2012 年 10 月、東京・神田から新たなアートの胎動がはしまります。 TRANSARTSTOKYO ( ト ランス・アーツ・トーキョー ) は、神田の街に「神田コミュニティアートセンター」をつくる ためのプロローグ。ジャンル・地域・世代・意識を超えてさまざまな人が集い、記憶と期待を 共有するアートプロジェクトを展開します。あらゆるものを超えて立ち上がってくるもの。 それこそが私たちの目指す「コミュニティアート」です。 なるほど。この TAT なるアートプロジェクトは「神田の街に『神田コミュニティアー トセンター』をつくるためのプロローグ」にすぎないらしい。概要・コンセプトが曖 昧模糊としすぎていることもありこの一文だけで判断するのは早計すぎるのかもしれ ない。だが、それでもこの短い文章からは「コミュニティアートセンター」なる目的 のために街や若手を利用しようとする「アーティスト」の傲慢さが滲み出ているよう 「神田コミュニティアートセンター構想とは」 だろうか。 それにしても、 TAT の目的である「神田コミュニティアートセンター」とは何なの なり得ると我々は考えた。 に感じた。それはまだ直観的なものだったが、その鼻持ちならなさだけで批判対象に 33 ます。 そこに関わる地域の人々の意識や課題をクリアにし、場所が持つ魅力をひきだし、磨いていき 東京・神田を表現のフィールドとすることで、アーティストの活動基盤を形成するとともに 2. 神田の魅力をひきだし、これからの都市の発展の可能性を探っていきます 現場でこそ育まれる新たな表現者の育成を図リます。 ジャンルや世代に拘らない新しい表現の実験場としてフィールド横断型の表現活動を推進し、 1. 新しい表現のフィールドを創造する表現者を育成します 拠点として、継続的な活動を行っていきます。 その時々の状況に臨機応変に対応しながら、人と人とが学び高めあうコミュニティアートの 地域へと浸透し、地域の価値を上げていけるよう、この地に住み、関わる様々な人々と一緒に この地に 2017 年に新たに完成予定の神田コミュニティアートセンター ( 仮 ) がよリ効果的に クリエイティビティの連鎖を時間をかけて生成していく息の長いプロジェクトになります。 本構想は、様々な創造、育成に関わる機関との連携により、参加する方々すべての中にある 新たな創造と育成の場をつくリはしめます。 この神田錦町に、この場所の意思を受け継ぎ、様々な意思と志を持った人々が改めて集い学ぶ 2012 年 10 月、東京電機大学として創立以来長い時間、育成と創造の活動の場として培われた 概要 く http:〃2012.kanda-tat.com/kcp/2016/02/21 閲覧 >
「 AII about れ州アーツー資料② 201 3 年 9 月 1 3 日申請 「 AII about 九州アーツ : にこ】でアートするということ」 プレゼンテーション参加者応募用紙 添付資、 ( 有 受付 No. フリがナ アートキカクシュウダンソしイユ アート企画集団ソレイユ 団体名 萩野七大 ( 八ギノシチダイ ) 代表者氏名 ( フリがナ ) 遠山まい ( トオヤママイ ) 連絡担当者氏名 ( フリがナ ) 副代表 担当者役職 連絡担当者携帯番号 応 URL 、 SNS 等 募 団 住所 体 団体概要 ※活動主旨やこれまで の実績など 応募動機 プロジェクト ( 活動 ) 名 スタート年 TEL FAX E—mail mymajesty-toyama@yahoo.co.jp http://www http: 〃 mymajestytoyama.wix.com/ 私たちは皆がまだ見たことのない新しい、、もの " や、、状態 " を 紹介したり作り出すことで人々を笑顔にするアートのありかた とその規模の拡大を模索しています。 他の団体・アーティストその他とつながりをもちアイデアを交換したい。 PeopIe's SmiIe Fi 「 st 年活動拠点 ( 所在地 ) 福岡県 2007 美しい自然に恵まれた九州は、さまさまなアートが息づく土地でもあります。 