塗装 - みる会図書館


検索対象: モデルアート 2013年2月号 第862号
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1. モデルアート 2013年2月号 第862号

迷彩塗装手順 ⑥ブルーは青色の迷彩の中央部分にたけ、明度を上けた色を吹 いている。最後に窓と喫水以下の艦底部分を黒色で塗装。この あと艤装工作に移る。 ④グレーがしつかり乾燥してから、最後の迷彩色である青色 ( コ バルトブルーに少量のクリアヒ。ンクと白で明度を上けている ) 以外の部分をマスキングゾルで覆ってから塗装する。 ①サーフェイサーを吹いて下地処理を十分に行ないべースの白 ( ツヤ消し ) を塗ってから、迷彩ハターンを塗装色に影響が出 ないように色鉛筆の青とライトグレーで描いている。 ③迷彩の第 1 色はグレーを塗装した。塗り重ねの基本は明るい 色から暗い ( 濃い ) 色を塗っていくことである。迷彩色の灰色 はグレー FS26440 を使用。 ⑤迷彩塗装終了、しかしレジンキットの場合はそこからがヒヤ ヒヤもの。マスクをはがす時に離型剤の影響が出ると塗料が剥 がれてしまうからた。 ②工アブラシでのポケアシを出すよりも、迷彩の境をハッキリ させなおかっラインをギサギサにすることで迷彩ハターンの見 栄えを良くするため、マスキングゾルでマスクした。 特集 : 中国海軍艦艇 2013 53

2. モデルアート 2013年2月号 第862号

沈旧ー・ △前部煙突舷側には隠れるように 324mm 短魚雷 3 連装発射管か設置されている。その上の甲板には 726-4 型 18 連装デゴイ発射機と対潜ロケット発 射機という重武装。 △ディテールは定かではないが上面のみ黒く塗られ た煙突は、ステルス性を意識した形状になっている。 その前部煙突の後方には、箱型の YJ -83 SSM4 連 装発射筒が 2 基設置されている。 今回は追加工作として、工ッチングバー ツの手摺りを取り付けました ( ライオンロ ア製品を使用 ) 。手摺りの形状や取り付け 位置については憶測なので、雰囲気重視で 数バターンを選んで取り付けています。 工ッチングバーツの取り付け、特に手摺 りなどは、人によって塗装前、塗装後、ま た塗装中など、作業方法が違うようです。 自分は塗装前に取り付けるタイプで、マス キングや塗装には神経を遣いますが、接着 作業をガッチリ行なえるのが利点です。 ・塗装 ます持ち手部分を確保するため、艦底部 分から塗装しました。スクリューは、ブラ ックの上にゴールドのバール塗料を吹き付 け、艦底色には G クレオス M 「 . カラー 68 番モンサレッドに 41 番レッドブラウ ンを少量加えました。 塗装後、艦底部分をマスキングし、工ッ チンク部品にメタルプライマーを吹き付 け、甲板部分を塗装。甲板部は GSI クレ オスガンダムカラー CGIOI 番ファント ムグレーに白を加えて使用しました。 甲板をマスキング後、船体を塗装。キッ トの指定では、 M 「 . カラー 35 番明灰白色 ですが、写真から受けるイメージに比べて 明るい気がしたので、 306 番グレー FS36270 を使用しました。 レーダードームはキット指定は白です が、資料やボックスアートから判断し、船 体色で塗装しています。ただし、模型映え を考えるなら白の方が良かったですね。 ウェザリングは行なわず、スミ入れも必 要最低限に留めました。 デカールは艦番号 1 15 をチョイス、ヘ リ甲板の白線は、デカールとモールドがピ ッタリ合って一安心。 艦船キットもやはり 1 / 350 サイズとな ると、気負ってしまって中々手軽に作れな い・・・そんな人にこそ、何も考えす気軽な気 持ちで作って欲しい ( 笑 ) 。ー風変わった コレクションとしてオススメのキットです △取れやすいスタヒ、ライサーには金属線を 入れて補強しておくと良いたろう。 よ ~ 。それではまた。 特集 : 中国海軍艦艇 2013 43

