学力 - みる会図書館


検索対象: 本当によい教育を実現するための覚書
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1. 本当によい教育を実現するための覚書

第 2 部学童保育の問題点 子供には、大人から見てレベルが低いものが良いものだと信じきっている。ここに傲慢があります。要 は何も考えていないのです。大人が良いと思うものが子供に分かるわけがないと、まるで子供のような ピュアな心でそう思っている。これが教育現場の問題の多くに関わっていると思います。普通に考えて、 大人が見ても面白いと思うものを、自信を持って子供に与えるべきなのではないでしようか。大人がそ れだけの自信が持てていないのです。こういう大人に教育をされた子供は、本当にかわいそうです。 このような経験の中で、ここには公益性も生産性も社会的価値も何もないと判断しました。そこには ただ、理想主義的な間違った教育思想に酔っている大人がいるだけでした。そして子供たちに学力を向 上させよう、人間的に成長させようという意思のある大人はいませんでした。反面教師的な、このまま ではいけないという危機感を持っという学びは十分に得たので、 2 ヶ月で辞めました。ちなみにこうい う職場で僕のようなアラサー男子は珍しいです。当然ですが薄給のアルバイトですから、普通はこんな ところで働きません。施設長と正規職員の若い男女 ( 薄給 ) が一人ずつ、あとは子育てを終えた世代の パートのオバチャンです。しかし、このパートの人たちがある意味最も厄介な存在でした。詳細は省き ますが、当然のことながら全てにおいて価値観、見ている世界があまりにも違うので、話が通じません。 血液型による相性や占い、スピリチュアルの話を全力で聞かされても困ります。自分たちの価値観と合 わないという理由で「施設長が頼りない」と陰口を一一一一口うし、当然ですがネットの世界のことなど何も知 らない、スマホはゲームだという認識しかない。本も読まない ( 読めない ) 。それでいて自分は子育て を経験しているということでマウンティングだけは立派なのです。老害という一一 = ロ葉が現実味を帯びた経 験でした。僕も異質な人間としてずいぶん迫害されました。まあそれはいいでしよう。世の中にはやは り同僚として関わってはいけない属性の人がいるということも学びました。

2. 本当によい教育を実現するための覚書

第 3 部個別指導塾の問題点 して扱い始めると本質が忘れ去られておかしなことになる。病院で患者を「〇〇様」と呼ぶように変え たら、クレームが増えて現場が崩壊してしまった。もし「金を払っているんだから理解させてみろ」と いう態度の子供がいたら、そこに学びが成立するはずがありません。 「教育」「学習」なんてものは本来、最低限のテキストやノート、筆記用具さえあればほとんどお金 のかからないものです ( 専門教育は逆にテキストにお金がかかります。勉強は贅沢だからです ) 。そし て「無駄が多く」「効率が悪く」「時間がかかる」ものです。教育者は、自発的に学習をする生徒の手助 けでしかない、というのが本来あるべき姿です。となれば、本当に意識の高い大人が目の届く範囲で教 育を施す、というのが現実的なほぼ限界だと思います。よほど信頼できる相棒や部下がいれば、第二の 教室を任せるということも出来るかもしれません。しかし全国展開というのはあまりにも無謀すぎる。 そもそも一コマ受講するたびに料金が加算していくということ自体がおかしい。もちろんそれが普通 3 の学習塾だということは分かります。しかし学習は本来、自発的なもので、特にわからない部分があれ ばそれに対して解説してくれる大人が周りにいればそれでいいのではないでしようか。その点において、 学童保育のような環境は理想的です。だから月額のシステムでいいのではないかと思います。ただしそ の受け入れ数や売上には限界があるでしよう。だからもしそのような環境があるならば、誰も彼も人塾 させるのではなく、学ぶ意識のある人だけが入ってくる、規模の小さなものが考えられます。 個別指導塾だけでなく子供のこともずいぶん悪く書いてしまいましたが、前述したような学力的にも 人間的にも救いようのない子供はもちろん一部で、真面目に塾にやってきて勉強に向き合っている子も たくさんいます。そういう子たちにもっと教えるべきことがあるんじゃないか。将来について、勉強と の向き合い方について、世界の多様さについて。基礎が抜け落ちているのなら、いったん目の前の定期

