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検索対象: グランド・フリート 1914-1916 第八章から最後まで
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1. グランド・フリート 1914-1916 第八章から最後まで

467 『インドミタブル』一艦長フランシス・ W ・ケネディ大佐 「インフレキシプル』一艦長工ドワード・ H ・ F ・ヒートン - 工リス大佐 『カライアヒ。』一艦長チャールズ・ E ・ル・メズリエ准将 「カロライン』一艦長 H ・ラルフ・クルック大佐 『コーマス』一艦長アラン・ G ・ホサム大佐 「コンスタンス』一艦長サイリル・ S ・タウンゼント大佐 ード大佐 「ロイアリスト』一艦長ジ・オン・ハーバート 「カンタベリー』一艦長パーシー・ M ・ R ・ロイズ大佐 『チェスター』一艦長ロバート・ N ・ローソン大佐 『アクテイプ』一艦長パーシー・ウイザーズ大佐 『カースター』一艦長ジェームズ・ R ・ P ・ホークスレー准将 ( 水雷戦 隊総指揮官 ) 「テイベラリ』一艦長チャールズ・ J ・ウインツアー ( 水雷戦隊司令 ) 『プローク』一艦長ウォルター・ L ・アレン中佐 「シャーク』一艦長ロフタス・ W ・ジョーンズ中佐 「アカスタ』一艦長ジョン・ O ・バロン少佐 「スヒ。ットファイア』一艦長クラレンス・ W ・ E ・トレロー ・ホプキンス少佐 「スパローホーク』一艦長シドニ ー少佐 「アケイテズ』一艦長レジナルド・ B ・ C ・ハッチンソン中佐 「アンノヾスケイド』一艦長ゴードン・ A ・コールズ少佐 『アーデント』一艦長アーサー・マースディン少佐 『フォーチュン』一艦長フランク・ G ・テリー少佐 『ポーパス』一艦長ヒュー・ D ・コルヴィル中佐 『ュニテイ』一艦長アーサー・ M ・レッキー少佐 『ガーランド』一艦長レジナルド・ S ・ゴフ少佐 「クリストファー』一艦長フェアファクス・ M ・カー少佐 『コンテスト』一艦長アーナルド・ G ・ H ・マスター少佐 「アウル』一艦長ロバート・ G ・ハモンド中佐 「ハーデイ』一艦長リチャード・ A ・ A ・プロードン中佐 『ミッジ」一艦長ジェームズ・ R ・ C ・キャベンディッシュ少佐 269 「マンデート』一艦長工ドワード・マック・ C ・ W ・ローリー少佐 「モンス』一艦長ロバート・マキン少佐 「ミスティック』一艦長クロード・ F ・オールサップ中佐 「ミニオン』一艦長へンリー・ C ・ローリングズ少佐 「マジック』一艦長ジェラルド・ C ・ウインター少佐 『マーシャル』一艦長ジュリアン・ハリソン少佐 「オソーリイ』一艦長ハロルド・ V ・ダンダス中佐 『ケンペンフェルト』一艦長ハロルド・ E ・サリバン中佐 『オフィーリア』一艦長ルイス・ G ・ E ・クラップ中佐

