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検索対象: 現代日本の文学 13 佐藤 春夫 集

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現代日本の文学 13 佐藤 春夫 集


426 一 月 、 「 ßO> 」 を 「 中 央 公 論 」 に 発 表 。 二 月 、 「 女 誡 扇 綺 譚 』 を 第 を 刊 行 。 十 一 一 月 、 「 田 園 の 憂 影 ・ 都 会 の 憂 鬱 』 ( 新 潮 文 庫 ) を 新 潮 社 一 書 房 よ り 刊 行 。 三 月 、 『 佐 藤 春 夫 詩 集 』 を 第 一 書 房 よ り 刊 行 。 四 よ り 刊 行 。 こ の 年 、 「 酒 ・ 歌 ・ 煙 草 ま た 女 」 ( 「 三 田 文 学 」 一 月 ) 、 「 老 月 、 『 窓 展 く 』 を 改 造 社 よ り 刊 行 。 同 月 、 報 知 新 聞 社 客 員 と な る 。 青 年 」 ( 「 改 造 」 一 月 ) 、 「 芥 川 龍 之 介 を 憶 ふ 」 ( 「 改 造 」 七 月 ) 、 「 支 那 九 月 、 『 蝗 の 大 旅 行 』 を 改 造 社 よ り 、 『 佗 し す ぎ る 』 を 新 潮 社 よ り 刊 名 媛 詩 鈔 」 ( 「 同 」 八 月 ) 、 「 明 治 末 期 の 諸 大 家 ー ー 上 田 敏 」 ( 「 新 潮 」 行 。 十 一 月 、 『 退 屈 読 本 』 を 新 潮 社 よ り 刊 行 。 こ の 年 、 戯 曲 「 日 光 八 月 ) 、 「 小 泉 八 雲 に 就 い て の ノ ー ト 」 ( 「 文 芸 研 究 」 九 月 ) 、 「 黄 昏 の 室 の 人 々 」 ( 「 女 性 」 一 月 ) 、 詩 「 詩 論 」 ( 「 奢 都 」 一 一 月 ) 、 訳 詩 「 水 殺 人 」 ( 「 改 造 」 十 二 月 ) な ど を 発 表 。 三 十 七 歳 無 月 来 り な ば 」 ( 「 驢 馬 」 五 月 ) 、 「 李 鴻 章 」 ( 「 改 造 」 七 月 ) 、 「 文 芸 家 昭 和 四 年 ( 一 九 二 九 ) サ イ レ ン の 生 活 を 論 ず 」 ( 「 新 潮 」 九 月 ) 、 「 警 笛 」 ( 「 報 知 新 聞 」 十 一 月 ~ 翌 一 一 一 月 、 訳 詩 「 車 塵 抄 」 を 「 三 田 文 学 」 に 、 「 の ん し や ら ん 記 録 」 を 年 三 月 ) な ど を 発 表 。 な お 、 こ の 年 、 谷 崎 潤 一 郎 と の 六 年 に わ た る 「 改 造 」 に 発 表 。 同 月 、 『 支 那 童 話 集 』 を ア ル ス よ り 刊 行 。 二 月 、 『 神 々 の 戯 れ 』 を 新 潮 社 よ り 刊 行 。 芥 川 龍 之 介 一 周 忌 記 念 『 お も か 絶 交 を 解 い て 和 解 す る 。 三 十 五 歳 げ 』 を 編 み 、 座 右 宝 刊 行 会 よ り 刊 行 。 四 月 、 「 陳 述 」 を 「 中 央 公 論 」 昭 和 ニ 年 ( 一 九 二 七 ) に 発 表 。 五 月 、 「 更 生 記 」 を 「 福 岡 日 日 新 聞 」 ( 十 月 完 結 ) に 連 載 。 三 月 、 小 石 川 区 ( 現 、 文 京 区 ) 関 口 町 一 一 0 七 に 新 築 転 居 。 四 月 、 「 文 芸 時 評 」 を 「 中 央 公 論 」 ( 九 月 完 結 ) に 連 載 。 こ の う ち 、 「 壮 年 こ の 年 、 翻 訳 「 ・ ほ る と が る 文 」 ( 「 改 造 」 四 月 ) 、 訳 詩 「 希 臘 古 詩 」 者 の 文 学 」 ( 五 月 ) を め ぐ っ て 、 正 宗 白 鳥 と 論 争 を 展 開 。 七 月 、 中 ( 「 文 学 」 十 月 ) な ど も 発 表 。 三 十 八 歳 国 に 旅 行 。 そ の 途 次 、 芥 川 龍 之 介 の 死 を 知 る 。 八 月 上 旬 帰 国 。 九 昭 和 五 年 ( 一 九 三 〇 ) 月 、 『 芥 川 龍 之 介 全 集 』 ( 岩 波 書 店 刊 ) の 編 集 に た ず さ わ る 。 十 月 、 六 月 、 小 田 中 タ ミ と 別 れ る 。 八 月 、 前 谷 崎 潤 一 郎 夫 人 ( 小 林 ) 千 代 芥 川 龍 之 介 全 集 刊 行 会 と 文 春 秋 社 主 催 の 「 芥 川 龍 之 介 追 悼 講 演 と 結 婚 。 こ の 時 、 谷 崎 潤 一 郎 、 千 代 、 佐 藤 春 夫 の 三 人 の 名 で 挨 拶 状 会 」 に 出 講 。 十 一 一 月 、 「 神 々 の 戯 れ 」 を 「 報 知 新 聞 」 ( 翌 三 年 五 月 完 を 知 人 に 配 っ た こ と が か え っ て 世 間 の 一 部 に 誤 解 を ま ね い た 。 九 結 ) に 連 載 。 こ の 年 の 作 品 に は 他 に 、 「 悪 魔 の 玩 具 」 ( 「 中 央 公 論 」 月 、 島 田 清 次 郎 事 件 に 材 を 取 っ た 長 編 『 更 生 記 』 を 新 潮 社 よ り 刊 一 月 ) 、 「 去 年 の 雪 い ま い づ こ 」 ( 「 婦 人 公 論 」 一 月 ~ 十 月 未 完 ) 、 「 春 行 。 こ の 年 、 「 大 都 会 の 一 隅 」 ( 「 改 造 」 一 月 ) 、 「 流 水 歌 」 ( 「 文 学 時 風 馬 提 図 譜 」 ( 「 中 央 公 論 」 三 月 ) 、 「 潤 一 郎 、 人 及 び 芸 術 」 ( 「 改 造 」 代 」 七 月 ) 、 「 僕 ら の 結 婚 」 ( 「 婦 人 公 論 」 十 月 ) な ど も 発 表 。 