( 新 ) : 新たに加える事項 ( 新※ ) . 新たに加える事項で、現行小学校学習指導要領には既にある事項 ■幼稚園教育要領の改善イメーシ ( たたき台案 ) ( 第 3 章 ) : 現行幼稚園教育要領の第 3 章から第 1 章に変更する事項 ( p ) : 部会とりまとめで検討となってし、るもの め育 に確 行育 第記章成 目第 へ児 、れ の等 、す あ配 で重 に基 っ慮 づ何 す視 ど切 。す 、さ し導 育カ 小ま に課 、か たす 、発 た帰障達 。計 す満 の何 た総 を教 明第連学 意間 児的 携級 第に 項了 章動 新わ状少 等は 述預 ー教 ま べ実園す 加領 家 活オ 移計活に 動画動係 っ内 て第 て要 。わ留時 前文 . 「社会に開かれた教育課程」の実現など今回改 訂が目指す理念や、教育課程を中核に地域・家庭と 連携・協働しながら、学校教育の改善・充実の好循環 を生み出すことの意義について示す 第 1 章総則 第 1 幼稚園教育の基本 [ 何きるようなるが 教育基本法、学校教育法等の法令に示された幼稚園教育 の目的、目標の達成に向けた教育課程の意義 ・人格形成の基礎を培うこと、環境を通して行う教育 1 幼児期にふさわしい生活の展開 2 遊びを通しての総合的な指導 3 一人一人の発達の特性に応じた指導 ・育みたい資質・能力と各領域、幼児期の終わりまでに 育ってほしい姿 ( 仮称 ) との関係 ( 新 ) ・教師の役割 ( 第 3 章 ) ・教材研究 ( 新 ) ・幼稚園教育を通じて育成すべき資質・能力と初等中等教育 ( 幼・小・中・高 ) を通じて育成すべき資質・能力との関係 ( 新 ) ・資質・能力を育むための主体的・対話的て深し、学びの必要性 ( 新 ) ・資質・能力を育成するためのカリキュラム・マネジメン トの実現 ( 新 ) ・各学校において、「何ができるようになるか」「何を学ぶ か」「どのように学ぶか」「何が身に付いたか」「個々の生 徒の発達をどのように支援するか」「実施するために何 が必要か」という視点に基づき、教育課程を軸に学校教 育を改善・充実していくことの必要性 ( 新 ) ・各領域のねらいを相互に関連させ、「幼児期の終わりま でに育ってほしい姿」や小学校での学びを念頭に置き ながら、幼稚園等の教育目標等を踏まえた総合的な視 点でねらいや内容を組織すること ( 新 ) ・教育内容と、教育活動に必要な人的・物的資源等を効果 的に組み合わせて実施することの必要性 ( 新 ) ・幼児の姿や就学後の状況、家庭や地域の現状等に基づき、 教育課程を編成し、実施し、評価して改善を図る PDCA サ イクルを確立すること。 ( 新 ) 第 2 教育課程等の編成 何を学ぶか 1 学校教育目標に基づいた教育課程の編成 ( 新 ) ・各学校において、育成すべき資質・能力を含めて示す学 校教育目標に基づき、教育課程を編成する。 ( 新 ) 2 教育課程の編成の基本 ・ねらいと内容を組織すること、幼児期の発達の特性を 踏まえること、入園から修了に至るまでの長期的な視 野をもっこと ・全体的な計画の作成の配慮事項 ( 新 ) など ・教育週数 ・教育時間 3 幼稚園と小学校との接続 ( 第 3 章 ) 第 3 指導計画の作成・実施と評価 ( 新 ) どのように学ぶか、何が身に付いたか 1 指導計画の作成・実施 ( 1 ) 指導計画の考え方 ( 第 3 章 ) ・指導計画の考え方 ( 第 3 章 ) ( 2 ) 指導計画の作成上の留意事項 ( 第 3 章 ) ・指導計画の作成 ( 第 3 章 ) ・入園から修了までの生活 ( 第 3 章 ) ・長期の指導計画と短期の指導計画 ( 第 3 章 ) ( 3 ) 指導計画の実施上の留意事項 ( 第 3 章 ) ・育成すべき資質・能力をイメージし、主体的・対話的で深い 学びを通じて計画的に育成していくことの重要性 ( 新 ) ・言語活動の充実 ( 