2. グランド・フリート 1914-1916 第八章から最後まで

468 『マイケル』一艦長クロード・ L ・ヘート少佐 「マーン』一艦長ジョージ・ B ・ハートフォード少佐 「ミルカレック』一艦長チャールズ・ G ・ネイラー大尉 「マナーズ』一艦長ジェラルド・ c ・ハリソン少佐 『ムーン』一艦長ウィリアム・ D ・アービン中佐心得 『マウンジー』一艦長ラルフ・ V ・エア少佐 『モーニング・スター』一艦長ヒュー・ U ・フレッチャー少佐 『フォークナー』一艦長アンセラン・ J ・ B ・スターリング大佐 ( 水雷 戦隊司令 ) 「マークスマン』一艦長ノートン・ A ・サリバン中佐 『オビディアント』一艦長ジョージ・ W ・マック・ C ・キャンベル中佐 「マインドフル』一艦長ジョン・ J ・ c ・リドリー少佐 「マーカレ』一艦長レジナルド・ w ・グラップ少佐 「オンスロート』一艦長アーサー・ G ・オンズロー少佐 「メナード』一艦長ジョン・ P ・チャンピオン中佐 「ナーウアル』一艦長へンリー・ V ・ハドソン少佐 『ネッソス』一艦長工リック・ Q ・カーター少佐 『ノープル』一艦長へンリー・ p ・ボクサー少佐 「オーパル』一チャールズ・ G ・ C ・サムナー中佐 「ノンサッチ』一艦長 ト・ I ・ N ・ライアン少佐 「メナス』一艦長チャールズ・ A ・ポイニャンド少佐 「マンスター』一艦長スペンサー・ F ・ラッセル少佐 「メアリー・ローズ』一艦長工ドウイン・ A ・ホーマン少佐 「ミスチーフ』一艦長ジ・オン・サイリル・ A ・ワード少佐 「オーク』一艦長ダグラス・ファーヴィル少佐 『アプディール』一艦長べリック・カーティス中佐 (b) サー・ディビッド・ビーティ中将麾下の諸艦 『ライオン』一艦長アルフレッド・ E ・ M. チャットフィールド大佐 ( サー ディビッド・ビーティ中将の旗艦 ) 、参謀長ルードルフ・ W ・ べンティンク大佐乗艦 『プリンセス・ロイヤル』一艦長ウォルター・ H ・カウアン大佐 ( オ ズモンド・デ・ B ・プロック少将の旗艦 ) 『タイガー』一艦長へンリー・ B ・ペリー大佐 『クイーン・メリー』一艦長セシル・ I ・プラウズ大佐 270

3. グランド・フリート 1914-1916 第八章から最後まで

469 ーユージーランド』一艦長ジョン・ F ・ E ・グリーン大佐 ( ウィリア ム・ C ・バケナム少将の旗艦 ) 「インディフアティガプル』一艦長チャールズ・ F ・ソワビー大佐 「サウサンプトン』一艦長ウィリアム・ E ・グデナフ准将 「ノッティンガム』一艦長チャールズ・ B ・ミラー大佐 ミンガム』一艦長アーサー・ A ・ M ・ダフ大佐 「ダブリン』一艦長アルバート・ c ・スコット大佐 「ガラティア』一艦長工ドウイン・ S ・アレキサンダー - シンクレア准将 『インコンスタント』一艦長バートラム・ S ・セシガー大佐 『フェイトン』一艦長ジョン・ E ・キャメロン大佐 『コーデリア』一艦長タフトン・ P ・ H ・ビーミッシュ大佐 「ファルマス』一艦長ジョン・ D ・エドワーズ大佐 ( トレベリアン・ D ・ W ・ネイピア少将の旗艦 ) 「バーケンヘッド』一艦長ェドワード・リープ大佐 『グロスター』一艦長ウィリアム・ F ・プラント大佐 「ヤーマス』一艦長トーマス・ D ・プラット大佐 「バーラム』一艦長アーサー・ w ・クレイグ大佐 ( ヒュー ・エヴァン - トーマス少将の旗艦 ) 『ウォースパイト』一艦長工ドワード・ M ・フィルポツツ大佐 「バリアント』一艦長モーリス・ウールコム大佐 『マレーヤ』一艦長ジ・オン・アルジャノン・ D ・ E ・ H ・ポイル大佐 『チャンヒ。オン』一艦長ジェームズ・ U ・フェーリー大佐 ( 水雷戦隊 司令 ) 「ネスター』 271 「ニケーター』一艦長ジャック・ E ・ A ・モーカッタ大尉 「モーズビー』一艦長ロジャー・ V ・アリソン少佐 『オンズロー』一艦長ジョン・ C ・トービー少佐 『ニリッサ』一艦長モンタギュー・ C ・ B ・レグ少佐 『ペリカン』一艦長ケニス・ A ・ビーティ少佐 『ペタード』一艦長エヴリン・ C ・ O ・トムソン少佐 『オプデュレット』一艦長セシル・ H ・ H ・サムス少佐 『ナーポロー』一艦長ジェフリー・コーレット少佐 「ノーマッド』一艦長ポール・ホイットフィールド少佐 ー艦長ジ・オン・エドワード・ B ・ S ・ビンガム中佐 大佐 ( 水雷戦隊司令 ) 『アタック』一艦長チャールズ・ H ・ N ・ジェームズ少佐 『エアリアル』一艦長アーサー・ G ・テイベット少佐 『アケロン』一艦長チャールズ・ G ・ラムジー中佐 『フィアレス』一艦長チャールズ・ D ・