三 月 ) 、 「 明 治 文 学 史 手 引 草 」 ( 「 改 造 」 六 月 ) 、 「 是 亦 生 涯 ー ー 芥 川 龍 昭 和 六 年 ( 一 九 三 一 ) = 笄 歳 ぼ う き よ う ご 之 介 追 悼 」 ( 「 同 」 九 月 ) 、 「 人 間 事 」 ( 「 中 央 公 論 」 十 一 月 ) 、 「 小 説 作 一 月 、 『 心 驕 れ る 女 』 を 新 潮 社 よ り 刊 行 。 六 月 、 「 望 郷 五 月 歌 」 を 「 婦 人 公 論 」 に 発 表 。 七 月 、 「 魔 女 」 を 「 改 造 」 に 、 「 小 妖 精 伝 」 を 法 講 話 」 ( 「 文 章 供 楽 部 」 十 一 月 ~ 翌 年 三 月 ) な ど を 発 表 。 こ し 」 ~ ま 三 十 六 歳 「 中 央 公 論 」 に 発 表 。 九 月 、 雑 誌 「 古 東 多 万 」 の 編 集 代 表 者 と な る 。 昭 和 三 年 ( 一 九 一 一 八 ) 四 月 、 普 及 版 『 佐 藤 春 夫 詩 集 』 を 第 一 書 房 よ り 刊 行 。 七 月 、 『 文 芸 十 月 、 詩 集 『 魔 女 』 を 以 士 帖 印 社 よ り 、 『 佐 藤 春 夫 全 集 』 ( 全 三 巻 ) 一 タ 話 』 を 改 造 社 よ り 刊 行 。 十 月 、 『 厭 世 家 の 誕 生 日 」 ( 岩 波 文 庫 ) を 改 造 社 ( 翌 七 年 六 月 完 結 ) よ り 刊 行 。

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398 朝 詩 集 綾 に し き 何 を か 惜 し む 惜 し め た だ 君 若 ぎ 日 を い ざ や 折 れ 花 よ か り せ ば た め ら は ば 折 り て 花 な し あ や た だ 若 き 日 を 惜 め 勧 君 莫 惜 金 縷 衣 勧 君 須 惜 少 年 時 花 開 堪 折 直 須 折 莫 待 無 花 空 折 枝 杜 秋 娘 芥 川 龍 之 介 が よ き 霊 に 捧 ぐ し ゅ う じ よ う ま ば ゆ き 春 の な か な か に 花 も や な ぎ も な や ま し ゃ む す ・ ほ ほ れ た る わ が 胸 を 啼 け う ぐ ひ す よ 幾 声 に 音 に 啼 く 鳥 春 ぞ な か / 、 に 悲 し き 満 眼 春 光 色 色 新 花 紅 柳 緑 総 関 情 欲 将 鬱 結 心 頭 事 付 与 黄 鸚 叫 幾 声 * し ゅ し ゆ く し ん 朱 淑 真 檻 草 結 同 心 将 以 遺 知 音 春 愁 正 断 絶 春 鳥 復 哀 吟 * せ つ 薛 濤

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( 「 中 央 公 論 」 八 月 ) 、 「 自 然 主 義 功 罪 論 」 ( 「 改 造 文 芸 」 八 月 ) 、 「 森 一 一 月 、 第 九 巻 ま で ) 。 十 月 、 『 定 本 佐 藤 春 夫 全 詩 集 』 を 創 元 社 よ り 刊 外 の ロ マ ン テ ィ シ ズ ム 」 ( 「 群 像 」 九 月 ) 、 「 芥 川 龍 之 介 論 」 ( 「 文 芸 」 行 。 こ の 年 、 「 還 暦 歌 ・ 浦 の 水 仙 」 ( 「 群 像 」 一 月 ) 、 「 広 島 日 記 」 ( 「 三 九 月 ) 、 「 処 女 性 の 価 値 」 ( 「 新 潮 」 十 月 ) 、 「 新 体 詩 小 史 」 ( 「 三 田 文 学 」 田 文 学 」 一 月 ) 、 「 聖 書 の 愛 読 者 」 ( 「 ニ ュ ー ・ エ イ ジ 」 三 月 ) 、 「 少 年 十 月 ) 、 「 老 残 」 ( 「 改 造 文 芸 」 十 一 月 ) 、 「 外 国 文 学 の 影 響 」 ( 「 三 田 文 詩 人 」 ( 「 心 」 五 月 ) 、 「 若 き 日 の 久 米 正 雄 」 ( 「 文 藝 春 秋 」 五 月 ) 、 「 鬼 そ ま え く い の や ち た び 学 」 十 一 月 ) 、 「 作 家 の 生 涯 」 ( 「 読 売 評 論 」 十 二 月 ) な ど を 発 表 。 語 断 片 」 ( 「 三 田 文 学 」 六 月 ) 、 「 悔 恨 八 千 度 」 ( 「 同 」 九 月 ) 、 「 日 雨 」 昭 和 ニ 十 五 年 ( 一 九 五 〇 ) 五 十 八 歳 ( 「 群 像 」 十 月 ) な ど も 発 表 。 一 一 月 、 『 夢 を 築 く 人 々 』 を 岩 谷 書 店 よ り 刊 行 。 三 月 、 『 春 夫 全 詩 抄 』 昭 和 ニ 十 八 年 ( 一 九 五 三 ) 六 十 一 歳 ( 詩 人 全 書 ) を 酣 燈 社 よ り 刊 行 。 こ の 年 、 「 人 間 天 皇 の 微 笑 」 ( 「 中 央 一 月 、 『 定 本 佐 藤 春 夫 全 詩 集 』 に よ り 第 四 回 読 売 文 学 賞 を 受 け る 。 十 公 論 文 芸 特 集 」 一 月 ) 、 「 高 い 木 低 い 木 」 ( 「 改 造 」 一 月 ) 、 「 風 流 東 印 月 、 吉 田 精 一 と の 共 編 『 近 代 日 本 抒 情 詩 集 』 を 中 央 公 論 社 よ り 、 『 与 度 遊 記 」 ( 「 群 像 」 一 月 ) 、 「 当 代 艷 隠 者 伝 」 ( 「 別 冊 文 藝 春 秋 」 五 謝 野 品 子 歌 集 』 ( 新 潮 文 庫 ) を 編 み 刊 行 。 十 二 月 、 『 日 照 雨 』 を 講 談 月 ) 、 「 門 弟 三 千 記 」 ( 「 新 潮 」 七 月 ) 、 「 観 潮 楼 附 近 」 ( 「 群 像 」 十 月 ) 、 社 よ り 刊 行 。 こ の 年 、 「 水 滸 伝 雑 記 」 ( 「 文 芸 日 本 」 一 月 ~ 十 一 月 ) 、 「 戦 国 佐 久 」 ( 「 文 藝 春 秋 」 十 一 月 ) を そ れ そ れ 発 表 。 