新※ ) ・体験の多様性と関連性 ( 第 3 章 ) ・幼児が見通しを立てたり振り返ったりする活動 ( 新※ ) ・指導上の工夫 ( 第 3 章 ) ・個から集団へ ( 新 ) ・安全に関する事項 ( 第 3 章 ) ・行事の指導 ( 第 3 章 ) ・視聴覚教材等の活用 ( 新※ ) (P) 2 評価の充実 ( 新 ) ・ねらい及び内容、 5 歳児の評価における幼児期の終わり までに育ってほしい姿 ( 仮称 ) を踏まえた評価を行う ( 新 ) ・評価による指導の改善 ( 新※ ) 第 4 幼児の発達を踏まえた指導 ( 新 ) [ : 個々の幼卑の発達をとのよ援する 1 障害のある幼児への指導 ( 3 章 ) ・個々の幼児の障害の状態や学習上の困難に応じた指導 内容や指導方法の工夫を計画的、組織的に行うこと ( 3 章 ) ・「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」の作成について ( 3 章 ) 2 海外から帰国した幼児等の園生活への適応や日本語 指導 ( 新 ) ・個々の幼児の園生活への適応と外国における経験をい かした指導 ( 新 ) ・日本語の習得に困難のある幼児への指導内容や指導方 法の工夫を計画的、組織的に行うこと ( 新 ) 3 満 3 歳児への指導 ( 新 ) 第 5 幼稚園生活の充実のための学校運営上の留意事項 実施するために何が必要か 1 幼稚園における指導体制の充実 ( 新 ) ・指導を改善・充実していく体制 ( 校内研修体制 ) ( 新 ) ・学校間の連携、交流 ( 第 3 章 ) 2 家庭・地域との連携・協働 ( 新 ) ・家庭や地域との連携・協働 ( 第 3 章 ) ・障害のある幼児との交流及び共同学習 ( 第 3 章 ) ・高齢者などとの交流の機会 ( 新 ) 第 6 教育課程に係る教育時間の終了後等に 行う教育活動など ・教育課程に係る教育時間終了後等に行う教育活動、子育て支援 第 2 章ねらい及び内容並びに幼児期の 終わりまでに育ってほしい姿 ( 仮称 ) 第 1 ねらい及び内容 資質・能力による見直しや現代的な諸課題を踏まえた「健 康」、「人間関係」、「環境」、「言葉」、「表現」の内容等を示す 第 2 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿 ( 仮称 ) ( 新 ) 3 章教育課程に係る教育時間の終了後等に 行う教育活動などの留意事項 1 教育課程に係る教育時間終了後等に行う教育活動 2 子育ての支援 ( 平成 28 年 7 月 1 1 日教育課程部会教育課程企画特別部会資料 3 より作成 ) 幼 の な 小指海 ま 3 歳 で は ゕ り 育 ゃ 子 育 て 支 児 キ旨 導 を て い ま 援 つ い て べ る と に な り ま る 児 へ の な適指す個 導 や 外 ら し た る ろ は 総 則 に せ よ っ に 支 援 る か は 圭 の あ と事終 と し て に か 第 4 の 々 の 幼 で児の の を ど の 後 行 っ ら れ る 意 義 深 い も で す 3 ー・ 1 育 価 に お ゖ る 幼 児 期 の 終 わ り ま で に 則第い 3 指 導 計 画 っ て 総 つ て ほ し い 姿 を 踏 ま た 価 が 求 て は ね ら い 及 び 内 容 , 5 歳 児 の 言平 で あ ろ 10 の 姿 明 小 ま 移 の な お 評 価 に あ 称 で は 児 で 育 に し て る と に よ り っ則明 期 の り ま で に っ ほ し て姿幼 成 実付 施 と 評 価 を 記 し ま指 れ は び は内仮期 終現多容称の章 で 5 なる ど教 が 幼 稚 園 教 育 の 基 本 と し て よ り に は の も の で 2 の ま で 第 3 章 あ も で す れ の 付 は る