3. モデルアート 2013年2月号 第862号

9 1 に耐水ペーバーを貼りつけたものがあると 517H - 1 対空レーダーアンテナのバー 便利です。 ツ ( B29 、 (0) は太めで存在感があり ハシゴのモールドは削り取り、全て市販 すぎるので、 O. 3mm 径のプラ棒で作り直し の工ッチングバーツに交換しています。 ました。 2 つのバーツは長さが少し異なる ものが多数あり、これを反映してしまった モールドされているハシゴの中には実艦の ので、自作する場合は注意しましよう。 ようです。 写真で確認出来ないものもあったので、 また、その右舷前方にあるアンテナの 塗料は、船体の塗装には GSI クレオス 部は付け直していません。艦橋の窓はピン バーツ ( C24 ) も 1 /700 の 2 段手摺り の Mr. カラー 306 番グレー FS36270 、 バイスとノミを使って開口しました。その の工ッチングバーツを利用して、手を加え 甲板の塗装には 72 番ミディアムプルーに ままではバーツの厚みがありすぎるので、 ました。 306 番を少量混ぜたもの、艦底色には 裏側からリューターで削り込みました。 ■武装 GX3 ハーマンレッドに 29 番艦底色を混 フェーズドアレイ・レーダーがモールド 主砲は砲塔の旋回、砲身の俯仰が可能で ぜたものを使用しました。また、スクリュー されているバーツは、説明図では A 1 0 、 す。前面にあるラッタルは工ッチングバー にはガイアカラーのスターブライトブラス 1 1 となっていますが、正しくは C 1 0 、 ツに交換しました。 を使用しました。 1 1 なので注意しましよう。 CIWS はトラス状の構造物が工ッチング 船体と甲板の色が違うので、細かい部品 マストのトップにあるアンテナのバーツ バーツで用意されているので交換しました を取り付ける前に塗り分けを行ないました。 (F 1 5 ) は、少し太い気がしたので、 が、幅がやや広めなので、他のバーツとの まず最初にサーフェイサー吹きをして傷の 位置調整が必要です。銃身も O. 6mm 径プラ O. 14mm 厚のプラ材に交換しました。ャー チェックを行ない、その後に甲板色と艦底 ドを支える支柱のバーツは実感に乏しいの 丸棒に換えました。 E37 と F27 、 E38 と 色を塗装し、マスキングして船体色を塗装 で、 O. 3mm 径のプラ棒で作り直しました。 F28 は合わせめが目立つので、削り合わ しました。マスキングには、細切りのテー ャードのバーツ (C2) は、裏側の突き出 せて一体に見えるようにします。台座の プがあると便利です。最後にはみ出した部 しピン跡が目立つので整形しておきます。 バーツ E2 は「 DDG -171 海ロ」にのみ 分をタッチアップして塗り分けは終了です。 使うバーツなので、注意しましよう。 ■仕上げ ・その他の上部構造物 対潜ロケットの台座のバーツ F23 は、 説明書で構造物の一段目の甲板内部につ 塗り分けが終わったら、細かな部品を接 く A 1 3 バーツは、ランナー側では A 1 2 甲板と接する部分に大きな段差が出ている 着し、デカールを貼っていきます。工ッチ と A13 に分かれています。両者に特に違 ので、ヤスリがけをして平面を出しました。 ングバーツのネットを全て接着していると、 いは見当たらないので、区別なく使って大 またロケットを納めた筒のバーツ ( F5 、 ヘリ甲板のデカールを貼りにくいので、 (9) もバーティングラインが目立つので 丈夫だと思われます。 部はデカールを貼った後に取り付けます。 煙突の上部円筒バーツ ( D8 、 (9) は、 整形しました。 デカールはシルバリングを防ぐためにタ ー塗装 完成後に内部のダボ部分が見えてしまい気 ミヤのマークフィットを利用しました。へ キットに付属のカラーガイドでは、船体 になるので、左右貼り合わせ後に削り取り リ甲板のものは面積が広いので、全体に行 ました。バーツ C28 にはロッドアンテナ 側面を 2 色に塗り分けていますが、これは きわたらせるために、デカールを貼ったあ の基部がモールドされているので、 O. 3mm 誤りで 1 色で良いようです。実艦写真では、 とにデザインナイフで突いてからマークフ 光の加減で 2 色に塗り分けたように見える 径の真鍮線でアンテナを再現しました。 ィットを塗りました。 36

