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検索対象: 岸信介―権勢の政治家 (岩波新書 新赤版 (368))

岸信介―権勢の政治家 (岩波新書 新赤版 (368))から 253件ヒットしました。

岸信介―権勢の政治家 (岩波新書 新赤版 (368))


原 彬 久 著 岸 信 介 ー 権 勢 の 政 治 家 ー 岩 波 新 書 368

岸信介―権勢の政治家 (岩波新書 新赤版 (368))


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岸信介―権勢の政治家 (岩波新書 新赤版 (368))


岩 波 新 書 か ら 戦 後 政 治 史 石 川 真 澄 著 石 現 代 日 本 の 保 守 政 治 内 田 健 三 著 九 六 0 年 五 月 一 九 日 日 高 六 郎 編 政 治 と カ ネ 広 瀬 道 貞 著 政 治 家 の 条 件 森 嶋 通 夫 著 ー ・ イ ギ リ ス 、 、 日 本 ・ ー

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原 彬 久 1939 年 北 海 道 釧 路 市 に 生 ま れ る 1963 年 早 稲 田 大 学 第 一 政 経 学 部 政 治 学 科 卒 業 現 在 ー 東 京 国 際 大 学 教 授 , 法 学 博 士 ( 一 橋 大 学 ) こ の 間 , 1977 ~ 78 年 プ リ ン ス ト ン 大 学 お よ び 1990 年 ケ ン プ リ ッ ジ 大 学 客 員 研 究 員 専 攻 ー 国 際 政 治 学 , 日 本 外 交 史 , 日 米 関 係 論 著 書 ー 「 戦 後 日 本 と 国 際 政 治 一 一 安 保 改 定 の 政 治 力 学 」 ( 中 央 公 論 社 ) 「 日 米 関 係 の 構 図 」 ( NHK ブ ッ ク ス ) 「 国 際 政 治 分 析 ー ー 理 論 と 現 実 」 ( 新 評 論 ) 「 国 際 関 係 論 基 礎 研 究 」 ( 共 編 , 福 村 出 版 ) 「 現 代 国 際 政 治 の ダ イ ナ ミ ク ス 」 ( 共 編 , 早 稲 田 大 学 出 版 部 ) 訳 書 ー A. M. ス コ ッ ト 「 国 際 政 治 の 機 能 と 分 析 」 ( 福 村 出 版 ) H. J. モ ー ゲ ン ソ ー - ' - 「 国 際 政 治 一 一 - 権 力 と 平 和 」 全 3 巻 ( 訳 者 代 表 , 福 村 出 版 ) 介 の イ 価 定 岸 ー に 表 示 し て あ り ま す 岩 波 新 書 ( 新 赤 版 ) 368 1995 年 1 月 20 日 第 1 刷 発 行 は ら よ し ひ き 著 者 原 彬 久 安 江 良 介 発 行 者 株 式 会 社 岩 波 書 店 発 行 所 〒 101 ー 02 東 京 都 千 代 田 区 ー ツ 橋 2 ー 5 ー 5 電 話 案 内 03 ー 5210 ー 4000 営 業 部 03 ー 5210 ー 4111 新 書 編 集 部 03 ー 5210 ー 4054 印 刷 ・ 精 興 社 カ バ ー ・ 半 七 印 刷 製 本 ・ 永 井 製 本 OYoshihisa Hara 1995 ISBN 4 ー 00 ー 430368 ー 0 Printed in Japan

