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検索対象: 完訳 日本の古典 第五十四巻 芭蕉句集

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完訳 日本の古典 第五十四巻 芭蕉句集


井 本 農 一 蒄 尺 日 本 の 古 典 54 芭 蕉 句 集 堀 信 夫 中 村 俊 定 堀 切 実 校 注 ・ 訳 0 小 学 館

完訳 日本の古典 第五十四巻 芭蕉句集


桜 楓 社 昭 四 一 一 『 芭 蕉 の 芸 術 そ の 展 開 と 背 景 』 広 田 一 一 郎 有 精 堂 昭 四 一 一 一 『 芭 蕉 全 句 集 』 乾 裕 幸 / 桜 井 武 次 郎 / 永 野 仁 桜 楓 社 昭 『 芭 蕉 全 句 』 上 ・ 下 加 藤 楸 邨 筑 摩 書 房 昭 四 四 、 五 〇 集 『 俳 句 大 観 』 麻 生 磯 次 他 明 治 書 院 昭 四 六 『 芭 蕉 入 門 』 ( 講 談 社 学 術 文 庫 ) 井 本 農 一 昭 五 二 『 芭 蕉 の 世 界 』 上 ・ 下 ( 放 送 ラ イ プ ラ リ ー 四 ・ 0 2 ) 尾 形 仂 蕉 『 松 尾 芭 蕉 』 ( 日 本 詩 人 選 ) 尾 形 仂 筑 摩 書 房 昭 四 六 芭 『 松 尾 芭 蕉 集 』 ( 日 本 古 典 文 学 全 集 れ ) 井 本 農 一 / 堀 信 夫 / 日 本 放 送 出 版 協 会 昭 五 三 村 松 友 次 小 学 館 昭 四 七 『 芭 蕉 』 ( 中 公 文 庫 ) 安 東 次 男 中 央 公 論 社 昭 五 四 『 芭 蕉 全 発 句 』 上 ・ 下 山 本 健 吉 河 出 書 房 新 社 昭 四 九 『 芭 蕉 句 集 』 ( 新 潮 日 本 古 典 集 成 ) 今 栄 蔵 昭 五 七 『 芭 蕉 』 ( 鑑 賞 日 本 古 典 文 学 ) 井 本 農 一 角 川 書 店 昭 五 『 芭 蕉 集 』 ( 鑑 賞 日 本 の 古 典 ä) 井 本 農 一 尚 学 図 書 昭 五 『 芭 蕉 そ の 詩 に お け る 伝 統 と 創 造 』 広 田 二 郎 有 精 堂 昭 連 句 編 ( 最 近 の 主 要 注 釈 書 を 掲 げ た ) 『 芭 蕉 句 集 』 ( 日 本 古 典 文 学 大 系 恥 ) ↓ 前 出 『 芭 蕉 の 世 界 』 ↓ 前 出 『 芭 蕉 連 句 抄 』 1 ~ 8 阿 部 正 美 明 治 書 院 昭 四 〇 ~ 五 『 芭 蕉 連 句 全 註 解 』 1 ~ 0 1 ( 別 1 ) 島 居 清 桜 楓 社 昭 五 八 ( 続 刊 ) 『 連 歌 俳 諧 集 』 ( 日 本 古 典 文 学 全 集 金 子 金 治 郎 / 暉 峻 康 『 連 句 へ の 招 待 』 ( 有 斐 閣 新 書 ) 乾 裕 幸 / 白 石 悌 三 昭 五 五 隆 / 中 村 俊 定 小 学 館 昭 四 九 『 芭 蕉 の 俳 諧 』 上 ・ 下 ( 中 公 新 書 ) 暉 峻 康 隆 中 央 公 論 社 『 部 芭 蕉 連 句 全 解 』 伊 藤 正 雄 河 出 書 房 新 社 昭 五 一 『 猿 蓑 連 句 評 釈 』 志 田 義 秀 / 天 野 雨 山 古 川 書 房 昭 五 一 一 〇 昭 五 六 四 ~ 五 八

