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検索対象: 竜馬がゆく 2
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1. 竜馬がゆく 2

文春文庫 司馬遼太郎の本 司馬遼太郎 夏草の賦 ( 上下 ) 司馬遼太郎 義経 ( 上下 ) 司馬遼太郎 日本人を考える 司馬遼太郎対談集 司馬遼太郎 殉死 司馬遼太郎 余話として 司馬遼太郎 木曜島の夜会 戦国時代に四国の覇者となった長曾我部元親。ぬかりなく布石 し、攻めるべをに攻めて成功した深穀ぶりと、政治に生 きる人間としての人生を、妻との交流を通して描いた傑作長篇。 牛若丸としての少年時代から、義経となって華やかに歴史に登 場したこの武将は、軍事的な天才ではあったが、あわれなほど に政治感覚がなかったため、ついに悲劇的な最期に至った。 梅棹忠夫、大養道子、梅原猛、向坊隆、高坂正堯、辻悟、陳舜 臣、富士正晴、桑原武夫、貝塚茂樹、山口瞳、今西錦司の十一一 氏を相手に、日本と日本人について興味深い話は尽きない。 戦前は神様のような存在だった乃木将軍は、罷ゆえに日露戦 争で多くの部下を死なせたが、数々の栄職をもって晩年を飾ら れた。明治天皇に殉死した乃木希典の人間性を解明した問題作。 アメリカの剣客、策士と暗号、武士と言葉、幻術、ある会津人 のこと、『太平記』とその影響、日本的権力についてなど、歴史 小説の大家がおりにふれて披露した興味深い、歴史こぼれ話。 オーストラリア北端の木曜島で、明治初期から白蝶貝採集に従 9 事する日本人ダイ・ハーたちがいた。彼らの哀歓を描いた表題作 他「有隣は悪形にて」「大楽源太郎の生死」「小室某覚書」収録。 し一 1 ー 38 し一 1 ー 37 し一 1 ー 24 し一ト 26 し一 1 ー 36

2. 竜馬がゆく 2

文春文庫 司馬遼太郎の本 司馬遼太郎 この国のかたち ( 全六冊 ) 司馬遼太郎 八人との対話 司馬遼太郎 最後の将軍 徳川慶喜〈新装版〉 井上靖・司馬遼太郎 西域をゆく 司馬遼太郎 竜馬がゆく ( 全八冊 ) 〈新装版〉 司馬遼太郎 歴史と風土 長年の間、日本の歴史からテーマを掘り起こし、香り高く豊か。 な作品群を書き続けてきた著者が、この国の成り立ちについ し て、独自の史観と明快な論理で解きあかした注目の評論。 山本七平、大江健三郎、安岡章太郎、丸谷才一、永井路子、立花 隆、西澤潤一、・デーケンといった各界の錚々たる人びとと 文化、教育、戦争、歴史等々を語りあう興深い内容の対談集。し すぐれた行動力と明晰な頭脳を持ち、敵味方から怖れと期待を 5 一身に集めながら、ついに自ら幕府を葬り去らなければならな かった最後の将軍徳川慶喜の悲劇の一生。 ( 向井敏 ) し 少年の頃からの憧れの地へ同行した一一大作家が、興奮も覚めや らぬままに語った、それぞれの「西域」。東洋の古い歴史から民 族、そしてその運命へと熱論は続く。 ( 平山郁夫 ) 土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役 者となった坂査馬の奇跡の生涯を、激動期に生きた多数の青 春群像とともに大きなスケールで描く永遠の青春小説。 「関ヶ原の戦い」と「清教徒革命」の相似点、『童馬がゆく』執筆 に到るいきさつなど、司馬さんの肉声が聞こえてくるような談 話集。第一期の月報のために語られたものを中心に収録。し し一 1 ー 67 し一 1 ー 66

