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検索対象: 現代日本の文学 42 島尾 敏雄 井上 光晴 集

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現代日本の文学 42 島尾 敏雄 井上 光晴 集


井 上 光 晴 文 学 ア ル バ ム 昭 和 45 年 11 月 6 日 桜 上 水 自 宅 書 斎 に て 撮 影

現代日本の文学 42 島尾 敏雄 井上 光晴 集


島 尾 敏 雄 文 学 ア ル バ ム 第 、 第 第 を を 第 わ 科 科 ー 昭 和 45 年 10 月 12 日 奄 美 大 島 ・ 名 瀬 の 自 宅 書 斎 に て 撮 影

現代日本の文学 42 島尾 敏雄 井上 光晴 集


「 紙 の 夜 に 」 ( 潮 三 月 号 ) 、 「 鱶 ね む る 志 々 岐 島 」 ( 潮 別 冊 春 季 号 ) 、 「 鳩 を 文 学 界 三 月 号 よ り 連 載 、 九 月 に 完 結 。 七 月 『 虚 構 の ク レ ー ソ 』 舎 の 小 さ い 梯 子 」 ( 潮 別 冊 夏 季 号 ) 、 「 清 潔 な 河 口 の 朝 」 ( 文 学 界 六 月 ( 新 潮 文 庫 ) 、 『 井 上 光 晴 集 』 ( 大 光 社 、 現 代 文 学 の 実 験 室 ) 、 「 心 優 し 号 ) 、 「 赤 鰭 楼 の 後 継 者 た ち 」 ( 展 望 六 月 号 ) 、 「 階 級 」 ( 群 像 十 月 号 ) 。 き 反 逆 者 た ち 」 を 「 世 界 」 七 月 号 よ り 連 載 開 始 、 現 在 連 載 中 。 八 月 一 月 短 篇 集 『 皮 膚 の 眼 』 ( 勁 草 書 房 ) 、 五 月 短 篇 集 『 九 月 の 土 曜 日 』 短 篇 集 『 鬼 池 心 中 』 ( 新 潮 社 ) を 刊 行 。 三 月 十 六 日 、 新 日 本 文 学 会 ( 潮 出 版 社 ) 、 六 月 長 篇 『 乾 草 の 草 』 ( 講 談 社 ) 、 十 一 月 短 篇 集 『 清 潔 を 退 会 。 匹 十 四 歳 な 河 口 の 朝 』 ( 文 藝 春 秋 社 ) を そ れ そ れ 刊 行 。 「 長 く 歩 い た 後 」 を 「 文 昭 和 四 十 五 年 ( 一 九 七 〇 ) 「 コ ー ヒ ー 店 > の 地 下 」 ( 人 間 と し て 創 刊 号 ) 、 季 刊 誌 「 辺 境 』 の 編 芸 」 に 三 月 号 よ り 連 載 開 始 。 現 在 連 載 中 。 四 十 一 一 歳 集 発 刊 を 準 備 、 六 月 創 刊 号 を 刊 行 。 「 辺 境 」 を 発 表 。 座 談 会 「 現 代 昭 和 四 十 三 年 ( 一 九 六 八 ) わ き ろ 「 脇 櫓 を 漕 ぐ 」 ( 国 語 教 育 一 月 号 ) 、 ル ポ 「 三 派 系 全 学 連 は 孤 立 し な 文 学 の 原 点 」 ( 文 芸 三 月 号 、 黒 田 喜 夫 、 野 坂 昭 如 と ) 、 評 論 「 七 〇 年 か っ た 」 ( 週 刊 朝 日 二 月 二 日 号 ) 、 「 た た か い の 朝 」 ( 朝 日 ジ ャ ー ナ ル 夏 へ の 告 発 」 ( 週 刊 朝 日 臨 時 増 刊 七 月 二 十 五 日 号 ) 、 「 カ リ ー ニ ン 橋 二 月 二 十 五 日 号 ) 、 「 蕩 児 の 帰 棟 」 ( 文 学 界 四 月 号 ) 、 「 状 況 」 ( 三 田 文 の 下 で 」 ( 現 代 の 眼 十 一 一 月 号 ) 、 「 嬰 児 の う た 」 ( 群 像 四 六 年 一 月 号 ) 学 五 月 号 ) 、 戯 曲 「 蜘 蛛 た ち 」 ( 新 日 本 文 学 五 月 号 。 劇 団 青 俳 に よ り 「 作 家 の 仕 事 ・ — 」 ( 文 学 五 月 号 ) 、 「 作 家 の 仕 事 ・ Ⅱ 」 ( 文 学 九 月 号 ) 、 紀 伊 国 屋 ホ ー ル で 上 演 。 三 月 十 四 日 よ り 八 日 間 ) 、 「 海 へ 行 く 駅 」 ( 潮 『 井 上 光 晴 新 作 品 集 』 ( 五 巻 ) 勁 草 書 房 刊 行 完 結 。 一 月 、 『 地 の 群 れ 」 別 冊 秋 季 号 ) 、 「 残 虐 な 抱 擁 」 ( 群 像 九 月 号 ) 、 評 論 「 陰 画 の 主 題 」 ( 群 新 装 版 ( 河 出 書 房 ) 、 七 月 『 死 者 の 時 」 ( 角 川 文 庫 ) 、 八 月 『 妊 婦 た 像 十 一 月 号 ) 、 「 鋏 の よ う な 海 」 ( 風 景 十 一 月 号 ) 、 「 明 日 の 岸 辺 」 ( 文 ち の 明 日 』 ( 角 川 文 庫 ) 、 十 一 月 『 階 級 』 ( 講 談 社 シ リ ー ズ ) 刊 行 。 学 界 十 一 月 号 ) 、 「 安 ら い の 場 所 」 ( 新 潮 十 一 一 月 号 ) 、 「 西 海 の 役 者 た 九 月 「 地 の 群 れ 」 文 学 座 公 演 ( 紀 伊 国 屋 ホ ー ル 、 木 村 光 一 脚 色 ・ 岩 ち 」 ( 世 界 十 一 一 月 号 ) 。 「 気 温 十 度 」 ( 潮 別 冊 ) 、 「 象 の い な い サ ー カ ス 」 村 久 雄 演 出 ) 。 十 一 月 、 宮 崎 に て 九 州 高 等 学 校 国 語 研 修 会 の た め に ( 潮 別 冊 ) 、 「 空 想 よ り 科 学 へ 」 ( 潮 別 冊 ) 。 一 月 長 篇 『 階 級 』 ( 講 談 社 ) 、 講 演 。 四 月 長 篇 『 他 国 の 死 』 ( 河 出 書 房 ) 、 七 月 長 篇 『 黒 い 森 林 』 ( 筑 摩 書 房 ) 、 十 二 月 長 篇 『 残 虐 な 抱 擁 』 ( 講 談 社 ) 、 短 篇 集 『 気 温 十 度 』 ( 筑 摩 書 房 ) を 刊 行 。 な お 、 「 戦 争 は 終 っ た 、 そ し て : : : 」 と 傍 題 を 付 し た 自 叙 伝 の 「 虚 構 伝 」 を 展 望 一 月 号 よ り 十 一 一 月 号 ま で 連 載 。 七 月 、 秋 山 駿 と 対 談 「 私 の 文 学 」 、 十 一 月 、 有 明 工 業 高 等 専 門 学 校 六 週 年 記 念 講 演 。 四 十 三 歳 昭 和 四 十 四 年 ( 一 九 六 九 ) 「 阿 蘇 」 ( 新 日 本 文 学 一 月 号 ) 、 「 せ む し た ち の 冬 」 ( 文 学 界 三 月 号 ) 、 「 鬼 池 心 中 」 ( 群 像 五 月 号 ) 、 「 と び 」 ( 潮 別 冊 冬 季 号 ) 。 「 象 を 撃 つ 」 は さ み

