検索 - みる会図書館

検索対象: 現代日本の文学 43 阿川 弘之 三浦 朱門 集

現代日本の文学 43 阿川 弘之 三浦 朱門 集から 459件ヒットしました。

現代日本の文学 43 阿川 弘之 三浦 朱門 集


「 小 説 新 潮 」 、 六 月 、 「 メ チ ル ・ ア ル コ ー ル 」 を 「 文 学 界 」 、 七 月 、 カ ト リ ッ ク 受 洗 。 「 結 納 」 を 「 新 潮 」 、 十 一 月 、 「 ア マ ゾ ン の 文 化 人 」 を 「 新 潮 」 、 十 二 昭 和 三 十 九 年 ( 一 九 六 四 ) 三 十 八 歳 月 、 「 不 在 証 明 」 を 「 群 像 」 、 「 手 紙 」 を 「 別 冊 文 藝 春 秋 七 一 一 号 」 に 三 月 、 「 傷 だ ら け の パ イ プ 」 を 「 群 像 」 、 四 月 、 「 タ ・ ハ コ の 味 」 を 「 文 発 表 。 一 月 、 『 セ ル ロ イ ド の 塔 』 を 文 藝 春 秋 新 社 よ り 出 版 。 七 月 に 学 界 」 、 五 月 、 「 騎 士 道 」 を 「 新 潮 」 、 七 月 、 「 お っ か さ ん 」 を 「 小 説 妻 と 共 に 北 米 、 中 米 を ド ラ イ ・ フ 旅 行 し 、 八 月 、 プ ラ ジ ル で 開 か れ た 新 潮 」 、 九 月 、 コ 一 十 年 」 を 「 群 像 」 、 十 月 、 「 恋 仇 の 死 」 を 「 小 説 新 ー と し て 出 席 し た 。 国 際 ペ ン 大 会 に 、 オ ブ ザ ー 潮 」 に 発 表 。 昭 和 三 十 六 年 ( 一 九 六 一 ) 三 十 五 歳 四 月 、 『 女 お も て う ら 』 を 冬 樹 社 よ り 出 版 。 夏 、 台 湾 、 フ ィ リ ッ ビ 一 月 、 「 一 週 間 の 休 暇 」 を 「 別 冊 小 説 新 潮 」 、 二 月 、 「 実 子 」 を 「 新 ン 、 香 港 に 行 く 。 潮 」 、 「 友 、 遠 方 よ り 来 る 」 を 「 文 学 界 」 、 四 月 、 「 ス ポ ー ツ の 害 」 を 昭 和 四 十 年 ( 一 九 六 五 ) 三 十 九 歳 「 小 説 中 央 公 論 」 、 「 学 士 女 房 」 を 「 オ ー ル 読 物 」 、 五 月 、 「 縁 談 」 を 一 月 、 「 サ イ ク リ ン グ 」 を 「 別 冊 新 潮 」 、 一 一 月 、 「 洋 服 笊 箭 」 を 「 群 「 新 潮 」 、 七 月 、 「 凍 っ た 道 」 を 「 別 冊 小 説 新 潮 」 、 十 一 月 、 「 流 感 」 を 像 」 、 「 三 尺 下 っ て 」 を 「 小 説 現 代 」 、 四 月 、 「 ビ ー タ 1 パ ン 」 を 「 文 「 小 説 新 潮 」 に 発 表 。 一 月 よ り 十 二 月 ま で 「 西 部 小 説 入 門 」 を 「 宝 学 界 」 、 五 月 、 「 峠 」 を 「 文 芸 」 、 「 ダ イ ナ モ 」 を 「 展 望 」 、 七 月 、 「 ギ 石 」 に 連 載 。 一 月 、 書 下 ろ し 長 篇 『 羊 が 怒 る 時 』 を 東 都 書 房 よ り 出 タ ー 」 を 「 文 芸 」 、 九 月 、 「 赤 い ス リ ッ パ 」 を 「 小 説 新 潮 」 、 十 月 、 版 。 三 月 、 短 篇 集 『 実 子 』 を 新 潮 社 よ り 、 十 一 一 月 、 訳 書 「 ニ ッ 「 猫 」 を 「 群 像 」 、 「 早 熟 」 を 「 文 学 界 J' 十 一 月 、 「 師 弟 」 を 「 新 潮 」 ン ・ 歴 史 の 宿 』 を 人 物 往 来 社 よ り 出 版 。 に 発 表 。 昭 和 三 十 七 年 ( 一 九 六 一 D 三 十 六 歳 昭 和 四 十 一 年 ( 一 九 六 六 ) 四 十 歳 一 月 、 「 不 良 邦 人 」 を 「 週 刊 朝 日 別 冊 」 、 三 月 、 「 名 所 旧 跡 」 を 「 文 三 月 、 「 爪 の 会 」 を 「 群 像 」 、 五 月 、 「 恐 れ い り ま す 」 を 「 小 説 現 学 界 」 、 四 月 、 「 入 学 試 験 」 を 「 別 冊 小 説 新 潮 」 、 九 月 、 「 買 い 残 り 」 代 」 、 六 月 、 「 煙 突 を の ・ ほ る 」 を 「 文 学 界 」 、 「 道 な ら ぬ 恋 」 を 「 小 説 を 「 文 学 界 」 、 十 一 月 、 コ 一 人 の 妻 」 を 「 新 潮 」 に 発 表 。 夏 、 欧 州 へ 新 潮 」 、 十 月 、 「 終 戦 記 念 日 」 を 「 小 説 新 潮 」 、 「 土 器 の と れ る 台 地 」 行 く 。 を 「 群 像 」 、 十 一 月 、 「 モ テ ル 男 」 を 「 小 説 現 代 」 に 発 表 。 昭 和 三 十 八 年 ( 一 九 六 = l) 三 十 七 歳 三 月 、 『 神 話 』 を 講 談 社 よ り 出 版 。 四 十 一 歳 譜 二 月 、 「 観 光 ・ ( ス 」 を 「 群 像 」 、 四 月 、 「 九 年 母 」 を 「 別 冊 小 説 新 昭 和 四 十 ニ 年 ( 一 九 六 七 ) 潮 」 、 「 卒 業 式 」 を 「 小 説 中 央 公 論 」 、 「 偕 老 同 穴 」 を 「 新 潮 」 、 六 月 、 一 一 月 、 三 月 、 「 箱 庭 」 を 「 文 学 界 」 、 七 月 、 「 人 生 相 談 」 を 「 群 像 」 、 年 「 箱 入 息 子 」 を 「 小 説 現 代 」 、 八 月 、 「 妹 」 を 「 小 説 現 代 」 、 九 月 、 十 月 、 「 鬼 の い ぬ 間 」 を 「 別 冊 小 説 新 潮 」 、 十 一 月 、 「 旧 友 」 を 「 風 「 嫉 妬 」 を 「 文 学 界 」 、 十 月 、 「 か け お ち 」 を 「 週 刊 女 性 」 ( 九 日 号 ) 、 景 」 、 「 季 節 風 」 を 「 文 学 界 」 、 「 私 怨 」 を 「 新 潮 」 、 十 二 月 、 「 道 の 半 十 一 月 、 「 神 話 」 を 「 群 像 」 、 「 毛 抜 き 」 を 「 小 説 新 潮 」 に 発 表 。 訳 ば に 」 を 「 文 学 界 」 。 九 月 、 『 箱 庭 』 を 文 藝 春 秋 新 社 よ り 出 版 。 十 月 、 書 『 黒 い 情 婦 』 を 講 談 社 よ り 出 版 。 十 二 月 、 遠 藤 周 作 が 代 父 と な り 日 大 教 授 と な る 。 十 二 月 、 『 箱 庭 』 に よ り 新 潮 文 学 賞 を 受 賞 。