そこに暮らす人々の日常にとけこむアートは日々の生活に新鮮さをもたらしワ クワク・キラキラした感動を与えてくれます。アートがその力を十全に発揮す る機会を作り出すために、私たちは例えば、宣伝カーを用立てて、新人アーティ ストのライブ告知やパフォーマンスに使用するなどの試みを行なってきました。 まだ規模の小さい活動ではありますが、今後、今あるジャンルやシステムを越 えてさまざまな人とつながり、ハイプリットな文化を生み出していきたいと思 います。また、人々に、よりたくさんの、想像を絶するワクワク・キラキラを 味わってもらうために、幅広く故事をたすね歴史に学び、先人の工夫を現在に 生かす努力をしていきたいと考えています。 カ加催 き参の み模今 組規 、スど 取的イな ※目テ定 プレゼンテーションしたいプロジェクト ( 活動 ) の内容 プロジェクト ( 活動 ) の 具体的な内容 人々の明るい暮らしと笑顔のためにアートの可能性を拡大していきましよう ! 最も PR したいこと ( 街頭パフォーマンÄ) ート・伝 . 能 ジャンル※該当分野に〇 ・メデ ※お寄せいただいた個人情報は「 A Ⅱ a b 0 u t 九州アーツ」の運営に限り使用し、いかなる第三者にも提供いたしません。
こ " から新たな出会いとムーヴメントが生まれることを期待して、九州全域からプレ ゼンテーションの参加団体を広く募集いたします」という声は我々の心を打った。募 集要項を読み進めると、「九州を拠点に展開するアートプロジェクトのプレゼンテー ション。アートに関わるものであればジャンルは問いません」とのことである。義を 見てせざるは勇無きなり。福岡を拠点に破壊的運動を志向する我々がここに加わらな いのは、九州の文化レベルを更に低下させる、悲しむべき行為ではないか。参加に当 たっては、団体概要・応募動機・プレゼンしたい活動内容などの記入欄を設けた所定 の応募用紙、および必要な場合は A4 用紙 3 枚以内の資料の提出が求められていた。 応募書類を基に、内容とジャンル、地域などのバランスを考慮のうえ、プロジェクト メンパーにて出場者を選考するとのことであった。 NPO 法人「ドネルモ」主催のトークイベントには数回参加したことがある。温かく 優しく、知的好奇心を刺激してくれるイベントであった。「誰も、何も、自分さえ傷 つけない、ただ個人の退屈な日常をなんとか支えるつつかえ棒として使われる、人を ちょっと元気にする、仕事帰りのご褒美スイーツみたいな、そんな教養に何の意味が あるのか ! 」と叫びだしたくなるイベントであった。その方々に選考されるのだ。「九 州各地の多彩で元気な」「新たな出会いとムーヴメント」そんな、今まで「まちおこ しアート」に介入しては見てきたような、キラキラした期待に応えねばならぬ。我々 はダミー団体を用意することにした。本当に今、九州が必要としていることを会場で 言うためには、どんな手を使っても選考に残らなければならない。ます、用意したダ 一団体で選考を通り、中の人が同じであることを利用して会場で発言する。ダミ 団体としては、アート企画集団「ソレイユ」を立ち上げた ( 2 ) ( 添付資料参昭 ) ( 2 ) 資料一応募書類 ( p. 29 ) アート企画集団「ソレイユ」参照。なお、多少なりとリアリティ を増すために HP も作った。 < http://mymajestytoyama.wix.com/soleil > 31 P にスクリーンショット掲載 ート企画集団「ソレイユ」の無内容なティストの演出には、我々がこれまでいら いらしながら見てきた「まちおこしアート」「アートプロジェクト」の幾多の告知文 が役に立った。しかし、いかにダミーといえど本当に思っていないこと、やっていな いことを書いてはいない。そもそも我々は現行の「まちおこしアート」に反対するだ けであって、まちおこしアートの真の担い手であることは、望むと望まざるとにかか わらず、我々「ファシスト」の使命なのだ。応募書類の「団体概要」に述べたように、 我々は本当に「皆が見たことのない新しい ~ ものや : 状態を作りだすことで人々 を笑顔にするアートのありかたとその規模の拡大を模索して」いる。「プロジェクト名」 25