4. グランド・フリート 1914-1916 第八章から最後まで

380 この場合も爆発の炎がマストヘッドまで達し、この敵艦の前 後にいた艦は見えていたものの、同艦は二度と見えなかった。 興味深いことは、この敵戦隊への最初の攻撃の時には 6 隻 の敵戦艦が見えていたことである。最初の攻撃の後にスター リング大佐が認めたのは 5 隻で、その 25 分後に『メナード』 が 5 隻を認め、『メナード』の攻撃後に認められたのは 4 隻だ けであった。その時点で少なくとも戦艦 1 隻が撃沈されたこ とは確実と考えられた。特に「メナード』ならびにスターリ ング大佐からの報告が完全に独立して私に送られており、ス ターリング大佐が敵の戦艦戦隊の最初の数として 6 隻、そし て彼が攻撃した後に残った数を 5 隻と報告していたことをチャ ンヒ。オン中佐が知らなかったからである。 スターリング大佐は敵の戦艦戦隊の所在を発見すると、そ のことを無線で報告したが、ドイツ側の無線信号による強力 な妨害のためか、残念ながら受信した艦は 1 隻もなかった。 第 9 、第 10 、第 13 水雷戦隊の駆逐艦は、第 13 水雷戦隊の 嚮導艦「チャンピオン』 ( フェーリー大佐 ) と共に戦艦艦隊の 後尾に占位していた。第 9 水雷戦隊の嚮導艦『フィアレス』 は自らの隊との接触を維持できなかった。これらの水雷戦隊 の駆逐艦の多くは夜の間に『チャンピオン』との接触を失い、 各隊はいくぶん離散した状態になった。 夜の 12 時 30 分、大型艦 1 隻 ( 当初は味方艦と思われた ) が高速をもって『ペタード』と『タービュレント』に接近し つつ水雷戦隊の後尾と交差した。この艦は『タービュレント』 に衝撃し、また『タービュレント』と『ペタード』の両艦に 182

5. グランド・フリート 1914-1916 第八章から最後まで

379 それは幸運な出来事であった。なぜならそのおかげで同水雷 戦隊は敵の戦艦戦隊の一つに接触したからである。 午前 1 時 45 分、『フォークナー』に座乗してこの水雷戦隊 を率いるスターリング大佐は、 6 隻から成る敵の戦艦戦隊が 南東に進んでいるのを右舷艦首に認めた。その先頭艦は『カ イザー』級に属するものと思われた。スターリング大佐は敵 の近距離に人る機会を得るために北西の針路 ( 敵針路に反航 ) から攻撃することを企図して敵の針路と平行な針路に変針し 敵の前に出るために速度を 25 ノットに上げた。この攻撃は午 後 2 時におよそ 3 , 000 ャードの距離で行われ、全駆逐艦が敵 艦列の 2 番目と 3 番目の艦に向けて魚雷を発射した。数本が 敵艦列の 3 番目の戦艦に命中し、非常に激しい爆発が起きて 火炎が非常に局く上がったので、我が駆逐艦の乗員には魚雷 の爆発が敵艦の弾薬庫を爆発させて敵艦は破壊されたに違い ないと思われた。 その後、我が駆逐艦は敵の戦艦戦隊に随伴していた敵の軽 巡洋艦によって撤退を強いられた。しかしながら『メナード』 ( J ・ P ・チャンビオン中佐 ) は、水雷戦隊の他の艦と一緒に 北西方向に変針しなかった。同艦は魚雷発射管を右舷に向け て攻撃が行われると予想したために、左舷に発射する用意が できていなかったからである。チャンヒ。オン中佐は南東の針 路を維持し、他の艦よりも遅れて変針して左舷の発射管 1 本 から発射し、次いで再び南東に変針し、発射管を右舷に向け、 午前 2 時 25 分に 4 , 000 ないし 5 , 000 ャードの距離で敵艦列 の 4 番目の艦に向けて魚雷 2 本を発射し、 1 本が命中した。 181