現代日本の文学 42 島尾 敏雄 井上 光晴 集


英 作 脚 色 、 高 山 図 南 雄 演 出 ) 。 ラ ジ オ ・ ド ラ マ 「 雪 と 背 嚢 」 ( 、 評 論 「 敗 北 し か か っ て い る 〈 戦 争 〉 」 ( 展 望 八 月 号 ) 、 「 ア メ リ カ 帝 国 主 義 批 判 」 ( 潮 五 月 号 ) 、 「 他 国 の 死 の こ と 」 ( 毎 日 新 聞 一 月 三 日 田 甫 一 郎 演 出 ) 一 一 月 、 長 女 荒 野 ( あ れ の ) 誕 生 。 三 十 六 歳 号 ) 、 「 私 の 小 説 作 法 」 ( 毎 日 新 聞 八 月 一 日 号 ) 、 「 作 品 の 質 と 稼 ぎ 」 昭 和 三 十 七 年 ( 一 九 六 一 l) 「 亡 霊 」 ( 現 代 の 眼 五 月 号 ) 、 戯 曲 「 ス ク ラ ッ プ 」 ( 新 日 本 文 学 五 月 ( 東 京 新 聞 十 一 一 月 十 八 日 号 ) 、 「 〈 妊 婦 た ち の 明 日 〉 の 現 実 」 ( 五 月 十 号 ) 、 「 乢 の 谷 」 ( 文 芸 六 月 号 ) 、 長 篇 「 荒 廃 の 夏 、 の 連 載 を ( 新 日 本 日 号 ) 、 「 生 き る た め の 憂 」 ( 世 界 八 月 号 ) 、 「 被 爆 者 を 差 別 す る 立 場 」 文 学 九 月 号 ) か ら は じ め た 。 「 退 職 者 同 盟 と ヤ キ ト リ 」 ( 現 代 の 眼 十 ( 西 日 本 新 聞 八 月 十 五 日 号 ) 、 「 合 理 化 と 戦 う 〈 長 期 抵 抗 路 線 〉 」 ( 中 幻 ) 、 「 奥 能 登 」 央 公 論 六 月 号 ) 、 朝 日 ジ ャ ー ナ ル の 「 現 代 語 感 」 の 執 筆 グ ル ー プ に 二 月 号 ) 、 風 土 記 「 佐 世 保 」 ( 朝 日 ジ ャ ー ナ ル 6 ・ 入 る 。 一 一 月 、 小 金 井 市 緑 町 の 借 家 よ り 世 田 谷 区 桜 上 水 の 団 地 に 移 ( 朝 日 ジ ャ ー ナ ル 2 ・ 7 ) 十 二 月 、 父 、 伊 万 里 で 死 亡 。 三 十 七 歳 住 。 「 熱 い レ 1 ル 」 ( 文 芸 六 月 号 ) 、 「 赤 毛 の 犬 」 ( 群 像 十 一 月 号 ) 、 『 荒 昭 和 三 十 八 年 ( 一 九 六 = l) 「 地 の 群 れ 」 ( 文 芸 七 月 号 ) 、 「 『 民 芸 の 死 』 覚 え 書 」 ( 世 界 十 一 月 号 ) 、 廃 の 夏 』 ( 河 出 書 房 十 一 月 刊 ) 。 こ の 秋 、 日 ソ 文 学 シ ン ポ ジ ュ ー ム 出 か ん せ 、 「 コ 1 リ ア の 陥 穽 」 ( 小 説 中 央 公 論 十 一 月 号 ) 、 「 消 滅 」 ( 小 説 中 央 公 席 の た め ソ ヴ ェ ー ト 旅 行 。 レ ニ ン グ ラ ー ド 、 エ レ ・ ハ ン 等 を 廻 り 、 モ 論 十 一 一 月 号 ) 、 「 遺 書 」 ( 世 代 十 一 一 月 号 ) 、 風 土 記 「 石 狩 川 」 ( 朝 日 ジ ス ク ワ に 約 五 十 日 滞 在 。 「 黒 髪 の 碗 」 を 「 淡 交 」 十 月 号 よ り 連 載 開 1 ) 、 始 。 翌 年 十 一 一 月 完 結 。 ャ ー ナ ル 6 ・ 9 ) 、 「 あ る 勤 皇 少 年 の こ と 」 ( 朝 日 ジ ャ ー ナ ル ・ 四 十 歳 昭 和 四 十 一 年 ( 一 九 六 六 ) 評 論 「 三 十 代 作 家 の 『 近 代 化 』 の 内 面 」 ( 思 想 十 一 月 号 ) を 発 表 。 三 十 八 歳 「 似 た 男 」 ( 文 学 界 一 一 月 号 ) 、 「 赤 い 手 毬 」 ( 中 央 公 論 六 月 号 ) 、 「 眼 の 昭 和 三 十 九 年 ( 一 九 六 四 ) 「 村 」 ( 群 像 三 月 号 ) 、 「 ス タ ー リ ン 」 ( 文 学 界 五 月 号 ) 、 「 妊 婦 た ち の 皮 膚 」 ( 文 芸 七 月 号 ) 、 「 仮 装 行 列 」 ( 群 像 八 月 号 ) 、 「 キ ャ ン デ ィ 」 ( 南 明 日 」 ( 世 界 八 月 号 ) 、 「 遊 園 地 に て 」 ( 群 像 十 一 月 号 ) 、 長 篇 「 他 国 北 九 月 号 ) 、 「 ロ ー ラ ー ス ケ ー ト 」 ( 文 学 界 九 月 号 ) 、 「 こ の ま ん じ ゅ の 死 」 を 「 朝 日 ジ ャ ー ナ ル 」 に 三 月 一 日 号 よ り 連 載 。 十 一 一 月 最 終 号 し や げ 」 ( 群 像 十 月 号 ) 、 「 黄 色 い 顔 の 看 守 」 ( 潮 別 冊 春 季 号 ) 、 「 家 紋 の あ る 壁 」 ( 潮 別 冊 夏 季 号 ) 、 「 九 月 の 土 曜 日 」 ( 潮 別 冊 秋 季 号 ) 、 「 黒 で 完 結 。 長 篇 『 荒 廃 の 夏 』 ( 新 日 本 文 学 ) 十 二 月 号 で 完 結 。 『 井 上 光 晴 作 品 い 森 林 」 ( 展 望 一 月 号 よ り 十 二 月 号 ま で 連 載 ) 、 「 作 家 の ノ ー ト 」 を 集 』 ( 四 巻 ) を 十 一 月 か ら 勁 草 書 房 よ り 順 次 刊 行 。 『 井 上 光 晴 詩 集 』 一 月 よ り 「 週 刊 読 書 人 」 に 一 年 間 連 載 。 「 ゲ ッ セ マ ネ の 夜 」 ( 現 代 の 譜 ( 一 橋 新 聞 部 ) を 刊 行 。 評 論 「 フ ォ ー ク ナ ー の 技 巧 」 ( 文 学 五 月 号 ) 、 眼 一 月 号 よ り 三 十 三 回 に わ た っ て 連 載 ) 。 評 論 集 『 幻 影 な き 虚 構 』 新 日 本 文 学 会 十 一 回 大 会 、 創 造 報 告 「 芸 術 の 質 に つ い て 」 ( 新 日 本 を 勁 草 書 房 よ り 刊 行 ( 六 月 ) 。 九 月 、 ソ ヴ ェ ー ト 作 家 同 盟 の 招 待 を 引 創 う け 、 小 沢 信 男 と と も に モ ス ク ワ 滞 在 。 ウ ク ラ イ ナ ホ テ ル 一 一 十 六 階 年 文 学 六 月 号 ) 、 「 私 は な ぜ 小 説 を 書 く か 」 ( 朝 日 ジ ャ ー ナ ル 5 ・ 刊 満 五 年 記 念 講 演 ) 、 「 九 段 坂 下 の 開 化 丼 」 ( 山 形 新 聞 八 月 八 日 号 ) 、 で 「 黒 い 森 林 」 の 完 結 分 を 書 ぎ 上 げ る 。 祖 母 さ か 、 九 十 三 歳 で 十 一 一 月 十 七 日 死 亡 。 次 女 切 羽 ( き り は ) 十 一 一 月 一 一 十 六 日 誕 生 。 「 原 子 力 潜 水 艦 を む か え る 基 地 市 民 の 感 覚 」 ( 思 想 十 一 月 号 ) 四 十 一 歳 昭 和 四 十 ニ 年 ( 一 九 六 七 ) 昭 和 四 十 年 ( 一 九 六 五 ) は い の う 三 十 九 歳 て ま り か せ

