【補論】アイドルについて 東大卒だからテレビに出られて、それが理想的だとするならば、結局は偏差値的な勉強じゃないかと 思われるかもしれません。一部はそうですが、もちろん重要なのはそこではないのです。当然ですが、 テレビを見ていれば多くの人が「地下アイドルが東大ってだけでテレビ出られるなんて気楽なものだ、 と思うでしよう。そこでもし結果が残せなければ悪い印象さえ残すかもしれない。しかしそんなことは 本人が一番良く分かっています。だからそのプレッシャーは相当なものだろうと思います。彼女が東大 卒であることが圧倒的に有利に働いていることは間違いないですが、それはきっかけに過ぎなくて、自 分を相対的に見つめて足りないものを補い続けてきたから、今の活躍があります。それは本当に時間を かけて、徐々に積み重ねてきたものです。 これは本人が語っていたことですが、「ミラクル 9 」というクイズ番組に出たとき、全く活躍できな かった。これが本当に悔しくて、すぐに東大のクイズ研究会の知人に弟子入りして猛勉強したのだとい う。彼女の立場では、そこがタレントとしての勝負どころだとはっきり認識しているからです。そして その努力が実って、「さま」で大活躍を果たした。そんな準備をしていたことを聞いて、驚きました。 やるべきことを見据えて準備をし、実際に結果を出した好例でしよう。 ここで考えたいのが学歴のことです。まずメディア露出するために「東大生」という肩書きが強力な のは火を見るより明らかです。であるならば、これを全力で取りに行くということをもっと考えればい いのではないだろうか。こんなにわかりやすい話はない。もちろん東大というのはその一例で、国立大 学であればプランドがあるだろうし、早慶でも十分通用すると思います。多少なりとも学校の勉強が得 意であったなら、十分に狙う価値のあるものでしよう。その適性がある子にとっては、これは大きな指 針になるはずです。そして一度手に入れれば、その後の人生の節々で精神的に自分を支えてくれるもの になるに違いありません。 106
第 3 部個別指導塾の問題点 ことながら、学歴が上がるにつれて平均給与が上がっていくグラフです。不安を煽ってお金を出させる のは詐欺の常套手段です。思考停止した人間には、勉強の大切さを説くよりそんなグラフの方がてきめ んに効果を発揮するでしよう。将来良い給料を手に入れるためには、今塾にたくさんお金を払うのもや むを得ない。そんな発想をさせるためのワナです。その貪欲さ、狡猾さに布くなりました。そして僕は 現状、そんな環境で働いています。時給—ooo 円程度の給与で。ああ、プーメランが痛い ちなみにこのグラフについて説明しましよう。高卒より大卒の方が給与水準が高い、また東大でない 大学卒よりも東大卒の方が給与水準が高い、というのは事実です。しかしそれは、大学に行ったから給 料が高くなった、という因果関係があるわけではないんですね。良い給料がもらえるような能力がある 人が、大学に行く傾向があるという相関関係に過ぎないのです。どちらかが原因でどちらかが結果とい うわけではない これは東大と非東大にも一一一一口えることです。それにこれは統計であって、その人自身が どうかなんていうことには関係がない。中卒でもものすごく稼いでいる人もいれば、大卒でもワーキン グプアの人がいるなんてことは当然のことです。つまり結局は自分自身に能力があるか、頑張るかどう かでしかない。そういうことには目をつぶって、データを都合のいいように利用しているだけなのです。 これも金を使わせるための宣伝に利用されているだけです。 ー教育と売上至上主義は相性が悪い そしてこうも言えると思います。「教育」と「売上至上主義」は最も相性が悪い。両立はほぼ不可能 だということです。これは内田樹先生が著書の中で繰り返し述べています。私たちの社会は、お金を払 っているものが偉いと考えすぎている。日常生活でそういう場面が多いのは事実ですが、「教育」と「医 療」に関しては絶対にこれを取り入れてはならないと言います。生徒にしろ患者にしろ、「お客様」と
