問 2 第 2 欄解答例 所有者の意思に反しないことを条件として , 一棟の建物の全部又は隣接する数個の部 分を 1 個の建物として取り扱うことができる。 問 3 第 3 欄 解答例 建物図面 各階平面図 家屋番号 E 市 T 町七丁目 19 番地 2 建物の所在 1 階 5.36 日 求積 2.8 5.36 x 2.00 = 10.72g 7.86 x 5.36 = 42.1296 計 52.8496 床面積 52.84m 98 、 98 ・ 9 7.36 18 ー 3 18 ー 2 16 2.50 17 ー 4 2.50 19 ー 1 2 階 19 ー 2 求積 7.36 oa ・ 9 5.36 x 7.36 = 39.4496 床面積 39.44 ⅲ 99 ・ 9 98 ・ 9 道 路 7.36 ( 単位 : m) 縮尺 500 所有者 亡早 瀬 夫 利 相続人 早 瀬 夏 代 1 1 ( 略 ) 作成者 申請人 250 ( 平成 28 年 9 月 16 日作成 ) ーノ 32 ー ノ 0 / 2 硼 6 不動産法律セミナー
及び地積のほか ( 令別表 12 項・申請情報欄イ・ ( 1 ) ) 、敷地権の目的である土地を記録する順 序に従って付した符号を記載する ( 規則 34 条 1 項 5 号、 の 2 を参照 ) 。 土 地 ②区分した建物の表示 家 家屋番号は、登記所において定められるので、その記載を要しない ( 法 45 条、令 3 条 8 号ロ 屋 かっこ書 ) 。 調 構造は、縦断的区分建物であるから、屋根の種類を記載しなければならない ( 準則 81 条 3 項 参照 ) 。 ③敷地権の表示 敷地権の種類及び割合並びに敷地権の目的である土地を記録する順序に従って付した符号を 己載 ( 令別表 12 項・申請情報欄イ・ ( 2 ) 、規則 34 条 1 項 5 号 ) し、敷地権の登記原因及びその 日付 ( 令別表 12 項・申請情報欄イ・ ( 3 ) ) は、「平成 28 年 8 月 22 日敷地権」と記載する ( の 2 を参照 ) 。 問 2 準則 78 条 2 項ただし書に規定する取扱いを解答する ( の 4 を参照 ) 。 問 3 建物図面及び各階平面図の作成 ( 1 ) 建物図面 建物の敷地並びにその 1 階 ( 区分建物にあっては、その地上の最低階 ) の位置及び形状を明確 にし、方位、縮尺、敷地の地番及びその形状、隣接地の地番を記載しなければならない ( 規則 82 条 ) 。 建物が区分建物である場合なので、点線をもってその区分建物が属する一棟の建物の 1 階の形 状を明確にする ( 準則 52 条 2 項前段 ) 。 本問の区分建物は、縦断的区分建物なので、その存する階層を「建物の存する部分 1 階、 2 階」のように記載してはならない ( 準則 52 条 2 項参照 ) 。 建物の位置を特定するため敷地の境界からの距離 ( 2 カ所以上 ) を記載することを要するが、 この測定値は、建物の側壁 ( 外壁 ) 面までのものを記載する ( 準則 52 条 2 項、登記研究 364 号 79 頁参照 ) 。 ②各階平面図 縮尺、各階の別、各階の平面の形状、 1 階の位置、各階ごとの建物の周囲の長さ、床面積及び その求積方法を記載する ( 規則 83 条、準則 53 条 1 項 ) 。 解答へのアプローチ 一三ロ 答 へのアプローチ 解答へのアプローチ ノの 20 ノ 6 ーノ 29 ー 不動産法律セミナー
比較的に容易に解答出来ると思われるので、得 点源としていただきたい。 ・第 6 問 第 6 問については、往復観測値の較差の制限 についての問題である。計算順序が多いので迅 速に計算が出来るかが重要となる。測量士補試 験の水準測量の出題範囲として確認することが 出来るので、東京法経学院の書籍や受験テキス トにより対策が必要である。 ・第 7 問 第 7 問については、図形及び不等式の計算に ついての問題である。複数の図形の計算を用い て、距離として最も近いもの ( 近似値 ) を選択 する問題となっており、非常に難関であったと 思われる。東京法経学院の受験テキスト「調査 士試験に必要な数学」により広範囲に図形の計 算の対策が必要である。 ・第 8 問 第 8 問については、水平角の最確値に関する 問題である。重量が標準偏差の二乗に反比例す ることに注意して、得点源としていただきたい。 測量士補試験の多角測量の出題範囲として確認 することが出来るので、東京法経学院の書籍や 受験テキストにより対策が必要である。 ・第 9 問 第 9 問については、観測方向角の閉合差につ いての問題である。方向角の向きに注意して正 確に計算することが重要である。午前の部及び 午後の部の共通の試験範囲と言えるため、確実 第 10 問については、座標計算及び座標差の ( 逆 ) 計算に関する問題である。基本的な内容 であるので、比較的に得点はしやすかったと思 われる。