場」となる場合、直ちにそこでの支員長が「日本の防衛費は『人を殺すた注意したが、民進党の山尾志桜里政 援活動を休止・中断する。 めの予算』ーと発言し、与野党の出席調会長は、黙ったままだった。結 次に、国家又は国家に準ずる組織者からの発言撤回要求が相次いだ。局、藤野氏は、番組中に発言を撤回 藤野氏は「税金の使い方を改めてすることはなかった。これは、極め が登場しないことを確保した上で、 いく、軍事費が戦後はじめて 5 兆円て重大な発言で、共産党の本音だっ A-EO 等での「駆け付け警護ー・「任 論 務遂行のための武器使用」、領域国を越えましたけど、人を殺すためのた。これが後に大問題となる。 安倍晋三首相は自らので、 の同意に基づく邦人救出等の「武力予算ではなくて、人を支えて育てる る の行使」を伴わない警察的な活動が予算。これを優先していく , と述べ「今朝放送された Z Ⅱ日曜討論で ぐ め できるよう法整備した。 たことから、公明党の石田祝稔政調民進党のパ 1 トナ 1 共産党の政策責 を 法 武力の行使と評価されてはいけな会長は「まずですね。さっきの ( 人任者である藤野保史議員の「日本の い。そこで武力の行使と評価されな殺し予算発言 ) 取り消した方がいい 防衛費は『人を殺すための予算』と妣 い場所で支援活動を行うという仕組ですよ。人を殺すための予算だなんの発言には耳を疑いました。国民を 本 みでできている。ややこしい話だけてね。それは大問題ですよ」と糾守る為昼夜分かたず汗を流す自衛隊 れども、日本の憲法がそうなってい弾。稲田朋美政調会長も「それは言員やその家族に対する侮辱であり、 るから仕方がない。きちんとした正い過ぎですよ。 ( 防衛費は ) 日本を憤りを感じます。もっとも志位和夫 で 守るためですから」。野党のおおさ委員長も『自衛隊は憲法違反、将来 確な議論をしようと思えば、そ、つい うややこしい話をきちんと押さえ、 か維新・下地幹郎議員は「防衛予算解散する。だけど災害時には活用す 発 政府見解を踏まえて議論しないと可が『人を殺すための予算』というのるし防衛出動もさせる』との趣旨を 笑しなことになる。 テレビで述べ顰蹙をかっています。予 は訂正した方がいい」。日本のここ ろ・和田政宗議員は「『人を殺す予そんなご都合主義が通るはずがあり殺 防衛費を「人を殺す予算」発一言 算』というのは、私は政治家の発言ません。全く無責任です。あくまで人 参院選の 6 月日、テレビのとしてマズいとおもいます。国民の共産党と共同歩調をとる民進党も同 3 日曜討論で共産党・藤野保史政策委命を守るために国防がある」などとじです。この無責任な民進党、共産

殺すための予算だなんて。それはす。藤野氏は、番組終了後に、不はからずも口にしたような表現が 大問題ですよ。自衛隊を違憲とい適切だったとして発言を取り消使われているのではないかと思わ っている共産党だから分からなくし、事実上、更迭されました。 せられることが、実はその後に発 もないけれど、人を殺す予算とい 番組で同席していた各党の政策覚しました。 、つのは、これは取り消したほうが責任者からー民進党の山尾氏は別 7 月日、産経新聞が報じた記 いい。これは御党のためにいってですがー批判されながら、それで事によれば、奈良県の共産党県会 おくーとたしなめました。 も取り消そうとしなかった藤野氏議員団などが「陸上自衛隊は『人 自公だけでなく、下地幹郎・おは一体、この件についてどんな釈殺し』の訓練」などと書いたチラ おさか維新の会国会議員団政調会明をしたか。氏は次のように述べシを作成していたことがわかりま 長ら他の同席者も発言取り消しゃています。 した。共産党機関紙「赤旗」など 訂正を勧めました。ただ、民進党「発言は、安保法制Ⅱ戦争法と一の折り込み用に作成していたとの な の山尾志桜里政調会長は沈黙を貫体に海外派兵用の武器・装備が拡ことで産経新聞の指摘を受けて き、藤野氏の暴言を咎めませんで大していることを念頭においたも「不適切な表現だった」と釈明し硺 した。山尾氏は「藤野発言」を事のでしたが、テレビでの発言そのたことも報じられました。 実上了承したと受け止められてもものはそうした限定をつけずに述こうしてみると、藤野氏の発言 仕方がありません。 