第 8 部やりたいこと ですが、共働きが多い現代では、なかなか実現するのが難しい。しかしここで朗報なのは、必ずしも親 ではなく祖父母や兄弟、親戚などの「その他の同居者」が子どもの横にいるだけで、親と変わらない効 果が見込めるというのです。 そしてノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大のヘックマン教授のインタビューを紹介しています。 「親自身が働いていたりして思うように時間を割けなければ、できる限り時間を割きながらも、部分 的に何らかの『助つ人』を頼んで、時間不足を補えばいいのです。かえって親の力量では与えられない ような刺激を与えることにもなり、それは本人にも、社会にも良いことでしよう」 まさにこれこそが僕がやりたいと思っていることです。その価値は十分にあります。 そして利用時間は幻時間・ 365 日です。つまり時間的な縛りがなく常に解放されていて、いっ来て いつまで居てもいし 、そしてまた泊まることもできるのです。先ほど松下村塾の名前を出しま したが、 まさに松下村塾もそのような場所だったようです。松陰は塾生と寝食を共にし、共に教え合っ たといいます。それで僕は、漠然と「現代に松下村塾を蘇らせるしかない , と考えていました。しか し当然のことながらというべきか、僕が考えるまでもなく既にそういう思想で運営されている教育現場 がありました。それが秋田にある公立の大学、国際教養大学です。 国際教養大学は名前は聞くもののよく知らなかったので、そこの学長の中嶋嶺雄氏の著書『学歴革命 秋田発国際教養大学の挑戦』を読みました。これがすごく良い。少しだけその特徴を紹介すると、授 業が全て英語で行われ、一年間の海外留学が義務付けられている。入学から一年間は、全寮制で留学生 と共同生活。 % は外国人留学生。幻時間 365 時間オープンの、眠らない図書館がある。 年開学と歴史は浅いものの、瞬く間に大学人気ランキングは上昇し、今では東大・京大・一橋などの難 つひ 8
第 8 部やりたいこと んです。しかしチャイムが鳴れば、そこで強制的に授業は終わり。それがどれだけ深く没頭している状 態であっても。「子供たちはチャイムを通して、やり遂げるだけの価値のある仕事はないと教えられる」 とは痛烈です。もちろん、言われたことだけを忠実にこなす工場人間を大量に生産するうえでは、理に かなったことなのでしようが。 例えば算数のパズルのようなものに本当にハマってしまったら、それこそ時間を忘れて熱中してしま うものです。それが真剣に頭を働かせているということだからです。休憩なんかは各自のタイミングで 子供が休憩をしたいと言うのは、大抵飽きているだけです。少なくとも大人が気を 勝手に取ればいい。 ここにも大人のエゴがあります。休憩を与えることが優しさだと 遣って取らせるようなものではない 勘違いしている。そして勉強は無理矢理やらせるものではない。林修先生が「子どもの教育を考えう というテーマの講演で「なんで親が子供に勉強しなさいなんて一一一一〕う必要があるんですか ? , と聴衆を煽 っていました ( 笑 ) 。本当に優秀な子供というのは、あるいは勉強が好きになってしまった子供はやり すぎてしまって、親が「あんまり勉強しすぎるなよ」と注意するのが普通なのだから、そして自分もそ う言われてきた、と ( 笑 ) 。影山英夫先生は『本当の学力をつける本』の中で、東大・京大出身の教育 研究者が子どものころに親にどんなことを一番言われてきたかを聞いたところ、「勉強しなさい」と言 われたという人は皆無で、ほぼ全員が「早く寝なさい」だったと書いています。 既存の塾では、決められた曜日に何らかの理由で塾に行けなければ事前に連絡をしなければならない 当日に体調不良になってもコマ移動ができない。学校の用事で遅刻してきても、時間キッカリに終わる。 それでいてコマ数に応じて料金はキッチリ取る。結局それは、勉強が好きでもない子供 ( その親 ) から お金を搾取しているだけなのです。これほど勉強にとって不自然な環境はないでしよう。逆に、目の前 の問題にのめり込んでフロー状態 (= チクセントミハイ ) に入れば、 2 時間でも 3 時間でも際限なく 6