午前の部及び午後の部の共通の試験範 囲と言えるため、確実に得点源としていただき たい。 ・第 1 1 問 第 11 問については、座標値から距離及び方向 角並びに夾角を求める計算の基本的知識、第二 余弦定理を用いた計算の基本的知識、距離及び 方向角を用いて座標値を求める計算の基本的知 識、座標法による求積計算の基本的知識、図面 の正確な作成を問うものである。午前の部及び 午後の部の共通の試験範囲と言えるため、問 1 から問 4 については、正確に計算処理を行って 確実に得点源としていただきたい。問 5 の図面 作成については、作図が複雑なものではないか ら、記述しやすいと思われる。与えられた座標 値を展開して、正確に記載していただきたい。 3 今後の受験対策 土地家屋調査士試験 ( 午前の部 ) の学習は、 免除資格の有無や受験テキストの量から考えて も独学の受験生が多いものと思われます。測量 士補試験の受験テキストや土地家屋調査士試験 ( 午後の部 ) の受験テキストの両立が何より重 要です。過去問の対策としては、東京法経学院 のみが午前の部の本試験問題と解説を受験テキ ストとして発行しているので、これら教材を充 分に活用し実践して頂きたいと思います。 に得点源としていただきたい。 ・第 1 0 問 不動産法律セミナー ーノ似ー ノ 0 / 20 ノ 6
■記述式 ( 書式 ) 問題 第 1 1 問解説 本問は、座標値から距離及び方向角並びに夾角を求める計算の基本的知識、第二余弦定理を用い た計算の基本的知識、距離及び方向角を用いて座標値を求める計算の基本的知識、座標法による求 積計算の基本的知識、図面の正確な作成を問うものである。 ( 解答へのアプローチ ) ①座標差の計算 ( 複素数 ) により TI 点から E 点の距離と方向角を求める。 ( + 29.57 + 38.02i ) ー ( + 24.99 + 42.60i ) =rz 日 = 6.48 / ー 45 。 0 ' 0 " ( 315 。 0 ' 0 " ) TI 点から E 点の方向角ー TI 点から T2 点の方向角 = T2 点から E 点の夾角より、 315 。 0 ′ 0 ″ー 196 。 0 ′ 0 ″ = 119 。 0 ′ 0 ″ ②座標差の計算 ( 複素数 ) により B 点から C 点の距離を求める。 Abs ( ( + 27.95 + 10.44i ) ー ( + 20.95 + 10.44i ) ) = 7.00 第二余弦定理により / BAP を求める。 1 ( ( 7.002 + 15.002 ー 13.00 / ( 2X7.00X15.00 ) ) = 60 。 0 ' 0 " COS ③ B 点から C 点の方向角 + / CBD = B 点から D 点の方向角より、 ( B 点から C 点の方向角については両 Y 座標が同一であり、 0 。 0 ' 0 " であると分かる。 ) 0 。 0 ′ 0 " + 60 。 0 ′ 0 ″ = 60 。 0 ′ 0 ″ 距離及び方向角の座標計算 ( 複素数 ) により B 点から D 点までの増加量 ( △ ) を求める。 15.00 / 60 。 0 ' 0 " = ( + 7.50 + 12.99i ) 上記の増加量に B 点の座標値を加え、 D 点の座標値を求める。 ( + 7.50 + 12.99i ) + ( + 20.95 + 10.44i ) = ( + 28.45 + 23.43i ) ④本問土地の面積を座標法 ( 複素数 ) により求める。 ( + 10.72 + 12.19i ) Conjg ( + 20.95 + 10.44i ) + ( + 20.95 + 10.44i ) Conjg ( + 20.57 + 39.01i ) + ( + 20.57 + 39.01i ) Conjg ( + 15.40 + 37.69i ) + ( + 15.40 + 37.69i ) Conjg ( + 13.00 + 24.94i ) = 209.39675 ( 出題の要旨 ) 2 Xn + 1—Xn—1 102.834 ー 216.5055 ー 285.3133 ー 116.7192 7.95 9 .85 ー 5 .55 ー 7 .57 ー 4 .68 10 .72 20.95 20.57 15.40 13.00 = 209.39675 + ( + 13.00 + 24.94i ) Conjg ( + 10.72 + 12.19i ) = ( + 4560.6856 ー 418.7935i ) 倍面積 (2S) 面積 (S) ※別解 倍面積 (2S) 不動産法律セミナー 面積 (s) ー 418.7935 ー 418.7935 Xn Yn 12.19 10 .44 39.01 37.69 24.94 Yn ()n + 1—Xn—1) 96.9105 ノ 0 / 20 ノ 6