ヨーロッパ - みる会図書館


検索対象: ワーキングホリデーinカナダ
6件見つかりました。

1. ワーキングホリデーinカナダ

120 PART 9 ワーホリ体験記 いるバスに乗りこみキャベンデッシュへ。最初に , B&B へ連れていっ てもらった ( 女性のバスドライバーは親切で , こに泊まる予定だとい うと送ってくれる ) 。ウイロウ・コテージというこの B&B は , とても やさしく , すてきなカップルが経営しているところでした。私はバンク ーバーからここに予約をしておいたのだけど , ホントにいいところだっ た。 Single で泊まったのに , ダブルサイズのべッドが 2 つもあって , カントリー調でかわいらしいお部屋とおいしい朝食で , 女のコなら大好 きなはずです。 そして , もう一度行きたいアンの家も楽しみ , あの有名なフィシャー マンズ・ワーフへも行きたかったけど時間がなくなってしまってあきら めました。でもここの「シェ・イボンヌ」というお店で食べたロプスタ ーは最高においしかった。冷たいのと , あたたかいのとどっちにする , と聞かれ , どっちがおいしいのかと聞いてみると「冷たいほうが , ジュ ーシーでおいしい」との事。ホントにみずみずしくて , でも身がひきし まっていて最高。 P. E. I. はポテトもおいしくて有名だけど , 付けあわせ で出てきたポテトもすごくおいしくて , おすすめ。多分 P. E.I. のどこへ 行ってもどの店もロプスターのシーズン中はおいしいはず。値段もセッ トで 20 ドル前後なので , ぜひぜひ試してみてほしいです。 P. E. I. はアンだけでなく , とてもロマンチックなすてきなところ。女 のコだけでもいいけど , カップルで行っても楽しめるし , ぜひみーんな に行ってもらいたいところです。 P. E. I. の印象は「行ってみるのと , 聞 くのとではぜーんぜん違う」と , そこで会った日本人みんなが言ってい ました。 P. E. I. から今度は再び VIA に乗り一晩をこして早朝 Levis ( レビー ) / ケベックへ。ケベックの街は対岸のレビーから見るとヨーロッパの古城 のようなシャトー・フロントナック・ホテルがそびえ立ち , 朝もやの中 幻想的で , とても美しかった。 P. E. I. からすぐここに来るとほんとうに 同じ国と思えないほど雰囲気が違う。突然ョーロッパに来たような気持 ちになる ( 周りもフランス語だし , 人々の顔もヨーロッパ系に近い ) 。 しかし , ケベックの町も城壁内はわりと狭いので , 午前中プラブラして いるうちにだんだん気分ものってきたし , 街の様子もつかめてきた。 だがケベックの宿泊代は高い。私が見つしたのはシェ・マリーおばさ んの B&BO ケベックのホテルは 2 人用がだいたい普通。でもラッキー なことに こでは SingIe が見つかった。朝食付きで 45 ドルと安くは なかった。でも , 古びた古城街の中の一角にあってとても便利だし , ぢんまりとしていてなかなか良かった。マリーおばさんよりもそこでは

2. ワーキングホリデーinカナダ

3 主要都市の特徴 31 / モントリオール カナダ第二の都市 , モントリオールは , 17 世紀にフランス人によっ て植民地開拓が始まった。ケベック州の公用語はフランス語。旧市街に は , 石畳の街並みが広がり , そのヨーロッパを思わせる雰囲気から , 「北米のパリ」とも呼ばれる。周辺の自治体を含むグレーターモントリ オールの人口は , 約 300 万人。 【気候】 モントリオールは夏でも比較的過ごしやすいが , 冬の寒さはトロント 以上に厳しく , 雪も多い。 【アルバイト状況】 モントリオールを含むケベック州を訪れる観光客も最近は増えている が , ケベック州で仕事をするには , 英語プラスフランス語が必要なの で , 仕事探しはかなり困難である。ヨーロッパやフランス語に興味のあ る人なら , ' こでフランス語を学びながら過ごしてみるのもいいだろ -4

