浜田山 - みる会図書館


検索対象: シナリオ 2016年2月号
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1. シナリオ 2016年2月号

幸せであるように 聞き入る。 た。フライトも、そして : 恵「 ( 耳をそばだてる ) 」 に頭を下げる ) おかげさまです」 浜田山の声「白状しますが 機が恐い」 機内 ( 夕方 ) 乗客全員が固まる。 恵の瞳にふくらむものがある 〇 操縦室 ( 夕方 ) 〇 操縦室 ( 夕方 ) ワンツーゼロセブン 浜田山「毎日、同じ出発、同じルート、同じ管制官の声「ジェイエイエル 1207 ・ウィ ツーハンドレッドファイブ 着陸をしながら、毎回、違、つんです。・ : ・ : 風。ンド 200 ・ 5 ノット・クリアフォティ〇 機体のコンディション。貨客の重量。 クオフ」 くり返しなのこ、、 。しつも違います」 浜田山「クリアフォティクオフ」 復唱して、年季の入ったセーム皮の手袋 〇 機内 ( 夕方 ) をつける。 乗客たちが聞き入っている 管制官の声「ハプ・ア・グッド・ライフ」 浜田山の声「生活と同じだと思います。出会浜田山「 ( 動きが止まる ) 」 いは数え切れないけど、その人と会う確率 は奇跡に近い。失恋はありふれたものです〇 管制塔 ( 夕方 ) が、そのたびに残酷です。 : いつも初め パイボをくわえた管制官の口元が動く。 ての道を、飛びつづけてきました。 ・ : 今管制官「機長、お疲れさまでした。 日も、また、離陸です」 ア・グッド・ライフ」 廣田が、達也が、有紀が、貴延が、升美が、 ハルミが、タ子が、太壱の父親が、勝利〇 操縦室 ( 夕方 ) が、恭平が、長太郎が、そして結真実が 虚を突かれた浜田山が泣きそうになって 聞いている しまい、目をしばたく。 副操縦士「チェックリスト・コンプリート」 〇 操縦室 ( 夕方 ) 浜田山「 ( スラストレバーを操作して ) ・ ティカル 浜田山「幸い、私は無事故で過ごしてきまし ・ : 私は、飛行 〇 。 ( 放送なの副操縦士「オールスタビライズド」 浜田山「ーーー・チェック ! 」 〇 滑走路 ( 夕方 ) B737 が加速し、やがて、空へ舞い上 かっていく 海 沖縄かどこかの景勝地ーーー修学旅行の集 合写真を撮っている。 クラスが次々に変わり、やがて学校が変 わり、多くの笑顔が画面を埋め、そうし一 て、苦く、甘く、真摯な祈りの唄が流れ つづける。 『幸せであるように』が流れはじめる。 JASRAC 出 1 515498 ー 501 終