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九 州 評 論 社 を 退 い て 、 日 共 九 州 地 方 委 員 会 の 常 任 と な っ た 。 こ こ で 二 月 号 ) を 発 表 。 短 篇 集 『 書 か れ ざ る 一 章 』 ( 近 代 生 活 社 ) 、 短 篇 集 同 じ 常 任 の 谷 川 雁 、 友 泉 亭 細 胞 の 大 西 巨 人 を 知 る 。 大 場 康 一 一 郎 と の 『 ト ロ ッ 0 と 海 鳥 』 ( 三 一 書 房 ) 、 詩 集 「 す ば ら し き 人 間 群 』 ( 近 代 生 共 著 詩 集 『 す ば ら し き 人 間 群 』 を 刊 行 。 新 日 本 文 学 会 員 と な る 。 活 社 ) を 刊 行 。 二 十 四 歳 昭 和 ニ 十 五 年 ( 一 九 五 〇 ) 昭 和 三 十 ニ 年 ( 一 九 五 七 ) 三 十 一 歳 「 書 か れ ざ る 一 章 」 ( 新 日 本 文 学 七 月 号 ) を 発 表 。 「 病 め る 部 分 」 を 「 弾 丸 村 」 ( 文 学 界 一 一 月 号 ) を 発 表 。 評 論 「 ハ ン ガ リ ー の 悲 劇 」 ( 新 書 い て 新 日 本 文 学 に 送 っ た が 、 約 七 か 月 間 発 表 さ れ な か っ た 。 日 共 日 本 文 学 二 月 号 ) 五 〇 年 問 題 の た め 、 「 所 感 派 」 よ り 除 名 さ れ た が 、 そ れ を 拒 否 し た 。 昭 和 三 十 三 年 ( 一 九 五 八 ) 三 十 二 歳 昭 和 ニ 十 六 年 ( 一 九 五 一 ) 二 十 五 歳 「 雪 と パ ラ ソ ル 」 ( 新 日 本 文 学 一 月 号 ) 、 「 ガ ダ ル カ ナ ル 戦 詩 集 」 ( 新 日 「 病 め る 部 分 」 ( 新 日 本 文 学 八 月 号 ) を 発 表 。 佐 世 保 で 米 軍 輸 送 船 作 本 文 学 五 月 号 ) を 発 表 。 奥 野 健 男 、 武 井 昭 夫 、 吉 本 隆 明 、 清 岡 卓 行 業 に 従 事 し て 、 労 働 者 の 反 戦 組 織 活 動 を 行 う 。 ら と 共 に 『 現 代 批 評 』 を は じ め た 。 そ の 後 、 橋 川 文 三 、 島 尾 敏 雄 、 昭 和 ニ 十 七 年 ( 一 九 五 一 l) 二 十 六 歳 佐 古 純 一 郎 、 瀬 木 慎 一 が 参 加 し た 。 長 篇 「 虚 構 の ク レ ー ン 」 の 連 載 「 一 九 四 五 年 三 月 ( 後 に 「 双 頭 の 鷲 」 と 改 題 ) 」 ( 近 代 文 学 二 月 号 ) 、 を 『 現 代 批 評 』 に は じ め る 。 五 号 を 出 し て 解 散 。 「 夜 」 ( 中 央 公 論 四 月 号 ) 、 「 重 い 港 」 ( 新 日 本 文 学 十 月 号 ) 、 「 河 」 昭 和 三 十 四 年 ( 一 九 五 九 ) 三 十 三 歳 む ら さ わ が ま ( 近 代 文 学 十 月 号 ) 、 「 手 段 」 ( 群 像 十 一 一 月 号 ) を そ れ そ れ 発 表 。 「 佐 「 村 沢 窯 の 血 」 ( 新 日 本 文 学 一 月 号 ) 、 長 篇 「 死 者 の 時 」 の 連 載 を 新 世 保 文 学 」 を 創 刊 、 「 新 九 州 文 学 」 に 発 展 さ せ た 。 日 本 文 学 四 月 号 ( 三 十 五 年 九 月 号 完 結 ) か ら は じ め た 。 短 篇 集 『 ガ 昭 和 ニ 十 八 年 ( 一 九 五 一 一 l) 二 十 七 歳 ダ ル カ ナ ル 戦 詩 集 』 ( 未 来 社 ) を 刊 行 。 「 坑 木 置 場 」 を 書 下 ろ し て そ 「 長 靴 島 」 ( 新 日 本 文 学 六 月 号 ) 、 「 九 通 の 手 紙 」 ( 新 日 本 文 学 十 一 月 れ に 収 録 し た 。 評 論 「 戦 争 と 一 一 つ の 世 代 」 ( 読 書 新 聞 八 月 三 日 号 ) 号 ) を 発 表 。 日 共 を 離 党 。 戦 争 中 か ら 試 み て い た ト ラ ン プ 占 い に よ 昭 和 三 十 五 年 ( 一 九 六 〇 ) 三 十 四 歳 っ て 生 活 の 資 を 得 た 。 評 論 「 植 民 地 的 人 間 」 ( 近 代 文 学 ) 「 完 全 な 印 落 」 ( 新 潮 五 月 号 ) 、 「 手 の 家 」 ( 文 学 界 六 月 号 ) 、 「 影 」 ( 新 昭 和 ニ 十 九 年 ( 一 九 五 四 ) 一 一 十 八 歳 潮 十 一 月 号 ) 、 戯 曲 「 棺 を 売 る 男 た ち 」 ( 新 日 本 文 学 十 一 、 十 二 月 号 ) 、 「 風 が し ぎ り に 吹 く 」 ( 新 日 本 文 学 十 月 号 ) 、 「 三 号 桟 橋 」 ( 近 代 文 学 「 女 た ら し 」 ( 群 像 十 一 一 月 号 ) を 発 表 。 『 虚 構 の ク レ ー ン 』 ( 未 来 社 ) 、 十 月 号 ) 、 評 論 「 人 間 の 生 き る 条 件 」 ( 近 代 文 学 十 一 月 号 ) を 発 表 。 『 死 者 の 時 』 ( 中 央 公 論 社 ) を 刊 行 。 昭 和 三 十 年 ( 一 九 五 五 ) 一 一 十 九 歳 昭 和 三 十 六 年 ( 一 九 六 一 ) 三 十 五 歳 日 共 六 全 協 の 「 決 定 と 決 議 」 に よ っ て 復 党 を 要 請 さ れ た が 復 党 し な 「 飢 え る 故 郷 」 ( 新 潮 三 月 号 ) 、 「 褐 色 の 唾 」 ( 新 日 本 文 学 四 月 号 ) を か っ た 。 評 論 「 『 奇 妙 な 友 情 』 論 」 ( 近 代 文 学 十 、 十 一 一 月 号 ) を 発 表 。 発 表 。 短 篇 集 『 飢 え る 故 郷 』 ( 未 来 社 ) を 刊 行 。 「 新 週 刊 」 に ル ポ ル 昭 和 三 十 一 年 ( 一 九 五 六 ) 三 十 歳 タ ー ジ ュ 「 向 日 の 記 録 」 を 二 十 回 に わ た り 連 載 。 ラ ジ オ ・ ド ラ マ 郁 子 と 結 婚 。 佐 世 保 よ り 上 京 し た 。 「 ト ロ ッ コ と 海 鳥 」 ( 新 日 本 文 学 「 ガ ダ ル カ ナ ル 戦 詩 集 」 (ZÆX) 、 「 死 者 の 時 」 演 劇 座 で 上 演 ( 羽 山

