アメリカは日本経済の復活を知っている

キーフレーズ

日銀 日本 金融政策 日本経済 経済学 アメリカ 円高 デフレ 日本銀行 金融緩和 政策 財務省 インフレ 経済 教授 日銀総裁 白川 金融 先生 中央銀行 国民 消費税 経済学者 世界 学者 総裁 量的緩和 為替レート 研究 問題 イエール大学 自分 増税 大学 記者クラブ 内閣府 貨幣 政府 セント 理論 国債 インフレ目標 必要 物価 批判 東大 変動相場制 現在 高橋氏 意見 バレンタイン 考え できる 東京大学 ギリシャ 高橋洋一 企業 空洞化 通貨 金利 経済政策 トービン 短資会社 議論 持っ 考える 理解 学生 記者 岩田規久男 政治家 可能性 主張 本書 効果 資産 イエール 生産性 民主党 東日本大震災 当時 書い 将来 経済学部 新聞 景気 内閣府経済社会総合研究所 期待 結果 思っ 財政 全体 多く

目次

目次◎アメリカは日本経済の復活を知っている

まえがきーー五〇年の研究生活の「最終講義」として 序章教え子、日銀総裁への公開書簡 白川方明という名の優秀な学生 公開書簡で送ったメッセージ 送り返されてきた本 バレンタインデ 1 の衝撃 金融緩和の必要性からのがれるために 人口はデフレの要因なのか 「良い日銀、と「悪い日銀」 インフレ目標に達しない中央銀行総裁は弭 日銀の意識に「庶民の生活」はない 第一章経済学ニ〇〇年の常識を無視する国

閣僚たちは「ヤプ医者ーの群れだった 首相の狂気「増税すれば経済成長するー 無視された経済学二〇〇年の重み 日本政府の空洞化促進政策 唯一の解決策とは何か デフレの定義ーーー世界の常識は 「良いデフレ」はあるのか 日銀に潰されたエルピ 1 ダ 「広義の買いオペーを刃 ゼロ金利下でデフレが止まる条件 6 第ニ章日銀と財務省のための経済政策 日銀とのガッツの差 ・インフレの条件は「敗戦ーと「革命」 チャ 1 トで示す日銀無策の弊害 被災地への融資に伴う日銀利権

円高と空洞化のメカニズム 政策変更の効果が続かなかった理由 「経済書は岩波新書を一冊読んだだけ」の経済財政相 数十年前の知識で動く政治家たち 「デフレの正体」は人口減なのか お金が余っているときの金融緩和は 小泉首相に伝えた重要なこと 引き締めに転じた日銀の魂胆 重要なのは日銀の組織防衛なのか 第三章天才経済学者たちが語る日本経済 日本経済が取り残された理由 デフレと円高のメカニズム 日銀は日露戦争の陸軍か 自国優先は世界経済にもプラスに 円高是正をなぜか拒む日銀 105

アメリカの有名教授たちが語る日本の不思議 生産性の向上で円高に太刀打ちできるか ジョルゲンソン教授の直言 日本の実質失業率は一三パーセントにも 経済学の天才たちの日本経済批判 経団連や同友会はなせ黙っているのか 為替介入で生じる財務省の利権とはち 日米の記者の経済原則理解の水準 若者にインセンテイプを与えなかった結果 第四章それでも経済学は日本を救う 「バカの壁」をつくる日本の大学 法学部のあと経済学部に移った理由 国際的だったかっての東大 巨人ト 1 ビン先生の教え 白川日銀総裁の直言 132 リ 4 128 108

恩師トービンの遺一一一口 4 イエ 1 ルやハ ードの学生の特性 ード白熱教室」の背景 教科書検定の大問題 エリート間の競争を アカデミックな素地のない政治で 第五章ニ〇一ニ年ニ月一四日の衝撃 赤門へのセンチメンタル・ジャ 1 ニ 1 で 反リフレ派の畏友の死 いま増税すると財政再建は絶対不可能に 日銀の金融政策による民間の苦しみ面 お通夜の翌日に起こったサプライズ 日銀が国民のお金で立てる案山子とは 本心ではデフレを解消したくない日銀 「ゲ 1 ム理論」に導いたアドバイス 巧 1 14 ラ 巧 4 巧 9