3. 竜馬がゆく 2

( ) 内は解説者 司馬遼太郎 明治新政府にはその発足時からさまざまな危機が内在外在して いた。征韓論から西南戦争に至るまでの日本をダイナミックに 翔ぶが如く ( 全 + 冊 ) し 捉えた大長篇小説。 Z 大河ドラマ原作。 ( 平川祐弘 ) 司馬遼太郎 オーストラリア北端の木曜島で、明治初期から白蝶貝採集に従 9 事する日本人ダイ・ハーたちがいた。彼らの哀歓を描いた表題作 木曜島の夜会 他「有隣は亜ルにて」「大楽源太郎の生死」「小室某覚書」収録。し 司馬遼太郎 日本人をつらぬく原理とは何か。千数百年におよぶわが国の内 政・外交をふまえながら、三人の識者、萩原延壽、山崎正和、 躰歴史を考える 司馬遼太郎対談集 綱淵疑各氏とともに、日本の未来を模索し推理する対談集。 司馬遼太郎・陳舜臣 春遼 日本と密接な関係を保ちつづけてきた中国を的確に理解してい 文 . 暦 るだろうか。両国の歴史に罷頏の深い両大家が、長い過去をふ 対談中国を考える まえながら思索した滋味あふれる中国論。 司馬遼太郎 日本とロシアが出合ってから一一百年ばかり、この間不幸な誤解 ロシアについて北方の原形を積み重ねた。ロシアについて深い関心を持ち続けてきた著者 が、歴史を踏まえて、未来を模索した秀逸なロシア論。 司馬遼太郎 私の書斎には友人たちがいつばいいるーーー史料の中から数々の 人物を現代に甦らせたベストセラー作家が、独自の史観と発想 手掘り日本史 の核心について語り下ろした白眉のエッセイ。 ( 江藤文夫 ) ロ し一 1 ー 50 し一 1 ー 58 し一 1 ー 59

4. 竜馬がゆく 2

司馬遼太郎 十一番目の志士 ( 上下 ) 司馬遼太郎 世に棲む日日 ( 全四冊 ) 司馬遼太郎 庫の酔って候 太 司馬遼太郎 文朝 功名が辻 ( 全四冊 ) 司 司馬遼太郎 故郷忘じがたく候 司馬遼太郎 歴史を紀行する ( ) 内は解説者 天堂晋助は長州人にはめずらしい剣の達人だった。高杉晋作 は、旅の道すがら見た彼の剣技に惚れこみ、刺客として活用する ことにした。型破りの剣客の魅力ほとばしる長篇。 ( 奈良本辰也 ) 幕末、ある時点から長州藩は突如倒幕へと暴走した。その原点 に立っ吉田松陰と、師の思想を行動化したその弟子高杉晋作を 中心に変革期の人物群を生き生きとあざやかに描き出す長篇。 土佐の山内容堂を描く「酔って候」、薩摩の島津久光の「きつね 馬」、宇和島の伊達宗城の「伊達の黒船」、鍋島閑叟の「肥前の妖 怪」と、四人の賢侯たちをに幕末を探る短篇集。 ( 芳賀徹 ) 戦国時代、戦闘も世渡りもからきし下手な夫・山内一豊を、三 7 代の覇者交代の間を巧みに泳がせて、ついには土佐の太守に仕 立て上げたその夫人のさわやかな内助ぶりを描く。 ( 永井路子 ) し 秀吉の朝鮮侵攻のおり、薩摩に連れてこられた陶工たちが、帰 化しても姓をあらためず、故国の神をまつりながら生きつづけ て来た姿を描く表題作のほかに、「斬殺」「胡桃に酒」を収録。し 風土を考えずには歴史も現在も理解しがたい場合がある。高知、 会津若松、佐賀、京都、鹿児島、大阪、盛岡など十一一の土地を 選んで、その風土と歴史の交差部分をつぶさに見なおした紀行。し

5. 竜馬がゆく 2

司馬遼太郎 9 7 8 4 1 6 7 1 0 5 6 8 6 竜馬がゆく ( 一 l) 司馬遼太郎 文春文庫司馬遼太郎作品リスト 最後の将軍ー徳川慶喜ー新装版余話として ( 一 ) ー ( 十 ) 新装版 十一番目の志士 ( 上 ) ( 下 ) 翔ぶが如く 世に棲む日日 ( 一 ) ー ( 四 ) 新装版木曜島の夜会 歴史を考える対談集 酔って候 竜馬がゆく ( 一 ) ー ( 八 ) 新装版対談中国を考える ー ( 六 ) 新装版 菜の花の沖 ( 一 ) 功名が辻 ( 一 ) ー ( 四 ) ロシアについて北方の原形 故郷忘じがたく候 手掘り日本史 歴史を紀行する この国のかたち ( 一 ) ー 幕末新装版 八人との対話対談集 夏草の賦 ( 上 ) ( 下 ) 対談西域をゆく 義経 ( 上 ) ( 下 ) 坂の上の雲 ( 一 ) 5 ( 八 ) 新装版歴史と風土 日本人を考える対談集 ベルシャの幻術師 殉死 大盗褝師 黒船の出現以来、猛然と湧き上っ てきた勤王・攘夷の勢力と、巻き 返しを図る慕府との抗争は次第に 激化してきた。先進の薩摩、長州 に遅れまいと、固陋な土佐藩て、ク ーデターを起し、藩ぐるみ勤王化 して天下へ押し出そうとする武市 半平太のやり方に、限界を感じた 坂本竜馬は、さらに大きな飛躍を 求めて、ついに脱藩を決意した。 著者紹介 司馬遼太郎 ( しば・りようたろう ) 大正 12 ( 1923 ) 年、大阪市に生れる。 大ド瓲ト国語学校蒙古語科卒業。昭 和 35 年、「梟の城」て、第 42 回直木賞 受賞。 41 年、「竜馬がゆく」「国盜 り物語」て菊池寛賞受賞。 47 年、 「世に棲む日日」を中心にした作家 活動て、吉川英治文学賞受賞。 51 年、 日本芸術院恩賜賞受賞。 56 年、日 本芸術院会員。 57 年、「ひとびとの 跫音」て読冗文学賞受賞。 58 年、 「歴史小説の革新」についての功績 て瀚日賞受賞。 59 年、「街道をゆく 、、南蛮のみち I 、、」て日本文学大賞受 賞。 62 年、「ロシアについて」て第売 売文噴受賞。 63 年、「韃靼疾風録」 て、大俶知に賞受賞。平成 3 年、文 化功労者。平成 5 年、文化勲章受 著書に「司馬遼太郎全集」 ( 文 藝春秋 ) ほか多数がある。平成 8 ( 1996 ) 毓毟 1 9 2 0 1 9 5 0 0 5 9 0 5 I S B N 4 ー 1 6 ー 7 1 0 5 6 8 ー 5 C 0 1 9 5 \ 5 9 0 E 定価 ( 本体 590 円 + 税 ) 文春文庫 し 1 聞 文春文庫 文春文庫 題字・司馬遼太郎 デザイン・大久保明子 590 文春文庫 十税