2. シナリオ 2016年2月号

幸せであるように 〇 水野尾「 : : : 決めた。・ : : ・再就職」 結真実「 : : : じつは」 チを入れる。 升美「 ( 耳を疑う ) 」 すべてを告白しようとして、ハッとする。浜田山「ご搭乗のみなさまにコックピットか 水野尾「ちんけな金融会社だ。 : : : 青森くん いつの間にか、クラリネット ( ) が立っ らご案内します。羽田空港混雑のため、当 だりの」 ている。 機、しばらく離陸を待っことになりそうで 升美は驚く。 始が結真実に頭を下げ、クラリネットのす」 升美「 : : : 先輩、実家九州だし大学東京だし、 前に行き、ふたりはなにか小声を交わし 浜田山が、副操縦士を窺う。 青森に来る理由なんか」 ながら歩き去っていく。 副操縦士「 : ・ ・ ( どうぞ、と目で促す ) 」 , ーーー 6 さか ? ・と思、つ 結真実「 : : : ( 呼び止めたいが ) 」 浜田山が口を開く。 かん わたくしごと 水野尾が初めて顔を上げるが、素直にな 明太子を手に取り残される。 浜田山「この間に、私事のご報告とお礼を れる性格ではない。 いつまでも、動けないでいる。 述べたいと思います。 : この青森行き いきなり、バスの扉を閉める。 結真実「 ) 夢のジャパネットたかた ? 」 1207 便が、私、機長浜田山のラストフ 升美「 ( びつくりして扉を叩き ) 笑お、つとした頬に、涙がポロリとこばれ ライトとなります。本日、定年退職を迎え る。 を重ねようとするが ) ー ます 疑惑が確信に変わり、ふいに涙が溢れ、 歓びで全身が震え、どうしていいか分か〇スポット ( 夕方 ) 機内 ( 夕方 ) らなくなり、自分でも思いもかけない言 ブッシュバックされた 7 37 のエンジ 浜田山の妻と思われる恵 ( ) だけが熱 葉が溢れる。 ンが轟音とともに回転する。牽引車が離 心に耳を傾けているが、修学旅行の一団 升美「 : : : 生きててよかった」 れて、 B737 は地上走行をはじめる。 155 名は、騒がしく、まったく聞いて 扉に、おでこを預ける。 しオし 操縦室 ( 夕方 ) 浜田山の声「思い起こせば三十七年前、新生、 同・ターミナル 操縦しているのは、副操縦士と、浜田東亜国内航空に入社、パイロットとしての 山だ。 ホルンスマホを持った結真実が立ってい 第一歩を踏み出しました : : : ( つづく ) 」 る。 7 3 7 は前を行く 7 7 7 と同時にプ ーーー窓外を見ながら上機嫌にハミングし 人ごみから現れたのは、始だ。 レーキをかけて停まる。 ている升美は、隣席のハルミが、やはり 始は照れ臭そうに、福岡土産の明太子を副操縦士「ラッシュですね。 : : : 相当、待 ハミングしながら、大水槽に捨てたリン 手渡す。 たされそうです」 グを玩んでいるのに気づき、顔を見合わ 結真実は震える手でスマホを渡す。 浜田山はヘッドセットのマイクのスイツ せる。 ・ ( 質問 〇 〇 107 ー

3. シナリオ 2016年2月号

〇 〇 スポットに戻ってくる。 メガネの沙耶香 ( 片 ) だ 青森空港 ( 朝 ) スポットから牽引車でブッシュバックさ沙耶香「あの」 〇同 ( 朝 ) れた B737 ー 800 ( 旅客機 ) の巨大 0< 「はい ? 十分後ーートンビが舞っている。 なエンジンが、轟音とともに回転する。 沙耶香は、膝に広げた機内誌の、「危険 B737 が、再び滑走路に向けて地上走 牽引車が離れて、 B737 は滑走路へと 物の機内持ち込みについて』を、もう一 行している。 地上走行をはじめる。 度確認して、声をひそめる。 沙耶香「 : : : じつは」 〇 操縦室 ( 朝 ) 機内 ( 朝 ) ひろた 副操縦士 < 「初めて飛行機に乗る女の子だそ 廣田孝太郎 ( 引 ) が引率者手引きを読み うです。離陸が近づいて恐くなって、じっ かけのまま爆睡している 〇 操縦室 ( 朝 ) 眼前の滑走路に進入しようとしている浜はクラッカー持ってますって、ドサプに」 0< のアナウンス「県立青森東北原高校の修 学旅行生のみなさま、本日はご搭乗、あり 田山剛史機長 ( ) に、ヘッドセットで浜田山「 ( 息で毒づく ) 黙っててくれりや。 がとうございます。当機は青森空港を出発 短い会話をすませた副操縦士 < が声をか ・ : じつはって言葉、嫌いだ。ろくでもな一 ける。 いこと聞かされる」 し、青い空を一路、東京羽田国際空港に向 けて : 滑走路が近づき、浜田山は離陸に備えて一 副操縦士 < 「手荷物にクラッカーを入れた乗 セーム皮の手袋をする。 キャビンは、教員、高校生、添乗員、総客がいるそうです」 勢 155 名の貸し切りに近い。 浜田山「クラッカー ? 」 ーティーとかで」〇 機内 ( 朝 ) 新人 0< が、立ち上がって写真を撮る男副操縦士 < 「 : : : ほら、パ ジャンプシートに座る 0< に、大西洋和 子に駆け寄る。 浜田山「 ( 引き返すのは面倒だ ) 一トン持っ てるわけじゃないんだろ ? 」 教頭 ( ) が頭を下げる。 O< 「お客さま、お掛けになってシートベル 副操縦士 < 「クラッカーは、航空法で持ち込教頭「教頭の大西と申します。 : : : 先ほどは」 トをお締めください。 ( スマホで、「そう、 0< 「大丈夫ですよ。ご苦労さまです」 マジいま飛行機ン中」とお喋りしている女み禁止の爆発物です」 浜田山はため息とともに観念して、セー 笑顔に救われた教頭の後ろから、女子 < 子に ) お客さま、スマートフォンの電波は が O< に声をかける ム皮の手袋をはずす。 お切りください。 ( 窓からの写真を撮りに 女子 < 「 : : : すいません。 ( 切迫した顔で ) 走る生徒に ) お掛けになってシートベルト 青森空港 ( 朝 ) ・ : すいません」 をお締めください。まもなく離陸なんです」〇 その 0< に、おすおずと声をかけるのは 7 37 が狭い誘導路でターンして、 0 < 「はい」 8

