漱石先生ぞな、もし / 目次
第一話「べらんめえ」と「なもし」 ただ一冊の『坊っちゃん』 / 『坊っちゃん』のモデル / 天ふら そば / うれしい東京語 / 坊っちゃんの悪口 / バッタと雪駄 / オ タンチン。ハレオロガス / 落語のなかの悪口雑言 / お清 / 越後の 笹飴 / 日清談判破裂して / なんでも六十点 / そでふりあふ も : : : / 『坊っちゃん』論 第二話漢学を好んだこと 「漱石」のはじまり / 子規の死 / 雅号のはなし / 老荘の哲学 / 喪家の狗 / 俳句の隠し味 / 漱石と魯迅の家 / 禅語でいつばい ロンドンの憂鬱 第三話 池田菊苗博士 / 日英同盟 / 建艦費 / ロンドンの古本屋 / 文明批 評家 / のんきな病人 第四話恋猫や主人は心地例ならず 苦沙弥という名 / 猫クンの大ミス / 東風吹かば : : : / 名古屋弁 の『猫』 / 実業家ぎらい / 猫の死亡通知 / 福の神の到来
第六話 第八話 第五話 第七話 ホームドラマの主人 靴と下駄 / 牛肉とポート / 吾輩は花婿である / 悪妻 / 御多福の 部類 / 清の手紙 / 電話のこと / 風呂のこと / 屁の話 / 級グル メ / 相撲を楽しむ / 本籍が北海道ということ / 反戦的な戦争観 ストレイ・シープ ストレイ・シープ / 野々宮と野々宮さん / 『三四郎』の食いも の / 美彌子の身長 / 琴のそら音 銀杏返しの女たち 銀杏返し / 初恋の少女 / 那美さんとスガ / 兵助と代助 / 匂いの ない文学 教師として師として 一高の教室で / 巌頭の感 / シェイクスピアの講義 / 人間を押す のです / 長塚節の『土』 / 神田を救った門下生 / 永井荷風
第九話汽車とビールと博覧会 汽車と停車場 / なぜ江戸ッ子なのか / 床屋のはなし / いなせと いうこと / 『二百十日』のビール / 二百十日のこと / 文明病と 社会主義 / 藤尾の生年 / 坂牧校長の辞任 / 街鉄の技手となる 第十話ある日の漱石山房 西園寺公望 / 謡曲のこと / 箒をかついだ爺さん / 経政の琵琶 / 鰹節屋のおかみ / ある日の漱石山房 第十一話生涯に三度のバンザイ 八十人のなかの十五人 / 歴史家としての心得 / バンザイの研究 亠の A 」が」 主な参考文献 316
〈著者略歴〉 一九三〇年東京生れ。一九 五三年東京大学文学部卒業。 同年 ( 株 ) 文藝春秋入社。 以来『週刊文春』『文藝春 秋』各編集長、出版局長、 専務取締役等を歴任。現在 同社顧問。 著書に、『聖断』『原爆の落 ちた日』『日本のいちばん 長い日』『コンビの研究』 『昭和史の家』 ( 以上、文藝 春秋 ) 、『山本五十六の無 念』 ( 恒文社 ) 、『大相撲こ てんごてん』 ( べースポー ル・マガジン社 ) 、『昭和史 の転回点』 ( 図書出版社 ) 、 『山県有朋』『歴史探偵昭 和史をゆく』研究 所 ) 等多数。 漱石先生ぞな、もし 一九九二年九月一一十五日第一刷 定価はカバ ーに表一小してあります 8 はんど - っ ー」 2 っ /. 0 著者半藤一利 0 CO 発行者新井信 株式 発行所 文藝春秋 ′会社 〒一〇一一東京都千代田区紀尾井町三ー一一三 電話〇三 ( 三一一六五 ) 一二一 本文印刷理想社 付物印刷凸版印刷◎ 製本加藤製本 万一落丁乱丁の場合はお取替えいたします