ウェアラブルデバイス - みる会図書館


検索対象: ビジネスモデル2025 = Business Model 2025
8件見つかりました。

1. ビジネスモデル2025 = Business Model 2025

B u s i n e s s M 0 d 引 20 2 5 【ファストスポーツアドバイサー】 ウェアラブルデバイスやスマホを通じて、練習や試合をチェックをし、アドバイスをする。 【ファスト料理アドバイサー】 ウェアラブルデバイスやスマホなどを通じて切り方や微妙なさじ加減、火の具合などをリア ルタイムでチェック。アドバイスをする。 【ファスト整理収納アドバイサー】 スマホなどを通じて、職場や自宅の部屋をより効率的に利用したい、デスク周りをうまく整 理したい、 といったことにアドバイスをする。 ちなみに、マヨネーズメーカー He = man ゲは、メッセージングサービス「 Whatsapp 」を使っ た「 WhatsCook 」と呼ばれるキャンペーンを行い話題をさらった。冷蔵庫の余った食材を写真 で送信すれば、プロのシェフが、 HeIIman's のマヨネーズを使ったレシピを提案。リアルタイ ムチャットで、調理のアドバイスまでしてくれるのだ。まさに、ファスト料理アドバイザーだ。 情報密度が高まる世界において、このような取り組みは、ますます増えていくことだろう。 1 5 7

2. ビジネスモデル2025 = Business Model 2025

B u s i n e s s M 0 d 引 2025 私たちが生きるこれからの社会は、急速にこの取引コストが小さくなっていく社会である。 リアルタイムで瞬時に、欲しい人とあげたい人をマッチングすることができる社会へと移行す るわけだ。この変化は、ビジネスという枠を超えて、社会に巨大なインパクトを与える。 取引コストがゼロになる 5 つの理由 では、この取引コストは、なぜ、ゼロに近づいていくのか。その理由は 5 つだ。 1 つ目の要因はスマホやウェアラブルデバイスの登場である。これまで、パソコンと言って も、誰もが簡単に利用できるものではなかった。キーポードをプラインドタッチできることも、 日常的に仕事でキーポードを叩いている人以外、できない人も当然多い。このデバイス問題を スマホやウェアラブルデバイスは解消していってくれる。音声入力などは、まさにそれを後押 しする。 そして 2 つ目が、そのデバイスで起動するアプリ。シンプルなユーザーフェイスで、よりス ピーディーな利用を後押しをしてくれる。わざわざプラウザーを開かずとも、サービスの利用 に最適なステップを提供してくれるアプリは、取引コストを削減してくれる。手元にあるスマ ホを開きアプリをタップすれば、瞬時に自分が求めているモノやサービスを受け取る準備が完 了するわけだ。 たとえば、スマホから安くハイヤーを配車できる Uber0 私自身も時々利用させてもらって

3. ビジネスモデル2025 = Business Model 2025

C h 0 p ter 1 新・経済バラダイムの出現 取引コストがゼロになる 5 つの理由 ①② 0 0 0 テパイス スマホやウェアラブルデバイスの普及により いつでも、どこでも情報空間にアクセスできる テザイン、 U ー スマホで動くアプリは、どんどん親切になっている。 これを実現するデザインやも、進化を続ける G P S 、リアルタイム G PS とリアルタイム通信が一般的になったため、 いつでも、どこでも利用できるサービスが増える モノのインターネットが広がることで、 「コレ」についての情報交換が容易になる S N S S N S がインフラとして機能することで、 取引の基盤となる信頼性の確認が容易になる この 5 つの背景によって、取引コストはゼロに近づいていく。そこに広がる経済 社会のルールは、これまでとは違ったものになる。 44

4. ビジネスモデル2025 = Business Model 2025

B u s i n e s s M 0 d 引 2025 ものは、あらゆるものがマツッピングされていく世界である。 2 、 3 日過ごせる空き部屋や数 時間使えるバイク、また近所の草刈り機、そして自転車なども。 たとえば、キャンプ用のテントを貸して欲しいとする。ウェアラブルデバイスに対して、「テ ントが借りたいんだけど、近くで貸してくれそうな人はいるかな ? 」と問いかけてみる。する と、共有マッピングが出てきて、近くに住む、どこの誰がそれを貸してくれるかを表示してく れるわけだ。このインパクトは、想像を超えて巨大であり、あらゆる社会システムを根本から 揺り動かす。 そして、 5 つ目は、ソーシャルメディアである。顔の見える関係性を瞬時に構築できるよう になっているのは、まさに Facebook などの実名性 z の普及が大きい。くわしくは後述す るが、取引における信用の担保先が今、社会の根底から変化してきているのである。