も 本 身 に い た か で 導 作 及姿幼 3 の ど の よ っ に 学 ぶ か が 児 終 わ り 育 て い 3 に た 幼 稚 移園含 と 校 の 接 続 小 の 載 を ち ら に し ま 2 の ね ら 及 び 容 作 の 事 項 を め す学す的教 第 2 育 て し ぃ の を っ よ っ め ら 育 兀計課編学 は画程成校 の 経 営 つ述充稚施 庭 ー域 と の 編 / の 基 本 と し て 全 体 な の 協 ・働等 を 鷺 域第 1 しク ) い 標 に い 、た学 教 程 の か で は の幼実 の 基 地盤何 と し 2 の を ぶ で は 第 5 の め に が 必 プロフィール・無藤隆 / 白梅学園大学教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程中退。文部科学省中央教育審議会教育課程部会委員。幼児の保育・ 23 保育ナビ 「よくわかる ! 教育・保育ハンドブック保育の質を上ける 10 のポイント」 ( ともにフレーベル館 ) など多数。 教育にかかわる政府の審議会などで会長も務める。著書に「幼児教育のデサイン」 ( 東京大学出版会 ) 、「これからの保育に ! 毎日コッコツ役立つ保育のコツ」
保育内容 指導計画作成のヒシト ー「子ども像」を目指して就学前に必要な体験を考える一 園長・主任が、目指す「子ども像」をしつかりと捉えることで、園独自の指導計画が 生まれます。指導計画を作成する際の考え方を、順を追ってわかりやすく解説します。 大方美香 ( 大阪総合保育大学教授 ) 回。月間指導計画で大切なことは ? 月間指導計画は、年間指導計画・ を考えます。クラス集団の実態に 期別指導計画を具体化したものであ よって「子ども理解」は変わります。 り、保育実践に直接つながるものです。 まず、前月の子どもの姿を書き出し 特に幼保連携型認定こども園の場てみてもよいかもしれません。 合には、多様な保育への対応を考え ②では、子どもの実態から、今月 る必要があります。 は特に何を育てることを大切にしてい くかを考えます。どのような指導方法、 月案のイメージを考える 活動内容であれ、「指導の目標・ねら 月案を立てる時には、まず、自分 い」はその月に育みたいことを焦点化 のクラスの年齢・発達過程を考えま し、意識的に保育を行います。 す。そのうえで、 ③では、子どもの実態や季節から、 ①クラスの実態と子ども理解 クラス集団としてその月に大切な子ど ②指導の目標・ねらいの編成 もの活動は何かを考えます。「ねらい」 ③指導の内容・子どもの活動の編成と「活動」は表裏一体です。「ねらい」 ④保育者のかかわりの方向性の指一小 を考えて「内容」が決まる場合もあれ ⑤保育実践の評価 ば、その反対の場合もあります。 の 5 つの視点が必要です。 ④では、保育を編成する時の保育 ①では、その月が年間指導計画に者の働きかけや、方法、方向性を考 おいてどのような時期か、位置づけ えます。働きかけには、直接的な場 保育者間での共通理解が求められる 月間指導計画 4
このタイプでは、「前月の子どもの考えていきます。そして、「内容 ( 活 合と間接的な場合があります。環境 を通してと言われる時の「環境構成」姿」を基本とし、前月 1 か月で育っ動 ) 」に合わせて「ねらい」を考えま は間接的な働きかけと言えます。園てきたことを踏まえて「ねらい」をす。保育の系統性が確保されやすい と言えます。「環境構成」は、子ども によっては、「保育者の配慮・援助」考えていきます。保育者の意図を明 が経験する「内容 ( 活動 ) 」によって 確にしやすいタイプといえます。 と言われる場合も多く見られます。 まず、継続して取り組むこと、こ変化します。「保育者の援助・配慮」 ⑤は、基本的には指導の評価とし は「内容 ( 活動 ) 」により、直接働き て記載されます。