現代日本の文学 43 阿川 弘之 三浦 朱門 集


464 四 十 二 歳 昭 和 四 十 三 年 ( 一 九 六 八 ) 一 月 、 「 晩 婚 」 を 「 群 像 」 、 二 月 、 「 い び き 無 双 」 を 「 小 説 新 潮 」 、 「 落 第 生 」 を 「 小 説 現 代 」 、 三 月 、 「 長 い 旅 」 を 「 展 望 」 、 四 月 、 「 醜 聞 」 を 「 別 冊 潮 」 、 六 月 、 「 ア メ リ カ 創 作 教 育 」 を 「 群 像 」 、 七 月 、 「 揄 の あ る 町 」 を 「 新 潮 」 、 九 月 、 「 は る か な 国 の ア リ ス 」 を 「 小 説 セ ・ フ ン 」 、 「 教 え の 庭 」 を 「 群 像 」 に 発 表 。 二 月 か ら 五 月 ま で 日 大 か ら 米 国 出 張 を 命 ・ せ ら れ 、 ア イ オ ワ 大 学 に 行 昭 和 四 十 四 年 ( 一 九 六 九 ) 四 十 三 歳 一 月 、 「 異 分 子 」 を 「 新 潮 」 、 「 兄 た り 難 く 」 を 「 小 説 新 潮 」 、 一 一 月 、 「 学 生 参 加 と 大 学 」 を 「 自 由 」 、 四 月 、 「 二 十 年 」 を 「 群 像 」 、 六 月 、 「 正 四 面 体 」 を 「 新 潮 」 、 九 月 、 「 困 数 分 解 」 を 「 群 像 」 、 十 月 、 コ 一 つ の 家 」 を 「 文 学 界 -r 「 取 立 不 能 」 を 「 風 景 」 、 十 一 月 、 「 一 枚 の 写 真 」 を 「 小 説 新 潮 」 に 発 表 。 四 月 、 『 道 の 半 ば に 』 を 文 藝 春 秋 よ り 出 版 。 六 月 、 『 教 え の 庭 』 を 新 潮 社 よ り 出 版 。 三 月 、 日 大 を 退 職 。 昭 和 四 十 五 年 ( 一 九 匕 0 ) 四 十 四 歳 一 月 、 「 青 い 鳥 を 告 発 し ろ 」 を 「 婦 人 画 報 」 、 「 誠 実 な 他 人 」 を 「 新 潮 」 、 三 月 、 「 髪 の 毛 」 を 「 風 景 」 、 五 月 、 「 鴉 」 を 「 海 」 、 夏 、 「 古 巣 」 を 「 別 冊 文 藝 春 秋 」 、 十 二 月 、 「 現 代 ア メ リ カ 万 華 鏡 」 を 「 文 学 界 」 八 月 、 『 竹 馬 の 友 』 を 三 笠 書 房 よ り 出 版 。 昭 和 四 十 六 年 ( 一 九 七 一 ) 四 十 五 歳 一 月 、 「 改 築 」 を 「 新 潮 」 、 四 月 、 「 ・ ハ ベ ル の 塔 」 を 「 群 像 」 、 「 約 束 」 を 「 小 説 新 潮 」 に 発 表 。

現代日本の文学 43 阿川 弘之 三浦 朱門 集


三 十 歳 「 修 介 の 電 話 」 を 「 小 説 新 潮 」 に 発 表 。 長 女 佐 和 子 誕 生 。 昭 和 ニ 十 六 年 ( 一 九 五 一 ) 三 十 三 歳 一 月 、 「 修 介 の 結 婚 」 を 「 小 説 新 潮 」 に 発 表 。 二 月 、 「 繰 上 け 卒 業 」 昭 和 一 一 十 九 年 ( 一 九 五 四 ) を 「 新 潮 」 に 発 表 。 「 江 南 楊 柳 」 を 「 心 」 に 発 表 。 四 月 、 長 男 尚 之 三 月 、 「 修 介 の 母 の 上 京 」 を 「 小 説 新 潮 」 に 、 「 南 京 町 通 い 」 を 「 オ ー ル 読 物 」 に 発 表 す る 。 『 魔 の 遺 産 』 を 新 潮 社 か ら 刊 行 。 四 月 、 「 吹 誕 生 。 五 月 、 「 春 」 を 「 日 本 評 論 」 に 発 表 。 六 月 、 「 志 賀 直 哉 先 生 の こ と 」 を 「 新 潮 」 に 発 表 。 七 月 、 「 四 つ の 数 字 」 ( 後 に 『 春 の 城 』 の 雪 と 菜 の 花 」 を 「 小 説 公 園 」 に 発 表 。 六 月 、 「 材 料 さ が し 」 を 「 文 一 部 ) を 「 別 冊 文 藝 春 秋 」 に 、 「 修 介 の 招 待 日 」 を 「 小 説 新 潮 」 に 学 界 」 に 発 表 。 七 月 、 「 野 藤 」 を 「 新 潮 」 に 、 「 航 海 日 誌 」 を 「 別 冊 発 表 。 十 月 、 「 こ け し 」 を 「 文 芸 」 に 発 表 。 十 二 月 、 「 管 絃 祭 」 ( 後 文 藝 春 秋 」 に 発 表 。 九 月 、 「 和 歌 子 」 を 「 群 像 」 に 、 「 可 部 線 の エ ・ ヒ に 『 春 の 城 』 の 一 部 ) を 「 新 潮 」 に 、 「 お は っ 婆 さ ん 」 を 「 小 説 新 ソ ー ド 」 を 「 旅 」 に 発 表 。 十 月 、 「 文 芸 」 の 座 談 会 「 戦 後 作 家 は 何 を 書 き た い か 」 に 参 加 。 潮 」 に 発 表 す る 。 三 十 四 歳 昭 和 三 十 年 ( 一 九 五 五 ) 三 十 一 歳 昭 和 ニ 十 七 年 ( 一 九 五 一 l) 三 月 、 「 お さ と 」 を 「 文 学 界 」 に 発 表 。 七 月 、 「 赤 い 自 転 車 」 を 「 新 一 月 、 「 時 刻 表 を 読 む 楽 し み 」 を 「 旅 」 に 発 表 。 「 雲 の 墓 標 」 を 「 新 潮 」 に 、 「 神 宮 外 苑 に て 」 を 「 世 界 」 に 発 表 。 い ま ま で 部 分 的 に 雑 潮 」 に 連 載 ( 十 一 一 月 完 結 ) 。 二 月 、 「 青 竹 の は な し 」 を 「 別 冊 文 藝 春 誌 に 発 表 し た 『 春 の 城 』 を 長 篇 に ま と め 新 潮 社 よ り 刊 行 。 八 月 、 秋 」 ( 四 十 四 号 ) に 、 「 食 堂 車 の 駅 弁 」 を 「 旅 」 に 発 表 。 三 月 、 「 旅 行 の 「 鱸 と お こ ぜ 」 を 「 別 冊 文 藝 春 秋 」 に 、 「 五 平 と ビ ー ル 」 を 「 小 説 新 お す す め 」 を 「 旅 」 に 発 表 。 四 月 、 「 手 紙 」 を 「 文 学 界 」 に 発 表 。 潮 」 に 発 表 す る 。 十 二 月 、 「 ク ラ ス 会 」 を 「 文 芸 」 に 、 「 花 吹 雪 」 を 「 特 急 『 ハ ト 』 機 関 車 に 乗 っ て 」 を 「 旅 」 に 連 載 ( 五 月 ま 「 別 冊 文 藝 春 秋 」 に 発 表 。 こ の 年 、 左 翼 の 友 人 た ち が 企 画 し た 同 人 で ) 。 五 月 、 文 庫 本 『 春 の 城 』 を 新 潮 社 よ り 刊 行 。 母 ぎ み 六 十 七 歳 雑 誌 「 現 代 」 に 加 わ っ た が 、 間 も な く 喧 嘩 別 れ で 脱 退 。 こ の 同 人 誌 で 死 去 。 八 月 、 「 武 者 小 路 先 生 の こ と 」 を 「 文 芸 ・ 武 者 小 路 実 篤 読 の 会 合 で し か し 、 吉 行 淳 之 介 、 三 浦 朱 門 、 安 岡 章 太 郎 ら と 識 り 合 い 本 」 に 発 表 。 九 月 、 「 に せ 車 掌 の 記 」 を 「 旅 」 に 発 表 。 十 一 月 、 ロ ッ ク フ ェ ラ ー 財 団 の フ ェ ロ ウ と し て 、 妻 み よ と 共 に 渡 米 。 子 供 二 人 に な っ た 。 三 十 二 歳 は 郷 里 の 兄 の 家 に あ ず け た 。 研 究 テ ー マ は 「 日 系 ア メ リ カ 人 の 社 会 昭 和 ニ 十 八 年 ( 一 九 五 三 ) 一 月 、 「 阿 蘇 」 を 「 小 説 公 園 」 に 発 表 。 「 切 抜 帖 」 ( 文 芸 時 評 ) を 三 と 生 活 」 。 ハ ワ イ に 一 か 月 、 の ち カ リ フ ォ ル ニ ア 州 パ シ フ ィ ッ ク ・ 譜 月 ま で 「 新 潮 」 に 連 載 。 「 文 学 界 」 の 座 談 会 「 新 人 作 家 文 学 を 語 る 」 グ ロ ー ヴ に 移 り 五 か 月 滞 在 。 十 二 月 、 「 網 野 菊 」 を 「 文 芸 」 に 、 「 志 に 出 席 。 一 一 月 、 「 瀬 戸 内 海 縦 断 の 旅 」 を 「 旅 」 に 発 表 。 『 春 の 城 』 に 賀 直 成 の 生 活 と 芸 術 」 を 「 文 芸 ・ 志 賀 直 哉 読 本 」 に 発 表 。 こ の 年 、 年 よ り 第 四 回 読 売 文 学 賞 に 選 ば れ 、 賞 金 十 万 円 も ら っ た 。 戦 後 初 め て 旅 に 出 る ま で 岩 波 書 店 版 「 志 賀 直 哉 全 集 」 十 七 巻 の 編 集 委 員 と し て 、 手 に し た 大 金 で あ っ た 。 三 月 、 「 煙 管 」 を 「 小 説 新 潮 」 に 発 表 。 七 そ の 実 務 に た ず さ わ る 。 三 十 五 歳 月 、 長 篇 「 魔 の 遺 産 」 を 「 新 潮 」 に 連 載 ( 十 二 月 完 結 ) 。 八 月 、 「 夜 昭 和 三 十 一 年 ( 一 九 五 六 ) 襲 」 を 「 別 冊 文 藝 春 秋 」 に 、 「 か も め 」 を 「 旅 」 に 発 表 。 十 一 月 、 四 月 、 『 雲 の 墓 標 』 を 新 潮 社 よ り 刊 行 。 夏 、 古 自 動 車 で ア メ リ カ 大

