ー k- が環境を救う エコノ・インフォマティクス 何でもインフォマティクスを付ければよいとい、つものではないと思、つが、仮に名称として付けるとするとこん な名前になるのかもしれない 地球環境、生活環境の危機が迫っている現在、われわれが今日持っているインフォマティクスの力を使って環 境の保護をするべき時に来ているのではないだろうか どうすれば環境を守れるのか、国、自治体、 zæo 、企業などがもっている知識とノウハウをインタ 1 ネット を通じて互いに公開し、利用しあってゆく、二一世紀は待ったなしにこうした運動が起こるのではないだろうか バイオ・インフォマティクスで、ガン、アトピー、アレルギーなど様々な難病と新しい病気の原因をみ、巨 大なデ 1 タベースに格納し、シミュレーションすることによりその影響を調べ、インタ 1 ネットでアクセスする。 地球、生活環境を科学的に分析し、自然の蘇生力にまかせておけないことに科学的な対策をするべき段階にきて いる。われわれが持っている、バイオなどの技術を注げば解決できることの方が大きいはすである。見えな い経済的効果、巨大な視野で経済的効果を予測し、豊かな投資がこの分野にも起こることを望みたい。
ように説明している。コーラやジュ 1 スの自動販売機 の前に、携帯電話を手にして立つ。携帯電話を自販機 6 株取引、オークシ , ン、音楽、予約、街角でコマース 運営の会社にかけ、自販機の商品番号を電話機ボタン で入力すると、希望した商品が自販機ポケットに落ち 5 モバイルコマ 1 ス ( 0) てきて、お金も払わずに商品を手にすることができる。 代金はどうなるのであろうか。代金は携帯電話会社が 模円インタ 1 ネットを使った個人消費者向け 0 の自動的に携帯電話の持ち主を認識して、あらかじめ登 場億コマースで、ショッピング ( 3 ー⑤参照 ) と並ん録してあったその人の銀行口座から引き落とすことに 市 0 の 0 で期待されるのが、移動体のモバイルコマース (>0) よって回収される。 そ またモバイルコマース時代になると、電話機そのも と 4 である。 期 のが、サッカーの入場券や航空機のチケットにもなる。 これまでのコマースでは、消費者が使う端末はパ 時 る ソコンであった。しかし、ショッピングではデジ携帯電話で注文した入場券や航空券は、デジタル情報 す ク 年タルが、そしてモバイルコマースでは携帯電話、として電話機のメモリ 1 内に記憶される。サッカー競 イ レ 2 次世代 ( 2 ー③参照 ) など、ノンパソコンの新技場に着いて入口で、携帯電話をもって入場すると、 しいインターネット機器が消費者側の端末として使わ入口上の発信機からの電波が、電話機内のメモリーで 場 0 市 2 れる。 チケットの有無を確認してゲ 1 トを自動的に開く。自 モバイルコマ 1 スの普及促進に最も熱心なのは、世分の席の場所には、電話機が音声で自動的に案内して 界の携帯電話機メーカートップのフィンランドのノキくれる。入場料金などは、自販機の場合と同じように ア、そして同二位スウェーデンのエリクソンである。決済されてしまう。 ノキアは携帯電話を使うモバイルコマース像を次の こうしてモバイルコマース時代の携帯電話は、単に 8
ースなどのサー バ 1 は複数台数で構成されるようにな システムの中心はではなく高性能ディス った。 クである時代が到来 8 このため複数サー バーが個々に大容量記憶装置をも つのではなく、複数サ 1 バーが独立した記憶装置群を ( ストレ 1 ジ・ 共用しようという動きが強まった。そうした複数の記 エリア・ネットワ 1 ク ) 憶装置群をまとめて一体管理し、これを高速スイッチ 模円とはストレージ・エリア・ネットワークの略や高速通信 ( ファイバ 1 チャンネルと呼ぶ ) を介して 複数サ 1 ーで共通的に使う技術が co<Z である。 場億である。 市 0 インタ ! 不ットを使ったコマース ( 電子商取引 ) 例えばトランザクションを貯めたデータベースは極 の 0 そ 0 ーこ半うトランザめて貴重であるので、これを記憶装置の故障やトラブ とワ】か重要なビジネスになると、この取リ。