「 AII about れ州ア ー当資料① 2013 年 11 月 16 日 ( 土 ) 開催 ! 九州発の新しい情報発信型イベント いとムーヴメントが生まれることを期待して、九州全域からプレセンテーションの参加団体を広く募集いたします。 自らの企画を全国のメディアやアート関係者に発信。九州のアートシーンがより一層盛り上がり、「ここ」から新たな出会 「プレゼンテーション」「トーク」「パフォーマンス」の 3 部からなる本企画では、九州の文化・芸術団体が一堂に集まり、 ークなアート企画を、ジャンルフリーで一挙に紹介する、九州発の新しい情報発信型イベントです。 「 AII about 九州アーツ : にこ】でアートするということ」は、九州各地の多彩で元気なアートプロジェクト、知られざるユニ 「 AII about 九州アーツ : にこ】でアートするということ」プレゼンテーション参加者募集 ! ! 会場 : あじびホール ( 福岡市博多区下川端町 3 ー 1 リバレインセンタービル 8F アジア美術館内 ) 日時 : 2013 年 11 月 16 日 ( 土 ) 12 : 00 ~ 20 : 00 ( 予定 ) ※交流会 20 : 00 ~ ( 別会場にて・参加費別途 ) 2. 実施日および開催場所 募集団体数は 20 件程度です。参加費は無料です。 プレゼンテーションの時間は、 1 団体あたり 5 分です。※パワーポイント等機材の使用も可能です。 九州を拠点に展開するアートプロジェクトのプレセンテーション。アートに関わるものであればジャンルは問いません。 1. 募集内容 0 0 0 0 0 【予定プログラム】 19 : 40 ークロージング、交流会 / ヾフォーマンス 16 : 00 ートーク「 AII about 九州アーツ : 【ここ】でア - トするということ」 「 5 分プレゼン ! 」く後半 > / ヾフォーマンス 「 5 分プレゼン ! 」く前半 > オープニング / パフォーマンス 3. 応募方法 1 9 : 20 ー 1 4 : 30 ー 1 3 : 50 ー 1 2 : 3 1 2 : 00 ー 0 件名を「劑 about 九州アーツ応募」とし、 E メールにて所定の応募用紙をお送りください ( npo ー b@ffac.0 朝 p ) 。 ※添付資料は A4 で 3 枚まで添付可能です。 ※応募後 3 営業日を過ぎても受信確認のメールが届かない場合は、電話にてご確認くたさい。 0 応募締切日 : 2013 年 9 月 1 3 日 ( 金 ) 23 時 59 分必着 4. 選考方法と結果通知 0 応募書類を元に、内容とジャンル、地域などのバランスを考慮のうえ、「 AII about 九州アーツ」プロジェクトメンバ ーにて出場者を選考します。結果は、 9 月末までこ応募者全員にメールにてお知らせします。 5. その他 0 福岡県外からの参加団体には交通費の一部補助があります ( 当方規定により 1 団体につき上限 5 , 000 円 ) 。 0 プレゼンテーションの参加人数は 1 団体につき 2 名を想定しています。 3 名以上での参加は応相談。 【主催】「 Allabout 九州ア - ツ」プロジェクト / 公益財団法人福岡市文化芸術振興財団 / 福岡市 【助成】財団法人地域創造 ■「 about 九州アーツ : 【ここ】でアートするということ」について 福岡市文化芸術振興財団が、九州地域のアートマネージャーを対象に実施する「アートマネジメント・セミナー 2013 ~ これからの連携事業の可能性」の実践プログラムとして始動。「 A 日 about 九州アーツ」プロジェクトメンバー : 工藤治彦 ( [ 公財〕宮崎県立芸術劇場 ) 、中野友紀 ( [ 公財 ] 直方文化青少年協会 ) 、中村幸 (NPO 法人ドネルモ ) 、ニ宮留美 (NPO 法人福岡国際バレエ劇場 ) 、八坂千景 ( NPO 法人 denk-pause) 、リシェッキ多幸 【問合せ先】公益財団第人福岡市文化芸術振興財団「 AII about 九州アーツ」プロジェクト担当 / 中原、原 〒 810-0802 福岡市多区中洲中島町 3 ー 10 福岡消防会館 6 階 TEL : 092 ー 263-6265 「 : 092-263 ー 6259 E-mail:npo-b@ffac. 0朝P 28
