 1984 ISBN4 ・ 09 ・ 556043 ・ 6 い た し ま し た )

完訳 日本の古典 第四十三巻 平家物語 ㈡


方 丈 記 神 田 秀 夫 ( 武 蔵 大 学 ) 「 日 本 の 古 典 」 全 巻 の 内 容 永 積 安 明 ( 神 戸 大 学 ) 徒 然 草 灰 原 浅 男 ( 千 葉 大 学 ) 国 古 事 記 ][ と は ず ・ か た り ・ C ロ 久 保 田 淳 ( 東 京 大 学 ) 小 島 憲 之 ( 大 阪 市 立 大 学 ) 佐 竹 昭 広 ( 京 都 大 学 ) 小 林 智 昭 ( 専 修 大 学 ) ロ ロ 萬 葉 集 木 下 正 俊 ( 関 西 大 学 ) 回 宇 治 拾 遺 物 語 CÜ 小 林 保 治 ( 早 稲 田 大 学 ) 中 田 祝 夫 ( 筑 波 大 学 ) 回 日 本 霊 異 記 市 古 貞 次 ( 東 京 大 学 ) 囮 ー 平 家 物 語 7 同 小 沢 正 夫 ( 中 京 大 学 ) 回 古 今 和 歌 集 囮 謡 曲 集 曰 三 道 小 山 弘 志 ( 国 文 学 研 究 資 料 館 ) 佐 藤 健 一 郎 ( 武 蔵 野 美 術 大 学 ) 佐 藤 喜 久 雄 ( 学 習 院 大 学 ) 表 章 ( 法 政 大 学 ) 竹 取 物 語 回 謡 曲 集 ロ 風 姿 花 伝 片 桐 洋 一 ( 大 阪 女 子 大 学 ) 福 井 貞 助 ( 静 岡 大 学 ) 回 伊 勢 物 語 北 川 忠 彦 ( 京 都 女 子 大 学 ) 安 田 章 ( 京 都 大 学 ) 松 村 誠 一 ( 成 蹊 大 学 ) 囮 狂 言 集 土 佐 日 記 大 島 建 彦 ( 東 洋 大 学 ) 国 御 伽 草 子 集 木 村 正 中 ( 学 習 院 大 学 ) 伊 牟 田 経 久 ( 鹿 児 島 大 学 ) 回 蜻 蛉 日 記 暉 畯 康 降 ( 早 稲 田 大 学 ) 好 色 一 代 男 松 尾 聰 ( 学 習 院 大 学 ) 永 井 和 子 ( 学 習 院 大 学 ) 回 画 枕 草 子 冒 好 色 五 人 女 東 明 雅 ( 信 州 大 学 ) 阿 部 秋 生 ( 実 践 女 子 大 学 ) 今 井 源 衛 ( 梅 光 女 学 院 大 学 ) 回 回 ー 源 氏 物 語 7 田 好 色 一 代 女 和 泉 式 部 日 記 谷 脇 理 史 ( 筑 波 大 学 ) 藤 岡 忠 美 ( 神 戸 大 学 ) 国 日 本 永 代 蔵 中 野 幸 一 ( 早 稲 田 大 学 ) 紫 式 部 日 記 大 養 廉 ( お 茶 の 水 女 子 大 学 ) 万 の 文 反 古 更 級 日 記 神 保 五 彌 ( 早 稲 田 大 学 ) 世 間 胸 算 用 鈴 木 一 雄 ( 明 治 大 学 ) 夜 の 寝 覚 井 本 農 一 ( 実 践 女 子 大 学 ) 中 村 俊 定 ( 早 稲 田 大 学 ) 図 芭 蕉 句 集 堀 信 夫 ( 神 戸 大 学 ) 堀 切 実 ( 早 稲 田 大 学 ) 堤 中 納 言 物 語 稲 賀 敬 一 一 ( 広 島 大 学 ) 井 本 農 一 ( 実 践 女 子 大 学 ) 栗 山 理 一 ( 成 城 大 学 ) 久 保 木 哲 夫 ( 都 留 文 科 大 学 ) 国 芭 蕉 文 集 ・ 去 来 抄 村 松 友 次 ( 東 洋 大 学 ) 無 名 草 子 一 冊 〕 近 松 門 左 衛 門 集 森 修 ( 大 阪 市 立 大 学 ) 鳥 越 文 蔵 ( 早 稲 田 大 学 ) 橘 健 一 一 ( 岐 阜 女 子 大 学 ) 四 大 鏡 冒 雨 月 物 語 高 田 衛 ( 都 立 大 学 ) 今 昔 物 語 集 c 吉 馬 淵 和 夫 ( 中 央 大 学 ) 国 東 文 麿 ( 早 稲 田 大 学 ) 中 村 博 保 ( 静 岡 大 学 ) 本 朝 世 俗 部 今 野 達 ( 横 浜 国 立 大 学 ) 春 雨 物 語 新 間 進 一 ( 青 山 学 院 大 学 ) 国 梁 塵 秘 抄 国 蕪 村 集 ・ 一 茶 集 黯 理 一 ( 成 嘆 学 ) 曰 峯 村 文 人 ( 国 際 基 督 教 大 学 ) CÜ 山 本 健 吉 ( 文 芸 評 論 家 ) 3 新 古 今 和 歌 集 当 可 当 古 典 詞 華 集 CÜ 松 田 成 穂 ( 金 城 学 院 大 学 ) 石 埜 敬 子 ( 跡 見 学 園 短 期 大 学 ) 丸 山 一 彦 ( 宇 都 宮 大 学 ) 松 尾 靖 秋 ( 工 学 院 大 学 ) 増 古 和 子 ( 上 野 学 園 大 学 )