完訳 日本の古典 第五十四巻 芭蕉句集


芭 蕉 句 集

完訳 日本の古典 第五十四巻 芭蕉句集


在 、 そ の 記 念 と し て 『 嵯 峨 日 記 』 を 残 し た 。 そ の 間 、 去 来 ・ 凡 兆 と し ば し ば 談 合 、 俳 文 集 は 質 量 と も 不 足 と い う こ と で 「 幻 住 庵 記 」 の み を 残 し 、 句 集 の 体 裁 に 計 画 変 更 を し た 『 猿 蓑 』 ( 芭 蕉 七 部 集 ・ 第 五 ) を 完 成 、 七 月 三 日 つ い に こ れ を 刊 行 し た 。 以 後 は も つ ば ら 湖 南 地 方 で 俳 事 を 楽 し ん で い た が 、 そ の 間 も 江 戸 門 弟 か ら 帰 府 し こ う と う り ん の 要 請 が 強 く 、 九 月 二 十 八 日 に 大 津 を 出 発 、 支 考 ・ 桃 隣 を 同 伴 し て 十 月 末 江 戸 に 帰 り 着 い た 。 こ の 前 後 二 十 ゅ う ゆ う 五 か 月 間 、 芭 蕉 は 風 に ま か せ て 上 方 一 円 を 優 游 し て い た こ と に な る 。 た ち ば な ち ょ う 奥 羽 行 脚 に 際 し 、 草 庵 は 他 人 に 譲 渡 し て い た の で 、 芭 蕉 は ひ と ま ず 日 本 橋 橘 町 に 仮 寓 す る こ と に し た 。 て ん と り と こ ろ が 、 点 取 俳 諧 に 手 を 染 め 始 め て い た 俳 諧 宗 匠 た ち は 、 芭 蕉 が 再 び 宗 匠 活 動 を 開 始 す る の で は な い か と き ふ う 勘 ぐ り 、 色 め き 立 っ た と い う 。 し か し 、 当 の 芭 蕉 は い っ こ う に そ の 気 配 を 見 せ ず 、 翌 五 年 五 月 、 杉 風 ・ 枳 風 の 合 力 で 成 り 立 っ た 第 三 次 芭 蕉 庵 に 入 り 、 三 た び 俳 隠 逸 の 生 活 を 始 め た 。 だ が 、 こ の 草 庵 生 活 は 先 の 幻 住 庵 ひ ん ば ん の そ れ と は 違 い 、 門 人 ・ 知 友 の 来 訪 や 俳 事 が 頻 繁 で 、 八 月 三 日 か ら 名 月 の 夜 ま で に 芭 蕉 庵 を 訪 れ た 人 の 数 は 、 三 十 余 名 に 達 し て い る 。 芭 蕉 は こ れ ら の 人 び と の 句 に 、 自 作 の 俳 文 「 移 = 芭 蕉 一 詞 」 を 加 え 、 『 芭 蕉 庵 三 日 月 ー - に ム つ か く し や ど う 日 記 』 を 自 撰 し た 。 ま た 大 津 か ら 出 て 来 た 洒 堂 は 、 こ の 五 年 九 月 か ら 翌 六 年 一 月 ま で 芭 蕉 庵 の 食 客 ( い そ う じ よ う し ろ う ) と な り 、 深 川 蕉 門 の 連 衆 と 「 軽 み 」 の 俳 諧 を 研 究 、 そ れ ら を 集 め た 『 深 川 』 ( 六 年 二 月 序 ) を 上 梓 し て 、 好 評 を 博 し て い る 。 な お 、 こ の 時 期 、 芭 蕉 が 「 画 は と っ て 予 が 師 と し 、 風 雅 は を し へ て 予 が 弟 子 と な す 」 き よ り く ( 許 六 離 別 の 詞 ) と い っ た 彦 根 藩 士 森 川 許 六 の 入 門 が あ り 、 両 者 に と っ て 大 変 よ い 刺 激 と な っ て い た 。 あ る い 解 は 、 こ の こ ろ 『 お く の ほ そ 道 』 の 草 稿 が だ ん だ ん 形 を 整 え 始 め て い た か も し れ な い 。 さ て 、 明 け て 元 禄 六 年 、 こ の 年 は 芭 蕉 に と っ て 、 大 変 な 年 で あ っ た 。 延 宝 四 年 自 分 の 養 子 と し て 江 戸 に 連 し ゆ く あ れ て 出 た 甥 の 桃 印 が 、 宿 痾 の 結 核 が も と で 三 月 下 旬 他 界 し て い る 。 こ の 心 労 の た め 、 芭 蕉 は し ば ら く 俳 事 も