3. 本当によい教育を実現するための覚書

参考文献一覧 齋藤孝「学問のすすめ現代語訳」 齋藤孝「語彙カこそが教養である」 齋藤孝「人はなぜ学ばなければならないのか」 斎藤環「ヤンキー化する日本」 ☆坂口恭平「独立国家のつくりかた」 坂倉昇平「絽とプラック企業」 桜雪「地下アイドルが 1 年で東大生になれた ! 合格する技術」 佐々木正人「アフォーダンス入門ー知性はどこに生まれるのか」 指原莉乃「逆転カ—ピンチを待て—」 定松勝幸「こんなふうに教わりたかった ! 高校数学教室」 さやわか「僕たちとアイドルの時代」 さやわか「文学の読み方」 澤ロ俊之「幼児教育と脳」 澤ロ俊之「「学力」と「社会力」を伸ばす脳教育」 清水義範「目からウロコの教育を考えるヒント」 清水義範「今どきの教育を考えるヒント」 清水義範「幸せになる力」 城島明彦「吉田松陰『留魂録』」 ジョン・ケイ「想定外」 ジョン・テイラー・ガット「バカをつくる学校」 菅なな子「アイドル受験戦記絽をやめた私が数学点から偏差値の国立大学に入るまで」 杉山奈津子「偏差値四からなぜ東大に合格できたのか」 鈴木孝夫「ことばと文化」 須藤凛々花「人生を危険にさらせ ! 」 税所篤快「「最高の授業」を、世界の果てまで届けよう」 施光恒「英語化は愚民化日本の国力が地に落ちる」 副島隆彦「お金で騙される人、騙されない人」 高木幹夫十日能研「予習という病」 高坂勝「減速して自由に生きる一ダウンシフターズ」 高橋みなみ「リーダー論」 高濱正伸「わが子を「メシが食える大人」に育てる」 高濱正伸「本当に頭がいい子の育て方」 瀧本哲史「僕は君たちに武器を配りたい」 116

4. 本当によい教育を実現するための覚書

第 8 部やりたいこと ・図書館として、読書を超絶推奨 ( 1 冊読むごとに 200 円 ! ) 何をおいても読書を最重要視します。なぜなら児童・生徒にとって、読書以上に効率が良く、有益な 学びはないからです。最低限の読書をせずに、まともな学びはないと断言してもいいでしよう。孔子は 『論語』の中でこんなことを語っています。 「私は一晩中眠らずに考え続けたことがあった。それはほとんど無駄だった。やはり、書を読んだり、 自の言を聞いたりするほうがよい」 深い理解のない勉強のための勉強、入試を突破するためだけの勉強をする暇があったら、読書をしろ と言いたいです。特に小学校レベルの勉強なんて少しできる子だったらあまりにも簡単すぎる内容なの で、宿題なんか一切無視で読書をしたほうが倍良い。そのために僕が厳選した数々の本がいつで も読める状態であり、つまりそこは図書館なのです。図鑑や絵本、漫画なども良質なものを取り揃える 予定です。児童文学なんかも良いですね。こちらは幻時間眠らない図書館として、一般にも開放します。 さらに塾生は、指定されたものの中のタイトルであれば、 1 冊読むたびに 200 円の報酬が与えられ ます。これは少し変な感じがするかもしれませんが、中室牧子氏の著書『「学力、の経済学』から着想 を得たものです。勉強をさせるために報酬を与えるというのはいかがなものかという考え方はあると思 います。僕自身もそう思っていました。つまり勉強のモチベーションは内発的なものであるべきで、報 酬で釣るのは邪道であろうと。しかしこのような「目の前ににんじん作戦、は、その報酬の提示の仕方 によって、良くも悪くも作用するというのです。 ここで紹介されているのは次のような話です。本を読む、宿題を終えるなどのインブットに対して報 6 8

