浜岡原子力発電所再稼働に関する意見 いかと考えたのだ。 具体的な設問としては、日本のエネルギ—自給率、原 油、天然ガスの中東依存度、温暖化問題に関する動静、 原発の停止により燃料購人量が増えていること、結果、 電気料金が値上がりしている事実を記載し、知っていた し かどうかを問う形とした。 計 再 まず、アンケートを実施して驚いたのは、自給率、電 果 得 0 をト 気料金、温暖化の知識を問う設問について原発反対派か 6 む一 ン ら、再稼働賛成を誘導する質問内容であると抗議を受け ア たことだ。事実を説明する設問が誘導にあたるというの 5 稼な映 再は反 らでを であれば、アンケートは実施できない。電気料金が上昇 なき成 し、自給率が低下したという事実を説明することが反対 なす年 勘働する人たちには困るということなのだろう。また、反対 ( ~ 、 ( ( っ 0 代ま 内派の主張を取り上げた新聞社の記者から電話があり、 正 「アンケートには反対派の主張の説明がないがなぜか」 修 タ との質問も受けた。客観的な事実の記載は行なうが、主観 デ き的な主張はアンケートに掲載しないのは当然のことだ。 すなト アンケートの結果、予想どおり、エネルギー環境問題 に関心をもつ人ほど再稼働を容認する比率が高いことが 代代弋弋代下稼かケ 体体 ア 全全歳歳劇歳以再わ わかったが、予期していなかったこともわかった。それ 一歳 0 0 0 0 0 歳 正 0 6 5 4 3 2 9 注 は、年代により再稼働を容認する比率に大きな差がある 100 150
だという理想を貫くのか。 渉には、それが分からなくなっていた。 「曩局顧問の大養先輩です ! 」 室内でチラシの折り込み作業をしていた数人が、片付「ご無沙汰っす」 けを始めた。 振り返ると、幹事長の別当が立っていた。 皆、黙礼はするが話しかけてくる学生はいない。 「よお、久しぶり。かっこいい事務局だな」 「なんかね。僕なんか、昔の倉庫が懐かしいっすけど 「あれも、一年生 ? 」 ね。でも、いろんな方から支援を戴いて、こんなことに 「高校生やフリーターさんもいます」 粛々と片付け作業をしている間、渉は窓際に立って外なっちゃってます」 を見下ろした。高田馬場に集まる三つの駅に人が吸い込 と言いつつ、別当はこの現状に満足しているようだ。 まれていく。 続いて、男女六人も次々と部屋に入って来た。知って 街を高いところから眺めると、日本という国は、いっ いる顔も、知らない顔もいる。 も整然として無駄なく流れていく川のようだと感じる。 「今年度の幹事です」 だが、その流れをつくる人、一人ひとりに人生があ 別当に促されて数人が立ち上がって自己紹介をした が、渉の頭にはほとんど入って来なかった。みな、社交 、家族がいる。彼ら全ての希望や幸せは満たされない のだが、誰にだって幸せになる権利はある。 的な明るい学生ばかりだが、なんとなく顔も雰囲気もそ しかし、一億一一千万人もの人口を抱える経済大国の中つくりで、区別がっきにくい。 おまけに全員が室屋と同じジャン。ハーとジ 1 。ハン姿な で、とりあえず大過なく物事をおし進めようとするなら ば、高いところから見下ろすように流れや塊で国民を見ので余計に混乱する。 なければならなくなる。 「お待たせしました」 以前、話を聞いたことのある政治社会学者の一一一口葉だ。 ようやく西浦希望の登場だ。白いオックスフォードシレ ャツに黒のジャケットを羽織った西浦は、大げさに両手 最大多数の最大幸福は所詮幻想だと考えるのか、それ でもマスとしての国民を幸せにするために政治があるのを広げて部屋に人って来ると、渉に歩み寄って力強く握 べっとう