ま た 六 月 、 「 朝 「 芸 術 と 良 風 美 俗 」 ( 「 文 芸 」 三 月 ) 、 「 永 井 荷 風 の 詩 情 」 ( 「 明 治 大 正 日 評 論 」 、 で 「 東 西 ″ 詩 れ の 対 決 」 の 題 で ・ ・ フ ラ ン デ ン と 対 談 。 九 文 学 研 究 2 」 五 月 ) 、 「 現 代 と 古 典 」 ( 「 文 芸 」 七 月 ) 、 「 む か し の 三 田 月 、 「 文 学 界 」 で 「 詩 人 の 回 想 」 の 題 で 室 生 犀 星 と 対 談 。 文 学 」 ( 「 三 田 文 学 」 七 月 ) 、 「 火 眼 記 」 ( 「 群 像 」 八 月 ) 、 「 堀 辰 雄 の こ と 」 昭 和 ニ 十 六 年 ( 一 九 五 一 ) 五 十 九 歳 ( 「 文 学 界 」 八 月 ) 、 「 新 進 作 家 の 今 昔 」 ( 「 新 潮 」 八 月 ) な ど も 発 表 。 六 十 二 歳 二 月 、 「 女 人 焚 死 」 を 「 改 造 」 に 発 表 ( ) 三 月 、 『 明 星 詩 抄 』 ( 詩 人 全 昭 和 ニ 十 九 年 ( 一 九 五 四 ) 書 ) を 編 み 、 酣 燈 社 よ り 刊 行 。 四 月 、 「 三 田 文 学 」 復 刊 編 集 委 員 に な 九 月 、 『 晶 子 曼 陀 羅 』 を 講 談 社 よ り 刊 行 。 こ の 年 、 「 美 し い 海 べ 」 ( 「 新 る 。 こ の 年 、 「 批 評 へ の 渇 望 」 ( 「 群 像 」 二 月 ) 、 「 わ が 母 の 記 」 ( 「 暮 し 潮 」 一 月 ) 、 「 斎 藤 茂 吉 の 人 及 び 文 学 」 ( 「 短 歌 」 三 月 ) 、 「 品 子 曼 陀 羅 」 の 手 帖 」 一 一 月 ) 、 「 晶 子 回 想 」 ( 「 東 京 新 聞 」 五 月 ) 、 「 個 人 的 な 余 り に ( 毎 日 新 聞 」 タ 刊 三 月 ~ 六 月 ) 、 「 い ろ い ろ な ・ ハ イ ・ フ ル 」 ( 「 ニ ュ ー 個 人 的 な 饒 舌 ー ー 龍 之 介 対 潤 一 郎 の 小 説 論 争 ー ー ー 」 ( 「 文 学 界 」 七 ェ イ ジ 」 六 月 ) 、 「 鷁 外 先 生 の 精 神 」 ( 「 毎 日 新 聞 」 七 月 ) 、 「 朗 外 先 生 月 ) 、 「 与 謝 野 先 生 御 夫 妻 の 思 ひ 出 」 ( 「 三 田 文 学 」 八 月 ) 、 「 恐 山 半 島 を 憶 う 」 ( 「 読 売 新 聞 」 七 月 ) 、 「 男 女 の 差 別 」 ( 「 新 潮 」 八 月 ) 、 「 文 学 の 記 」 ( 「 文 藝 春 秋 」 九 月 ) 、 「 ' ハ リ 島 の 旅 」 ( 「 三 田 文 学 」 十 一 月 ) な ど 仏 ・ 古 木 鉄 太 郎 一 ( 「 文 芸 日 本 」 九 月 ) 、 「 佐 藤 春 夫 よ り 堀 ロ 大 学 へ 」 も 発 表 。 ( 「 文 芸 」 九 月 ) 、 「 佐 久 の 内 裏 」 ( 「 群 像 」 十 月 ) な ど を 発 表 。 昭 和 ニ 十 七 年 ( 一 九 五 一 l) 六 十 歳 昭 和 三 十 年 ( 一 九 五 五 ) 六 十 三 歳 三 月 、 『 近 代 神 仙 譚 』 を 乾 元 社 よ り 刊 行 。 四 月 、 「 新 編 退 屈 読 本 』 一 月 、 『 晶 子 曼 陀 羅 』 に よ り 第 六 回 読 売 文 学 賞 を 受 け る 。 九 月 、 『 悲 ( 創 元 文 庫 ) を 刊 行 。 六 月 、 高 村 光 太 郎 ら と 十 和 田 湖 に 再 遊 。 九 月 、 壮 美 の 世 界 』 ( ミ リ オ ン ・ ・ フ ッ ク ス ) を 講 談 社 よ り 刊 行 。 こ の 年 、 『 新 訳 水 滸 伝 』 ( 全 十 一 一 巻 ) を 中 央 公 論 社 よ り 刊 行 ( 昭 和 一 一 十 八 年 十 「 文 学 す る 心 」 ( 「 文 芸 」 一 月 ) 、 「 幽 明 」 ( 「 別 冊 文 藝 春 秋 」 一 一 月 ) 、

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412 若 き 命 の 束 の 間 の お い ら く よ ろ め き 行 く や 老 来 へ わ が 言 の 葉 を う た が は ば 霜 に 敷 か る ゝ 草 を 見 よ 若 不 信 儂 語 但 看 霜 下 草 ひ た ぶ る に 耳 傾 け よ 。 空 み つ 大 和 言 葉 に こ も ら へ る 箜 篌 の 音 ぞ あ る 。 芥 川 龍 之 介

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「 わ が 仙 術 修 業 」 ( 「 新 潮 」 四 月 ) 、 「 山 上 億 良 」 ( 「 新 潮 」 七 月 ) 、 「 吾 一 一 月 、 『 前 途 展 く 』 を 講 談 社 よ り 刊 行 。 五 月 、 『 魔 女 』 を 大 雅 洞 よ り が 良 き 友 ふ た り ー ー 檀 一 雄 と 井 上 靖 と を 語 る ー ー ー 」 ( 「 文 学 界 」 九 再 刊 行 。 六 月 、 堀 ロ 大 学 編 に よ る 『 佐 藤 春 夫 詩 集 』 ( 角 川 文 庫 ) 、 『 わ 月 ) 、 「 自 然 人 と そ の 芸 術 」 ( 「 新 論 」 十 一 月 ) 、 「 熊 野 の さ ん ま 」 ( 「 あ ん ば く 時 代 』 を 講 談 社 よ り 刊 行 。 十 月 、 『 堀 ロ 大 学 詩 集 』 ( 角 川 文 庫 ) を 編 み 刊 行 。 十 二 月 、 『 日 本 の 誕 生 』 を 河 出 書 房 新 社 よ り 刊 行 。 こ ま カ ラ 」 十 一 月 ) な ど も 発 表 。 