現代日本の文学 43 阿川 弘之 三浦 朱門 集


陸 を 横 断 、 ニ ュ ー ヨ ー ク よ り フ ラ ン ス 船 で ヨ ー ロ ツ ・ ( に 渡 り 、 十 一 一 「 小 説 新 潮 」 に 発 表 。 三 十 八 歳 昭 和 三 十 四 年 ( 一 九 五 九 ) 月 、 帰 国 。 神 奈 川 県 一 一 宮 の 関 本 氏 の 古 い 大 き な 別 荘 を 借 り て 住 む 。 三 十 六 歳 三 月 、 「 機 関 士 三 代 」 を 「 小 説 新 潮 」 に 発 表 。 編 著 『 志 賀 直 哉 読 本 』 昭 和 三 十 ニ 年 ( 一 九 五 七 ) ニ 月 、 「 遙 か な 国 」 を 「 別 冊 文 藝 春 秋 」 に 発 表 。 三 月 、 「 磯 崎 さ ん 」 を 学 習 研 究 社 よ り 刊 行 。 四 月 、 前 に 「 朝 日 新 聞 ジ 、 ニ ア 版 」 に 連 載 し た 少 年 読 物 『 な か よ し 特 急 』 を 中 央 公 論 社 よ り 刊 行 。 雑 誌 「 日 本 」 を 「 文 芸 」 に 発 表 。 五 月 、 「 夜 の 波 音 」 を 「 新 潮 」 に 発 表 。 「 ア メ リ 力 に く ら べ て 」 を 「 旅 」 に 発 表 。 七 月 、 「 夜 の 波 音 」 を 東 京 創 元 社 、 に 旅 行 記 を 書 く た め イ ン ド の ( 当 時 ポ ル ト ガ ル 領 ) ゴ ア に 赴 く 。 五 よ り 刊 行 。 八 月 、 「 南 蛮 菓 子 」 を 「 群 像 」 に 発 表 。 九 月 、 「 坂 の 多 い 月 、 帰 国 。 九 月 、 「 ぼ ん こ っ 」 ( 初 め て の 新 聞 小 説 ) を 「 読 売 新 聞 」 町 」 を 「 文 学 界 」 に 、 「 廃 止 論 」 を 「 新 潮 」 に 、 「 困 難 な 言 葉 の 問 題 」 に 連 載 ( 三 十 五 年 四 月 完 結 ) 。 十 一 月 、 『 カ リ フ ォ ル ニ ヤ 』 を 新 潮 社 を 「 朝 日 新 聞 」 に そ れ そ れ 発 表 。 十 月 、 「 ロ ー マ の 雨 」 を 「 新 潮 」 よ り 刊 行 。 十 二 月 、 「 岩 波 の 子 供 の 本 」 の 一 冊 と し て 、 岡 部 冬 彦 の に 、 「 亭 主 素 描 」 を 「 別 冊 文 藝 春 秋 」 に 、 「 観 光 ・ ハ ス に 望 む も の 」 を 絵 入 り で 、 『 き か ん し や や え も ん 』 を 岩 波 書 店 よ り 刊 行 。 「 お せ つ 「 旅 」 に 発 表 。 十 二 月 、 東 京 都 中 野 区 鷺 の 宮 の 公 団 住 宅 に 移 る 。 こ か い の 戒 め 」 を 「 小 説 新 潮 」 に 発 表 。 三 十 九 歳 昭 和 三 十 五 年 ( 一 九 六 〇 ) の 年 、 近 藤 啓 太 郎 と 識 り 合 う 。 三 十 七 歳 三 月 、 「 倉 敷 」 を 「 旅 」 に 発 表 。 「 ゴ ア 紀 行 」 そ の 他 を 収 め た 「 空 旅 昭 和 三 十 三 年 ( 一 九 五 八 ) 一 月 、 「 ク レ ョ ン の 絵 」 を 「 世 界 」 に 、 「 赤 ゲ ッ ト 」 を 「 小 説 新 潮 」 ・ 船 旅 ・ 汽 車 の 旅 』 を 中 央 公 論 社 よ り 刊 行 。 「 横 浜 ・ ハ イ ・ ( ス の ド ラ に 、 「 香 港 旅 情 」 を 「 オ ー ル 読 物 」 に 、 「 食 通 の 弊 害 に つ い て 」 を イ ・ フ 気 分 」 を 「 旅 」 に 発 表 。 六 月 、 「 花 の ね む り 」 を 「 新 潮 」 に 発 「 新 潮 」 に 、 「 お 人 よ し の 日 本 人 」 を 「 週 刊 新 潮 」 に 、 そ れ ぞ れ 発 表 。 「 ほ ん こ っ 』 を 中 央 公 論 社 よ り 刊 行 。 九 月 、 こ の 一 一 、 三 年 間 に 表 。 三 月 、 「 紺 絣 鬼 縁 起 」 を 「 新 潮 」 に 、 「 東 海 道 に ビ ジ ネ ス 特 急 走 書 い て 「 新 潮 」 「 群 像 」 「 文 学 界 」 等 に 発 表 し た 「 坂 の 多 い 町 」 「 ロ る 日 」 を 「 旅 」 に 、 「 先 生 と 与 太 者 」 を 「 週 刊 新 潮 」 に そ れ そ れ 発 ー マ の 雨 」 「 ス ・ ハ ニ エ ル 幻 想 」 「 南 蛮 菓 子 」 等 を 収 め た 短 篇 集 『 坂 の 表 。 五 月 、 「 詐 欺 の 多 い 町 」 を 「 文 学 界 」 に 発 表 。 六 月 、 「 東 京 都 内 多 い 町 』 を 新 潮 社 よ り 出 版 。 十 一 月 、 夏 、 軽 井 沢 で 書 い た 、 「 青 葉 の 峠 ド ラ イ プ 」 を 「 旅 」 に 発 表 。 七 月 、 「 鉄 道 研 修 会 」 を 「 小 説 新 の 翳 り 」 を 「 群 像 」 に 発 表 。 筑 摩 書 房 よ り 新 鋭 文 学 叢 書 『 阿 川 弘 之 潮 」 に 、 「 汽 車 の ア ル ・ ハ ム 」 を 「 オ ー ル 読 物 」 に 発 表 。 子 供 の 頃 か 集 』 を 刊 行 。 四 十 歳 昭 和 三 十 六 年 ( 一 九 六 一 ) ら 、 汽 車 を は じ め 乗 り 物 が 好 き で 、 「 お 早 く 御 乗 車 願 い ま す 』 と い 一 月 、 「 ホ ノ ル ル と 広 島 」 を 「 旅 」 に 発 表 。 中 短 篇 集 「 青 葉 の 翳 り 』 う 妙 な 題 の 随 筆 集 を 中 央 公 論 社 よ り 刊 行 。 小 説 よ り よ く 売 れ た の に は 驚 い た 。 文 庫 本 『 雲 の 墓 標 』 を 新 潮 社 よ り 刊 行 。 八 月 、 「 汁 粉 善 を 講 談 社 よ り 刊 行 。 四 月 、 「 十 階 の 窓 か ら 」 を 「 新 潮 」 に 発 表 。 「 文 兵 衛 」 を 「 文 藝 春 秋 」 に 発 表 。 「 カ リ フ ォ ル ニ ヤ 」 を 「 新 潮 」 に 連 芸 時 評 」 を 「 風 景 」 に 連 載 ( 六 月 ま で ) 。 五 月 、 「 慎 太 郎 と 佐 和 子 」 載 ( 三 十 四 年 十 月 完 結 ) 。 九 月 、 「 均 一 回 遊 券 の 架 空 旅 行 」 を 「 旅 」 を 「 オ ー ル 読 物 」 に 発 表 す る 。 六 月 、 随 筆 集 『 ぽ ん こ っ ・ ば と ろ う に 発 表 。 十 一 月 、 「 告 別 交 響 曲 」 を 「 群 像 」 に 、 「 友 を え ら ば ば 」 を る 』 を 雪 華 社 よ り 出 版 。 「 空 想 家 の 国 語 教 室 」 を 「 新 潮 」 に 発 表 。

