文藝賞原稿募集 正賞万年筆 副賞賞金五〇万円 ( 雑誌掲載の原稿料含む ) 応募規定 一、応募原稿は未発表小説原稿に限る 一、枚数は四〇〇字詰原稿用紙一〇〇枚以上四〇〇枚以内 ( ワープロ原稿は四〇〇字詰原稿用紙に換算した枚数を明記 ) 一、原稿には頭紙を付け、そこに題名、枚数、筆名、本名、年齢、生年月日、住所、電話番号、略歴を記す 一、原稿を綴じ、通し番号をふる ( 原則として縦書きとする ) 一・一一河出書房新社「文藝賞」係 一、送り先は〒一五一・〇〇五一東京都渋谷区千駄ヶ谷一一・三一 一、応募原稿はいかなる場合も返却しない 一、選考過程に関する問い合わせには一切応じられない 一、受賞作の出版権は、五年間河出書房新社に帰属する。その際、規定の著作権使用料が著作権者に別 途支払われる。また、文庫化の優先権は河出書房新社が有する ※応募原稿にご記入いただいた個人情報は、文藝賞選考以外には許可なく使用いたしません 文藝賞はたえず文学シ 1 ンに 新しい才能を送り出して参らした。 意欲的な作品を待ちしてらす。 発表 『文藝』一一〇一六年冬季号 掲載予定 締切 二〇一六年一二月一二十一日 ( 当日消印有効 )
日本文学全集 全巻 第一線の作家が訳す古典新訳、 選び抜かれた近現代作品ー 池澤夏樹ⅱ個人編集せ 日本人を名乗る我々とは、い ったい何者なのか ? 冖混乱の今、これは切実な問いである。 答えを求めて文学に向かおう。 」「池澤夏樹 全国書店で好評発売中 : ・全巻揃 [ 本体 ] 87 , 400 円 ( 税別 ) 創業 130 周年記念企画 河出書房新社 」進 設 www.kawade. CO. jp/nihon bun aku zenshu/
ある一年 いしいしんじと過ごす " 春夏秋冬 " 人気シリーズ 京都ごはん日記 いしいしんじ 「猫ちゃん、おめでとう。園子さん、ありがとう。」 。 eeO 日々おこる、出会いと別れ 虹色に光る縁の糸が織りなす、 作家・いしいしんじが京都で暮らす 365 日の日記。 ・予価 2 , 000 円十税 ISBN 978-4-3 02340-3 " 京都ごはん日記 朝から創作。昼を過ぎれば、飲んで食べて唄って踊り、 神社に本屋にレコード屋、錦やメトロをぶらぶらし、 全国各地を飛び回る ! ファン待望の「ごはん日記」京都篇、刊行 ! ! ・本体 1 850 円十税 ISBN 978 ヰ 38-2 37-0 0 ヾしいしんも 河出書房新社
スタッキング可能 どうかなあ、こういう戦い方は地味かなあ ( 本文より ) 社会を皮肉に照射する表題作をはじめ、 たくらみに満ちた松田青子初の単行本 ! 本体 1500 円十税 ISBN 978 ・ 4 ・ 38 ・一 598 英子の森 彼女たちを「違う世界 , へ連れて行ってくれる 〈街に溢れる魔法の言葉〉、それは 待望の第二作品集 ・本体 1500 円十税 ISBN 978 ・ 4 ・ 38 と 2256 ・ 7 子狼少女たちの一 1 - カレン・ラッセル〔著〕松田青子〔訳〕 現実と非現実の境目を跳躍する、 孤独で可笑しい川の物語 カレン・ラッセルの傑作初短編集を松田青子が翻訳 ! ・本体 2300 円十税 ISBN 978 ・ 4 ・ 38 ・ 28 も 0 小原太平 1 = ロ 翻訳 河出書房新社
八〇年代以降の全集は、このジャンルでは後発だった小学館がた書物が数十巻一堂に会したさまは壮観で、「ここに教養が詰ま 「昭和文学全集 . ( 全三五巻 + 別巻。一九八六年 5 ) 、「新編日本ってる ! 」という印象を与える ( こればっかりは電子書籍には真 古典文学全集 . ( 全八八巻。一九九四年 5 。ただし権利問題で難似できない ) 。「せつかく買ったんだから、いっか読まなきや」と 思わせる。この威圧感が大切なのだ。 航中 ) の刊行をスタートさせているのが目立っ程度。 第二に、背表紙自体がすでに重要な情報源となり得ること。