昭 和 三 十 一 年 ( 一 九 五 六 ) 六 十 四 歳 の 年 、 「 友 情 」 ( 「 群 像 」 一 月 ) 、 「 日 本 の 風 景 」 ( 「 心 」 一 月 ~ 十 一 一 月 ) 、 一 一 月 、 随 筆 集 『 白 雲 去 来 』 を 筑 摩 書 房 よ り 刊 行 。 同 月 、 芥 川 賞 受 賞 「 批 評 の な い 国 」 ( 「 週 刊 読 書 人 」 五 月 ) 、 「 愚 者 の 楽 園 」 ( 「 読 売 新 聞 」 作 「 太 陽 の 季 節 」 を め ぐ っ て 、 舟 橋 聖 一 と 応 酬 始 ま る 。 五 月 、 随 筆 夕 刊 、 十 月 ~ 昭 和 三 十 五 年 十 一 一 月 ) な ど も 発 表 。 六 十 七 歳 集 『 続 白 雲 去 来 』 を 筑 摩 書 房 よ り 刊 行 。 九 月 、 『 人 生 の 楽 事 』 を 講 昭 和 三 十 四 年 ( 一 九 五 九 ) 談 社 よ り 刊 行 。 十 月 、 『 自 選 佐 藤 春 夫 全 集 』 ( 全 十 巻 ) を 河 出 書 房 よ 六 月 、 和 歌 山 県 那 智 勝 浦 町 駅 前 に 詩 碑 建 立 。 七 月 、 「 日 本 の 風 景 』 り 刊 行 、 昭 和 三 十 三 年 四 月 完 結 。 同 月 、 『 小 説 高 村 光 太 郎 像 』 を 現 を 新 潮 社 よ り 、 『 貴 族 の 栄 華 』 を 河 出 書 房 新 社 よ り 刊 行 。 同 月 新 宮 代 社 よ り 刊 行 。 十 二 月 、 『 私 の 享 楽 論 』 を 朝 日 新 聞 社 よ り 刊 行 。 こ 市 速 玉 神 社 社 頭 に 詩 碑 建 立 。 八 月 、 『 武 士 の 勃 興 』 を 河 出 書 房 新 社 の 年 、 「 道 灌 国 」 ( 「 群 像 」 一 月 ) 、 「 釈 迦 堂 物 語 」 ( 「 心 」 一 月 ~ 十 一 一 よ り 刊 行 。 九 月 、 『 わ が 龍 之 介 像 』 を 有 信 堂 よ り 刊 行 。 十 一 一 月 、 月 ) 、 「 エ ロ ス の 文 学 」 ( 「 中 央 公 論 」 六 月 ) 、 「 高 村 光 太 郎 の 詩 , ・ ー ー 高 「 拙 作 『 小 説 永 井 荷 風 伝 』 に つ い て 中 村 光 夫 氏 に た だ す 」 を 「 朝 日 村 光 太 郎 追 悼 」 ( 「 心 」 六 月 ) 、 「 小 説 高 村 光 太 郎 」 ( 「 新 潮 」 七 月 ) 、 新 聞 」 に 発 表 。 こ の 年 、 「 夜 ざ く ら 物 語 」 ( 「 日 本 」 五 月 ) 、 「 近 代 日 本 「 た ば こ と ラ イ タ ー 」 ( 「 暮 し の 手 帖 」 七 月 ) 、 「 私 の 履 歴 書 」 ( 「 日 本 経 詩 の 進 歩 変 遷 」 ( 「 心 」 五 月 ) 、 「 荷 風 先 生 と 三 人 文 士 ー ー 永 井 荷 風 追 層 め う た 済 新 聞 」 七 月 ) 、 「 愛 の 頌 歌 」 ー 、 ー 後 「 小 説 智 恵 子 抄 」 ( 「 新 女 苑 」 九 悼 」 ( 「 三 田 文 学 」 六 月 ) 、 「 知 性 の 作 家 ・ 上 田 秋 成 」 ( 「 週 刊 読 書 人 」 は る ふ か し や ま の よ い み や 月 ~ 翌 年 八 月 ) 、 「 太 陽 族 以 上 」 ( 「 群 像 」 十 月 ) な ど を 発 表 。 四 月 、 六 月 ) 、 「 陽 春 曲 山 村 夜 祭 」 ( 「 心 」 七 月 ) 、 「 荷 風 文 学 の 頂 点 」 ( 「 群 像 」 「 文 芸 」 で 「 ス ・ ハ ル 時 代 」 の 題 で 高 見 順 と 、 八 月 、 「 群 像 」 で 「 文 七 月 ) 、 「 帰 去 来 歌 」 ( 「 心 」 十 一 月 ) な ど を 発 表 。 六 十 八 歳 学 ・ 倫 理 ・ 享 楽 」 の 題 で 舟 橋 聖 一 と そ れ そ れ 対 談 す る 。 昭 和 三 十 五 年 ( 一 九 六 〇 ) 昭 和 三 十 ニ 年 ( 一 九 五 七 ) 六 十 五 歳 一 月 、 「 小 説 永 井 荷 風 伝 」 を 「 新 潮 」 に 発 表 。 一 一 月 、 「 お ー い 中 村 五 月 、 『 観 潮 楼 附 近 』 を 三 笠 書 房 よ り 刊 行 。 六 月 、 『 釈 迦 堂 物 語 』 を 君 」 、 「 中 村 光 夫 君 に 」 を 「 朝 日 新 聞 」 に 発 表 。 五 月 、 『 小 説 永 井 荷 譜 平 凡 社 よ り 刊 行 。 十 一 月 、 『 小 説 智 恵 子 抄 』 を 実 業 之 日 本 社 よ り 刊 風 伝 』 を 新 潮 社 よ り 刊 行 。 六 月 、 「 極 楽 か ら 来 た 」 を 「 朝 日 新 聞 」 行 。 十 二 月 、 『 毛 皮 を 著 た ヴ ィ ー ナ ス 』 を 講 談 社 よ り 刊 行 。 こ の 年 、 夕 刊 ( 十 一 一 月 完 結 ) に 連 載 。 『 詩 の 本 』 を 有 信 堂 よ り 刊 行 。 十 一 月 、 年 「 前 途 展 く 」 ( 「 キ ン グ 」 一 月 ~ 十 一 一 月 ) 、 「 老 を 語 る 」 ( 「 暮 し の 手 第 二 十 回 文 化 勲 章 を 受 け る 。 こ の 年 、 「 権 勢 の 鬼 ど も 」 ( 「 心 」 一 一 月 帖 」 一 一 月 ) 、 「 旧 園 の 薔 薇 」 ( 「 心 」 八 月 ) 、 「 わ ん ば く 時 代 」 ( 「 朝 日 新 ~ 翌 年 一 月 完 結 ) 、 「 幽 明 界 な し 」 ( 「 群 像 」 三 月 ) 、 「 ぼ へ み や ん の 引 聞 」 タ 刊 、 十 月 ~ 翌 年 三 月 ) を そ れ そ れ 発 表 。 恋 」 ( 「 小 説 中 央 公 論 」 十 一 月 ) 、 「 文 化 勲 章 拝 受 の 記 」 ( 「 読 売 新 聞 」 昭 和 三 十 三 年 ( 一 九 五 八 ) 六 十 六 歳 夕 刊 、 十 一 月 ノ な ど を 発 表 。