計画はあくまでもれから経験したほうがよいと考えら かける場合や見守る場合など、園の れることは何かを考えます。「内容 「案」であることから、実践における ( 活動 ) 」は、あくまでも「ねらい」方針、指導の方向性でも変わります。 修正・具体化が重要なのです。 これら 2 つのタイプ以外にも様々な を具体化したものを記載します。そ 例えば「川月」の場合、どのよう なイメージが湧くでしようか。同僚とれには、クラスとしての内容、一人月案の様式が考えられますが、「ねらい から活動への転換」、また、「指導内容 一緒に考えを出し合うとイメージが広ひとりの内容 ( 好きな遊びをする ) の整理」が月間指導計画では大切です。 があります。「環境構成」は、「ねら がり、共通理解も進みます。その際、 い」によって変化します。「保育者の しど具体的な項目を付箋などに記して対 す ま A 」 スる 援助・配慮」は「ねらい」によって、 ラて話してもよいでしよう ( 図 1 参照 ) 。 あ 画 ク育 が 計 合 ・ま 直接働きかける場合や見守る場合な 場 る る 2 月案のタイプを考える 通 な ど、園の方針、指導の方向性によっ 共 て - る - は と ええ更 月案の様式にはいくつかのタイプても変わります。 解 - 盟運 一口 を行 があり、作成手順が異なります。こ②子ども理解↓内容 ( 活動 ) ↓ねら ・ど - 遊え連 い↓環境構成↓保育者の援助・ こでは 2 つのタイプをご紹介します。 メ ィま 配慮↓評価・反省 の觚の ? ①前月の子どもの姿↓ねらい↓内容 月季者はもは 子育一こ ~ なでけ 0 言一な - 間 - り 育慮ど動 こちらのタイプは、子どもの実態 ( 活動 ) ↓環境構成↓保育者の援 保配子活 の一計に す 必一ち育 を踏まえ、今月の「内容 ( 活動 ) 」を 図 助・配慮↓評価・反省 虫・花・ 食べ物などは ? 教材は ? 1 0 月 安全面・ 健康面は ? 全 12 回のステップ 第 7 回 ! 月間指導計画で大切なことは ? プロフィール・大方美香 ( おおがたみか ) / 大阪総合保育大学児童保育学部教授、同大学院児童保育研究科教授。文部科学省中央教育審議会初等中 等教育分科会教育課程部会幼児教育部会委員、厚生労働省社会保障審議会児童部会保育専門委員会委員。専門は、保育学、幼児教育学。 65 保育ナビ監修・執筆に「総合保育双書 2 乳児保育計画論 ~ 2 つのタイプの事例を比較して ~ 」 ( ふくろう出版 ) など。
3 は「 3 人が 3 人らしく、それぞれの人材育成との関連で次のようなお話意である、というわけです。 究「位 研ダ単 をしてくださいました。 一方で、そのような懸念がなく、 存在価値、使命をもって動くという お互いにとって良い関係性づくり」 先輩が後輩を育ててくれるように 一時的に関係がギクシャクしている院 を常に意識していると言います。同と、敢えてそれまでにない組み合わだけで、「きっと先輩から学んでくれ默学 じような力量や特長をもった職員を せをした結果、この関係性が必ずし るに違いない」と思える場合には、 女連大ど 揃え、仲良くやっていくということ もうまくいくわけではないことも往々 そのネガテイプな関係に敢えて対応。 ではなく、むしろそれぞれが異なる にしてあり得ます。その際に、先輩しないことも必要となると言います。科お長 役割や特長をもち合わせ、その異な から後輩への矢印に「指導できない」 つまり、悪い関係の原因と理由を者 る力が合わさって強いチームとなる 「育たな〔」と〔う言葉が登場する場し「かりと確認し、その上で対策を「… 施すというわけです。 ことを目指す中で、それが実現して 合は要注意だと坂本先生は言います。 いるかどうかをマップを使って ( 描 坂本先生は人材育成の基本的な考 0 まとめ いて ) 確認するというわけです。 