た 筑摩書房は、文庫版の「ちくま日本文学全集」 ( 筑摩書房。一 九九一年 5 ) 、「ちくま文学の森」 ( 全一六巻、一九八八年 5 ) 、坪とえ内容は知らずとも、作家の名前や作品名を数十の単位で「知 っている」「見覚えがある」ことの意味は大きい。「知的家具」と 内祐三編「明治の文学」 ( 全二五巻、二〇〇三年 5 ) など、ユニ ークな企画を立ち上げ、角川書店もその後「女性作家シリーズ」して見たとき、文学全集が百科事典に優っているのはまさにそこ ( 全二四巻、一九九七年 5 ) という画期的なシリーズを刊行したが、 ( 「アーアン , などの背表紙には情報的な価値はない ) 。常に人目 往年の勢いとは比ぶべくもない。逆にいうと、二〇〇七年に池澤にふれる家具の装飾だからこそ、高い見識をもった編者によるス 夏樹個人編集「世界文学全集」、一一〇一四年に同じく池澤夏樹個タンダードとしての固有名詞が示されることが必要なのだ。 人編集「日本文学全集」が河出書房新社から刊行されるまで、本第三に、読もうと思えば、もちろん読むこともできること。文 学全集とは常に本が「ウエルカム」な状態でスタンバッているこ 格的な文学全集は刊行されていなかったことになる。 とを意味する。これ以上贅沢な環境はない。 はたして、文学全集の命脈はすでに尽きたのだろうか。あるい という、きわめて優れた家具が、かっては多くの家庭に備え付 は六〇年代の文学全集ブームとは何だったのか 全集も家具化しちゃったらおしまいよ、という声も聞こえてくけられていたのである ! 信じられるだろうか。 日本人はかって、知や教養に対する、悪くいえばコン。フレック る。実際、六〇年代から七〇年代にかけて普及した文学全集は、 次世代に引き継がれることなく「実家の備品」としてしばらくすス、よくいえばリスペクトを持っていた。そんな敬意 ( 畏敬 ) の ごし、親世代の高齢化とともに整理される運命にあったといえる念が醸成されるに当たり、家庭の中で文学全集が果たした役割は だろう。一時は家庭の応接間やリビングで、美しい背表紙ともにけっして小さくなかったはずだ。 インターネットを含めた情報環境が大きく変わった現在、六〇 威容を誇っていた文学全集も、いまや売り払われ、ネットオーク 年代のような全集バブルの再来はありえない。しかし、その役割 ションに二束三文で出品されている始末である。 しかし、たとえ家具でも備品でも、紙の文学全集は大きな価値が終わったわけではない。河出書房新社刊の新しい日本文学全集 は、私たちにどんな景色を見せてくれるだろうか。 があったし、今日でもその価値は衰えていないと考える。 0 第一に「知の物量」が目で確認できること。相応の厚さをもっ め 4
『ノンちゃん雲に乗る』『クマのプーさん』 『ちいさいおうち』を世に送り出した 作家・翻訳家の単行本 河出書房新社 石井桃子の本 随筆集 『新しいおとな』 幼い日のゆたかな読書体験と 「かつら文庫」の実践から生まれた 子ども、読書、絵本、 本づくりをめぐるェッセイ ISBN 978-4-309-02269-7 『プーと私』 ISBN 978-4-309-02249-9 プーさん、ヒ。ーターラビット・・ 名作の誕生秘話、著者を訪ねる旅、 留学体験記ーーー 『みがけば光る』 日本という国のこと、ことばについて、 友情と恋愛、暮らしのあれこれ一一一 ISBN 978-4-309-02222-2 『家と庭と犬とねこ』 季節のうつりかわり、生まれた町のこと、 戦後すぐの東北での牧場生活ーー - 江國香織さん、阿川佐和子さん推薦 ! ISBN 9787-309-02188-1 新しいおとな プーと私 家と庭と大とねこ 石井挑子鋼作第 においのカゴ ー第、物」第 『においのカゴ』最新刊 童話から大人のためのお話まで 子どもだったすべての人へ。 ISBN 978-4-309-02338-0 創作集 これまで単行本で読めなか。た貴重な文章を多数収録 !