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岩 波 新 書 創 刊 五 十 年 、 新 版 の 発 足 に 際 し て 岩 波 新 書 は 、 一 九 三 八 年 一 一 月 に 創 刊 さ れ た 。 そ の 前 年 、 日 本 軍 部 は 日 中 戦 争 の 全 面 化 を 強 行 し 、 国 際 社 会 の 指 弾 を 招 い た 。 し か し 、 ア ジ ア に 覇 を 求 め た 日 本 は 、 言 論 思 想 の 統 制 を き び し く し 、 世 界 大 戦 へ の 道 を 歩 み 始 め て い た 。 出 版 を 通 し て 学 術 と 社 会 に 貢 献 ・ 尽 力 す る こ と を 終 始 希 い つ づ け た 岩 波 書 店 創 業 者 は 、 こ の 時 流 に 抗 し て 、 岩 波 新 書 を 創 刊 し た 。 創 刊 の 辞 は 、 道 義 の 精 神 に 則 ら な い 日 本 の 行 動 を 深 憂 し 、 権 勢 に 媚 び 偏 狭 に 傾 く 風 潮 と 他 を 排 撃 す る 驕 慢 な 思 想 を 成 め 、 批 判 的 精 神 と 良 心 的 行 動 に 拠 る 文 化 日 本 の 躍 進 を 求 め て の 出 発 で あ る と 鷭 っ て い る 。 こ の よ う な 創 刊 の 意 は 、 戦 時 下 に お い て も 時 勢 に 迎 合 し な い 豊 か な 文 化 的 教 養 の 書 を 刊 行 し 続 け る こ と に よ っ て 、 多 数 の 読 者 に 迎 え ら れ た 。 戦 争 は 惨 澹 た な 内 外 の 犠 牲 を 伴 っ て 終 わ り 、 戦 時 下 に 一 時 休 刊 の 止 む な き に い た っ た 岩 波 新 書 も 、 一 九 四 九 年 、 装 を 赤 版 か ら 青 版 に 転 し て 、 刊 行 を 開 始 し た 。 新 し い 社 会 を 形 成 す る 気 運 の 中 で 、 自 立 的 精 神 の 糧 を 提 供 す る こ と を 願 っ て の 再 出 発 で あ っ た 。 赤 版 は 一 〇 一 点 、 青 版 は 一 千 点 の 刊 行 を 数 え た 。 ル 七 ヒ 年 、 岩 波 新 書 は 、 青 版 か ら 黄 版 へ 再 び 製 を 改 め た 。 右 の 成 果 の 上 に 、 よ り 一 層 の 課 題 を こ の 叢 書 に 課 閉 塞 を 排 し 、 時 代 の 精 神 を 拓 こ う と す る 人 々 の 要 請 に 応 え た い と す る 新 た な 意 欲 に よ る も の で あ っ た 。 即 ち 、 時 代 の 様 相 は 戦 争 直 は 全 く 一 変 し 、 国 際 的 に も 国 内 的 に も 大 き な 発 展 を 遂 げ な が ら も 、 同 時 に 混 迷 の 度 を 深 め て 転 換 の 時 代 を 迎 え た こ と を 伝 え 、 科 学 技 行 の 発 展 と 価 値 観 の 多 元 化 は 文 明 の 意 味 が 根 本 的 に 間 い 直 さ れ る 状 況 に あ る こ と を 示 し て い た 。 そ の 根 源 的 な 問 は 、 今 日 に 及 ん で 、 い っ そ う 深 刻 で あ る 。 圧 倒 的 な 人 々 の 希 い と 真 摯 な 努 力 に も か か わ ら す 、 地 球 社 会 は 核 時 代 の 恐 怖 か ら 解 放 さ れ ず 、 各 地 に 戦 火 は 止 ま す 、 飢 え と 貧 窮 は 放 置 さ れ 、 差 別 は 克 服 さ れ す 人 権 侵 害 は つ づ け ら れ て い る 。 科 学 技 術 の 発 展 は 新 し い 大 き な 可 能 性 を 生 み 、 一 方 で は 、 人 間 の 良 心 の 動 揺 に つ な が ろ う と す る 側 面 を 持 っ て い る 。 溢 れ る 情 報 に よ っ て 、 か え っ て 人 々 の 現 実 認 識 は 混 乱 に 陥 り 、 ユ ー ト ピ ア を 喪 い は じ め て い る 。 わ が 国 に あ っ て は 、 い ま な お ア ジ ア 民 衆 の 信 を 得 な い ば か り か 、 近 年 に い た っ て 再 び 独 善 偏 狭 に 傾 く 県 れ の あ る こ と を 否 定 で き な い 豊 か に し て 勁 い 人 間 性 に 基 づ く 文 化 の 創 出 こ そ は 、 岩 波 新 書 が 、 そ の 歩 ん で き た 同 時 代 の 現 実 に あ っ て 一 貫 し て 希 い 、 目 標 と し て き た と こ ろ で あ る 。 今 日 、 そ の 希 い は 最 も 切 実 で あ る 。 岩 波 新 書 が 創 刊 五 十 年 ・ 刊 行 点 数 一 千 五 百 点 と い う 画 期 を 迎 え て 、 三 た び 装 を 改 め た の は 、 こ の 切 実 な 希 い と 、 新 世 紀 に つ な が る 時 代 に 対 応 し た い と す る わ れ わ れ の 自 覚 と に よ る も の で あ る 。 未 来 を に な う 若 い 世 代 の 人 々 、 現 代 社 会 に 生 き る 男 性 ・ 女 性 の 読 者 、 ま た 創 回 五 十 年 の 歴 史 を 共 に 歩 ん で き た 経 験 豊 か な 年 齢 層 の 人 々 に 、 こ の 叢 書 が 一 層 の 広 が り を も っ て 迎 え ら れ る こ と を 願 っ て 、 初 心 に 復 し 、 飛 躍 を 求 め た い と 思 う 。 読 者 の 皆 様 の 御 支 持 を ね が っ て や ま な い ( 一 九 八 八 年 一 月 )

