価は高い。食べるには蒸すのがいい。煮ると、どろどろになってしまう。 。、ールミレット ( 唐人ひえ ) ( 場所 ) インド全域と東南アジア、アラピア、エジプトの一部、アフリカと南米、暖かいと ころで成育している。このキピは、放棄された耕作地などにある。 パールミレットの粒は粉砕して粥にするか、固めてだんごにするか、ソースやス ( 食べ方 ) ーフを濃くするのに使われる。栄養価は非常に高い イタリア・キビ ( 場所 ) 朝鮮半島と中国北部に同種のものがあるほか、アジアの他の地域やアフリカにも広 く分布している。特に稲作ができないところに多い。 ( 食べ方 ) 種子の頭部に小さな黄色い粒がたくさんついている。この粒を粉砕して粥または だんごにして食べる。栄養価は非常に高い。 ( 場所 ) 熱帯には、最低一、五〇〇種のヤシが分布している。海岸、沼地、砂漠、草原、ジ ャングルと、たいていのところにある。サイズは、数 E から三〇 E と幅が広い。なかにはラタ ン・ヤシのように、はん緑植物 ( ッタのように這い登る ) に属するものもある。形状もさまざ まだが、容易に見わけがつく。葉はナツメヤシのような羽状葉と、キャベッヤシのような手の
止血のコントロールひどい出血は、直ちに抑 制する。放置するとほんの数分間で危篤状態に帯 陥り、輸血をしないと命を失う。 ほとんどの出血は、直接圧力を加えることで 止まる。この場合、みだりに止血器を使うと手 足を犠牲にしたり、用法を誤まると却って出血 がひどくなる。血管を糸で結ぶまで加圧が必要 なこともある。 呼吸停止人工呼吸で最善の方法は、ロ移しの マウス・トウ・マウス人工蘇生法。これは呼吸 困難に陥った人を蘇生させるに十分な吸気を保 証できる唯一の技術で、通気孔の開放もたしか めやすい。もし閉塞状態なら、いかなる人工蘇 生法でも空気を肺へ送り届けることはできない。 窒息の原因としては、主に次の一一一点があげら れる。 耳から上の豌皮出血頭部内外出血頬の出血 器 腕の出血膝上の出血 下腕部の出血 ヒザとヒジ下部の出血 図 1 血のための圧力ポイント
オリエンテーション ( 方位測定 ) 時計、太陽、星、風皇」利用して方位を知ることができる。海上では好ましい状況下だと、 単に日の出と日没の時間から、緯度と経度を割り出せる。また、陸上と海上においては、太陽 と星から方位がわかる。 たとえ遭難現場にとどまるにしても、あるいは移動をする場合でも、いったい自分がどこに いるのか位置をはっきりさせる必要がある。移動中であれば、なおさらのことどの方角へい かを知る必要があるし、残留するときは、救援隊に現在位置を通報しなければならないからだ。 方位測定 ( 日の出と日没の太陽による方位 ) 太陽が昇るときと沈むのを観察し、北の方角を見つけるこ とができる。 207 頁の図は南北両半球における一一一カ月にわたる日の出の真方位と、日没 の相対的方位を一小したものである。 この表を使って日の出から北を割り出す方法は次の通り。たとえば一月一一 , ハ日、測定位置は 北緯五〇度、西経一六五度六分とすると、表の日付と緯度が交差する一二〇度が太陽の方位と いうことがわかる。このとき太陽は昇っているので、この角度が北から見た太陽の真方位とな る。つまり、太陽に面している場合、左手一一一〇度が北になるというわけだ。
