132 PART 9 ワーホリ体験記 圧巻 ! ! カナタ横断の旅 寺村弘恵 私のカナダ旅行は , 24 日間の駆け足旅行だった。大陸を移動するの に VIA 鉄道を交通手段として選んだところ , パスが 1 か月間有効だっ たのでそれ以上長くは一つのパスでは無理だったからだ。それに , カナ ダの観光ベストシーズンの夏に旅行したかったからだ。私は冬にバンク ーバーへ渡航し , パートタイムで日本食レストランのウェイトレスと , マフィン・ショップでカウンター・パーソンをしていた。春から初夏ま ではレストランでは主にカナダ人のお客が多かったが , 夏に入ると日本 からの団体旅行客の食事も別時間に出すことになり , 人手が不足して店 を辞めることはとても迷惑なことだったのだ。でも 9 月には帰国するこ とを決めていたので , オーナーに相談したところ , 理解のあるオーナー のおかげでそれぞれの店を 7 月まで辞めさせてもらい , 8 月から旅行す ることになった。 自分でアレンジして移動していく旅行は初めてだったので , 計画を立 てる前にカナダで知り合った日本人の知人たちに話を聞いて参考にさせ てもらった。シェアメイトにも話を聞いたが , 一人はマニトバ州出身 で , 「 ( マニトバは ) 特別見るものはないよ。何で ( あんな田舎の ) プリ ンス・エドワード島に行きたいの ? 」と , 田舎に行ってもしようがない という感じで答えられてしまった。幸い友達と二人で VIA 旅行してき た人がいると分かって , 会わせてもらい , 話を聞かせてもらった。話に よると , 少人数で旅をする場合 , 特に予約しなくても宿泊できるという ことだったので , 予約はしないことにした。ただトロントは , ホテル代 が安くないのでユースホステルを予約したほうがいいとのことだった。 ワーキングホリデーでツアーガイドをしている友人からは , ロッキー山 脈のあたりについて教えてもらった。 VIA はバンクーバーから 1 週間 に 3 本しか列車がなかったので , 各地のタイム・スケジュールとにらめ っこしながら , ようやく大まかな計画を立てた。 カナダの全てを見るのに , 3 週間ちょっとではとても足りない。鉄道 で降りたい所で降りて , 気に人った所にいたいだけ滞在する , という旅
134 PART 9 ワーホリ体験記 えていた。すると日本人の女の子が二人入ってきたので思い切って声を かけたら , 泊まっているゲストハウスを教えてくれ , なおかっその晩一 緒に泊めてもらうことになった。まったく知らない人と泊まるなんて初 めてだったが , いい人達でとても助かったし , その後の旅行への度胸も ついたような気がする。 ニバンでのツアー , サイクリング等で見どころを回り , ジャスパー を出発。ロッキー山脈のハイライトを回りながらバンフへ向かうツア ー・バスを利用して移動した。英語のドライバーガイドだったので , 地 図で地名を確かめながら車窓を眺めた。約 9 時間かけてバンフに到着。 それまでの道のり , 景色はほとんど山並みが続いていた。「山脈」とい うものがどういうものかよく実感できたツアーだった。バンフでも , や はり手頃な宿はあまり空いていなかった。翌日の分は YWCA のドミト リーを押さえることができたが , 当日はちょっと予算オーバーでメイン ストリート沿いのホテルで一泊することにした。時間があればハイキン グしたり , それぞれの見どころでゆっくりできたのだが , 急ぎ足旅行だ ったので , バンフではあまり遠出はせず , 乗馬ツアーで山や川を散歩し たり , 近くの温泉へ寄ったり , サルファー・マウンテンからバンフの町 並みを一望するに留まった。 また VIA 鉄道に乗るためには , 北上する必要があった。それでカル ガリー経由のバスでエドモントンへ向かった。現地には夜 9 時過ぎに着 く予定だったので , 今度は事前にユースへ TEL し , 予約しておいたの で宿の心配はなかった。 