完訳 日本の古典 第五十四巻 芭蕉句集


完 訳 日 本 の 古 典 第 五 十 四 巻 芭 蕉 句 集 定 価 一 七 〇 〇 円 昭 和 年 9 月 日 初 版 発 行 井 本 農 一 堀 信 夫 校 注 ・ 訳 者 中 村 俊 定 堀 切 実 発 行 者 相 賀 徹 夫 印 刷 所 凸 版 印 刷 株 式 会 社 発 行 所 株 式 会 社 小 学 館 〒 期 東 京 都 千 代 田 区 一 ッ 橋 一 一 ー 三 ー 振 替 口 座 束 京 八 ー 一 一 〇 〇 番 電 話 編 集 ( 〇 三 ) 一 一 三 〇 ー 五 六 六 九 業 務 ( 〇 三 ) 一 一 三 〇 ー 五 一 一 一 一 一 一 三 販 売 ( 〇 三 ) 一 一 三 〇 ー 五 七 六 八 ・ 造 本 に は 十 分 注 意 し て お り ま す が 、 万 一 、 落 丁 ・ 乱 丁 な ど の 不 良 品 が あ り ま し た ら お と り か え い た し ま す 。 ・ 本 書 の 一 部 あ る い は 全 部 を 、 無 断 で 複 写 複 製 ( コ ピ ー ) す る こ と は 、 法 律 で 認 め ら れ た 場 合 を 除 き 、 著 作 者 お よ び 出 版 者 の 権 利 の 侵 害 と な り ま す 。 あ ら か し め 小 社 あ て 許 諾 を 求 め て く だ さ い Printed in J apan N. lmoto N. Hori 1984 ( 著 者 検 印 は 省 略 S. Nakamara M. Horikiri い た し ま し た ) ISBN4-09 ・ 556054 ・ 1