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十 九 年 脱 退 ) 。 「 新 日 本 文 学 会 」 の 会 員 に な っ た ( 三 十 九 年 十 一 一 月 脱 八 月 、 敗 戦 に て 神 戸 に 復 員 。 長 妹 は 奉 天 に て 死 す 。 ・ 、 ー は 庄 二 十 九 歳 退 ) 。 こ の こ ろ か ら 約 一 か 年 「 一 、 二 会 」 に 加 わ っ た 。 メ ン ′ 昭 和 ニ 十 一 年 ( 一 九 四 六 ) 三 月 、 ミ ホ と 結 婚 。 庄 野 潤 三 、 林 富 士 馬 、 大 垣 国 司 、 三 島 由 紀 夫 と 野 潤 三 、 吉 行 淳 之 介 、 安 岡 章 太 郎 、 三 浦 朱 門 、 近 藤 啓 太 郎 、 結 城 信 「 光 ー を 結 成 、 二 十 二 年 に 三 号 で 解 散 。 「 は ま べ の う た 」 「 夢 中 市 一 、 小 島 信 夫 、 武 田 繁 太 郎 、 五 味 康 祐 、 奥 野 健 男 、 日 野 啓 三 、 進 藤 純 孝 、 村 松 剛 、 浜 田 新 一 の 十 五 名 。 「 一 二 会 」 解 散 の あ と 、 奥 野 健 街 」 ( の ち 「 石 像 歩 き 出 す 」 と 改 題 ) を 発 表 し た 。 三 十 歳 男 、 吉 本 隆 明 ら の 「 現 代 評 論 」 に 加 わ り 、 「 鬼 剥 げ 」 を 発 表 ( 二 号 で 昭 和 ニ 十 ニ 年 ( 一 九 四 七 ) 四 月 の こ ろ 約 一 か 月 大 阪 の 「 日 本 デ モ ク ラ シ ー 協 会 」 に 勤 め た 。 五 解 消 ) 。 三 十 八 歳 月 、 神 戸 山 手 女 子 専 門 学 校 ( の ち に 山 手 女 子 短 大 ) の 非 常 勤 講 師 と 昭 和 三 十 年 ( 一 九 五 五 ) な り 、 七 月 神 戸 市 立 外 事 専 門 学 校 ( の ち に 神 戸 市 立 外 国 語 大 学 ) の 三 月 、 み す ず 書 房 よ り 短 篇 集 「 帰 巣 者 の 憂 鬱 』 刊 行 。 三 月 、 向 丘 高 教 授 職 を 得 た 。 富 士 正 晴 編 集 の 「 」 に 参 加 、 一 一 十 六 年 校 を 辞 し 、 佐 倉 、 池 袋 、 市 川 に 居 を 移 す 。 十 月 、 奄 美 大 島 の 名 瀬 市 に 移 住 。 十 二 月 、 河 出 書 房 よ り 短 篇 集 『 わ れ 深 き ふ ち よ り 』 刊 行 。 の 末 ご ろ 脱 退 し た 。 三 十 九 歳 三 十 一 歳 昭 和 三 十 一 年 ( 一 九 五 六 ) 昭 和 ニ 十 三 年 ( 一 九 四 八 ) あ っ せ ん 七 月 、 長 男 伸 三 が 生 ま れ た 。 野 間 宏 の 斡 旋 に よ り 、 「 単 独 旅 行 者 」 四 月 、 大 島 高 等 学 校 、 大 島 実 業 高 等 学 校 ( 定 時 制 ) の 非 常 勤 講 師 を ( 「 」 第 一 号 と 第 二 号 に 発 表 ) が 「 芸 術 」 第 七 号 に 転 載 、 勤 め る 。 九 月 、 現 代 社 よ り 短 篇 集 『 夢 の 中 で の 日 常 』 刊 行 。 十 二 月 「 夢 の 中 で の 日 常 」 が 「 綜 合 文 化 」 七 月 暑 に 掲 載 さ れ た 。 「 近 代 文 に カ ト リ ッ ク の 洗 礼 を 受 け た 。 四 十 歳 学 」 の 同 人 に な っ た ( 三 十 二 年 六 月 同 人 制 解 消 の と き ま で ) 。 一 号 昭 和 三 十 ニ 年 ( 一 九 五 七 ) 出 た だ け の 「 序 曲 」 の 同 人 に な っ た 。 十 月 、 短 篇 集 『 単 独 旅 行 者 』 七 月 、 出 版 書 肆 ・ ( ト リ ア よ り 短 篇 集 『 島 の 果 て 』 を 刊 行 。 十 二 月 、 鹿 児 島 県 職 員 と な り 、 奄 美 日 米 文 化 会 館 長 勤 務 。 を 真 善 美 社 か ら 刊 行 。 末 妹 鎌 形 雅 江 す 。 四 十 一 歳 三 十 二 歳 昭 和 三 十 三 年 ( 一 九 五 八 ) 昭 和 ニ 十 四 年 ( 一 九 四 九 ) 四 月 、 鹿 児 島 県 立 図 書 館 奄 美 分 館 が 設 置 さ れ 、 分 館 長 兼 務 。 三 月 、 短 篇 集 『 格 子 の 眼 』 全 国 書 房 よ り 刊 行 。 四 十 二 歳 昭 和 三 十 四 年 ( 一 九 五 九 ) 三 十 三 歳 昭 和 ニ 十 五 年 ( 一 九 五 〇 ) 譜 一 一 月 、 「 出 孤 島 記 」 ( 二 十 四 年 十 一 月 「 文 芸 」 発 表 ) に よ り 月 曜 書 房 奥 野 健 男 、 吉 本 隆 明 、 清 岡 卓 行 、 井 上 光 晴 、 武 井 昭 夫 、 瀬 木 慎 一 、 の 「 戦 後 文 学 賞 」 ( 第 十 四 回 ) を 得 た 。 四 月 、 長 女 マ ヤ が 生 ま れ た 。 橋 川 文 三 、 佐 古 純 一 郎 の 「 現 代 批 評 」 に 参 加 、 十 一 月 に 五 号 を 出 し た あ と 解 消 。 「 川 に て 」 を 発 表 し た 。 年 十 二 月 、 河 出 書 房 よ り 長 篇 小 説 『 賢 学 生 』 を 刊 行 。 四 十 三 歳 三 十 五 歳 昭 和 三 十 五 年 ( 一 九 六 〇 ) 昭 和 ニ 十 七 年 ( 一 九 五 一 l) 幻 三 月 、 神 戸 外 大 助 教 授 を 辞 職 し て 東 京 都 江 戸 川 区 小 岩 町 に 移 住 。 向 七 月 、 未 来 社 よ り 随 筆 集 『 離 島 の 幸 福 ・ 離 島 の 不 幸 』 を 刊 行 。 十 月 丘 高 等 学 校 定 時 制 の 非 常 勤 講 師 の 職 を 得 た 。 「 現 在 の 会 」 に 入 会 ( 一 一 講 談 社 よ り 短 篇 集 『 死 の 棘 』 を 刊 行 。 鹿 児 島 の 同 人 雑 誌 「 作 品 」 に ゅ う う つ