4. モデルアート 2013年2月号 第862号

■使用キットはこれ ! TAMKYA MIISUBISIU AGM?b FIGH ーー △着艦フックや折り畳み式翼端が採用された零戦ニー型を再現出来るキット。胴体や主 翼、エンジンカウリングなど機体の大部分が新設計されたバーツで準備され、 2012 年 1 月に発売された五ニ型との差異を再現する。デカールは真珠湾攻撃に参加した「蒼 龍」「赤城」「瑞鶴」各空母搭載の機体計 3 種を収録。発売元はタミヤ ( 谷 054-283- 0003) で、全国模型店で購入出来る。発売中、 1 , 470 円。 △ O. 25mm 径の極細糸ハンダでブレーキバ イプを追加した ( 矢印 ) 。脚柱は M 「 . カラー ■タミヤ 1 / 72 三菱零式艦上戦闘機五ニ型 Ⅱー ER ー 33 番つや消しプラックで塗った。 零戦 52 型も好評発売中です。 ☆第ね 製作 : 関谷政明 ( 本誌 2012 年 3 月号 ( 絶版 ) 掲載 ) 工ンジンカウリング △機首機銃周辺部 ルはラバウル航空隊所属機など 3 種を収録。発売中、 1 , 470 円。 たキット。操縦席周辺や主脚庫内のディテールは秀逸で、零戦ファンを唸らせた。デカー 長さを短縮して翼端を円形にするなどを改良が施された、零戦五ニ型を新設計で再現し △タミヤ 1 / 72 三菱零式艦上戦闘機五ニ型は、集合排気管を単排気管に改め、主翼の し、伸ばしランナーで自作・再現した。 ■塗装 筆者が小学生の時に見た不朽の名作 である映画「トラ・トラ・トラ』の猛 訓練のシーンの印象があまりにも強す きて、過酷な運用にも耐え抜いた機体 をイメージして退色塗装を施した。 サーフェイサー塗布後、 2000 番 の耐水ペーバーで塗装面を整え塗装に 移る。当然ながら説明書ではタミャカ ラーの指定だが、今回は GSI クレオ スの M 「 . カラーの近似色や筆者のイ メージする色に置き換え塗装をした。 機体の塗装は、基本色の M 「 . カラー 128 番灰緑色に 62 番つや消しホワ イトや 13 番ニュートラルグレーを加 え、明度を上げ下げした塗料を動翼や バネル、奥まった部分などに工アブラ シで塗装した後、基本色を薄く重ね吹 きし調子を整える方法をとった。 1 色 塗装する毎にマスキングする手間はか かるが、変化に乏しい単色塗装機にメ リハリを付ける方法としてお勧めだ。 その後カウリングを含め、タミヤ工 ナメルカラー XF24 番ダークグレイ でウォッシング。デカールを貼り、 晩経ってからデカール部分にエナメル カラーでスミ入れを行なう。日の丸に かかる部分は、 XF9 番ハルレッドを 使用してスミ入れした。 塗装の剥がれ表現はキラキラ感を抑 えるため、基本色とシルバーを混ぜた 色で塗り、動翼のリプには薄めに溶い たタミヤエナメルカラーの XF2 番フ ラットホワイトを塗り重ね、ディテー ルを強調した。 MITSUBISHI A6M2b ZERO FIGHTER (ZEKE)