工△工 - 参 . 考資」 : プロジェクト名「 T 0 T A [ A R T T 0 K Y 0 」 全国で乱立するコミュニティアート、アートプロジェクト・・ この 不可解な現象を解明するために調査団「ラール・プール・ラール」 が派遣されました。 調査プロジェクト「 TOTALARTTOKYO 」は、その調査を元にした 報告書を出版するためのプロローグです。 今回の調査対象「 T R A N S A R T S T 0 KY 0 」について •AboutTRANSARTSTOKYO 2012 年 10 月、東京・神田から新たなアートの胎動がはじまリます。 TRANSARTSTOKYO は、神田の街に「神田コミュニティアートセンター」をつくるためのプロローグ。ジャ ンル・地域・世代・意識を超えてさまざまな人が集い、記憶と期待を共有するアート プロジェクトを展開します。あらゆるものを超えて立ち上がってくるもの。それこそ が私たちの目指す「コミュニティアート」です。 (TAT2012 の概要 , http://2012.kanda-tat.com/about/ より ) •TRANS ARTS TOKYO 2013 一点突破、全面展開。 2012 年秋に東京電機大学旧校舎に約 300 人のアーティストが集結し話題となった TRANS ARTS TOKY00 2 回目となる今年は、 3331 ArtsChiyoda をはじめとする神田工リアの文化施設や空 きビルなど複数の拠点で展示やイベントを展開します。 ートという一点から東京・神田の地に入リ、様々な試行錯誤を繰リ返し進み続ける TRANS ARTS TOKY00 その今年のテーマは、まちと関わる最初の一点を突破すること、そしてそこから広 がる全面展開の希望を見いだしていくことです。 あらゆるジャンルの表現が同時多発的に立ち上がり、街全体がクリエイティブな躍 動感に包まれる 20 日間。 新陳代謝する「東京」のダイナミズムとアーティストのエネルギーがぶつかリあう その瞬間、すべてを見通せる、奇蹟の一点に出会えるのかもしれない。 ただその一点のために、 TRANSARTSTOKYO は進み続けます。 (TAT2013 の概要 , http://kanda-tat.com/about よリ )
【 TRANS ARTS TOKYO 2013 vs メインストリーム編集部】 2013 年 9 月 18 日 ( 文・東野 ) メインストリーム編集部は、某筋から東京千代田区神田の街で行われるアートイ べント「 TRANS ARTS TOKYO 2013 ( 以下 TAT) 」への参加のお誘いを受ける。この TAT2013 の開催期間は 1() 月 19 日から 11 月 IO 日であり、この話が舞い込んできた時点 で開催の 1 ヶ月前だったが、数日だけ参加することも可能であるとのこと。 まずこのイベントのことをよく知らなかったので当然調べた。調べたがよく理解出 来なかった。否、未だに理解出来ていないと言っていいかも知れない。それは我々 のイベントに対する情熱の欠如や怠惰によるものではない。以下の資料を御覧いた だきたい。 TAT2013 の概要 (ABOUT) である。 < http: 〃 2013.kanda-tat.com/about 2016 / 02 / 21 閲覧 > 一点突破、全面展開。 2012 年秋に東京電機大学旧校舎に約 300 人のアーティストが集結し話題となった TRANS ARTS TOKY00 2 回目となる今年は、 3331 ArtsChiyoda をはしめとする神田工リアの文化施設や空きビルな ど複数の拠点で展示やイベントを展開します。 アートという一点から東京・神田の地に入リ、様々な試行錯誤を繰リ返し進み続ける TRANS A RTS TO KYOO その今年のテーマは、まちと関わる最初の一点を突破すること、そしてそこから広がる全面 展開の希望を見いだしていくことです。 