イ 期 クション ( 取引データ ) を詳細に、一件一件貯め込んル発生で消してしまっては大変なことになる。このた る でおかなければならない。個人消費者や販売先企業のめのバックアップとして、同じデータを複数の記憶装 す イ年購買動向を知るためには、詳細取引内容をすべて大容置にコピーしておく必要が生まれる。この場合、今ま ーに複数の記憶装置をつなげて、 レ 4 量記憶装置に蓄積し、これをデータウェアハウス手法での方式ではサー このサー ー経由でデ 1 タコピ 1 という処理をしなけ ( 5 ー③参照 ) によって分析する必要があるからだ。 場 0 市 2 このため新しいサー ・コンピュータ用記憶装置ればならなかった。 しかし技術を使うと、一カ所にまとめられた 技術として < Z や Z < ( 4 ー⑨参照 ) に大きな期 待が寄せられている。これまでコンピュータネットワ記憶装置間のデータのやりとりはサ 1 バー経由ではな ークの要となる複数のサー ーには、それぞれ別々のく、スイッチだけを経由して行うことができるように バーはデ 1 タのやりとり ディスク記憶装置が接続されていた。しかし、コマなる。こうすることで、サー 82
2 一度ソフトを作ればどのコンピ 0 ータでも稼働する タでも使える。従って > は—製の大型汎用 コンピュータ ( メインフレーム ) でも使えるし、次世 代電話 ( 2 ー⑤参照 ) のような本当に小さいコンピュ ータでも使える。 このため最近では > は大きく二つのエディシ ョン ( 版 ) に分けられた。大型コンピュータで、銀行 > ( ジャパ ) は米国サン・マイクロシステムのバンキング・アプリケーションなどで使われる 模円 > は「 > エンタープライズエディション 場億ズが九五年に発表したインターネット時代に適したコ 市 0 の 0 ンピュータ・プログラミング一一一〔語である。インターネそしてデスクトップパソコンや携帯電話、携帯端末な そ 0 ットの動くホームペ 1 ジやゲ 1 ムができるホ 1 ムペー どで個人向けアプリケ 1 ションに使われるは 期 ジなどを、 > ならば簡単に作ることができる。 「 > マイクロエディション」と呼ばれる。 時 る その最大の特徴は、 > で書かれたプログラム > は大規模なオンラインバンキングでも使わ す イ年はどんな ( オペレ 1 ティングシステム ) 上でも使れ始めた。世界で最初の大規模システムは二〇〇〇年 レっ 0 えることだ。われわれがパソコンでよく使うワープロ 六月から稼働を始めた「東京三菱銀行の新営業店シス ソフト「ワード」、表計算ソフト「エクセルーなどは、 テムーである。このオンラインシステムのプログラム 場 0 市 2 マイクロソフトのパソコン o 「ウインドウズ、の上はすべて—と富士通が協力してで書い だけでしか使えない た。全国六〇〇の営業店で一万二〇〇〇台の銀行預金 これに対しは、どんな上にも端末 (<+>) や店内パソコンの画面表示もすべて で書かれたプログラムを翻訳して実行する「 > > で書かれているので、東京三菱に口座をもつ人 仮想マシン」が装備されているからどんなコンピュー は知らない、っちに > のアプリケーションを使っ
すべてを、テレビのリモコン操作だけで行うことがで きる。 放送局がコマースチャネルに大変身 ハソコン普及率の高い米国においても、その複雑な ショッピング 操作はお年寄りにとってはやっかいだ。特に外出が自 由でないお年寄り、多額の預金をもつお年寄りはオン 5 ( コマ 1 ス ) ラインマーチャントにとっても魅力あるお客様だ。し かしパソコンだけでは、このお金持ち高齢者を、イン 模円インターネットを使ったオンラインマーチャント 場億 ( インターネット上の商人 ) と個人消費者間の朝 o 、 タ 1 ネット市場に取り込むことはできなかった。しか 市 0 の 0 コマース ( 電子商取引 ) の形態で、二〇〇〇年に入し、のリモコン操作だけで自由にショッピングが そ 0 とってから世界の期待を集め始めたのが、コマースできるコマース時代になると、このショッピング 期 時 と呼ばれるショッピングと、携帯電話など移動体は爆発的に伸びると世界で期待されている。