「渉が考える権力の監視ってなんだねー 実行できるかどうかではなく、そういう基本哲学を当人 今日のビールはやけに回る。そのせいか、新聞社の最 が持っているかどうかの問題だ。だから、君の権力の監 視の概念は偏っている」 終面接が始まった気分が蘇えってきた。 それは屁理屈じゃないのか。 「官邸が、国民の基本的人権を犠牲にしてでも、一部の 権力者や富裕層のために便宜を図ろうとすることを阻止 「さらに、君はあるべき社会を提案することがジャーナ リストだと言ったけど、そんなところにまで考えが及ぶ し、あるべき社会を提案することです」 「つまり、君は官邸の政治を最初から否定しているわけ ジャ 1 ナリストは見たことがない。他ならぬ私も同様 だ」 だな」 「でも、批判するばかりでは、不毛じゃないですかー 「否定ほどの強い気持ちはないですが、でも、今の政権 は問題が多すぎるとは感じています。また、強者の期待「その通り。けど、ジャーナリストは事実を積み上げ に沿おうと腐心しているのは事実じゃないですか」 て、権力者や社会の有り様を浮かび上がらせ、権力の横 遠野が、椅子の背もたれに体を預けて渉を眺めてい暴を批判するのが仕事だ。時には、識者の意見や、より る。それで、熱く語りすぎていると自覚した。 良き社会構築のために活動している人物や団体を取り上 げることもある。だが、自ら提案はしない。それは政治 「失礼しました。いきなりヒートアップしています」 「ヒートアップは歓迎するよ。ただね、渉はやつばりジ家の仕事だ」 ようやく遠野が言わんとしている差が分かった。 ャ 1 ナリストの基本が分かっていない気がするな」 聞き捨てならない。そもそもゼミで遠野は、ほぼ毎回 「テレビキャスターも務めたジャーナリストが、突然知 のようにはるかに厳しい政権批判をしているじゃない事選に出たことがあったろ。彼は、より良き社会を生む ための提案ができずに、落選した。ジャーナリストと政 「ジャーナリストは公平中立であれと言われる。実際に治家の違いが分からなかったんだよ。まあ、ジャ 1 ナリ ストとしても一流だったとは思えないけどねー は難しいが、やはり取材対象に当たる時は、可能な限り フラットな状態であろうと努める意志はいる。これは、 「ジャーナリストじゃなくて、政治活動をせよというア りくっ 222
践するものだ。政治との関係性を考えるのであれば、せ持ったゴプリンが描かれた瓶ビールを二本用意した。 めて一人前の記者としての経験を積んでからにすべき」 「ホプゴプリンですか ! というのが持論で、渉はそれを実践するために全国紙己 一三ロ 三年生の春のゼミ旅行で訪れたロンドンで、気に入っ 者を目指した。 た黒ビールだった。黒ビールは香ばしさと甘さが身上だ それだけに今日の報告は気が重かった。ずるずると先が、ホプゴプリンは麦芽にチョコレートモルトを配合し ばいせん 延ばしにしていた時に、教授から「ちょっと、教授室に ているので、焙煎したコーヒ 1 のような風味が加わって 遊びに来い」というメールが届いたのだ。 一層旨い。 久しぶりのせいか、あるいは自らの人生観に徴妙な変 「先日、英国の友人が送ってくれたのを冷やしておいた 化があったからかは分からない。どこか、キャン。ハス内んだ」 の風景が変わった気がした。大学に入学した三年半前と 胸が熱くなった。間違いなく、遠野は渉がこの銘柄が 変わらない風景のはずなのに、居心地が悪い。 好きなのを覚えていて、用意してくれたに違いない。 言葉にはしにくいのだが、部外者として紛れ込んだよ 「これを見せられたら、遠慮はせんだろう」 うな気分だった。 「もちろんです ! 」 ここから飛び出したいと思っているのか。就職できな ポトルを持ってから、自分には祝杯を挙げる資格がな いルーザーとしてのコンプレックスか : いのを思いだして、ポトルをデスクに置いた。 教授に合わす顔がないと思っていたのに、何の躊躇い 「先生、乾杯の前にまず就職についてのご報告が先で もなく室内に人れた。 せいかん 六十歳を過ぎても精悍な遠野は、いつでも取材現場に 「いいよ、それは。まず、飲もう」 駆けつける、という雰囲気を漂わせている。 おそらく教授は既に結果をご存じなのだろう。 「やあ、来たな。まずは、飲むか」 「私には、飲む資格がありません」 「先生、まだ午後一一一時ですよ」 「ビールが飲めるかどうかは、二十歳を超えているかど おの そんなことはお構いなしに、遠野は青いラベルに斧を うかだけだ。まだ、未成年か」 ためら 220
