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1. 最新 米軍サバイバル・マニュアル

ビーチナツツ ( 欧州 / / アジア ) アーモンド ( 北アフリガ ウォーターナツツ ( 東南アジア ) アーモンド ( 勲帯 ) ゆでる / 、シ / ヾミの実 ( 北米 / Ⅳアジア ) ドングリ ( 北半球中間 ) キ ) 実 松カサ ( 北半球中部 ) ーナツッ ( 勲滞 ) カシュ 外皮 実 クルミ ( 北米 / 欧州 / アジア ) 図 29 食用ナツッ類 クリ ( 北米 / 欧州 / アジア ) 178

2. 最新 米軍サバイバル・マニュアル

極寒地及び亜北極のサバイ・ハル食 動物季節と場所により動物食入手の機会に大差が生する。極寒地の海岸は、すべての動物と 植物が冬の水に閉め出されているのがふつう。内陸の動物は移住するので、足跡や踏みつけた 道あるいは糞に気をつけると行方がわかる。 ( 大型陸生ゲーム ) カリプー ( 北米蓙トナカイ ) と野生トナカイは、北カナダとアラスカしゅ うを渡り住み、シベリア北部では北緯五〇度に達する内陸まで足をのはしている。夏になると 群れは、海岸近くか高い山へ移動する。冬には、ツンドラ地帯でエサをあさっている。カリプ ーもトナカイもウマバエにたかられ、その幼虫は皮に潜んでいる。筋肉にまで潜り込むことは 滅多にないが、いすれにしても人間には無害だ。 米大陸北部とアジアのオオジカ ( ムース ) 、アジアのエルク ( 北欧、アジア産オオシカ ) は、 もともと北方の混合森林の動物。冬になると、いすれも群れをなす。 グリーンランド北部やカナダの群島では、ジャコウウシを見かけることもある。 ロッキー羊やャギは、厳冬期以外は滅多に谷間へ降りてこない。好んで集まるのは含塩地 ( 動 物が塩をなめにくる場所 ) 。 熊が危険であることはいうまでもない。狼は好奇心が強く、ペアーかグループで行動する。 160

3. 最新 米軍サバイバル・マニュアル

食用葉 若い実の果汁で果 肉がやわらかくな る チャのようになる。まだ熟れていない 緑色の果実は、太陽に当てると短時間 で熟れる。未熟の果実や木の傷口から 出る乳状の樹液を、目に入れぬように 緑気をつける。樹液が目に入ると痛みが た ひどく、急生あるいは場合によっては 黄 慢性の失明症となる。木には一度に一 〇〇個はどの果実が実ることがある。 未熟なパパイアの樹液には、ペフシン ( 消化素 ) と酵素が含まれており、こ れを堅い肉にすりこむと柔かくなる。 ( マンゴ ) マンゴの木は放棄された ア耕地や林の跡でよく見かける。特に東 。、インド諸島と南アジアに多く、アフリ 力や熱帯アメリカでも見かけることが ある。美味な果実は、野球のポールよ 図

4. 最新 米軍サバイバル・マニュアル

価は高い。食べるには蒸すのがいい。煮ると、どろどろになってしまう。 。、ールミレット ( 唐人ひえ ) ( 場所 ) インド全域と東南アジア、アラピア、エジプトの一部、アフリカと南米、暖かいと ころで成育している。このキピは、放棄された耕作地などにある。 パールミレットの粒は粉砕して粥にするか、固めてだんごにするか、ソースやス ( 食べ方 ) ーフを濃くするのに使われる。栄養価は非常に高い イタリア・キビ ( 場所 ) 朝鮮半島と中国北部に同種のものがあるほか、アジアの他の地域やアフリカにも広 く分布している。特に稲作ができないところに多い。 ( 食べ方 ) 種子の頭部に小さな黄色い粒がたくさんついている。この粒を粉砕して粥または だんごにして食べる。栄養価は非常に高い。 ( 場所 ) 熱帯には、最低一、五〇〇種のヤシが分布している。海岸、沼地、砂漠、草原、ジ ャングルと、たいていのところにある。サイズは、数 E から三〇 E と幅が広い。なかにはラタ ン・ヤシのように、はん緑植物 ( ッタのように這い登る ) に属するものもある。形状もさまざ まだが、容易に見わけがつく。葉はナツメヤシのような羽状葉と、キャベッヤシのような手の