3. ワーキングホリデーinカナダ

114 PART 9 ワーホリ体験記 ごめんなさい パたち 「 SORRY, DADDIES と謝ると , 三人は大笑いをし , いつか「三人の パパと私」という本を書いてはどうか , と私に提案した ( ついでにその 印税は四人で山分けすることを約束させられた ) 。 バンクーバーの夏で一番楽しいのは , 花火大会だろう。これは 8 月の 2 週間をかけて , 4 回にわたって行われ , 3 回までは , その年の代表 3 か国がそれぞれの花火を披露し , 4 回目は , そのうちの最優秀が発表さ れ , 更にその後 , 3 か国の合作が披露される , というもので , すばらし いのは , 花火が全て , 音楽にのって , 入江に浮かぶ大きな船から , 海上 に打ち上げられるところである。花火自体がどれだけ凝っているか , と いう点よりも , 音楽とどれだけ調和しているか , という点が評価のポイ ントとなる。人々は , 海沿いに林立する高層マンションのべランダや , ビーチから , 花火を観賞する。バンクーバーの夏は日が長く , 遅くまで 明るいので , 開演は 10 時過ぎなのだが , ビーチは , 陣とりのために 7 時頃から人が集まり出す。花火が始まるまでは , お喋りや , 持ち寄った 物を食べたりして過ごし , 花火が始まると , ビーチに寝ころんで , 歓声 をあげながら楽しむ。一体バンクーバーには , こんなにたくさんの人が 住んでいたのか , と驚いてしまうくらい , この日は人が集まる。バンク ーバーに行くなら , 絶対に逃してはならないイベントのひとつだと思 短い夏を目いつばい楽しもうとするかのように , 人々は一生懸命遊 ぶ。仕事が終わってもまだ明るいので , ゴルフや , テニスや , ウインド サーフィンをする人もいる。夏の間 , バンクーバーの住人が寝不足にな る , という話もうなずける。 ところで , 海外にいると , 日本にいるよりずっと友達がつくりやす い。仕事や友達を通じて色々な人と知り合い , 相手が日本人なら , それ だけですぐに親しくなれるし , カナダ人なら , お互いの国のことなど , ちょっとした好奇心から , すぐに会話もはずみ , 気がつくと友達になっ ていたりする。日本人はすぐ , 日本人同士で集まってしまう , とよく言 われるが , それは別に不思議な事でも , 悪い事でもないと思う。中国人 は中国人同士 , ヨーロッパ人はヨーロッパ人同士 , やはり集まるのだ。 ただ , せつかく海外に来ているのだから , 付き合いを日本人だけに限定 するのはもったいない , というだけの話である。機会があるのなら , 国 籍を問わず , 一人でも多くの人と知り合おう , という柔軟さと , 貪欲さ が肝心なのではないだろうか。数多くの人と付き合うことで , その人達 の国や , 地方の文化を理解し , 更に自分自身の価値観や , 自分の国のこ とを見つめなおすことができる。これこそ , 日本で自分の家と会社を往

4. ワーキングホリデーinカナダ

138 PART 9 ワーホリ体験記 けやっているという「赤毛のアン」のミュージカルも観に行った。それ から東海岸でとれるロプスター・ディナーもおいしかった。まったく知 らなかった人達と一緒に旅行するというのもワーキングホリデーならで はかな・・ ・・と思う。帰りの VIA で , それぞれの目的地で降りて解散す る時は寂しかった。 トロントからモントリオールで下車し , ケベック・シティ 1 泊を挟ん でモントリオールに 4 泊した。初めてのフランス語圏 , 通りの名前もフ ランス語で , 発音も分からず本当に異国に来た感じがした。多くの人が 英語をあまり話さなかった。ケベック・シティでホットドックのファー ストフード店で , 、℃ ne hotdog, Please. " に店員が分からない顔をした 時 , 「参ったなー」と思った ( 私の言い方が悪かったのかもしれない が ) 。でも , 町並みはとても美しかった。石造りの建物 , 教会などまる でヨーロッパのようで , 他の州とは違うなあと感じた。駆け足で見ただ けでも , 広大な国力ナダは州ごとに特徴も異なり , それぞれが国のよう に違うことを実感した。これだけ違う州が集まって一つの国であり続け るなんて , すごい国だと思う。 モントリオールの空港から , 早朝バンクーバーへ飛び立って , 私のカ ナダ横断の旅はあっという間に終わった。自分一人でカナダに旅行 , 生 活してみて , 何とか過ごすことができ , やれば出来るものだなあ , とし みじみ思う。自分で動くと無駄な点もたくさんあったと思うが , 「でき た ! 」という見えない自信になって , 何か自分の中に残っている気がす る。機会があれば , スケジュールを気にしないで , のんびりとカナダを 旅してみたいと思っている。