ね。 松下いまのままでは″観光立国〃はできません。や はり、そのことを標榜してやっていかなくてはならな どういうことをやったらいいとお考えでしよう 、カ い。それも二十一世紀にそういう姿を実現していくため には、いまからそれを目標に掲げ、今世紀中にいわばそ 松下やはりその受け人れ態勢をつくることです。道 の基をつくっていくことが必要です。つまり、さっきい 路もいまのように貧弱な状態ではいけない。宿泊施設も ったような道路その他の施設の整備充実ですね。 充実しなくてはならないし、観光地の施設も自然を損ね それは一大事業になりますよ。鉄やセメントをはじめ るものでなく、もっと景観にマッチするようにしていく 大量の物資が要るし、人も要る。外国から一一〇〇万人ぐ 必要があります。 らいの労働者を入れてもいいほどですが、それはできに それともう一つは、お互い国民のマナーとか社交性も くいですから、日本人自身の手でやる。そうなれば、い もっと国際的に洗練されたものにしていくことが大切で まの不景気からも救われるし、失業もなくなる。あらゆ す。そのための教育もしなくてはいけませんな。 そのほか宣伝とかいろいろありましようが、要は一一十る面に画期的な革新が生まれてきますよ。 まあ、私はあまり観光旅行はしていませんが、世界の 一世紀の日本はそのようないわば " 観光立国〃をしてい どこへ行っても、個々の景観はそれぞれに素晴らしいも くのだという国家的な目標をはっきりもっことですね。 そこのところが決まってくれば、施設の充実でも、国のがありますが、日本ほどバラエティに富み、総合的に 民のマナーの教育でもどんどんできていきますよ。いま見て美しい国はないような気がしますね。 日本には天然資源が乏しいといわれますが、これに勝 は、観光業者の人だけが熱心にやっていて、国としては る資源はないですよ。だいいち、石油のように使えばい 何もしていない。飛行場一つスムーズにできないという 無 つかなくなるということもないですからね。 状態ですからね。これでは日本に来たいという人をこち あ らから邪魔しているようなものです。 この無限ともいうべき貴重な資源を最大限に活用して やはり、日本の国としての目標をもたなくては何いく。そこにこそ二十一世紀の日本の基本的な行き方が あると私は考えているのです。 もできないということですね。 まさ
⑨「久邇宮良子女王殿下は御母君御妹 君御同列にて震災に荒れた帝都を 御巡視に出でさせらる」「大震災写 真画報」大正 12 ( 1923 ) 年 10 月 7 日、 大阪朝日新聞社発行 1 ⑩「御同情を針に籠められて大震 災罹災民へ御下賜衣の御裁縫 を遊ばさる」「アサヒグラフ」大 正 13 ( 1924 ) 年 1 月 23 日号 をま ) 0 ⑩「開院式当日における来賓、 ( 中央 ) クロー デル大使夫妻と令嬢、 ( 右 ) ヘーベレー海 軍軍医中佐、陸軍衛生官フホルチ工大尉、 ( 左へ ) 松井外相夫人、荒木博士、水野内 相、無電技術者工ルゲ軍曹」「アサヒグラ フ」大正 13 ( 1924 ) 年 2 月 20 日号 ロ 飾北斎や喜多川歌麿を紹介され、日 本に強く惹かれるようになりまし た。ヨーロツ。ハ諸国の駐在を経て、 大正十 ( 一九二一 ) 年から昭和二 ( 一九二七 ) 年まで駐日大使を務め、 日仏の経済や文化交流を積極的に推 進した親日派大使だったのです。 その洞察力は、《天皇は日本では 魂のように現存している。つねに存 在し、持続するものである。それが どのようにして始ったかは誰も正確 には知らないが、終わることがない であろうということは知っている。 天皇が何か特別の役目を果さなけれ ばならないと考えるのは不適切であ るし、敬意を欠くことになろう》 実 ( 『朝日の中の黒い鳥』ポール・クロの ーデル著、内藤高訳、講談社学術文齷 庫、一九八八年十一月 ) とあるよう天 に、天皇の伝統を「存在そのものがの 象徴」と喝破していたのです。 〈以下、次号〉