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お も か げ こ の 他 、 な 喜 怒 哀 楽 を も っ て 付 け る も の 、 面 影 は 故 事 ・ 古 歌 な ど を そ れ と な く 匂 わ せ て 付 け る 方 法 を い し つ い づ け そ ら だ め 員 外 と し て 空 撓 ( 無 意 識 な 感 合 の 付 ) ・ 対 付 ( 前 句 に 相 対 し て 付 け る 方 法 ) の 二 つ を あ げ る こ と も あ る 。 七 名 八 体 は 結 局 、 百 韻 百 色 、 三 十 六 句 三 十 六 色 と も い う べ き 、 連 句 の 付 合 、 変 化 に つ い て の 具 体 的 な 方 法 う ち こ し ま え く と し て 提 唱 さ れ た も の で 、 い か に す れ ば 打 越 ( 前 句 の も う 一 つ 前 の 句 ) か ら の 変 化 ー ー 、 す な わ ち 三 句 の わ た り ( 三 句 目 ご と の 展 開 ) が 達 成 さ れ る か を 、 初 、 い 者 に も わ か る よ う に 、 具 体 的 に 示 そ う と し た も の で あ っ た 。 案 つ け か た じ 方 七 名 と 付 方 八 体 と は 相 互 に 交 錯 し 、 ま た そ れ ゆ え に 両 者 の 関 係 に は あ い ま い な 点 も あ る の だ が 、 俳 席 に 臨 ん で の 実 際 的 な 付 合 指 導 の 方 法 と し て は 、 極 め て 有 効 な も の で あ っ た た め 、 享 保 期 以 後 、 広 く 蕉 門 の 徒 の 間 に 普 及 し て い っ た の で あ る 。 そ し て 、 そ の こ と は ま た 、 連 句 解 釈 の 実 際 に お け る 、 七 名 八 体 理 論 の 有 効 性 を 示 唆 し て い る と も い え る の で あ り 、 本 書 に お い て も 、 連 句 評 釈 の 中 で 、 こ れ ら の 付 合 用 語 を 適 宜 使 用 し て い る わ け で あ る 。 参 考 文 献 俳 句 編 説 『 芭 蕉 俳 句 新 講 』 上 ・ 下 潁 原 退 蔵 岩 波 書 店 昭 二 六 『 芭 蕉 句 集 』 ( 日 本 古 典 文 学 大 系 色 大 谷 篤 蔵 岩 波 書 店 昭 三 七 『 潁 原 退 蔵 著 作 集 7 』 ( 中 央 公 論 社 昭 五 四 ) に 再 録 。 『 校 本 芭 蕉 全 集 』 1 ~ 2 阿 部 喜 三 男 / 荻 野 清 / 大 谷 篤 蔵 解 『 芭 蕉 俳 句 の 解 釈 と 鑑 賞 』 志 田 義 秀 至 文 堂 昭 三 一 角 川 書 店 昭 三 八 『 芭 蕉 』 上 ・ 下 ( 新 潮 文 庫 ) 山 本 健 吉 昭 三 四 『 芭 蕉 伝 記 考 説 』 阿 部 正 美 明 治 書 院 昭 三 六 ー ー 昭 和 五 『 諸 注 評 釈 芭 蕉 俳 句 大 成 』 岩 田 九 郎 明 治 書 院 昭 四 一 一 『 松 尾 芭 蕉 』 ( 俳 句 シ リ ー ズ ・ 人 と 作 品 1 ) 宮 本 三 郎 / 今 栄 蔵 十 七 年 に 「 行 実 篇 ー を 新 修 改 訂 。 ( 堀 切 実 )

完訳 日本の古典 第五十四巻 芭蕉句集


芭 蕉 句 集 336 肝 要 で あ る と 、 門 人 た ち の 間 に 伝 え ら れ た の で あ る 。 そ し て 、 そ う し た 連 衆 心 の 一 致 に よ っ て 成 り 立 っ 連 句 制 作 の 場 に お い て 、 芭 蕉 は 秀 れ た 指 導 性 、 卓 越 し た コ ン ダ ク タ ー ぶ り を 発 揮 し た の で あ っ た 。 発 句 ( 句 ) ( 長 句 ) 脇 ( 短 句 ) ( 長 ) 四 句 目 ( 短 ) 五 句 目 ( 長 ) 斤 山 而 ( 短 ) 初 句 ( 裏 移 り ) ( 長 ) 二 句 目 三 句 目 ( 長 ) 四 句 目 ( 短 ) 五 句 目 ( 長 ) 六 句 目 ( 短 ) 七 句 目 ( 長 ) 八 句 目 ( 短 ) 九 句 目 ( 長 ) 十 句 目 ( 短 ) 十 一 句 目 ( 長 ) 十 二 句 目 ( 短 ) 折 立 ( 長 ) 二 句 目 ( 短 ) 歌 仙 形 式 ( 懐 紙 二 枚 ) 歌 仙 式 表 初 ! 紙 ( 一 ノ 折 ) 初 裏 ( 表 ) ( 裏 ) お り お り ・ : 月 の 定 座 ・ : 月 の 定 座 ・ : 花 の 定 座 こ の 六 句 中 、 こ の 十 二 句 中 、 こ の 十 八 句 中 、