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0 上 亀 井 勝 一 郎 ( 左 ) と 佐 藤 春 夫 は 谷 崎 潤 一 郎 や 芥 川 龍 之 介 と と も に 、 大 正 年 文 壇 の 新 し い 傾 向 を 代 表 す る 作 家 と な っ た 。 谷 崎 は 佐 藤 春 夫 よ り 六 歳 年 長 で あ り 、 芥 川 は 佐 藤 と 同 年 で あ っ た 。 し か し 文 壇 へ 出 た の は 谷 崎 や 芥 川 が 早 い 。 三 者 は る 左 お た が い に 相 手 を 意 識 し 、 そ の オ 能 の 違 い を も ま た 意 お 星 識 し た 。 芥 川 は 佐 藤 春 夫 が 二 度 目 の 中 国 旅 行 中 に 服 毒 に 犀 自 殺 し た 。 だ が 谷 崎 の 場 合 に は 、 佐 藤 春 夫 の 個 人 生 活 宅 生 か ん よ 自 室 や 作 品 の 素 材 に ま で 関 与 す る は ど の 深 い 関 係 を も っ て 7 い る 。 彼 が 谷 崎 を 知 っ た の は 「 田 園 の 憂 鬱 」 の 第 一 稿 上 右 疎 外 さ れ 、 機 械 と 人 間 と の 位 置 が 逆 転 し た よ う な 未 来 社 会 に た い す る ( 同 時 に 現 代 社 会 の 物 質 文 明 化 に た い ふ う し す る ) 諷 刺 が 土 台 に す え ら れ て い る た め に 、 芥 川 龍 之 か つ ば 介 の 「 河 童 」 な ど と は 異 な る 強 烈 な 印 象 を あ た え る な に し ろ 地 下 三 百 メ ー ト ル に あ る 人 間 社 会 の 最 下 層 に 生 き て い る も の の 話 で あ り 、 ア イ デ ア の 奇 抜 さ の 点 だ ば ん び や く け で も 、 凡 百 の 作 品 を 越 え て い る 。 こ れ は 「 田 園 の 憂 鬱 」 の 対 極 に す え ら れ た 作 品 で あ ろ う 。 こ こ で 時 計 の 針 を 少 し さ か の ば ら せ て 、 谷 崎 潤 一 郎 と の 運 命 的 な 出 会 い と 、 そ の 経 過 に つ い て ふ れ て み た き ば っ

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現 代 日 本 の 文 学 佐 藤 春 夫 集 北 尾 奥 足 一 川 井 伊 崎 野 立 集 端 上 藤 修 五 + 杜 秀 健 巻 委 紀 康 聖 夫 樹 男 夫 成 靖 整 学 習 研 究 社

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に 居 を 定 め る 。 ま た 、 生 田 長 江 に 師 事 し た 。 ハ イ ネ 、 ゲ 1 テ 、 ニ イ 二 月 、 「 錬 金 術 」 を 「 処 女 」 に 発 表 。 四 月 、 「 『 赤 光 』 に 就 て 」 を 「 ア チ = 、 プ レ ー ク 、 イ = ー ツ な ど を 学 ぶ 。 い つ ぼ う 与 謝 野 寛 の 新 詩 社 ラ ラ ギ 」 に 発 表 。 十 月 、 ア ナ ト ー ル ・ フ ラ ン ス の 翻 訳 「 エ ビ キ = ラ に 入 り 、 生 田 春 月 、 堀 ロ 大 学 を 知 る 。 六 月 、 「 大 逆 事 件 」 に よ り 郷 ス の 庭 よ り 」 を 「 ア ル ス 」 に 発 表 。 第 一 一 回 二 科 展 に 「 自 画 像 」 と 里 新 宮 か ら 父 の 友 人 な ど 数 人 が 検 挙 さ れ 、 シ ョ ッ ク を 受 け る 。 七 「 静 物 」 の 二 点 が 入 選 。 月 、 父 の 命 令 で 一 高 仏 法 科 を 受 験 し た が 三 日 目 に 試 験 を 放 棄 。 九 大 正 五 年 ( 一 九 一 六 ) 一 一 十 四 歳 く ろ が ね 月 、 新 し く 永 井 荷 風 を 主 任 教 授 に 迎 え た 慶 応 義 塾 大 学 文 学 部 予 科 に 五 月 、 愛 犬 一 一 頭 、 愛 猫 一 一 匹 と と も に 神 奈 川 県 都 筑 郡 中 里 村 字 鉄 入 学 。 新 入 生 は 堀 ロ 大 学 を 含 む 三 人 で あ っ た 。 十 一 一 月 、 「 習 作 第 一 ( 現 、 横 浜 市 緑 区 鉄 町 ) に 転 居 。 九 月 、 「 病 め る 薔 薇 」 の 腹 案 成 る 。 花 の 形 を し た 果 実 」 を 「 ス ' ハ ル 」 に 発 表 。 十 月 、 「 猫 と 女 」 と 「 夏 の 風 景 」 が 一 一 科 展 に 入 選 。 十 一 月 、 「 田 園 雑 明 治 四 十 四 年 ( 一 九 一 一 ) 十 九 歳 記 」 を 「 文 芸 雑 誌 」 に 発 表 。 一 月 、 「 習 作 第 二 『 鎖 』 の 第 一 章 」 、 三 月 、 「 愚 者 の 死 」 、 四 月 、 「 小 大 正 六 年 ( 一 九 一 七 ) 一 一 十 五 歳 曲 二 章 」 を そ れ そ れ 「 ス ・ ハ ル 」 に 発 表 。 五 月 、 「 『 日 本 人 脱 却 論 』 の 一 月 、 「 西 班 牙 大 の 家 」 を 「 星 座 」 創 刊 号 に 発 表 。 江 口 渙 を 通 し て 序 論 」 が 、 生 田 長 江 の 選 に よ る 懸 賞 応 募 作 一 等 と し て 「 新 小 説 」 に 芥 川 龍 之 介 と 知 り 合 う 。 五 月 、 「 病 め る 薔 薇 」 ( 「 田 園 の 憂 鬱 」 の 第 一 掲 載 さ れ た 。 以 後 、 「 ス ・ ハ ル 」 や 「 三 田 文 学 」 な ど に 詩 、 評 論 な ど 稿 ) を 四 十 枚 ほ ど 書 く 。 