あらゆるジャンルの表現が同時多発的に立ち上がり、街全体がクリエイティブな躍動感に包 まれる 20 日間。 新陳代謝する「東京」のダイナミズムとアーティストのエネルギーがぶつかりあうその瞬間、 すべてを見通せる、奇蹟の一点に出会えるのかもしれない。 ただその一点のために、 TRANS ARTS TOKYO は進み続けます。 この 2013 年度版の概要を読んだ限りでは、漠然とした印象しか掴めない。なぜ「アー ト」が「まちと関わる最初の一点を突破」しなければならないのか。とりあえずこ の TAT2013 が 2 回目の TAT であることは理解したので、次に前年の第 1 回目である TAT2012 の概要 (About TRANS ARTS TOKYO < http://2012.kanda-tat.com/about/ 2016 / 02 / 21 閲覧 > ) を見てみよう。 32
工 A [ - 参考資 : TOTAL Afi 7 [ TOTAL ART TOKYO official web-site } く http://kandatatcommain.wix.com/tat2013 > TOTALART TOKYO 2013 X ′ X サイ ENQUETE 十 (6打離T プロジト名 rT A し A RT TO KY 」 全すコミュニティアート、 ートジェクトーこの不第解な環象を解第するため、今秋神田の街を第 台に・り広げ・れるコミュニティアートジェト rTRAN A 興 15 す OKYO ーに、鋼査■′ラ - ルプール・ラ・ ルーがされました . RTTOKYT その・査を元した報告書を出置するためのプロ : す、 調査プロエクト行 ・ TRANS kY02012 物 0 ミイアートセンターをつ《るためのプロロ - グ . ジャンル・地域・世代・当 ~ ら新たなアートの第動がはじまります . TRANS A 費す一す OKYO トえよツーツ、 . ト まな人集も記第得を共有するアートプロジェクトを・します . あらゆるも 2 年秋に東電第 た目宿す「コミュニティアートよです . (TAT2012 の概要、 校 300 人のアイ しとな、飛 1 A 、一義費 1 ー T YO. 13 す・神田工ツア・ス化や空をビルなど複拠 をとなる今年は、 3 “ ペントを第します . トといら一点から第ま物田の地に人万し複々な試行■を・りし進み第けるす震 A 、一典員 15 、 OKYO. そ・今年マ、まちと興わる最点を実破すること、そしてそこから広がる金一要■の希望を見いだし く第とで あもゆるャルの表題同朝多発的立ちり、金体がクリエイチイプな第・感に色まれる加日■。 トのエネルギーがぶつかりあうその鋼■、すべてを見通せ・を題 だその一点のためにい震 ANS A 震〒引 0 は道み第けます . ( TAT2013 の概要、 より 201 1 : 30 -1 測 かたに後日、・震査プロジェク OT ARTTO 0 」。や詳第をまとめた報告書を無料送付させていただきます . 書店販売第 コミュニティアート鋼査団い・代 po 鋼査員東野大 山本桜 「 T 舩 NSAR 巧 TO 0201 為 tTRANSARTSTOKY02013a 44
名な商社やゼネコン ( 毎年微妙に変わっているが 2012 ・ 2013 年共に住友商事、大 林組が名を連ねている ) を TAT の協賛に得ていることの因果関係も気になるがこの際 どうでもいい。そういった「正しい」ことの追及や告発は左派にまかせたい ( それは それで追及する価値はあるかもしれない ) 。 我々は何よりも、嫌悪を抱いている。それも激烈な嫌叩を 、 0 もう一度「 TAT2012 」の概要 ( p. 33 ) を見よう。あらゆる理想主義の廃墟と瓦礫の 上を生きるしかない 2 1 世紀人を自認する我々としては「ジャンル・地域・世代・意 識を超えてさまざまな人が集い、記憶と期待を共有する」ことが未だ可能であるかの ように謳うナイーヴさに対して、先ず凄烈な嫌悪を抱かざるを得ない。