べており、不適切であり、取り消は共産党関係者の本音に近く、だ , 結局、番組の中では藤野氏はします」 からこそ藤野氏は番組で取り消そ 「軍事費ですから . と頑として批限定をつけたとしても、防衛費うとはしなかったのではないかと憲 発 判を聞き入れませんでした。余を「人を殺すための予算」という思います。 暴 程、強い信念を持っており、その考え方そのものがおかしいので番組で藤野発言をとがめなかっ 中 信念に根ざした発言だったと言わす。しかし、これは共産党の自衛た山尾氏も「人を殺すための予 る ざるを得ません。 隊に対する本音ではないか。共産算」に違和感を抱かなかったので 3 その後の顛末は周知の通りで党内では自衛隊に対して藤野氏がしよう。

さらにその数日後、この九・一一テロの解釈をめぐっ う立場からすると ( 退歩というよりも ) 混迷袞弱とみえて ならないのだが、 て「発言者」が少し大がかりな座談会を催した。そこで ともかくその大変革には大がかりなテ 3 口が随伴する」と考えるのを過激と呼ぶなら、この老人、 ( 日露戦争で「非戦論」とい、 2 小教的境地をとった ) 内村鑑 三の無教会派キリスト教に造詣の深い新保祐司氏が「あ たしかに ( 考え方の上で ) 過激でなかったことは、二十二 のビン・ラディンとイエス・キリストの類似という ( 老歳になると同時に左翼に属することを辞めて以来、もっ 人の ) 発言は大いに示唆的であった」と発言した。この老と正確には三十三歳で連合赤軍事件をみてからずっと、 一度もなかった、ということだけである。既存の法律か 人、テ 1 プ起こしの段階で、この新保氏の指摘を、あちこ ちからの余計な反発を招きそうだと予想して、一度は削 ら刑罰を受けることを覚悟の上で、既存の法律体系を破 ろうかと思った。しかし、観光バス内でのこととはいえ壊するのが、軽率や野蛮の咎に当たる場合が少なくない のは確かだ。しかし、既存の法律を操る者たちが被支配の 本気でいったことは確かなので、そのままにしておいた。 それからである、西尾幹二氏と入江隆則氏が本誌で 立場にいる者たちにたいし専横や抑圧に狂奔するなら、 たとえばイラク侵略の如き「国家テロ」をアメリカが仕掛 「元左翼過激派の許し難きテロ弁護」といった調子の老人 けるなら、それに「不法の武力行使」としてのテロで対 批判を長々と展開したのは。さらに、各種メディアから 九・一一テロを否定しないという理由でこの老人はそれ抗する者たちが出てくるのはむしろ自然の成り行きだ。 まで以上にパ 1 ジされ出した。西尾氏に至っては、「この そういえば、田原総一朗氏が「朝日系 ( 左翼 ) から嫌 われている上に、今度の件で産経系 ( 反左翼 ) からも嫌 男、イエス・キリストと会ったこともないのに、ビン・ラ われるとは、こいつ、なかなか豪気ともいえるが、存在 ディンと似ているとは何事ぞ」と怒っていた。こんな訳の わからぬ言動で満ちているメディア界に向かって、この 抹消の危機に入るのではないか」と ( どうやら好意的な 一言でいえば 老人の反論がどんなものであったか、 意味合いで ) 評しているとある編集者から聞いた。それ はその通りだが、この男にとっては、そんな場所取り 「近代主義的な意味での革命はすべてテロで、そのテロに よって文明の進歩とやらがもたらされたのだとみなして気を遣うようなやり方は、自分の性に合っていないの で、そんなことをしてしまうと、以後、文章を書く気力 きた連中に、アルカイ 1 ダ・テロを批判する資格はない」 が失せてしまうことのほうが心配なのであった。 という趣旨だったのだがーー詳しくは繰り返さない。 ここでいっておきたいのは、「文明は、それが進歩か退 いずれにせよ、九・一一テロ問題はこの老人の頑張り 歩かは価値判断によることで、というより近代主義を疑所であり、たとえ一人になっても、アメリカの国家テロ