4. シナリオ 2016年2月号

女子「えと。 ・ : じつは」 徒を追うのがやっとだ。 0< が「 ? 」となり、教頭はイヤな予感健一郎「 ( 人ごみに圧倒されて汗を噴き出し、始「 で真顔になる。 息が荒い ) : : : 難儀だなあ」 〇 操縦室 操縦室 ( 朝 ) 〇同・コンビニ 管制官のしわがれた声「ジェイエイエル ゅまみ ワンシックスゼロファイブ 手袋を投げるようにはずす浜田山の顔色 馬場結真実 ( 片 ) が、おしつこを漏らし 1 6 0 5 ・ターン・、不クスト・レフト・ を、副操縦士 < が窺う。 ちゃったような顔だ。 トウ・アルフア・タクシーウェイ」 うすい 副操縦士 < 「 : : : 友だちの誕生日のために用 視線の先ーー葛飾高校の碓氷始 (E=) が 浜田山が苦笑して副操縦士 < に尋ねる。 意したそ、つで、クラッカー。とほけよ、つと フリスクを買っている 浜田山「アルフアだよな ? 年々、聞き取り 思ったけど、急に恐くなって」 結真実「 ( 完全なひと目惚れだ ) 」 にくくなる。酒とタバコで潰した声だ」 浜田山「まとめて言えよ、田舎者。これタク 始が結真実の肩をかすめてタ 1 ミナルに 副操縦士 < 「 : : : 知り合い ? 」 シーカ ? いつ出発できるんだ ? ・ 出ていく。 浜田山「声だけな。 : : : 機長になった二十年 めし ら、じつはは大ッ嫌いだ」 前から羽田の主だ。 結真実「 ( ポーツと見送って ) ・ ・ : 会ったことは、な レジに、始が財布といっしょに置いてい 〇メイン・タイトル た、ホルン ( 楽器 ) のストラップがつい管制官の声「ジェイエイエル 1605 ・ウィ一 のどかな青森空港とは一変した羽田大空 たスマホが残っている ンドカルム・クリアフォティクオフ」 港に B737 が着陸する。 結真実ははじかれたように走り、スマホ を掴み、外に駆け出す。 〇 管制塔 羽田空港・ターミナル 結真実「ーーー ( 雑踏を、見回す ) 」 パイボをくわえた管制官の口元。 東北原高校だけでなく、都立葛飾高校、 管制官「ハプ・ア・グッド・フライト ! 」 私立函館学園の修学旅行生が混ざり合い、〇地上走行中の B737 の機内 ごった返している 葛飾高校の修学旅行生の中に、フリスク〇 滑走路 よ函館学園の添乗員の声「はい、函館学園、は をかじる始がいる。 B737 が加速し、重力から解放されて あ ぐれないでください ! 修学旅行生が多い 「安全のため、携帯電話やスマートフォ 高い空に舞い上がる で せ ですから、この旗についてきてください ンは電源を切るか、機内モードに設定し 幸 てください : 羽田空港の団体バス乗り場 ますみ とい、つアナウンスを聞き、ポケットを 函館学園の大場健一郎 ( 片 ) は、前の生 1 組担任の中島升美 ( が①のバスに 〇 〇 〇 探ってーー変な顔になる。 え」 8