え方の 1 つに「いろいろな保育者と出 らを任育 坂本先生の発言全体に通底してい そこにネガテイプな要素 ( 関係 ) 会い、その実践を目の当たりにしなが 2 を大 が多くなってしまっているとするな ら、刺激され学んでいく」ことを挙げ ることは、十分な情報をもとに、確一← らば、それぞれの保育者の特長が発ています。先輩保育者に果たしてほし かな信念や方針をもちながら人材研 揮されていないということにほかな マップを作成し、評価できているか い役割は「指導すること」ではなく、 ろ大 どうかという点であると言えます。 らないわけであり、これは、特長を 「先輩保育者として自分自身のク生き とえ育 そして、評価は表面的なものではな 引き出せていないというマネジメン様クを後輩に見せること」だと言いま も学う材 か大 9 人 トとしての課題に直結するわけです。 す。後輩が、先輩の生き様がすばらし く、その信念や考えに沿って行われ ( 引 ( 会 郎。子学 いと思えば、指導しなくとも自分のも るべきだということです。そして、喜修眞保 本攻上本 「ネガテイプな関係」を 坂専井日 マップが常に実際の状況と連動し、 のにしようと学んでいくことでしよう。 ル科ル学 めぐって アップデートされていることも、重イ生イ そういう考え方から、「指導できない」 フ間フ満 ロ人口得 坂本先生は、最後に人材マップと 「育たない」が出てきた場合には要注要な要素であると言えるでしよう。 プ科プ取 ナ 育 保
「幼稚園教育要領』改訂について 3 つのポイント 物的資源等を、家庭や地域の外部の資・活動である遊びや生活の中で、美し 「幼児教育において育みたい資質・ 目 源も含めて活用しながら効果的に組み 項 さを感じたり、不思議さに気付いた・能力」に沿って、「幼児期の終わり 0 合わせること。 り、できるようになったことなどを までに育ってほしい姿」として、① る 使いながら、試したり、いろいろな】健康な心と体、②自立心、③協同性、 一幼児教育において育みたい 方法を工夫したりすることを通じて】④道徳性・規範意識の芽生え、⑤社 のカ 資質・能力を整理 育むことが重要である」と、幼児教【会生活との関わり、⑥思考力の芽生 中教審教育課程部会の論点整理で . 育の特質を踏まえることの必要を述 え、⑦自然との関わり・生命尊重、⑧ たて 立れしは、学校教育で育成すべき資質・能べ、以下の整理をしました。 数量・図形、文字等への関心・感覚、 確さと 1 知識や技能の基礎 ( 遊びや生活の中 ⑨言葉による伝え合い、⑩豊かな感 の示点力の要素として、「知識・技能」「思】〇 で、豊かな体験を通じて、何を感じたり、 性と表現の川項目を挙げています。 トしの一考カ・判断力・表現力等」「学びに 何に気付いたり、何が分かったり、何 ンと価向かう力、人間性等」の「 3 つの柱」 この川項目は、 5 領域の内容を踏 メ素評 ができるようになるのか ) まえ、特に 5 歳児の後半に「育ちっ ジ要のを示し、「慴歳の段階で身に付けて 2 思考カ・判断力・表現力等の基礎 ( 遊 ネのおくべきことは何か」「義務教育を・〇 つあるもの」を捉えたものです。幼 ・カい びや生活の中で、気付いたこと、でき 終える段階で身に付けておくべきカ 児教育は、幼児の主体的な活動とし ム月ま は何か」という観点を共有し、各学・るようになったことなども使いながら、 ての遊びを通して、これらの姿が どう考えたり、試したり、工夫したり、 校段階の教科等において系統的に示 育っていくことに留意する必要があ 表現したりするか ) されることと述べています。 るので、それぞれの項目を個別に取 かべ このことについて、「幼児教育部・③学びに向かう力、人間性等 ( 心情、 り出し指導するのではないこと、他 の成 意欲、態度が育つ中で、いかによりよ 会とりまとめ」では、「幼児教育に の幼児との比較や一定の基準に対す い生活を営むか ) る達成度についての評定によって捉 力で終一おいては、幼児期の特性から、この / 価育の / 学 えるものでないこととしています。 / の校児 校以降のような、いわゆる教科指導 おそらく、川項目は、各園の 5 歳 3 「「 で育むのではなく、幼児の自発的な 児後半の指導計画では、ねらいとし 「幼児期の終わりまでに 育ってほしい姿」を具体的に示す 09 保育ナビ
