生きにノ、い・ 私は哲学病。 目次
哲学童話 イマヌエルちゃんこの童話を読んでもわからない ( ニ プイ ) 人のための解説 2 神経症的時間論 みんな死んでしまった時間という知恵の木の実 「時の流れ」という錯覚「待っ」ということ未来は 存在しない異邦人論「死」を突き抜けてミレ ニアム騒ぎの虚しさ 哲学者と文学者 三島由紀夫が自決した日の思い出非哲学的な卓越し 103
生きにくさをかみしめる 個人語・世間語・機械語騒音倫理学の可能性京 の音環境合理性の病管理標語社会情報の洪 水から身を守る普通人たちへ 哲学病的読書案内 神を離れた個人の尊厳とは ( フロム『自由からの逃走』、 カミュ『異邦人』、フランクル『夜と霧』 ) 理不尽を 生き抜くために ( 『ソクラテスの弁明』、パスカル『パン セ』、ヒルティ 1 『眠られぬ夜のために』 ) 孤独であ った私 ( 中島義道『人生を〈半分〉降りる』『孤独につ あ一とがき た知性大森荘蔵と漱石なぜ女の哲学者はいない のか 127 197 210
生きにくい 私は哲学病。 2001 年 7 月 30 日 2001 年 9 月 5 日 初版発行 再版発行 著者 / 中島義道 発行者 / 角川歴彦 発行所 / 株式会社角川書店 東京都千代田区富士見 2 ー 13 ー 3 〒 102 ー 8177 振替 00130 ー 9 ー 195208 TEL 営業 03 一 3238 ー 8521 編集 03 ー 3238 ー 8555 印刷所 / 旭印刷株式会社 製本所 / 本間製本株式会社 落丁・乱丁本はご面倒でも小社営業部受注センター読者係宛に お送りください。送料は小社負担でお取り替えいたします。 ONakajima Yoshimichi 2001 Printed in Japan ISBN4 ー 04 ー 883680 ー 3 C0095
初出一覧 哲学童話 イマメエルちゃん『時間と自由』晃洋書房、一九九四年二月 この童話を読んでもわからない ( ニプイ ) 人のための解説書き下ろし 2 神経症的時間論 みんな死んでしまった『愛する大地』ル・クレジオ、豊崎光一訳、新潮社、一九六九年 時間という知恵の木の実 ( 原題、時の哲学 ) 『時の本』光琳社、一九九八年一〇月 「時の流れ」という錯覚『児童心理』金子書房、二〇〇一年六月号 「待っ」ということ『住商こみゆにてい』住友商事株式会社、一九九九年一〇月 『言語』大修館、一九九九年一一月号 未来は存在しない ( 原題、時間の構造から見た「予一一三 ) 異邦人論『こころの科学』日本評論社、一九九八年五月 「死」を突き抜けて書き下ろし ミレニアム騒ぎの虚しさ ( 原題、ミレニアムの影に隠れた人生の儚さ ) 『。』ぎよ うせい、二〇〇〇年五月号、および ( 原題、「暇、で「楽しい」生活などあり得ない理由 ) 『ほ んとうの時代』研究所、二〇〇〇年三月 哲学者と文学者 三島由紀夫が自決した日の思い出 ( 原題、「ああそうですか」 ) 『諸君 ! 』文藝春秋、一九九九 2 1 2
年一二月号 非哲学的な卓越した知性『文學界』文藝春秋、一一〇〇〇年一一月号 大森荘蔵と漱石『文學界』文藝春秋、一一〇〇〇年一月号 なぜ女の哲学者はいないのか書き下ろし 生きにくさをかみしめる 個人語・世間語・機械語『財界展望』財界展望新社、一九九九年一一一月号 騒音倫理学の可能性『静かさとはなにか』第三書館、一九九六年一月 京の音環境 ( 原題、京都の音環境 ) 京都音楽家クラプ会報、一九九七年一一一月 合理性の病『本』講談社、一一〇〇〇年八月号 管理標語社会『一 = ロ語』大修館、一九九八年一月号 情報の洪水から身を守る ( 原題、情報の海から遠く離れて ) 『本とコンピュータ』『季刊・本 とコンピュータ』編集室、一九九八年一〇月 普通人たちへ ( 原題、ダブルクリック ) 「毎日新聞』、二〇〇〇年一〇月三日 / 一〇月一〇 日 / 一〇月一七日 / 一〇月一一四日 / 一〇月三一日 / 一一月七日 / 二月一四日 / 一一月二 一日 / 一一月二八日 / 一二月五日 / 一二月一二日 / 一二月一九日 / 一二月一一六日 哲学病的読書案内 神を離れた個人の尊厳とは「朝日新聞』二〇〇〇年一〇月三〇日 理不尽を生き抜くために『二十一世紀に希望を持っための読書案内』筑摩書房、二〇〇〇 初出一覧 21 ろ
年一二月 孤独であった私『本の話』文藝春秋、一九九八年一〇月号 * いずれも本書収録にあたり、加筆・修正がなされています。 2 14