5. シナリオ 2016年2月号

笑っている ぜんぶ書け」 升美「なにか、あったの ? 」 ハルミ「先生こそ」 結真実は、デシリットルの面々にハ貴延「 イテンションだ。 達也「ーー 升美「聞かないで。喋っちゃうから」 ハルミ「 ( 別人のように明るく ) あたしにも結真実「 ( o< の真似 ) 飛行機から脱出した有紀「 聞かないで。喋っちゃうから」 あと、この紐を引くと救命具に空気が入り廣田「ぜったい載せる たちの問題だ」 ハルミはリングを爪で弾いて、くすりと ます。空気が足りない場合は、このチュー 笑う。 プに息を吹き込んでください」 貴延「 : : : 先生」 明太子をくわえるので、美穂、明菜、聖 廣田は照れ臭そ、つに席に戻る ハルミ「 : : : ばあか」 長太郎がそんなハルミを見て、なに 子が笑い転げる。 達也「 : : : ( 有紀を見る ) 」 かを察している様子だ ・ ( うなすいて見せる ) 」 美穂「もう寝かしてよ。タフだな、結真実」有紀「・ : ふたりの手は、しつかりとつながれてい 長太郎「 ( 健一郎と肩を組んで撮ったスマホ結真実「このチュープです。どうぞ、どうぞ、 る。 どうぞ、どうぞ」 の写真を見て ) ・ ・ ( 笑う ) 」 貴延は、悲壮な決意を胸に、窓外を見つ一 ーーータ子が、遠くの席の太壱の父親を気 仲間たちのロに押し込んで、笑いはしゃ める。 にしている。 笑ってないと泣いてしまうからだ。 ーー廣田が静かに目をつぶる。 父親「 : : : ( 見えない目で、窓の外を仰いで ーーー廣田の隣に座っているのは香織だ。廣田「 : : : ( もう、遅刻はしない ) 」 いる ) 」 タ子「 : : : ( ちょっと、鼻をすすってしまう ) 」香織「教頭、着きましたかね」 〇 操縦室 ( 夕方 ) 勝利と恭平は並んで座っているが、廣田「急な不幸なんでしよ」 浜田山がマイクに話しつづけている。 まだ気まずいままだ。 香織「詳しくはおっしやってなかったけど、 : きっと大変だ、 浜田山「 : : : そして本日、定年の日を迎える 急なんでしようねえ。 勝利「 : ・ ( ふいに、すべてが滑稽に思えて、 ・ : あの : : : じつは、 ことができました。 いまごろ」 噴き出す ) 」 廣田は迷っているが、前の座席に身を乗ですね」 恭平「 ? 」 り出す。 副操縦士「 ? 」 恭平のまぬけ面がおかしくて、勝利は笑 ーー貴延、達也、有紀が座っている。 い転げる。 〇 機内 ( 夕方 ) 笑う勝利が嬉しくて、恭平も笑いはじめ廣田「 : : : 書け」 る。 浜田山の声「 : : : じつは」 三人「 ? 」 騒いでいた修学旅行生たちも、「 ? 」と ふたりはいまは、ド突き、小突き合って、廣田「 ( 貴延に ) 文集に書け。 ( 達也と有紀に ) ・ : その先は、お前 108

