第 1 特集 平成年夫施 うな主たる教材を用いず環境を通し 三法令同時改訂 ( 定 ) 解説 て行う教育を基本としていること や、家庭との緊密度が他校種と比べ 平成年 ( 「幼稚園教育要領』『保育所保育指針』『幼保連携型認定こども園教育・保育要領』の三法令が同時 て高いこと、預かり保育や子育ての 改訂 ( 定 ~ されます。今号では 4 月号に続き、現時点でわかっている改訂 ( 定 ) の概要について解説します 支援などの教育課程以外の活動が多 くの幼稚園等で実施されていること 長 領 会員 などから、①と③を加えて 3 つの側 旨て委 認育 型保い幸 面から「カリキュラム・マネジメン = 月し幸学障会 っ稔学会委 保こ見大社 ト」を考える必要があることを確認 所 , 汐園省専イ 定学第育 育話梅労保 園訂 しています。 幼も改 保改お伯生会 童 〇各領域のねらいを相互に関連させ、 児 「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」 や小学校の学ひを念頭に置きながら、幼 幼稚園教育要領 幼稚園等におけるカリキュラム・ 児の調和のとれた発達を目指し、幼稚園 マネジメントの確立 改訂について 等の教育目標等を踏まえた総合的な視 中央教育審議会 ( 以下、中教審 ) の 学校教育では、どのような教育課・点で、その目標の達成のために必要な 具体的なねらいや内容を組織すること 幼児教育部会は、平成年 6 月に審】程を編成し、それをどのように実施、 議のまとめ ( 以下、「幼児教育部会と・反省、評価、改善していくのかとい 教育内容の質の向上に向けて、幼児 う、「カリキュラム・マネジメント」 りまとめ」 ) を作成し、教育課程企画 の姿や就学後の状況、家庭や地域の現 特別部会に提出しました。今後、幼小 の確立が重要であり、これまで、以・状等に基づき、教育課程を編成し、実 中高の一貫した流れの中で審議され、 下の②の側面から教育課程の不断の 施し、評価して改善を図る一連の 教育課程部会答申としてまとめられ・見直しが重視されてきました。特に O< サイクルを確立すること。 ます。今回は、その概要を紹介します。 今回は、幼稚園等では、教科書のよ・〇 3 教育内容と、教育活動に必要な人的・ 0 幼稚園教育要領 改訂について 執筆 : 神長美津子先生 ( 國學院大學教授 / 文部科学省 中央教育審議会初等中等教育 分科会教育課程部会幼児 教育部会主査代理 ) 0 ② 8 0
「幼稚園教育要領』改訂について 3 つのポイント 物的資源等を、家庭や地域の外部の資・活動である遊びや生活の中で、美し 「幼児教育において育みたい資質・ 目 源も含めて活用しながら効果的に組み 項 さを感じたり、不思議さに気付いた・能力」に沿って、「幼児期の終わり 0 合わせること。 り、できるようになったことなどを までに育ってほしい姿」として、① る 使いながら、試したり、いろいろな】健康な心と体、②自立心、③協同性、 一幼児教育において育みたい 方法を工夫したりすることを通じて】④道徳性・規範意識の芽生え、⑤社 のカ 資質・能力を整理 育むことが重要である」と、幼児教【会生活との関わり、⑥思考力の芽生 中教審教育課程部会の論点整理で . 育の特質を踏まえることの必要を述 え、⑦自然との関わり・生命尊重、⑧ たて 立れしは、学校教育で育成すべき資質・能べ、以下の整理をしました。 数量・図形、文字等への関心・感覚、 確さと 1 知識や技能の基礎 ( 遊びや生活の中 ⑨言葉による伝え合い、⑩豊かな感 の示点力の要素として、「知識・技能」「思】〇 で、豊かな体験を通じて、何を感じたり、 性と表現の川項目を挙げています。 トしの一考カ・判断力・表現力等」「学びに 何に気付いたり、何が分かったり、何 ンと価向かう力、人間性等」の「 3 つの柱」 この川項目は、 5 領域の内容を踏 メ素評 ができるようになるのか ) まえ、特に 5 歳児の後半に「育ちっ ジ要のを示し、「慴歳の段階で身に付けて 2 思考カ・判断力・表現力等の基礎 ( 遊 ネのおくべきことは何か」「義務教育を・〇 つあるもの」を捉えたものです。