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し 、 そ の 『 虚 栗 』 の 編 集 に 、 一 門 が 没 頭 し て い た 天 和 二 年 の 歳 暮 の こ と 、 深 川 の 芭 蕉 庵 は 江 戸 の 大 火 の た め か 類 焼 、 芭 蕉 は し ば ら く 難 を 甲 斐 の 谷 村 に 避 け な け れ ば な ら な か っ た 。 其 角 の 伝 え る と こ ろ に よ る と 、 芭 蕉 は は か な り ん せ ん あ ん 集 こ の 時 初 め て 人 の 生 命 の 儚 さ を 悟 っ た と い う ( 芭 蕉 翁 終 焉 記 ) 。 あ る い は こ の 前 後 、 大 悟 徹 底 す べ く 、 臨 川 庵 . 句 ・ ぶ っ ち ょ う 蕉 の 仏 頂 和 尚 の も と に 参 禅 し て い た か も し れ な い 。 な お 、 焼 失 し た 草 庵 は 、 門 人 ・ 知 友 ら の 芳 志 に よ り 、 天 和 三 年 九 月 、 も と の 芭 蕉 庵 近 く に 再 建 さ れ て い た 。 幸 い 、 『 虚 栗 』 の 刊 行 は 、 新 進 気 鋭 の 集 団 蕉 門 の 存 在 を 、 天 下 の 人 び と に 強 く 印 象 づ け た 。 確 か な 手 ご た ア ポ え も あ っ た 。 し か し 、 そ の 反 響 が ど う で あ れ 、 芭 蕉 個 人 は こ の 時 、 新 し い 表 現 論 と 実 作 の 間 に 、 あ る 種 の 難 題 を 抱 え 込 ん だ こ と を 自 覚 し て 、 ひ ど く 緊 張 し て い た 。 と い う の も 、 「 無 為 自 然 」 を 重 ん じ る 『 荘 子 』 が 、 技 巧 ・ 作 意 と の 絶 縁 を 強 く 芭 蕉 に 迫 っ て き た か ら で あ る 。 『 野 ざ ら し 紀 行 』 の 旅 貞 享 元 年 八 月 、 芭 蕉 が 『 野 ざ ら し 紀 行 』 の 旅 に 出 か け た 理 由 と し て 、 去 年 死 亡 し た 母 の 墓 参 り と い う こ と も 数 え ら れ る が 、 主 た る 目 的 は あ く ま で 右 に い う 難 題 の 解 決 と い う こ と で あ っ た だ ろ う 。 だ か ら 、 道 み ち 芭 し つ よ う 蕉 は 無 心 の 境 地 で 、 無 作 為 の 句 を 詠 む 試 み を 執 拗 に 繰 返 し て い る 。 こ と に 江 戸 か ら 東 海 道 ・ 伊 勢 ・ 伊 賀 上 や ま と お う み み の お お が き ば く い ん て い 野 ・ 大 和 ・ 吉 野 ・ 京 ・ 近 江 を 経 て 、 九 月 末 、 美 濃 大 垣 の 木 因 亭 に た ど り 着 く ま で の 前 半 に 、 そ の 傾 向 が 強 い 。 そ の こ と を 記 し た 『 野 ざ ら し 紀 行 』 の 前 半 は 、 さ な が ら そ の 実 験 報 告 書 の 趣 が あ る 。 そ の 後 、 芭 蕉 は 尾 張 に 出 て 名 古 屋 俳 人 を 相 手 に 『 冬 の 日 』 ( 芭 蕉 七 部 集 ・ 第 一 ) を 完 成 、 年 末 年 始 は 再 び 郷 里 に 帰 り 、 二 月 以 降 、 奈 は い あ ん ぎ や 良 ・ 京 ・ 近 江 ・ 尾 張 と 俳 行 脚 を 続 け 、 四 月 末 、 木 曾 路 を 経 て 深 川 の 草 庵 に 帰 り 着 い た 。 あ け 明 ば の や し ら 魚 し ろ き こ と 一 寸 ( ↓ 六 四 ) い っ す ん