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林 茂 ・ 辻 清 明 編 『 日 本 内 閣 史 録 』 ( 2 , 3 , 4 ) 第 一 法 規 , 昭 和 56 年 東 郷 文 彦 『 日 米 外 交 三 十 年 』 世 界 の 動 き 社 , 昭 和 57 年 伊 藤 隆 『 昭 和 期 の 政 治 』 山 川 出 版 社 , 昭 和 58 年 岸 信 介 『 岸 信 介 回 顧 録 ー ー 保 守 合 同 と 安 保 改 定 』 廣 済 堂 , 昭 和 58 年 角 田 順 編 『 石 原 莞 爾 資 料 ー ー 国 防 論 策 篇 [ 増 補 版 ] 』 原 書 房 , 昭 和 59 年 赤 松 貞 雄 『 東 条 秘 書 官 機 密 日 誌 』 文 藝 春 秋 , 昭 和 60 年 高 木 惣 吉 『 高 木 惣 吉 日 記 』 毎 日 新 聞 社 , 昭 和 60 年 読 売 新 聞 政 治 部 編 『 権 力 の 中 枢 が 語 る 自 民 党 の 三 十 年 』 読 売 新 聞 社 , 昭 和 60 年 渡 辺 京 二 『 北 一 輝 』 朝 日 新 聞 社 , 昭 和 60 年 石 田 博 英 『 私 の 政 界 昭 和 史 』 東 洋 経 済 新 報 社 , 昭 和 61 年 『 国 史 大 辞 典 』 ( 第 8 巻 ) 吉 川 弘 文 館 , 昭 和 62 年 武 藤 富 男 『 私 と 満 州 国 』 文 藝 春 秋 , 昭 和 63 年 原 彬 久 『 戦 後 日 本 と 国 際 政 治 一 一 安 保 改 定 の 政 治 力 学 』 中 央 公 論 社 , 昭 和 63 年 岸 信 介 伝 記 編 纂 委 員 会 編 『 人 間 岸 信 介 波 瀾 の 九 十 年 』 岸 信 介 遺 徳 顕 彰 会 , 平 成 元 年 木 下 道 雄 『 側 近 日 誌 』 文 藝 春 秋 , 平 成 2 年 寺 崎 英 成 『 昭 和 天 皇 独 白 録 ー ー 寺 崎 英 成 ・ 御 用 掛 日 記 』 文 藝 春 秋 , 平 成 3 年 原 彬 久 『 日 米 関 係 の 構 図 』 NHK ブ ッ ク ス , 平 成 3 年 大 江 志 乃 夫 『 御 前 会 議 』 中 公 新 書 , 平 成 3 年 岩 見 隆 夫 『 新 版 ・ 昭 和 の 妖 怪 岸 信 介 』 朝 日 ソ ノ ラ マ , 平 成 6 年 ( 第 14 巻 ) 日 本 図 書 セ ン タ ー , 平 成 5 年 粟 屋 憲 太 郎 ・ 吉 田 裕 編 集 ・ 解 説 『 国 際 検 察 局 ( IPS ) 尋 問 調 書 』 コ ・ 文 藝 春 秋 , 平 成 4 年 安 倍 洋 子 『 わ た し の 安 倍 晋 太 郎 3 岸 信 介 の 娘 と し て 』 ネ ス