5. 本当によい教育を実現するための覚書

第 7 部私塾を作りたい一メンターの紹介ー であったことがわかるでしよう。ものすごい執念を感じます。それはこんな歌が示しています。「かく すればかくなるものと知りながら已むに已まれぬ大和魂」というものです。こんなことをすればこう なる ( 大変なことになる ) と分かっていても、やらずにはいられないことがある、と言ったようなこと を歌ったものです。やらずにはいられないという思いから何かをやってしまう。本当の信念を持った人 間を体現するような内容です。 松陰は地元の萩に戻ると、松下村塾で教えるようになります。塾生の年齢を隔てなく接し、一方的に 教えるだけでなく塾生とともに学んだそうです。その教育的思想は現代でも通用するもので、松陰語録 などをまとめた本は根強い人気があります。それらの中からいくつかを紹介します。 人をやる気にさせる五つの教育術 一、隠れた才能を発掘し、長所を伸ばすようにする。 一、頑張ったら褒めて自信をつけさせ、やる気を引き出す。 一、失敗しても、次につながるアドバイスをし、勇気を出させる。 一、個性を大切にし、本人に向いた教材をあてがい、個別教育をする。 一、ライバルを設定し、互いに切磋琢磨させる。 松陰語録が教える「勉強のコツ」 〇学問は、自分の得手不得手をしつかり見極めて工夫せよ 〇頭の良し悪しに関係なく、誰にだって一つや二つの才能があるものだ。全力を傾けて努力すればそ の才能が開花し、大成できるはずだ。人をやる気にさせ、隠れた才能を大きく伸ばす秘訣はこれに尽き る 0 6

6. 本当によい教育を実現するための覚書

第 8 部やりたいこと 酬を与えた場合と、学力テストや通知表の成績が上がったなどのアウトブットに対して報酬を与えた場 合を比較した結果、学力テストの結果が良くなったのは前者であった。その中でも特に「本を読むごと にご褒美を与えられた子どもたちの学力の上昇は顕著だった」というのです。その理由は、動機が何で あれ実際にインブット ( 読書 ) の行動を起こしているからです。一方「テストの点が上がったら」とい う条件を与えられても、結局何をすればいいのかわからず、具体的な行動に結びつかないからなのだそ うです。 これを読んで僕はものすごく納得しました。確かに想像できる話です。始めはおこづかい目当てだっ たとしても、本を読んだら感銘を受けたり、読書に対する抵抗がなくなっていくのではないかと思うか らです。それで結果的に読書好きになったら万々歳ではありませんか。子供には「お小遣いまでもらえ てラッキーくらいに思ってもらえれま、 ーしい。だいたい本好きな人でも、最初に本を読むようになった 動機は「本を読めちゃう自分カッコイイ」だったりするものです。当然僕もそうでした。それでいいと 思うのです。 ただし、報酬を与えるからには最低限のチェックをします。本を読んだという実績は自己申告で、例 えば「どんな内容だったか要約」「読んで感じたこと」などを対面で喋ってもらうか ( 要約し、再現す ることが深い理解につながります ) 、希望であれば読書感想文でも良いでしよう ( ちなみに作文指導も 可能です。小論文対策もバッチリだね ! ) 。 本の読み方にも人によってその質に差が出ます。超がつくような読書家 ( 成毛眞、小飼弾レベル ) で もない人が、速読を勧めていたらマュッパものです。だいたいそれは読んだ本の冊数を自慢する人です し、そういう人は典型的な中身の薄い人間ではありませんか。人は本を読んでいるつもりでも、驚くほ ど読めていないものです。やはり本当にその内容を血肉化する、あるいは著者と対話するというレベル 8