5. 最新 米軍サバイバル・マニュアル

( 場所 ) 湿気の多い熱帯、特にアフリカ審序、熱帯アメリカ、アジア、南太平洋諸島で広く 栽培され、野生のものも多い。そのほとんどは海浜近くで成長しているが、かなりの内陸でも 見かける。砂漠沿岸、なかでも米大陸西岸では、あまりない。 ( 食べ方 ) 玉菜または成長する芯は上質の野菜で、料理も生食もできる。この珍味は " 百万長 者のサラダ〃と呼ばれているほどだ。 若いナツツの殼は甘く、サトウキビのように噛みしめて味わう。果汁も飲める。若いナツツ で果肉のやわらかいものになると、一個で冷い果汁を約一一バイント ( 約一 2 ) も採取できる。 熟したナツツは、耳もとでゆさぶると音がする。あまり若すぎたり古すぎるナツツの果汁は、 飲まない方がよい 果肉は、すりおろすか細く刻むと消化を助ける。 落ちたナツツは、その場で発芽する。こうした発芽期のナツツには果汁も果肉もなく、中身 はスポンジのようになっていてパンと呼ばれている。このパンは、そのままでもトーストにし て食べると味わいがある。芽はセロリのようにして食べることができる。 ( 木登り ) ココナツは、木の天辺の房に実る。細くて滑りやすい幹は、登るのがむすかしい。 登はんロープを使うときは、木の円周よりもやや長めにする。これを足のスペース分をのこし て、幹に巻きつけて両足を乗せる。幹の反対側の輪が、このとき体重を支えてくれる。両腕を

6. 最新 米軍サバイバル・マニュアル

( 鳥類 ) 巣ごもりの鳥を輪なわで捕えるには、近くの地面に立てた棒にヒモまたはワイヤーを つなぎ、鳥の足にからまる位置に輪なわを仕掛ける。鳥が多いときには、ヒモを長くして小さ な輪なわをつくる。 カモメや他の海鳥は、釣針につけたエサを木片に乗せて浮かすか、海岸に置くかして〃釣るみ ことができる。 ライチョウには容易に接近できるが、保護色なので見つけるのに骨が折れる。投石、ハチン コ、長い竿で殺せる。 ( 魚貝類 ) 極寒地の入海と海岸には、サバイバル食となる魚貝類が若干いる。トムコッド ( タ ラに似た小魚 ) 、スカイピン ( コチの類 ) 、ガズナギなどがとれる。内陸の湖や沿岸ツンドラ周辺 の川には魚が多く、暖かい季節には簡単にとれる。 北極海に接する北太平洋と北大西洋では、沿岸水域に豊富な漁場がある。種類はさまざまで、 冪すべきは肉づきのいいカプトガニだろう。このカニは、春には産卵のため陸に近づくので、 かなりの深さに釣糸を垂れておくと釣れることがある。 北米及びアジアの北極沿岸の池や湖にはカワヒメマス、ニジマス、リンダ ( タラに似た食用 魚 ) やホワイトフィッシュ ( マスの一種 ) が多く、大きな河川にはサケとチョウサメが多い。 熱帯に比べると毒性の魚は少ないが、後述 ( 頁 ) の註を見ておくといし スカルピンなど