完訳 日本の古典 第四十三巻 平家物語 ㈡


巻 第 五 都 遷 月 見 ・ : 物 怪 之 沙 汰 : ・ 早 馬 ・ : 朝 敵 揃 咸 陽 宮 ・ : 文 覚 荒 行 巻 第 六 新 院 崩 御 紅 葉 ・ : 督 : ・ 廻 文 : ・ 原 文 現 代 語 訳 ・ : 三 8 : 三 9 一 ・ : 三 0 三 ・ : 三 0 八 勧 進 帳 : 文 覚 被 流 福 原 院 宣 富 士 川 五 節 之 沙 汰 ・ : 都 帰 ・ : 奈 良 炎 上 : ・ 飛 脚 到 来 ・ : 入 道 死 去 ・ : 築 島 : 慈 心 房 : 祇 園 女 御 : 原 文 現 代 語 訳 八 九 ・ : ・ : き 九 ・ : 三 一 四 ・ : 天 0

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巻 第 五 都 遷 月 見 ・ : 物 怪 之 沙 汰 : ・ 早 馬 ・ : 朝 敵 揃 咸 陽 宮 ・ : 文 覚 荒 行 巻 第 六 新 院 崩 御 紅 葉 ・ : 督 : ・ 廻 文 : ・ 原 文 現 代 語 訳 ・ : 三 8 : 三 9 一 ・ : 三 0 三 ・ : 三 0 八 勧 進 帳 : 文 覚 被 流 福 原 院 宣 富 士 川 五 節 之 沙 汰 ・ : 都 帰 ・ : 奈 良 炎 上 : ・ 飛 脚 到 来 ・ : 入 道 死 去 ・ : 築 島 : 慈 心 房 : 祇 園 女 御 : 原 文 現 代 語 訳 八 九 ・ : ・ : き 九 ・ : 三 一 四 ・ : 天 0