六 月 、 「 病 め る 薔 薇 」 を 「 黒 潮 」 に 発 表 。 を 発 表 す る 生 活 が 続 く 。 同 月 、 谷 崎 潤 一 郎 を 知 る 。 川 路 歌 子 と 別 れ る 。 七 月 、 本 郷 区 動 坂 町 大 正 ニ 年 ( 一 九 一 lll) 一 一 十 一 歳 九 一 一 に 転 居 。 九 月 、 「 上 野 停 車 場 附 近 」 と 「 静 物 」 が 二 科 展 に 入 選 。 ワ イ ル ド の 訳 詩 、 ワ イ ル ド 論 、 外 論 、 詩 な ど を 「 ス ・ ( ル 」 、 「 三 田 無 名 の 女 優 谷 香 代 子 ( 二 十 歳 ) と 同 棲 す る 。 十 月 、 「 病 め る 薔 薇 」 文 学 」 、 「 黒 耀 」 、 「 我 等 」 な ど に 発 表 。 七 月 、 「 平 塚 明 子 論 」 を 「 中 後 半 五 十 枚 、 意 に 満 た ず 破 棄 。 十 二 月 、 帰 郷 し 、 父 の 病 院 の 一 室 に 央 公 論 」 に 発 表 。 九 月 、 慶 応 義 塾 大 学 を 退 学 。 在 学 三 年 間 で 進 級 は た て こ も っ て 再 び 続 稿 を 書 き だ す 。 た だ 一 度 き り で あ っ た 。 大 正 七 年 ( 一 九 一 八 ) 一 一 十 六 歳 大 正 三 年 ( 一 九 一 四 ) 一 一 十 一 一 歳 一 月 、 「 田 園 の 憂 鬱 」 未 定 稿 成 る 。 三 月 、 上 京 す る 。 九 月 、 「 田 園 の 一 一 月 、 「 一 夜 妻 千 代 の 」 、 四 月 、 「 一 匹 の 野 兎 と さ う し て 一 人 の 外 国 憂 鬱 」 を 「 中 外 」 に 発 表 し 、 一 躍 作 家 と し て の 地 位 を 確 立 。 十 一 月 、 人 」 ( の ち 「 歩 き な が ら 」 と 改 題 ) 、 七 月 、 「 円 光 」 を そ れ そ れ 「 我 「 お 絹 と そ の 兄 弟 」 を 「 中 央 公 論 」 に 発 表 。 短 編 集 『 病 め る 薔 薇 』 等 」 に 発 表 。 そ の 他 、 翻 訳 、 評 論 な ど も 主 と し て 「 我 等 」 に 発 表 。 を 天 佑 社 よ り 刊 行 。 こ の 年 に は 、 ほ か に 、 「 月 か げ 」 ( 「 帝 国 文 学 」 三 夏 、 徴 兵 検 査 を 受 け 丁 種 と な る 。 十 二 月 、 芸 術 座 の 女 優 川 路 歌 子 月 ) 、 「 李 太 白 」 ( 「 中 央 公 論 」 七 月 ) 、 「 指 紋 」 ( 「 同 」 臨 時 増 刊 ) 、 「 自 ( 実 名 、 遠 藤 幸 子 、 十 八 歳 ) と 同 棲 し 、 本 郷 区 ( 現 、 文 京 区 ) 追 分 動 車 と 活 動 写 真 と カ フ ェ ー の 印 象 」 ( 「 同 」 九 月 ) な ど の 作 品 が あ る 。 町 九 に 新 居 を か ま え た 。 大 正 八 年 ( 一 九 一 九 ) 一 一 十 七 歳 大 正 四 年 ( 一 九 一 五 ) 一 一 十 三 歳 二 月 、 『 お 絹 と そ の 兄 弟 』 を 新 潮 社 よ り 刊 行 。 六 月 、 定 本 『 田 園 の 憂

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四 十 三 歳 四 十 歳 昭 和 十 年 ( 一 九 三 五 ) 昭 和 七 年 ( 一 九 三 一 D ま さ や 一 一 月 、 『 武 蔵 野 少 女 』 を 新 潮 社 よ り 刊 行 。 十 月 、 長 男 方 截 生 ま れ る 。 一 月 、 『 観 無 量 寿 経 』 を 大 東 出 版 社 よ り 刊 行 。 芥 川 賞 銓 衡 委 員 と な こ の 年 、 魯 迅 の 翻 訳 「 故 郷 」 ( 「 中 央 公 論 」 一 月 ) 、 ・ ハ イ ロ ン の 翻 訳 る 。 六 月 、 「 掬 水 譚 」 を 「 東 京 日 日 新 聞 」 タ 刊 ( 九 月 完 結 ) に 連 載 、 「 吸 血 鬼 」 ( 「 犯 罪 公 論 」 一 月 ~ 三 月 ) 、 「 露 路 の 奥 」 ( 「 中 央 公 論 」 三 『 一 吟 双 涙 抄 』 を 野 田 書 房 よ り 、 『 魯 迅 選 集 』 ( 岩 波 文 庫 ) を 刊 行 。 七 月 ) 、 「 妄 談 銀 座 」 ( 「 新 青 年 」 三 月 ~ 六 月 ) 、 魯 迅 の 翻 訳 「 孤 独 者 」 月 、 室 生 犀 星 の 第 一 回 文 芸 懇 話 会 賞 受 賞 を め ぐ っ て 争 論 、 委 員 を 辞 ( 「 中 央 公 論 」 七 月 ) 、 「 純 正 文 学 イ デ オ ロ ギ イ 私 見 摘 要 」 ( 「 新 潮 」 十 任 し た 。 八 月 、 太 宰 治 が 山 岸 外 史 に 伴 わ れ て 初 め て 訪 問 。 十 月 、 『 我 が 成 長 』 を 新 小 説 社 よ り 刊 行 。 十 一 月 、 『 酒 と 酒 』 を 荻 原 星 文 館 一 月 ) な ど も 発 表 。 四 十 一 歳 よ り 刊 行 。 こ の 年 、 「 親 子 ル ン ペ ン の 話 」 ( 「 行 動 」 一 月 ) 、 「 文 芸 ザ ッ 昭 和 八 年 ( 一 九 三 = D 一 月 、 父 豊 太 郎 の 著 書 『 懐 旧 』 を 編 み 、 一 六 〇 部 私 版 。 三 月 、 『 澄 江 ク ・ ハ ラ ン 」 ( 「 文 藝 春 秋 」 一 月 ~ 五 月 ) 、 「 ロ 語 文 章 論 」 ( 「 中 央 公 論 」 堂 遺 珠 』 を 編 み 、 岩 波 書 店 よ り 刊 行 。 