7. 最新 米軍サバイバル・マニュアル

常緑樹のなかにも、特に松のように食用に適した実がなるものもある。その食用となる種子 は、マッカサを割って取り出す。 樹皮いろいろな樹木の樹皮の内側を、生または料理して食べることができる。飢饉に見舞わ れた地域では、樹皮の内側を小麦粉がわりにしている。薄い縁の外皮と、白い内側もともに食 用に供される。茶色の樹皮には、たいてい苦いタンニン酸が含まれている。 樹皮を食用に供している樹木には、ポプラ、ハコャナギ、カバの木、ヤナギなどがある。北 欧やアジア産のアカマツを含む数種類のマツの樹皮の内側と、成長期の先端は食用になる。マ ツの樹皮は、ピタミン o が豊富なので貴重だ。これらのマツの外皮を削りとって、樹皮の内側 を樹幹からはぎとって生食、乾燥または料理して食べるほか、粉にすることもできる。 樹皮は春になって〃衣替えみした頃が、最も食用に適している。冬期に食物が限られる極寒 地では、樹皮は貴重な食物となる。また、常緑の針葉の浸出液を煮てお茶の代用にすることも できる。 ィネ科植物 ( 穀物 ) ィネ科植物は、特に温暖地において、単一食物としては最も貴重なサバ イバル食だ。コメ、キビ、アワ、モロコシ、トウモロコシその他穀類は熱帯で広く栽培され、 ライ支、小麦、大麦などは温帯の特産物となっている。はとんどのタケノコは、料理して食べ , れば安全だし、熱帯では野生のサトウキビもある。一般に野生のイネ科植物は種が豊富で、こ

8. 最新 米軍サバイバル・マニュアル

気のない不健康な小型動物は、すべて避ける。小型動物の皮を剥ぐときは手袋を着用し、剥い嫺 だ皮は捨てること。料理にさいしては、十一一分に火を通すこと。 砂漠水不足、直射日光に当たること、高温が砂漠における健康阻害の大きな要因となる。こ れらの間題はⅡ頁の水、頁の衣類、頁のシェルター、頁の暑気負けと熱射病の予防と手 当てに関する指示にしたがえば克服できる。 日焼けは危険な状態を招くことがある。日照りの中へ出るときは、頭部や肌を露出しないよ うにつとめる。 昼間はサングラスをかける。サングラスがないときは、布切れに切り目をつけたアイシェー ドを使うか、目のまわりにすすをつける。たとえまぶしさが気にならなくても、日差しの影響 で遠くの物体が見えにくくなったり、夜目が鈍ったりする。ロ唇や鼻腔に、ひび割れ防止のチ ャップスティックを塗る。 夜間は冷え込まないようにする。衣服のボタンは全部かける。日陰に入ること。 靴に砂や砂ノミが入らないようにする。たびたび歩を休めて、靴に入った砂を振るい落とす。 ところによりダニやノミが非常に多いので、十一一分に気をつけてその被害から身を守る。 砂漠によっては、クモやサソリもいる。衣類や靴は、着用前によく振ってクモやサソリがい ないことをたしかめる。砂漠の中には ( アフリカやアジア ) 砂の中に潜む小さな毒ヘビクサン

9. 最新 米軍サバイバル・マニュアル

( 茎 ) サゴヤシ、ソテッ、その他ある種のヤシは大量の食用デンプンを樹幹に貯えている。そ の量は、数週間も食いつなぎできるはどである。 ( 果実 ) バナナ、プランティン ( 料理用パナナ ) ( 図引参照 ) 、パンノキの実といった熱帯の果 実は大量のデンプンを含んでいる。 調理デンプン食品は消化がわるいので、すべて調理を要する。 タロイモ、ヤマノイモ属植物、プランティン、 ハンノキの実など生の状態ではデンプンを引 き出せない。茹でるか蒸すか、焼くか暢げるかしてそのまま食べるか、できれば他の野生食と 混ぜて食べるようにする。キャッサバなどは料理しないと、その苦味が毒素となる。 サゴヤシ、ソテッその他デンプン質植物からデンプンを取るには、ます樹幹を裂いて、内側 の白く柔い部分を先のとがった棒で搗く。この果肉を水洗して、白いサゴ ( 樹心からっくった デンプン ) を容器に注ぐ。これをもう一度洗って干し上げたものを、小支粉のかわりにする。 サゴヤシ一本の樹心から、一人当り数週間分のデンプン必要量が摂取できる。 ソテッは木状シダとヤシを交配したもので、比較的に東南アジアや南西太平洋方面に多い。 野菜野菜は水分の多い葉、さや、種、茎、非木質の根から成る。若くやわらかいものを選ん で料理する。特に熱帯の野菜や、耕地から手に入れた野菜は料理したほうがいい。人口の多い 地域、とくにアジアでは人糞が肥料に使われているが、料理をすればたいていの寄生虫やバク