聖徳太子と法隆寺の謎ーー交差する飛鳥時代と奈良時代目次
第一章『日本書紀』の編年間題ーー < 列と列 1 書紀紀年法をめぐる研究史ーー、書紀編年は矛盾している 2 『日本書紀』の編年は一一一〇年ズレている ろ『日本書紀』の編年は多列構造てある 第二章『日本書紀』成立年の謎 1 『日本書紀』の編年と讖緯暦運説 2 『日本書紀』の成立年と列 推古九年ーーーなぜ第ニの蔀の首は推古九年であるのか 4 『日本書紀』と『続日本紀』の称元法 第三章『薬師如来像光背銘文』偽造説と『釈迦一一一尊像光背銘文』偽造説 1 法隆寺金堂『薬師如来像光背銘文』偽造説 『薬師如来像光背銘文』の登場人物の比定 プロローグ
3 法隆寺金堂『釈迦一一一尊像光背銘文』偽造説 「法興」年号は存在していたのか 法興一一一十一年の問題ーー『先代旧事本紀」の編年から 6 法興年間を伝承する『日本書紀』 7 斎宮酢香手姫皇女と穴穂部間人皇女 推古天皇のモデル 第四章「多利思比孤ーは聖徳太子か ? 『隋書倭伝』ーー問題の所在 「天以兄日以弟 , と日祭祀 「太子 . と「多利思比孤ー 4 長屋王家木簡と「利歌彌多弗利」 海外史料の多利思比孤 6 用明天皇の即位 7 斎宮と倭王ーー・祭祀と政治の役割分担はあったのか 8 真実の飛鳥時代 1 ラ 9 140 124 リ 6 12 3 148 106 165
第五章聖徳太子実在・非実在論ーー聖徳太子複数説 1 聖徳太子をめぐる研究史 2 聖徳太子複数説 ろ『日本書紀』と「推古朝遺文」 4 「憲法十七条」の制定と列・列 5 斑鳩宮造営と << 列・列 6 聖武天皇の事績叫 7 < 列上の推古末年と列上の元正太上天皇の崩年の一致 『天寿国曼荼羅繍帳』 9 事まし」め 第六章法隆寺再建の謎ーー奈良時代の政治史のなかの聖徳太子 1 法隆寺の西院伽藍と東院伽藍ーー法隆寺再建・非再建論争 2 元明天皇・元正天皇蘇我氏 蘇我氏と長屋王 236 と 180 2 1 1 196 233 191 17 ラ 222 2 2 1 207
~ の」か当」 索引 4 東院伽藍の造営 , ーー光明子と法隆寺東院 5 西院伽藍の聖徳太子と東院伽藍の聖徳太子 ェビローグ 274 267 2 5 5 243 247
倉西裕子 ( くらにし・ゅうこ ) 一九六三年、東京都生まれ。日本女子大学文 学部史学科卒業 ( 中世英国史専攻 ) 。 日本赤十字社国際部を一九九六年に退社後、 日本史の研究に入る。 著書一日本書紀の真実ーー紀年論を解く』 ( 講談社選書メチェ、二〇〇三年 ) 、「「記紀」 はいかにして成立したか 「天」の史書と 「地」の史書』 ( 講談社選書メチェ、二〇〇四 論文「「倭の五王』の比定に関する一考察 ( 上・下 ) 」 ( 「東アジアの古代文化』一〇七、 一〇八号、二〇〇一年 ) 。「日本書紀における 紀年の編成をめぐる一考察」 ( 「東アジアの古 代文化』一一二号、二〇〇二年 ) 。「『紀」・ 「記』間における歴代天皇の宝算の年差をめ ぐる一考察」 ( 「東アジアの古代文化』一二〇 号、二〇〇四年 ) ほか。 著者倉西裕子 発行者下中直人 発行所株式会社平凡社 東京都文京区白山二ー二九ー四 郵便番号一一二ー〇〇〇一 電話〇三ー三 八一八ー〇七四一〔編集〕 八一八ー〇八七四〔営業〕 振替〇〇一八〇ー〇ー二九六三九 印刷・製本中央精版印刷株式会社 聖徳太子と法隆寺の謎 , ーー交差する飛鳥時代と奈良時代 二〇〇五年二月一四日初版第一刷発行 ◎ Yuuko Kuranishi 2005 Printed ⅲ Japan ISBN4 ー 582 ー 46906 ー X NDC 分類番号 210.33 四六判 ( 19.4cm ) 総ページ 276 平凡社ホームページ http://www.heibonsha.co.jp/ 乱丁・落丁本のお取替は直接小社読者サービス係までお送りくだ さい ( 送料は小社で負担します )
平凡社の関連書より [ 歴史・民俗 ] 古代人と死【平凡社選書】 大地・葬り・魂・王権 西郷信綱 2625 円 聖徳太子の真実 大山誠一編 2940 円 中世日本文化史論考 横井清 4200 円 生きることの近世史【平凡社選書】 人命環境の歴史から 塚本学 2835 円 く都〉の成立 飛鳥京から平安京へ 門脇禎ニ・狩野久編 天下人の時代 16 ~ 17 世紀の京都 3045 円 朝尾直弘・田端泰子編 3045 円 続日本紀全 4 巻【東洋文庫】 直木孝次郎他訳注 1 ・ 3 = 各 2940 円 2 = 2730 円 4 = 3150 円 寺院神社大事典大和・紀伊 平凡社編 8190 円 寺院神社大事典近江・若狭・越前 平凡社編 6090 円 * 定価は 2005 年 1 月現在のもので、 5 % の消費税を含んでいます。