VIA は事前に予約しないと当日席を得る事は 難しいが , バスは乗りたい時間の出発前に乗り場に並んでいれば乗れる ので楽だと思った。道中 Red deer というところから先住民の老婦人が 私の隣に座って , いろいろ話をしてくれた。でも , その老婦人はジュー スの空き瓶に入れたアルコールをぶんぶん臭わせてこそこそ飲んだり , 全席禁煙のバスの中で「ああタバコが吸いたい ! 」と言ったりしたの で , 一瞬心配した。本を読んだカナダの先住民族が , 白人と毛皮貿易し ていた頃お酒に溺れていった話がちらりと頭をよぎったりもした。でも その老婦人は , バスが予定よりも大分遅れて到着した時 , 「エドモント ンで宿がないなら私のアパートに泊まりなさい」と言ってくれたり , と ても親切だった。 工ドモントンには VIA に乗り継ぐために立ち寄ったようなものだっ たが , 少し時間があったので , フォート・エドモントン・パークという 毛皮貿易の行われていた当時の街の歴史を再現している公園と , 世界一 大きいショッピングセンター " ウェスト・エドモントン・モール " ヘイ丁
124 PART 9 ワーホリ体験記 事もあるなあとしみじみ感じてしまった。 最後は , トロントで 2 日間過ごして , また VIA に乗り 3 日間の列車 の旅を経てバンクーバーに戻ってきました。時間に余裕のある人にはぜ ひきままな列車の旅をお勧めします ! 私はこの大陸横断の旅によって かなりたくましくなった ! ? 気さえしますので。そして , 今ではカナダ にずーっと住んでみたい ( 移民 ) と思っています。
122 PART 9 ワーホリ体験記 けっこうあって一人でも気がねなく入れそうなお店があります。 そして 2 日目の夜は適当にその辺ですませて , そして 3 日めの最後の 夜 , B&B のソフィーにどこがいいか聞いてみました。私は「一人でも 入れるカジュアルでそして安いところ」と言うと , 彼女は「それなら Le Cochon Dingue へ行くといいわ。ステーキがおいしくてこれはフラ ンス語でクレイジー・ピッグという名前の店だけど , ホントにプタのよ うになるわよ」と言って冗談をかましてくれました。そこのステーキの スペシャルを注文すると , スープ , サラダ , ステーキとフレンチフライ ( 食べ放題 ! ) とケーキとコーヒーがついてきて , 20 ドルぐらいだった と思う。しかし , あまりにも量が多くて , しまいにケーキは甘くてどっ しりしていて ( ケーキもいろいろな種類のものを選べます ) , 私はもう 苦しくてかえってつらいくらいでした。ちょっとこってりしたフランス 風ソースは日本人にはくどいかも・・ 。でも記念に食してみるのもいい このお店は朝食もあるし , ほんとカジュアルで , レビー行き ですネ。 のフェリーの近くの通りにあって便利です。 旅も終わりに近づき , 今度はナイアガラまで行きました (VIARAIL パスを買う時あらかじめ何便の何時出発とかを決めてチケットを購入し ておくと便利です。パスがあってもチケットは必要なので , 予定を立て たら VIA で買っておくといいでしよう。もし , 予定を変更したければ とりかえられるので ( パスが有効な限り ) 持っていれば安心です。た だ , 列車の時間は , ものすごく待たされたりその電車に乗れない場合 , 宿がなかったりと心配事が多いので , なるべく予定を決めたらその通り に動くことが Best0 時刻表も , 慣れるととてもシンプルで日本の JR の時刻表を見るより楽です。 VIA RAIL に置いてあります ) 。ナイアガ ラでは予定通り夕方着いて , さっそく宿を探したが , なかなかいいとこ ろが見つからず夜になってしまいました。でもバス停の近くのところに B&B がけっこうあって , この辺はナイアガラ滝まで歩いて 30 分くら いのところなので比較的安いし取りやすいそうです。