幼 ・カい びや生活の中で、気付いたこと、でき 終える段階で身に付けておくべきカ 児教育は、幼児の主体的な活動とし ム月ま は何か」という観点を共有し、各学・るようになったことなども使いながら、 ての遊びを通して、これらの姿が どう考えたり、試したり、工夫したり、 校段階の教科等において系統的に示 育っていくことに留意する必要があ 表現したりするか ) されることと述べています。 るので、それぞれの項目を個別に取 かべ このことについて、「幼児教育部・③学びに向かう力、人間性等 ( 心情、 り出し指導するのではないこと、他 の成 意欲、態度が育つ中で、いかによりよ 会とりまとめ」では、「幼児教育に の幼児との比較や一定の基準に対す い生活を営むか ) る達成度についての評定によって捉 力で終一おいては、幼児期の特性から、この / 価育の / 学 えるものでないこととしています。 / の校児 校以降のような、いわゆる教科指導 おそらく、川項目は、各園の 5 歳 3 「「 で育むのではなく、幼児の自発的な 児後半の指導計画では、ねらいとし 「幼児期の終わりまでに 育ってほしい姿」を具体的に示す 09 保育ナビ
保育内容 指導計画作成のヒシト ー「子ども像」を目指して就学前に必要な体験を考える一 園長・主任が、目指す「子ども像」をしつかりと捉えることで、園独自の指導計画が 生まれます。指導計画を作成する際の考え方を、順を追ってわかりやすく解説します。 大方美香 ( 大阪総合保育大学教授 ) 回。月間指導計画で大切なことは ? 月間指導計画は、年間指導計画・ を考えます。クラス集団の実態に 期別指導計画を具体化したものであ よって「子ども理解」は変わります。 り、保育実践に直接つながるものです。 まず、前月の子どもの姿を書き出し 特に幼保連携型認定こども園の場てみてもよいかもしれません。 合には、多様な保育への対応を考え ②では、子どもの実態から、今月 る必要があります。 は特に何を育てることを大切にしてい くかを考えます。どのような指導方法、 月案のイメージを考える 活動内容であれ、「指導の目標・ねら 月案を立てる時には、まず、自分 い」はその月に育みたいことを焦点化 のクラスの年齢・発達過程を考えま し、意識的に保育を行います。 す。そのうえで、 ③では、子どもの実態や季節から、 ①クラスの実態と子ども理解 クラス集団としてその月に大切な子ど ②指導の目標・ねらいの編成 もの活動は何かを考えます。「ねらい」 ③指導の内容・子どもの活動の編成と「活動」は表裏一体です。「ねらい」 ④保育者のかかわりの方向性の指一小 を考えて「内容」が決まる場合もあれ ⑤保育実践の評価 ば、その反対の場合もあります。 の 5 つの視点が必要です。 ④では、保育を編成する時の保育 ①では、その月が年間指導計画に者の働きかけや、方法、方向性を考 おいてどのような時期か、位置づけ えます。働きかけには、直接的な場 保育者間での共通理解が求められる 月間指導計画 4
保育内容 OcEober Learning StorY Teaching Story 育方を支え、保育の質を高める保育記録 ニュージーランドの保育記録から学ぶ ニューシーランド発の Learning Story が注目を集めています。 家庭に保育の本質を伝え、子どもの成長を共に支えるためのツール Learning Story と自己省察の役割も担う保育者の物語 Teaching Storyo 執筆河邉責子 先進的な実践例を通してそれらの必要性と保育記録のあり方を考えます。 ( 聖心女子大学教授 ) 今月のテーマ 自分の成長を認識できるというメ 館 べ ニュージーランドの リットもあり、私たちが追究してき ラーニングストーリー た記録に新たな視点を提示してくれ 著 共 ています。 幸 ニュージーランドの幼児教育は、 代 田 子どもは本来能動的で社会文化的な 子 プロファイルブックの構成 存在であると捉えることから出発し 河 ています。