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西 の 雲 撰 集 。 丿 松 編 。 元 禄 四 年 刊 。 刊 。 間 成 。 ち ょ う 、 一 ・ 、 し - 一 レ 」 ば し ゅ ・ う は く せ ん し ゅ う か き い れ ば し よ う さ ん ぶ う り よ う ん ひ や く い ん 泊 船 集 書 入 『 泊 船 集 』 の 正 誤 追 補 を 許 六 芭 蕉 杉 風 両 吟 百 員 別 名 、 芭 蕉 翁 真 蹟 百 の 詞 集 撰 集 。 釣 壺 編 。 元 禄 十 四 年 刊 。 合 歓 の い び き 撰 集 。 蝶 羅 編 。 明 和 六 年 刊 。 が 書 き 入 れ た も の 。 員 。 撰 集 。 寛 美 編 。 天 明 六 年 成 。 し ろ う ま ば し よ う だ ら い 集 『 松 の わ ら ひ 』 と と も に 二 冊 。 白 馬 別 名 、 白 馬 。 撰 集 。 洒 堂 ・ 正 秀 編 。 芭 蕉 盥 別 名 、 俳 諧 芭 蕉 盥 集 。 撰 集 。 朱 き - 一 う 句 野 ざ ら し 紀 行 別 名 、 甲 子 吟 行 ・ 甲 子 紀 元 禄 十 五 年 刊 。 拙 ・ 有 隣 編 。 享 保 九 年 刊 。 ば し よ う ぶ ん こ う 蕉 行 ・ 草 枕 ・ 芭 蕪 翁 道 之 記 ・ 野 ざ ら し の 橋 南 撰 集 。 沾 洲 編 。 宝 永 初 年 刊 か 。 芭 蕉 文 考 文 集 。 編 者 不 詳 。 享 和 元 年 稿 。 は . し も り か ナ い は し ら ご よ み 集 ・ 芭 蕉 翁 甲 子 の 紀 行 。 俳 諧 紀 行 。 芭 蕉 橋 守 撰 集 。 荷 兮 編 。 元 禄 十 年 刊 。 柱 暦 別 名 、 誹 諧 ー 。 撰 集 。 鶴 声 編 。 元 ば し よ う あ ん こ ぶ 人 こ ふ み く に 著 。 貞 享 二 ~ 三 年 頃 成 。 芭 蕉 庵 小 文 庫 撰 集 。 史 邦 編 。 元 禄 九 年 刊 。 禄 十 年 刊 。 の ち た ば し よ う い っ し ゅ う き は す み 後 の 旅 撰 集 。 如 行 編 。 元 禄 八 年 刊 。 芭 蕉 一 周 忌 別 名 、 若 菜 集 。 嵐 雪 編 。 元 禄 蓮 の 実 撰 集 。 賀 子 編 。 元 禄 四 年 刊 。 は ち 八 年 刊 。 鉢 た 、 き 撰 集 。 蝶 夢 編 。 明 和 五 年 刊 。 ば し よ う お う よ う じ よ う き は っ せ み は 行 芭 蕉 翁 行 状 記 撰 集 。 路 通 編 。 元 禄 八 年 初 嬋 撰 集 。 風 国 編 。 元 禄 九 年 刊 。 は い か い い ち ょ う し ゅ う ぶ つ け い は な し ど り し ゅ う 俳 諧 一 葉 集 芭 蕉 作 品 集 。 仏 今 ・ 湖 中 編 。 刊 。 放 鳥 集 撰 集 。 晩 柳 編 。 元 禄 十 四 年 刊 。 ば し よ う お う し ん せ き し ゅ う て か が み は な つ み 文 政 十 年 刊 。 芭 蕉 翁 真 跡 集 俳 諧 手 鑑 。 桃 鏡 編 。 明 和 元 花 摘 日 記 。 其 角 著 。 元 禄 三 年 刊 。 は い か い い と き り ば わ く か せ わ さ い ち ゅ う は な な ま す 年 刊 。 誹 諧 糸 切 歯 別 名 、 簍 艫 輪 再 註 糸 切 歯 ( 内 花 膾 撰 集 。 