遊ひ中心の保育を大切にしている。 子どもたちは雪の中でも ・ 3 たくさん遊ふ に養成教育では実習期間が長く、 別支援学校について紹介した時に、ノ障すること、また保育にあたっては 子どもの視点 ( 子どものパースペク 5 5 週にわたり実習園での実習指導ルウェーではそういった施設はなく、 て a テイプ ) を大切に、子どもの視点に 者と大学の実習指導教員、さらには発想がない、すべての地域の幼児は地 対 保育領域別の専門大学教員とが連携元の子どもたちと一緒に地元の幼稚園基づき保育を展開することが明示さ じⅣ し、手厚い指導がなされます。子ど に行くと言われ驚きました。 れています。子どもの教育の権利意 どØ ノルウェーの幼稚園でも遊びがたい 識が高く待機児問題はすぐに解決さ もの権利保障の観点から保育者にた へん重要視されており、子どもの文化れるようになっており、幼児教育の いへん高度な実践力を要求している 大ネ ことかうかがえます。加えて、園に として位置づけられ、遊びの中での自ュニバーサル化が進んでいます。 就園率はたいへん高く、 2015 は主担当の幼稚園教諭 1 人につき 2 己表現の権利の保障が大事にされてい 師 人の幼稚園教諭の資格を有しない補ます。小学校以降の教育と全く異な年のの『 Starting Strong そ』のデータによると歳〕 2 ・ 9 % 、 助者がっきます。結果的に、 3 歳未るものとして位置づけられており、日 満では、先生 1 人あたりの子ども数本のように幼稚園と小学校の教員免 1 歳【・ 6 % 、 2 歳〕 % 、 3 歳【ん は 3 人、 3 歳以上では先生 1 人あた許が大学に在籍中の 4 年間に両方取 9 ・ 3 % 、 4 ~ 戚〕 % ・ 2 % 、 5 ~ 戚〕 % ・ 9 しる % 、 6 歳〕・ 6 % となっています。 りの子ども数は 6 人となっていて、保得できるといったことはありません。 がの 士師 2 育が手厚く実施されています。 日本では、 2 つも 3 つも教員資格が取 スと ウ校 学 れることを話したらとても驚かれまし 特別な支援を必要とする子どもの ナ入れにはさらに補助者が追加でつ た。遊びによる教育と教科書を使って d グ ムプ き、体制が充実しています。日本の特行う教育は全く違うのに、と。幼稚 園教諭の高度化が近年進められてお し多 防る 対も り、アクション・リサーチによる 1 年 響人育 間の修士課程もあります。 エーオ 育男 わ具献 ノルウェーでは子どもの権利条約 注考 との関係で、幼稚園に通う権利を保 で 3 未も 歳ど 3 子 2016 年度年間テーマ伃定 ) 4 月号 ! 保育領域のグローバル・ガバナンス ( 1 ) 5 月号 ! 保育領域のグローバル・ガバナンス ( 2 ) 6 月号ー保育領域のグローバル・ガバナンス ( 3 ) 7 月号ー韓国国立保育研究所のチャレンジ 8 月号ーアメリカの保育専門組織の歴史と現在 9 月号 : 遊び中心の保育へ ( シンガポール ) 10 月号ー子どもの権利に敏感に ( ノルウェーの保育 ) ーニュージーランドの保育と 11 月号ー ーラーニング・ストーリー 12 月号ースウェーデンの保育ドキュメンテーション 1 月号ープレア政権以降のイギリスで : ベルギー ~ 多元文化主義と 2 月号 : ー利用者主体の保育の模索 3 月号ー科学的根拠に基づく保育の ーエビデンス研究 47 保育ナビ