したがって評価も「何か ができるようになった」というよう ラーニングストーリーはこいが ) な達成度や到達度をみるものではな 1 つのエピソードが 1 枚の紙にまと く、子どもの行動に込められた意図められますが、それは 1 冊のノート や意味を読み取ることで、一人ひと ( プロファイルブックと呼ばれていま りの成長の物語を捉えることを大切す ) に次々と貼られていき、 1 年に 人 にします。そのために活用されてい 1 冊の成長記録になります。この の 5 「 1 い 1 ・ るのがラーニングストーリ ーです。 ファイルの構成こそが実は重要で、 ラーニングストーリーのメリット ラーニングストーリ ーの意味を強調広 4 は、保育者の見方を変えるだけではするものになっています。 ありません。写真とエピソードとを 構成は園によって多少異なるよう 第判 組み合わせた記録であり、子どもの ですが、おおむね共通する項目と、 プ税 ビ十 ナ円 経験がわかりやすく表現されるため 記述の例を紹介しましよう。 育 0 保 に、家庭や社会に対して幼児教育の 行 目的や成果の説明責任を果たせる点〇プロファイルブックの紹介 月価 9 定 も挙げられます。子どもにとっても ・これはあなたのお子さんの特別な
を第第・物第新を第第を体物・設 読第を第第・重・録釜を隊発・発輦 第設ま第・第・強第ま第校を第新を # を物 新・第を・第を第を第を・設第第新・物量物 羲を鵞第を第新を・ををを・・第・・・・をを ・新を洋を第鋼を・物、慶・新設・物材画・第・・・・第望物第・ ・物最・第喜第を - 第第を第金第を第・ - 鋼第・を第・第を ( 薗の理念再点検物 、物・第・強第強・・望を強を第を・最第・着高物を第高′ 画を量・載・・・腐産第物・第を殻第第第・強第′ を第を物鋼第 & 第・・第・第第物金巻強物第当隊喜・第物第気・ 第を洋洋を・、第 & 第、・を物第第新を洋を第をを物第 ・物・貨をを画を重を & 強 & 物・第 ( 第釜 第を・最第第物・第まをを・を物「第 を第を第を・・物・新第ー強ま蓄 第第を・第・第藤ま第第箋 第・をを第を 園経営 管ー理職アーンテーナ 執筆 / 吉田正幸 ( 保育システム研究所代表 ) 園は今後一層、保護者の選別の目にさらされることが予想され、そこでは、 " ぶれない " 園長の 姿勢を示すことが重要になります。園長が園経営の方向性を示す時に検討すべきポイントを 整理します。 地域における園の役割をどう考えるか を・まをを・ 物第最鋼 第第優を 第、第物 第 7 回 認定こども園や保育所、幼稚園に えた時、園だけで子どもの健やかな は、その社会的責任として、地域社育ちを保障することはできません。 会との交流や連携をはじめ、地域社園と家庭と地域社会が連携・協力 会に貢献することが求められていますることではじめて、子どもの四 す。そこには、 2 つの役割があると時間、 365 日を視野に人れた対応 考えられます。 1 つは、子ども環境 が可能になります。 として地域社会を捉えた場合、子ど ただ、家庭や地域社会の機能が低 も環境の機能の再生・向上という役下しているなかで、園と家庭と地域 割があります。もう—つは、地域の 社会が連携するためには、家庭や地 公的な社会資源として、地域社会の域社会の機能の再生・向上を図るこ 存続や活生化に貢献するという役割 とが不可欠です。そのためには、園 です。 が家庭や地域社会に対して様々な支 援や働きかけを行う必要がありま 子ども環境の機能の再生・向上 す。それが、広い意味での地域子育 まず、子ども環境の機能の再生・ て支援と言えます。 向上については、家庭を含めて地域 具体的には、園児のいる家庭だけ の子育てカ、教育力が低下している でなく、未就園児のいる子育て家庭 現在、かって地域社会がもっていた に対しても、育児相談や教育相談、 力を取り戻すことが必要であり、そ親子のふれあいの場の提供、子育て のための役割を果たすことが園には家庭同士の交流の機会の提供、子育 求められています。 てに関する講演会の開催など、多様 な支援を行うことが求められます。 子どもの四時間、 365 日、そし て子どもの発達や生活の連続性を考 また、地域社会に対しては、園の 8 つ」