党に日本の未来を託すわけにはいきじられている武力の行使をしない注意し、記者団には「解決した」と幻 ません」と発言。公明党の山口那津 *0 などの活動が中心で、これは、強調していた。ところが、これが自 民党・公明党から批判され、 男委員長も「耳を疑った。自衛隊は共産党がいう「海外派兵」でない。 もしも今回の平和安全法制が、共番組で同席していた民進党の山尾政 これまで外国で 1 人の命も奪ったこ とはない。それどころか、 ( 大震災産党のいう「海外派兵」だとしたら調会長が何も発一なかったことな や豪雨被害で ) 命懸けで人の命を助憲法違反となるし、そういう法律はどもあり、共産党選挙協力をする けてきた。とんでもない発言だ」と内閣法制局の法案審査段階で否定さ民進党への批判もなった。そこ 批判した。 れ政府提出の法律案とはならない。 で、民進党内で「不適切だ」 ( 岡 また、「防衛費は人殺し予算ー発言自衛隊の海外派遣のことを、「海外田代表 ) となった は、ツィッタ 1 やなどの派兵」という共産党の発言は、「戦与野党の批判だでなく党本部へ でも大問題となった。共産党は、同争法」と同じデマ・嘘である のメ 1 ルや電話にる多数の批判が 日夕になって、党広報部を通じて文こんなデマ・嘘を平気で主張する殺到し、ついに藤氏は更迭された。 書で「不適切であり取り消す」と発共産党は、どうしようもない政党だ。しかし藤野氏の発言は、共産党本来 言を撤回した。また、藤野氏は「安出自が、コミンテルンの日本支部だの主張が招いたもので、辞任すべき 全保障法制Ⅱ戦争法と一体に海外派からであり、この原点は今でも変わは本来、志位委長なのだ。今回 兵用の武器・装備が拡大しているこ っていない。だから、共産党は、今では、「トカゲのしっ切り , となった。 とを念頭においたものだったが、 発も破防法の調査対象団体でもある。 問題発言は志位員長にも 言はそうした限定をつけずに述べて藤野氏は 6 月日の夜遅くなって から、共産党本部で記者会見をし、 そもそも、志位員長は、自衛隊 おり不適切 , などと釈明した。 この発言も問題ありだ。先にも述防衛費を「人を殺すための予算」とに関連して、「自一隊は憲法違反」 べたが、安全保障法制 = 「戦争法」で述べた自らの発言は不適切だったと「自衛隊は解消へ」自衛隊の海外派 はない。次に、平和安全法制の自衛し、政策委員長の辞任を表明した。遣を「殺し殺さる戦場へ送るこ 隊の海外での活動は、憲法 9 条で禁志位委員長は日に藤野氏を口頭と」と言っている日本記者クラブ

主催の党首討論では、以下のように この点ではやっちやダメだという点 誤りを平気で繰り返すデマ体質 発言している。 で野党が結東しているということを 今回の問題は、共産党の基本政策 「私たちは、自衛隊は憲法違反の組申し上げておきたいと思います」 織だと考えている。ただ、この問題それについて安倍首相は、「自衛隊そのものが招いた。なぜ、いつもの を解消するには将来の展望として、が武力行使を目的として湾岸戦争や共産党の発言が今回、大問題になっ 国民の合意で段階的に自衛隊の解消イラク戦争での戦闘に参加するよ、ったのか ? それは、国会論議などで論 を図っていくことを提唱している」なことは、これからも決してありまは、共産党は一方的に批判すれば良 る 「私たちは、将来的な展望としてでせん」と述べている。イラク戦争などかった。だから、その時は、共産党 ぐ すね、国民の合意で 9 条の完全実施への参加は否定している。平和安全の暴言も許され、問題視されなかっ を図るという方策を持っておりま法制は、共産党のいう「海外派兵」でた。しかし、問題となったのは参院雛 す」「急迫不正の主権侵害、あるい はなく、自衛隊は海外での武力行使選挙中のテレピ討論。今回の選挙 は大規模災害など、必要に迫られたを禁止されており、無法な戦争に駆は、共産党が民進党と一緒になって 本 場合には、自衛隊も活用するというり立てられることはないのである。戦い、共産党に注目が集まってい ことはこれは当然だ」。 平和安全法制の自衛隊の海外でのた。だから、暴言は暴言として他か な 「今、問われているのは、自衛隊をな活動は、憲法 9 条で禁じられているら批判されたのだ。それも、政策委 くすかどうかじゃないんです。自衛武力の行使をしない p•-i*0 や人道支員長という立場での暴言・発言だかけ 言 隊を海外の戦争に出していいかどう援活動などが中心で、もしも今回のら問題となる。 発 かなんですね。自衛隊を、例えばアメ平和安全法制が、共産党のいう海外後に共産党は、今回「党の方針と リカの、この間やってきたベトナム派兵ならば憲法違反で、政府で法律異なる発言をした」と説明している予 が、藤野発言が「党の方針通り」な殺 戦争やイラク戦争のような無法な戦案を策定できない。 争に駆り立てていいのかと。殺し殺自衛隊の海外派遣のことを、「海のだ。志位委員長が平和安全法制を人 される戦場に送っていいのかと。こ外派兵」という共産党の発言は、戦「戦争法」と呼び、「日本を再び、殺 2 し、殺される国にしてはならない」 れが自衛隊問題の中心なんですよ。争法と同じデマ・嘘である。

