こういうのがお好きにや・・ ・・旦那様は・・・ 簡単に PC にログインされてしまった恐怖と、さらにェロゲを暴かれてし まった羞恥と、猫耳娘にケモミミものの工ロゲのテキストを音読されるという シュールな状況に完全に混乱してしまった。思わず、急いで PC から鉄ニャン を引き剥がすために飛びかかろうとした。が、テープルに足を引っかけて転ん でしまった。 「ヒッ・・・・・・美少女がェロゲのテキストを音読したものだから猛烈に興奮して、 工ロ同人みたいなことをするつもりだにやッ ! ! 旦那様、いやらしいにゃあ ! ! いやらしいにゃあ ! ! 」 僕は転んだことで落ち着きを取り戻して、つとめて冷静に話合おうとした。 「はいはい、工ロ同人みたいなことはしないから安心してくれ。とりあえず、 パソコン使いたいならログインユーザー作るから、一度それはログアウトして ところが鉄ニャンはそれを無視して、別の話を始めた。 「ログインユーザーとかの前に Windows はあまり使い方が分からないにや ・・・ Linux に入れ直して良いにや ? ェロゲはできなくなるけどにや」 「いや、ダメにきまってるでしよ」 「うーん・・・・・・仕方ないにや。 Vagrant 入れるかにや・・・・・・」 「ん ? Vagrant ってなに ? 」 「 Vagrant は、 VirtualPC とか VirtualBox ・・・・・つまり、仮想マシンをラップして いるユーティリティにや。仮想マシンは要するに Windows のアプリケーショ ンとして Linux の OS を動かすのだと考えてもらえれば良いにや」 「全然分からない・ 「触ってみれば分かるにや。とりあえず、 https://www.virtualbox.org からダウ ンロードして VirtualBox をインストールして、 https: 〃 www.vagrantup.com か らダウンロードして Vagrant をインストールするにや。紙面の都合もあるの で、この辺はインストーラで、どのボタン押すとかは省略するにや。ただし、 本稿みたいに Windows でやっている人は「仮想化支援機構 (Virtualization TechnoIogy) 」でハマるかも知れないにや。事前にググっておいて BIOS セッ トアップから有効にしておくにや。で、インストールが終わったら、コマン ドラインから適当なディレクトリに移動して vagrant init するにや。すると VagrantFiIe というのが出来るにや。これを Vim とか Emacs とかメモ帳とか 9

で開くにや。なぜか、このマシンは CAPSLOCK と、 CTRL が入れ変えてあっ て xyzzy がインストールされていてるので xyzzy で開いておくにや」 10 るにや # # https://atlas.hashicorp.com/boxes/search で、 box を探して指定す Vag 「 ant. configure(2) d0 lconfigl 殆どばっさり切り捨てるにや。オプションは必要になったら覚えれば良いにや」 応じてコメントを外して使う想定になってるにや。今回は深いこと考えないで、 「正体は Ruby のコードだにや。長いけど殆どコメントになっていて、必要に 「うわッ ! ! なんか、長い英語みたいなの出てきた ! ! 」 end ( 中略 ) config. vm. box = # boxes at https://atlas.hashico 「 p.com/sea 「 ch. search fO 「 # Eve 「 y Vagrant development envi 「 onment requi 「 es a bOX. You can # https://docs.vagrantup.com/ # FO 「 a complete 「 efe 「 ence. please see the online documentation at commented below. # The most common configuration options a 「 e documented and Vagrant. configure(2) d0 lconfigl #you' 「 e d0ing. what # backwards compatibility). Please don ・ t change it unless you know # configures the configuration version ()e support Older styles fO 「 # AlIVagrant configu 「 ation is done below. The " 2 " in Vagrant. configu 「 e # vi: set ft=ruby :

## 今回は ubuntu を使うにや config. vm. box = "ubuntu/t 「 usty64" config. vm. netwo 「 k ・ p 「 ivate—netwo 「 k", ip: " 192.168.33.10 " . "/va 「 /www/html/webapp" config. vm. synced f01de 「 " end 「 Ubuntu って聞いたことある。 Linux だよね ? 」 「そうにや。 Ubuntu は Linux のディストリビューションのひとつにや。 Ubuntu にしたのは単に好みだにや。シンプルで扱い易いから気に入ってる にや。 "vagrant up" で起動したら "vagrant ssh" で中に入るにや」 「あ、本当に Linux の中みたいだ。これどうなってるの ? 魔法みたいなんだけ 「さっきも説明したけど、元々 VirtualBox という仮想 OS を扱う仕組みがある にや。それを Ruby のツールでラップしたのが Vagrant にや。予めインストー ル済みの OS の box をインターネット経由でダウンロードしてきて、ネット ワークの設定とか共有ディレクトリの設定とかを自動的にやってくれるにや。 この VagrantFile と紐付けて個別に管理してくれるから、複数の開発環境を取 り扱う時に事故り難いのも特徴にや。本領を発揮するのは複数人で開発する 時だけど、その辺は端折るにや。さて、 PHP でも遊ぶかにや。『 sudo apt-get install php5-cli 』」 「ん ? PHP ってプログラミング言語だよね ? ちょっとだけ触ったことあるよ。 プログラムするの ? 」 「なにが『プログラムするの ? 』にや ? ぼくは、何を隠そう天才猫耳プログラ マ『鉄ニャン』だにや ! ! プログラムのことならなんでも聞けにや ! ! 」 「うわっ、自分で自分のことを天才とか言っちゃうイタい子だ ! ! ただでさえ、 イタい格好した工ロ猫なのに ! ! 」 「旦那様は、失礼なャツだにや。あとで、ぼくの実力を思い知って吠え面をか くことになるにや」 「ごめんごめん。前に PHP の入門書みたいなのを読んで少し書いてみたんだけ ど、全然ピンとこなくて結局やめちゃったんだよね。文法くらいなら分かるけ ど、結局、これで何が出来るのか分からないんだよね・・・・・・ちゃんと使えるよう になるためにはどうしたら良いのかな ? 」