現代日本の文学 42 島尾 敏雄 井上 光晴 集


262 「 窓 を あ け ろ 、 窓 を 」 さ っ き 「 燃 え る な あ 」 と い っ た 男 と 立 て て い る の か わ か ら ぬ 口 調 で 、 そ の 隣 り に 半 分 腰 か け て い る 男 が 呟 き 、 そ の 呟 き を 伝 染 す る よ う に 、 こ ん ど は 仲 代 逆 の 方 向 か ら 低 い 号 令 の よ う な 声 が 上 り 、 仲 代 庫 男 は ・ ヘ ニ ャ 板 で は り つ け て あ る 窓 に 両 手 を か け た 。 そ の 時 、 ギ リ ギ 庫 男 の 隣 り に 坐 っ て い る 男 が 「 止 っ ち ゃ 走 り 、 止 っ ち ゃ 走 す べ あ さ っ て リ と 滑 る よ う な 車 輪 の 振 動 が し て 列 車 が 停 り 、 「 学 生 さ ん 、 り 、 明 後 日 頃 で も っ く と や ろ か い 」 と 九 州 弁 で い っ た 。 ど こ で す か 」 と 仲 代 の 前 に 坐 っ て い る 女 が い っ た 。 仲 代 庫 男 は 黙 っ て 赤 い 炎 の 影 に 浮 き だ さ れ た 岩 本 製 作 所 「 さ あ 、 さ っ き 淀 川 を 過 ぎ た か ら : : : 」 仲 代 庫 男 は 窓 を 開 と い う 文 字 を み つ め て い た 。 そ の 岩 本 製 作 所 に お ・ ほ え は な け な が ら こ た え た 。 か っ た が 、 彼 は 五 年 前 、 昭 和 十 五 年 春 か ら 約 一 年 間 、 い ま 「 停 る と こ ろ な ん か じ ゃ な い の に ね え 」 歯 ぐ き を 指 で 押 さ 列 車 の 窓 か ら 見 え る 黒 々 と し た 火 の 地 平 線 の よ う な そ の 附 え て 女 が い 0 た 。 東 京 で 二 度 空 襲 に あ い 、 一 一 度 目 は 歯 を 近 ー 、 、 西 淀 川 区 歌 島 橋 の 協 同 製 鋼 所 と い う 工 場 で 働 い て い 入 れ る た め 、 十 八 金 の 指 輪 を 歯 医 者 に 持 っ て 行 っ た と た ん た の で あ る 。 彼 は 九 州 西 端 に あ る 炭 鉱 の 島 で 高 等 小 学 校 一 警 報 が で て 、 お か げ で 何 も か も フ ィ に な っ た と ぐ ち っ て い 年 を 終 え る と す ぐ 夜 間 工 業 に 入 れ て 貰 え る と い う 約 束 で 、 た 三 十 四 、 五 位 の 女 で 、 主 人 は 昭 南 に 出 征 し て い る 将 校 だ 協 同 製 鋼 所 の 技 師 を し て い た 米 川 市 治 ( そ の 人 の 弟 が 炭 鉱 と 問 わ ず 語 り に 何 度 も し ゃ べ っ て い た 。 の 労 務 課 員 で あ っ た ) の 家 に 書 生 兼 、 見 習 分 析 工 と い う 資 「 ど う し た ん だ 」 「 ど う し た の か ね え 」 と い う 声 が あ ち こ 格 で 住 み 込 む た め に 上 阪 し た が 、 本 来 の 目 的 で あ る 夜 間 工 お っ し ゅ ち で 上 り 、 車 内 は 急 に 騒 然 と な っ た 。 「 ま た 空 襲 か 、 四 時 間 業 は 上 級 学 校 進 学 資 格 の な い 乙 種 校 で あ り 、 そ し て な に よ も 五 時 間 も と め ら れ た ら か な わ ん な あ 」 「 こ ん な と こ 駅 あ り も 耐 え 難 か っ た の は 、 毎 朝 、 女 学 校 に 通 う 同 年 輩 の 娘 の る の ん か 、 一 体 : : : 」 列 車 の 窓 を あ け た 仲 代 庫 男 の 眼 い っ ヒ 判 を 磨 き 、 電 車 通 り ま で 見 送 ら ね ば な ら ぬ こ と で あ っ た 。 ば い に 崩 れ お ち な が ら 燃 え つ づ け る 鉄 骨 と そ の 真 赤 な 煙 を 昼 間 は 米 川 技 師 の 書 生 だ と い う こ と で 特 に 社 員 食 堂 で 食 べ 影 の よ う に 映 し だ し た 煙 突 が と び こ ん で き て 、 彼 は 何 と は ら れ た が 、 あ る 日 カ レ ー ラ イ ス を お 代 り し た と い う こ と つ ぶ や な し に 「 あ あ 西 淀 川 だ 」 と 呟 い た 。 「 兄 さ ん 、 ど こ 」 歯 ぐ で 、 ( 憎 ま れ て い た 米 川 技 師 へ の 面 当 て も あ り ) 一 ・ ヘ ん に き を 押 え た 女 の 横 に 坐 っ て い る 戦 闘 帽 を か ぶ っ た 男 が や っ 評 判 に な り 、 彼 は そ の 屈 辱 に 身 を ふ る わ せ て 、 い ま 焼 け た し も の せ き と 自 分 に 返 っ た よ う な 声 で い っ た 。 ど う し た わ け か 、 そ の だ れ る 工 場 の 道 を 通 り 、 下 関 に つ づ く 線 路 の 上 を 歩 い て 行 っ た の で あ る 。 男 は ワ イ シ ャ ツ を 二 枚 重 ね て き こ ん で い て 、 京 都 か ら ず つ と 眠 っ て い た の で あ る 。 「 馬 鹿 な こ と し や が る 」 何 に 腹 を 「 レ ー ル の 枕 木 が 燃 え よ る と じ ゃ な い で す か 、 何 か 臭 か ご け ん も ら