6. グランド・フリート 1914-1916 第八章から最後まで

466 『エジンコート』一艦長へンリー・ M ・ダウティー大佐 「セント・ヴィンセント』一艦長ウィリアム・ w ・フィッシャー大佐 「べロナ』一艦長アーサー・ B ・ S ・ダットン 『キング・ジョージ五世』一艦長フレデリック・ L ・フィールド大佐 ( サー・トーマス・ジェラム中将の旗艦 ) 「オライオン』一艦長オリバー・バックハウス大佐 ( アーサー・ C ・ レベソン少将の旗艦 ) 「センチュリオン』一艦長マイケル・カーム - シーモア大佐 「コンカラー』一艦長ヒュー・ H ・ D ・トットヒル大佐 『エリン』一ジ・オン・ビクター・ A ・スタンリー大佐 「サンダラー』一艦長ジェームズ・ A ・ファーガソン大佐 「モナーク』一艦長ジョージ・ H ・ポレット大佐 『エイジャックス』一艦長ジョージ・ H ・べアード大佐 『ポーデシア』一艦長ルイス・ C ・ S ・ウールコム大佐 『べンボウ』一艦長へンリー・ワイズ・パーカー大佐 ( サー・ダブト ン・スターディー中将の旗艦 ) 「シュバープ』一艦長工ドモンド・ 、イド・パーカー大佐 ( アレキサ ンダー・ L ・ダフ少将の旗艦 ) 『カナダ』一艦長ウィリアム・ C ・ M ・ニコルソン大佐 『べレロフォン』一艦長ェドワード・ F ・プルーエン大佐 『テメレーア』一艦長工ドウイン・ V ・アンダーヒル大佐 『ノヾンガード』一艦長ジェームズ・ D ・ディック大佐 『ロイヤル・オーク』一艦長クロフォード・マクラクラン大佐 『プランチ』一艦長ジョン・・ケースメント大佐 『マイノトー』一艦長アーサー・ C ・ S ・ H ・デ工ス大佐 ( L ・ヒース少将の旗艦 ) 『ハンプシャー』一艦長ハーバート・ J ・サヴィル大佐 『コクラン』一艦長ュースタス・ラ・ T ・リーザム大佐 『シャノン』一艦長ジョン・ S ・デュマレスク大佐 『デフェンス』一艦長スタンリー・ V ・エリス大佐 ( サー・ロバ アーバスノット少将の旗艦 ) 『デューク・オプ・エジンバラ』一艦長へンリー・プラケット大佐 『プラック・プリンス』一艦長トーマス・ P ・ポナム大佐 『ウォーリア』一艦長ヴィンセント・ B ・モルテノ大佐 『インビンシプル』一艦長アーサー・ L ・ケイ大佐 ( ジ・オン・ホー レス・ L ・ A ・フッド少将の旗艦 ) 268

7. グランド・フリート 1914-1916 第八章から最後まで

267 付録一 ジュットランド海戦報告 『アイアン・デューク』 1916 年 6 月 18 日 No. 1395 H. F. 0022. 海軍本部秘書官宛 貴下 海軍本部の委員の方々に、 1916 年 5 月 31 日、デンマーク 沖のジュットランド・バンクの西方においてドイツ大洋艦隊 と会戦したことを伝えられたし。 2. グランド・フリートの利用可能な艦は北海の定期掃蕩と いう一般方針を遂行するため、本職の命令により 5 月 30 日 に各根拠地を出発した。 3. 本職の麾下で掃蕩に参加した艦は次の通り。 (a) 私が直接率いたもの 「アイアン・デューク』一艦長フレデリック・ C ・ドライヤー大佐 「マールバラ』一艦長ジョージ・ P ・ロス大佐 ( サー・セシル・ノヾー ー中将の旗艦、参謀長 E ・パーシー・ F ・ G ・グラント大佐 ) 『コロッサス』一艦長アルフレッド・ D ・ p ・ R ・ポンド大佐 ( アーネ スト・ F ・ A ・ゴーント少将の旗艦 ) 「ハーキュリーズ』一艦長ルイス・クリントン - べーカー大佐 『ネプチューン』一艦長ビビアン H ・ G ・バーナード大佐 『コリングウッド』一艦長ジェームズ・ C ・レイ大佐 『リべンジ』一艦長工ドワード・ B ・キドル大佐 465