アジア女性基金も「デジタル記念館んでいる。日本の軍人がやグ殺してされた推論だと考えられます〉 慰安婦問題とアジア女性基金。のしまったのだ。合計万人も犠牲者 (http://www.awf.or」 p/1/facts-07. html) 「慰安所と慰安婦の数」の項で荒船になっているが何とか恩給でも出し第 3 に、万人 ( 交代率 3 ・ 5 ) 発言の間違いを具体的に指摘した上てくれと言ってきた。最初これらの乃至れ万人 ( 交代率 4 ) という慰安 で、それを無批判で利用している蘇賠償として億ドルと言って来た婦の総数から中国人慰安婦万人導 を次のように厳しく批判している が、だんだんまけさせて今では 3 億く計算もでたらめだ。朝鮮人慰安婦 〈荒船清十郎氏の声明とは、彼が 1 ドルにまけて手を打とうと言ってき万 2 千人という説。 こ依拠して、単 9 6 5 年Ⅱ月日に選挙区の集会た」 純に慰安婦総数からこれを差し引い ( 秩父郡市軍恩連盟招待会 ) で行っ 日韓条約締結時に韓国側は、韓国ただけだ。そもそも万 2 千人は前 た次のような発言のことです。 人労務者、軍人軍属の合計は 103 述の荒船暴言を無批判に使っている 「戦争中朝鮮の人達もお前達は日本万 2684 人であり、うち負傷ない だけだからまったく根拠がない。 人になったのだからといって貯金をし死亡したのは川万 2603 人だとその上、蘇は多数の日本人慰安婦 させて 1100 億になったがこれが指摘しました。慰安婦のことは一切の数を完全に無視して計算から除い 終戦でフィになってしまった。それ持ち出していません。ですから、荒ている。日本人慰安婦がかなりの数 を返してくれと言って来ていた。そ船発言の数字はすべて荒船氏が勝手いたということは専門家の通説だ。 れから年間統治している間に日本にならべた数字なのです。 それを無視した蘇の計算は学問的に の役人が持って来た朝鮮の宝物を返蘇智良氏もこの荒船発言を知り、 まったく通用しないものだと断じざ してくれと言って来ている。徴用工これに依拠して、朝鮮人慰安婦が るを得ない。 に戦争中連れて来て成績がよいので万 2000 人いたとすれば、万、 秦郁彦は、慰安婦は日本人が最も 兵隊にして使ったが、この人の中でないしれ万の慰安婦総数のうち、中多く、次いで現地人女性、朝鮮人、 万 6000 人死んでいる。それか国人慰安婦は万人にのばると結論台湾人、オランダ人と見ている ( 秦 ら朝鮮の慰安婦が万 2000 人死しています。これも荒船発言に誤導郁彦『慰安婦と戦場の性』新潮社、

下の御意向を内閣総理大臣が内々ことで辞任に追い込まれた事件がすることは許されず、政治問題に に拝して政府がその方針を固め、あった ( 増原長官内奏事件 ) 。天ついて陛下の御発言を利用するこ それが国会で承認されれば、天皇皇の御言葉を外部に漏洩するととはあってはいけないし、天皇陛 と内閣と国会 ( 国民 ) が一体となつ「天皇の政治利用」とされ、憲法下の御発言が政治を動かすことが あってもいけないのであるから、 て実現させることになる。そのよ問題とされることがある。 うな方法であれば、強制譲イ : 立や恣では今回の報道で語られた「宮政府としてはそう説明するしかな 意的譲位でないことも担保され、内庁の関係者 , とは一体誰なのかったであろう。 先に述べた山本悟宮内庁次長の懸か。陛下の側に侍る者が、陛下のもしかすると、政府と宮内庁が 念は排除することができよう。 お考えを外部に漏洩することは、水面下で進めていた譲位への準備 国家公務員法に抵触するおそれがを良く思わない何者かが、この話 聞いても聞かなくても問題 あり、天皇の政治利用の誹りを免を壊すために情報を漏洩したとも さて、この度の Z Ⅱ報道でれない。