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む く は と じ ゅ う 参 加 ( 同 人 は 倞 嶋 十 、 夏 目 漠 、 井 上 岩 夫 、 田 中 仁 彦 ら 、 二 号 に て 解 を 刊 行 。 七 月 、 冬 樹 社 よ り 随 筆 集 『 島 に て 』 を 刊 行 。 十 一 月 、 西 日 4 ) 。 本 新 聞 社 の 「 西 日 本 文 化 賞 」 ( 第 一 一 十 五 回 、 社 会 文 化 部 門 ) 受 賞 。 五 十 歳 昭 和 三 十 六 年 ( 一 九 六 一 ) 四 十 四 歳 昭 和 四 十 ニ 年 ( 一 九 六 七 ) 「 死 の 棘 」 ( 三 十 五 年 九 月 「 群 像 」 に 発 表 ) に よ り 芸 術 選 奨 ( 第 十 一 四 月 、 講 談 社 よ り 『 わ れ ら の 文 学 ⑧ 島 尾 敏 雄 』 刊 行 。 六 月 、 筑 摩 書 回 文 学 部 門 ) 受 賞 。 七 月 と 九 月 に 、 晶 文 社 よ り 『 島 尾 敏 雄 作 品 集 』 房 よ り 『 現 代 文 学 大 系 島 尾 敏 雄 ・ 安 岡 章 太 郎 ・ 庄 野 潤 三 ・ 吉 行 淳 第 一 巻 及 び 第 二 巻 刊 行 。 之 介 集 』 刊 行 。 七 月 、 晶 文 社 よ り 『 島 尾 敏 雄 作 品 集 第 五 巻 』 刊 行 。 四 十 五 歳 十 月 か ら 十 二 月 に か け 、 ソ 連 、 ポ ー ラ ン ド 、 チ ェ コ ス ロ ヴ ァ キ ア 、 昭 和 三 十 七 年 ( 一 九 六 一 l) 四 月 、 『 島 尾 敏 雄 作 品 集 』 第 三 巻 刊 行 。 五 月 、 新 潮 社 よ り 、 短 篇 集 ュ ー ゴ ス ラ ヴ ィ ア 、 オ ー ス ト リ ア を 単 独 旅 行 。 十 一 月 、 徳 間 書 房 よ 『 島 へ 』 刊 行 。 六 月 、 未 来 社 よ り 随 筆 集 『 非 超 現 実 主 義 的 な 超 現 実 り 『 幼 年 記 ・ 島 尾 敏 雄 初 期 作 品 集 』 刊 行 。 昭 和 四 十 三 年 ( 一 九 六 八 ) 五 十 一 歳 主 義 の 覚 え 書 』 刊 行 。 八 月 、 『 島 尾 敏 雄 作 品 集 』 第 四 巻 刊 行 。 四 十 六 歳 十 一 月 、 中 央 公 論 社 よ り 『 日 本 の 文 学 幟 堀 田 善 衛 ・ 安 部 公 房 ・ 島 尾 昭 和 三 十 八 年 ( 一 九 六 = l) 四 月 か ら 六 月 に か け 、 ア メ リ カ 合 衆 国 本 土 の ほ か プ エ ル ト ・ リ コ と 敏 雄 』 刊 行 。 ハ ワ イ 州 の オ ア フ 、 モ ロ カ イ 、 ハ ワ イ 、 カ ウ ア イ の 諸 島 を 旅 行 。 十 昭 和 四 十 四 年 ( 一 九 六 九 ) 五 十 二 歳 一 一 月 、 自 転 車 事 故 に て 負 傷 、 六 か 月 入 院 。 三 月 、 講 談 社 よ り 随 筆 集 一 月 、 角 川 書 店 よ り 文 庫 本 『 死 の 棘 』 刊 行 。 昭 和 三 十 九 年 ( 一 九 六 四 ) 四 十 七 歳 『 琉 球 弧 の 視 点 よ り 』 刊 行 。 五 月 、 京 都 に て 父 四 郎 死 す 。 十 月 、 プ 二 月 、 新 潮 社 よ り 短 篇 集 『 出 発 は 遂 に 訪 れ ず 』 刊 行 。 六 月 、 集 英 社 レ ス ・ ビ ・ フ リ オ マ 1 ヌ よ り 限 定 本 『 帰 巣 者 の 憂 鬱 』 ( 三 〇 三 冊 ) 刊 よ り 『 新 日 本 文 学 全 集 3 長 谷 川 四 郎 ・ 島 尾 敏 雄 集 』 刊 行 。 十 一 月 、 行 。 南 日 本 新 聞 社 の 「 南 日 本 文 化 賞 ( 第 十 五 回 、 芸 術 文 化 部 門 ) を 受 賞 昭 和 四 十 五 年 ( 一 九 七 〇 ) す る 。 同 じ 月 、 沖 繩 本 島 、 石 垣 島 、 宮 古 島 を 旅 行 。 三 月 、 沖 繩 本 島 旅 行 。 十 一 月 か ら 十 二 月 に か け て ソ 連 、 イ ン ド 旅 行 。 昭 和 四 十 年 ( 一 九 六 五 ) 四 十 八 歳 イ ン ド で は 第 四 回 ア ジ ア ・ ア フ リ カ 作 家 会 議 に 参 加 。 秋 、 ソ 連 の モ ス ク ワ 、 レ ニ ン グ ラ ー ド 、 エ レ ヴ ァ ン 及 び ポ ー ラ ン ド の ワ ル シ ャ ワ 旅 行 。 モ ス ク ワ で は 第 一 回 日 ソ 文 学 シ ン ポ ジ ウ ム に 参 加 。 ワ ル シ ャ ワ に は 中 薗 英 助 、 工 藤 幸 雄 と 同 行 。 十 月 、 新 潮 社 よ り 短 篇 集 『 日 の ち ち ま り 』 刊 行 。 四 十 九 歳 昭 和 四 十 一 年 ( 一 九 六 六 ) 三 月 か ら 四 月 に か け 沖 繩 本 島 、 伊 江 島 ( ま で は 長 男 と い っ し ょ ) 、 石 垣 島 、 竹 富 島 を 旅 行 。 三 月 、 未 来 社 よ り 随 筆 集 『 私 の 文 学 遍 歴 』 五 十 三 歳