そこで、子どもたちに任せてみた り、園舎をぐるりと回遊できるテラ 多い、また、虫や草花に出合ったと ところ、子どもたちはそれを「遊び」 き、嫌がる、踏みつぶす等の姿に衝スがあったり、変化に富んだ空間が として楽しみ、配られたほうも子ど 特徴です。 撃を受けた」と言います ( 5 月号 ) 。 も相手に文句を言うことはなく、と 私は子どもの育ちには、傾斜が 大澤先生 ( 以下、大澤 ) 【それまで福 島は自然豊かで、子どもたちはそれあったり起伏があったりという不安ても良い状況が生まれたそうです。 それを聞き、なるほど状況は深刻だ を十分に享受しながら遊んでいたわ定な部分が必要だと考えます。特に バランス感覚などの身体能力は、幼けれども、なんにでもプラスの面は けですから、その環境を失った痛手 あるのだな、と感じました。 児期の環境によって大いに左右され、 はどんなに大きかったことでしよう。 ただ、仙田先生が設計されたほう それはその後の人生、およそ年以増田 . 子どもはなんでも遊びにして しまう。その前向きな力にハッとさ とく幼稚園は、園舎自体はビクとも上にも影響します。 せられました。 本来、そうした環境は自然の中に 誉究数いせず、さらに園舎の構造自体が遊べ 1 研子多多 名 。るら文数 あるものです。でも、それが得られ仙田 . おっしやる通り、深刻な災害 る造りになっていた。それが、子ど 学長すか論も は人生で何度も体験するものではあ ない場合は、意識して環境を整えて 業 g もたちの生活や遊びをかなりサポー りません。ピンチはチャンスと捉え、 トしてくれたと聞きました。 いく必要があるのです。 マイナスの経験をプラスに転化して 一満デび亂囀仙田〕幸いにも、運動能力の低下や マイナスの経験を いくことが必要なのかもしれません。 ~ 山 ~ 0 一運動不足とい「たイナスは見られ プラスに転化 増田 . そうですね。子どもの内に秘 せイ環会ど士っ歐なかったということです。 ・・式こ博にの ト家株「学びも める「自ら育っ力」を信じ、保育者 ス築。にエ遊ど増田 . 今までの一般的な園舎では得大澤 . 震災直後、園舎の中に山積み ゲ建授年でのこ をはじめ周囲の大人の前向きな発想 になった援助物資を配分していたら、 られない、まるで外で運動している が求められていると強く感じます。 ような動きが室内で可能だというの子どもたちが「先生、楽しそう ! 」 ( Ⅱ月号に続く ) は、すばらしいと思いました。 「やらせて ! 」と言ってきました。子 仙田 . ほうとく幼稚園は、通路の下どもには、大人が遊んでいるように 月号では、子どもをとり巻く未来の環境づく で大切な視点についてお話しいただきます。 思えたのでしようね。 に子どもの隠れ家的な空間があった り 1 1 63 保育ナビ
( 新 ) : 新たに加える事項 ( 新※ ) . 新たに加える事項で、現行小学校学習指導要領には既にある事項 ■幼稚園教育要領の改善イメーシ ( たたき台案 ) ( 第 3 章 ) : 現行幼稚園教育要領の第 3 章から第 1 章に変更する事項 ( p ) : 部会とりまとめで検討となってし、るもの め育 に確 行育 第記章成 目第 へ児 、れ の等 、す あ配 で重 に基 っ慮 づ何 す視 ど切 。す 、さ し導 育カ 小ま に課 、か たす 、発 た帰障達 。計 す満 の何 た総 を教 明第連学 意間 児的 携級 第に 項了 章動 新わ状少 等は 述預 ー教 ま べ実園す 加領 家 活オ 移計活に 動画動係 っ内 て第 て要 。わ留時 前文 . 