5. モデルアート 2013年2月号 第862号

フェンダーの ステップモール表 面の凸モールド部 は、 M 「 . カラー 8 番 シルバーでドライ ブラシの要領で塗 装した。 分割の多いボディを美しいラインに仕上げるには ? 加工前 加工後 △ホイールとタイヤが一体成型なのは残念 だ。塗装の境目がクッキリ出せるよう、ホ ィールリムの外周に、スジボリ堂の 0.2mm の BMC タガネでスジ彫りを追加した。 ①外装バーツはシャシーと合わせを確 認しながら接着していく。フードとグ リルの合わせ確認もお忘れなく。実車 はドア下のバネルに継き目はない。塗 装前に接着し、バテ埋めしておこう。 ②キャビンはここまで一体化してから 塗装する。サイドシルの黒い部分はマ スキングして塗り分けた。 3 外装バーツは組み立てに支障のない範囲で、なるべく一体化してから塗装しよう。 ・シャシーにキャビンと前後フェンダーを取り付けた状態。フロントフェンダーの取 り付け位置は分かりにくいが、ラダーフレームに位置を示す凹凸があるので、塗装前 の仮組みの時にしつかり確認しておこう。 あるにはあった、メルセデス・べンツ G4 のプラキット ( 文 : 編集部 ) MERCEDES-BENZ を , ルセデスペ ) ツ G4 ロー 0 0 TyPG4/W51S. . PKW サイドシル △外装の小さなバーツは切り出してゲート 処理をしてから、ランナーに仮接着した状 態で塗る。ドアハンドルなどは M 「 . カラーの SM08 メッキシルバー NEXT で塗装した。 写真提供 : ハセカワ ハセガワ 1 / 72 メルセデ スペンツ G4 型は、 1976 年初版。外形も細部もそれ なりの出来だが、何しろ手 軽だ ! ( 発売中、 945 円 ) 。 東京マルイのレ 35 メルセデスペンツ G4 は、 1973 年に登場したもの。モーター ライズキットで時代相応の出来だが、モーターはちゃんとエンジンルームに収まる構 造だ。バッケージに総統が描かれているのは、時代の大らかさ故か ( 絶版 ) 。 連載 : このキットが面白い ! 協力 : モノマーク

6. モデルアート 2013年2月号 第862号

△射程 150km 以上の Y 」 -83 対艦ミサイルは、 箱型のキャニスターに納められ艦橋後部に 設置されている。 △ステルス効果を上けるため Yu , 7 短魚電 ~ 発射管は船体内に装備され、発射時にシャ ッターか開けられる。ここは閉状態が宅← ルドで再現されている。 WZ-9 攻撃へリコプター △ CIWS は追尾用レーダーと光学照準器を △艦載ヘリは Z-9 型で、 3 機付属し 3 タイ △ I 型との相違点である VLS 発射機。 装備した新規開発の 730 型 30mm を再現し プを再現出来る。脚柱は強度を出すためヒ。 HHQ-16 短 SAM 用に、前マストのレーダー アノ線に変更している。 ている。 も 3 次元のフレガード MAE -5 になった。 ています。 ました。 E45 の対潜水艦ロケット発射機の後部 ■艦載ヘリ ■塗装 には点火用の配線を真鍮線で追加してみま ドーファンもどきを 3 種類作成しまし 塗装には水性塗料を使用しています。カ た。救難型、対潜型、重武装型の 3 種です ラー写真の入手が可能ですが、見比べると マストトップのレーダーも工ッチングバー が、キッチリ違いが再現されています。脚 光の関係か ? 様々な色調に見えます。 ツを活用することでワンランクアップしま が貧弱なので補強のためピアノ線で脚柱を 船体色は GSI クレオスの水性ホビーカ す。レーダーは取り付け角度が傾いています 作り O. 75mm 径プラ棒の輪切りでタイヤを ラー 61 番明灰白色をベースに 82 番軍艦 ので、実艦写真を参考に角度を調整します。 色 (I) と 11 番つや消しホワイトを加え 作りました。 レドームは白と船体色のものがあります キットは透明樹脂で成型されているの て調合しています。甲板色は 83 番軍艦色 ので写真を参考に塗装をしてください。最後 で、塗装が透けやすいので注意が必要です。 ( 2 ) をベースに 81 番軍艦色 ( 1 ) と 42 に手摺り、ヘリ用のネットを取り付けます。 航空機と違って窓を塗り残しても透明感も 番ブルーグレーで調合しました。 これで完成ですが、完成した姿と写真を なくなります。窓の塗り分けもキッチリマ 艦底色は不明なので通常の赤と判断し、 見比べると艦橋上部やヘリ格納庫上部がか スクするのが困難なので、黒のカッティン 通常使用している調合済のビンから使用し なりアッサリとしたものになっています。 グシートを切り出し貼ってみました。 ています。このカラーは 23 番シャインレ 写真を参考にアンテナをピアノ線や真鍮バ ・最後に ッドと 33 番あずき色をベースに 13 番つ イプで製作し追加しています。また、用途 中国語が全く分からないので艦名も発音 や消しレッドと 17 番ココアブラウン ( 艦 不明の装備品などもプラ材から製作して取 が解らす調べたところ、「舟山」の発音は・・ゾ 底色 ) で調合しています。 り付けました。 ウシャン ( もしくはジョウシャン ) " と読 スクリューのゴールドはガンダムマー このキットには艦首の錨用のチェーンは カーのガンダムゴールドを筆に取り塗装し むらしいです。 手芸店で購入した極小チェーンを取り付け 48 Z-9C 対潜ヘリコプター