日銀の金融政策で失った税収三一兆円四 インフレを恐れる不条理な理由 インフレになる心配はゼロでも 7 日銀は法で縛るしかない 日銀審議委員制度はなぜ機能しないのか 天下り先の短資会社のために名目金利を高く と日銀のキャリアパスの違いで 変わらない官僚的マインド 第六章増税前に絶対必要な政策 石油危機が示す「インフレは制御可能」 税収が五兆円も減った橋龍内閣の教訓 消費税一一倍で社会的損失は四倍に 増税のメリットはあるのか 9 政府が破産しても国民は絶対に破産しない 日本が絶対にギリシャにならない理由。

「三方一両得」の金融緩和 第七章「官報複合体」の罠 閉鎖性が突出ーー日銀記者クラブ 日銀総裁を「起立、礼ーで迎える記者 消費税で癒着する財務省と新聞社 ーパーかないと記者たちは 役所のペ 「我々も東大記者クラブを。ち ベストセラーは日銀機関誌の連載から 2 日銀か説明に使、つ詐術まかいのグラフ 2 世界一の対外資産を持っている国民 通貨価値は国民全体の資産で決まる 震災復興は公債で賄うのが当然 徐々に消費税を上げる方策をとると。 内閣府時代の思い出 0 一石三鳥の政策とよ可、 ( ー 1 刀 21 2 219

日銀が無視する海外からの論文とは ジャーナリズムは「正義の味方、か 「デフレの問題は社内でも微妙なのでオフレコに」 新聞がカットした増税に関する表現とは弴 『官報複合体』が明らかにした驚咢の真実 小沢一郎報道のバイアスでわかること 「空気を読む , 日本社会の弊害 健全な批判が名誉毀損になる日本 終章日本はいますぐ復活する 二〇兆円もの需給ギャップを抱えた理由 日銀のバランスシ 1 トを守るためだけに 「ただ食い」が可能な日本経済 消費税の引き上げ幅は圧縮できる 5 世界は日本経済の復活を知っている 245 239 234

あとがきーーー「美しい国」を取り戻すために

奥付

著者略歴 浜田宏一 ( はまだこういち ) 一九三六年、東京都に生まれる。イエー ル大学名誉教授。経済学博士。国際金融 に対するゲーム理論の応用で世界的な業 績をあげる。日本のバブル崩壊後の経済 停滞については金融政策の失策がその大 きな要因と主張、日本銀行の金融政策を 批判する。 一九五四年、東京大学法学部に入学し、 一九五七年、司法試験第二次試験合格。 一九五八年、東京大学経済学部に入学。 一九六五年、経済学博士取得 ( イエール 大学 ) 。一九六九年、東京大学経済学部 助教授。一九八一年、東京大学経済学部 教授。一九八六年、イエール大学経済学 部教授。二〇〇一年から二〇〇三年まで、 内閣府経済社会総合研究所長を務める。 法と経済学会の初代会長。 著書には、『経済成長と国際資本移動ー 資本自由化の経済学ズ東洋経済新報社 ) 、 『モダン・エコノミックス ( ) 国際金融』 ( 岩波書店 ) 、『エ 1 ル大学の書斎からー 経済学者の日米体験比較』 (zee 出版 ) などがある。また共著には、『金融政策 と銀行行動』『伝説の教授に学べ ! 本 当の経済学がわかる本』 ( 以上、東洋経 済新報社 ) などがある アメリカは日本経済の復活を知っている 一一〇一一二年一月八日 . の、一、刷発哘 ... 二〇一三年一月一七日第四刷発行 はまだこ・ついち 著者ーーー浜田宏一 装幀ーー鈴木成一デザイン室 ◎ Koichi Hamada 20 こ , Printed in Japan 発行者ーー鈴木哲発行所ーー株式会社講談社 東京都文京区音羽一一丁目一一一 ー二一郵便番号一一二ー八〇〇一 電話編集 0 三ー五一元五ー一一五三一一販売 0 三ー五三九五ー三六一三業務 0 三ー五一元五ー三六一五 本文組版ーーー朝日メディアインターナショナル株式会社 印刷所ーー、慶昌堂印刷株式会社製本所ーー島田製本株式会社 落丁本・乱丁本は購入書店名を明記のうえ、小社業務部あてに お送りください。送料小社負担にてお取り替えします。 なお、この本の内容についてのお問い合わせは、 生活文化第三出版部あてにお願いいたします。 I S B N 9 7 8 ー 4 ー 0 6 ー 2 1 8 1 5 1 ー 8 定価はカバーに表示してあります。 本書のコピー、スキャン、デジタル化等の無断複製は 著作権法上での例外を除き禁じられています。 本書を代行業者等の第三者に依頼してスキャンやデジタル化することは、 たとえ個人や家庭内の利用でも著作権法違反です。 にほんけいざいふつかっし