7. 本当によい教育を実現するための覚書

第 4 部予備校の問題点 は個人の能力ややる気にもよるのでしようが、理由の一つとして授業がエンタティンメントとして優れ ているからなのだそうです。つまりショーとして面白い。高揚させられる。だから満足感がある。しか し結局は本人の地道な努力が必要であり、それがなければ肝心の学力向上には結びつかないというので す。このときにむしろ、勉強した気分になるのはマイナスに作用します。これはなんとなくわかる話で す。僕なんかもし林修先生の授業を聞いたら、興奮しつばなしになる予感がします。他にも、個々人の レベルに合った講義を提案せずに、難易度が合わないためにいくら授業を聞いても理解できなかったり、 基礎と応用の内容を同時並行でやったりと、とても効率が悪いことなども指摘されています。集団授業 や、カリキュラムがきっちり決められた環境では、起こりうる事態でしよう。 そして著者は、自分に対してとても熱心にアドバイスしてくれて全幅の信頼を寄せていた担任の講師 が、予備校を出た後に実は売り上げトップのセールスマンだったと知って愕然としたと言います。その 信頼していた講師に言われるがままにいろんな講座を取ってきたら、実はただの凄腕セールスマンだっ たとなれば、これは確かに強烈でしよう。自分は金儲けに利用されただけじゃないのか。これも教育と 売り上げ至上主義の相性の悪さの例ではないでしようか。 ■予備校に行く前にやるべきことがある そしてこの本は予備校の悪口を延々言っているだけではありません。学習のあるべき方法として「学 習の三段階」というものを提唱していて、詳細は省きますがこれが極めて基本に立ち返った、誠実な、 説得力のあるものになっています。簡単に言うと基礎をしつかり固めることがまず大前提 ( 基本的な英 単語、漢字が書けない時点でダメだろ ! というレベル ) で、人は忘れる生き物だからすぐに復習するこ とが大事、という内容です。当たり前すぎる話なのですが、現在個別指導塾で働いている僕にとっては 4

8. 本当によい教育を実現するための覚書

本当によい教育を実現するための覚書はじめに ます。教員の道を目指すのか、全く別の道に進むのか。もし教員というものが将来の明確な目標である ならば、ここでやることは一つです。自分の住んでいる都道府県の教育委員会に講師登録をし、常勤な いしは非常勤の講師となること。そして学校の先生として働きながら次の年の教員採用試験を受ける、 ということをするだけです。よほど人格的に問題がなければ、教師としての人生を始めることができま す。 しかし僕はそれをしなかった。それはつまり、少なくともその時点では学校の先生になりたくなかっ たということを意味しています。今考えれば、僕は教員採用試験に「受かったらどうしよう」「くれぐ れも受かってくれるなよ」という気持ちで臨んでいたように思います。そんな甘い考えの人間が、教員 採用試験に受かるはずがありません。まかり間違って合格などしようものなら、 1 年と持たずに逃げ出 すに決まっています。その甘さを見抜いた岐阜県教育委員会は大したものだと言わざるを得ません。 ■ダメ人間への道まっしぐら さて、全く別の道を進むことを決意したわけですが、その別の道とは「お笑い芸人になる」と宣言し て就職もせずに上京するというものでした。イヤな予感しかしません。ダメ人間〈の道まっしぐらです。 これも今考えれば分かるのですが、モラトリアムを延長したかっただけです。お笑い芸人 ( の道は 2 年 ほどで挫折しました ( うち 1 年は養成所 ) 。しかしここで学びがなかったわけではありません。そこで 強烈に学んだことは、芸能界というものは「強い意志 ( Ⅱ努力 ) 」と「才能」が必要な世界であるとい うこと。何を当たり前のことをと思われるかもしれませんが、これは僕の中に体験を伴った大きな思想 形成につながっていきます。そしてまた、自分がかってお笑い芸人に憧れを抱いていたという気持ちは ほろ苦くも大切な思い出であり、今でもお笑いが好きで、挫折した経験があるからこそ現役のお笑い芸 人に対するリスペクトは人一倍持っているつもりです。これについてはまた別の機会に詳しく書くこと 4