その次の瞬間 にはこんなくだらないものに負のエネルギーを消費してしまう己の未熟さに自己嫌悪 に陥る。そしてその急激な熱量の変化が我々の口元に冷笑を浮かべさせるのだ。しか し、我々はこのふざけたコミュニティアート TAT なるイベントにも我々の表情筋を物 理的に動かすだけの力を持っていることを認めよう。そうだ、その程度の力も無けれ TAT がわからないわからないと散々書き散らしたが、それは概要・コンセプトの不 加を決定した。 メインストリーム編集部は TAT2013 終盤の三日間、 10 月 2 日 ば我々が腰を上げるに値しない。 1 1 月 8 日・ 9 日・ IO 日の参 35 ( 2 ) おそらくこの某筋は不満分子である。でなければ我々に声をかけないはず ( 1 ) 公募制にも問題があるはずだがここでは述べない ことから推測してみるに、人脈がものを言うということだろうか。 うだろうか。我々に TAT の話を持ちかけてくれた某筋は関係者の関係者 ( 2 ) だ。その という形式を採り、地域住人の能動的な参加を呼びかけているのだが ( 1 ) 、 TAT はど 基準のひとっとして「地域との関わり方」が重要だと我々は考える。 MAG は公募制 そんなものナンセンスとしか思っていないが敢えて真剣に考えてみるなら一一一一の評価 域アート」であり、同一の間題を抱えていると考える。それら地域アートーー我々は ト」、 TAT は「コミュニティアート」とそれぞれ自称しているが、我々はどちらも「地 ラリー福岡 2012 ( 以下、 MAG ) 」 ( p. 7 参照 ) は公募制だった。 MAG は「まちなかアー や、公募制ですらないと言うべきか。我々が昨年介入を試みた「まちなかアートギャ 無さが気になった。そしてその概念の民主的響きに反して TAT は公募制ではない。い ス的雰囲気が伝わってくる分、「コミュニティアート」なる概念で粉飾する必然性の の「アートフェス」みたいなものなのだろうということは伝わる。だがそのアートフェ はない。東京の若手アーティストを動員して、廃ビル等を活用した若干自山な雰囲気 明瞭さに対してであり、サイトの他ページを読めばイベント全体の雰囲気は掴めなく
「 AII about れ州ア ーツ」資料 ( 3 ) 受付 N 。 201 3 年 9 月 1 2 日申請 ーション参加者応募用紙 「 AII about 九州アーツ : にこ】でアートするということ」プレゼンテ 添付資 : ( 有・無 ) フリがナ インターナショナル ダダイスト ダダイスト・インターナショナル 団体名 山本桜子 ( ャマモト・サクラコ ) 代表者氏名 ( フリがナ ) 東野大地 ( ヒガシノ・ダイチ ) TEL 連絡担当者氏名 ( フリがナ ) FAX 担当者役職 監査役 E—mail mainstream2()l l@mail•goo ・ ne ・ jP 080-6400 ー 1922 連絡担当者携帯番号 応 http://mainstream.6.ql.bz/ URL 、 SNS 等 募 〒 815-0072 福岡県福岡市南区多賀 1 - 12 - 4 ー B205 東野大地 団 住所 体 既成の社会と文化を刷新・浄化するために立ち上がる 団体概要 1 9 1 6 年発足 ※活動主旨やこれまで 1924 年活動停止 の実績など 2011 年活動再開詳細は別紙参照 破壊と否定の大きな仕事がある 応募動機 プロジェクト ( 活動 ) 名 スタート年 ダダ 年活動拠点 ( 所在地 ) 福岡県 約 IOO 年前に始められたダダのプロジェクトは古き世界に引導を渡し、現在、その栄華を 歌している。特権的な作者とオリジナルな作品の不在という状況が我々の勝利を物語っている。 あらゆる事物はレデイメイド ( ※ ) としてダダ化され、芸術に縁が無い人をも含むあらゆる人が、 ダダイストとして客体化されている。そこでは主体的な芸術表現や芸術行為は意味を成さない。 現在、芸術作品を生み出すということ、表現行為はレデイメイドの便器と化した地球を飾り立て るものにすぎないだろう。