6. シナリオ 2016年2月号

幸せであるように クラリ、不ット 始を慕うプラスパンド部の後輩女子。 浜田山剛史 定年退職する B737 の機長。 羽田空港の管制官羽田の主。 あきひと 水野尾彰人 っ 0 観光バスの運転手。升美の大学時代の先輩。 普天間タ子 沖縄のユタ ( 霊能者 ) を祖母に持つ新人添乗員。 角田添乗員。 猪狩美由紀 4 3 スナック『 x 0 』ママ。廣田の高校の同級生。 ほたる スナック『 x O @』の巨乳ヘルプ。 太壱の父親 全盲のマッサージ師。 浜田山恵 浜田山機長の妻。 副操縦士 若い 4 組のクラッカー女子 < 3 組の若作りバスガイド スカートが短い女子 3 組のおじさん運転手 3 組引班の班長 ( 男子 ) 歳の廣田孝太郎 歳の猪狩美由紀 進路に悩む生徒 ( 男子 ) ( 男子 ) ( 女子 ) 301 号室の女子 自主研修の達也の班の班長 水野尾のサラリーマン時代の先輩 『 x 0 '.@』のサラリーマンふうの客 トラックの運転手 副操縦士 その他 いがり 別れはつらくてそれでも愛しあって 涙がかれたら疲れて眠ろう 君の涙を涙をお皿に集めて 全部飲みほしたらすべて許されるかも 幸せであるように心で祈ってる 幸せであるように心で祈ってる 別れはつらくてでもみんな愛し合うのに 涙がなんでこぼれ落ちるのかな声を奮わせて ママも死んでそれでも僕は君とキスを交わしている 子供も生まれてくれば懐かしい友のことなど 忘れるかもしれないよ ああこの想い君に伝えたくて 涙ながし夜に震えてるフル・エ・テ・ル みんなはみんなは涙をながすのに なぜ愛し合ってるのかな ママも死んで子供も生まれて 君と別れ君とめぐりあって キスしてキスして抱き合ってささやいて 愛をわかちあってそれだけでいいのに 寂しいときそばにいてそばにいてそばにいて ただそれだけでいいのに寂しいときに そばにいて欲しいだけなのにだけなのに 幸せであるように心で祈ってる 幸せであるように心で祈ってる 8

7. シナリオ 2016年2月号

僕らはみんな生きている 原作・脚本 = 一色伸幸 監督 : 滝田洋二郎 製作・配給 . 松竹株式会社製作協力 : メリエス 一九九三年作品 〈スタッフ〉 製作 プロデューサー 小林壽夫 丸山富之 油谷昇 深澤宏 榎望 清水靖晃 音楽 浜田毅 撮影 美術 山口修 高屋齊 照明 林大輔 録音 編集 冨田功 〈キャスト〉 真田広之 高橋啓一 富田賢造 岸部一徳 嶋田久作 升本達也 べンガル 井関修次郎 雀崎 螢雪次朗 田根楽子 昭子 セーナ KOVIT WATTANAKUN カツツ大佐 TOON HIRUNYASUP 早見優 美由紀 山崎努 中井戸浩 〈設定〉 セリフの中の「」は日本語を、『』 は英語を、ズ ) 』はタルキスタン語を 表します。 この物語の舞台となるタルキスタンは、 南西アジアの一角に位置する架空の国で す。住民は先住民族、モンゴル系、ドラ ビダ系、アーリア系の 4 人種混血のタル キスタン人。日本の九州ほどの土地に 2000 万の人口がひしめき、うち仏教 徒 % 、イスラム教徒 % 、ヒンドウー 教徒川 % 、文盲川 % 、平均寿命貯歳、典 型的な熱帯雨林気候。公用語はタルキス タン語と英語。 首都はインド洋沿いにあるタルクで、 人口 140 万。通貨単位はダッカで、 1 ダッカ 10 0 サンタ。 1 ダッカは 2 円 換算、国民の平均月収は 3000 円弱、 つまり 1500 ダッカ程度です。時差は 日本マイナス 3 時間。 典型的な発展途上軍事国家。建国以来 の年数よりクーデターが起こった回数の 方が多い、キナ臭い国でもあります。もっ ともここ 3 年、ムイニット将軍の絶大な 独裁のもとで平穏がつづき、 2 年前、日 本領事館も開設され、インフラ整備 ( 道 路、橋などの基盤段階 ) の OQ< も本格