完訳 日本の古典 第四十三巻 平家物語 ㈡


さ る ほ ど に 法 皇 は 、 「 と ほ き 国 へ も な が さ れ 、 は る か の 島 へ も う っ さ れ ん ず = 足 か け 二 年 。 二 年 目 。 後 白 河 法 皇 の 鳥 羽 殿 ( 城 南 離 宮 ) に 移 さ れ せ い な ん り き ゅ う こ と し ふ た と せ た の は 前 年 十 一 月 二 十 日 。 る に や 」 と 仰 せ け れ ど も 、 城 南 の 離 宮 に し て 、 今 年 は 二 年 に な ら せ 給 ふ 。 三 占 い の お も て に 現 れ た か た ち 。 お な じ き む ま の こ く ご し ょ ぢ ゅ う こ れ に よ り 吉 凶 な ど を 判 断 す る 。 同 五 月 十 二 日 、 午 剋 ば か り 、 御 所 中 に は い た ち お び た た し う は し り さ わ ぐ 。 一 三 源 光 遠 の 子 。 仲 国 ( 巻 六 「 小 お ん う ら か た あ ふ み の か み な か か ぬ そ の こ ろ 之 法 皇 大 き に 驚 き お ば し め し 、 御 占 形 を あ そ ば い て 、 近 江 守 仲 兼 、 其 比 は い ま だ 督 」 ) の 弟 。 巻 八 「 法 住 寺 合 戦 」 に 「 院 方 に 候 ひ け る 近 江 守 ( 源 蔵 人 ) つ る く ら ん ど う ら か た や す ち か 仲 兼 」 と 見 え 、 後 白 河 院 側 近 の 者 四 鶴 蔵 人 と 召 さ れ け る を 召 し て 、 「 こ の 占 形 も ッ て 、 泰 親 が も と へ ゆ け 。 き ッ と で あ っ た 。 】 か ん が か ん じ ゃ う お ん や う の か み 勘 へ さ せ て 、 勘 状 を と ッ て 参 れ 」 と そ 仰 せ け る 。 仲 兼 こ れ を 給 は ツ て 、 陰 陽 頭 一 四 鶴 は 童 名 か 。 一 五 吉 凶 を 勘 え 、 そ の 結 果 を 記 し 2 あ べ の や す ち か し ゆ く し ょ た も の 。 安 倍 泰 親 が も と へ ゆ く 。 を り ふ し 宿 所 に は な か り け り 。 「 白 河 な る 所 へ ー と い ( 現 代 語 訳 一 一 三 三 ハ ー ) た い て ん か ぶ ら み つ か う こ そ 射 れ と て 、 矢 さ け び の 声 の 退 転 も な く 、 鏑 の な り や む ひ ま も な く 、 三 日 ( 二 四 ハ ー 八 行 ) と い う 一 句 を 記 し て 、 高 倉 院 を 擁 し た 頼 政 の 平 氏 討 滅 の い へ の こ ら う ど う が ほ ど こ そ た た か う た れ 。 熊 野 別 当 湛 増 、 家 子 郎 等 お ほ く う た せ 、 我 身 手 お ひ 、 計 画 が 語 り 出 さ れ る 。 こ こ は そ の 第 一 段 で 、 ま ず 諸 国 に 残 存 す る 源 ほ ん ぐ う か ら き 命 を い き つ つ 、 本 宮 へ こ そ に げ の ば り け れ 。 氏 の 人 々 が 列 挙 さ れ る 。 源 氏 の 根 強 い 地 方 勢 力 を 物 語 る も の で あ る 。 な お 、 こ の よ う に あ る 事 物 ( 人 々 ) ぞ ろ え を 列 挙 す る こ と を 「 ・ : 揃 」 と い う 。 巻 三 「 公 卿 揃 」 、 巻 四 「 源 氏 揃 」 「 大 衆 揃 」 、 巻 五 「 朝 敵 揃 」 、 巻 九 「 三 草 勢 揃 」 な ど 。 語 り 本 で は 、 「 揃 物 」 と 名 づ け て こ れ ら の 章 を 収 め る 。 い た ち の さ た 鼬 之 沙 汰 ほ ふ わ う か ん が