若 人 編 。 天 保 五 年 刊 。 ば し よ う お う し ん せ き し ゅ う い て か が み は な く も 題 ) 。 論 書 。 石 橋 著 。 宝 暦 十 一 一 年 刊 。 芭 蕉 翁 真 蹟 拾 遺 俳 諧 手 鑑 。 大 虫 編 。 花 の 雲 撰 集 。 千 山 編 。 元 禄 十 五 年 刊 。 は い か い い ま よ う お と こ ば し よ う お う ぜ ん で ん は な ば た け 誹 諧 当 世 男 撰 集 。 蝶 々 子 編 。 延 宝 四 年 刊 。 芭 蕉 翁 全 伝 伝 記 。 竹 人 著 。 宝 暦 十 二 年 序 。 花 圃 撰 集 。 雲 鼓 編 。 元 禄 六 年 刊 。 は い か い こ こ ん ー ) ト - う ・ ば し よ う お う ぜ ん で ん あ つ じ ん 俳 諧 古 今 抄 作 法 書 。 支 考 編 。 享 保 十 五 年 芭 蕉 翁 全 伝 ( 日 人 写 ) 伝 記 。 文 化 元 年 写 。 は さ く ら 撰 集 。 秋 屋 編 。 寛 政 十 三 年 刊 。 は り ぶ く ろ 刊 。 蓑 虫 翁 ( 土 芳 ? 桐 雨 ? ) 著 。 芳 里 帋 撰 集 。 友 鵐 編 。 元 禄 七 年 刊 。 は い か い そ が ば し よ う お う つ い ぜ ん の に つ き は る ひ か ナ い 誹 諧 曾 我 撰 集 。 白 雪 編 。 元 禄 十 一 一 年 自 序 。 芭 蕉 翁 追 善 之 日 記 伝 記 。 支 考 著 。 元 禄 七 春 の 日 撰 集 。 荷 兮 編 。 貞 享 三 年 刊 。 と う ば ん じ よ う わ ら わ 同 年 刊 か 。 年 稿 。 『 笈 日 記 』 の 記 事 よ り く わ し い 番 匠 童 別 名 、 誹 諧 番 匠 わ ら は 大 全 ・ 当 は い か い ひ で ん ふ ろ く ば し よ う お う ぶ ん し ゅ う ち 上 う む り ゅ う 誹 諧 秘 伝 付 録 編 者 不 詳 。 芭 蕉 翁 文 集 ( 蝶 夢 ) 文 集 。 蝶 夢 編 。 安 永 流 誹 諧 番 匠 童 大 全 。 作 法 書 ・ 季 寄 。 如 は い か い も ん ど う あ お ね み ね 俳 諧 問 答 ↓ 青 根 が 峯 五 年 刊 。 泉 著 。 元 禄 一 一 年 刊 。 は い り ん い ち じ ゅ う ら ん し ゅ う ば し よ う お う ほ っ く し ゅ う わ ぎ ゅ う 誹 林 一 字 幽 蘭 集 撰 集 。 沾 徳 編 。 元 禄 五 年 芭 蕉 翁 発 句 集 句 集 。 蝶 夢 編 。 安 永 三 年 刊 。 ひ こ ば え 別 名 、 誹 諧 ー 。 撰 集 。 和 及 編 。 ば し よ う く せ ん 刊 芭 蕉 句 選 句 集 。 華 雀 編 。 元 文 四 年 刊 。 元 禄 四 年 刊 。 は ぎ よ う し ゅ う ば し よ う く せ ん し ゅ う い 破 暁 集 撰 集 。 順 水 編 。 元 禄 三 年 刊 。 芭 蕉 句 選 拾 遺 句 集 。 寛 治 編 。 宝 暦 六 年 刊 。 ひ さ ご 撰 集 。 珍 碩 編 。 元 禄 三 年 刊 。 は く せ ん し ゅ う ば し よ う く せ ん ね ん こ う 泊 船 集 芭 蕉 句 文 集 。 風 国 編 。 元 禄 十 一 年 芭 蕉 句 選 年 考 注 釈 書 。 積 翠 園 著 。 寛 政 年 ひ と っ 別 名 、 俳 諧 ー 。 撰 集 。 清 風 編 。