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参 考 文 献 近 衛 文 麿 「 平 和 へ の 努 力 」 , 昭 和 戦 争 文 学 全 集 編 集 委 員 会 『 知 ら れ ざ る 記 録 』 集 英 社 , 昭 和 40 年 木 戸 幸 一 『 木 戸 幸 一 日 記 』 ( 下 巻 ) 東 京 大 学 出 版 会 , 昭 和 41 年 ウ ィ リ ア ム ・ J. シ ー ポ ル ト ( 野 末 賢 三 訳 ) 『 日 本 占 領 外 交 の 回 想 』 朝 日 新 聞 社 , 昭 和 41 年 片 倉 衷 ・ 古 海 忠 之 『 挫 折 し た 理 想 国 一 一 満 州 国 興 亡 の 真 相 』 現 代 ブ ッ ク 社 , 昭 和 42 年 東 郷 茂 徳 『 東 郷 茂 徳 外 交 手 記 ー ー 一 時 代 の 一 面 』 原 書 房 , 昭 和 42 年 清 瀬 一 郎 『 秘 録 東 京 裁 判 』 読 売 新 聞 社 , 昭 和 42 年 東 久 邇 稔 彦 『 東 久 邇 日 記 ー 一 日 本 激 動 期 の 秘 録 』 徳 間 書 店 , 昭 和 43 年 高 橋 正 衛 『 昭 和 の 軍 閥 』 中 公 新 書 , 昭 和 44 年 C. A. ウ イ ロ ビ ー ( 延 禎 監 修 ) 『 知 ら れ ざ る 日 本 占 領 ー ー ウ イ ロ ビ ー 回 顧 録 』 番 町 書 房 , 昭 和 48 年 東 条 英 機 刊 行 会 ・ 上 法 快 男 編 『 東 条 英 機 』 芙 蓉 書 房 , 昭 和 49 年 大 川 周 明 「 日 本 精 神 研 究 」 「 印 度 に 於 け る 国 民 的 運 動 の 現 状 及 び 其 の 由 来 」 , 橋 川 文 三 編 『 大 川 周 明 集 』 筑 摩 書 房 , 昭 和 50 年 中 谷 武 世 『 戦 時 議 会 史 』 民 族 と 政 治 社 , 昭 和 50 年 藤 山 愛 一 郎 『 政 治 わ が 道 ー ー 藤 山 愛 一 郎 回 想 録 』 朝 日 新 聞 社 , 昭 和 51 年 岩 川 隆 『 巨 魁 - ー ー 岸 信 介 研 究 』 ダ イ ヤ モ ン ド 社 , 昭 和 52 年 細 川 護 貞 『 細 川 日 記 』 中 央 公 論 社 , 昭 和 53 年 ジ ョ ン ・ K. エ マ ー ソ ン ( 宮 地 健 次 郎 訳 ) 『 嵐 の 中 の 外 交 官 ジ ョ ン ・ エ マ ー ソ ン 回 想 録 』 朝 日 新 聞 社 , 昭 和 54 年 岸 信 介 ・ 矢 次 一 夫 ・ 伊 藤 隆 『 岸 信 介 の 回 想 』 文 藝 春 秋 , 昭 和 56 年 2