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い っ き ょ の ろ れ 、 一 挙 に 呪 わ れ た 関 係 に 陥 っ た の で あ る 。 翌 朝 仲 代 は 満 「 少 し は 楽 に な り そ う よ 、 私 は 通 路 に 坐 る か ら 仲 代 さ ん 、 足 そ う に 眠 っ て い る 桜 井 秀 雄 の 顔 を 眺 め 、 半 ば 呆 然 と し な か わ り ま し よ う 」 芹 沢 治 子 は い っ た が 、 仲 代 は 「 え え 」 と が ら 酔 っ た よ う に 立 上 っ た 。 彼 が 学 務 部 長 か ら 「 ど う す る 生 返 事 を し た 。 彼 は あ の 事 件 の こ と を ず っ と 考 え 続 け て い か ね 」 と た ず ね ら れ た と ぎ 、 「 退 学 し ま す 」 と 直 ち に こ た た の で あ る 。 そ の 時 、 彼 女 の 坐 っ て い る 窓 口 に 、 一 人 の 若 え た の は 全 納 保 の 死 と 同 時 に 、 そ の 瞬 間 桜 井 秀 雄 の 細 い 灰 い 学 生 の よ う な 将 校 が ち ょ っ と た め ら う よ う な 眼 つ き を し そ う ち ょ う え り し よ う ざ が ね 色 の 顔 が く ろ ぐ ろ と 下 半 身 を つ き 上 げ た か ら で あ る 。 て 顔 を さ し だ し た 。 曹 長 の 襟 章 に つ い た 坐 金 が な ぜ か ひ ど 「 広 島 に 着 い た ご た る ね 」 九 州 弁 の 男 が い っ た 。 「 あ ー あ 」 く 白 っ 。 ほ く ・ フ リ キ の よ う に 薄 っ ぺ ら な 感 じ で 光 っ て い た 。 あ ご ひ も 顎 紐 の な い 戦 闘 帽 を か ぶ っ た 男 と 端 の 男 が 同 時 に い っ た 。 「 失 礼 で す が こ の 手 紙 を ど こ か ポ ス ト に 投 込 ん で 頂 き た い そ で ぐ ち そ の 男 の 着 込 ん で い る ワ イ シ ャ ッ 二 枚 の 袖 口 が ね っ と り と の で す が 」 そ の 見 習 士 官 は ロ 早 に い っ て 白 い 角 封 筒 を ポ ケ ッ ト か ら 出 し た 。 汚 れ て い て 、 そ れ が 沼 の よ う に 匂 っ て く る の を 仲 代 は ど こ か 遠 い と こ ろ で 考 え て い た 。 「 は あ 、 え え 」 と 咄 嗟 の こ と に と ま ど っ て 芹 沢 治 子 は こ た え 、 そ の 白 い 角 封 筒 を 受 取 っ た 。 列 車 は 広 島 駅 の ホ ー ム に す べ り こ み 、 「 お り る ん で し ょ し や り よ う し や し よ う う か ね え 」 「 車 輛 交 換 と い う た か て 、 ま だ 車 掌 何 も い う て 「 じ ゃ あ お 願 い し ま す 。 今 か ら す ぐ 出 撃 す る も の で す か き よ ら へ ん 」 「 ど う せ お り る ん な ら 早 い 方 が い い が な あ 、 ら 」 そ の 見 習 土 官 は い っ た 。 将 校 服 の 上 か ら 兵 隊 の よ う に か わ お び か け あ し ま た 並 ぶ ん な ら な あ 」 と い う 声 が 口 々 に 上 っ た 。 だ が 車 内 革 帯 を し め て 軍 刀 を 吊 っ た そ の 青 年 は 駈 足 で 列 車 の 後 部 車 の 乗 客 は そ の ま ま 身 動 き も せ ず 、 十 人 位 の 男 が 、 「 ど っ ち 輛 の 方 に 整 列 し て い る 一 群 の 将 校 の と こ ろ に 去 っ て い っ あ て な み ち 体 が よ う も て ん わ 」 と い っ て ホ ー ム に 降 り た 。 そ の た 。 角 封 筒 の 宛 名 は 「 長 崎 市 片 淵 町 >< 番 地 、 杉 六 郎 様 」 と の ぞ 時 、 戦 闘 帽 を か ぶ っ た 少 年 の 駅 員 が ホ ー ム か ら 窓 を 覗 く よ 書 か れ 、 差 出 人 は 「 広 島 駅 に て 、 杉 精 一 郎 」 と あ っ た 。 芹 っ ふ や う に し て 「 三 輛 連 結 し ま ー す 、 通 路 の 方 は お 移 り 下 さ ー 沢 治 子 は 「 長 崎 だ わ 」 と 呟 き 、 「 ひ ど く 顔 色 の 悪 い 見 習 士 こ の 列 車 は 下 関 止 り に な り ま ー す 」 と ロ 早 こ 冫 い い な が ら 駈 官 だ っ た 」 と 思 っ た 。 け て い っ た 。 仲 代 庫 男 は あ の 事 件 が お き て か ら 三 カ 月 後 、 や は り 北 満 「 お い 三 輛 空 の 車 を つ な ぐ ら し い ぜ 」 通 路 の 男 た ち が 一 斉 州 黒 河 で 何 を し て い る の か 不 明 な 父 か ら 送 っ て き た 「 芸 に 立 上 っ た 。 「 ど う せ 坐 れ ん の だ ろ う 」 「 坐 れ な く て も こ の 文 』 九 月 号 に 掲 載 さ れ た 謝 罪 文 に つ い て 考 え て い た 。 そ の 車 よ り は ま し で つ し や ろ 、 い こ い こ 」 謝 罪 文 に は 次 の よ う に 書 か れ て い た の で あ る 。 に お な が ぼ う 娶 ん け い さ い と っ さ っ