女歳 男 9 2 ( 受取人 ) 7 東京都渋谷区千駄ヶ谷 2 のの き 8 河出書房新社 は 愛読者カード係行 5 郵 料金受取人払郵便 代々木局承認 364 差出有効期間 平成 2 7 年 7 月 4 日迄 ( フリガナ ) お名前 物の情報をメールマガジンでお知らせ致します。ご希望の方は、小社 HP より e-mail アドレスをご登録下さい。 http: 〃 www.kawade.co.jp ご職業 1. 学生 ( 小・中・高・大・専 ) 2. 教職員 ( 小・中・高・大・専 ) 3. マスコミ 4. 会社員 ( 営業・技術・事務 ) 5. 会社経営 6. 公務員 7. 研究職・自由業 8. 自営業 9. 農林漁業 10. 主婦 11. その他 ( 年間 読書冊数 ご購読新聞 雑誌名 ご購入 書店名 奇文藝 2015 年夏季号 ・寄せられたお客様のお声は、弊社の新聞・雑誌広告、 HP で掲載させて頂くことがございますのでご了承下さい。 ( 都・道・府・県 ) ( 市・区・町・村 )
をいくように、筑摩書房は研究者必携の「明治文学全集」 ( 全九やがてカつきて倒れた。そしてそれは、教養や読書が社会との間 九巻 + 別巻。一九六五年 5 ) や「現代日本文学大系」 ( 全九七巻。に築いていた理想的な関係が、爛熟から衰退へと向かう歩みと軌 一九六八年 5 ) で気を吐く。文藝春秋もついに全集市場に参入、を一にしているのでもあった〉 ( 『文学全集の黄金時代』 ) 小林秀雄の単独編集による「現代日本文学館」 ( 全四三巻。一九「全集界の冒険野郎」だった河出書房は、冒険野郎であるがゆえ 六六年 5 ) の刊行をスタートさせる。集英社は「デュエット版 にチャレンジを続け、そして「カ尽きた」のである。 日本文学全集」 ( 全八八巻、一九六六年 5 ) をヒットさせる。児 黄金時代は終わっても 童書や学習参考書の業界で一日の長がある学習研究社も「現代日 本の文学」 ( 全五〇巻。一九六九年 5 ) で仲間に加わる。その他黄金の六〇年代が去り、下り坂に入った文学全集業界。それで 細かい話題まで含めたら、枚挙にいとまがないほどだ。 もまだ七〇年代は、黄金期にスタートした数々の全集の続刊が出 しかし、バブルは必ず崩壊する。 続けていた分、救いはあった。小学館「日本古典文学全集 , ( 全 一九六八年、河出書房を大きな事件が襲った。四月の資金繰り五一巻。一九七〇年 5 ) 、集英社「日本文学全集豪華版」 ( 全八 が追いっかず、会社更生法が適用される事態に至ったのである。 八巻。一九七一年 5 ) 、新潮社「新潮日本古典集成」 ( 全八一一巻 + 田坂憲一一『文学全集の黄金時代』 ( 和泉書院・二〇〇七 ) は〈河別巻。一九七六年 5 ) といった新規の大型企画も立ち上がり、倒 出書房の倒産騒動は、広範な読者に支えられていた文学全集が次産しかけた河出書房新社も懲りずに「カラー版現代語訳日本の 第にその基盤を失っていく予兆〉だと述べ、その迷走ぶりを「カ古典」 ( 全二五巻。一九七一年 5 ) の刊行をスタートさせて健在 レッジ版」「ポケット版」「キなところを見せている。 ャンパス版 , など、質的には ただし、これらは黄金期に積み残した古典文学が中心。往年の 下 大差のない廉価版の世界文学勢いに翳りが見えていたことは否めない。さらに一九七三年の第代 時 の 全集 ( 日本文学全集とペアで一次オイルショックは用紙不足と価格の高騰を招き、出版各社は そ はなかった ) を脈絡なく出し新刊書の定価を上げざるを得なくなる。 集 続けた点に見ている。 河出書房と並ぶ全集業界のもう一方の雄だった筑摩書房も、河社 文 〈しゃれたブックデザインで、出の倒産から一〇年後の一九七八年に倒産、会社更生法が適用さ 本 映画との相乗効果で、入手しれる事態に陥った。ここにいたって全集バブルは完全に崩壊。読 鮴やすい価格設定で、次々と潜者の低価格志向が進むと同時に出版界には文庫ブームが訪れるも、 在的な読者を掘り起こし続け、文学全集の黄金時代は終わったのだった。 朝Ⅷ ールい阯 「豪華愛蔵版日本文学全集」 ( 河出書房新社 ) 353
