ロ川村富士美さん分 契約年月九八年七月一日保険金額一一億円 受取人・アナリエ 日本生命 契約年月九九年三月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・息子 住友生命 契約年月九八年一〇月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・アナリエ 契約年月九九年五月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・アナリエ 大同生命 契約年月九八年八月一日保険金額三〇〇〇万円受取人・国友商事 契約年月九八年一一月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・アナリエ 契約年月九九年三月一日保険金額一億円 受取人・アナリエ 三井生命 契約年月九八年一〇月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・アナリエ 契約年月九九年二月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・アナリエ 第一生命 契約年月九八年九月一日保険金額三〇〇〇万円受取人・アナリエ 契約年月九八年一〇月一日保険金額三〇〇〇万円受取人・アナリエ エトナ平和生命契約年月九九年五月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・アナリエ 明治生命 契約年月九八年一〇月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・アナリエ
【埼玉保険金疑惑の経過】 九五年六月一四日 九八年九月 九九年五月二九日 五月三〇日 五月一二〇 5 三一日 六月二日 七月二日 〇〇年一二月二四日 四月一五日 行田市の利根川導水路で佐藤修一さんの水死体が見つ かり、後に妻のアナリエ容疑者に約三億円の保険金が 支払われた。 建脇保さんが「 ( 八木容疑者に ) 殺されそうになった」 と本庄署に上申書を提出。 森田昭さんが変死。 川村富士美さんが一時重体に。 八木容疑者の自宅などを被疑者不詳の殺人未遂容疑で 家宅捜索。 八木容疑者の別荘を殺人未遂容疑で家宅捜索。 産経新聞の報道で疑惑表面化 公正証書原本不実記載、同行使容疑で八木容疑者ら四 人を逮捕。 四容疑者を起訴。さらに四容疑者を殺人未遂容疑で再 逮捕。
さん分 日本団体生命契約年月九八年一一月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・母 契約年月 三月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・国友商事 日本生命 契約年月九八年一一月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・妻 住友生命 契約年月九八月一〇月一日保険金額七三〇六万円受取人・母 契約年月 一一月一日保険金額三〇〇一万円受取人・母 大同生命 契約年月九八年一一月一日保険金額三〇〇〇万円受取人・国友商事 県民共済 契約年月九九年一月一日保険金額八〇〇万円受取人・法定存続人 全労済 契約年月九九年一月四日保険金額六〇〇万円受取人・法定相続人 計六社八口一一億九七〇七万円 ※この他、日本生命にはさんの母親名義で保険金額五〇〇〇万円の生命保険も掛けられてい る。契約年月は九八年七月一日、受取人は国友商事。 そしてもう一人、週刊ポストでは、八木容疑者に狙われている人物として、さん の存在を指摘している
とも話していた。 「森田さんは死亡する一か月前ぐらいから具合が悪く、一週間ぐらい前に「呼吸困難 になる』と言っていた。川村さんは五月二九日夕に会った以後は会っていない私は 二九日夜から六月三日まで秩父の別荘に行っていた」 アリバイはあるというわけだ。 そして、三月一一一日、八木容疑者はいったん打ち切りを宣言していた有料記者会見 を再開する。 理由は「県警から四月下旬まで押収物の返却を待っていろと言われた」というもの。 つまり、押収物が返されるということは、警察が立件をあきらめるということだとい うのである。 八木容疑者は「土、日も含めて四月一一九日まで計一一四〇回やる」と宣言する一方、 「疑惑を立件するネタがない。だから逮捕されない」「捜査は県警の失態。今後は警察 を反撃する」と息巻き、最後まで自分の″潔白〃を声高に訴え続けた。 そして風邪薬については、三月二一日、こう答えている。 「大量に飲めば死ぬということは知らないし、本で読んだことも聞いたこともない。 何でも大量に飲めば死んじゃうし、何事も人間が耐えるだけの量を超えれば死ぬ恐れ
計五社八ロ三億〇二〇〇万円 ※このうち一一億九八〇〇万円が、アナリエ容疑者に支払われ、そのほとんとが八木容疑者に渡 ったといわれている。 0 森田昭さん分 日本団体生命契約年月九七年五月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・森田考子 契約年月九七年七月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・森出考子 埼玉コープ契約年月九八年三月二七日保険金額三〇〇万円受取人・法定相続人 式 ロ王 契約年月九八年九月八日保険金額三〇〇万円受取人・本人 方 契約年月九八年九月一五日保険金額五〇〇万円受取人・本人 の 契約年月九九年一一月一日保険金額一一〇〇万円受取人・法定相続人 詐県民共済 契約年月九八年一一月一日保険金額三〇〇〇万円受取人・森田考子 険住友生命 保 ロンドン保険会社契約年月九八年八月一七日保険金額五〇〇〇万円受取人・法定相続人 契約年月九八年一〇月一日保険金額三〇〇〇万円受取人・森田考子 一一第一生命 第 計七社九ロ二億二三〇〇万円