私が泊まったのは "Bednam Hall" という B&BO とてもフレンドリーで , 私が行った時 65 ドルの部屋しかないと言われたんだけど , 夜遅かったし私が一人で いたものだから心配してくれて 35 ドルでいいと言って泊めてくれまし た。ラッキー ! 川沿いの落ち着いた所にあり , アンティークな家具に 囲まれた , でかーいべッドに眠れた時はほんと , ホットしました。 翌日は , ナイアガラ・オン・ザ・レイクという街 ( ナイアガラ・フォ ールズまで車で 1 時間くらいのところ ) が有名というので行ってみたん ' こは大失敗でした。その期間は有名な劇をやっていて , 観 だけれど ,
117 すうっとカナダに住んでいたい ! たので , もっともっと長く乗車しているような気にもなったものだ。 ユースにたどり着いたのは夜中の 1 時。こんなこともあろうかと予約 をしておいて本当に良かった。何せ , その夜のユースはどこも満室だっ たから。同室の女のコは気のいいケベックから来た女のコで , 軽くあい さつを済ませた後 , あまりにも疲れていたのでさっさと寝てしまう。翌 日は彼女より早く出発したので , 結局少ししか会話できなかった。 トロントから再び列車に乗って ( ここではもうすっかり列車の旅に慣 れていた ) モントリオールを通りすぎモンクトンへ。おもしろかったの はトロント / モントリオール間は食事がただて出てきたこと。モントリ オール / モンクトンになると , 今度はフランス語が飛びかう中 , ワゴン 車で食べ物を売りにくる。同じ VIA でもサービスがその路線によって 違っている。モンクトンに行くまでの列車で夜を再び過ごしたが , では毛布と枕を貸してくれた ( バンクーバーからトロントまでの 3 日間 は毛布もなしだったのに ! ) 。 私のイチオシ ! は列車の旅
133 圧巻 ! ! カナダ横断の旅 が理想だったが , スケジュールの都合でムリなので , 主要な観光地だけ 回ることにした。まず夜出発の VIA へ乗り込み , バンクーバーからジ じゅう の外が明るくなり , 車窓を見ると一面の緑の絨 ャスノヾーへ向かった。心、 毯に実のなった木々が現れた。しばらくすると岩山が緑の中から見えて きた。マウント・ロプソンだ。ロッキーで一番高い山だそうで , 車両の ドアの窓から写真を撮ろうとしていたら , 車掌さんが窓を開けてくれ た。ジャスパー駅に到着し , インフォメーション・センターへ宿をとる ため早速向かった。が , 全て一杯だといわれ , ボー然。いくら一人で少 人数とはいえ , やはりベストシーズンに予約なしは甘かったのだ。それ でも街の中心部から離れたユースは空いていたので , 予約を一応いれ , もう少し便利な所を何とか探したいとインフォメーションの入り口で考 第パをてイ さっそく 勇ましい ! ! でしょ ? ? 私の旅姿 ( グリーンゲイプルズの家の近くで )
138 PART 9 ワーホリ体験記 けやっているという「赤毛のアン」のミュージカルも観に行った。それ から東海岸でとれるロプスター・ディナーもおいしかった。まったく知 らなかった人達と一緒に旅行するというのもワーキングホリデーならで はかな・・ ・・と思う。帰りの VIA で , それぞれの目的地で降りて解散す る時は寂しかった。 トロントからモントリオールで下車し , ケベック・シティ 1 泊を挟ん でモントリオールに 4 泊した。初めてのフランス語圏 , 通りの名前もフ ランス語で , 発音も分からず本当に異国に来た感じがした。多くの人が 英語をあまり話さなかった。ケベック・シティでホットドックのファー ストフード店で , 、℃ ne hotdog, Please. " に店員が分からない顔をした 時 , 「参ったなー」と思った ( 私の言い方が悪かったのかもしれない が ) 。でも , 町並みはとても美しかった。