現代日本の文学 43 阿川 弘之 三浦 朱門 集


十 月 、 「 東 条 の 遺 書 」 を 「 新 潮 」 に 発 表 。 十 一 月 、 次 男 知 之 誕 生 。 「 流 罪 復 活 」 を 「 新 潮 」 に 発 表 。 八 月 、 「 私 の 戦 学 文 学 」 を 「 読 売 新 十 二 月 、 「 特 急 「 白 鳥 』 の 運 転 士 と か た る 」 を 「 旅 」 に 発 表 。 聞 」 に 発 表 。 「 銀 の こ ん ・ ヘ い と う 」 を 「 週 刊 明 星 」 に 連 載 ( 四 十 年 昭 和 三 十 七 年 ( 一 九 六 一 l) 四 十 一 歳 六 月 ま で ) 。 十 月 、 「 史 伝 山 本 五 十 六 」 を 「 文 芸 朝 日 」 に 連 載 ( 四 十 一 月 、 田 村 泰 次 郎 氏 と 二 人 で 、 香 港 、 南 ヴ ィ エ ト ナ ム 、 カ ン ポ ジ ャ 年 九 月 ま で ) 。 に 旅 行 。 こ の 旅 行 記 を 帰 国 後 「 文 藝 春 秋 」 に 連 載 ( 八 月 完 結 ) 。 「 変 昭 和 四 十 年 ( 一 九 六 五 ) 四 十 四 歳 ら ぬ 友 」 を 「 群 像 」 に 発 表 。 「 わ が 小 説 」 を 「 朝 日 新 聞 」 に 発 表 。 一 月 、 「 水 の 上 の 会 話 」 を 「 新 潮 」 に 発 表 。 「 私 の 小 説 作 法 」 を 「 毎 二 月 、 「 国 産 品 愛 用 」 を 「 新 潮 」 に 発 表 。 三 月 、 『 カ レ ー ラ イ ス 』 を 日 新 聞 」 に 発 表 。 四 月 、 「 軍 艦 ポ ル カ 」 を 「 小 説 新 潮 」 に 発 表 。 五 新 潮 社 よ り 刊 行 。 七 月 、 「 朝 の 匂 い 」 を 「 新 潮 」 に 発 表 。 八 月 、 「 あ 月 、 「 小 山 潸 の 死 」 を 「 展 望 」 に 発 表 。 「 影 ー を 「 群 像 」 に 発 表 。 七 ひ る 飛 び な さ い 」 を 「 週 刊 読 売 」 に 連 載 ( 三 十 八 年 三 月 ま で ) 。 九 月 、 「 七 五 の 歌 」 を 「 文 学 界 」 に 発 表 。 十 一 月 、 「 山 本 五 十 六 」 を 新 月 、 「 仏 頂 面 」 を 「 新 潮 」 に 発 表 。 「 霧 の 中 の 艦 隊 」 を 「 オ ー ル 読 社 よ り 刊 行 。 物 」 に 発 表 。 十 月 、 「 野 に お け 」 を 「 群 像 」 に 発 表 。 十 一 月 、 「 軽 井 昭 和 四 十 一 年 ( 一 九 六 六 ) 四 十 五 歳 沢 風 景 」 を 「 小 説 新 潮 」 に 発 表 。 こ の 年 、 柴 田 錬 三 郎 に す す め ら れ 四 月 、 「 日 記 」 を 「 風 景 」 に 発 表 。 五 月 、 「 舷 燈 」 を 「 群 像 」 に 発 て 、 ゴ ル フ を は じ め た 、 お か げ で 二 十 貫 を こ し て い た 体 重 が 少 し 減 表 。 六 月 、 「 ひ と り 娘 」 を 「 小 説 新 潮 」 に 発 表 。 三 浦 朱 門 と の 対 談 「 作 家 の 機 動 力 」 を 「 風 景 」 に 掲 載 。 七 月 、 「 メ ー ト り 、 健 康 状 態 が よ く な っ た 。 ル 法 強 制 」 を 昭 和 三 十 八 年 ( 一 九 六 = l) 四 十 一 一 歳 「 新 潮 」 に 発 表 。 「 黒 い 坊 ち ゃ ん 」 を 「 週 刊 明 星 」 に 連 載 ( 四 十 一 一 年 一 一 月 、 東 京 都 新 宿 区 大 京 町 の ア パ ー ト に 転 居 。 四 月 、 「 古 い ト ラ ン 四 月 ま で ) 。 講 談 社 よ り 、 わ れ ら の 文 学 『 阿 川 弘 之 ・ 有 吉 佐 和 子 集 』 を 刊 行 。 九 月 、 「 浴 室 」 を 「 別 冊 文 藝 春 秋 」 に 発 表 。 「 私 の う ち な る ク 」 を 「 群 像 」 に 発 表 。 ヨ ー ロ ツ ・ ハ 、 ソ 連 、 ア メ リ カ の 旅 に 出 る 。 世 界 乗 り 物 乗 り あ る 記 を 書 く の が 目 的 ( 五 月 帰 国 ) 。 五 月 、 「 黄 ば ヒ ロ シ マ ー 悲 劇 の 日 」 を 毎 日 新 聞 に 発 表 。 児 島 襄 と 対 談 「 回 想 の 太 む 」 を 「 婦 人 之 友 」 に 発 表 。 『 あ ひ る 飛 び な さ い 』 を 筑 摩 書 房 よ り 平 洋 戦 争 」 を 「 中 央 公 論 」 に 掲 載 。 十 月 、 「 空 港 風 景 」 を 「 群 像 」 刊 行 。 七 月 、 講 談 社 よ り 長 篇 小 説 全 集 『 阿 川 弘 之 集 』 を 刊 行 。 八 月 、 に 発 表 ) 講 談 社 よ り 『 舷 燈 』 を 刊 行 。 十 一 月 、 ニ ュ ー ギ ニ ア 、 ソ ロ 「 風 景 」 に 藤 原 審 靄 と の 対 談 「 閑 暇 あ り て 」 を 掲 載 。 九 月 、 六 月 よ モ ン 群 島 の 旅 に 出 、 プ ー ゲ ン ・ ヒ ル 島 に お い て ジ ャ ン グ ル の 中 に 遺 棄 譜 り 二 か 月 半 か か っ て 書 い た 『 ヨ ー ロ ツ 。 ( 特 急 』 を 中 央 公 論 社 よ り 出 さ れ た 山 本 五 十 六 元 帥 搭 乗 機 を 発 見 し た 。 十 二 月 、 帰 国 。 「 山 本 五 版 。 十 一 月 、 「 歪 ん だ 自 画 像 」 を 「 新 潮 」 に 発 表 。 十 二 月 、 「 作 家 と 十 六 』 に よ り 第 十 三 回 新 潮 社 文 学 賞 を 受 賞 。 昭 和 四 十 ニ 年 ( 一 九 六 七 ) 年 日 本 語 」 を 「 文 学 界 」 に 発 表 。 四 十 六 歳 昭 和 三 十 九 年 ( 一 九 六 四 ) 四 十 三 歳 二 月 、 ソ ロ モ ン 方 面 の 旅 行 記 「 山 本 元 帥 ! 阿 川 大 尉 が 参 り ま し た 」 一 月 、 「 わ が 京 都 」 を 「 旅 」 に 発 表 。 一 一 月 、 「 麻 生 の 一 日 」 を 「 オ ー を 「 中 央 公 論 」 に 発 表 。 三 月 、 日 本 航 空 の 世 界 一 周 便 開 設 一 番 機 に ル 読 物 」 に 発 表 。 三 月 、 「 無 病 息 災 」 を 「 小 説 新 潮 」 に 発 表 。 五 月 、 招 待 さ れ る 。 そ の 途 中 、 ロ ン ド ン に て 山 本 五 十 六 関 係 の 取 材 を し て