「社会に開かれた教育課程」の実現など今回改 訂が目指す理念や、教育課程を中核に地域・家庭と 連携・協働しながら、学校教育の改善・充実の好循環 を生み出すことの意義について示す 第 1 章総則 第 1 幼稚園教育の基本 [ 何きるようなるが 教育基本法、学校教育法等の法令に示された幼稚園教育 の目的、目標の達成に向けた教育課程の意義 ・人格形成の基礎を培うこと、環境を通して行う教育 1 幼児期にふさわしい生活の展開 2 遊びを通しての総合的な指導 3 一人一人の発達の特性に応じた指導 ・育みたい資質・能力と各領域、幼児期の終わりまでに 育ってほしい姿 ( 仮称 ) との関係 ( 新 ) ・教師の役割 ( 第 3 章 ) ・教材研究 ( 新 ) ・幼稚園教育を通じて育成すべき資質・能力と初等中等教育 ( 幼・小・中・高 ) を通じて育成すべき資質・能力との関係 ( 新 ) ・資質・能力を育むための主体的・対話的て深し、学びの必要性 ( 新 ) ・資質・能力を育成するためのカリキュラム・マネジメン トの実現 ( 新 ) ・各学校において、「何ができるようになるか」「何を学ぶ か」「どのように学ぶか」「何が身に付いたか」「個々の生 徒の発達をどのように支援するか」「実施するために何 が必要か」という視点に基づき、教育課程を軸に学校教 育を改善・充実していくことの必要性 ( 新 ) ・各領域のねらいを相互に関連させ、「幼児期の終わりま でに育ってほしい姿」や小学校での学びを念頭に置き ながら、幼稚園等の教育目標等を踏まえた総合的な視 点でねらいや内容を組織すること ( 新 ) ・教育内容と、教育活動に必要な人的・物的資源等を効果 的に組み合わせて実施することの必要性 ( 新 ) ・幼児の姿や就学後の状況、家庭や地域の現状等に基づき、 教育課程を編成し、実施し、評価して改善を図る PDCA サ イクルを確立すること。 ( 新 ) 第 2 教育課程等の編成 何を学ぶか 1 学校教育目標に基づいた教育課程の編成 ( 新 ) ・各学校において、育成すべき資質・能力を含めて示す学 校教育目標に基づき、教育課程を編成する。 ( 新 ) 2 教育課程の編成の基本 ・ねらいと内容を組織すること、幼児期の発達の特性を 踏まえること、入園から修了に至るまでの長期的な視 野をもっこと ・全体的な計画の作成の配慮事項 ( 新 ) など ・教育週数 ・教育時間 3 幼稚園と小学校との接続 ( 第 3 章 ) 第 3 指導計画の作成・実施と評価 ( 新 ) どのように学ぶか、何が身に付いたか 1 指導計画の作成・実施 ( 1 ) 指導計画の考え方 ( 第 3 章 ) ・指導計画の考え方 ( 第 3 章 ) ( 2 ) 指導計画の作成上の留意事項 ( 第 3 章 ) ・指導計画の作成 ( 第 3 章 ) ・入園から修了までの生活 ( 第 3 章 ) ・長期の指導計画と短期の指導計画 ( 第 3 章 ) ( 3 ) 指導計画の実施上の留意事項 ( 第 3 章 ) ・育成すべき資質・能力をイメージし、主体的・対話的で深い 学びを通じて計画的に育成していくことの重要性 ( 新 ) ・言語活動の充実 ( 新※ ) ・体験の多様性と関連性 ( 第 3 章 ) ・幼児が見通しを立てたり振り返ったりする活動 ( 新※ ) ・指導上の工夫 ( 第 3 章 ) ・個から集団へ ( 新 ) ・安全に関する事項 ( 第 3 章 ) ・行事の指導 ( 第 3 章 ) ・視聴覚教材等の活用 ( 新※ ) (P) 2 評価の充実 ( 新 ) ・ねらい及び内容、 5 歳児の評価における幼児期の終わり までに育ってほしい姿 ( 仮称 ) を踏まえた評価を行う ( 新 ) ・評価による指導の改善 ( 新※ ) 第 4 幼児の発達を踏まえた指導 ( 新 ) [ : 個々の幼卑の発達をとのよ援する 1 障害のある幼児への指導 ( 3 章 ) ・個々の幼児の障害の状態や学習上の困難に応じた指導 内容や指導方法の工夫を計画的、組織的に行うこと ( 3 章 ) ・「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」の作成について ( 3 章 ) 2 海外から帰国した幼児等の園生活への適応や日本語 指導 ( 新 ) ・個々の幼児の園生活への適応と外国における経験をい かした指導 ( 新 ) ・日本語の習得に困難のある幼児への指導内容や指導方 法の工夫を計画的、組織的に行うこと ( 新 ) 3 満 3 歳児への指導 ( 新 ) 第 5 幼稚園生活の充実のための学校運営上の留意事項 実施するために何が必要か 1 幼稚園における指導体制の充実 ( 新 ) ・指導を改善・充実していく体制 ( 校内研修体制 ) ( 新 ) ・学校間の連携、交流 ( 第 3 章 ) 2 家庭・地域との連携・協働 ( 新 ) ・家庭や地域との連携・協働 ( 第 3 章 ) ・障害のある幼児との交流及び共同学習 ( 第 3 章 ) ・高齢者などとの交流の機会 ( 新 ) 第 6 教育課程に係る教育時間の終了後等に 行う教育活動など ・教育課程に係る教育時間終了後等に行う教育活動、子育て支援 第 2 章ねらい及び内容並びに幼児期の 終わりまでに育ってほしい姿 ( 仮称 ) 第 1 ねらい及び内容 資質・能力による見直しや現代的な諸課題を踏まえた「健 康」、「人間関係」、「環境」、「言葉」、「表現」の内容等を示す 第 2 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿 ( 仮称 ) ( 新 ) 3 章教育課程に係る教育時間の終了後等に 行う教育活動などの留意事項 1 教育課程に係る教育時間終了後等に行う教育活動 2 子育ての支援 ( 平成 28 年 7 月 1 1 日教育課程部会教育課程企画特別部会資料 3 より作成 ) 幼 の な 小指海 ま 3 歳 で は ゕ り 育 ゃ 子 育 て 支 児 キ旨 導 を て い ま 援 つ い て べ る と に な り ま る 児 へ の な適指す個 導 や 外 ら し た る ろ は 総 則 に せ よ っ に 支 援 る か は 圭 の あ と事終 と し て に か 第 4 の 々 の 幼 で児の の を ど の 後 行 っ ら れ る 意 義 深 い も で す 3 ー・ 1 育 価 に お ゖ る 幼 児 期 の 終 わ り ま で に 則第い 3 指 導 計 画 っ て 総 つ て ほ し い 姿 を 踏 ま た 価 が 求 て は ね ら い 及 び 内 容 , 5 歳 児 の 言平 で あ ろ 10 の 姿 明 小 ま 移 の な お 評 価 に あ 称 で は 児 で 育 に し て る と に よ り っ則明 期 の り ま で に っ ほ し て姿幼 成 実付 施 と 評 価 を 記 し ま指 れ は び は内仮期 終現多容称の章 で 5 なる ど教 が 幼 稚 園 教 育 の 基 本 と し て よ り に は の も の で 2 の ま で 第 3 章 あ も で す れ の 付 は る も 本 身 に い た か で 導 作 及姿幼 3 の ど の よ っ に 学 ぶ か が 児 終 わ り 育 て い 3 に た 幼 稚 移園含 と 校 の 接 続 小 の 載 を ち ら に し ま 2 の ね ら 及 び 容 作 の 事 項 を め す学す的教 第 2 育 て し ぃ の を っ よ っ め ら 育 兀計課編学 は画程成校 の 経 営 つ述充稚施 庭 ー域 と の 編 / の 基 本 と し て 全 体 な の 協 ・働等 を 鷺 域第 1 しク ) い 標 に い 、た学 教 程 の か で は の幼実 の 基 地盤何 と し 2 の を ぶ で は 第 5 の め に が 必 プロフィール・無藤隆 / 白梅学園大学教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程中退。文部科学省中央教育審議会教育課程部会委員。幼児の保育・ 23 保育ナビ 「よくわかる ! 教育・保育ハンドブック保育の質を上ける 10 のポイント」 ( ともにフレーベル館 ) など多数。 教育にかかわる政府の審議会などで会長も務める。著書に「幼児教育のデサイン」 ( 東京大学出版会 ) 、「これからの保育に ! 毎日コッコツ役立つ保育のコツ」