石造りの建物 , 教会などまる でヨーロッパのようで , 他の州とは違うなあと感じた。駆け足で見ただ けでも , 広大な国力ナダは州ごとに特徴も異なり , それぞれが国のよう に違うことを実感した。これだけ違う州が集まって一つの国であり続け るなんて , すごい国だと思う。 モントリオールの空港から , 早朝バンクーバーへ飛び立って , 私のカ ナダ横断の旅はあっという間に終わった。自分一人でカナダに旅行 , 生 活してみて , 何とか過ごすことができ , やれば出来るものだなあ , とし みじみ思う。自分で動くと無駄な点もたくさんあったと思うが , 「でき た ! 」という見えない自信になって , 何か自分の中に残っている気がす る。機会があれば , スケジュールを気にしないで , のんびりとカナダを 旅してみたいと思っている。
136 PART 9 ワーホリ体験記 泊バス旅行でナイアガラへ おそるおそるロッカーを開けると , 私のバックパックは何も取られず無 事だった。たいした物はなくても何かが盗られれば気持ちは良くない。 安心したが , これからは気を付けなければ , と自分に言い聞かせた。 トロントの次はいよいよ P. E. I. ( プリンス・エドワード島 ) だ。今回 の旅でカナダで一番東の地。「赤毛のアン」で日本では ( 女の子に ) 有 名だが , カナダ人にとってはさほどでもないらしかった。モンクトンと いう駅からバスに乗り , フェリーで島へ向かった。フェリーで日本人の 女の子を見掛けたので話したところ , 夏休みの語学研修を済ませて帰る 前に P. E. I. に来たということだった。彼女も私もあまりお金を使いたく なかったので , B&B ( べット・アンド・プレックファースト ) に一緒 に泊まってみることにした。ツーリスト・インフォメーションで宿泊の リストを見て分かってきたのだが , 一人でも二人でも一泊の宿泊料金が あまり変わらない時があるので , 二人で泊まるとずっと割安で済むの だ。交通費もバカにならない。二人とも運転免許がなかった。 P. E. I. は 足がないと回れない。部分的にしかバスがないのだ。一日目は歩ける範 囲内で見て回ったが , 次の日ュースへ行って車をシェアしてくれる人を 探す貼り紙を出した。誰か見つかるといいな・・ ・・と二人でシャーロッ ト・タウンへ向かって歩いていると VIA で一緒だった男の子に偶然で くわした。ややメルヘンチック ( ? ) なこの島に男一人で , 彼はちょっ とマイツていたところだった。うまい具合に 3 人で車を借りて島を回る ことになった。小さい島なので , 車があると自由に移動でき , 大きな絨 毯のように広がっている小麦畑やジャガイモ畑の景色を楽しんだ。夏だ
116 PART 9 ワーホリ体験記 すうっとカナタに住んでいたい ! 鈴木 直子 0 8 月 28 日午後 8 時。バンクーバーの VIA RAIL 駅から , いよいよー 路トロントへと向かう列車が出発した。私の切符は一番安い普通席だっ たので , なるべく早目に列に並んだら , けっこういい席が取れた。とい っても窓側で足の伸ばせるところ , とだけ期待していたので , 簡単だっ た。バンクーバーからはそんなに込んでいなかったし , 座席は日本の列 車よりもゆったりしているせいで列車の旅は実に快適たった。 バンクーバーからトロントまでおよそ 3 日と数時間 , じっとしていら れない人には不向きかもしれないが , 途中変わるがわる移りゆく景色を 見ながら , 本を読んだり , 物思いにふけるにはもってこいの旅の方法 だ。見ているとあきるといわれているウイニペグ辺りの大平原も , 8 月 末の太陽に照らされてキラキラと輝く穂波を見ているとカナダの大きさ を実感できる手段の一つにもなるだろう。 ダイニングは思ったより安く , 朝食 , 昼食 , 夕食とも何でもそろって いて , とても便利だ。