現代日本の文学 43 阿川 弘之 三浦 朱門 集


「 新 思 潮 」 を 出 す 。 小 説 を 書 こ う と 思 っ た の は 、 九 月 こ ろ で 、 郭 沫 「 文 士 」 を 「 近 代 文 学 」 、 六 月 、 「 教 育 者 」 を 「 中 央 公 論 」 に 発 表 。 若 を 意 識 し た 歴 史 小 説 と 、 サ ロ ー ヤ ン の 影 響 を 受 け た 私 小 説 風 の 物 五 月 、 短 篇 集 『 冥 府 山 水 図 』 を 筑 摩 書 房 よ り 出 版 。 こ の こ ろ 、 何 の を 書 い た 。 つ ま り 、 習 作 時 代 が こ の こ ろ か ら 始 ま っ た 。 た め に 書 く か わ か ら な く な り 、 教 師 業 に 専 念 し よ う か と も 思 っ た 。 昭 和 ニ 十 六 年 ( 一 九 五 一 ) 一 一 十 五 歳 昭 和 三 十 一 年 ( 一 九 五 六 ) 三 十 歳 「 新 思 潮 」 の 一 一 号 に 出 し た 画 鬼 ー ー ー 後 に 「 冥 府 山 水 図 」 と 改 題 一 一 月 、 「 ポ ナ ベ 島 」 を 「 群 像 」 、 「 嘘 」 を 「 文 学 界 」 、 四 月 、 「 指 環 」 が 「 文 学 界 」 の 同 人 雑 誌 評 で 、 日 井 吉 見 氏 に ほ め ら れ 、 氏 の お 世 話 を 「 別 冊 文 藝 春 秋 」 に 発 表 。 七 月 、 訳 書 『 天 国 は 配 当 を 払 わ な い 』 で 、 第 一 次 展 望 終 刊 号 に 転 載 さ れ た 。 こ の 年 九 月 、 阪 田 が 大 学 を 出 を 講 談 社 よ り 出 版 。 て 結 婚 し 、 朝 日 放 送 の ・ フ ロ デ ュ ー ザ ー に な っ て 大 阪 に 行 っ た 。 小 説 昭 和 三 十 ニ 年 ( 一 九 五 七 ) 三 十 一 歳 の 注 文 ー ら し き も の ー が ポ ッ ポ ッ あ り 、 大 変 に 不 安 で あ っ た 。 ま だ 七 月 、 「 青 銅 の 手 箱 」 を 「 群 像 」 、 十 月 、 「 飴 色 の 定 規 」 を 「 文 学 界 」 習 作 だ と い う 自 覚 が あ り 、 阪 田 が お だ て て く れ る か ら 、 何 と か 書 い に 発 表 。 四 月 、 短 篇 集 『 礁 湖 』 を 村 山 書 店 、 十 二 月 、 訳 書 『 我 が 名 て き た の に 、 こ れ か ら ど う し よ う と 思 っ た 。 は ア ラ ム 』 を 角 川 書 店 よ り 出 版 。 昭 和 ニ 十 七 年 ( 一 九 五 一 l) 二 十 六 歳 昭 和 三 十 三 年 ( 一 九 五 八 ) 三 十 一 一 歳 「 文 学 界 」 一 一 月 号 に 「 斧 と 馬 丁 」 を 発 表 。 同 じ 号 に 出 た 安 岡 章 太 郎 五 月 、 「 鏃 と ・ フ ロ ー チ 」 を 「 美 術 手 帖 」 、 十 月 、 「 陰 謀 」 を 「 新 日 本 の 「 宿 題 」 に シ ョ ッ ク を 受 け た 。 そ の こ ろ 、 サ ロ ー ヤ ン や ア ン ダ ー 文 学 」 、 十 二 月 、 「 不 肖 の 父 」 を 「 文 学 界 」 に 発 表 。 ス ン に 凝 っ て い た の で 、 日 本 に も サ 戸 ー ヤ ン が い る と 思 っ た 。 安 岡 九 月 、 訳 書 『 キ リ ス ト の 死 ん だ 日 』 を 荒 地 出 版 社 よ り 出 版 。 に 手 紙 を 出 し 、 そ の 他 多 く の 偶 然 か ら 、 後 に 「 第 三 の 新 人 」 と 言 わ こ の 二 、 三 年 、 学 校 に も い ろ い ろ 厭 な 問 題 が あ り 、 自 分 の 書 く も の れ る 人 々 と 知 り あ っ た 。 十 月 、 日 大 芸 術 学 部 助 教 授 に な り 、 「 新 潮 」 に つ い て も 、 考 え な け れ ば な ら な い こ と が あ り 、 苦 し か っ た 。 遠 藤 十 二 月 の 同 人 雑 誌 特 集 号 に 「 梅 」 を 発 表 。 周 作 に さ そ わ れ て 、 ネ ラ ン 神 父 の 許 に 、 聖 書 講 義 を 聞 ぎ に 、 週 一 昭 和 ニ 十 八 年 ( 一 九 五 三 ) 二 十 七 歳 度 、 前 後 二 、 三 年 通 っ た 。 一 月 、 「 な す び 」 を 「 文 学 界 」 、 三 月 「 聖 陵 勲 章 」 を 「 中 央 公 論 」 、 昭 和 三 十 四 年 ( 一 九 五 九 ) 三 十 三 歳 八 月 、 「 カ ン ナ 」 を 「 新 潮 」 、 九 月 、 「 ニ コ チ ン 」 を 「 文 学 界 」 に 発 六 月 、 「 セ ル ロ イ ド の 塔 」 を 「 文 学 界 」 に 一 挙 掲 載 。 七 月 、 「 爆 発 」 表 。 十 月 、 新 思 潮 同 人 の 町 田 知 寿 子 ( 曾 野 綾 子 ) と 結 婚 し た 。 を 「 サ ン デ ー 毎 日 特 別 号 」 九 月 、 「 父 と 子 」 を 「 新 潮 」 、 十 一 一 月 、 昭 和 ニ 十 九 年 ( 一 九 五 四 ) 二 十 八 歳 「 シ ャ モ 」 を 「 オ ー ル 読 物 」 に 発 表 。 八 月 三 日 の 「 日 本 読 書 新 聞 」 一 月 、 「 未 だ 練 れ ず 」 を 「 文 学 界 」 、 六 月 、 「 新 井 さ ん と 梅 里 の こ と 」 よ り 「 推 理 小 説 月 旦 」 執 筆 。 を 「 新 潮 」 、 十 二 月 、 「 野 性 の 山 羊 」 を 「 群 像 」 に 発 表 。 十 一 月 、 『 地 図 の 中 の 顔 』 を 講 談 社 よ り 出 版 。 昭 和 三 十 年 ( 一 九 五 五 ) 一 一 十 九 歳 昭 和 三 十 五 年 ( 一 九 六 〇 ) 三 十 四 歳 一 月 、 長 男 太 郎 出 生 。 一 一 月 、 「 空 廻 り の 季 節 」 を 「 文 学 界 」 、 三 月 、 一 月 、 「 階 下 の 家 ー を 「 群 像 」 、 五 月 、 「 汝 の 隣 人 を ス ・ ハ イ せ よ 」 を