7. モデルアート 2013年2月号 第862号

△艦橋の窓にはワイハーがモールドされて △艦首の AK -630 30mmYj トリンク砲の砲 △迷彩は中央船体の下部にまで回り込んで いるので、窓を塗る際に綺麗に塗り分ける塔ハーツはメタル特性の荒れか見られたの いるようたが、そこまでの資料はないので と模型が引き立つ。 で、下地処理は丁寧に行なおう。 ハターンを踏襲して再現した。 △船体後部の角形の構造物、この中にミサ △メインマスト、サーチライトはマスキング △フルハルであることの証明である、ウ イルが搭載されているが、実態はよく分か する関係上、迷彩塗装後に取り付けた。艦橋 ォータージェットの排出口。手摺りは 1 っていない。 後部両舷にはアンテナを真鍮線で再現した。 / 450 スケールのものをあえて使用した。 ・組み立て かも眉唾です・・・。さらに迷彩バターンは艇 前述したとおり、シンプルなバーツ構成 番号ことに全く異なり、個体差というレベ のため、キットの組み立ては簡単です。船 ルを超えています。とても単調なものから、 体を構成するバーツ 3 つを瞬間接着剤で接 複雑で細かいものまで確認出来ます。 着後、合わせめ消しを行なえば完了です。 本キットに付属のデカールは「 221 1 」 この時、バーツの合わせめにはレジンの と「 2208 」の 2 タイプが付属しています 本体がレジン、細部バーツがメタル製のキ ットで限定品。ピットロード 1 / 350 中国 収縮による隙間がかなりありますので、ポ が、今回は最も資料写真が多い ( とは言っ 海軍ミサイル艇ウェープビアサー型。 リエステルバテなどで埋めます。ホワイト てもホンの数枚ですが・・・ ) 艇番号「 2208 」 6 , 800 円。問合先 : ピットロード谷 045- メタルのバーツにはこの素材特有の " 荒れ " を製作。迷彩バターンもこの「 2208 」で 865-2460 。 が表面にあるので、表面を磨いて凸凹を消 描くことにしました。 ますは「フラットホワイト」 ( なぜこの段 していきます。 はならない」という印象は確信に変わりま ■迷彩 階で " つや消し " なのかは後述 ) を全体に す。そこで迷彩バターンにアレンジを加え さて、問題は迷彩塗装です。このウェー 塗布した後、水彩色鉛筆のライトグレーと ることにしました。 ブピアシング型ミサイル艇の最大の特徴 青で迷彩バターンを薄く描きます。しかし 工アブラシによる " ポケアシ " を付けた が、白・グレー・青による迷彩塗装です。 ・・・です。資料写真を見たときから「カッコ 迷彩でも全体の印象は変わらないので、迷 この迷彩バターンと使用色は他に類がない 悪い迷彩・・・」という印象を持っていました 彩のラインをギザギザにし " 世界地図の海 バターンで、兵器というよりも遊園地の乗 が、実際に模型の完成がイメージ出来る段 と陸 " のような境目を作ることにしました。 り物や湖などでのスワンボートのような印 階になると「このキッチリした塗り分けの この塗装の際に力を発揮するのは「マスキ 象を与えています。迷彩効果が本当にある 迷彩バターンをコピーしても、絶対に良く ングゾル」です。しかしグロス塗装をした 特集 : 中国海軍艦艇 2013 51 1 / 350 スケールとはいえ、全長 43m で模型藝 超高速航行を可能にするため、下部船体を特 では僅か 12cm 程度しかない。そしてこれで に細長くした船型 ( 波浪貫通型双胴船 : ウェー もフルハルキットなのである。 ブヒ。アシング ) が良く分かる正面のカット。 ッノ 08 2 冫い

