〇みに報いるにを以ってす田 かっきぎよくいだ 〇聖人は褐を被て王を懐く 第五章タオに生きた人々・ タオの天子ーー・漢の文帝 馬王堆出土「帛本老子」 / 道家の教えが尊ばれた時代 / 天人相関説を信じた文 帝の治世 / 死後の世界までタオの思想を実践 / 王粲の「七哀詩」 タオの歴史家ーー・ー司馬遷 5 道家思想に傾倒した父・司馬談 / 「史記」にみるタオの哲学 / 司馬遷の国家経 営観 / 「太史公日く」にあらわれた老子の哲学 / 韓信にたいする辛口批評 タオの救済者ーーー張魯 張角の太平道 / 五斗米道教団とは / 中国民衆のユートピア / 「道教」と老子思 想とのかかわり しようこくかみん 〇小国寡民 〇信言は美ならず。美言は信ならず 1 51
「仁」、老子の「慈」 / タオを会得した哲人 第三章老子像と『老子』道徳経 老子はどんな人物だったのか / 老子の子孫たち / 痛烈なる儒教批判 / 「学を絶て ば憂い無し」 / タオがすたれると仁が説かれる / 「老子」の注釈書 第四章タオのことば こ、つかい よひやくこくおうた そ そ やわら 〇海は能 く百谷の王為り願〇其の光を和げ、其のを周じうす 」、つと しりぞ も む ような 〇功逐げ身退くは、天の道なり 〇無の以って用を為す きよく すなわまった みずか 〇曲なれば則ち全し男 〇自ら勝つ者は強し た とど はずか あや 〇るを知ればしめられず、止まるを知れば殆うからず 〇兵は不祥の器にして、君子の器にあらず も これお 戦いに勝つも、表礼を以ってえに処る皿 そ てんもうかいかい も 〇天綢恢恢、踈こして漏らさず順 〇大なる者は下となるべし皿 たいき ばんせい ごと たいこうせつ たいべんとっ ごと 〇大器は晩成す 〇大巧は拙なるが若く、大弁は訥なるが若しⅢ 111 し ちり ′ 6
序章今なぜタオーーー老子なのか 今、老子ありせば / 乱世に生まれた「無為自然」の思想 / 屈原と漢の文帝 / 老子 は生きている 第一章老子のタオとは何か タオ = 道とは天地創生のみなもと / 老子の女性賛歌 / タオの本質は目に見えない / 天命思想の否定 / 大自然の母なるタオ / タオ哲学にも循環の思想 第一一章タオの聖人 上善は水の若し / 「不争」と「柔弱」の徳 / 孫子と老子の用兵思想 / 孔子の 目次