現代日本の文学 43 阿川 弘之 三浦 朱門 集


456 入 団 。 十 月 二 日 、 第 二 期 兵 科 予 備 学 生 五 百 名 、 あ る ぜ ん ち な 丸 で 佐 気 が あ る の な ら 、 勤 め ず に 書 い て み た ら ど う で す か 」 と す す め ら れ 世 保 出 港 、 台 湾 に 向 い 、 高 雄 州 東 港 海 軍 航 空 隊 に て 、 予 備 士 官 候 補 る 。 志 賀 先 生 亦 同 意 見 。 背 水 の 陣 を し い て 、 執 筆 に 専 念 す る 覚 悟 を 生 と し て 、 半 年 間 の 基 礎 教 育 を 受 け る 事 に な る 。 文 学 の こ と は も う し た 。 九 月 号 の 「 世 界 」 に 「 年 年 歳 歳 」 を 、 同 月 、 「 新 潮 」 に 「 霊 忘 れ よ う と 思 っ た 。 三 題 ー を の せ て も ら う 。 こ れ は 山 出 し の 新 人 と し て は 異 例 の 幸 運 で 昭 和 十 八 年 ( 一 九 四 三 ) 二 十 二 歳 あ っ た が 、 実 は あ ん ま り そ ん な 気 も せ ず 、 才 能 も 乏 し か っ た の だ 四 月 、 台 湾 よ り 帰 国 。 横 須 賀 海 軍 通 信 学 校 で 、 特 務 班 要 員 と し て の が 、 覚 悟 だ け で 一 向 「 執 筆 に 専 念 」 は せ ず 、 軍 隊 ポ ケ 乃 至 大 陸 ポ ケ 訓 練 を 受 け る 。 海 軍 特 務 班 は 敵 通 信 牒 報 暗 号 解 読 の 機 関 で あ っ た 。 の 虚 脱 状 態 が つ づ い て い て 、 毎 日 ぶ ら ぶ ら し て 暮 し た 。 二 十 六 歳 八 月 、 海 軍 少 尉 任 官 。 軍 令 部 付 と な る 。 の ち に 「 秀 十 郎 夜 話 」 を 書 昭 和 ニ 十 ニ 年 ( 一 九 四 七 ) い た 千 谷 道 雄 、 「 有 島 武 郎 論 」 を 書 い た 安 川 定 男 と は 、 東 大 国 文 科 七 月 、 「 八 月 六 日 」 を 書 き 、 「 新 潮 」 十 一 一 月 号 に 発 表 。 一 一 十 七 歳 の 時 か ら 海 軍 ま で ず っ と 一 緒 で あ っ た 。 昭 和 ニ 十 三 年 ( 一 九 四 八 ) 昭 和 十 九 年 ( 一 九 四 四 ) 一 一 十 三 歳 四 月 、 「 修 介 」 を 「 別 冊 文 藝 春 秋 」 に 発 表 。 十 一 月 、 「 蝙 蝠 」 を 「 新 七 月 、 中 尉 進 級 。 八 月 、 支 那 方 面 艦 隊 司 令 部 付 を 命 ・ せ ら れ 、 中 国 に 小 説 」 に 発 表 、 こ の 年 、 戦 争 中 よ り 中 風 で 病 床 に あ っ た 父 が 、 七 十 渡 り 漢 ロ 在 勤 、 対 重 慶 政 権 の 通 信 牒 報 作 業 に 従 事 。 八 歳 で 亡 く な っ た 。 二 十 八 歳 二 十 四 歳 昭 和 ニ 十 年 ( 一 九 四 五 ) 昭 和 ニ 十 四 年 ( 一 九 匹 九 ) 八 月 、 敗 戦 。 ポ ッ ダ ム 大 尉 と な る 。 漢 口 に て 武 装 解 除 。 俘 虜 と し て 十 月 、 増 田 み よ と 結 婚 。 文 壇 的 に は あ ま り 偉 く な か っ た が 、 家 で は 年 を 越 す 。 大 変 に 偉 く て 、 爾 後 、 十 数 年 間 に 絶 対 的 専 制 君 主 政 を 確 立 し た 。 十 昭 和 ニ 十 一 年 ( 一 九 四 六 ) 二 十 五 歳 一 月 、 「 あ 号 作 戦 前 後 」 ( 後 に 『 春 の 城 』 の 一 部 と な る ) を 、 「 新 潮 」 三 月 、 帰 国 復 員 。 郷 里 は 原 子 爆 弾 に や ら れ 、 七 十 年 間 生 物 の 生 存 不 に 発 表 。 「 胡 媚 娘 」 を 「 文 学 界 」 に 発 表 。 十 一 一 月 、 「 光 の 潮 」 を 可 能 な ど と 聞 か さ れ て い た の で 、 両 親 と も 死 ん だ も の と 思 っ て 広 島 「 心 」 に 発 表 。 一 一 十 九 歳 に 帰 っ て み た ら 、 父 母 は 生 き て お り 、 麦 が 青 々 と 育 っ て い て 、 ま こ 昭 和 ニ 十 五 年 ( 一 九 五 〇 ) と に 救 わ れ た よ う な 気 持 ち に な っ た 。 し か し 家 産 は 皆 広 島 と 満 州 と 四 月 、 「 修 介 の 年 末 」 を 「 小 説 新 潮 」 に 発 表 。 六 月 、 「 崑 崙 の 奴 子 と に あ っ た の で 、 一 家 は 敗 戦 一 夜 に し て 大 貧 窮 状 態 に 陥 っ て い た 。 四 胡 女 の 舞 姫 の 話 」 を 「 心 」 に 発 表 。 八 月 、 「 千 日 酒 」 を 「 文 学 界 」 月 、 上 京 。 台 湾 系 中 国 人 呂 某 氏 の 経 営 す る 中 華 日 報 社 に 数 か 月 勤 め に 発 表 。 九 月 、 「 楙 小 路 」 を 「 小 説 新 潮 」 に 発 表 。 京 橋 書 院 よ り 最 る し そ の 間 、 小 説 ( 短 篇 ) を 二 つ 書 く 。 学 生 時 代 世 話 に な っ た 谷 川 初 の 短 篇 集 『 年 年 歳 歳 』 を 出 し て も ら っ た 。 部 数 は 千 部 。 本 屋 は 間 徹 三 先 生 に 閲 読 を 乞 い 、 そ の 紹 介 で 志 賀 直 哉 先 生 を 識 る 。 世 田 谷 新 も な く つ ぶ れ 、 印 税 は 貰 え な か っ た 。 家 計 の 状 態 は 極 め て 不 良 で 、 町 の 志 賀 先 生 を 訪 ね 、 定 収 入 が な い と 困 る と 言 い 、 連 れ ら れ て 小 山 結 婚 直 前 、 青 山 の 友 人 の 地 所 内 に 建 て た 八 坪 十 一 万 円 ( 全 部 で ) の 書 店 、 文 藝 春 秋 新 社 を 歴 訪 。 文 藝 春 秋 で 池 島 信 平 氏 に 会 い 、 「 書 く 茅 屋 か ら 、 以 後 七 年 間 動 く 事 が 出 来 な か っ た 。 ふ り よ