6. 竜馬がゆく 2

文春文庫 竜馬がゆく 司馬遼太郎 文藝春秋

7. 竜馬がゆく 2

文春文庫 竜馬がゆ 司馬遼太郎 文藝春秋 く

8. 竜馬がゆく 2

「資治通鑑じゃ」 中国の史書である。 古代帝国の周の威烈王からかそえて千三百年間の中国史である。著者は宋の学者司馬 光で、これを編むのに十九年の歳月をつかい、二百九十四巻に仕上げた。 中国の史書の書きかたには、ふたとおりある。人物伝中心の「紀伝体」と、時の流れ を忠実に追ってゆく「編年体」とがあるが、これは、「編年体」の最大の傑作といわれ る。 「よし、そのシジッガンを読む」 「読めるか、訳註をしてくれる師匠が要るぞ」 「師匠 ? 」 竜馬はあきれた。 「そんなものが要るのか」 「要るとも。おれがなってやろうか」 「半平太づれに」 夜と亠黽馬はいっこ。 前「教わらん。教われば半平太と似た人間ができるばかりじやろが」 風「それでは、どうする」 「自分で読むばかりじゃ」

9. 竜馬がゆく 2

文春文庫 りようま 竜馬がゆく ( 二 ) 1998 年 9 月 10 日新装版第 1 刷 定価はカバーに 新、してあります 2 開 3 年 6 月 25 日 第 11 刷 しばりようたろう 著者司馬遼太郎 発行者白川浩司 発行所株式会社文藝春秋 東京都千代田区紀尾井町 3 ー 23 〒 102 ー 8g8 T E L 03 ・ 3265 ・ 1211 落丁、乱丁本は、お手数です力阿営業部宛お送り下さい。送料小社負担でお取替致します。 文春ウエプ文庫 http://www.bunshunplaza.com 文藝春秋ホームページ http: 〃 www.bunshun.co.jp 印刷・凸版印刷製本・加藤製本 Printed in Japan ISBN4 ー 16 ー 710 8-3

10. 竜馬がゆく 2

十九歳のとき、紺の筒袖、紺ののばかまをはいて江戸へ発ったとき、阿波から乗った 船の梶取が、七蔵だったのである。あのとき、船の操法を知りたい、という竜馬の無邪 気な要求を容れてくれて、いろいろ教えてくれた。 「あのじいさん、まだ達者なのだな」 どうやら、大坂通いの便船の梶取から、長州藩三田尻の回船問屋の持ち船の船頭にま で出世しているらしい 竜馬は、三津浜へ行った。 回船問屋をたずねると、すでに七蔵が話を通じていてくれたらしく、 てんま 「長州船の住吉丸なら沖にいます。伝馬がお送りしましよう」 と、好意をみせてくれた。 途中、伝馬の櫓をこいでいる若者が、 「お客さんは、七蔵どんのお弟子じゃそうでおじゃりますげな」 といった。 「七蔵がそういっていたか」 望「大自慢でござりました。お武家を弟子にもっている船頭なんざ、日本中にいないよ。 そげなあんばいに たぎ 希「あははは、七蔵は自慢っちょったかい」 こきゅう 竜馬もわくわくしている。人生、故旧とめぐりあうことほど楽しいことはない。 かんどり