完訳 日本の古典 第四十三巻 平家物語 ㈡


( 現 代 語 訳 一 一 六 九 ハ ー ) 物 語 』 『 十 訓 抄 』 に も 、 実 定 が 恋 人 小 侍 従 の も と か ら 暁 に 帰 る 時 の 逸 話 と し て 載 る が 、 場 所 は 大 宮 御 所 で は な い 。 な お 、 こ れ ら に は 小 侍 従 の 返 歌 は 無 い 。 セ 問 題 に な る 、 つ ら い も の と な る 意 。 屋 代 本 ・ 延 慶 本 ・ 元 和 版 な ど 「 つ ら か ら め 」 。 ^ 四 部 合 戦 状 本 に 「 美 濃 国 ニ 家 領 不 日 賜 、 于 レ 今 子 孫 相 伝 ト ソ 承 ル 」 、 長 門 本 に 「 津 の 国 な る し き の 庄 -J を 給 う た 、 と あ る 。 九 『 今 物 語 』 『 十 訓 抄 』 、 四 部 合 戦 状 本 ・ 長 門 本 な ど に は 「 や さ の 蔵 人 」 と よ ば れ た 、 と あ る 。 0 ・ ・ 都 遷 」 で 平 氏 の 悪 行 を 非 難 し 平 安 京 へ の 愛 着 を 記 し た 作 者 は 「 月 見 」 で 都 へ の 郷 愁 と 公 家 の 風 流 を 描 く 。 実 定 上 京 が そ れ だ が 、 終 り に 之 蔵 人 ・ 小 侍 従 の 歌 の 贈 答 が あ っ て 、 こ こ ろ ふ く は ら 物 福 原 へ 都 を う っ さ れ て 後 、 平 家 の 人 々 夢 見 も あ し う 、 常 は 心 さ わ ぎ の み し て 、 み や び の 情 緒 が よ く 一 小 さ れ て い る 。 一 0 一 間 は 柱 と 柱 の 間 の 長 さ 。 こ に ふ だ う ひ と ま こ は 一 間 四 方 の 室 。 第 変 化 の 物 ど も お ほ か り け り 。 あ る 夜 入 道 の ふ し 給 へ る と こ ろ に 、 一 間 に は ば か 巻 = 満 ち ふ さ が る 。 い つ ば い に ひ に ふ だ う し ゃ う こ く ろ が る 。 る 程 の 物 の 面 い で き て 、 の ぞ き 奉 る 。 入 道 相 国 ち ッ と も さ わ が ず 、 ち ゃ う ど に 0 三 強 く に ら む さ ま 。 は た と 。 は っ た と 。 ら ま へ て お は し け れ ば 、 た だ ぎ え に 消 え う せ ぬ 。 岡 の 御 所 と 申 す は 、 あ た ら し 物 か は と 君 が い ひ け ん 鳥 の ね の け さ し も な ど か か な し か る ら ん 女 房 涙 を お さ へ て 、 ま た ば こ そ ふ け ゆ く 鐘 も 物 な ら め あ か ぬ わ か れ の 鳥 の 音 そ う き 蔵 人 か へ り 参 ッ て 、 こ の よ し 申 し た り け れ ば 、 「 さ れ ば こ そ な ん ぢ を ば っ か は く ら ん ど だ い し ゃ う ^ し つ れ 」 と て 、 大 将 大 き に 感 ぜ ら れ け り 。 そ れ よ り し て こ そ 物 か は の 蔵 人 と は い は れ け れ 。 も つ け の さ た 物 怪 之 沙 汰 お も て

