カラダ - みる会図書館


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1. ラブ・ユー : ぴかぴかドットコム

といき 甘い吐息。 佑のカラダが変貌してゆくのがわかる。 光司狼の手で造り変えられてゆく妖精の肉体。 教えこまれたすべてを吸収して真昼の花を開かせる。 白くたよりなく開いた佑の両手を、後ろから光司狼が指をからめてタイルに押しつける。 しめ しなやかにのけぞって、しっとりと湿ってゆくカラダ。 「佑、ひとりでいくなよ」 「う・ : う」 低い声でささやかれる一一一口葉のリズム。 ム しん コ カラダの奥まで染みこんで佑の芯をふるわせる。 アツィ : しやくねっ びはき出せない声は内側に灼熱の炎となって残る。 び佑が校内での行為をいやがるのはこのせいだ。 ~ 光司狼に抱かれているうちに自分を見失う。 どこからどこまでが自分の肌かを見失い、やがて自分自身をも見失ってしまう。 ラ そんなことのくり返し。 かたちおま くり返されてゆくうち、カラダが光司狼の器を憶えていった。 へんぼう

2. ラブ・ユー : ぴかぴかドットコム

「じゃあ好き ? 」 「う、うん。まあ」 「ふうん ? 」 ほほえ ふわりと謎めいた徴笑みを残して、水月が佑から離れる。 佑はホッとした様子で肩を落とす。 ここで「嵐よりも ? 」、と訊かないあたりが水月の戦略である。 じゅうじゅう 水月は自分がダークホースとして他のふたりより遅れて参戦したことを重々承知していた。 特に他のふたりはすでに、佑とは肌と肌の関係までススんでしまっている。 ム コ こうなると後から参戦した身としては、嵐や光司狼とは別の角度から攻めるしかない。 どうやって ? カラダで出遅れたんなら、同じカラダから出発してもしかたがない。 では。 ココロ。 ュ・ 「佑 ? これからはどこへ行くときも僕に教えて ? 」 「へ ? 」 こうしろう

3. ラブ・ユー : ぴかぴかドットコム

青い色のジェルがその後も何度か水月の手のひらに移されたが、やがてそれらはすべて涙の 水滴と共に・ハスルームの排水口に吸い込まれていった 熱い悲鳴が水月の手にすくい取られる。 ただ自分のためだけに存在する恋人。 カラダだけじゃなくて。 ココロまでも独占したい。 水月は自分の中でもうひとりのだれかが目覚めるのを感じていた。 そのだれかは、究極のサディストの顔をしていたかもしれない。

4. ラブ・ユー : ぴかぴかドットコム

「泣いたってわめいたって許さねえぞ。おまえのカラダをドロドロに溶かしてやる。真っ赤な マグマみてえにしてやるよ」 おまえほんとにコーコー生か光司狼に 、リ J ひょー - 0 そんでそれからどうなったかってえと。 ナイショ。 とかゆったら、やつば非難ゴーゴー ? にこ、とかわゆらしく小首かしげるかいさくら。 ム コ オッケーわかったお待たせしました ! シリーズ最強。ヘア、ここに誕生 ! マジか ? び 愛人力ンケイだったのです ! といってもこのふたりのカンケイは び = アイジン。ガイジンではない。愛・人↑なぜはあと ? しかも黒い・ てどんなかんじ ?

5. ラブ・ユー : ぴかぴかドットコム

「うん : ・」 べッドのヘッドボードで鳴り始めた目覚まし時計の音を止める。 こうしろう 目覚めて光司狼は、自分の腕の中で仔猫のように丸くなっている佑を見つけた。 ム コ あたたかいヒョコの体温。 恋人どうしのように迎える初めての朝。 一瞬、心に走ったうしろめたさ。 び うしろめたい ? この俺が ? = なにをバカなと光司狼は首をふった。 こいっとはカラダの契約をしてるだけだ。俺とこいつのあいだには何の感情もない。 ただの取引相手だ。 v-k ですらねえ。 「ん : ・、光司狼・ : ? 」 ☆ 5 そして OO> つけたくなるような朝 セックスフレンド