【補論】アイドルについて とはいえ、ある程度以上のプランドがなければ、少なくともアイドルの武器としては機能しないでし よう。そこはシビアに考える必要があります。プランドのためでなく自分の教養を高めるためという確 固たる目的があれば大学に行けばいいし、役に立たないのであれば行かないほうがマシです。ただし、 東大 ( 早慶でも良い ) に合格する確率と、地下アイドルとしてプレイクする確率で、どちらが倍率が低 いのかということは考えてみる価値はあると思います。ある目的に対して、実現可能性の高い手段を選 択していくのがクレバーな生き方だからです。 ・姫野たま もう一人が地下アイドルでライターの仕事もしている姫乃たまさんです。彼女は桜雪ちゃんと極めて 対照的です。高校時代から地下アイドル活動を始め、高校ですでにライプ活動が忙しく、受験勉強は完 全に乗り遅れ、たまたま恩師に勧められた指定校推薦で大学に進学します。大学は卒業していますが大川 学名は特に公表しておらず、ただ自分の教養を高めるために勉強をしたのだと思います。そして今でも どこの事務所にも所属せずにフリーで活動しています。彼女もまた「地下アイドル」として徐々に活躍 の場を広げています。本人は「地下アイドルだったから今までやって来られた。地下ではないアイドル になれたら、一日でやめていたかもしれない」と言います。 桜雪ちゃんの武器が「東大卒の地下アイドル」だとするならば、姫乃たまさんの武器は「地下アイド ル兼ライター」ということになるでしよう。地下アイドルとして固定ファンをある程度抱えながら、ラ イターとして活躍するというのはやはり強いです。 ( 付け焼刃でない ) 属性は複数あるほど相乗効果が 得られるからです。そこにはエロ本ライター時代から培われた、確かな実績があります。またサプカル 界隈にも精通していて、そのこと自体が大きなアドバンテージになっています ( オジさん層に人気があ
参考文献一覧 齋藤孝「学問のすすめ現代語訳」 齋藤孝「語彙カこそが教養である」 齋藤孝「人はなぜ学ばなければならないのか」 斎藤環「ヤンキー化する日本」 ☆坂口恭平「独立国家のつくりかた」 坂倉昇平「絽とプラック企業」 桜雪「地下アイドルが 1 年で東大生になれた ! 合格する技術」 佐々木正人「アフォーダンス入門ー知性はどこに生まれるのか」 指原莉乃「逆転カ—ピンチを待て—」 定松勝幸「こんなふうに教わりたかった ! 高校数学教室」 さやわか「僕たちとアイドルの時代」 さやわか「文学の読み方」 澤ロ俊之「幼児教育と脳」 澤ロ俊之「「学力」と「社会力」を伸ばす脳教育」 清水義範「目からウロコの教育を考えるヒント」 清水義範「今どきの教育を考えるヒント」 清水義範「幸せになる力」 城島明彦「吉田松陰『留魂録』」 ジョン・ケイ「想定外」 ジョン・テイラー・ガット「バカをつくる学校」 菅なな子「アイドル受験戦記絽をやめた私が数学点から偏差値の国立大学に入るまで」 杉山奈津子「偏差値四からなぜ東大に合格できたのか」 鈴木孝夫「ことばと文化」 須藤凛々花「人生を危険にさらせ ! 」 税所篤快「「最高の授業」を、世界の果てまで届けよう」 施光恒「英語化は愚民化日本の国力が地に落ちる」 副島隆彦「お金で騙される人、騙されない人」 高木幹夫十日能研「予習という病」 高坂勝「減速して自由に生きる一ダウンシフターズ」 高橋みなみ「リーダー論」 高濱正伸「わが子を「メシが食える大人」に育てる」 高濱正伸「本当に頭がいい子の育て方」 瀧本哲史「僕は君たちに武器を配りたい」 116