場合、接近は必す風下から行なう。 狠にも、四つんばいのポーズで接近できる。灌木地帯ではムースに出会うこともあるが、向 かってくるので気をつけたはうがいい ロッキー羊とヤギが、高い尾根にいて驚かされることがある。が、相手は視力にすぐれてい るので、なかなか近づくことはむすかしい。エサをあさっているところを、こっそり近づくし かない ジャコウウシは、牛と同しような足跡と糞をのこす。警戒しているときは一カ所に集まって しっとしているが、接近するとそのなかの一頭が向かってくることもある。首か肩を狙い撃ち にする。 クマは、根茎や地上性リスを求めてそこいらしゅうの芝土を掘り返しているので、その所在 をつきとめられる。クマをハントするときは、絶対に倒せる自信がない限り撃つべきではない。 狙うのは耳のつけ根、首、肩の真後ろ。傷ついたクマは非常に危険なので、追跡すべきではな ) 0 ( 小型陸生ゲーム ) ウサギは、円を描いて走る癖があり、驚いて逃げ出した地点にもどってく る。撃っときは頭部を狙わないと、食用となる部分の大半を失ってしまう。走っているときに はロ笛を吹くと、一瞬立ち止まるのでそこを狙う。効率がいいのはワナにかける方法。地上性 163
ルターにも利用できる。パラシ、ートのハーネス ( 背負い革 ) を利用して、ストラップがつく間 れる。パックは、重量が両肩にかかるようにする。歩くたびにヒップや腎臓の周辺を打撃しな いように、背負う位置を高くする。 額にタンプラインを掛けると、肩の負担が幾分軽くなる。 長途の歩行に耐える靴または即製のはきものをはく。ともかく、たよれるのは自分の足であ ることを亡心れぬこと。 できれは機体から磁気コンパスと高度計を外す。これらの計器は、ルート探しに役立つから 露出防止服を携行する。世界中どこにいても、これで風雨を防げる。 ( コンパス ) 移動にさいしては、磁気コンパスがもっとも貴重な装備となる。たとえばジャ ングルの中では、コンパスを片手に歩くのがもっとも簡単で最善の方位維持法となる。という のも樹木が密生したジャングルでは、適切な陸標も見当たらなければ、天体に助け倍りるわ ( 。 ( しカか ( いカらた。 夜間、コンパスは、さらに価値を高める。レンズ・コンパスだとレンズを通して見た静止指 標にもとづく希望コースの方位をセットして、コースを定める。次いでガラスのカバーを、長 い発光線が北の矢印の上にくるまで回す。セットしたあとにコン。ハスを使うときは、コンパス
空缶の中でロウソクを燃やすと、シ = ルター用の簡単な暖 隊で房になる。寒い時には機体のオイルを抜いて、燃科として 部 3 保存する。気温がオイルを凍らすはど低くなけれは、オイ ノルは機体にのこして必要なときにだけ抜いて使う。 の砂莫砂漠によっては、燃料に乏しいところがある。植物 る者 適は見つけしだい小枝、葉、茎、根などすべてを採集して燃 料とする。交通道路沿いに多い乾燥した動物の糞は、熱量 兄はの多い燃料になる。 ルレ熱帯樹木は多い。外部が濡れていても中心部は、十分燃 和のえるほど乾いている。ツルの茂みや低木のあいだで、乾い 「第、一た木が見「けられる。 ヤシの木の多いところでは、ヤシの葉の根元の繊維が上 グる ン誇質のたきつけとして役に立つ。また、乾いたシロアリの巣 。ンの内側も、上質のたきつけになる。 1 0 彼緑の葉を火にくべると、蚊をよせ「けぬ除虫効果がある。 いけ余分の薪は、、ン = ルターの下に保存して乾燥をたもつ。
くすなど。火口は、芯まで乾燥したものでなけれはならない。 これにガソリンを数滴加えるか、薬莢の火薬を抜き取ってふり かけると着火しやすくなる。火口の準備ができたら、後日使用 分を防水容器に入れておく 火口を入手したら、風を避けたところで火を起こすわけだが、 左記の点火法を試みるといし ( 火打ち石と打ち金 ) マッチがない場合は、これが最も容易蠻 で信頼のできる火起こしの方法。防水マッチ・ケースの底にと りつけてある火打ち石を使う。その火打ち石がないときは、た たくと火花の出る硬い石を探す。もしそれが打ち金で壊れたり 傷つくようだと捨てて、新たに探す。準備ができたら乾燥した 火口の上に手をかざして、ナイフの刃または鋼材を利用した打グ ち金で鋭く、こするようにして下向きに火花が火口の霙に降 り注ぐように打ち下ろす。その直則にガソリンを数滴、火口上 にたらしておくと着火しやすい。このとき安全のため、顔面は 横にそらせておくようにする。こうして火口がくすぶりはしめ 火打ち石と打ち金による点火航空撚 * 吏用例 図 7 即席ストープ 芯を吏ってオイル 又は月副方を利用
