言葉 - みる会図書館


検索対象: ラブ・ユー : 初恋レボリューション
25件見つかりました。

1. ラブ・ユー : 初恋レボリューション

234 「でもイヤだ ! こんなツ」 佑は必死になってさけんだ。 「こんないーかげんなセックス、オレもうヤなんだよッ ! 」 「俺だってもうそんなセックスはどめんだ ! 」 「え ? 」 ( え ? ) ふたりの少年の目と目が、びたりと動きを止めて互いを見つめあう。 呼吸も止まってしまいそうな瞬間。 たましい 核心をつきそうになってしまった魂の言葉。 これじゃあクレイジー 瀬川光司狼は思わず自分のロをついて洩れ出てしまった言葉が信じられない。 尾崎佑は反射的に自分の耳に降りそそがれてしまった言葉が信じられない。 だってそれは。 愛のコトバだったから。

2. ラブ・ユー : 初恋レボリューション

「そんなに佑が大事かい ? 「ん ? 「おまえは、佑のことを一番大切に想ってるんじゃないか」 「そりゃな。あいつは俺の金蔓だからな」 けんめい 「そうじゃないだろう ? 俺はおまえがここまで一生懸命になってるのなんて初めて見る気が するぞ」 嵐はごく自然に言葉を選ぶ。 言葉にしてみると、それはたしかに真実のような気が、ますます、した。 そして、さらっと言葉がすべり出る。 、一「光司狼、おまえはもしかして、佑のことが好きなんじゃないのか ? 」 ュ ル連夜の寝不足で疲れた光司狼の頭は、どうやらなかなかに働きがニプイ。 初てなわけで数秒後。 ュ 「ーーーはに」 4 倍角指定。エデイター アッ罫線があるじゃないですか ! ま、ま、そこをひとつあなたの魔法でなんとか。 けいせん カネヅル

3. ラブ・ユー : 初恋レボリューション

120 ノドの奥からカラダの奥まですべてがつながって。 悦んでふるえて。 光司狼の不法行為を迷いもなく許したみたいで、なさけなくて。 一瞬のち、佑はたまらなくなった。 「どけよ、。ハカ野郎ツツ ! 」 思いっきりのカで相手を突きとばして、佑がべッドから飛び出す。 「佑、おい待てよ」 「オマエなんか : ・ ! 」 床に落ちていた服をかき集めて、胸の前でギュッと抱きしめて、佑は吐き出しかけた言葉を 止める。 " おまえなんか勝手にしろ ! 勝手に退学でもなんでもなればいい ! 数秒後、佑は第一段階で出かかった言葉とはまったく反対のことをさけんでいた。 「おツ、オマエなんか・ : ツ」 そこでひと息タメ。 よろこ

4. ラブ・ユー : 初恋レボリューション

184 実はプレイボーイの名が泣くぞ、瀬川嵐 ! そうして嵐がほとんど言い返せずにいるうちに、水月は佑を頼むね、とかなんとか言い残し て嵐の部屋を出ていってしまう。 ぼうぜん 取り残された嵐は、ほぼ茫然として ( 筆者訳〕フヌケ状態になって ) つぶやいた。 「そうじゃない。水月。俺が言いたかったのは、そうじゃないんだ」 ″行ってしまったりしないだろう ? 〃の後に続くはずの言葉。 それだけが今、嵐の頭の中でくるくる回っていた。 " 行ってしまったりしないだろう ? 俺を置いて〃 そうして引き続きぐるぐる回った言葉は、 ( アホだ。俺はアホだ ) そーだ ! きみはアホだ大バカヤローだ、嵐ちゃん ! おかげで水月様、ダメージ九九 % ! この始末、どーっけてくれる気だつ ( くそっ ) せがわ