【補論】アイドルについて されています。それは「一方を追求すれば他方を犠牲にしなければならない」という考え方です。一つ のことに集中するのが美徳とされている。しかしそれはできない人の僻みで、指をくわえていてはただ 差をつけられるだけです。 僕が地下アイドルとして理想的なあり方だと考えている上記の 2 人が、まさにこれを実践していると いうことがお分かりいただけるのではないでしようか。それは例えば、それぞれ単著を出版していると いう現実にも表れています。桜雪ちゃんは『地下アイドルが 1 年で東大生になれた ! 合格する技術』を、 姫乃たまさんは『潜行ー地下アイドルの人に言えない生活』を著している。これは偶然ではなく、一定 の需要が認められているという証拠です。 地下アイドルとして活動するなら、このようなレベルを目指すべきではないでしようか。これはレベ ルの高い要求です。そして少なくとも、メディアの中で言及される存在にならなければいけない。アイ ドルヲタクの中で知られていても、世間にリーチしていかないのであれば、それは存在していないこと と同じです。少なくとも芸能界というのはそういう世界です。ヲタクも「〇〇ちゃんはまだ知られてい ないけど本当に頑張っている良い子なんです」と言っている場合ではありません。頑張っているだけで はメシが食えないからです。 ■地下アイドルヲタクのあるべき姿 そして地下アイドルヲタクの快楽とは何か。それは、現在十分に知られているアイドルを推すのでは なく、これから世間にリーチしていく存在をいち早く見つけることでしよう。もちろん「知られている」 というレベルにもグラデーションがありますから、一概には一一一一〕えません。それでも一言で定義するなら 111
第 4 部予備校の問題点 0 第 4 部予備校の問題点 僕の中で予備校というのは東進衛星予備校や代ゼミ、 N 会、河合塾、『ビリギャル』で一躍有名にな った名古屋の青藍義塾など ( 2014 年に解散、後に個別指導塾「坪田塾」となる ) 、華やかな経歴を 持っスター講師による講義が受けられる場所という印象です。そしてここでは主に、大学受験のための 予備校を想定しています。かかる費用も安くはないでしよう。僕自身は通ったことがないし、また講師 として働くかということを考えたときに、とてもじゃないけど自分に務まるとは思えないでいます。難 関大学、関東で言えば国立の東大、東エ大、一橋大、私立であれば早慶、といったところになるのでし ようが、自分のような地方のしがない国立大卒では、学歴的にも学力的にも荷が重すぎるだろうという 判断です。 僕がそのようなところで働きたいか、あるいは働けるのかはさておき、予備校といわれるものにも問 題点はあるようです。あるレベル以上の難関大学を目指す高校生・浪人生のうち、少なくない数の若者 たちが予備校に通っているという現実があるでしよう。そしてそれだけの教育費をかけることができる 家庭ほど、難関大学に合格させやすい。大学の偏差値と親の収入が綺麗に相関関係があるというのは事 実としてあります。つまり東京大学に通う学生の親の収入が、最も高いというわけです。 これはあくまでもそういう傾向があるという話ですが、とはいえこれは収入や身分レベルを再生産し、 階級を固定化する方向にはたらいているのではないかという指摘があります。経済的に恵まれていない 家庭の子は、難関大学に入るのが難しい。その問題意識から、機会の平等を目指したのが、花房孟胤 ( た けつぐ ) 氏が立ち上げた『 manavee ( マナビー ) 』と、氏の著書『予備校なんてぶつ潰そうぜ。』でした。 8
