グループ - みる会図書館


検索対象: 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上
52件見つかりました。

1. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

Q) Q) 0 ) 0 ) ことがあるからだ。コンピューターは、ことが難航するときに大いに助けになるが、チョーサーの総、加 , Q) Q) Q) ここでは、私は二行を整列させ、写本に異同のある 序の冒頭の二行を整列させるのには必要はない。 ー 0 ー 0 ー 0 ー 0 一四カ所に灰色の帯を付けて強調した。 Q) Q) Q) Q) 二番目と五番目の二カ所は、二つではなく三つの変異がある。そのため全部で一六の「相違」があ る。相違のリストをまとめたので、いよいよ、どのようなツリー図が最もうまく説明できるかを解明 してみよう。それをする方法はいろいろあり、どれも動物だけでなく、文学テキストにも使うことが できる。最も単純な方法は、全体的な類似性に基づいてテキストをグループ分けするものである。こ れは通常、以下に述べるような方法の何らかの変形による。まず、最もよく似ているテキトのペア贏 ー 0 ー 0 ー 0 ー 0 をつきとめる。次にこれを一つの平均的なテキストとして扱い、残った他のテキストと並べて、次に 最もよく似たペアを探す。そして、順次、人れ子状にグループをつくり続けていって、ついには一本 の類縁のツリー図を構築する。こうした類の技法 ( 最もふつうに行われているものの一つは「近隣結 らは純粋に 合法」と呼ばれている ) は、計算が簡単だゞ、進化的過程の論理を包含していな ) 類似性の尺度でしかない。そのため、、」化論的な論理的根拠に強く依拠する「分類学、 ( ただ 了解しているわけではないが ) は他の方法をよしとし、そのなか し、そのすべてのメンバー で最初に考案された 2 取節約法でる。 類 ここでは最も経済的な説明を意味 最節約法というのは、〈オランウータンの物語〉で見たように、 ガ している。進化においては、動物であろうと写本であろうと、最も節約的な説明とは、日も少オい、 ナ 化的な変化量を仮定するだけでよいものである。もし二つのテキストが共通の特徴をもっているとす 4 れば、最節約的な説明ば ) ぞれぞれ独立に進イたのではなく共通の祖先か一緒に受け、した ン というものである。それは不変の規則としうにはほど遠いものであるが、少なくとも、原理的には、 9 9 大英図書館本 Whan that AP 「 y Ⅱ 0 wytb hys show 「 es soote チャーチ本 Whan that A リ e リ wt his shoures soote エジャトン本 Whan that A00 ? 0 臨 hgs ow 「 es soote ヘングロート本 Whan that A 叩「ゾい wt hls shoures soote

2. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

である ) 、最近の証拠は、イクチオステガが七本指、アカントステガが八本指、そして デポン紀の四肢類の三つ目の属であるトウレルベトンは六本指をもっていたことを示し ている。指の数など間題ではない、それは機能的には中立だと言いたい誘惑に駆られる よ、こうした初期の時代には、 が、私はそうではないと思っている。私の暫定的な推論。 さまざまに異なる種が、それぞれの数の指から実際に恩恵を受けていたというものであ る。実際に、泳いだり歩いたりするのに、他の数のものより有利であったのだ。後に、 四肢類の脚のデザインは五本指で固定されるが、それはおそらく、何らかの内部の発生 学的過程がその数に依存するようになったからであろう。成体では、指の数が胚のとき の数よりも減ることは頻繁に起こる。現在のウマのような極端な例では、合体して、中 指一つだけになってしまっている。 そうき * 3 両生類が生まれ出た魚類のグループは、肉鰭類 ( 総鰭類 ) と呼ばれているものであ る。現在生き残っている唯一の肉鰭類は肺魚とシーラカンスであり、彼らとはそれぞれ、 ランデヴーおよび円で出会うことになる。デポン紀には、海洋動物相においても淡水 動物相においても、肉鰭類はもっと卓越した存在であった。四肢類はおそらくオステオ レピス目と呼ばれる、その他のものは絶滅してしまったグループから進化した。オステ 名のる部れ力のて一の学用を こラ存しハ授物る魚 オレピス目には、エウステノブテロンやパンデリクチスがおり、両方ともデポン紀後期ひ意い一 呼合て。を一現張ロ教生け肺 る うなれい魚シの主、ル古お 類 にいたもので、これはちょうど、最初の四肢類が陸上に姿を現し始めた年代である。 生 的わな肺、一とはロのこ しし含 両 と遍使ははす唯だ私ャ物』従こ 7 なぜ魚類は最初に、水から出て陸に上がることが可能になるような変化を発展させた類普でで者めが類。キ動化一」し 鰭、とけ学含ス鰭る 進法鰭 ヴ のかたとえば肺はなぜできたのだろう。そして、泳ぐだけでなく、それに代わって、肉はもわのにン肉いトと語肉 プあるいはそれと同時に歩くことができるような鰭はなぜできたのか。彼らは進化におけ 4 おそらく完全な水生 初期の四肢類アカントステガの復元図。ジェニフ アー・クラックによれは、アカントステガは完全 な水生で、その「脚」がもともと陸上ではなく水 中での移動のために進化したことを示している。

3. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

252 ゴンドワナもまた、現在の南半球にあるすべての大陸に分かれていくまでは、それ独自の固有の動物 相を育んでいたからである。〈アイアイの物語〉はマダガスカルにおける動植物相の豪華絢爛さを示 している。ローラシアは、ランデヴー地点で出会うローラシア獣たちによる膨大な巡礼者の群れの 大昔の本拠地であり、ダーウイン主義を試す実験場でもある。ランデヴーでは、異節類 ( 貧歯類 ) という奇妙な巡礼団が合流してくるが、彼らは当時の島大陸であった南アメリカで進化的な見習い奉 公をしたのであり、やがて彼らが、共存していた他の動物について語ってくれるだろう。ランデヴー で、もう一つの変わり種の哺乳類のグループであるアフリカ獣に出会うが、彼らの多様化はアフリ カ島大陸で磨き上げられたものである。そして、ランデヴー凵では、オーストラリアと有袋類の出番 ミクロコスモス だ。マダガスカルは、そのひな形となる小宇宙である。すなわち、その流れを追えるほど十分大きく、 それをお手本となるような明晰さで提示できるほど十分に小さい小宇宙なのだ。

4. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

215 ランテヴー 5 旧世界ザル きようびえん こうびえん 成している。「サル類」というのは、すべての広鼻猿類プラス一部の狭鼻猿類を含むが、類人猿を除 いているので、人為的な ( 専門的には「側系統的な」 ) 分類群である。世界ザルは「尾あり類人猿」 と呼んだほうがよいのかもしれない。狭鼻猿類というのは、前にも触れたが、「下向き」まり 鼻孔が下を向いていることを意味しているーーこの点では、ヒトは理想的な狭鼻猿類である。ヴォル テールの小説に出てくるパングロス博士は「鼻は眼鏡のためにつくられたものであり、したがってわ れわれは眼鏡をかけるようになったのだ」と述べた。彼は、私たち狭鼻猿類の鼻孔は雨がかからない ようにみごとに下に向いていると付け加えることもできただろう。広鼻とは文字通り幅の広い、ある いは平らな鼻を意味する。それは、霊長類のこの二大グループを区別する唯一の相違点ではないが、 その名前の由来となった相違点である。さあ、ランデヴー地点 6 に急いで、広鼻猿類に会おうではな

5. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

てはっ異なつお いかなる他の現生人に、するよりもヨーロッパ人に近いとは 言えないごとうかがわせる。言い換えると、ネアンデルタール人と現存のすべての人類の女系的 リのになる。つまり一四万年ではなく、 な共通の祖先は、ミトコンドリア・イヴよりもずつ ) うことになるたろう。この遺一、な証拠は、ネアンデルタール人と現代型人 およ〇万年前し 類のあいだで交雑が成功することがめったになかったことを示唆している。そこで、しばしば、彼 らは子孫を残すことなく死滅したのだと言われる しかし、〈タスマニア人の物語〉で私たちをとても驚かせた「八〇 % 」論を忘れてはいけない。 タスマニア人の繁殖集団に何とか人り込むことができたたった一人の移人民が、普遍的な祖先グル ープ、すなわち、遠い未来に生きるすべてのタスマニア人の祖先だと自らを呼ぶことができる人々 のグループに仲間人りする確率は、八〇 % もあるのだ。同様にして、もし、たとえば、たった一人 のネアンデルタール人の男がサピエンスの集団に人り込んで交配ができれば、彼には、現在生きて いるすべてのヨーロッパ人の共通の祖先となる、かなり高い確率が与えられるのである。これは、 ヨーロッパ人がネアンデルタール人の遺伝子をまったくもたないとしても、真実としてありえる、 衝撃的な考え方である。 したがって、ネアンデルタール人から私たちが受け継いでいる遺伝子は、たとえあったとしても わずかであろうが、一部の人々が何人ものネアンデルタール人の祖先をもっということはありえる ン話なのだ。これは、〈イヴの物語〉で出会った遺伝子の系統樹と人間の家系図の違いである。進化 は遺伝子の流れによって支配されており、もし彼らに話すことを許したとき、〈ネアンデルタール ホ人の物語〉の教訓は、進化を生物個体の系譜という視点から見ることはできない、見るべきではな いということである。もちろん、生物個体は他のあらゆる面で重要であるが、もし系譜について論

6. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

名 モアは消え去り、もういないー オ マ の エピオルニス類とモア類 ( しかし、肉食性のフォロラコス類も他のさまざまな絶滅した飛べない巨 ン 鳥もそうではない ) は走鳥類で、この古い鳥類グループには、現在では、南アメリカのレア、オースラ ニューギニアとオーストラリアのヒクイドリ、ニュージーランドのキーウイ、一 トラリアのエミュ そしてかってはアジアにふつうに見られヨーロッパにもいたが現在ではアフリカとアラプ地方に限定 されているダチョウが含まれる。 私は自然淘汰の力が気に人っており、走鳥類が、〈ドードーの物語〉のメッセージを裏づけるよう に、その飛べないという特徴を世界のさまざまな地域で独立に進化させたのだと報告できれば大いに 満足できたことだろう。言い換えると、走鳥類が、異なった場所における平行的な圧力によって表面 的に類似するようにつき動かされた人為的な分類群だと言いたいところなのである。しかし、残念な がらそうではない。私がこれからエピオルニスについて語ろうとする真の走鳥類の物語は、非常に違 ったものである。そして、最終的には、よりいっそう魅力的であることが判明するかもしれないこと を述べておかなければならない。〈エピオルニスの物語〉は、その〈エピローグ〉と合わせて、ゴン ドワナの物語、そして現在ではプレートテクトニクスと呼ばれる、大陸移動の物語をなしているので ある。 類 ヒクイドリ、レア、キーウイ、モア、そし 走鳥類は真の自然分類群である。ダチョウ、エミュー 蜥 てエピオルニスは、お互いどうしが、他のいかなる鳥類とよりも近い類縁関係にある。そして彼らの 6 共通の祖先も飛ぶことができなかった。おそらくは最初は、ゴンドワナ大陸沖のどこかとっくに忘れ プ去られた島に飛び渡った後、しかるべき〈ドードーの物語〉的な理由によって翼を失ったのであろう。 4

7. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

ランテヴー・ ランテヴー ランテヴー 下巻目次 の肺魚 肺魚の物語 ランテヴー・ 0 シーラカンス ランテウ ーの条鰭類 リーフィ ・シードラゴンの物語 / カワカマスの物語 トビハゼの物語 / シクリッドの物語 / 洞窟魚の物語 カレイの物語 のサメとその仲間 の ) ャツメウナギとメクラウナギ ャツメウナギの物語 ランテヴー朝ナメクジウォ ナメクジウオの物語 ランテ 70 ホャ類 ランテヴーのヒトデとその仲間 ランテヴー 0 旧ロ動物 ゴカイの物語 / アルテミアの物語 / ハキリアリの物語 バッタの物語 / ショウジョウバエの物語 / ワムシの物語 フジッポの物語 / カギムシの物語 カギムシの物語へのエピローグ ー ( 無体腔型扁形動物 朝刺胞動物 クラゲの物語 / サンゴ虫の物語 ー・有櫛動物 板形動物 ランテヴ ランテゥー ランテヴ ランテゥー 232 228 208 ランテヴ ランテヴー 0 カイメン類 カイメンの物語 ー・襟鞭毛虫類 襟鞭毛虫類の物語 ランテヴー ・ドリップス ランテヴ ー 3 菌類 ランテ 70 アメーバ動物 ランテヴー の植物 カリフラワーの物語 / セコイアの物語 ランテ 70 不確かなグループ ミクソトリカの物 ・歴史的大ランデヴー 0 古細菌 0 真正細菌 リゾビウムの物語 / タクの物語 ・カンタベリー ー主人の帰還 進化のやり直し 価値に無関係な進歩と価値を背負った進歩 進化しやすさ / 主人からの別れの挨拶 系統発生とコンセスターの復元についての注記ーー ◇訳者あとがき 参考文献 索引 図版クレジット ランテゥー ランテヴー 4 引 264 4 3 1 4 43 / 3 1 8 250 244 236 453 290 308

8. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

43 / ランテヴー 1 ア両生類 生動物にとって陸上の条件が、ローマー説のように悪いときにではなく、「よい」ときに ) 上陸して しるとい , っことである そしてまちがいなく、魚類が一時的であれ恒久的であれ、陸上に出現するべき理由はたくさんある。 干上がる以外の理由で、河川や池がすめなくなることがある。彼らは水草のために息が詰まってしま うことがありうる。その場合、またしても、陸上を移動してより深い水中に行けるものは恩恵を受け るだろう。もし、ローマー説への反論として言われているように、デポン紀の干魃ではなく、デポン 紀の湿地のことを語っているのであれば、湿地は、魚が深い水域、あるいは実際には食べ物を求めて、 沼地の植生のあいだを歩いて、あるいは滑って、あるいは跳びはねて行くことによって恩恵を得る無 数の機会を与えてくれる。この説明でもなお、私たちの祖先が水から出たのは、最初は陸に上がるた めではなく、水に戻るためであったというローマーの基本的な考え方は保たれている。 私たち四肢類が由来した肉鰭類というグループは、現在では哀れな四属だけに減ってしまったが、 かっては、現在の硬骨魚類とほとんど同じように、海を制覇していたのである。硬骨魚類にはランデ ヴーまで会うことができないが、彼らがこの議論に助けを与えてくれるだろう。なぜなら、彼らの なかに、少なくとも時々空気呼吸をするものがおり、少数ではあるが水から出て陸上を歩くものさえ いるからである。私たちの巡礼がもう少し先へ進んだところで、彼らのうちの一人、トビハゼから話 を聞くことにしよう。彼の物語は、また別の、ずっと最近に起きた陸上への進出の物語である。 サンショウウオの物語 進化の歴史では、名前は厄介者である。古生物学が論争の多い学問分野で、個人的な敵対さえ見ら

9. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

0 間にわたって、アフリカも含めて世界の残りの地域すべてが、少なくともある程度の交雑をしていた と仮定すれば、チャンの計算の論理は、コンセスター 0 のすんでいた場所が、アフリカの外、タスマ ニア島に渡った移住民たち ( その子孫がタスマニア島民となった ) の出発点の近くではなかったのか という疑いへ導いていくことになるだろう。それでも今だにアフリカのグループは人類の遺伝的多様 性の大部分を維持している。この一見パラドックスのように思える問題は、次の物語で、人間ではな く遺伝子の系統樹を探究するときに解決される。 私たちの驚くべき結論は、ンセター 0 、暮らしていたのは、おそらく数万年前で、まず確実に、 場所はアフリカではなかったとし一 ある。ヒト以外の種も一般にきわめて新しい共通祖先をも っているかもしれないが、〈タスマニア人の物語〉が私たちに生物学的概念を新しい観点から検証す るよう強いるのは、そのことだけではない。、 ターウイン主義を奉じる職業的専門家にとって、一つの ラドックスに思える。ち 集団の八〇 % がすべての現存する個体の普遍的な祖先になるというのは、パ よっと説明させてほし ) 。 し私たちは、生物個体が「適応度」と呼ばれる性質を最大限にしようともが いているものだと考えることに慣れ親しんでいる。だが、正確なところ適応度が何を意味するかにつ いては異論が多い。人気のある近似解の一つは、「生みだす子供の総数」である。もう一つは、「生み だす孫の総数」であるが、孫で止めるという明確な理由はなく、多くの専門家は、「将来のどこか遠 い時点において生きている子孫の総数」といった言い方のほうを好んでしている。しかしもし、この 理論的に理想化された自然淘汰のない集団において、その人口の八〇 % が最大の「適応度」をもっと 予測できることになれば、一つの難間を抱えることになるように思われる。すなわち、彼らは集団全 体が自分の子係だと主張すると予測できるのだ ! これはダーウイン主義者にとって間題である。な ぜなら、彼らは、すべの動物がたえず「適応度」を最大化しようどみがぐもの」だということを大前

10. 祖先の物語 : ドーキンスの生命史 上

られた順序で私たちに合流してくる他の巡礼者を迎えることになるだろう。 たとえば、スタンリーがリヴィングストンと記念すべき挨拶を交わしたアフリカの奥地で、およそ 五〇〇万年さかのぼった時点で、私たちが最初に出迎える道連れの巡礼者はンパンジ類である。 チンパンジーとポノボは、私たちが彼らを迎えるより「前に」すでに合流を果たしているだろう。こ こで、最初に提起しておくべきちょっとした言語の問題がある。私ゞ「前に」括弧のなかに人れた のは、この言葉が混乱を招きかねよ ) ある。私はそれを後る / ( 、去 ) に向かうときの前という 意味で使っているーーっまり去に向かう巡礼の過程における前なのだ。しかし、もちろん年 代記的な意味では後を意味するので、 。こ注意を ! 混同する読者は誰もいないと 思うが、読者の忍耐心が苛立ちを試されるような他の状況があるかもしれない 。この本を書きながら 0 ) 〔て 私は、過去へさかのぼる歴史家のために、特別に誂えた新しい前置詞をつくるという試みをした。し う単語を括弧でくく かし、それはまったくうまくいかなかった。その代わりに私は、用的な印い って使うことにした。「前」という言葉を見たときには、それが年代記的には本当は後を意味してい ることを忘れないでいただきたい。そしてただの前とあったときには、それは本当に前 ( 過去 ) を意 味しているのである。そして「後」についても同じことで、必要な変更を施して読んでいただきたい。 さらに過去に向かって旅を続けていくとき、次にランデヴーする巡礼者はゴリラであり、ついでオ ランウータンである ( かなり遠い過去にさかのぼり、そしてもはやアフリカではないところで ) 。そ して次に私たちはテナガザル、旧世界ザレ、新世界ザル、その後に他のさまざまな哺乳類のグループ ・ : と続いて、最終的には、すべて生物の巡礼者がロて、生命の起源のものという、たった 一つの探究目標に向かって行進していく。過去に向かってさかのぼっていくにつれて、ランデヴーが 起こる大陸に名前をつけることが無意味になるようなときが、やってくるだろう。プレートテクトニ あつら