0 国の動きを読むー・研究者の目 2016 幼稚園教育要領の改善イメ 1 ジ 地域別持続可能な園になるために 大阪府大阪市 地域の子育て意識が高く幼児教育費の 無償化が進む大阪市 園長、リーダーシップとビジョンを語る 今月のリ 1 ダ 1 岡村宣先生 ( 福島県・認定こども園ポプラの木 ) 保護者・地域と一緒に魅力ある園つくり 園の、子育てにまつわる資源を 地域と共有する 今日からできるー・より良い職場つくりの工夫 チ 1 ム保育の活用 海外保育事情 子どもの権利に敏感に ( ノルウェ 1 の保育 ) 社会とつながる幼稚園になるための園長の役割 横浜で鮭の稚魚の放流 ? 保育マネージャー養成講座 ー管理職のスキルアップと園の保育の質向上のためにー 保育者のキャリアと人材育成 ( 事例編 ) 本物志向 5 今の時代を生きる 「いまどきの子育て事情」を考える ( 2 ) 人材育成 新制度時代の動き 0 4 4 4 4 2 8 ・ 4 8 3 2 ・ 2 check 5 6 ・ 4 2 5 0 5 子どもの人権への意識が高い国、 ノルウェー。子どもの権利を大切 にする観点から展開される保育と はどのようなものでしよう。 ことわざや四字熟語に見る 防災・危機管理のためのの習慣 【マスコミ対応】悪事、千里を行く 0 ・ 1 ・ 2 歳心の育ちと保育者の専門性 1 歳児・心の育ち ( 3 ) Learning Story 十 Teaching Story 育ちを支え、保育の質を高める保育記録 ニュ 1 ジ 1 ランドの保育記録から学ぶ ー震災後の保育からー保育の本質を見つめる 座談会・子どもが元気に育っ環境を 考、んる ( ①ー自然や遊びの大切さー 指導計画作成のヒント ー「子ども像」を目指して就学前に必要な体験を考えるー 月間指導計画で大切なことは ? 汐見稔幸本音ェッセイ地域の中の園これからの姿 2 歳児が豊かな動詞をゲットする 突撃ー・隣の園環境 楽しく食事ができる保育環境の工夫 子育ち・子育て探訪ー名作童話の奥にある育ちの香りー 白雪姫 Pick Up 一 情報 / 書籍 フレ 1 ベル館通信 アラカルト 保育内容 0 ・ 7 7 6 5 2 6 4 6 4 5 6 6 8 6 0 6 Check4 今月号と来月号では、建築家であり、子どもの環 境づくりを専門とされている仙田満先生をお迎え し、子どもにとっての自然や遊びの大切さ、未来 に向けての街づくりなど語っていただきました。
、幼・保ではなく一つの認定こど 「接続型」から、② 355 歳に幼・保と話されます。 どテ 同様に職員にも、「自分は完全じゃ も園としての歩みを進められました。 両方の機能がある「並列型」に移行 閣コど 内園な ないからこそ、支えられたり支えた 一つになる背景に、秋田県の支援が して一体的運営を明確にする時期へ。 ありました。指導主事の方に毎月来そして現在は、③現場保育者の同僚りという相互の関係が豊かになり、 タらべ セのレ ていただき、勉強会を 1 年間続けま 性が発揮される中でさらにステップ集団のつながりの中で育ち合う」と 伝えながら、多様な個性をもった保 アップする展開のただ中にあるそう した。年間計画や月案、週案の中で、 セ「た 学にも 策書ど です。 育者が一つになって力を発揮する保 保育者たちが何を見ているのかを言 政著子 実育場 育を目指してこられました。 開園当時、新卒者が多いため、 葉にし、学び合いました。「今日の保 育教の 保師育 管理職側も、「期待して委ねる勇達教保 トップダウンで園運営をする必要が 育のねらいは何 ? そのためにどん 属学顔 附理素 ありましたが、現場に委ねて同僚性気」が求められます。気づかせるか な環境をつくり、子どもたちの何が 同心の 授教ら かわりではなく、悩み、考え、やっ 育ったか」を話し合ったそうです。 を発揮する時期へと変化する中で、 てみてわかる営みに共感をもって寄究 , 一人ひとりが自立した保育者とし保育者が成長する姿が見えました。 