5. ワーキングホリデーinカナダ

121 すうっとカナダに住んでいたい一 19 歳ぐらいのソフィーちゃんが , 一日中働いていて ( 昼間は学校へ行 ってるとの事 ) , 英語もフランス語なまりだがゆっくりと話してくれる ので楽だった。彼女がいつも朝食を作ってくれて ( 私はケベックが気に いって結局 2 泊のつもりが 3 泊してしまった ) , 円いチャイニーズ式の テープル ( ぐるぐる回るやっ ) にフレンチトースト , 工ッグ , フルー ッ , チーズと盛りだくさん飾られ , それに各国の人たちが集まって一緒 に食べるので , 和気あいあいとして楽しかった。ある日の朝は , オース トリアの夫婦 , ドイツ人の若いグループ , ニューヨークから女の人が 1 人 , トロントからの夫婦 , そして私 , とそれぞれのお国自慢や「おはよ う」の言葉のェクスチェンジをしたり , とても楽しかった。そして , い い思い出となった。 ケベックの城壁内は本当に小さいので , ガイドブック片手に何時間か 歩くとだいたい町の様子が把握できると思う。私は特にウルスラ修道院 が気にいってしまい , 2 回も訪れてしまった。というのもそこの女子私 立学校の生徒のユニフォームがとてもかわいら しく ( 右のイラスト ) , フランスつばい洗練さ れた制服で , また子供たちが愛らしいので思わ この修 道院の隣に博物館もあるので , そこで見学する のも良かったけど , 何より感動したのは 1632 年にフランスから来た修道女によって建てられ た歴史的な学校であるということもさることな がら , その当時の建物の一部がまだ残っていて ( 本当はいけないと思うけど , 私はこっそり入 りこんだ ) , もともとは , インディアンの子女 の勉強を教えた場所が今では私立のお嬢さん学 校になっているという事 ( もし自分に子供がい たらぜひ入学させたいと , 変なことを考えてし まった ) 。 ケベックのレストランは , たいてい入口にホ ステスが立っていて中に案内してくれる。どこ のレストランもフレンチ・スタイルで , コース - ぃ升 3 ドの 0 、インヾース勺 - け ライ メニューがそろっていて , とてもおいしそう ! 雰囲気もヨーロッパの ようでオシャレです。私は , 1 日目の夕食はその辺のビストロでフロッ グ ( かえる ) の料理を思いきって食べました。ケベックは小さい通りが 入り組んでいて , でも裏通りとかを歩くとこぢんまりとしたビストロが

6. ワーキングホリデーinカナダ

「カナダ」は僕の財産 157 ただ , やつばり , マクドナルドに行ってもフランス語のメニューしか ない , 周りは全部フランス語という環境の中で , 英語を勉強するのがも ったいないという気もしてきた。せつかくモントリオールにいるのだか ら , フランス語を勉強しない手はないと思って , 2 か月くらい通おうと 思っていた英語のコースは 1 か月にして , また , 電話帳をめくり , 1 週 間 120 ドルという格安のフランス語のコースを見つけた。その学校は , 英語のコースもあったが , 生徒はほとんどカナダ人。 こがカナダの面 白いところで , 英語のコースにはフランス系カナダ人が , フランス語の コースには , 英語系カナダ人が通っているのである。僕のクラスは 12 人くらいで , 英語系カナダ人 7 ~ 8 人 , 中国系カナダ人 1 人 , 日本人が 僕を含めて 2 人 , あとアラブ系の人がいたような気がする。何しろ , 僕 は大学でちょっとかじっただけなので , レベルは Débutant ( デビュタ ント ) というビギナーレベル。 他のみんなも似たようなもので , カナダは英仏 2 か国語公用語制のは ずなのに , なんでこんなにできないんだろうという人も多くて , 少し安 心した。というわけで , 休み時間なんかの会話は英語。まあ , 英語の練習にはなったわけだが。コースの途中に , 1 週間休みを取って パリに旅行した。現地で , 友達と合流する約束で , 僕はひとりで , モン トリオールからの飛行機に乗ったのだが , この飛行機の乗客は当然ほと んどフランス系。アナウンスも一応英語もあるのだが , 本当に , とりあ えず言っときました , という感じで , まったく聞き取れなくて困った。 でも , トロントやモントリオールからは , ロンドンやパリへ行くのは結 構ポピュラーで , 便も多いし , 航空券も安い。僕のチケットは , オフシ ーズンということもあるだろうが , 往復で , 472 ドル。 4 万円くらいで ある。それはかなりの貧乏旅行で , ホテル代の高いパリでの 1 週間だっ たのに , 総費用が飛行機代を含めても , 900 ドル。日本では考えられな い値段である。カナダという外国に滞在している間に , さらに他の外国 に旅行することは , 本当にそこ ( カナダ ) に住んでいるという気分にな れた。モントリオールは , ヨーロッパの雰囲気を持っ素敵な街だった が , やはり本場は違った。あれほど , トロントなどと比べて , おしやれ だと思っていたモントリオールも , パリから戻ってくると北米のアラが 目立つ。クリスマスのイルミネーションに輝くパリから戻ってくると , おりしもモントリオールは吹雪で , 凍りつくように寒い。またもや , プ ルーになった。 でも , それでも , 住むのなら , カナダはとてもいい国だと思った。カ