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あ と が き も ち ろ ん 、 戦 前 ・ 戦 中 ・ 戦 後 の 回 想 、 さ ら に は 他 の 政 治 家 へ の 評 価 な ど 多 岐 に わ た っ た 。 岸 氏 の 残 し た 数 々 の 証 言 が 政 治 学 研 究 に と っ て き わ め て 有 用 で あ る こ と は い う ま で も な い 。 本 書 に そ の 証 言 を 引 用 さ せ て 頂 い た こ と に 深 謝 す る 。 そ の 他 イ ン タ ビ ー に 応 じ て 頂 い た 方 々 、 獄 中 日 記 を は じ め 他 の 貴 重 な 未 公 開 資 料 を 提 供 し て 下 さ っ た 岸 信 和 氏 ( 岸 信 介 氏 ご 子 息 ) 、 並 び に 、 執 筆 過 程 で ご 協 力 頂 い た 関 係 各 位 に 厚 く お 礼 申 し 上 げ た い 。 こ れ ら の 方 々 が 私 の 執 筆 に い か な る 条 件 も 課 さ な か っ た こ と は 、 そ れ が 当 然 の こ と と は い え 、 特 記 さ れ て よ 、 ま た 、 本 書 に 収 め ら れ て い る 岸 氏 関 連 の 写 真 等 を 提 供 し て 頂 い た 関 係 者 及 び 関 係 諸 機 関 に 感 謝 し た い 。 原 稿 の 整 理 等 に つ い て は 熊 坂 雅 彦 氏 を 煩 わ し た 。 お 礼 申 し 上 げ る 。 な お 、 こ の 「 あ と が き 」 を 含 め て 本 書 の 人 名 は 、 敬 称 を 省 略 さ せ て 頂 い た 。 引 用 文 の 旧 字 体 漢 字 は こ れ を 新 字 体 に 変 え た こ と 、 年 号 は 、 本 書 の テ ー マ か ら し て 原 則 的 に 元 号 を 用 い た こ と に つ い て も 、 こ こ で お 断 り し て お き た い 。 最 後 に 、 岩 波 書 店 編 集 部 の 坂 巻 克 巳 、 佐 藤 司 両 氏 に 謝 意 を 表 し た い 。 執 筆 開 始 か ら 比 較 的 短 期 間 の う ち に 脱 稿 し え た の は 、 び と え に 両 氏 の 叱 咤 激 励 の 賜 物 で あ る 。 平 成 六 年 一 〇 月 一 一 〇 日 研 究 室 に て 原 彬 久 243

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五 ・ 一 九 採 決 が 点 火 し た 熱 い 政 治 闘 争 は 、 岸 が 閣 議 で 正 式 に 退 陣 表 明 す る ま で ち ょ 院 外 闘 争 う ど 一 カ 月 間 燃 え さ か る 。 こ の 期 間 、 岸 が 直 面 し た 最 も 深 刻 な 難 事 の 一 つ は 、 い う の 高 揚 ま で も な く 野 党 勢 力 に よ る 院 外 大 衆 闘 争 の 波 動 で あ り 、 い ま 一 つ は 相 変 わ ら ず 打 ち 続 く 政 権 党 内 反 岸 勢 力 の 猛 攻 で あ っ た 。 し か も 岸 の 課 題 は 、 新 条 約 ・ 新 協 定 の 「 参 議 院 自 然 承 認 」 ( 六 月 一 九 日 ) ま で こ れ ら 二 つ の 大 波 に ど う 耐 え 抜 く か 、 そ し て 「 自 然 承 認 」 と 同 日 に 予 定 さ れ る 「 ア イ ク 訪 日 」 と い う 国 際 公 約 を ど う 実 現 す る か 、 と い う に あ っ た 。 ま ず 、 岸 の 前 に 立 ち は だ か っ た 院 外 大 衆 行 動 は 、 五 ・ 一 九 採 決 を 経 過 し て 全 く 新 た な 様 相 を 呈 す る 。 同 採 決 以 前 、 院 外 大 衆 行 動 の 司 令 塔 す な わ ち 安 保 改 定 阻 止 国 民 会 議 の 情 勢 分 析 は 、 一 言 で い え ば 「 安 保 は 重 い 」 と い う 言 葉 に 尽 き た 。 「 四 月 一 五 日 か ら 一 一 六 日 ま で の 第 一 五 次 統 一 い わ た れ す き お 行 動 あ た り か ら 大 衆 闘 争 は 活 気 づ い た 」 と は 、 岩 垂 寿 喜 男 ( 国 民 会 議 事 務 局 次 長 ) の 言 で あ る ( 岩 っ 竝 垂 イ ン タ ビ 、 ー ) 。 同 時 に 彼 は 「 そ れ で も 大 衆 闘 争 の 見 通 し は 正 直 い 。 て 悲 観 的 で あ 。 た 」 と も 点 頂 い う ( 同 前 ) 。 力 し か し 、 五 ・ 一 九 採 決 は ま さ し く 「 大 転 機 」 で あ っ た ( 同 前 ) 。 五 月 一 一 六 日 の 院 外 闘 争 は 労 組 権 員 の み な ら ず 大 学 生 、 高 校 生 、 農 民 な ど を 含 め て 全 国 で 五 四 万 人 ( 警 察 庁 調 べ ) を 巻 き 込 ん だ 。 章 当 時 、 総 評 事 務 局 長 だ っ た 岩 井 章 は 、 次 の よ う に 回 想 す る 。 「 安 保 改 定 そ の も の の 危 険 性 だ け 第 で は な く て 民 主 主 義 の 危 機 を 国 民 に 訴 え る 絶 好 機 と な っ た し 、 そ の こ と が 闘 争 の 幅 を 飛 躍 的 に 219