9. 本当によい教育を実現するための覚書

第 3 部個別指導塾の問題点 0 第 3 部個別指導塾の問題点 次に始めたのが個別指導塾でした。生徒 2 人に対して講師が 1 人で、教科書に沿ったテキストを使っ て問題を解かせ、丸付けをし、適宜解説を加えていくというものです。平日であれば 16 時くらいから 授業が始まり、 1 コマ間分分程度の授業が 4 コマ程度、夏期講習・冬期講習やテスト前の休日で あれば昼から夜まで 5S6 コマ程度あるのが一般的です。 塾やその地域にもよりますが、通っている子供の学力レベルは平均的かそれ以下で、講師側に求めら れる学力レベルは大したものではないという印象です。当然といえば当然ですが、傾向として公立校に 通う子供より私立校に通う子供の方が学力が高く ( 意識が高い ) 、やっている内容も格段にレベルが高 いです。とはいえ数学にしろ英語にしろ、普通の大学受験を経験した人 ( 大学生以上 ) であれば、問題 ないでしよう。 ( 高校生 ( の指導を除けば ) これは誰でもできる仕事だといっても差し支えないと思い ます。講師の大半が大学生のバイトであるということも納得できます。だからこそ未経験の僕でも始め ることができました。 もちろん子供にとっての事情はそれぞれで、私立中学受験を目指す小学生もいれば、少しでも苦手な 分野をなくしたいと意識高く勉強に取り組むものもいれば、友達とつるんで遊び感覚で来ているものも いれば、勉強に全く興味がないのに親に無理やり来させられているものもいれば、学習障害そのもので 手が付けられない ( 全く学習効果がない ) といった子もいます。そして同様に講師のほうでも、一流大 学に通いながら全学年・全科目に対応できる「何でこの塾でやってるの ? 」と言いたくなるようなエキ スパートもいれば、定年間近のおじいちゃんもいれば、大学卒業後数年経っているのにバイト扱いの講

10. 本当によい教育を実現するための覚書

第 8 部やりたいこと 思えば僕は昔、パズル雑誌で「ナンクロ」というパズルにハマりました。マス目に数字が書いてあっ て、同じ数字のマスには同じ言葉が入る。そして意味のある言葉を完成させていく。カナのものや漢字 のもの、いろいろありました。これでだいぶ言葉を覚えたと思います。何しろ言葉を知らないと解けな いのですから。そしてつい先日、宮本哲也『伝説の算数教室の授業』の中で紹介されていた「計算プロ ック」というパズルにハマりました。これはものすごくエキサイティングです。「足し算」「掛け算」「四 ージョンは鬼の所業です。でもこれが頑張れば解ける 則何でもあり」で難易度が違うのが良い。四則バ という絶妙な難易度なのです。良い年こいた大人なのに、深夜のファミレスで 3 時間も没頭してしまい ました。これはぜひ子供にやらせたいですね。「面積迷路」も面白いです。パズルが子どもの学力向上 に最も適していると考えて、パズル職人として活動している東田大志氏は『パズル学入門』『京大・東 田式日本語向上パズル』などの著書でパズル普及に努めています。これらもいい教材になると思いま す。 歳以上の子どもが対象になるようなロールプレイングゲームなどの複雑なゲームは、子どものスト レス発散につながり、創造性や忍耐力を培うのにむしろよい影響があるという研究結果があるそうです ( 『「学力」の経済学』 ) 。歳以上というのはさすがに高度なレベルのものだと思うのですが、僕個人と してはドラクエ、に代表されるから得たものはものすごく多いと感じています。何回やった か分かりません。 『桃太郎電鉄』に関しては、日本の都道府県と名産品を把握するのにこれ以上の教材はないでしよう。 陰山英男『本当の学力をつける本』の中で見たのですが、小学生の段階で都道府県名を集中的に学習す る時間は一時間もないそうです。確かに不思議です。僕自身は間違いなく「桃鉄」で都道府県の大体の 位置、都市名、その読み方、名産などを覚えた記憶がありますが、桃鉄をやっていない人はどうやって 0