5. ビジネスモデル2025 = Business Model 2025

B u s i n e s s M 0 d 引 202 5 領域を広げる共有圏 価格 = 高 住宅 別荘 デジタル工作機器 自家用車 インテリア アウトドア用品 ジュエリ 使用日日常的 使 ベビー用品・玩具 用 日 常 衣類 スマホ ウェアラブルデバイス メガネ・コンタクト 日用雑貨下着 所有圏 保険 畑・庭・農園 D V D ・ C D 書籍 共有圏 工具 価格 = 低 身のまわりのあらゆる商品が、共有の対象となっていく。毎日使うような商品で 比較的安いもの、また、自分がどうしてもそばに置いておきたいお気に入りのも のだけが、これまで同様所有される。 35

6. ビジネスモデル2025 = Business Model 2025

B u s i n e s s M 0 d 引 20 2 5 単純なウェアラブルデバイスの開発と販売という事業モデルは、よっぽど強固な技術的基盤に よって、真似されにくい何かを持っているか、巨大資本の後ろ盾がないと難しい つまり、モノをオープンプラットフォームにすることで参加者を増やした企業が、その分野 を大きく開拓していくこととなる。 クローズドな企業は社会において隔離された存在となる 企業が、公益性とかけ離れた、自己利益のための「知的財産の保護」という古いパラダイム の中に取り残された場合、そこは研究者の隔離施設になるとも言われはじめた。 これまで企業は、「閉じること」により価値を生み出すことが一般的だった。新しい会社を 立ち上げたら商標登録し、自社の研究者・エンジニアによって特許をばんばん取っていく。 もちろんこのすべてを否定するものではないが、しかし、新しく生まれ、幻世紀の常識とな る価値創造は、もっとオープンなプロセスだ。 「自社のものー「自分のもの」とただただ囲い込んでいく戦略ではなく、どこをどのようにオー プンにしていくか ? とい , っところにこそ本質がある。 グーグルが検索エンジンの利用に関してお金を取るというクローズドな戦略をとっていた ら、今のグーグルは存在していないはずだ。 こう言うと、それは情報産業を中心とした話では ? と思われるかもしれないが、モノ自体

7. ビジネスモデル2025 = Business Model 2025

Business ModeI 2025 わかりやすい例で言えば、私たちの持っているスマートフォン。スマホは、アプリのプラッ トフォームであり、このオープンなプラットフォーム性が、その魅力を引き立たせている。誰 もがスマホを利用する中で、 LINE やカメラアプリなどは、なくてはならないものとなってい るのではないだろうか。 また、「 tagoa 「 c 」は、スマホ経由で、デザインを変更することができるプレスレットだ。近 ー技術 (æ•-==) を利用し、それを実現している。 距離無線通信 ( z o ) と電子ペー プレスレッドを何個も持っことなく、ひとつのプレスレッドの無限の可能性を追求すること ができる。その日のファッションに合わせて自在にデザインを変更できるわけだ。 ちなみに、スマホで撮影した写真をプレスレッドに転送することも可能で、まさにプレスレッ トをプラットフォームにしようとする発想だ。 ードウェアレポリューションによって、今、誰もがウェアラブルデバイスを開発できるほ ど、その敷居は下がってきた。しかし、単純に「ものを作って販売する」という発想だけでは、 継続的なビジネス展開は難しい たとえばグーグルは、検索を無料で提供することで、「顧客を仕入れる , という感覚を持っ ているが、モノのオープンプラットフォームは、参加者を増加させるという意味で、それと同 じであり、これが有料顧客の獲得につながっていく。顧客獲得コストという概念があるが、こ こを下げていく発想からしても、オープン化の思想は広く社会から支持されている。つまり、

8. ビジネスモデル2025 = Business Model 2025

C h 0 pt e 「 1 新・経済バラダイムの出現 いるが、アプリをタップし、地図を現在地に合わせ、目的地を入れるだけでハイヤーが到着す る。運転手が、クルマのドアを丁寧に開け閉めしてくれ、タクシーのようにわざわざ目的地を 伝える必要はない。もちろん、クレジット決済なので、お金を支払う手間もなく、領収書はメー ルで瞬時に送信されてくる。これがまさに取引コストを引き下げている一例だ そして、 3 つ目の要因が及びリアルタイム通信である。機能は、カーナビが普 及しておなじみとなり、また GoogIe マップなどオンライン地図サービスにより、多くの人が 日常的に利用するシステムとなった。また、日々利用していた電子メールよりも、リアルタイ ム性が付加された Line のようなチャット型メッセージングサービスを日常的に利用する人も 劇増した。これらのさらなる進化は時空間的差異をますます小さくしていく。 4 つ目は、モノのインターネットである。調査会社ガートナーは、 2 0 2 0 年にパソコン、 タブレット端末、そしてスマホの台数が 7 3 億台に達するとする一方で、インターネットに接 続されたそれ以外の機器はなんと 2 6 億台にのぼると予想している。 たとえば、ウェアラブルデバイスを利用し、瞬時にマッチングが完了する世界を想像して欲 現在、 Sha 「 ingCitiesNetwork というコミュニティーが、世界の数十の都市において、シェア できるものを Google Map にマッピングする取り組みを行っている。コワーキングスペースや カフェ、フアプラボやハッカースペースなどが登録されているが、今後、この動きの先にある