家庭の居 る 端末を使うモバイルコマース ( 3 ー⑥参照 ) である。 す 間におけるパソコンと E-H> では、その影響力に大きな イ年このうち、コマースは現在わが国のお茶の間で格差があるからだ。米国でも家電量販トップのベスト レ 2 人気のあるショッピングと同じ類のもので、イン ハイなどが、デジタルを使ったコマースのシス ターネットとデジタル E-*> を結んで実現する。現在のテム開発を行っている。 場 0 市 2 e-'> ショッピングは、の映像で商品の性能や価格 わが国も二〇〇〇年一二月からデジタル (-*> 放 を確かめたうえ、電話をかけて注文する。これに対し送が開始される。このサービス開始から一〇〇〇日で、 インターネットにつながれたデジタルを使えば、 一〇〇〇万台のデジタルを普及させるプロジェク 注文する際に改めて電話をかける心配はない、冫 主文すトを郵政省、、テレビメーカーが推進している。 る意思、注文する商品やその数、そして代金決済などデジタル放送に参入する民放各社も、コマー
9 デ 1 タ交換の互換性がなくなったり、「文字化け」と 呼ばれる現象が起きたりした経験を多くの人々がも 同一のソフトウェアをインターネットを利用し、 多企業で、同時に格安に使う ージョンアップの手間、ソフトのバ このようなバ ジョンの不統一による問題発生を一挙に解決する手段 として、アプリケーションソフトをセンターで実行し、 模円インターネット時代とな 0 て、企業や個人のコンピそれぞれのユーザーにはインタ 1 ネットを介して処理 サービスを提供するという、新しいサービス業が 場億ューティングスタイルが大きく変わりつつある。 市 0 の 0 企業が使う販売管理、顧客管理、財務会計や人事管九九年頃より日本を含む世界の先進国で多数誕生し そ 0 た。このサービス業を「アプリケーション・サービ とっ 0 理、また個人が一人一人使う、ワープロや電子メール 期 のソフトは、これまで企業内コンピュータや、個人個ス・プロバイダー ( < ) 」と呼ぶ。 時 る ・コンピュ は自社に大型・高性能のサー 人が所有するパ 1 ソナルコンピュータ ( パソコン、 p-« す ータを設置し、この上で多数のユーザーが使用する多 イ年 O) にインストールしなければならなか 0 た。ソフト ージョンアップが繰り返さ種類のアプリケーションソフトを同時並行的に処理す レ 1 は度々、機能強化などのバ れる。そのたびにユ 1 ザ 1 は高いお金を払って、新バる。ューザーはとインターネットで接続された 場 0 市 2 ージョンのソフトを購入し、一台、一台の o にこれ自分の卓上パソコンで、あたかもアプリケ 1 ションソ をインストールするという、やっかいな手間をかけなフトが従来どおりこの内部で実行されているのと全く ければならない。 また何百台、何千台というが導同じようなスピードと感触で使うことができる。 を利用することで、一企業内でワ 1 プロや電子メ 1 入されているオフィスでは、例えばワープロや電子メ ルのソフトヾ ールソフトのハ 1 ジョンが異なるという事態は発生しな ージョンが異なると、それぞれの間に
7 当に本人や役所からのものか分からない、②データが 何者かによって途中で改ざんされる恐れがある、など 自宅から投票できるシステムが登場 の危険が伴う。 従って電子政府機能を本当に信頼性の高いものにす 電子政府 るには、制度や技術面で、これらの難問をいかに解決 するかがカギを握っているといえよう。このため政府 模円インターネットで政府や市町村に対する申請や届けは電子署名・認証法を法制化すること、民間の正式の 場出などの手続きができるような構想が電子政府であ認証期間が暗号技術を使って本人であることを照明す 市つ の り、日本政府はミレニアム・プロジェクトの一環としる「電子署名、に効力を持たせるなどして行政手続き そ と て、二〇〇三年度の実現を目指して技術開発を進めてやコマ 1 ス ( 電子商取引 ) の認証基盤を整備する。 