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原 理 大 綱 』 を 手 に 入 れ 、 「 夜 を 徹 し て 筆 写 ー し て い る ( 同 前 ) 。 こ の 『 国 家 改 造 案 原 理 大 綱 』 は 、 例 え ば 、 天 皇 が ク ー デ タ ー に よ っ て 三 年 間 憲 法 を 「 最 も 深 停 止 し て 「 両 院 ヲ 解 散 シ 全 国 ニ 戒 厳 令 ヲ 布 ク 」 こ と 、 華 族 制 度 を 廃 止 す べ き こ と 、 い 印 象 」 か い ふ く 治 安 警 察 法 や 新 聞 紙 条 例 な ど の 廃 絶 に よ る 「 国 民 自 由 ノ 恢 復 ー を 計 る こ と 、 皇 室 財 産 を 国 家 に 下 付 す べ き こ と ( 以 上 巻 一 ) 、 国 民 の 私 有 財 産 を 制 限 す 、 へ き こ と ( 巻 一 l) 、 大 資 本 の 国 有 化 を 行 な う こ と ( 巻 四 ) 、 そ し て 私 企 業 の 純 益 を 労 働 者 に 配 当 し 、 一 日 八 時 間 労 働 と 日 曜 祭 日 の 休 業 ( 賃 金 は 支 払 う ) を 断 行 す 。 へ き こ と ( 巻 五 ) 等 々 を 唱 導 し 、 文 字 通 り 国 家 改 造 の 具 体 的 な シ ナ リ オ を 示 し て い る 。 ま た 、 「 日 本 国 民 ハ 平 等 自 由 ノ 国 民 タ ル 人 権 ヲ 保 障 セ ラ ル と し て 、 「 国 民 人 権 ノ 擁 護 ー を 高 唱 し て い る こ と ( 巻 六 ) も 注 目 さ れ る 。 国 家 社 会 主 義 革 命 へ の 烈 し い 熱 気 が 読 み と れ る 。 同 『 大 綱 』 は さ ら に 世 界 領 土 の 再 分 割 を 説 く 。 「 不 法 ノ 大 領 土 ヲ 独 占 シ テ 人 類 共 存 ノ 天 道 ヲ 印 無 視 ス ル 者 」 に は 「 戦 争 ヲ 開 始 ス ル ノ 権 利 ヲ 有 ス ー と し て 、 オ ー ス ト ラ リ ア や 極 東 シ ベ リ ア 取 刻 春 得 の た め の 開 戦 は 「 国 家 ノ 権 利 ナ リ 」 と し て ( 巻 八 ) 、 帝 国 主 義 的 領 土 拡 大 の 正 当 性 を 訴 え て い 青 る の で あ る 。 章 北 は こ れ よ り 一 三 年 前 、 す な わ ち 明 治 三 九 年 、 一 一 三 歳 の と き 『 国 体 論 及 び 純 正 社 会 主 義 』 な 第 る 著 書 を 自 費 出 版 し 、 す ぐ さ ま 発 禁 処 分 に 遭 っ て い る 。 同 書 は 、 社 会 主 義 革 命 と 対 外 膨 張 論 を