6. ラブ・ユー : ぴかぴかドットコム

214 「ウーソーだっ ! それでも光司狼ならなんとかできるだろ ! なんでやらねーんだよッ ! なにがあったか知らねーけど、親父さんのこともう許してやったっていいじゃねーか ! 」 「うるせえっ ! そんなんゃねえよ ! 俺はおまえとのセックスに飽きたんだよ ! おまえ のカラダなんかもうさわりたくもねえ ! 一一度と来るな ! ガアアアアン ! ひつどいコト・ハ 9 光司狼クン、ひどすぎ。 コレ言われて傷つかないャツはいないだろう。 佑ちゃん、泣きそうな顔。 でも佑ちゃんは泣きませんでした。 泣かないかわりに、ぎゅーと口をむすんで、きゅーと黙りこくったあと。 ぼそ。っと。 「信じねーよ 「なんだって ? 」 「信じねーよ。オレにアキたなんてウソだ。光司狼のウソこき野郎」

7. ラブ・ユー : ぴかぴかドットコム

194 「嵐には何も言ってねえぜ。安心しな」 「え、あ、うんー 完全に的はずれ。 でもそのときにはもう光司狼のフラチな手が襲いかかってきてたので、佑はじっくり考えて いる余裕なんかなくなる。 佑の体がふるっとふるえた 0 光司狼のやり方に馴れてきている気がする。 短期間にイロイロされちゃって、〃アナタの知らない世界〃あるいは″・アンビリー・ハポー 的未知の世界までイツちゃって。 妖精佑ちゃん、ほとんど進してしまったような感覚。 「素直だなー 低くささやいてくる声。 ぶだんとはちがうそんな光司狼の声にも馴れた。 馴れた、というより反応する。 カラダが 「見ろよ。おまえのは反応すると色が変わる」 まと

8. ラブ・ユー : ぴかぴかドットコム

「佑は嵐が好きなんだよね。うん、大丈夫わかってるよそんなこと。僕はね、佑、嵐を好きな 佑のことが大好きなんだ」 「え ? え ? 」 佑。 コンランの渦へ、どっぽん。 そこへさらに水月が追い討ち。 「だから僕にエンリョすることはないんだよ。・僕がかわいそうだとかって思う必要もない。僕 は佑のぜんぶが欲しいんだ。ココロもカラダも、まるごと、ぜんぶ」 「ち、ちよお待てよ。だからそれムリって言ってんじゃん」 「ん ? 」 「オレのココロ、嵐が持ってっちまってんだから、水月にはやれねーじゃん」 「うーん、そうだねえ」 そうだねえってあんた。 「まあでもほら嵐とは遺伝子でつながってるし。佑、さわっていい ? 」 「だからどーしてそーなるんだよ・ : ツ・ : 」 「だって嵐はしてくれないんだろ ? 嵐がしない分、僕に寄りかかっていいよ。嵐の代わりに 僕がしてあげる」

9. ラブ・ユー : ぴかぴかドットコム

190 太古からの古い記憶を呼び覚まされるような教えこまれ方。 おぼ 砂が水にしみこむように、記憶えてゆく。 永遠にじらすようなふれ方も、永遠に燃えっきることはないようなつながり方も、何もかも が佑の内側に注がれてゆく。 こんな抱かれ方をしていたらいっか、記憶はびとつに収束してしまう。 自分のカラダはもう他のだれのことも記憶えることはできなくなるのではないか。 そう、嵐のことさえ。 こ 0 「あ・ : うツ」 シーツにほおを押しつけられて、悲鳴はべッドマットの中へと閉じこめられる。 そ 0 日の夜も、佑は光司狼のべッドにいた。 につとう 光司狼はここのところ、昼も夜も何かに憑かれたように佑の体に没頭している。 回を増すごとにその激しさも増し、佑は光司狼の腕の中で意識を手放すことが多くなってい それでも佑がそれを拒むことはない。 こば しゅうそく

10. ラブ・ユー : ぴかぴかドットコム

「オレ来るって言ったじゃん」 「佑」 びよ、んと横ジャンプしてちゃっかりべッドの上に座っちゃった佑に、光司狼クンにらみを きかせますが、佑、めげず。 「したくねーならしねーでいいよ。でもオレもうひとりじゃ寝れねーカラダにされたから、 いらしょに寝るのオマエのギムじゃん」 「おまえなー 「光司狼、オマエ、アフターケアって知んねーの ? 」 佑ちゃん、一本 ! ム だが光司狼クン、めちゃくちやイヤそう。あんた何もそこまでロコツに・ 「来いよ、ホラ。ハナシ聞いてやるからさ」 枕の横をぼんぼん、なんてたたいてみせて、佑がニッコリ寛大なおかーちゃんさながらに光 び司狼を手招く 0 ュ光司狼クン、ますます迷惑そう。 「なに言ってんだ、おまえは」 ラ 「まーまー。・オマエ、親父さんに会わねーって言ったんだって ? 」 「水月のやっ」 かんだい