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く の が れ た か っ た か ら で あ る 。 汽 笛 が 鳴 り 、 「 あ け て 下 さ 「 日 本 国 民 じ ゃ な い か 、 焼 け 出 さ れ た ん だ か ら 乗 せ て く い 」 と い う 声 が ま た く り 返 さ れ た 。 そ の 声 を 聞 い た の か 聞 れ 」 と い う 声 と 同 時 に 仲 代 庫 男 の 窓 硝 子 が 今 に も 割 れ そ う と も だ お ゃ な ぎ ご う り な 勢 い で 鳴 り 、 柳 行 李 を 背 負 っ た 男 の 顔 が そ の 窓 硝 子 に 威 か ぬ の か 「 あ け た ら 駄 目 で す よ 、 共 倒 れ で す よ 」 と ひ と ご 嚇 す る よ う に べ っ た り 寄 せ ら れ て い た 。 そ の 「 日 本 国 民 じ と の よ う に い う 隣 り の 男 の 声 に 半 分 ほ っ と 責 任 を 転 化 す る ゃ な い か 」 と い う 声 に ひ っ か か っ た ら し く 、 逆 に そ の 声 を 気 分 に な り 、 仲 代 は 「 も う い つ ば い で と て も 乗 れ な い で す よ ー と 窓 の 外 に 向 っ て い っ た 。 無 視 し て 隣 の 男 が 「 駅 で す か 」 と 仲 代 に た ず ね た 。 し り そ 「 え え 、 神 崎 大 橋 ら し い で す よ 、 尼 ヶ 崎 で す ね 、 ビ ー ル 会 汽 笛 が ま た 長 く 今 度 は 少 し 尻 細 に 鳴 っ た 。 「 の せ て 下 さ 、 荷 物 も 何 も 持 っ て い な い ん で す 」 女 が 仲 代 の 声 に す が 社 の あ る と こ ろ で す よ 」 仲 代 は こ た え 、 つ づ け て 「 も う 入 す キ ま り つ い た 。 ペ ニ ヤ 板 の 隙 間 か ら そ の 女 の 顔 が ひ ど く 飢 え た ら ん か ら な あ 」 と 自 分 に 弁 解 し た 。 そ の 時 、 隣 の 硝 子 窓 に せ ま し よ う じ び つ び っ と ち ょ う ど 障 子 紙 を 裂 く よ う な 音 を た て て ひ び が も の に 見 え 、 仲 代 は そ の 迫 る よ う な 表 情 か ら 目 を そ む け た 。 入 り 、 「 あ っ 、 ぶ つ つ け や が っ た 」 と 通 路 の 男 が 指 さ し た 。 す る と 、 汽 車 が び つ く り す る よ う な 揺 れ 方 で 動 き 出 し 、 そ そ れ を 合 図 に し て あ ち こ ち の ペ ニ ヤ 板 と 硝 子 窓 が 外 か ら 激 の 瞬 間 、 仲 代 は ペ ニ ヤ 板 の 窓 を あ け て し ま っ た の で あ る 。 な ・ せ そ う し た の か 自 分 で も よ く わ か ら な か っ た が 、 女 が さ し く 打 破 る 勢 い で 叩 か れ 、 破 片 の と ぶ 危 険 を 避 け て 、 一 「 三 の 窓 が 開 か れ た が 、 そ の 窓 か ら お し 入 ろ う と す る 者 、 そ っ と 体 を 乗 り 入 れ 「 よ か っ た 」 と 息 を つ い た 時 、 仲 代 は 何 ど 」 う う ず た ち ま 、 よ う も な く は ず か し い 気 が し た 。 仲 代 と 同 れ を 掴 も う と す る 者 で 、 忽 ち 車 内 は 怒 号 と 悲 鳴 の 渦 に 巻 込 に 対 し て か い し 年 輩 の 、 二 十 に な る か な ら ぬ 位 の 女 で あ っ た 。 ま れ た 。 「 ひ ど い で す ね え 」 仲 代 の 前 の 女 は 、 そ の 開 い た 窓 か ら 離 「 本 当 に あ り が と う ご ざ い ま し た 」 若 い 女 は い っ た が 、 仲 ン れ て い て 助 か っ た と い う ロ 調 で 呟 き 、 「 焼 け だ さ れ た ん で 代 は 返 事 を し な か っ た 。 彼 の 前 の 女 が 「 危 い ね え 」 と 顔 を す る ど レ す ね 」 と ワ イ シ ャ ッ 二 枚 の 男 が 同 じ 調 子 で い っ た 。 鋭 い 尾 し か め 、 「 ね え ち ゃ ん 儲 か っ た な 」 と 通 路 に 面 し て 三 人 掛 の を 引 く よ う な 警 笛 が 鳴 り 、 「 危 い ぞ 、 窓 を し め ろ 、 汽 車 が し て い る 男 が い っ た 。 彼 女 が 意 外 に 若 か っ た こ と が そ の 座 構 動 く そ 」 と い う 国 民 服 の 男 の 叫 び を 仲 代 庫 男 は 自 分 自 身 の 席 の 人 々 の 気 分 を 別 の と こ ろ に そ ら す こ と に な り 、 「 ど こ 気 持 に だ め を 押 す よ う な 思 い で 聞 い た 。 彼 の 坐 っ て い る ・ 〈 も 坐 る と こ な い よ 、 こ の 腰 掛 の 間 に で も 坐 っ と き な さ い 」 = ャ 板 の 窓 の 向 う で 、 さ っ き か ら 「 あ け て 下 さ い 」 「 あ け と さ っ き 「 共 倒 れ 」 と い っ た 男 が 、 自 分 の 膝 を ま き こ ん で 、 き ゅ う く っ し つ よ う て 下 さ い 」 と 執 拗 に く り 返 さ れ る 若 い 女 の 声 か ら 一 時 も 早 座 席 と 座 席 の 間 の 床 を あ け た 。 「 窮 屈 ね え 」 と 歯 ぐ き を お ガ ラ ス は た ち だ め