地とから 8c 可立のところを残して七 内側をくり抜くと根から吸い上げた水が 溜まる。この水はちょっと苦味があるか、 3 度ほと吸い上げた水を汲み出すと、 4 度目くらいから苦味はなくなる。引き続 き 5 日問ほど利用できる。 うす状に ( 役立っヒント ) バナナの葉は丈夫なので、皿や 包装紙の代用、あるいは屋根の材料となる。 0 、 0 、 / ィアとポーポーノキ ( 場所 ) 熱帯を通して空地や住居跡の周辺、ジャ ングルの日当りのいい空地に生える。 ( 外観 ) 高さ一・八ー六くらいの小さな木で堅 いが、幹の内側は空洞でまはらになっている。この 木に登ると、体重を支えきれすに折れてしまう。独 特の外観なので、一回見ておくと見わけるのに困難 るン イ ( オし ン ( 食べ方 ) 若葉、花、茎を乳液のある食用植物の ラ プ場合と同しように水を取り替えながら料理する。ビ と タミン < が豊富。 ナ ナ果実のはうはビタミン o が多く、生食するか、カ ポチャと同しように料理する。果実は熟れる前は緑、 熟れると黄色になるか、緑色がかって見かけはカボ 根から吸い上げた水がたまる
に浸し、これを多量に水たまり、または魚がいる小川の上流に放り込む。すると間もなく、魚 は気絶して水面に浮かびあがる。 市販のロテノンも、同様にして使う。ただし、粉末状のまま水面にまいても効果はない。支 芽乳の度ぐらいに少量の水で溶かして、水中に散布する。濃度が高いと温水では一」分以内に 効果が現われるが、冷水だと一時間かかることもある。腹部を上向きにするはどの症状をとも なっ魚は、間もなく死ぬ。濃度一一一 % のロテノン溶液一オンスで、七・五 E 幅の流れだと一〇 〇 E 下流までの魚を全滅させる。毒物投入後、ゆっくりと下流を下りながら浮上したり沈んだ り、あるいは土手に向かって狂ったように泳ぐ魚をすくいあける。また、日 、 , 下に杭をならべて 流れてくる魚を獲るのもいい。 なお、ロテノンの使用にさいしては左記の点に注意すること。 ・水温一一一度 0 以上では即効性がある。 ・冷水では効果が遅く、一〇度 0 以下では効果がない。 ・小さな也 潮の作用により生した水たまりなどで使用するのに最適。 ・いたすらに量を増やしても無駄になるし、少なすぎると効果がない。 ・小さな池や水たまりだと、石灰を投しても魚は死ぬ。サンゴや貝殼を燃やすと、その石灰が とれる。 140
火の起こし方 総則暖房、乾燥、信号、調理、熱湯殺菌などのため火を起こす必要が生する。その火を起こ すには、実験済みの左記の方法にしたがうといい あまり大きく火を起こさないこと。小さな火のはうが燃料も少なく、始末が容易なうえ集熱 効果もいい。寒中は、一箇所で大きな火を焚くよりも、小さな火で取り囲むほうが遙かに効果 がある。 暖房の準備暖房をする場所は、注意深く準備する。落葉、小枝、コケ、干草の類を取り除い て、草むらや森林に火が移らないようにする。地面が乾いているときは、固い土がむき出しに なるまで表面をこすりとる。雪、氷または湿った地面で火を起こすときは、丸太か平らな石を 上台にする。 熱を吸収し、火を風に吹き消されないようにするには熱をシェルターへ導くと同時に風防と もなる反射板を利用する。岩や丸太の壁に対面する位置で火を焚く。料理用の火は丸太また は石でかこみ、熱を隹市させ料理鍋をかけられるようにする。 たきつけと燃料ほとんどの燃科は、マッチで直接点火するわナこま ) 、 ( ( ( し力ない。火口、たきっ け、燃料を必要とするのがふつうだ。このうち火口は非常に細くして乾燥した材料で、火花や