現代日本の文学 43 阿川 弘之 三浦 朱門 集


460 資 料 を 集 め る 。 四 月 、 「 ソ ロ モ ン 小 戦 史 」 を 「 小 説 新 潮 」 に 発 表 。 私 記 」 を 発 表 。 新 潮 社 よ り 新 潮 日 本 の 文 学 「 阿 川 弘 之 集 』 を 刊 行 。 五 十 歳 『 軍 艦 ポ ル カ 』 を 東 方 社 よ り 刊 行 。 六 月 、 「 旅 の 絵 ハ ガ キ 」 を 「 小 説 昭 和 四 十 六 年 ( 一 . 九 七 一 ) 新 潮 」 に 発 表 。 八 月 、 中 央 公 論 社 よ り 『 私 の ソ ロ モ ン 紀 行 』 を 刊 一 一 月 、 昭 和 出 版 社 よ り 『 私 の 中 の 海 軍 予 備 学 生 』 を 刊 行 。 六 月 、 文 行 。 集 英 社 よ り 『 黒 い 坊 ち ゃ ん 』 ( コ ン ・ ハ ク ト ・ フ ッ ク ス ) を 刊 行 。 藝 春 秋 よ り 『 私 記 キ ス カ 撤 退 』 を 刊 行 。 ( こ の 年 譜 は 著 者 の 自 作 年 譜 を 中 心 に 編 集 部 が 作 製 し ま し た ) 十 月 、 「 お つ ば い 坊 や 」 を 「 小 説 新 潮 に 発 表 。 四 十 七 歳 昭 和 四 十 三 年 ( 一 九 六 八 ) 一 月 、 「 暗 い 波 濤 」 を 「 新 潮 」 に 連 載 し 始 め る 。 三 月 、 「 私 の 卒 業 論 文 ー ↓ ハ 賀 直 哉 」 を 「 群 像 」 に 発 表 。 新 潮 社 よ り 『 水 の 上 の 会 話 』 を 刊 行 。 筑 摩 書 房 よ り 現 代 日 本 文 学 大 系 『 堀 田 ・ 阿 川 ・ 遠 藤 ・ 大 江 集 』 を 刊 行 。 横 浜 市 港 北 区 元 石 川 ( 現 在 は 緑 区 美 し が 丘 ) に 転 居 。 五 月 、 「 犬 と 麻 ち ゃ ん 」 を 「 東 京 新 聞 」 ・ ほ か に 連 載 ( 十 一 一 月 完 結 ) 。 九 月 、 「 私 と ス ポ ー ツ 」 を 「 群 像 」 に 発 表 。 志 賀 直 哉 と 対 談 「 広 津 和 郎 氏 の 思 い 出 」 を 「 図 書 」 に 掲 載 。 講 談 社 よ り 『 あ ひ る 飛 び な さ い 』 を 刊 行 。 昭 和 四 十 四 年 ( 一 九 六 九 ) 四 十 八 歳 一 月 、 「 『 志 賀 直 哉 私 論 』 私 観 」 を 「 文 学 界 」 に 発 表 。 一 一 月 、 「 最 後 の 海 軍 大 将 」 を 「 文 藝 春 秋 」 に 発 表 。 九 月 、 ア リ ュ ー シ ャ ン 列 島 及 び ア ツ ツ 島 に 旅 行 。 十 一 月 、 新 潮 社 よ り 以 前 の 『 山 本 五 十 六 』 に 約 三 〇 〇 枚 を 加 筆 し た 『 新 版 山 本 五 十 六 』 を 脱 稿 し 、 刊 行 。 十 二 月 、 日 本 ペ ン ク ラ ブ 専 務 理 事 と な る 。 四 十 九 歳 昭 和 四 十 五 年 ( 一 九 七 〇 ) 一 一 月 、 ベ ス ト セ ラ ー ズ 社 よ り 「 阿 川 弘 之 の 本 』 を 刊 行 。 三 月 、 紀 行 「 29 年 目 の 真 珠 湾 」 を 「 太 陽 」 に 発 表 。 三 月 、 四 月 と モ ス コ ー ア メ リ カ を 旅 行 。 六 月 、 韓 国 ン ウ ル で 開 か れ た 第 三 十 七 回 国 際 ペ ン 大 会 に 出 席 。 七 月 、 帰 国 。 十 月 よ り 「 日 本 経 済 新 聞 」 夕 刊 に 「 い る か の 学 校 」 を 連 載 。 十 一 月 、 「 文 藝 春 秋 臨 時 増 刊 」 に 「 私 記 キ ス カ 撤 退 」 を 発 表 。 十 二 月 、 「 別 冊 文 藝 春 秋 」 に 「 広 瀬 武 夫

