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1. キーパーソンを味方につける技術 : 議員秘書だけが知っている

第 4 章上司を味方につける 倒なことになります。 上司 < ともめるようなことがあれば、「君は、上司 < の言うことを聞かないそうだね。 いい加減にしたまえ」「それは、君と上司 < の問題だ。僕が関与する問題ではない」。こん な具合でしよう。 いすれにしても、上司の上司に気に入られることによってあなたの存在を無視できなく なりますから、社内でのキャリアパスをよりよいものにすることが可能になるのです。 社内では役職が上の社員のほうが人事権やさまざまな裁量権を持っています。そのこと を十分に理解したうえで、上司の上司に気に入られることが大切です。 やり方は簡単です。顔を合わせたら挨拶をする、また廊下ですれ違ったら挨拶をする。 これの繰り返しです。ある程度、顔を覚えてもらって親しくなったら、メ 1 ルを送信する などしながら情報を提供すればよいのです。 組織は上位役職者になるにつれて情報が入りにくくなり、入ったとしても事実とは異な る内容が伝わることがしばしばあります。上位役職者は社内の情報を欲している場合が多 いので、情報提供の役割を担うことで関係性を強くすることができます。 上司の上司とのコネクションを築いたら、誰も無視できなくなるのです。 171

2. キーパーソンを味方につける技術 : 議員秘書だけが知っている

7 上司の上司を味方につける 上位役職者ほど、 社内の情報を欲している 上司の上司とコミュニケーションができる機会はそれほど多くはありません。 マネジメントやル 1 ルの煩わしい会社であれば、上司を飛び越えればそれ自体が越権行 為と見なされる場合があります。 ところが、上司の上司を味方につけることは、社内を生き抜くうえで非常に大きな武器 になる可能性があるのです。 たとえば、会社内で責任の擦り付け合いは、どこの会社でもよくあることだと思います。 業種、企業規模に関係なく、社内、社外にかかわらす、プロジェクトの責任の擦り付け 合いはよくある現象です。 上司が社内プロジェクト ( 新規事業、システム導入など ) の担当になった場合、実務は 168

3. キーパーソンを味方につける技術 : 議員秘書だけが知っている

3 必ず仕事の指示は具体的に聞く 曖昧な指示はトラブルのもと、責任の所在が曖昧になる 4 9 回裏 2 アウトランナーなしから、クローザーは上司に任せる 仕事の成果は上司に譲ってしまえ。その評価は数倍になって返ってくる 5 上司の批判は絶対にしない そのリスクは数十倍になって返ってくる 6 自分のいる組織を理解しよう 会社の風土と力学を見極める 7 上司の上司を味方につける 上位役職者ほど、社内の情報を欲している 8 人の評価にはバイアスがかかる。 それを踏まえて行動しなくてはいけない 人に影響力を与えることができれば、評価はどんどん高まる 9 相手の自尊心をくすぐる 社内では陰口をされるくらいがちょうどよい 148 159 176 168 172

4. キーパーソンを味方につける技術 : 議員秘書だけが知っている

事があると聞いたのですが、心配で仕事が手につきません」 功績を理解している上司であれば「お前の功績はわかっているから任せとけ」「あとは ど、つにかするから、いまやれることをがんばりなさい」。このよ、つに答えるでしよ、つ。 もし本当に人事でヤバそうな状況になったら、上司が肝いりの特別なタスクを立ち上げ るかもしれません。 「営業メンバーに報告がある。彼は、今日から僕が進めている新規事業開発のプロジェク トに参加してもらうことになった。東京と大阪を頻繁に行き来することになるから、現在 の営業実務を兼任することは困難だ。それらの案件は速やかに引き継いでくれ。数字は残 りの営業に割り振るから、がんばって達成してくれたまえ。よろしく頼むよ」 おそらく、このような絵図が描かれることでしよう。 他の営業メンバ 1 からはバッシングの嵐かもしれませんが、気にする必要はありません。 これは上司の方針なのです。 「あいつは腰巾着だ ! 」「ゴマすりだー と陰口を叩かれても、腰巾着になれないほうが 悪いのです。気にすることはありません。 組織にいる以上、評価されたほうが勝ちなのですから。 158

5. キーパーソンを味方につける技術 : 議員秘書だけが知っている

第 3 章「なるほど ! 」と思わず唸るキーバーソンを味方につける技術 の商品が安くなるため輸出企業に有利な状態となります。円の価値が高くなるため、海外 旅行やプランド品などの値段が下がります。 多くの会社では円安に即した戦略見直しをしなければいけません。そうなれば、いまや っている仕事そのものが変わってしまう可能性があります。 ある会社でも、部長が課長を呼び出して営業戦略の大幅な転換を指示しました。 課長は「部長は方針がすぐにプレる、「いままでやっていた仕事がムダになったーと不 満タラタラです。この例にあるような上司批判の話はよくあると思います。 会社や組織で、上位の立場の人の発言がプレることは好ましくないとされています。 上司がプレてはいけないのは、部下が混乱するからという理由があります。船頭が進む 方向性を頻繁に変えてしまったら、部下は不安を感じてしまいます。だから、プレてはい けないと。 ところか、このケースでわかるように、上司の言っていることが変わるのではなくて、 マーケットの状況が刻々と変わっていくことによる見直しを、部下の勝手な解釈によって プレていると感じるようなケ 1 スも多いのです。 課長は本質を理解して、状況の変化に柔軟に対応しなくてはいけなかったのです。しか し多くの場合、この課長のように上司の真意や本質を汲み取ろうとはしません。