8. モデルアート 2013年2月号 第862号

くマストの手摺りはす べて純正の工ッチング ノヾーツを使用。 くキット付属 - ンチン ーツの給排気用の 第 = 芹ルーハーの取り付け指 示は、カラー塗装図に 瞬間接着剤液体タイプで付けます。この時 にゼリー状の瞬間接着剤ですとメッシュ部 になじまず玉状になって、塗装すると目立 ちますので注意しましよう。 ■甲板 甲板の工作は塗装のこともあり、工作と 接着は塗装後にします。エレベーターセク ションを組み立て、甲板に取り付け塗装に 備えます。 ■注意箇所 ! 最終段階で甲板に艦橋を接着する時に 甲板内側部と艦橋に隙間が生じてしまいバ テを注入して修整しました。甲板の裏にた るみ防止の桁状のものを接着することを勧 めします。甲板を船体に接着する前に、艦 橋部を仮付けし調整をしておくと良いでし よう。桁材にはアルミの L 型アングルを使 用し、接着は両面テープと瞬間接着剤で行 ないました。 ■艦橋部 艦橋部の組み立ては説明書どおりに進め ていきますが、後ろにある煙突の上部のみ 黒く塗装するので別に組み立てておき、塗 装後に接着するようにしました。煙突上部 に着く口ッドアンテナは、先細い形に耐水 1 2 ペーバー上で折れないよう気を付けて指で 転がし細くしています。 艦橋窓は作例では工ッチングバーツに交 換しました。キットには窓自体の透明バー ツが用意されています。これは塗装後での 接着は出来ないので、艦橋塗装をする際「 は事前のマスク作業が必要です。 ■船体塗装 先ずフリーハンドで喫水線の黒いライン をツヤ消し黒で塗装。 3mm 幅のマスキング テープで、カラー塗装図を見ながら慎重に 位置決めし貼ります。キットにはガイドと なるモールドがないので艦尾の辺りは特に 慎重に貼ります。指定力ラー GSI クレオ ス M 「 . カラー 29 番艦底色で塗装、マスク して舷側を軍艦色で塗装します。 ーヘリコプターの製作 ヘリは透明バーツで成型されているた め、無色透明の窓のみマスクをして塗装と しました。一般的ではないのですが、ひと っすっ現物合わせでマスクを製作するのも 大変なので、透明バーツのヘリの半分バー ツをスキャニングして、イラスト制作ソフ トにて窓をトレースし、カッティングマシ ンにてマスクを製作し、あらかじめバーツ の接着を済ませた状態でヘリに貼り付けま す。そして濃いめの色である軍艦色で下地 替えます。ローター る状態とを工ッチン ローターは折り畳 ので少し機体色は濃、めにしています。 色ですが、下面色と 色を塗りました。キ 塗装し、その後下面 少し曲げると実機 バーツで製作し取り だ状態と展開してい 色の差が分からない トの指示では明灰白 の白を塗装し、機体 製作を始める前から考えていました。 思い、塗装で少しアクセントを付けたいと 塗装した場合に面白みのない感じになると 左右舷側のため、あっさり軍艦色 1 色で 「ひゆうが」は広い甲板にスッキリした ・甲板塗装 ( ブラック ) を流して完成です。 り、最後にタミヤのスミ入れ塗料 装しました。次にデカールを貼 モーク色で操縦席上、足下を塗 が終わったら、エナル塗料のス の感じが出ると思います。大まかな塗装

9. モデルアート 2013年2月号 第862号

・使用キットはこれ ! △くり貫いた穴に船体をはめ、船体の周囲 △べース上の、船体の周囲の粘土が乾いた △各船の位置を決め、 lcm 厚の発砲スチ に石粉粘土を塗っていきます。船体と発砲 ら、同じ粘土で作った海面のテクスチュア ロールの板に船体の形状をトレースしてい スチロールの間も粘土で埋めます。 を付けていきます。 きます。形状を基にくり貫きます。 △粘土の乾燥後、船体を外したら、シーブ △基本の色を塗ったら、工アブラシで白を塗り、 ルーをベースに作った色で海面を塗りま 波を表現します。このあと、エナメル塗料のクリ アーを塗りツヤを出します。 す。塗装の途中で色が不足しないよう注意。 海面 ( 地面 ) と枠の際の調整が出来る からです。 さて、粘土が乾燥したら船体をはず し、表面に付いた粘土を耐水ペーバー で落として船を完成させます。海面の 色は、タミヤアクリルカラーの XF17 シーブルーをベースに調色し大量に準 備し、筆で塗ります。工アブラシで白 を吹いて波模様を描き、タミヤエナメ ル塗料の X22 クリャー ( ツヤあり ) を筆塗りしてツヤを出します。最後に 船体を発泡スチロール用のクリアー接 着剤で固定して完成です。 物 l•. 婦 i つがる遏円第一 05 さおう △ PL -61 「はてるま」 PL-64 「もとぶ」のべースはピットロー △作例で製作した PLH -02 「つがる」の製作で使用した、ビ ットロード 1 / 700 海上保安庁巡視船 PLH-05 ざおう。「ざ ド 1 /700 海上保安庁巡視船 PL-61 はてるま ( 不審船付 ) 。 同型艦「よなくに」「くにがみ」のデカールも付属する。ジオラ おう」はじめ「つがる」などっがる型巡視船 4 隻を再現出来る マに登場した不審船も付属。発売元はピットロード ( 谷 044- デカールが付属。売元はピットロード ( 谷 044-865-2460 ) 865-2460 ) で全国模型店で購入可能。発売中、 2 , 310 円。 で全国模型店で購入可能。発売中、 2 , 3 1 0 円。 0 航跡・海面の再現にチャレンジ ! ! 石粉粘土で航跡や海面を表現する方法を紹介します。 波の表現に使った GSI クレオスの M 「 . クレイ ( 軽量石粉粘土 )