て成長し、新しい今日を意図性を 自分で考え判断しつつ、仲間と協働り添うことを大切にします。「保育者育発 院学か もって過ごすこと、子どもの育ちを できる保育者が育っ環境づくりを目 は、主体的な営みの中で成長し、子学ひ 大門も どもの育ちが見えてくる中で自分の 支える質がここに表れてくる。その指しました。 京専に 東 員 やったことの意味や価値に気づく」 思いで、保育者の専門性の土壌を 委 ③集団の中で成長する と語られます。 培ってこられました。 きの 「ひとり」 職員間の関係性を柔らかくし、お ②いつも新たなステップへ 省 認定こども園は、多様な状況に生互いの配慮が通い合う場を生み出す 年に転任された場所は福きる子どもたちが、意図をもって構こと。これが園の一体化に求められ喜 。保 員 るリーダーシップだと感じました。 島県。幼稚園に 052 歳の保育園を成された環境の中で主体的に遊び、 イ会る 新設した認定こども園でした。ここ 共に生きる場所。新制度が求めるこ フてめ ロ育高 プ子を れらの思いを共有することは大事だ では、①保育園から幼稚園へという 39 保育ナビ
成を , 指画も 容 稔の 育 育」遠 を 見の にめ 語た 熟の 政井学 四管 機や機 任京 ⅲ支 育執 こ防 テ テ 保育新制度時代、保育現場で押さえておきたい 大切なことを危機管理や乳児保育、記録、計画など、 細やかなテーマ設定でお届けします。 月間指導計画で 大切なことは ? 【マスコミ対応】 悪事、千里を行く 執筆大阪総合保育大学教授大方美香 テ 1 歳児・心の育ち ( 3 レ 2 歳児が豊かな動詞をゲットする 一三ロ ー突撃 ! 隣の園環境 楽しく食事ができる 保育環境の工夫 しレ ニュージーランドの保育記録から学ぶ 。取材協力オルト保育園 ( 東京都新宿区 ) 保育のヒント。 テ 保育の本質 テ 子育ち・子育て探訪 ー震災後の保育から一保育の本質を見つめる ー名作童話の奥にある育ちの香り一 執筆東九州短期大学教授松田順子 座談会・子どもが元気に育つ環境を 白雪姫 考える①ー自然や遊びの大切さー 監修東京家政大学教授大澤カ 東京家政大学教授増田まゆみ 53 保育ナ - ビ
職場づくりの工夫 雰囲気の良い職場では、職員のモチベーションが上がり、 保育もスムーズに行われます。本コーナーでは、園という 組織の文化・風土を大切にしながら、より良い職場づくり の方法を一緒に考えていきましよう。 チーム保育の活用 人材育成 今日から できる ! 第 7 回 執筆師岡章 ( 白梅学園大学教授 ) 一子どもたちの多様な興味・関心に応える保育 を展開するためには保育者間の協力体制が 不可欠。チーム保育を導入し、園の保育力を 向上させよう ! 「チーム保育」をご存じですか ? チーム保育のポイント 複数の保育者が共同して保育を進め る方法であり、小学校以上の学校教 ただ、複数担当制が一般的である 育で導人されている「ティ 1 ム・ 保育所、また同一学年が複数ある幼 ティーチング (eæ) 」の保育版と一一一口稚園などでは「すでに実践していま えるものです。年の『幼稚す」といったケースも多いかもしれ 園教育要領』の改訂時から導入が提ません。しかし、チーム保育を導人 唱され、年に策定されたする意図は今まで以上にきめ細かい 『幼児教育振興プログラム』から財援助や指導を展開することです。「形 政措置も図られ、今日に至っていま だけ、複数の保育者で保育を進めて す。一人担任制が主である幼稚園業 いれば、それでよい」というもので 界にとって、新鮮な取り組みであっ はありません。 たと思います。より丁寧な保育の推 好むと好まざるとにかかわらず、 進、また気になる子どもへの対応を わが国の保育は、多くの場合、 1 人の 考えると積極的に導人を図ることが 保育者が多数の子どもを担当する集 求められます。 団保育として展開されます。そのた め、ある子どもにかかわっていると、 4 4