期 いる。行政手続きに伴う負担を減らすことや、インタまた二〇〇〇年四月からは、コンピュータウイルス対 時 る ーネット利用普及を後押しする狙いが込められてい 策など安全システムの技術開発、政府調達手続きの電 す 子化、運輸や通信関連の手続きなどの先導的プロジェ イ年る。 レ【 0 日本政府は行政機関の情報化を推進するため九四年クトの準備作業を開始した。 に「行政情報化推進基本計画」を定め、行政手続きの また二〇〇三年度にはインターネットを活用した電 場 0 市 2 電子化に取り組み始めていた。さらにミレニアム・プ子入札などの実験も開始する。政府が調達する物品は、 ロジェクトとして九九億円の予算をもって二〇〇三年事務用品、 0< 機器から一台数十億円もするスー 度までに国税の一部の申告手続きなどの電子化に踏みコンピュ 1 タなども含まれるので、電子調達に適した 切った。インターネットを経由した申請は行政窓口で品目の選定作業も進めている。電子政府は、ハッカー の対面による応対とは異なり、①電子メールなどが本攻撃によるサイバ 1 テロ、コンピュータウイルス対策 122
第 4 章ハード ーっ屋根の下、何でも無線でつなぐプルートゥース 庫 蔵 電子レンジ 0 = 0 電灯 帯話 携電 ノート型 パソコン をテレビ ターなどとも、無線接続が可能となる。東芝に続いて 携帯電話メーカートップのノキア、なども製品 化を急いでいる プルートウースと並んで、二〇〇〇年になってから、 個人用ネットワ 1 ク向けに提唱されたのが「ワンチッ オプケ 1 タイ、である。これは携帯電話の機能を一チッ ◎テプに統合して、パソコン、テレビ、冷蔵庫などに取り 込むアイディアである。しかし、ワンチップケータイ は使うたびに電話回線を使い、電話料金がかかるとい う欠点がある。 いすれにしても、ボタン一つの操作で、デジタル機 器を柔軟に結んで、データのやりとりができる時代が、 見えてきたのである。 VT 日
第 1 章デジタル・インフラ つ」 ADSL サービスの構成 加入者宅 電話局 ADSL モデム ADSL モデム ツイストペア ルーターなど 交換機 下の周波数帯域を使って信号を送り、データ通信では それよりも高い周波数帯域を利用する。従って同一回 線で音声とデータ通信の両方が同時に可能となる。 米国でが普及し始めたのは、地域電話会社 とケ 1 プル会社の電話、インターネット利用での 競合が激化したからであった。全米家庭の七〇 % 近く に普及しているケ 1 プル > 網を使った電話、インタ ーネット接続を、多くのケープル会社が開始した。 これに対抗するため各電話会社は、既存電話回線を使 っての高速デ 1 タ通信としての普及を促進し ている。 < co は光ファイバー敷設計画が明確でない韓 国、中国でも著しい普及ぶりである。この意味でわが 国は、「後進国」といわれているが、わが国 が目指す本命はあくまでも光ファイバ 1 網である。
4 人生どこを切り取ってもーにサポートされている 8 インフォマティック・サポーテッド・ライフデザイン わが家の改築を考える時、従来はどうしても物理的美しさや機能性、現在の住み心地を重視し、設計してしま 自分の職業、社会的能力、年齢や健康状態、家族の状況、そうい 0 た様々な要素からわれわれはライフデザイ ンすなわち人生設計をする。その人生設計の中である時は物理的にはバリアフ リー・インフォマティクスのよう なものが助けてくれる。 しかし、われわれには出会いも必要であり、コミニテイも必要である。二一世紀に入れば日本人は社会参加 の重要性をさらに感じるであろう。また、ヘルスケア、資産管理、生涯学習など様々な機能が必要となる。 その時インフォマティック・サポーテッド・ライフデザインが真価を発揮する。コンシューマ 1 ・セントリッ クの時代、すなわち個人にと 0 て必要な機能にお金を使う時代が到来した。日本人の預金額は一三〇〇兆円とい われているが、この金額が消費に化けてゆくとすれば、個人にと 0 てお金を使うべき格好の対象である。これも また大市場が期待される。 152