第 4 部予備校の問題点 予備校はとにかく難関大学の合格実績を売りにしますが、そこにえげつないカラクリがあります。一 言で言うと実績の水増しです。極めて優秀な生徒に、受講料が無料になる特別優待券を配布し、無料で 通わせるのです。無料ならばという理由で通ってくれればしめたものですし、仮に 1 回だけ模試を受け に来た、体験授業を聞いた、というだけでもその生徒が大学に合格してしまえば実績にカウントするの です。そういうレベルの高い生徒は、当然のことながら東大に合格する可能性が極めて高い。そこでは、 ある年の東京大学の合格者が 3108 人で、主要な予備校の東京大学の合格実績を足し算すると 430 2 人になったというデータを紹介しています。 こんなことはその業界に詳しい人なら当たり前の話だと思われるかもしれないですが、やはり効果は 絶大です。受験を控えた高校生はやはり少しでも数字の多いところに行きたいと思うし、そこに悪質な し 1S2 年のことで利用者も入れ替わっていくから、黙認されてい カラクリがあったとしても、せいぜ、 くのです。そして、受験に成功するか失敗するかギリギリのライン、あるいは高確率で失敗するであろ う学生からこそ、ガッツリ受講料を搾取する。これだけ受講しないと受かりませんよ ! と煽ってね。む しろ受験に失敗してもらったほうが予備校としては儲かる。というといかにも陰謀論的な思想に聞こえ るかもしれませんが、現実としてそうなっています。大学に受かれば実績として使え、落ちればもしか したら浪人としてもう一年通ってくれるかもしれないというふうに、どちらに転んでもオイシイのです。 少数の優秀な生徒は選ばれし貴族のようなものであり、大多数の落ちこぼれの連中がカモ ( Ⅱ奴隷 ) で あるという図式は、フランス革命前夜の階級社会だと表現しています。 ■エンタティンメントとして満足度の高い授業 予備校では確かにクオリティの高い講義が展開されています。しかし成績向上に結びつかない。それ 0 4
第 5 部公教育の問題点 生徒の家庭には月に一度、通知表が送られ、テストの点などが報告される。点数が低ければ、親はが つかりするだろう。学校の存在意義をアピールするためには、そうした不満を持続させることが重要で ある。 これは、企業が消費者に不満を抱かせ、そこから需要を掘り起こすのと似ている。 通知表の目的は、子供たちに自分や親を信じるのではなく、資格を持った専門家を信じるように教え ることである。自分にどれだけ価値があるのか、それは他人が決めることというわけだ。 7 、監視 教師は生徒に、彼らがいつも見張られていて、教師の監視から誰も逃れることはできないと教える。 子供たちには、プライベートな場所もなければ、プライベートな時間もない。また「宿題」という授業 の延長によって、生徒の家庭生活にも監視の目を入り込ませる。学校と違い、家では自由な時間を与え られている彼らは、親の許可無く、何かを調べたり、賢者に知恵を求めたりするかもしれない。宿題は、 そうした自由時間を拘束するためのものだ。つまり「小人閑居して不善を成す ( つまらない人間が暇で いると、ろくなことをしない ) 」のを防ぐのである。 絶え間無い監視の目的は、子供たちにプライバシーなど存在しないこと、他人は誰も信用できないこ とを教えることだ。こうした監視の必要性は古くから指摘され、世界中の偉大な思想家や、偉大な書物 「国家」、「神の都」、「ニュー・アトランティス」、「リヴァイアサン」などーによって支持されてきた。 彼らはその著書の中でこう言っている。もし社会を中央統制の下で維持したいなら、子供には厳しい監 視が必要だ。勝手な行動をさせないように、画一的な集団に入れるべきである。 以上が ( ほぼ ) 引用です。上記を忠実に遂行した結果、ニューヨーク州の最優秀教師に選出されたと いうのです。つまりこの七つの大罪こそが、公教育に求められている価値観であるということです。な 8 4