3 は「 3 人が 3 人らしく、それぞれの人材育成との関連で次のようなお話意である、というわけです。 究「位 研ダ単 をしてくださいました。 一方で、そのような懸念がなく、 存在価値、使命をもって動くという お互いにとって良い関係性づくり」 先輩が後輩を育ててくれるように 一時的に関係がギクシャクしている院 を常に意識していると言います。同と、敢えてそれまでにない組み合わだけで、「きっと先輩から学んでくれ默学 じような力量や特長をもった職員を せをした結果、この関係性が必ずし るに違いない」と思える場合には、 女連大ど 揃え、仲良くやっていくということ もうまくいくわけではないことも往々 そのネガテイプな関係に敢えて対応。 ではなく、むしろそれぞれが異なる にしてあり得ます。その際に、先輩しないことも必要となると言います。科お長 役割や特長をもち合わせ、その異な から後輩への矢印に「指導できない」 つまり、悪い関係の原因と理由を者 る力が合わさって強いチームとなる 「育たな〔」と〔う言葉が登場する場し「かりと確認し、その上で対策を「… 施すというわけです。 ことを目指す中で、それが実現して 合は要注意だと坂本先生は言います。 いるかどうかをマップを使って ( 描 坂本先生は人材育成の基本的な考 0 まとめ いて ) 確認するというわけです。 え方の 1 つに「いろいろな保育者と出 らを任育 坂本先生の発言全体に通底してい そこにネガテイプな要素 ( 関係 ) 会い、その実践を目の当たりにしなが 2 を大 が多くなってしまっているとするな ら、刺激され学んでいく」ことを挙げ ることは、十分な情報をもとに、確一← らば、それぞれの保育者の特長が発ています。先輩保育者に果たしてほし かな信念や方針をもちながら人材研 揮されていないということにほかな マップを作成し、評価できているか い役割は「指導すること」ではなく、 ろ大 どうかという点であると言えます。 らないわけであり、これは、特長を 「先輩保育者として自分自身のク生き とえ育 そして、評価は表面的なものではな 引き出せていないというマネジメン様クを後輩に見せること」だと言いま も学う材 か大 9 人 トとしての課題に直結するわけです。 す。後輩が、先輩の生き様がすばらし く、その信念や考えに沿って行われ ( 引 ( 会 郎。子学 いと思えば、指導しなくとも自分のも るべきだということです。そして、喜修眞保 本攻上本 「ネガテイプな関係」を 坂専井日 マップが常に実際の状況と連動し、 のにしようと学んでいくことでしよう。 ル科ル学 めぐって アップデートされていることも、重イ生イ そういう考え方から、「指導できない」 フ間フ満 ロ人口得 坂本先生は、最後に人材マップと 「育たない」が出てきた場合には要注要な要素であると言えるでしよう。 プ科プ取 ナ 育 保
人材育成 子どもの権利に敏感に ( ノルウェーの保育 ) 海外の保育事情を知り、日本の保育の 発展を共に考えていくコーナーです。 国内外の研究者の友人にもご協力いた だきながら、各国の保育を紹介してい きます。 今月のテーマ 養成教育については、例えば、 洋乳幼児教育学会 のシンポジウムでは、同大学のゲイ過去年間の犯罪歴の有無を問わ ル・ハオス先生にノルウェーの保育れ、犯罪歴のある人が保育に従事 学る 者養成教育や実習教育について話しすることはできません。「幼稚園教育 児研 ていただきました。また 2013 年法 (Kinde 「 ga 「 tenAct) 」 (NOOOO) においては、人の尊厳、一一一口論の自由、 には、の日本支部会で、 当時同大学に勤務しておられたモル他者を慈しみ、平等と連携を尊ぶ心 の を形成することが幼稚園に課せられ テン・ソルハイム先生にノルウェー 攻す のアクション・リサーチについて話 た責務であると人権保障の観点から をしていただきました。いずれの先明示されています。 7 つからなる保発を 人幼 科乳 生も、ノルウェーの保育をご紹介く育領域の 1 つに「倫理・宗教・哲学」 究 研や 学容 ださるにあたり大前提として、同国 (Ethics. religion and philosophy) 境内 達び が位置づけられています。 