目次 はじめに 日本国家の起源に迫る / 発掘考古学が変える邪馬台国像 / 東国からみた邪馬台国 第一章「魏志倭人伝」の謎 中国の史書に書かれた古代の「倭」 / 『三国志』のなかの「魏志倭人伝」 / 「魏志倭人 伝」から邪馬台国は探せない / 女王卑弥呼と箸墓伝説 第ニ章「魏志倭人伝」を読む 卑弥呼の外交戦略 / 「魏志倭人伝」の全文を読んでみよう 第三章邪馬台国成立前夜ーーー激動の東アジアと倭国大乱 邪馬台国成立前夜の中国と朝鮮半島 / 中国の史書のなかの倭国大乱 / 「漢委奴國王」 印の謎 / 後漢中平年鉄刀への疑問 / 朝鮮半島系の遺物が語ること / 祭祀の道具に転 化した青銅器 / 出雲神庭荒神谷遺跡の銅剣 / 出雲に青銅器が集中している理由 / 銅 鐸の祭りはなぜ終わりを告げたか / 共通した思想体系 / 東京湾沿岸も邪馬台国の
領域 第四章鉄と鏡の考古学 九州が圧倒する弥生後期の鉄器 / 鉄器は九州以外からも多く出土する / 卑弥呼がも らった百面の鏡 / 九州の甕棺から出土する漢鏡 / 破砕された銅鏡 / 三角縁神獣鏡発 掘の歴史 / 魏や呉の年号を記した紀年銘鏡 / 景初四年紀年銘鏡の謎 / 桜井茶臼山古 墳の「正始元年」銘鏡 / 呉の紀年銘鏡は一一面出土 / 国産か魏鏡か / 三角縁神獣鏡は 日本で作られた ? / 仂製鏡の根拠 / 三十三面の三角縁神獣鏡 / 明らかに違う扱われ 方 / ホケノ山古墳と平壌の古墳の画文帯神獣鏡 / 三角縁神獣鏡はいっ登場するか / 問題の楽浪系の鏡 第五章土器と墓が語る邪馬台国 庄内式土器の動きと邪馬台国 / 古墳出現期の東日本の土器 / 邪馬台国時代の墓 / 四 隅突出型墳丘墓と特殊器台・特殊壺 / 大阪湾沿岸に出現した古墳文化 / 六甲山南麓 の古墳は何を語るか / 古墳成立の社会的・政治的条件 / 沼津の前方後方墳と朝鮮半 島系の鏡 / 土器と人間の激しい移動 / 「卑弥呼死す」頃の土器 / 纒向遺跡への土器の 流人は最大規模 165 107
第六章箸墓女王卑弥呼の墓の可能性をさぐる 纒向遺跡は邪馬台国の遺跡か / 纒向遺跡周辺の古墳の年代 / ホケノ山古墳が示唆す ること / 勝山古墳の年代は三世紀初頭 / 箸墓古墳の特別な設計 / 箸墓の築造年代 / 布留 0 式の時代 / 輪鐙という謎 / 備前・大和・出雲の連帯関係 おわりに 東アジアのなかの邪馬台国 / 箸墓と大和連合政権 主要参考文献 あ一とが」 201 229 241 237
、 . D ℃ . 210. 275 245P 18cm ISBN978-4-06-288154-8 講談社現代新書 2 こ 4 やまたいこく 邪馬台国をとらえなおす 二〇一二年四月二〇日第一刷発行二〇一二年六月一九日第一二刷発行 おおっかはっしげ 著者 , 入〔琢 . 初 ) 重 @Ha ワラ h 0 Otsuka 20 一 2 発行者鈴木哲 発行所株式会社講談社 東京都文京区音羽二丁目一二 電話出版部〇三ー五三九五ー一二五二一 販売部〇三ー五三九五ー五八一七 業務部〇三ー五三九五ー三六一五 装幀者中島英樹 印刷所凸版印刷株式会社 製本所株式会社大進堂 定価はカバーに表示してあります PrintedinJapan スキャン、デジタル化等の無断複製は著作権法上での例外を除き禁じられていま 本書のコ。ヒー す。本書を代行業者等の第三者に依頼してスキャンやデジタル化することは、たとえ個人や家庭内 の利用でも著作権法違反です。區〈日本複製権センター委託出版物〉 複写を希望される場合は、日本複製権センター ( 電話〇三ー三四〇一ー二三八二 ) に・こ連絡ください。 落丁本・乱丁本は購入書店名を明記のうえ、小社業務部あてにお送りください。 送料小社負担にてお取り替えいたします。 なお、この本についてのお問い合わせは、現代新書出版部あてにお願いいたします。 ー二一郵便番号一一二ー八〇〇一