いや、そのような装飾行為もレデイメイドでしかない。 つまり、ダダのプロジェクトはあまりにも成功しすぎてしまった。 この事態に我々ダダイストは諸手を上げて喜ふべきなのか ? 「真のダダはダダに反する」 我々は、始祖トリスタン・ツアラのこの言葉のもと、新しいダダ体制、地球 = 便器に対する挑 戦を開始する。 ※レデイメイド・・・「既製品」を意味する、マルセル・デュシャンによって考案された概念。大 量生産された既製品からその機能を剥奪し「オプジェ」として陳列したものをいう。便器のレディ メイド『泉』い田 7 ) が有名。 1 9 1 6 かロ催 き参の み模今 組規 、スど 取的イな ※目テ定 プレゼンテーションしたいプロジェクト ( 活動 ) の内容 プロジェクト ( 活動 ) の 具体的な内容 トとか言ってんじゃねーよ ! メディ ート・伝系能・そ也 ( ジャンル※該当分野に〇 九州アーツ」の運営に限り使用し、いかなる第三者にも提供いたしません。 ※お寄せいただいた個人情報は「 A Ⅱ a b 0 し t 最も PR したいこと
【「 A Ⅱ about 九州アーツ」主催の公開プレゼンテーション会に「ダダ イスト・インターナショナル」「アート企画集団ソレイユ」名義で応 募 ( 自爆 ) 】 2013 ( 文・桜子 ) 「 AII about 九州アーツ : [ ここ ] でアートするということ」は、 2013 年 1 1 月 6 日、 福岡アジア美術館内「あじびホール」にて開催された、シンポジウム形式のイベント である。同月 29 日の西日本新聞によれば、「九州の劇場や NPO 法人、芸術団体マネー ジャーが連携を模索し、福岡市文化芸術振興財団が呼びかけた」。同記事はまた、九 州各地から公募に応じた 28 の団体による 5 分ずつのプレゼンテーション・パフォー マンスの後、九州在住の脚本家・岡田利規氏、アートディレクター・首藤ひとみ氏、 作曲家・中村滋延氏、 NPO 法人「ドネルモ」代表の芸術工学博十・山内泰氏による 3 時間のトークの模様を伝える。 開催の数か月前より、同イベントでのプレゼン・パフォーマンスに参加する団体が、 ネットなどで公募された ( 1 ) ( 添付資料参照 ) 。同告知文によれば、「 A Ⅱ about 九州アー ツ」プロジェクトは、九州地域のアートマネージャーを対象に実施する ~ アートマネ ジメントセミナー 2013 ーこれからの連携事業の可能性 " の実践プログラムとして始 動している」。「オールアバウトれ州アーツ」「オール・アバウト・九州アーツ」といっ た表記も同イベントを指す。「 AII about 九州アーツ」の主催は「 AII about 九州アーツ」 プロジェクト / 「公益財団法人福岡市文化芸術振興財団」 / 福岡市、助成は「財団法 人地域創造」である。また、同告知によれば、「福岡市文化芸術振興財団が、九州地 域のアートマネージャーを対象に実施する ~ アートマネジメント・セミナー 2013 ~ これからの連携事業の可能性にの実践プログラムとして始動」。プロジェクトメンバー は ( 以下敬称略 ) 、工藤治彦 ([ 公財 ] 宮崎県立芸術劇場 ) 中野友紀 ([ 公財 ] 直方文化 青少年協会 ) 中村幸 (NPO 法人ドネルモ ) 二宮留美 (NPO 法人福岡国際バレエ劇場 ) 八坂千景 (NPO 法人 denk-pause) リシェッキ多幸、とのことである。 ( 1 ) 添付資料 - 公募要項参照 ( p. 28 ) 「 A Ⅱ ab 。 ut 九州アーツ」は 2016 年 1 月 17 日現在、ウェ プページが閉鎖されており、イベントのアーカイプも残っていない。ここに記したイベン ト概要は参加者のプログや新聞報道による。資料は 2013 年当時より、我々が独自に保 管していたものである。 「九州各地の多彩で元気なアートプロジェクト、知られざるユニークなアート企画 を、ジャンルフリーで一挙に紹介する、九州発の新しい情報発信型イベント」 ( 公募 文より ) と銘打たれた当イベントの、「九州のアートシーンがより一層盛り上がり、 24