五 月 、 『 木 竹 集 』 を 春 陽 堂 よ 四 月 ) 、 「 鴨 長 明 」 ( 「 中 央 公 論 」 七 月 ) 、 「 西 湖 の 遊 を 憶 ふ 」 ( 「 セ ル ・ ハ り 、 袖 珍 版 『 佐 藤 春 夫 詩 集 』 を 第 一 書 房 よ り 刊 行 。 九 月 、 『 維 納 の ン 」 九 月 ) 、 「 化 物 屋 敷 」 ( 「 中 央 公 論 」 十 月 ) な ど も 発 表 。 四 十 四 歳 殺 人 容 疑 者 』 を 小 山 書 店 よ り 刊 行 。 十 一 月 、 『 み よ 子 』 を 青 果 堂 よ 昭 和 十 一 年 ( 一 九 三 六 ) り 刊 行 。 こ の 年 、 「 嗚 乎 一 一 十 五 年 」 ( 「 ア ラ ラ ギ 」 一 月 ) 、 「 熊 野 風 土 一 月 、 法 然 上 人 別 伝 『 掬 水 譚 』 を 大 東 出 版 社 よ り 刊 行 。 一 一 月 、 太 宰 記 」 ( 「 改 造 」 一 一 月 ) 、 「 帰 去 来 」 ( 「 経 済 往 来 」 七 月 ) 、 「 老 父 の は な し 」 治 を 、 弟 秋 雄 の 紹 介 で 済 生 会 病 院 に 入 院 さ せ る 。 『 世 は さ ま ざ ま の ( 「 文 藝 春 秋 」 十 月 ) 、 「 湯 川 温 泉 」 ( 「 南 紀 芸 術 」 十 月 ) 、 「 飯 田 橋 の 神 話 』 を 版 画 荘 よ り 刊 行 。 三 月 、 『 春 夫 詩 鈔 』 ( 岩 波 文 庫 ) を 刊 行 。 四 月 、 『 熊 野 路 』 を 小 山 書 店 よ り 、 『 絵 本 O> 』 を 版 画 荘 よ り 刊 行 。 様 」 ( 「 改 造 」 十 二 月 ) な ど も 発 表 。 こ の 年 、 中 谷 孝 雄 を 知 る 。 四 十 一 一 歳 六 月 、 随 想 集 『 散 人 偶 記 』 を 第 一 書 房 よ り 、 『 永 井 荷 風 読 本 』 を 編 昭 和 九 年 ( 一 九 三 四 ) 四 月 、 『 ぼ る と が る 文 』 を 竹 村 書 房 よ り 刊 行 。 六 月 、 『 陣 中 の 竪 琴 』 み 、 三 笠 書 房 よ り 刊 行 。 七 月 、 『 霧 社 』 を 昭 森 社 よ り 刊 行 。 九 月 、 を 昭 和 書 房 よ り 刊 行 。 七 月 、 評 論 随 筆 集 『 閑 談 半 日 』 を 白 水 社 よ り 『 支 那 印 度 短 篇 集 』 を 河 出 書 房 よ り 刊 行 。 十 一 月 、 『 吸 血 鬼 』 ( 山 本 刊 行 。 十 一 月 、 訳 書 『 尖 塔 登 攀 記 』 ( 小 泉 八 雲 初 期 文 集 ) を 白 水 社 文 庫 ) を 刊 行 。 十 二 月 、 『 小 園 歌 』 を 野 田 書 房 よ り 刊 行 。 こ の 年 、 よ り 刊 行 。 こ の 年 、 「 文 芸 復 興 の 機 運 に つ い て 」 ( 「 新 潮 」 一 月 ) 、 「 怪 「 佐 藤 春 夫 と い ふ 男 」 ( 「 文 第 春 秋 」 一 月 ) 、 「 迎 年 言 志 文 学 者 の 社 会 譜 し き 臓 物 ・ ー ー 外 漁 史 の 詩 歌 」 ( 「 行 動 」 一 月 ) 、 「 最 近 の 谷 崎 潤 一 郎 的 地 位 の 考 察 ー ー こ ( 「 東 京 日 日 新 聞 」 に 連 載 一 月 ) 、 「 尊 重 す べ き 困 を 論 ず 」 ( 「 文 藝 春 秋 」 一 月 ) 、 「 生 き ん と そ わ が 思 ふ 」 ( 「 中 央 公 論 」 っ た 代 物 ・ ー ー 太 宰 治 を 語 る 」 ( 「 文 芸 雑 誌 」 四 月 ) 、 「 ふ る さ と 」 ( 「 中 年 六 月 ) 、 「 鷓 外 の 卓 上 演 説 」 ( 「 文 学 界 」 六 月 ) 、 「 国 姓 爺 阿 蘭 陀 合 戦 」 央 公 論 」 五 月 ) 、 「 地 の 塩 ・ ー ー 現 代 作 家 の 社 会 的 関 心 ー ー ー . 」 ( 「 東 京 日 ( 「 文 春 秋 」 七 月 ) 、 「 上 田 秋 成 を 語 る 」 ( 「 新 潮 」 八 月 ) 、 「 若 者 」 日 新 聞 に 連 載 七 月 ) 、 「 芥 川 賞 」 ( 「 改 造 」 十 一 月 ) 、 「 再 説 風 流 論 」 、 ー ン の 翻 訳 「 絞 刑 記 事 」 ( 「 文 芸 懇 話 会 」 十 一 月 ) な ど 多 数 発 表 。 ( 「 文 春 秋 」 十 月 ) 、 ラ フ カ デ ィ オ ・ ′ 四 十 五 歳 昭 和 十 ニ 年 ( 一 九 三 七 ) ( 「 行 動 」 十 月 ) な ど も 発 表 。

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( 「 新 潮 」 十 月 ) 、 「 現 代 詩 の 一 一 潮 流 」 ( 「 文 学 界 」 十 月 ) な ど も 発 表 。 「 近 代 抒 情 詩 選 花 さ う び 』 を 天 明 社 よ り 刊 行 。 十 一 一 月 、 『 荷 風 雑 観 』 ー 、 ジ ャ ワ 方 面 へ 視 察 旅 行 。 十 一 月 、 マ レ を 国 立 書 院 よ り 刊 行 。 こ の 年 、 「 別 れ ざ る 妻 に 与 ふ る 書 」 ( 「 光 」 一 昭 和 十 九 年 ( 一 九 四 四 ) 五 十 二 歳 月 ) 、 「 国 語 と 国 字 と の 問 題 」 ( 「 方 寸 」 一 月 ) 、 「 自 然 の 童 話 」 ( 「 群 像 」 三 月 、 『 奉 公 詩 集 』 を 千 歳 書 房 よ り 刊 行 。 五 月 、 南 方 視 察 旅 行 よ り 四 月 ) 、 「 国 語 と そ の 文 化 」 ( 「 国 鉄 情 報 」 九 月 ) 、 「 詩 人 森 外 ー ( 「 午 帰 国 。 六 月 、 『 西 遊 記 』 を 新 潮 社 よ り 刊 行 。 