6. キーパーソンを味方につける技術 : 議員秘書だけが知っている

るものです。ドロをかぶるとは言い方が悪いですが、議員のマイナスになりそうな要素は ことごとくつぶしていくのです。 会社勤めのビジネスパーソンであれば考えられないことかもしれません。 社内で上司の責任を押しつけられたり、拭わされたりしたら頭にくるでしよう。場合に よっては大きなトラブルにまで発展する危険性もあります。 しかし、考えてみてください 責任を押しつけられるということは「潔く責任を取ってくれーと期待されている状況な のです。だから議員秘書のように「潔く責任を取ってしまう」ほうがよいのです。 読者のみなさんが上司の立場になったときに、自分のミスを率先してかぶってくれるよ 、つな部下がいたらどのよ、つに思いますか その部下をマイナス評価にしたり、問題があったとしてもクビにしたりはできないもの です。 また、理不尽な責任を一手に引き受けて会社を辞めたにもかかわらす、一切の恨み節も 言わない人が、転職マ 1 ケットにいたら間違いなく採用したいと思いませんか 会社に損害を与えるような事故が発生して、その責任をかぶれるということは、相応の 役職者でなければ周囲は納得しないものです。つまり、そのような人はかなりの上位役職 188

7. キーパーソンを味方につける技術 : 議員秘書だけが知っている

上司の武勇伝こそ、 時間をかけてたつぶり拝聴 上司を味方につける 究極のテクニック どこの組織でも上司と部下の関係性は重要です。年功序列や終身雇用が崩れたいまのよ うな環境では、会社に対しての忠誠心は低下するばかりです。 上司は部下よりも強い権限を持っていますから、部下に対して強く成果を求めることも おばっ できます。ところが、信頼関係が希薄では成果も覚束きません。 さらに上司はプライドがありますから、部下におもねることはできません。 部下とのしつくりこない関係性は、上司にもわかるものです。仕事帰りの飲ミュニケー ションで良好な関係が築ければ越したことはありませんが、そう簡単ではありません。 組織における上司との信頼関係は、部下から上司に働きかけることによって築かれるの が一般的ではないかと思います。 138

8. キーパーソンを味方につける技術 : 議員秘書だけが知っている

できもしないというのは、本来であれば 1000 万円が妥当なプロジェクトであるにも かかわらす、仕事が欲しいばかりに 500 万円で受注してしまうようなことを指します。 スケジュール、コストが、実質半分になるわけですから、その部門に所属している社員 は疲弊していくことになります。 このような案件は火中の栗を拾うことになりかねないので通常は手を出しません。 また社員にとって、人事は大きな関心事です。 たとえば企業が合併した場合は、仮に対等合併であってもどちらの会社が主導権 ( 人事 ) を握るか、主要な事業部門を担当するかで、今後の社内キャリアパスに影響を及ばす可能 性があるからです。 このような場合、自分がよいポジションに就くために責任の擦り付け合いが増えてきま す。 たとえば、上司 < と、上司 < の上長である上司との関係性が悪いケ 1 スでは、何か問 題が発生した場合に、上司は上司 < を守らない可能性があります。 そのとき、あなたが上司に気に入られていれば、冷や飯を食わされることはないでし よ、つ 逆に上司 < が上司と関係性がよい場合は、あなたも上司 < に気に入られていないと面 170

9. キーパーソンを味方につける技術 : 議員秘書だけが知っている

4 9 回裏 2 アウトランナーなしから、 クローサーは上司に任せる 仕事の成果は上司に譲ってしまえ。 その評価は数倍になって返ってくる 政治の世界では「下駄をはかせる」という言葉が使われます。 この場合の下駄とは「成果」「利益」「名誉」などを意味しますが、それを先生のために 秘書がお膳立てをして献上するという意味です。 多くのビジネス誌の特集を見ると、嫌われる上司のベスト 3 に必す「手柄を独り占めす る上司ーが入っています。 これは上司としての経験をすれば意味がわかるようになると思います。 とかく、部下の人にとっては、上司はいつも偉そうで、接待交際費が使えて、タクシー が使えてなど、いろいろな不満があるものですが、忘れてならないのは、その立場に上司 かいるということは会社の意思だということです。 155

10. キーパーソンを味方につける技術 : 議員秘書だけが知っている

文句や不満を並べたところで、何も解決などしません。雰囲気を悪くして険悪なム 1 ド にするだけです。 たとえば、議員秘書で上司である議員に手柄を横取りされて「手柄を横取りされた」「ふ ざけるな」などと一一一一口う人はまずいません。どんな成果があがったとしても「先生のご威光 があったから、うまくいきました」「成果があがって、お役に立ててよかったです」と答 えるはすです。 ですからビジネスにおいても、上司とうまく付き合っていくためには、手柄を上司にプ レゼントしてしまうことが大切です。 そんなことをしたら、自分の評価がなされなくなると一一一一口う人もいるかもしれません。で すが、部下が上司に逆らって大きな手柄を立てる必要などないのです。 部下は手柄をあげて上司を評価させて出世させることが仕事です。それが実現できたと きに、上司は部下のことを初めて評価し、かわいいと思うものです。 そして仕事で役に立ってくれる部下を手放すことなどしません。 先ほど述べた議員秘書と同じように「今回の成果は部長のおかげで、うまくいきました」 「部長のアドバイスがなければ、うまくいきませんでした。ありがとうございます ! 」 このようにしていれば、評価は勝手に上がっていくことでしよう。 156