における子どもの人権への意識の高 発学 人活、 さについて言及されたことがたいへ 院生組 子どもの視点に基づいた 大び ん印象深く記憶に残っています。 保育を展開 子どもの人権への意識が 大の ノルウェーは、 19 81 年に、世 高い国 / らに 子どもの権利を大切にする観点か ) く上 界で最初に子どもオンブズバーソン ち 8 の ノルウェーのオスロ・エイカー ( オンブッド ) 制度をつくった国です。ら、保育者の重要性とその専門性、 の 9 の た育 社会的地位は確立されており、すべ き児保 子どもの虐待ゃいじめの防止対策が シュス大学の保育学の先生方から、 「ナ乳← ~ ての主担当保育者 ( 幼稚園教諭 ) は 本学および附属幼稚園への訪問依頼世界で最も発展していて、例えば、 ※注 ・も仲 があったのは 7 年近く前になります。 「オルヴェウスいじめ防止プログラム」学士号 ( ヨーロッパではポローニヤ・ ルど育 イ。の は世界中で広く活用されており、日プロセスにより学士号は 3 年で取得 その後ご縁ができて、 2011 年に フ学外 します ) が必要とされています。特プ保国 神戸で主催させていただいた環太平本でも有名です。 執筆北野幸子 ( 神戸大学大学院准教授 ) ( 0 4
ど楽しい」のが保育で、誇りをもて 手を抜かない、働いていても ! 」と。 一人ひとりに目が届く る仕事です。やりがいや喜びをア 今年の大阪市の食育推進会議の " こちんまりした園。が理想 ピールしなくてはいけないですね。 テーマが「よくかむこと」なので、 お弁当はおかずなしでおにぎりだ本田】私は新制度になって、少人数辰巳 . 私個人としては、基本的にみ んな認定こども園に移行するべきだ け。海苔も炊き込みご飯も混ぜご飯でも運営できる制度になったことが もダメで、白 ) 」飯をしつかりかむとすごく良かったと思っています。待と考えています。なかなか進まない のが歯がゆいですね。「認定こども 機児童問題はありますが、これから いう取り組みをしています。 大方 . 保護者の反応はいかがです子どもは減っていきます。うちも園園では今までやってきた教育ができ ない」と言う園長がいますが、それ 舎をいずれ建て替えないといけない , 刀っ・ のですが、私は子どもの数が落ち着は違うと思います。就学前のカリ 辰巳 . 入園前の重要事項で説明する いてきたころに、こぢんまりした園キュラムもほば一緒だし、教育と保 ので特にクレームはありません。た に建て替えたいなと思い描いていま育は表裏一体です。勇気をもって移 だ、たまにお母さんがお弁当を忘れ 行に踏み切ってほしいと思います。 す。”縮小“が私の理想で、その中で るのです。仕事ですでに家を出てい 、長 長長会 事園会 大方 . 辰巳先生の園は、認定こども 一人ひとりが本当に大切にされて、 る時は、ママ友だちに連絡して、一 理園合 園も連 明日が楽しみで仕方がないという生園になってちょうど乳児を受け人れ みこ稚生緒に作ってもらうようです。そんな っ定幼先 始めたばかり。初めての乳児と幼児 た認立信親同士のつながりも大事で、これも活をしてほしい。そのためにも今は、 人け私正 のかかわりや職員の戸惑いなど、な 自分のやりたい保育を見失わないよ 法巳親育ちの 1 つだと思っています。 学な大辰 りたてのころの”産声“が私はおも 大方】確かに。親から全うにしないとと思っています。 また保育士不足の話題から、保育しろいと思うのです。職員や子ども 部を奪ってしまうのでは たちの発見を 1 つずつ発信していけ という仕事が、責任が重くて大変な なく、やれる部分は残し たら、後に続く人にも、園選びに迷 うえに給料が低く、希望がもてない て、本当に助けが必要な 部分と分けないとダメで職業のように思われていることを危う保護者にも役立つはずです。本日 はありがとうございました。 惧しています。本当は「大変だけれ すからね。 27 保育ナビ