前の財産をほぼそのまま活用しているとはいえ、全二五巻中一〇ーである。 ( 略 ) 各職場の本棚に、各学校の図書館に、各家庭の リヴィング・ルームに備えられ御愛読されんことを切望する〉 巻を『太平記』 ( 尾崎士郎訳 ) 、『南総里見八犬伝』 ( 白井喬一 l) な 「大衆化」の時代を迎え、河出書房新社もまた、会社で学校で家 ど古典が占める。また、近現代文学でも「二葉亭四迷・樋口一 葉・徳富蘆花集」から「森外集」「島崎藤村集」「夏目漱石集」、庭で「愛される、全集を目ざしていたのだ。 さて、とまあ、こうして「グリーン版世界文学全集ーと「ワ さらに下って「有島武郎集ー「芥川龍之介集」と、明治・大正・ イン版日本文学全集」をベアでめでたく世に送り出した河出だ 昭和文学の王道を行く布陣である。 ったが、じつはここから同社の暴走 ( 迷走 ? ) がはじまるのであ はたしてこの混成は吉と出たのか凶と出たのか むろん河出は勝っ気満々であった。見よ、この「当社は他社とる。「ワイン版日本文学全集」の刊行がまだ続行中の一九六〇 年代中後半にかけて、同社は同工異曲の全集を「これでもか」と 違うのじゃ」といいたげな「刊行のことばーを。 〈世界のどこの国の文学でも、古典と現代とを切りはなして体系いうほど出し続けたのだった。 シリーズ名だけ列挙すれば、「日本文学全集現代編」 ( 一九六 を立てるところはない。こうした、今日までの日本文学全集に欠 けていた性格を補い、日本文学についてのかたよった傾向を正し〇年 5 ) 、「現代の文学」「国民の文学」 ( 以上一九六三年 5 ) 、「豪 たい念願から、小社は、古今を通じてたえず読み直されるに値い華版日本文学全集」第一集 ( 一九六五年 5 ) 、「カラー版日本 するものを精選し、現代人の精神の糧としてここにおくる。全集文学全集」「グリーン版日本文学全集」「カラー版国民の文学」 流行のさなかにあえて本企画を刊行するゆえんである。 / この『日「豪華版日本文学全集」第二集、「豪華愛蔵版日本文学全集、 本文学全集』全二十五巻は、一一〇〇〇年をこえる日本民族の文学 ( 以上一九六七年 5 ) 。 的所産として、古代から現代までの古典・新古典を厳選して、手この中で特筆すべきものがあるとしたら、「河出書房創業七七 年記念出版」を銘打った ( なんや半端な数字だけど ) 「現代の文学」 ごろな形においてまとめた〉 古典と近現代文学を区別しないわが方式こそが国際スタンダー全四三巻だろう。「ワイン版 , の後に続くこのシリーズは、まさ ドである、とどうしたって主張したい河出書房新社。〈二〇〇〇に「大衆化路線」をねらった全集で、松本清張、石坂洋次郎とい った当代の人気作家を含めたほか、「作家のカラー写真と筆蹟」 年をこえる日本民族の文学的所産〉とはまた大きく出たものだが ( 三〇〇〇年」は河出が全集を宣伝する際の決まり文句 ) 、一方、「美しい挿画入り」などに特徴があった。 パンフレットに記された〈あなたにおくる川大特色〉の一〇番 同じ「刊行のことば」には次のような一文も見える。 〈本全集は、各人が信頼して常備できる手ごろな巻数・買いやす目には〈楽しい家庭ライブラリーの愛蔵本として好適、ハンディ い定価・ハンディな判型をもったスマートなホーム・ライブラリなコンパクトサイズなので、通勤の車中でも、読書会でも、ディ 350
古井山吉 自撰作品 柄谷行人、清水徹、佐伯一麦、 文学の至宝ー 著者自ら厳選した珠玉の作品集蓮實重彦、黒井千次、吉増響、 高橋源一郎、綿矢りさ、 ビース又吉直樹、推薦 ! 第一巻杳子・妻隠 / 行隠れ / 聖〔解説〕朝吹真理子 第一一巻水櫛の火〔解説〕平野啓一郎 税 8 呈」連 第三巻栖 / / 椋巨〔解説〕角田光代 円 進 , を 第四巻親 / 山躁賦〔解説〕佐々木中 0 均ロ報」 0 平タ伝 / 功叙 第五巻槿 / 眉雨〔解説〕保坂和志 上・の自 門イ判坿み半 第六巻仮往生伝試文〔解説〕堀江敏幸 し 寸月 第七巻楽天記 / 忿翁〔解説〕島田雅彦 み投 第八巻野川辻やすみしほどを〔解説〕町田康揃巻き ◎体投各書 ( 『やすらい花』より ) 河出書房新社