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検索対象: いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン = THE FIRST GUIDE TO BITCOIN & BLOCKCHAIN
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1. いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン = THE FIRST GUIDE TO BITCOIN & BLOCKCHAIN

ビットコインはデジタル通貨で、電子データにすぎないということは、簡単にコビーで きてしまうのではないかと心配になる人がいるかもしれません インターネットが普及して、情報は原則タダで、誰でもコビーできるという風潮が広が 、り - ↓小ーレた。 いままでコビー機で 1 枚 1 枚コビーしたり、 手入力したりして大変だったもの が、コビー & ペーストすれば、コストゼロですぐに手に人るというのは革命的です。 しかし、誰でも簡単にコビーできてしまうというのは、金融システム的にいえばマイナ スです。お金をコビーしたり、 金額を勝手に書き換えたりできてしまうと、その通貨に対 する信用が失われてしまうからです。 2 ネットワークで分散処理 そこでビットコインでは、すべての取引はオープンになっていて、「 < さんからさん へ移動した」という記録を、リアルタイムで世界中の誰でも見られるようになっ ています。誰でも見られるということは、不正操作や改ざん、コビーをしたとしても、す に見つかるということです。参加メン、ハーがその取引を承認しない限り、実行されない PART3 ビットコインの安全性や法整備はどうなっているの ?

2. いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン = THE FIRST GUIDE TO BITCOIN & BLOCKCHAIN

1 5 9 ーができない仕組みになっています。これが不正防止の二つめのポイントです。 プロックチェーンは、過去のすべての取引が記録された一本のチェーン ( 鎖 ) のことで した ( 12 0 ページ参照 ) 。このチェーンをたどっていくと、 生まれたばかりのビットコ インの最初の取引から現在に至るまでのすべての取引が記録されています。最新の記録は 1 分ごとに一つのプロックにまとめられ、プロックチェーンの最後尾に追加されます。こ のとき、個々の取引が正しく行われたのか、チェックする仕組みになっているのです。 プロックチェーンには、①たった一本の鎖である、②一方向にしか流れない ( 不可逆的 である ) 、という二つの特徴があり、そのことがコビーや二重取引などの不正防止に重要 な意味を持っています ( 図 ) 。 ビットコインのすべての取引はたった一本の鎖に記録されていますが、この鎖は、どこ か一カ所のサー ーに保管されているわけではなく、 2 ネットワークに接続したすべ てのコンビューターにまったく同じ鎖が保存されています。 ということは、誰かが勝手にコビーしたり、書き換えたりしたら、その人の鎖だけ、也 の人とは別のものになってしまいます。だから、簡単にバレるし、そもそもそんなインチ PART3 ビットコインの安全性や法整備はどうなっているの ?

3. いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン = THE FIRST GUIDE TO BITCOIN & BLOCKCHAIN

1 7 6 に送ります 「暗号化されたデータ」と「復号に使う公開鍵」が同時に送られるので、その気になれば、 誰でも復号することができます。つまり、中身はバレバレです。しかし、中身が誰でも読 めるからこそ、わかることが一つだけあります。それは、このデータを送ってきた人は、 鍵を作成した本人に間違いないということです。秘密鍵はデータの送り手しか知らないの で、セットで生成した公開鍵で復号できたということは、このデータを送ったのは、まさ たということがわかるわけです。だからこそ、「署名」というのです に本人、 そもそもビットコインの取引記録は、「さんからさんへ C)= 移動する」とい , フ 情報にすぎません。これ自体は、見られて困る情報ではないのです。困るのは、送り手の 金額を勝手に変えられたりするこ < さんや送り先のさんの名前を勝手に変えられたり、 とですが、、フロックチェーンとい , フ 技術によってコビーや改ざんができないのは、すでに 述べたとおりです。 さらにいえば、ビットコインの取引一三ロ録か全部オーフンになっていなければ、マイナー の人たちが中身を見てチェックすることはできません。だから、ここで大切なのは、間違 いなく < さんが自分で送金したという事実なのです。

4. いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン = THE FIRST GUIDE TO BITCOIN & BLOCKCHAIN

1 7 3 ここまでの説明で、ビットコインそのものをコビーしたり、改ざんしたりするのは事実 上不可能なこと、取引所のクラウドサー に預けたビットコインが盗まれる心配もかな り低いことがわかっていただけたのではないかと思います。 では、送金中のビットコインを誰かに抜き取られる心配はないのでしようか。 ビットコインの送金はインターネット経由で行われます。最近はセキュリティ技術が向 上して、オンラインショッビングでクレジットカードを使う人が増えていますが、ネット でカード情報をやりとりすることに否定的な人もたくさんいます。 ビットコインを銀行間ネットワークのようなクローズドな回線ではなく、オープンなイ ンターネット経由で送っても大丈夫なのでしようか。 受け取る側がニつの鍵を用意する「公開鍵暗号」方式 さんがさんにビットコインを送金するときは、取引データをインターネットを通じ てやりとりすることになりますが、途中で誰かに抜き取られないように、「公開鍵暗号」 という技術を使っています。 と「電子署名」 PART3 ビットコインの安全性や法整備はどうなっているの ?

5. いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン = THE FIRST GUIDE TO BITCOIN & BLOCKCHAIN

さんの素朴な疑間に一から答えます。 ーチャルな では、ビットコインの仕組みを掘り下げます。なぜ実体のないバ 。、、ツシュ関数など、ビットコイ お金に価値があるのか。フロックチェーンやマイニンク ンのことを調べると必ず出てくるキーワードについて、理解を深めていただきます。 では、ビットコインの安全性とルールについてまとめます。新しい技術には 不安がっきものです。デジタルデータなだけに、コビーされたり、改ざんされたり、盗ま れたりする心配はないのかマネーロンダリング ( 資金洗浄 ) など不正に利用される心配 はないのか。技術的な説明と、ルールづくりの状況をあわせて紹介します。 < 4 では、ビットコイン以外の仮想通貨を紹介します。プロックチェーンという 画期的な技術によって、さまざまな仮想通貨が登場しています。その中から代表的なもの をいくつか取り上げます。 そして、最後のでは、フィンテックというより大きな枠組みで見たときに、 どんなサービスがあるのかを紹介します。。フロックチーン以外の技術をベースにした、 スタートアップが牽引する新しい金融サービスの中で、既存の金融機関はどんな役割を果 たすのかそうしたことも述べてみたいと思います