まして、もしその「御意推測可能である。もし政府が水面 は、陛下の「御意向」が「宮内庁向 . が事実ではなければ、それこ下で検討していたなら、マイナス の関係者に示されている」ことがそ強制譲位を断行することにもなに作用したかもしれない。 分かったと伝えられ、私はそれにりかねす、歴史的に取り返しのつ天皇陛下とて普段のニュ 1 スに 接して政治的な御意見を内心にお 強い違和感を覚えた。官房長官やかないことになる。 宮内庁長官が発表した訳でもな第一報があった直後、山本信一秘めになることはあろう。また、 く、一報道機関が「宮内庁の関係郎宮内庁次長は「そのような事実そういったことをお身内でお話し 者 . から聞いたという体裁のスクは一切ない , と発言し、宮内庁長になることもあろう。しかし、そ 1 プだったからだ。 官と官房長官と総理大臣は、い ずれは飽くまでも公式に発表されな しものであって、陛下御自身も、 かって増原惠吉防衛庁長官 ( 当れもそれ以上の踏み込んだ発言は、 していない。憲法の定める趣旨に憲法に定められた天皇の在り方を 時 ) が昭和天皇に進講した際に、 天皇の「御言葉」を記者に語ったより、何人も天皇を政治的に利用大切になさり、これまで政治的な

という意味ではないでしようか 06 年Ⅱ月、政権を批判して英国 共産党に対する国民の根本的疑義 他方、民進党は皇室の存続も意義に亡命したロシア連邦保安庁 ( も認めています。 ) の元中佐がロンドンで放射 6 月日、選挙戦の最中に、共 違いは他にも多々あって、両者性物質によって暗殺されました。産党の政策委員長という要職にあ の間には埋めることのできない溝プ 1 チン氏に批判的なジャ 1 ナリる藤野保史氏が、防衛費を「人を が存在する、そんな両者が共闘なストが不審な死を遂げた事件も少殺すための予算 . と発言して問題 どできるのだろうか。このようななくありません。秘密情報活動やになりました。これまで与党のみ 組み合わせの勢力に日本の舵取り手段を選ばぬ謀略、無慈悲な強権ならず、野党も共産党の主張に注 を任せて果たして大丈夫なのだろ支配体制が敷かれています。 目することはあまりありませんで うかという疑問を、多くの人が抱こうした光景を目の当たりにすした。大きな力を持っているわけ いたと思います。 ると、共産主義体制の異様さを実ではない政党の発言は過激であっ 国際社会を見渡すと未だに共産感します。冷戦によって彼らの陣ても無視されてきました。 主義や社会主義を掲げた国家はあ営は破綻し、彼らは敗れ去ったのしかし今回はそれでは済まされ りますが、どこも変な国ばかりでです。イデオロギ 1 の戦いで、彼ません。なんといっても民進党と す。中国にしても北朝鮮にしてもらは完全に敗北したのです。にも組んで選挙を勝ち抜こうという構 そうでしよう。ロシアにしてもプかかわらず、日本では堂々と舞台図ができていたのですから。「藤 1 チン大統領による事実上の一党中央をうかがおうとしている。そ野発言」のあった z Ⅱ番組で同 独裁、独裁専制体制が続いていまれが民共共闘の実態でしよう。 席していた稲田朋美自民党政調会 す。 けれど民進党は共産党と共闘し長が即座に「それは言い過ぎです ロシアには名目上、複数の政党て、一体、日本をどうしたいのか、 よ。日本を守るためですから」と が存在しますが、プーチン大統領行き着く果てはどこなのか、と素反論しました。石田祝稔公明党政 や現政権に反旗を翻した人間は悉朴な疑問を感じてしまいます。 調会長も「まず、さっきの ( 発言 くひどい目に遭ってしまう。 20 を ) 取り消したほうがいい。人を 2