こ の 年 、 「 東 印 度 の 人 々 」 前 」 九 月 ~ 十 月 ) 、 「 な っ か し い 無 人 島 」 ( 「 苦 楽 」 十 月 ) な ど も 発 表 。 ( 「 文 褻 春 秋 」 六 月 ) 、 「 新 文 学 の 胚 」 ( 「 文 菘 春 秋 」 九 月 ) 、 「 論 語 の 面 昭 和 ニ 十 三 年 ( 一 九 四 八 ) 五 十 六 歳 白 さ 」 ( 「 芸 文 」 十 一 月 ) 、 「 『 生 産 者 』 の 文 学 」 ( 「 文 芸 」 十 一 月 ) を 一 月 、 『 新 編 佐 藤 春 夫 詩 集 』 を 地 平 社 よ り 刊 行 。 一 一 月 、 『 別 れ ざ る 妻 そ れ そ れ 発 表 。 に 与 ふ る 書 』 を 東 京 出 版 株 式 会 社 よ り 刊 行 。 三 月 、 『 文 芸 他 山 の 石 』 昭 和 ニ 十 年 ( 一 九 四 五 ) 五 十 三 歳 を 好 学 社 よ り 刊 行 。 四 月 、 支 那 詩 選 『 玉 笛 譜 』 を 東 京 出 版 株 式 会 社 三 月 、 「 ・ ハ リ 島 」 ( の ち に 「 ・ ハ リ 島 の 旅 」 ) を 「 文 芸 」 に 発 表 。 四 月 、 よ り 、 『 自 然 の 童 話 』 を 丹 頂 書 房 よ り 刊 行 。 六 月 、 太 宰 治 自 殺 。 七 『 日 本 文 蔭 の 道 』 ( 新 潮 叢 書 ) を 新 潮 社 よ り 刊 行 す べ く 見 本 刷 は 出 来 月 、 「 太 宰 治 よ 」 を 「 文 学 行 動 」 に 発 表 。 八 月 、 『 青 春 期 の 自 画 像 』 て い た 。 四 月 、 長 野 県 北 佐 久 郡 平 根 村 字 横 根 ( 現 、 佐 久 市 横 根 ) に を 共 立 書 房 よ り 刊 行 。 日 本 芸 術 院 会 員 に な る 。 十 一 月 、 詩 文 集 『 ま 疎 開 。 十 一 月 、 「 す ら ば や 」 を 「 文 芸 」 に 発 表 。 ゆ み 抄 』 を 信 修 堂 よ り 、 『 女 誡 扇 綺 譚 』 を 文 体 社 よ り 刊 行 。 こ の 年 、 昭 和 ニ 十 一 年 ( 一 九 四 六 ) 五 十 四 歳 「 詩 人 藤 村 序 説 」 ( 「 芸 林 閒 歩 」 一 月 ) 、 「 沙 羅 の 木 の 花 」 ( 「 同 」 三 月 ) 、 九 月 、 詩 集 『 佐 久 の 草 笛 』 を 東 京 出 版 株 式 会 社 よ り 、 『 新 秋 の 記 』 「 近 代 詩 序 説 」 ( 「 詩 学 」 七 月 ) 、 「 農 婦 の 死 」 ( 「 別 冊 文 藝 春 秋 9 」 十 を 養 徳 社 よ り 刊 行 。 十 月 、 『 日 本 文 芸 の 道 』 を 新 潮 社 よ り 刊 行 。 こ 一 月 ) 、 「 好 色 家 の い ろ い ろ 」 ( 「 小 説 界 」 十 一 月 ) 、 「 藤 村 の 詩 技 」 の 年 、 「 無 暦 日 記 抄 」 ( 「 新 潮 」 一 月 ) 、 「 慈 母 の 恩 」 ( 「 芸 苑 」 一 月 ) 、 ( 「 新 潮 」 十 一 月 ) 、 「 井 伏 鱒 一 一 は 悪 人 な る の 説 ー ー ー 太 宰 論 」 ( 「 作 品 」 「 自 然 と 人 生 ー ー ・ 或 は わ が 疎 開 記 ー ー 」 ( 「 展 望 」 一 一 月 ) 、 「 我 観 日 本 十 一 月 ) を そ れ そ れ 発 表 。 五 十 七 歳 人 」 ( 「 文 藝 春 秋 別 冊 1 」 一 一 月 ) 、 「 山 中 雑 興 数 篇 」 ( 「 芸 林 閒 歩 」 六 月 ) 、 昭 和 一 一 十 四 年 ( 一 九 四 九 ) 「 八 日 霜 」 ( 「 新 小 説 」 六 月 ) 、 「 最 近 の 永 井 荷 風 」 ( 「 文 藝 春 秋 」 六 月 ) 、 四 月 九 日 、 誕 生 日 を 祝 う 会 「 春 の 日 の 会 」 第 一 回 が 日 比 谷 陶 々 亭 で 「 山 人 抒 情 」 ( 「 人 間 」 八 月 ) 、 「 浅 間 の 行 者 」 ( 「 高 原 」 八 月 ) 、 「 風 流 催 さ れ た 。 同 月 、 芥 川 賞 復 活 、 銓 衡 委 員 と な る 。 六 月 、 『 抒 情 新 集 』 譜 新 論 ー 西 行 法 師 に 就 て 語 る ー ー 」 ( 「 風 流 」 九 月 ) 、 「 永 井 荷 風 」 ( 「 展 を 好 学 社 よ り 、 『 島 崎 藤 村 詩 読 本 』 を 編 み 、 東 西 出 版 社 よ り 刊 行 。 望 」 十 月 ~ 十 一 月 完 結 ) 、 「 唐 詩 翻 訳 十 章 」 ( 「 別 冊 文 春 秋 1 」 十 一 一 七 月 、 『 風 流 永 露 集 』 を 毎 日 新 聞 社 よ り 刊 行 。 こ の 年 、 「 永 く 相 お も ふ 」 ( 「 改 造 文 芸 」 一 月 ) 、 「 旧 友 」 ( 「 小 説 新 潮 」 一 月 ) 、 「 詩 人 島 崎 藤 年 月 ) 、 「 青 春 の 憂 鬱 」 ( 「 座 右 宝 」 十 二 月 ) を そ れ ぞ れ 発 表 。 昭 和 ニ 十 ニ 年 ( 一 九 四 七 ) 五 十 五 歳 村 評 伝 」 ( 「 新 文 学 」 一 月 ) 、 「 好 色 文 学 概 論 」 ( 「 新 潮 」 三 月 ) 、 「 東 京 四 一 月 、 『 わ が 夢 の 賦 』 ( 手 帖 文 庫 ) を 地 平 社 よ り 刊 行 。 九 月 、 『 美 し 哀 歌 」 ( 「 群 像 」 五 月 ) 、 「 藤 村 と 自 然 主 義 連 動 」 ( 「 明 治 大 正 文 学 研 究 い 町 』 を 細 川 書 店 よ り 刊 行 。 十 一 月 、 島 田 謹 一 「 吉 田 精 一 と の 共 著 1 」 六 月 ) 、 「 マ ロ ニ エ 花 咲 き ぬ 」 ( 「 改 造 」 七 月 ) 、 「 あ の 頃 の 娘 た ち 」