8. グランド・フリート 1914-1916 第八章から最後まで

496 付録二 北海の海戦 ( 1915 年 1 月 24 日日曜日 ) 海軍本部 1915 年 3 月 3 日 以下の詳報は第 1 巡戦戦隊司令官サー・ディビッド・ビーティ 中将から受領したもので、 1915 年 1 月 24 日日曜日の北海におけ る戦闘を報告したものである。 英軍艦『プリンセス・ロイヤル』 1915 年 2 月 2 日 貴下、本職は次の報告を提出する光栄に浴す。 1915 年 1 月 24 日払暁に次の諸艦の一隊が哨戒していた。 巡洋戦艦は『ライオン』 ( 艦長アルフレッド・ E ・ M ・チャット フィールド大佐、本職の旗艦 ) 、『プリンセス・ロイヤル』 ( 艦長オ ズモンド・デ・ B ・プロック ) 、『タイガー』 ( 艦長へンリー・ B ・ ペリー大佐 ) 、『ニューシーランド』 ( 艦長ライオネル・ハルゼー大 佐、サー・アーチバルド・ムーア少将の旗艦 ) 、『インドミタブル』 ( 艦長フランシス・ w ・ケネディ大佐 ) 。 軽巡洋艦は『サウサンプトン」 ( ウィリアム・ E ・グデナフ准将 の旗艦 ) 、『ノッティンガム』 ( 艦長チャールズ・ B ・ミラー大佐 ) 、 ミンガム』 ( 艦長アーサー・ A ・ M ・ダフ大佐 ) 、『ロースト フト』 ( 艦長ティポルド・ W ・ B ・ケネディ大佐 ) 。これらの艦は 『ライオン』の左舷正横に配置されていた。 水雷戦隊旗艦『アラスーザ』 ( レジナルド・ Y ・ティルウィット 准将 ) 、『オーロラ』 ( 艦長ウイルモット・ s ・ニコルソン大佐 ) 、 『アンドーンテッド』 ( 艦長フランシス・ G ・セントジョン大佐 ) 及び水雷戦隊は主力の前方にあった。 午前 7 時 25 分、南南東に砲火の閃光が観測され、間もなくし 298

9. グランド・フリート 1914-1916 第八章から最後まで

494 艦隊各艦及び各根拠地の無線電信装置が戦闘の前中後と稼働し てその効力が大きかったことはリチャード・ L ・ニコルソン中佐 の根気強い努力を証明するものである。彼の功績は戦争を通じて 計り知れないほど貴重であった。 各艦の無線部員の功績にも特に賞賛の価値がある。 私の秘書官であるハムネット・ H ・シェア主計中監ならびにビ クター・ H ・ T ・ウィークス主計中監は、戦闘中の顕著な事件を正 確に記録した。彼らの記録が貢献するところは大きかった。 艦隊航海長オリバー・ E ・レゲット大佐は作戦中終始正確に艦 位を推測して貢献した。 36. 私自身が見た者以外に特筆に値する士卒の氏名を別報を以 敬具 て諸賢の劉覧に供することを望む。 296 J ・ R ・ジェリコー ( 署名 ) グランド・フリート司令長官海軍大将

10. グランド・フリート 1914-1916 第八章から最後まで

490 29. 私は、別途言及した英軍艦の損失を報告することを極めて 遺憾に思い、また、結果として数多の士卒が戦没したことをなお 一層遺憾に思う。準男爵サー・ロバート・アーバスノット少将、 ジ・オン・ホーレス・フッド少将、チャールズ・ F ・ソワビー大佐、 セシル・ I ・プラウズ大佐、アーサー・ L ・ケイ大佐、トーマス・ P ・ポナム大佐、チャールズ・ J ・ウインツアー大佐、スタンリー V ・エリス大佐らのごとき勇敢かっ卓越した士官ならびに彼らと 運命を共にした諸士の死は、我が海軍及び国家の重大な損失であ る。彼らが率いた士卒は等しく勇敢であり、その死はグランド・ フリートの僚友の嘆き悲しむところである。彼らは立派に義務を 果たして斃れたが、それは彼らの本望であったろう。 艦隊の乗員 30. 昼戦及び夜戦を通して士卒の行動はまったく賞賛以上のも のであった。私はそれを言葉で正当に表現することができない。 あらゆる面で我が海軍の栄光ある伝統の歴史が極めて見事に守ら れたことが報告されており、大型艦、巡洋艦、軽巡洋艦、駆逐艦 を問わず等しく賞賛すべき精神が横溢していた。士卒は冷静沈着 で何事にも快活に従事した。負傷者の勇壮な行為は万人が感嘆す るところであった。 私が我が艦隊の軍人精神をどれほど誇りに思ったか、十分に い表すことができない。 31. 私は既に各艦の戦闘の詳報を記述した。しかしながら戦闘 の準備段階は機関部門の仕事であり、また同部門の士卒は甲板上 の乗員とは違って、十気を鼓舞する戦闘の経過を知ることなく、 その最も重要な任務を遂行することを決して忘れてはならない。 こうした状況下で規律と忍耐力が最大限に試されるが、機関部員 はいつもと同じように全戦闘を通してこれによく耐えた。多くの 292