の意味をもっこと。小論でその本意を論証するために天解〉を求められているのである。 〈新しい〔人間宣言〕〉からの〈相互理解〉による〈新 皇の詠まれた和歌・御製に拠っているのは、そもそも日 しい象徴天皇像〉へのご志向と理解されえよう。 本人の体質に合う五音七音で、天への祈願の心から生ま れた表現が〈和歌〉となるからなのである。 〈皇統の安定と永続〉を考える だからこそ、そういう祈りに在り、和歌を詠み続けて いらっしやる天皇の魂に触れて民は〈安らぎ〉を感覚す ここまで辿らせていただいて、最後の「お言葉」をあ ることとなり、併せては、天皇ご自身がその、民の精神 らためて拝見させていただきたい。 的安定の拠り所になりうる天皇へ、日々〈祈り〉続け、 ご志向なされてゆかれるところに、日本の歴史で天皇が 存在してきた本意がある。 そうした中で、この しかし今上陛下は、ご高齢によってそのご行為にご不 たび ! を改めて振り返りつ 安を覚えられる上、摂政を置くことや御病で社会が停滞 - もか・り がどのような時にもー することもご懸念なさりながら、終焉時の殯の儀式と新 時代への重なる行事によるご「家族」へも思いをはせら 圀、相たずさえてよ ることな のめかに、、 れておられる。 これらのお務めのなかにおかれて今上陛下は、皇太子 議 にりをお話しいたしました」 時代からなされたお旅での全国の地を「愛し」、人びと の の存在を「認識」なさり、民を「思い」民のために「祈 再び「国政に関する権能を有」さない現憲法下での天起 る」務めを、人びとへの「信頼」と「敬愛」でなしえた 皇の立場が示される。その事実のみが。しかし先述したの 「幸せ」と語られる。 皇 冒頭の「皇室制度ーに触れられないお気持ちと併せる 至高の〈人間愛〉ではないか。 その " ご慈愛〃を抱かれた民へ、今、陛下は〈相互理と、むしろ、その表現ゆえにこそ制度へのご希望が鮮明
話は以上だと言いたげに、遠野がホプゴプリンの瓶を ドバイスですか」 「いや、私は他人の人生に無責任なアドバイスはしな掲げた。 い。ただ、君の思い込みについてその偏りを意見したに 5 すぎないー 近くのドト 1 ルで、プラックコーヒーの \--a サイズを二 この瞬間、この人のようなジャーナリストになりたい と強く思った。そういうジャーナリストが社会を変えて杯飲んで酔いをさましてから、渉はの事務局に向 かった。 いくとはっきり気づいた。 の事務局は、高田馬場駅前の雑居ビルの五階に 同時に、ずっと就職活動を続けていて抱いていた違和 あった。渉たちが立ち上げた時は、仲間が借りていたシ 感の理由も分かった気がした。 ェアハウスの一室が事務局だった。すぐに手狭になっ もっと積極的に社会変革をしたいと思っているのだ て、今度は別の仲間のバイト先の倉庫を借りた。 が、どうも新聞社にはそんな意識がないのではないかと そして遂に山手線の駅前の雑居ビルに事務局を構える いう疑問が日々募っていた。 ようになったのだ。後輩たちはいちいち妻いことをや なのに、俺はここに就職するのか。それでいいのかと る。 いう戸惑いに対して、その答えが見つけられなかった。 ビルは昭和時代に建てられた古びた建物だったが、一 それどころか就活がことごとく失敗していることに対す 階の案内板には— O ( ゴ keep → 0 constitutionalism る自己弁護だと自己嫌悪に陥っていた。 というプレートも貼られている。 「批判精神は大切だ。だが、それはジャーナリストだけ エレベ 1 ターを降りると、いきなり数枚のシャツが の特権じゃないぞ。私は政治家や官僚、経営者にも必要 な資質だと思っている。渉がこれからどういう人生を歩飾られたポードが置かれていた。なんと、このフロアは むのか、個人的に楽しみにしている。だから、敢えて踏すべてが独占しているようだった。 ガラス戸を押して中に入ると、ラップ音楽が聞こえ み込むが、もう一度、自分が何をやりたいのか。そのた た。壁にのロゴマークが描かれた受付のカウンタ めにどんな職業に就けばいいかを考えたらどうだね」
