97 光と影のトラキア
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光と影のトラキアアレクサンドロス伝奇団
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光と影のトラキア アレクサンドロス伝奇固 榛名しおり white heart 講談社文庫
ハミルがそばにいてくれるから、こんなに気持ちが晴れ晴れするのかもしれない アレクスはハミルを振り向いた 「腹が減らないか ? ー ところがハミルは返事もできず、思わずまじまじとアレクスを見つめている。 アレクスは首をかしげた。 荷 ? アレクスの顔は、いつの間にか十六歳の少年のそれに戻っている。 つい先ほどまでの非情な司令官の影は、あとかたもない。 ハミルの思考はとんでもない方角に飛んでいた。 ( サラは、こいつに惚れなかったんだろうか 惚れないはずない、とハミルには思えた。 ア現に、自分はもうこうして、アレクスのそばを離れられなくなっている。 の 影 じゃっかん 光 満を持して立ち上がった名高いトラキアの勇士たちが、弱冠十六歳の王子アレクサン しら ドロスのわずかな兵にいとも簡単に屈伏させられたという報せは、すぐに地中海じゅうを 矢のように駆けめぐった。