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5 凡 例 凡 例 一 、 本 書 の 底 本 に は 、 東 京 大 学 国 語 研 究 室 所 蔵 の 『 平 家 物 語 』 ( 旧 高 野 辰 之 所 蔵 。 通 称 高 野 本 、 覚 一 別 本 ) を 用 や し ろ ま な あ っ た げ ん な 、 覚 一 系 の 諸 本 お よ び 一 兀 和 七 年 (一 六 lll) 板 本 ( 元 和 版 ) 、 屋 代 本 、 真 字 熱 田 本 な ど を 参 照 し た 。 本 巻 に は 、 巻 第 四 か ら 巻 第 六 ま で を 収 め た 。 巻 第 七 以 下 は 、 本 書 の 第 三 冊 ~ 第 四 冊 に 収 め る 。 さ し え 一 、 本 文 中 の 挿 絵 は 、 明 暦 二 年 ( 一 六 契 ) 板 本 に 収 め ら れ た も の の 一 部 で あ る 。 一 、 本 文 は 、 読 み や す い よ う に と 考 え 、 つ ぎ の よ う な 操 作 を 行 っ た 。 1 目 録 ・ 章 段 イ 底 本 で は 、 そ れ ぞ れ の 巻 頭 に 目 録 を 掲 げ て い る が 、 本 文 中 に は 特 に 章 段 を 設 け ず 、 該 当 箇 所 の 行 頭 右 脇 に 章 段 名 ( 目 録 と 表 記 な ど の 異 な る も の が あ る ) を 補 入 す る 体 裁 を と っ て い る 。 本 書 で は 一 貫 し て 、 本 文 中 に 補 入 さ れ た 章 段 名 に よ っ て 、 章 段 を 区 切 っ た 。 2 句 読 点 ・ 段 落 イ 句 読 点 は 、 底 本 に あ る 朱 点 を 尊 重 し な が ら 、 本 文 の 語 調 を 生 か し つ つ 、 適 宜 に 施 し た 。 ロ 段 落 も 、 本 文 理 解 の た め に 適 当 と 考 え る 箇 所 に 、 新 た に 設 け た 。 現 代 語 訳 の 段 落 は 、 本 文 に 準 じ て 設 け た 。 3 会 話 ・ 心 中 思 惟 カ く い も -

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平 家 物 語 れ け り 。 「 か か る 天 下 の 乱 、 国 土 の さ わ ぎ 、 た だ 事 と も お ば え ず 。 平 家 の 世 末 一 前 表 と も 。 前 兆 。 前 ぶ れ 。 0 三 井 寺 の 焼 失 を 記 し た 一 章 で あ ぜ ん べ う る が 、 『 平 家 物 語 』 に は こ う い う 火 に な り ぬ る 先 表 や ら ん 」 と ぞ 人 申 し け る 。 災 を 描 い た 章 が 、 ほ か に 「 清 水 寺 炎 上 」 「 内 裏 炎 上 」 ( 以 上 巻 一 ) 、 「 善 光 寺 炎 上 」 ( 巻 一 l) 、 「 奈 良 炎 上 」 ( 巻 五 ) と あ り 、 平 曲 で は 「 炎 上 物 」 と い う こ と が あ る 。 な お 、 前 ハ ー の 「 井 花 水 の 三 ー の 「 三 」 は 「 水 ー の 誤 り で あ ろ う 。 『 盛 衰 記 』 巻 十 六 に 「 井 花 の 水 を 汲 む 、 慈 尊 の 朝 、 三 会 の 暁 を 待 っ ゅ ゑ に 、 三 井 寺 と も 申 す と か や 」 と あ る 。 井 花 水 は 早 朝 一 番 に 汲 む 、 静 か で 清 浄 な 水 を い う 。 『 古 今 著 聞 集 』 巻 一 一 の 智 証 大 師 御 起 文 に よ る と 、 天 智 ・ 天 武 ・ 持 統 の う ぶ ゅ 三 帝 の 産 湯 の 水 を こ の 地 の 井 よ り 汲 ん だ こ と か ら 御 井 寺 と い い 、 智 証 が 三 井 寺 と 改 め た と い う 。 て ん か み だ れ

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平 家 物 語 巻 第 五