現代日本の文学 43 阿川 弘之 三浦 朱門 集


て ん ま ー 発 点 で 感 じ た の で あ っ た 。 ( だ が そ れ も マ チ が イ ) こ じ ま の ぶ お ま た 別 の 日 呼 ば れ て 行 く と 、 小 島 信 夫 さ ん と 庄 野 潤 7 三 さ ん が お 客 に 見 え て い て 、 何 か 議 論 の 最 中 で あ っ た 。 旗 色 が 悪 く な 「 た 阿 川 さ ん は し き り に 咳 ば ら い を し て 、 い た り さ れ た 。 そ の う ち 和 チ リ 紙 を 五 枚 も 重 ね て を 吐 庄 野 さ ん だ か 小 島 さ ん だ か 忘 れ た が 、 阿 川 さ ん の 作 品 に は ク ラ リ テ ィ が あ る と 一 言 い 出 さ れ た 。 阿 川 さ ん は や 文 は り 空 咳 ば ら い を 続 け て い た が 、 「 ク ラ リ テ ィ 」 又 は 「 明 澄 」 と い う 言 葉 を 、 私 は そ れ 以 後 阿 川 さ ん の 小 説 を 読 む ご と に 田 5 い 出 す よ 、 つ に な っ た 「 山 本 五 十 六 」 も ク ラ リ テ ィ が あ る し 、 い ま 「 新 潮 」 ム 間 に 連 載 中 の 「 暗 い 波 濤 」 も 、 戦 争 の 小 説 で こ れ ほ ど 明 お ん 。 , 哉 澄 な 態 度 で 書 か れ た も の を あ ま り 知 ら な い 。 「 処 5 」 の 右 新 幹 線 ・ 名 古 屋 駅 に て 左 一 ( 修 「 字 も な い し 、 「 七 生 報 国 」 の 字 も な い 。 そ こ で は 部 分 よ り 遠 藤 周 作 氏 曾 野 綾 子 氏 と 全 体 の 関 係 、 時 間 と 空 間 の 様 相 が 実 に 明 ら か で 、 人 ( 昭 和 四 十 三 5 四 年 こ ろ ) 右 下 テ レ ビ ・ ド ラ マ ″ あ ひ る 間 の 見 方 が 公 平 だ 。 の 学 校 。 で 工 場 見 学 左 か ら 芦 自 分 の 理 解 の た め に 、 こ ん な 風 に 考 え て み る 。 小 説 と い 、 フ も の を 仲 立 ち に し て 、 文 章 で 切 り 取 る こ と 田 伸 介 氏 弘 之 二 人 お 【 て 十 、 、 , 一 ( 」 、 を も い 第 = 4 和 に よ っ て 、 現 実 と 作 者 と の 関 係 が そ れ 以 前 よ り す こ し フ ェ ア に な る こ と が あ る 。 歴 史 の 長 い リ ポ ー ト を 書 く よ う な 時 に 、 誰 も が 味 わ え る 感 覚 だ 。 書 き 手 の 心 の 中 う ず に ど ん な 感 情 の 渦 が 沸 き た っ て い て も 、 被 害 者 や 加 害 新 者 の 意 識 で 文 章 を 染 め な い 。 そ の フ 、 ア の 感 覚 に ど ん こ ん

現代日本の文学 43 阿川 弘之 三浦 朱門 集


「 風 邪 癒 り ま し た 」 廊 下 で 江 崎 中 佐 を ま え て 言 う と 、 中 う な す 佐 は 振 向 き も せ ず に 、 軽 く 頷 い た だ け で あ っ た 。 へ い そ う 小 畑 耕 二 の 日 記 助 手 の 佐 野 兵 曹 が 、 溜 っ て い た 電 報 を 沢 山 持 っ て 来 た 。 せ つ か く 昭 和 十 九 年 一 月 >< 日 佐 野 兵 曹 は 、 折 角 の 正 月 に 風 邪 で は つ ま ら な か っ た ろ う と し き あ ん と う か 、 餅 を 食 っ た か と か 、 頻 り に 訊 い た 。 彼 は 仕 方 な し に 佐 安 東 よ り 手 紙 と 小 包 来 る 。 正 月 に 風 邪 を ひ か せ て く れ た 野 に だ け 「 風 邪 」 の 話 を し て や っ た 。 の が 兄 の 気 に 入 っ て 、 そ の 中 佐 に 何 か 美 味 い 物 を 送 っ て 「 な ん だ 。 そ う か 。 小 畑 少 尉 う ま い 事 や っ た な 」 佐 野 兵 曹 や ろ う と 言 っ て い る そ う だ 。 急 い で 断 り の 手 紙 を 出 す 。 く せ あ い か わ ら す お だ い み よ う 相 不 変 御 大 名 気 分 だ 。 小 包 に は ウ イ ス キ ー ・ チ ョ コ レ ー は 癖 の 、 変 な 漫 才 の よ う な 声 を 立 て て 笑 っ た 。 ト と 砂 糖 が 入 っ て い た 。 こ れ は 有 難 か っ た 。 チ ョ コ レ ー 電 報 の 綴 じ を 繰 っ て み る と 、 年 末 の 情 報 に 出 た 通 り 、 既 解 読 の 青 密 や 「 domic 」 に 混 っ て 全 く 新 し い 武 官 暗 号 が 現 ト は 明 日 持 っ て 行 っ て 谷 井 や 和 田 に 食 わ す 。 こ の 頃 皆 何 れ て い た 。 と な く く さ っ て い る 。 一 度 又 横 須 賀 へ 行 っ て 底 抜 け に 騒 さ い し よ う き じ ゅ う け い あ て い で 来 よ う と い う 話 だ 。 帝 劇 で 崔 承 喜 の 踊 り を や っ て い 一 月 一 日 附 ニ ュ ー デ リ ー 発 重 慶 宛 の も の が 最 初 で 、 そ れ ワ シ ン ト ン 、 重 慶 、 る の で 、 行 っ て み よ う と 、 こ れ は 広 川 と 久 木 が 云 っ て い か ら 七 草 を 過 ぎ る 頃 に は 、 モ ス コ ー テ ヘ ラ ン 等 各 地 発 信 の 電 報 の 中 に 散 発 的 に そ の 暗 号 が 出 現 る 。 し 始 め た 。 青 密 と 同 じ く 口 ー マ 字 を 使 っ た 文 字 暗 号 で 、 冒 映 画 も 小 説 も 皆 つ ま ら な い 。 「 海 軍 」 と い う 小 説 が 済 む そ く み つ 頭 に は 明 碼 平 文 の 「 平 密 」 と か 「 仄 密 」 と い う 字 が 入 っ た と 「 陸 軍 」 と い う 小 説 が 出 る 。 ム ー ラ ン ・ ル ー ジ ュ が 名 が 、 そ れ は 「 平 密 」 と 「 仄 密 」 と 二 種 の 暗 号 な の か 、 「 平 前 を 作 文 館 と 変 え た 。 十 二 年 間 も な っ か し ま れ て 来 た 名 仄 密 」 と い う 一 つ の 暗 号 な の か 、 一 符 字 は ロ ー マ 字 幾 字 前 を 変 え る 事 は あ る ま い と 思 う が 、 つ ま ら ぬ 話 だ 。 我 々 が 戦 争 の 事 に 集 中 さ せ ら れ る の は 、 そ の つ も り だ か ら い 城 か 、 基 礎 暗 号 書 は 何 か 、 七 八 通 の 傍 受 資 料 で は 皆 目 見 当 が つ か な か っ た 。 偶 然 の 反 覆 と 見 ら れ る 物 以 外 は 、 電 報 の 中 い が 、 そ う で な い 所 ま で 何 故 妙 な 色 に 塗 る の だ ろ う 。 第 の に 意 味 の あ り そ う な 反 覆 は 全 く 見 ら れ ず 、 使 用 ロ ー マ 字 の 一 海 軍 で は 敵 性 国 語 の 廃 止 な ど と い う 事 は 、 や っ て い は あ い か わ ら ず た ら い ・ 春 ん ど す う 頻 度 数 は 一 一 十 六 字 略 平 均 し て い て 、 何 処 か ら 手 を つ け て し な い 。 相 不 変 盥 が オ シ タ ッ プ で 風 呂 が ・ ハ ス だ 。 の ん び み と お い し か 、 そ の 見 透 し が 全 く 立 た な か っ た 。 り し た 話 の 方 が い い 。 二 三 日 前 の 新 聞 の 研 究 余 滴 と い う 瀾 に 或 る 医 者 が ベ ル リ ン 大 学 の 何 と か い う 教 授 の 事 を 書 た ま