☆編集者へⅱ愛知県尾張旭市の 会社員、二宮力さん ( 浦歳 ) から。 8 月号、高市早苗総務大臣の 「私は電波を停めるとは言ってい ない」を大変興味深く読んだ。こ の問題は明らかに高市大臣の答弁 を悪用しようと野党やメディアが 仕組んだトラップだと思う。高市 大臣の答弁を批判している著名な ジャ 1 ナリストは「高市さんが言 ったから問題だ」と言っている。 つまり自民党以外の政党の大臣が 言っても「問題にならない , と言 っているに等しい。「報道の自 編集者へ 由」が危ないと言っているが、本来の解釈を答弁しただけである。 音はいかに高市早苗大臣そして安メディアは「高市発言」などと言 倍晋三首相を窮地に立たせるかがっているが「発言」ではなく「答 目的なのだろうと思った。 弁」である。「発言」と称して高 編集者か、ら高市総務大臣も言われている通市さんの独自な言い分と印象づけ り、高市大臣の答弁は電波法の従たいようだが、法律の解釈をその まま答弁した高市大臣になんの落 ち度もない。もし野党側の質問に 高市大臣が「法律にはあるが私は 箋さほ、、る 何の対応もしない」と答弁すれば それこそ国務大臣として大問題な のだろうと思う。法務大臣に「死 刑を行うべきでない」と質問し て、大臣が「死刑をやらないと言 うことはできない」と答弁すれば 批判するのだろうか 新聞やテレビは報道の自由が脅 かされているというが、「報道の 自由」は全く脅かされていないか 国民の「言論の自由」や「知る権号 利」が新聞やテレビによって脅か 9 されていると私は思う。言論を危 成 平 うくしているのはメディアだ。 論 ( 栃木県さくら市・歳 ) ☆編集者から凸一宮さんのおっ証 さし絵・五江渕真弓 9

いとお 家に着くと、息子夫婦が何かの用でやってきていた。 の母親を愛しいと強く思いつづけてきた息子は母からの その前で、政治向きの事柄にはおおよそ無関心なはずの侮蔑の言葉を受け、気分の持っていき所を失くした。当 妻が、アルカイ 1 ダ・テロについて、「ヤッタア」とい 然、テ 1 プルを引っ繰り返して抗議するのほかなかった った調子で喜んでいる。「グラウンド・ゼロは広島であ のである。大した修羅場ではないとはいえ、老人の家 ーレゆったい って、ワ 1 ルド・トレ 1 ド・センタ 1 ビルがそれを僭称 に、一瞬、テロもどきの事態が出来してしまったわけだ。 するのはとんでもない . と怒ってもいる。老人は黙って その数日後、雑誌「発言者」に集まっている人々の山 それを聞いていた。老人には世間知というものが少々は梨の温泉への慰安旅行があった。観光バスの後部には、 あって、「日本人のほとんどが、テロ反対の名目でアメ 七、八人座れるくらいの、雑談場というか酒宴場という リカへの同情と協力の声をこれから張り上げるのであろ か、ともかく長椅子に囲まれたテ 1 プルがある。そこ う」とわかっていた。世間知の乏しい妻には、その発言を で、この老人、「ビン・ラディンの写真顔は何となくイ 家庭内にとどめておいてほしいと願うばかりであった。 エス・キリストに似ているね . と発言した。キリストは だが息子はもう家庭外の者であったのだ。老人は無言 一一千年前の人だが、その人の肖像や彫像がいろいろ作ら であったのに、そんなことにはおかまいなく、フランス れており、それらには「粛然たる生真面目さ」といった とイタリアで十年ばかり暮らしていたせいもあってか、 共通点がある。それと似たものをビン・ラディンの写真 「お父さんもお母さんもいったい何をいっているんだ。 からも感じとれると老人はいいたかったのである。 クこの国クでアルカイ 1 ダ・テロを肯定するような発言 また、時代の背景としても、かの砂漠の地が、かって をしたらどんなバッシングを受けるか、わかっているの はローマ帝国により今はアメリカ帝国によりいわば好きた か」と怒鳴った。それにたいし妻が、普段は掛け値なし放題に荒らされていた。それへの最後の抵抗手段としと に上品な言葉遣いをしているにもかかわらす、息子にた て、「右の頬を打たれれば左の頬を出せーというのとら いし、「あんた、一体、何てつまらないことを心配してい 「自死を恐れずに敵を爆殺せよーというのとは、表面上 ス るの。あんたには x x x x がついているの」とやった。 は逆ではあるものの、相手に「抜き差しならぬ恐怖ーを シ 「九・一一テロはアメリカ系の組織による ( アルカイー 与えるという意味では同類である。そうした「最後の一 フ ダ撲減のための ) 陰謀であった」という説ーーこれを老線」というべき行動路線を砂漠の指導者たちは敷いたの 9 人は信じてはいないが があることなども考えれば、 だ、とこの老人には思われた。そんなことも含めて、幻 この妻の言はいささか度を越してはいた。ともかく自分 「二人は似ている」といっただけのことである。