10. モデルアート 2013年2月号 第862号

イト 資料で集めた写真と毎日にらめっこ、たど り着いた塗装は甲板に塗ってある滑り止めの 表現を、塗装にて再現することにしました 私はまだ実艦には乗ったことがないので雑誌 掲載写真に写った感じで塗装をしましたの で、実際に見学された方とは違う見方である ことを御了承ください。製作する時には各自 で色々と楽しんでみましよう ! 甲板に艦首から艦尾まで数本のラインが 通っているように見えます。写真の撮影され た角度で見えるものですが、これを表現する ために全体塗装後、写真を見ながらだいたい の所へ O. 5mm 幅テープでマスクを貼っていき ます。ラインとなるニュートラルグレーよ り、少し濃い色で甲板を塗装してラインを再 現します。このラインは滑り止めの塗装で生 じる何かのラインでしようか ? 等間隔では ないようですので目見当で貼りました。マス クが貼れたら甲板色を塗装し、白ラインのデ カールを貼り付けました。 そして今回 1 番悩んだのが係止フック で、これを塗装で表現したいと思っていま したが、モールドが浅くスミ入れしても巧 く入りませんでした。そこで思いついたの 14 MCH -101 掃海へリコプタ キットにはクリアハーツでヘリコ プターが 4 機種各 1 機が付いてお り、自由に配置して楽しめる。 右は別売工ッチングパーツにある 格納した状態のローターを組んで、 降下した状態のエレベーター内部 に収めることか出来る。ヘリは SH-60K 哨戒ヘリコプター マスキングするには小さいので、黒いフィル 車体前後のジャッキ部を黒に塗装。運転席は は白に塗装し、タイヤ部分とクレーン車では クレーン車、牽引車は黄色、救難作業車 えするでしよう。 真を見て細かく塗り分けするだけでも見映 魚雷運搬台車等の車輌も、用意した資料写 クレーン車、救難作業車、牽引車、模擬 ■甲板車輌の製作 模型的にはこれでも良いでしよう。 ではなく白っぽい箇所もあるようですが、 良い効果が出たと思います。実艦は黒だけ 外面白く、 1 時間も掛からず出来ました。 が遠くなりそうな作業と思ったのですが案 部を根気よく点を打つ方法です。当初、気 レ用 / 極細のマーカーベンでモールドの凹 が、 G クレオスガンダムカラースミイ ( 」 OJ 求ヘリコプター SH -60K 哨戒ヘリコプター ムを切り出して貼り付けて、ガラスの表現と しています。 最後に救難作業車に赤ラインのデカール を貼り、タミャカラーエナメル塗料にてス ミ入れし、完成です。 ・あとがき 久しぶりの護衛艦の製作です。若き 20 代のころ憧れの従兄弟の海上自衛官の話を 聞き、入隊したいと思った昔を思い出しま した。その従兄弟も定年退職、今回の作例 にあたり、色々と話を聞いて製作させてい ただきました。現場でないと分からないこ とも沢山あり、勉強になりました。ありが とうこざいました。 ・参考資料 イカロス出版刊シリーズ世界の名艦 「「ひゆうカリ型護衛艦モデリングガイド」