戦前の昭和天畠と 畠室の真実 を 6 近現代以前から天皇は 国家・国民の「象徴ーだった粫 体 一九五 0 年、北海道生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科中退。近現代史 ( oxa 占領下の政 国 治・文化 ) の捏造史観に焦点を絞り、テレビ・新聞報道への反証を一次史料に基づいて調査・研 「水間政憲 究する。最新刊に、「ひと目でわかる「 oxa の日本人洗脳計画」の真実」 (CICL 研究所 )。 選挙の告示日を翌日に控えていたこ社が天白下を「政治利用」したの 静謐な環境で考えるべき とから、冀示には何か意図的な目的ではないか、との疑惑が消えないの です。 が潜んでいるようで、まことに不思 一一〇一六年七月十三日夕方の議でした。 陛下は、ご即位後「憲法を寸す は、今上陛下が「生前退位」のご 翌十四日、風岡典之宮内庁長官が る」と一貫してご発言され、一一〇〇 意向を示されているとの一報を流「天皇陛下が具体的な制度について五年に小泉純一郎首相が主導して し、翌日、新聞各社が一斉に《天皇一一一口及した事実はない」と否定したこ「皇室典範に関する有識者会議」で 陛下「生前退位」》《天皇陛下生前退とで、なぜ七月十三日の夕方に皇位継承を審議しているときも、 位の意回》と、一面トップで既成事が、そして翌十四日に新聞各社が 「国会と内閣の判断に委ねます」と 実かのように報道しました。参議院天白疉下の「生前退位」の記事で紙〃象徴天皇〃としてのお立場を貫か 選挙より注目されていた示事面を埋め尽くしたのか、マスコミ各れていました。 みずままさのり ( 近現代史研究家 )
の下でつくられた種々の法律、制度は、本憲法に基づい返しますが、摂政を立てて天皇陛下のご負担を軽減する て改正されるまですべて有効とする」とだけ付け加えて ことはけっして難しいことではないと考えます。 とりわけ日本の皇室伝統にとって、最も重要なのが男 おけばいいでしよう。つまり、戦後にできた法律・制度 は時間をかけて、ゆっくりと新しい憲法に従って変えて系男子の皇位継承です。万世一系こそ、日本の国体の中 いくわけです。そして、この対応策は現在の皇室典範に 心だからです。憲法を意味する英語「 constitution 」は も当てはまります。占領下に改変させられたところがあ元来、体質を意味する言葉であり、国の体質、国体を意 り、まずは明治一一十一一年の皇室典範に戻す。そのとき、 味すゑ一一口葉です。日本の場合、神話時代と歴史時代がっ 戦後の改定で生じたことはすべて有効とするのです。も ながっており、それが今日まで途切れることなく続いて っとも、明治天皇のご意思が明らかに表れている明治の いるということが、まさしく国体なのです。男系を辿れ さかのぼ 皇室典範は、ほとんどそのままで構わないと私は思いま ば、神武天皇まで行き着く。そして神代の時代まで遡れ す。 このような世界に ば、天照大神まで系図がつながる 現在の皇室典範には生前譲位の項目がなく、摂政の項類を見ない皇室の歴史を継続させることができるのが、 目がある点において、明治の皇室典範と同じです。繰り ひとえに摂政という制度なのです。 双葉電気通信株式会社は ワークスタイルと ワークプレイスを最適化します アプリ ケーション システム インフラ ストラクチャー KFIJTABA 双葉電気通信株式会社 http://www.fetc.co.jp 【本社】 ・東京 : 東京都新宿区市谷本村町 2-28 電話 : 03-3269-0111 ・大阪 : 大阪市北区同心 2-3-1 電話 : 06-6358-3355 【拠点】仙台・群馬・名古屋・三重・守口 広島・九州 59 摂政がやはり最善