たった 1 日だけ朝食をダイニング・テープルで取 った ( 他の日はコストを抑えるために用意してきたマフィンやコーヒー で済ませた ) 。スクランプル・エッグ , トースト , 小さなフルーツやポ テト , そしてコーヒーがついて 5 ドル前後。外を見ながら食べる朝食は 一等席に座っていなくても誰にでも最高の旅が味わえる。夕食を食べる チャンスはなかったけれど , ちゃんとしたシェフがキッチンで一生懸命 作っていたので , これもきっとおいしいだろう。 3 日間お風呂に入らな いという生活を初めて味わったが , 何とか生きていけるもの。髪の毛を 洗えないのはつらかったけど , 洗顔台等もちゃんとあるし , トイレも比 較的清潔なので問題なかった。気が向けばドーム・カー ( 2 階席で , 誰 でも自由に入れる ) へ行って 180 。のパノラマの景色を楽しめるし , 近 くに座った人とおしゃべりするのも , また楽しい。 しかし , さすがに 3 日目の後半ともなると , やつれてくる。トロント はすぐこそ。到着したとたん , すぐに予約しておいたユースホステルへ 向かう。この日は 3 時間も遅れて着いたが , あまりに長い列車の旅だっ
118 PART 9 ワーホリ体験記 モンクトンは小さな町だ。そこのコーヒー・ショップで一自、いれて , 今度はあこがれのプリンス・エドワード・アイランドへ向かう。エキス トラのお金を払うと , モンクトンからプリンス・エドワード・アイラン ドへ渡る船のチケットも VIA レイルバスを買う時に一緒に買うことが できる。 さて , シャーロット・タウンに着くやいなや , 手に「地球の歩き方」 を持った Mr. Gallant というおじさんが , ものすごい勢いでやってき て , 宿を探しているならうちにおいで , と誘う。英語に自信のない方 , 不安な方は , このおじさんに連れていかれるとよいでしよう。彼はまあ フレンドリーだし親切なので , 悪い事は起こりません。私のように相部 屋がイヤだとか ( 疲れていたので , ぐっすり一人で眠りたかった ) , 自 分で探したいというような人には少しうざったく感じるかも。ちょっと 強引だし。でもまあ , なんとかこの人と別れて一人のおばあさんが経営 するツーリスト・ホームへと向かいました。シーズン中は予約なしでこ の町にくると少し危険かもしれない。この日は 8 月も終わりだったし , なんとか宿が取れたけど , どこもわりといつばいだったので , 予約はし ておいたほうが無難。 さて , ここの経営者のビアストロというおばあさんは , 少々こうるさ い感じもしないではなかったが , 人の好いタイプで , 私があまりにお腹 がすいてるので , お金を払うからなんでもいいから作ってくれないか , もしくはトーストでもいいけどと言うと , 心よくスクランプルエッグと トーストを作ってくれた。あんまり料理しないみたいだったが必死に作 ってくれたので , ちょっと恐縮してしまった。小さいテープルに座って 食べていると , そのおばあさんは何も言わずにジィーっと私を見つめて 座っているので , 少し不気味でした。でも部屋は清潔だし , 周りも静か だったので一晩くらい過ごすのには良いでしよう。 次の日の朝 , わりと日本人観光客に有名な「 DUNDE ARMS INN 」 というホテルに行き , そこでコーヒーだけを頼んだ。 こぢんまりとした 古い洋館で , さすがにそこのレストラン ( これも小さいが ) も日本人だ らけだった , しかもカップル。とにかくコーヒーが飲みたかったので , しばらくば一つと飲んでいると気のよさそうなおばさんが注ぎに来てく れた。会計をしようとすると「いいのよ」と言って , 私はただでコーヒ ーを頂いてしまった ! ! のだった。 P. E 工の人の気の良さに触れた気がし て , とてもとてもうれしかった。もちろんチップとしてテープルにいく らか置いてきたけど・・ さてこの日 , いよいよ「アンの家」めざして , ' このホテルから出て