5. ラブ・ユー : 初恋レボリューション

そういえば確かにこういうレッスンは久しぶりだと思い出した佑だったが、光司狼のやり方 にはカラダのほうがすっかり馴らされていて、すぐにその動きについていってしまうのが災難 だった。 ( ウソ。なんでだよっ ) 佑が。ハッと目をみはる。 はねあがった体を押さえつけて、光司狼がうなった。 「動くんじゃねえよ。ほら、いいだろ ? 」 「やツ、やだ : ・」 ( ちがうちがう、そーじゃねくてッ ! ) ュ 心と体がズレて、そのアンバランス感覚が佑を翻弄する。 ル「光司狼 ! やッ ! 放せッ ! 」 いちおうさけんではみたのだが、その言葉の最後は光司狼のロの中に飲みこまれた。 くちびるは乱暴なキスでふさがれて、言葉なんか出せないようにされてしまう。 ュ 体は光司狼の体重をぜんぶ受けとめさせられて動けないし、そのあいだに光司狼のふらちな 指先はなすべきことをなし。 「だ、だめ、熱 : ・」 ほんろう

6. ラブ・ユー : 初恋レボリューション

両手をまわして ぎゅって抱いて 言葉より先に ハグしてハグ 感じてピンク あなたの体温 ここからはじまる 恋のバトルロワイヤル

7. ラブ・ユー : 初恋レボリューション

「ら、らん、嵐 どすっ ! ↑佑、嵐のハラ突撃 ! がんっ ! 个ー 嵐、後頭部、壁に激突 ! 「いてつ。由宇 ? いったいどうしたんだ ? 」 嵐のやさしい言葉にも、佑はぶるぶる首を横にふるだけで答えない。 由宇ちゃんモードになってる佑の小さな頭は嵐のレザージャケットの内側に隠されて、もは あまいわと や天の岩戸におこもり中の天照大神状態。 そうやって顔をあげようとしない佑を抱きしめたまま、嵐は光司狼のほうへと視線を移す。 ン「光司狼 ? 由宇になんかしたのか ? 」 シ「したかもな」 ュ へろっと一一一口うなへろっと ! 嵐の後ろから出てきたプリンセス・。ハールな水月も顔色変えている。 レ 机「何をしたんだよ光司狼撮影前の由宇をこんなに興奮させて ! 」 一由宇のマネージャーとしては当然の言葉である。 嵐はそれ以上問いつめたりするようなことはしなかったが、それでもこういう場面では長男 らしい一面が出てきて。 「責任を取れないようなことはするなよ、光司狼。プロデューサーだろう ? 」 アマテフスオオミカミ

8. ラブ・ユー : 初恋レボリューション

170 佑。 だってきみは瀬川三兄弟の最後の砦。 最後の光。 佑は息をのんだ。 「こ、光司狼・ : 、オレ」 佑もまた、自分が言っちやバッドな言葉を口にしてしまったという事実に気づく。 けれどもう。 何もかも遅すぎて。 「光司狼 せがわ とりで

9. ラブ・ユー : 初恋レボリューション

196 「あ、オレ : ・」 ゅうひとみ 宇宙でも人っていそうに大きな佑の瞳。 みずき 水月があわてて嵐の体をふりはらう。 「ゆ、佑、これはあの」 「いいな」 「え ? 」 「いいな。うらやまし。そのキス、ホンモノだってオレにもわかるよ」 「佑 ? 」 思いもよらない佑の言葉に、水月がけげんな顔をする。と、そのとき。 ☆ 5 ☆そしてここガらのリアルラブ らん

10. ラブ・ユー : 初恋レボリューション

236 あふれだすぜんぶの気持ちをつめこんで、佑はもう一度さけんだ。 「一回くらい、本気で抱けよ カチャ、とドアが押し開かれる。 光司狼は、最後までふり返らなかった。 まぎわ そうして部屋を出てゆく間際、光司狼が言い残した言葉は、佑を打ちのめしてあまりあるも のだった。 「退学したら俺はロスに行く。もう、日本には戻ってこねえよ」 こっち