契約年月九九年四月一日保険金額五〇〇万円受取人・アナリエ 朝日生命 契約年月九九年三月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・アナリエ 埼玉コープ契約年月九八年八月一一一日保険金額一一〇〇〇万円受取人・法定相続人 契約年月九八年九月一日保険金額四〇〇万円受取人・法定相続人 契約年月九八年九月一一九日保険金額四〇〇万円受取人・法定相続人 県民共済 契約年月九九年一一月一日保険金額八〇〇万円受取人・法定相続人 全労済 契約年月九八年六月一一〇日保険金額六〇〇万円受取人・法定相続人 計一三社一三ロ九億八七〇〇万円 程※川村さんには、他に「アメリカンホーム , 「アメリカンライフ」などの契約もあるが金額は不 の明。川村さんに掛けられていた生命保険は二四ロ、一〇億一三〇〇万円ともいわれている。 取 詐 0 建脇保さん分 日本団体生命契約年月九七年五月一日保険金額三億円 第 受取人・武まゆみ 計一社一口三億円 さらに同誌によると、八木容疑者に生命保険を掛けられた人は他にも存在していた
安田生命 県民共済 全労済 簡易保険 二四億円七社 これまでの捜査で、八木容疑者らが佐藤修一さんをはじめとした人たちに掛けてい た保険の内容も、徐々に判明しつつある。そのすべてではないが、週刊ポストは二〇 〇〇年四月一四日号で、その内容を詳しく報じていた。整理しておこう。 0 佐藤修一さん分 日本生命 契約年月九〇年一二月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・アナリエ 契約年月九一一年一二月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・アナリエ 契約年月九二年五月一日保険金額八〇〇〇万円受取人・アナリエ 契約年月九三年五月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・アナリエ 契約年月九三年五月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・アナリエ 契約年月九二年一〇月二四日保険金額八〇〇万円受取人・アナリエ 契約年月不明 保険金額四〇〇万円受取人・アナリエ 契約年月不明 保険金額一〇〇〇万円受取人・アナリエ
保険金額が五〇〇〇万円。 一眼失明で、他眼の視力が〇・〇六以下になったものの填補率は、保険金額の七八 1 セントである。 眼球摘出手術での入院が二八日間、日本での通院が一八日に、ソウルでの通院七〇 日を加えると八八日が通院保険金の対象となる。 五〇〇〇万円 x 七八パ 1 セント日三九〇〇万円 入院保険金日額一万五〇〇〇円 x 二八日Ⅱ四二万円 通院保険金日額一万円 x 八八日Ⅱ八八万円 すでに、高橋が持っていた後遺障害 ( 右目の矯正視力が〇・六以下になった ) の填 現補率は五パーセントである。この分二五〇万円は当然、差し引かれる。 の 査 これを加減の上、合計すると三七八〇万円にもなる。これが高いか安いかは、本人 の受け取り方次第である。 保 多分、この保険金は、支払わなければならないだろう。 五 第 残された問題は、彼の失明に梅毒が影響してるかどうかである。 e-æ大学病院は裁 判所からの命令以外、カルテを出さないというのであれば、保険会社としては債務不 てんほりつ
契約といえるものではありませんでした》と記した供述書も提出しているという。 さんにせよ、さんにせよ、八木容疑者によって命が狙われていると、薄々感じ ていたようなのだ。 そのさんとさんに掛けられていた保険は次のとおりだ。 さん分 日本団体生命契約年月九八年四月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・国友商事 日本生命 契約年月九九年一一月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・妻 契約年月九九月一月一日保険金額五〇〇〇万円受取人・妻 程住友生命 契約年月九八年一一一月一日保険金額三〇〇〇万円受取人・国友商事 の大同生命 詐エトナ平和生命契約年月九九年四月一日保険金額一〇〇〇万円受取人・妻 契約年月九八年一〇月一一九日保険金額八〇〇万円受取人・法定存続人 険県民共済 保 全労済 契約年月不明 保険金額六〇〇万円受取人・法定相続人 計七社七ロ二億四〇〇万円 第
森田さんはまともにとりあわなかったと一一一口う。その結果が、 引警告したともいう。だが、 命を落とすことにつながったのだろうか 建脇さんは、埼玉新聞のインタビューに応じ、「死ね。死にたい日を決めろ」と迫ら れていたことを告白している。 建脇さんによると、八木容疑者の会社を手伝っていた九八年二月ごろ、リウマチを 患ってアパートに寝ていた際、八木容疑者が一人で訪れ、建脇さんをベッドから引き ずり下ろし、保険の名義変更用紙を持ち出し、「夫の欄に自分の名前を書けーと怒鳴っ に A 」い、つ 八木容疑者が一時間にわたって執拗に迫ったため、早く引き取ってもらおうと、仕 方なく用紙にサインした。しかし、自分の姓を「武ーと書くよう強要された。不安に なったため、知人に依頼して住民票を取り寄せたところ、自分が武容疑者の戸籍に入 る形で婚姻させられていることが分かった。 その日から数日後、八木容疑者が再びアパートに来て、今度は「死ね。死にたい日 を決めろ。でも、保険加入から一年経過していないから自殺はだめだ。事故死でいし 死ねないなら、中国人を使って殺してやる」とまくしたてたと言う。 その後、八木容疑者は三日ほどの間に数回にわたって建脇さんのもとを訪れ、同じ しつよ、つ