完訳 日本の古典 第五十四巻 芭蕉句集


伊 勢 の 遷 宮 を 拝 観 し た 後 は 、 伊 賀 上 野 に 約 二 か 月 間 滞 在 、 保 養 に つ と め て い る が 、 そ の 間 に 畢 生 の 名 吟 、 初 し ぐ れ 猿 も 小 蓑 を ほ し げ 也 ( ↓ lllll) 集 を 得 て い る 。 や が て 十 一 月 末 、 奈 良 方 面 に 遊 び 、 さ ら に 京 を 経 て 大 津 に 至 り 、 こ の 年 は 乙 州 亭 で 越 年 し た 。 蕉 去 来 の 伝 え る と こ ろ で は 、 こ の 奥 羽 行 脚 後 、 芭 蕉 は 不 易 流 行 論 を 説 き 始 め 、 蕉 風 の 俳 諧 は 一 変 し た と い う 。 翌 三 年 の 歳 旦 吟 、 こ も を き て た れ 人 ゐ ま す 花 の は る ( ↓ 一 一 一 一 六 ) 、 つ で い に 芭 蕉 は ひ ど く 拘 泥 し て い る と こ ろ を み る と 、 あ る い は こ の 句 に 彼 の 新 風 の 狙 い が 言 い こ め ら れ て い る の か も し れ な い 。 以 後 、 元 禄 四 年 九 月 ま で 、 芭 蕉 は 風 に 吹 か れ て 近 畿 一 円 を 漂 泊 、 鋭 意 俳 風 の 刷 新 に 取 り 組 ん で い る 。 ま ず お う み 元 禄 三 年 正 月 は 伊 賀 上 野 に 帰 郷 、 暮 春 の こ ろ 再 び 近 江 に 出 た 。 こ と に 四 月 八 日 か ら 七 月 二 十 三 日 ま で は 石 山 の 幻 住 庵 に こ も り 、 去 年 の 奥 羽 行 脚 を 反 省 す る か た わ ら 、 「 軽 み ー の 工 夫 を し て い た と 思 わ れ る 。 そ の 間 の ぼ ん ち ょ う じ 、 よ う し 六 月 上 中 旬 、 京 に 出 て 去 来 ・ 凡 兆 の 二 人 に 会 い 、 句 文 集 『 猿 蓑 』 の 編 集 上 梓 を 相 談 し て い る 。 そ の こ ろ 芭 蕉 は 俳 諧 の 工 夫 の み な ら ず 、 俳 文 の 文 体 確 立 に 内 心 期 す る と こ ろ が あ っ た ら し い 。 そ こ で 全 力 を 集 中 し て 脱 稿 げ ん じ ゅ う あ ん の き し た の が 俳 文 「 幻 住 庵 記 」 で あ る 。 幻 住 庵 退 去 後 は 翌 四 年 三 月 末 ま で 近 江 ・ 伊 賀 上 野 の 間 を 幾 度 か 往 復 、 双 方 の 門 人 の 指 導 に 当 っ て い た が 、 こ と に 出 庵 直 後 の 三 年 八 月 に は 湖 南 の 新 人 た ち を 相 手 に 、 新 風 「 軽 み 」 の 俳 諧 を 完 成 、 『 ひ さ ご 』 ( 芭 蕉 七 部 さ が の ら く し し ゃ 集 ・ 第 四 ) と 題 し て 出 版 し た 。 そ の 後 、 四 年 四 月 十 八 日 か ら 五 月 五 日 ま で は 京 嵯 峨 野 の 去 来 の 別 荘 落 柿 舎 に 滞 は っ 「 軽 み 」 の 工 夫 ひ と こ み の な り ひ っ せ い