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検索対象: 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上
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1. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

192 機会である。巡礼団の数がそれよりもっと多くなると、類縁関係を類推するうえで間題が生じること読神く議ュて 、て思ピ着 かある。こうした問題は、わか巡礼が先に進むにつれて、さらに悪化するだろう。それをどのようにるてつ不ンを なし戻ばコ にはたしのツ 解決するかがこの〈テナガザルの物語〉の主題である。 の飛まは数一 もはにし有ス す語はでけ 私たちは、四つの大きなグループに分けられる一二種のテナガザルがいることを見てきた。それは、 強え物私界っ フーロックテナガザル属 ( フーロックテナガザル一種のみからなるグループ ) 、テナガザル属 ( 六種手あのと世見 もりこう、クる りと、ろで からなり、最もよく知られているのはシロテナガザル ) 、フクロテナガザル属 ( フクロテナガザル ) 、よ、らた者「 0 分かた何援ぬれ 部むつこ麦 し彳月わ およびクロテナガザル属 ( 四種からなるクロテナガザル類 ) である。この物語は、この四つのグルー の読な際の特言 他てに実私はと プを関連づける進化的な類縁関係、すなわち 図のつくり方を説明するものである。 のつうは。二 ・カ 書ぶよとうモ 本かう」思シよ 系統樹 ( ツリー図 ) は、「根をもたせる」ことも「根なしにする」こともできる。根をもっツリー 、を思子と・ま に」と帽はズ「 図を描くのは、祖先がどこにいるのかわかっているときである。本書のツリー図のほとんどは根をも 的子い考れルし 然帽た思 っている。それに対して、根のないツリー図は方向性をもたない。 これはしばしば、星形図と呼ばれ、必考し「てヤの は思をのつチそ 人語膨錬こもるは 時間の流れがないそれはページの一方の端から出発して、反対側で終わるというものではない。当 物、鍛、があ功 の陸のら分で成 ページ下に三つの例を示したが、これでテナガザルの四つのグループを関連づける、可能な方法のす が自一き 一ンなはマべ べてを尽くしている。 にロで私ラる 。グそ 一つのツリー図のどの分岐点でも、どちらが右の枝にきてどちらが左の枝にくるかによる違いはなた 1 ュったロお ののニ。きプの て・彼 そのかぎりで ( 物語の終わりのほうでは変わってくるが ) 、枝の長さは何の情報も伝えない。分主以胞よっ一 のは細は思タて 枝の長さが意味をもたないツリー図は、分岐図 (cladogram) と呼ばれる ( この場合には根をもたなこ者経れに一 い分岐図 ) 。枝分かれの順序だけが、分岐図から伝えられる唯一の情報である。たとえば、試みに、 中央の水平な線を軸にして両端にある二股のどちらかを回転させてみればよい。 関係のパターンには 何の違いも生じないだろう。 * 6

2. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

298 るのかもしれない。実際には、あらゆる可能性がしばしば主張されてきた。カバとのつながりを実証 した分子分類学者たちは、賢明にもハクジラ類とヒゲクジラ類の両方から 2Z< をとった。彼らは、 二つのクジラ類が実際に、カバとよりも互いに非常に近い類縁にあることを見いだした。しかしここ でもまた、私たちは「ハクジラ類」が一つのグループとしてまとめられることをいかにして知るのだ ろう。そして同じことは「ヒゲクジラ類」についても一言える。すべてのヒゲクジラ類はカバに類縁が あるが、ミンククジラだけは例外で、ハムスターと類縁が近いということがあるかもしれないではな しカノー ムはそんなことを信じないし、 のものとは共有しな もつ、まとまった一つの分岐群であると本当に思っている。しかし、カバ / ク ジラ関係の発見が、どれほど確信を揺るがすかあなたに理解できるだろうか この点でクジラが特別である理由をもし考えつくことができれば、私たちは確信を取り戻すことが できるだろう。もしクジラが見せかけの偶蹄類なら、彼らは、進化的な言い方をすれば突然に、残り の偶蹄類を置きざりにしたまま飛び立った偶蹄類である。彼らの最も近い親戚であるカバは、相対的 に、通常の、れつきとした偶蹄類のなかにじっとそのままとどまっていた。クジラ類の歴史において、 彼らを進化的な加速状態にギアを人れさせるような何かが起こったのだ。 , 彼らは、残りの偶蹄類より も、あまりにも迅速に進化したので、分子分類学者が登場して解明するまで、このグループ内におけ る彼らの起源はよくわからないままになってしまったのだ。それではクジラ類の歴史で、特別なこと とは、いったい何なのだろうか このよ一にきつづっていくとき、その答えがページから飛び出してくる。陸上を彳にして完全な 水生生活に人るのは、宇宙尢ド のと / 々伀いる。私たちが宇宙に出ると、無重力状態に なる ( ついでながら、これは多くの人が考えているように、地球の重力から遠く離れたからではなく、

3. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

的に受け継ぐ傾向があっただろう。また、雄に対して、母親と同じ嗜好の娘をもっことにもなっただ ろう。この二重の淘汰 ( 雄に対してはある特質をもっことへの、雌に対してはまったく同じ特質を賛 美することへの ) は、フィッシャー説によれば、爆発的なランナウェイ淘汰 ( 暴走淘汰 ) が起こるた めの要素である。肝心の要点は、ランナウェイ進化が起こる正確な方向は恣意的で予測不可能である ということである。まったく正反対の方向でもありえたのだ。実際、別の地域集団では正反対の方向 に進んだ。あるグループの類人猿 ( 私たちの祖先となった ) が突然二足歩行に向かって進化していっ たのに対して、別のグループの類人猿 ( チンパンジー類の祖先となった ) がなぜそうしなかったのか、 その理由を説明しようと思うなら、恣意的で予測不可能な方向への爆発的な進化の暴走こそ、まさに 私たちが求める種類のものである。この説のもう一つおまけの利点は、この進化的なスパートが例外 的に迅速だったであろうということである。つまり、コンセスター 1 と二足歩行だったと推定される トウマイやオロリンのあいだの期間が困惑するほど短いことを説明するのに、まさに必要としている ものなのである。 さて今度は、人類進化におけるもう一つの大きな進展、脳の肥大化に話を移そう。〈器用人の物語〉 でさまざまな理論を論じたが、そこでも性淘汰については最後に残し、〈クジャクの物語〉まで待っ ミラーは、『恋人選びの心』において、ヒト遺伝子のかなり高い てもら一つことにした。ジェフリー・ 割合、ひょっとしたら最大五〇 % までが、脳内で発現していると述べている。ここでもまた、話を明 類 解にするために、雄を選ぶ雌の立場からのみ語るのが便利である、ーーしかし、逆にしてもよいし、両 方向から同時に見ることも可能である。ある雄の遺伝子の性能に関する透徹した解読を追究する雌は、 ヴその雄の脳に関心を集中するのがよいだろう。雌は文字通りの意味で脳を見ることができないので、 テ 「フそのはたらき方を調べる。そして、雄がその性能を広告することによって調べやすくするはずだとい 9

4. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

193 ランテヴー 4 テナガサル類 これら三つの根のない分岐図は、分岐ごとに単純に二つに分かれていく枝 ( 二分法 ) に よってのみ関連づけていくとしたときに考えられる四つの種の関連のあり方のすべてを、 表しているだけである。根のあるツリー図の場合と同じように、三つに分かれていくもの ( 三分法 ) やもっと多くに分かれていくもの ( 多分法 ) を一時的な無知の告白 ( 未解決 ) として考慮に人れないのは、慣例にならったものである どんな根のない分岐図も、ツリーの最も古い点 ( 根 ) を特定した瞬間に根をもっことに なる。ある種の研究者たち ( この物語を始めるにあたって系統樹に関して私が頼りにした 研究者たち ) は、テナガザル類の根のある分岐図ば次ページの左の図のようになるとほの めかしている。けれども他の研究者たちは次ページ右の図のような分岐図を提案している 次ページ左のツリー図では、クロテナガ : レよ、他のすべてのテナガザル類から見て 遠い親戚である。右のツリー図では、フーロックテナガザが、この違いを引き受けて いる。そうした違いがあるにもかかわらず、どちらも根のないツリー図 ( ツリー ) から 派生したものである。二つの分岐図が異なるのは根をどこにするかという点だけである。 最初のものはツリー < の根をクロテナガザル属に至る枝にぶら下げることによって、二つ 目のものはフーロックテナガザル属に至る枝の上に根を置くことによって得られる。 どのようにして、ツリーに「根をつける」のか。ふつうの方法はその樹形を延長して、 アウトグループ 少なくとも一つの、できれば二つ以上の「外集団」、すなわち他のすべてとごく遠い関係 であることをあらかじめ誰もが認めるグループのメンバーを含むようにすることである。 たとえば、テナガザルのツリー図では、オランウータンあるいはゴリラ ( あるいはゾウや カンガルーでも ) が、外集団としての役目を果たすことができる。けれども、テナガザル フーロックテナガサル属フクロテナカサル属フーロックテナガサル属テナカサル属フーロックテナガサル属テナガサル属 テナガサル属クロテナカザル属フクロテナカサル属クロテナガサル属クロテナガサル属フクロテナガサル属

5. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

290 〉私にたイ一の に圧倒している。そして、コウモリは、人間の潜水艦設計者を含めて、他のいかなる動物群よりも高 言はのつダ様 物もまや半同 性能の査機構 ( レーダーに相当する音波 ) を完成させている。 のそたと〉他、た 似と語のもっ もう一つの主要な小型ローラシア獣のグループは、 ) しわゆる食虫類である。食虫目には、トガリネモりい物そて ウたな思のて、な にのか〕モしプ スミ、モグラ、ハリニ ミ、およびその他の昆虫、およびミミズ、カタッムリ、ムカデなどの小型の たとでクそこ ふん 五ロ はっ章の = = ロ 無脊椎動物を食べ鼻 - 。 ( 吻 ) 、突き出た動物が含まれる。食肉類の場合と同じく、分類群を指すときム、 ネ力のうら語物け 、た作まが物のな には食虫目ないし食虫類 ( 英語では lnsectivora) を使い、単に昆虫を食べるものを意味するときにでし著しなのりし 点入のてでクかを ジは制 は食虫動物 ( 英語では insectivore) を使うことにする。したがって、センザンコウは食虫動物ではの挿別つい こをのなっチス自 あるが食虫類ではない。モグラは実際に昆虫を食べる食虫類である。すでに書いたように、初期の分 類学者が食虫目や食肉目といった名前を使ったのは残念である。これらは優先的な食物の記載におお ざっぱに関連づけただけの言葉なので、あまりにも容易に混同を引き起こしてしまう。 イヌ科、ネコ科、クマ科などの食肉類に類縁が近いとされているのは、アザラシ、アシカ、セイウ チである。まもなく〈アザラシの物語〉に耳を傾けることになるが、これは交配 ( 配偶 ) システムに ついてのものである。私は別の理由でもアザラシは興味深いと思っている。彼らは水中生活に移行し、 その方向に向けての肉体改造を、ジュゴンやクジラの半分程度までなしとげた。そして、そのことは、 まだ扱ってこなかったもう一つの主要なローラシア獣のグループがあったことを、私に思い起こさせ た。さあ〈カバの物語〉に行こう、本物の驚きに出会うために。 カバの物語 私は学校、 リシャ衄を勉強していたときに、 hippos 「馬」 potamos 「河」を意味する

6. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

3 / 2 アナ、コモドドラゴン、ムカシトカゲを含むトカゲ型爬虫類、もう一つは、プテロダクティルス、ワ イクチオサウルス プレシオサウルス ニ、および鳥類を含む恐竜型爬虫類である。魚竜類および首長竜類は恐竜ではなく、どちらかと言え ば、トカゲ型爬虫類に近い。プテロダクティルスは鳥類以上に恐竜と呼ばれる資格がない。鳥類は、 恐竜のなかの竜盤目という特別なグループから枝分かれしたものである。テイラノサウルスや巨大な 竜脚類などの竜盤目恐竜は、イグアノドン、トリケラトプス、カモのようなくちばしをもっハドロサ ウルスなど、鳥盤目という不適切な名前をつけられたもう一つの主要なグループに対するよりも、鳥 類に対する類縁が近いのである。鳥盤は「鳥の骨盤をもっ」という意味だが、この類似は表面的なも のにすぎず、混乱を招く呼び名である。 鳥類と竜盤目恐竜の関係は、最近の中国における目覚ましい発見によって確実なものとなっている。 テイラノサウルスは、植物食性の大型竜脚類であるデイプロドクスやプラキオサウルスのような他の 竜盤目恐竜に対してよりも、鳥類により近い親戚なのである。 せきけい したがって、これらは蜥形類の巡礼団である。カメ類、トカゲ類、ヘビ類、ワニ類、および鳥類が、 影の巡礼者たち、すなわち空の翼竜、水中の魚竜、首長竜、モササウルス、そして何よりも陸の恐竜ののツたて ン一マつれ てマカ・も忘 の膨大な群れとともにいる。本書は現在からの巡礼者たちに焦点を絞っているので、あれほど長きに わたって地球を支配し、彼らを打ち倒したあの無慈悲な ( いや、冷淡な ) 大爆発さえなければ、今もに ハ情す ド 1 ロ愛ま なお支配していたであろう恐竜たちについて長々と述べるのは不適切だろう。今ここで彼らをこんな大 0 一しス教 に冷淡に扱うのは、無慈悲さの上塗りのように思える。彼らは実際には、鳥類という特別な美しい形れのそら方 テや「飼 で何とか生き延びたのであり、そして私たちは鳥類の四つの物語に耳を傾けることで、彼らに敬意を 表すつもりである。しかし、まずは、彼らを悼んで、シェリーの有名な『オジマンディアス』を引こ也こ のと恐恐〉恐ま う。これぞまさしく『恐竜頌歌』だ

7. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

り、別の遺伝子は生き残らないという形で、機械的に起こるのである。 オックスフォードのドードー ( アリスのドードー、べロックのドードー ) の悲劇的な最期は、幸せ こよって和らげられる。私の同僚のアラン・クー ーの研究室にいるオックスフォード大学 な後日談ー のある科学者グループは、脚の骨の一つの内部から小さなサンプルを採取することを許可された。彼 らはまた、ロドリゲス島の洞窟で発見されたロドリゲスドードーの大腿骨も手に人れた。これらの骨 からは、この二種の絶滅した鳥と他のさまざまな現生の鳥類のあいだで、塩基配列の一文字ずつにつ いて詳細な比較ができるだけの十分なミトコンドリア QZ< が得られた。その結果は、長らく推測さ れていたように、ドードーが変形したハトであることが裏づけられた。これまた驚くにあたらないが、 ハト科のなかで、ドードーに最も近縁なのはロドリゲスドードーであり、その逆もそうなのである。 あまり予想されていなかったのは、この二種の飛べない巨鳥がハト科の系統樹の奥深い位置を占める ことである。言い換えれば、ドードー類と一部のハト類との類縁関係は、それらのハト類のその他の ハト類との類縁関係よりも近いのである。外から見ると、すべての飛べるハトはお互いに類縁関係が 近く、ドードー類は孤立していると予測されるという事実にもかかわらずである。ハト類のなかでは、 ドードーは東南アジア産の美しいミノバトに最も近い。ひるがえって、ミノバトとドードーから構成 す化最 敵のがこ されるグループは、ニューギニア産の華麗なオウギバトやサモア産の稀少種オオハシバトに最も近縁匹仆スな 一なル見 で、オオハシバトはドードーに非常によく似ていて、その属名 ( D ミミミミ ) は、「小さなドードー」 ド大オ発 類 一巨ナで を意味してさえいるのであ。 ドいウ一 でなトジ 6 オックスフォード大学の科学者たちは、ミノバトの遊動的な生活様式は、遠隔地の島に侵人するのさべナイ き飛、フ に理想的に適しており、ミノバト型の化石は、はるか東のピトケアン諸島まで太平洋の島々で発見さ大る石近 「フれていると述べている。彼らはさらに続けて、オウギバトとオオハシバトは大型の地上性のハトで、 4

8. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

369 哺乳類型爬虫類 犬歯類という三つの主要な波として扱ってきた。哺乳類そのものは第四の波であるが、私たちのよ く知っている領域の生態系に彼らが進化的に進出するのは、一億五〇〇〇万年先まで引き延ばされ た。まず恐竜が試みて成功し、彼らの成功は、哺乳類型爬虫類の三次にわたる波を合わせたものの 二倍も長く続いたのである。過去に向かってさかのぼる私たちの行進では、三つの「影の巡礼者」 のグループの最古のものが私たちを、どちらかと言えばトカゲに似た盤竜類の「ノア」に連れて行 ってくれる。彼らは私たちの一億六五〇〇万代前の祖父母であり、およそ三億年前の三畳紀に生き ていた。私たちはほとんどランデヴー地点川近くまで人り込んできたのである

9. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

て も と 肢 ビ よ た は い 類 と び い 現 比 な 力、 似 た 生 と い 力、 っ ア わ 点呼的 の そ 両 ば最 ら ナ で い 生 ず れ あ れ近 シ る ら 類 イ る る に シ の 魚 な は で モ ヨ カ 類本 も の : 書 る 類 つ て つ 工 の 陸 の と ル の 冒肝 ぬ 類大上 カ へ 頭 と 工 る ノい で な ぬ 、英 な で ル の 衄巡進 類 る と で礼 出 私 の し は 類 成 は 団 は て は 、人 体脚 が の 、モ 、私 コ 場 は の リ と た 中 ン 合 尾 私 な た ち を セ は い の 主 ス も も 上也 ち 義 を 羊進 タ た 中 つ な 区膜 イヒ な の と は 類 ク ) 田 別 17 日 に 歴 し す い カゞ が に 上膨逸 ム 史 、水 る が大脱 幼 中 が 流 に 、す お り な 生 生 し め に 数 は 活 た る け カ 者 の よ る つ の り 重 強 で 区 い 陸 し ず 要 て 上 く 別 か 非 脊 っ な 泳 見 し 0 よ 移難椎私 か 生 と ぐ け 物 行 し 動 尾 た た 物 は ち で を 目リ も 的 に あ の は カゞ あ っ 、大 す つ る ズ ム そ ネは た て に 体 。れ 先 い や て だ 四 に 立 し る へ お 両生類が合流 いくつかの化石研究とは対立するが、遺伝学的な 研究は一貫して、これまで記載されている 5000 種 内外の両生類の種を、羊膜類の姉妹群として 1 つの こでは、分子分類学に従 グループに統合する。 っているが、両生類の 3 つのグループの枝分かれ の順序については意見が一致していない。 写真 ( 左から右へ ) ソメワケサンショウウォ (Ensatina esc わわ 0 厖 / の、 コ / ヾルトヤドクガ工ル ( Dend 「 oba u 旧 ) 、 アシナシイモリ (lchthyophis sp. ) 2 両生類が合流 CZ 合流すみのもの アシナシイモリ類 ( アシナシイモリ目 Gymnophiona) カエル、ガマ類 ( 無尾目 Anu 「 a ) サンショウウォ類 ( 有尾目 U 「 ode 一 a ) 8 MZ 8 2 8 3 N cz = 新生代 MZ = 中生代 PZ = 古生代 N = ネオジン O E = ノヾレオジン K = 白亜紀 」 = ジュラ紀 T = 三畳紀 P = ベルム紀 C = 石炭紀 0 340 単位 : 100 万年前

10. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

手骨 ( 中足骨 ) で、これに第三および第四中手骨 ( 中足骨 ) の痕跡である小さな一一つの骨が癒合して いる。食肉類もまた中手骨と中足骨を引き伸ばしたが、脚の五つの骨は、ウマやウシや、その他のい わゆる有蹄類の場合のように癒合したり、消失したりすることはなく、分離したままである ラテン語の ungu 一 s は爪のことで、有蹄類 (ungulates) とは、その爪すなわ蹄で , く動物のこと である。しかし、有蹄類の歩き方は数度にわたって発明されたもので、有蹄類というのはれつきとし た分類名というよりはむしろ、記述的な用語である。ウマ、サイ、バクは奇蹄類である。ウマは真ん 中の一本心だげで歩くサイとバクは、初期のウマや現在の先祖返り突然変異個体のウマがする ような、真ん中の三本の指で歩く、〔ル躡町よ第三、第四指の一の指で歩く。二本指のウシ科と一本 指のウマ科の収斂的な類似性は、南アメリカのある種の」絶滅した草食動物の・収斂的類似性に比べれ かっきょ ば控え目なものである。滑距類 (litopterns) と呼ばれるグループは、もっと以前に、独立に、真ん 中の一本の指だけで歩くという習性を「発見」していた。他の南アメリカの草食動物、なかでもいわ ゆる南蹄類 (notoungulates) は、ウシやアンテロープ類の第三、第四指で歩く習性を独立に発見 していた。そのような、驚くほどの類似性は、一九世紀のあるアルゼンチンの古参動物学者を実際に 欺き、彼は、南アメリカが現在の哺乳類の大きなグループを育んだと考えた。とりわけ、彼は滑距類 ようらん が真のウマの初期の近縁者であると信じていた ( おそらく、彼の故国がこの高貴な動物の揺籃の地で アあったかもしれないという、小さな愛国的な誇りをもって ) 。 シ ローラシア獣の巡礼団は、大型の有蹄類や食肉類のほかに、小型の動物をも私たちの一団に合流さ せることになる。コウモリ類は、あらゆる理由で注目すべきものである。彼らは空を飛ぶという点で、 現在生き残っている脊椎動物のなかで鳥類と何らかの形で競合する唯一のものであり、非常にみごと ン な曲芸飛行士である。一〇〇〇種近くがいて、数のうえでは齧歯類を除いて他の哺乳類の目をはるか なんてい もく