原料 - みる会図書館


検索対象: 食品の裏側 2
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1. 食品の裏側 2

章 : 難しいでしよう。どこの国のどんな野菜に問題があったのか、すぐにはわからないはずで す。 もちろん輸入の際には、原料 1 っ 1 つに一応の残存農薬の検査は法律で決まっていて、 いまのところ違反はないようです。 現在、国際的に野菜に含まれる「硝酸態窒素」が問題になっています。少し難しくなり ますが、ここで述べます。 アメリカで離乳食としてホウレンソウの裏ごしスープを子どもに与えたところ、酸欠状 フルーベビ 1 病と言われています。 態になり全身が青くなる症状が出ました。。 日本では井戸水が原因で発症した例があります。これらの原因は硝酸態窒素です。 また、発がん物質のニトロソアミンが生成する報告もあります。 発生する原因は、窒素系 ( アンモニア態 ) の肥料を大量に与えることにより、土中に硝酸 態窒素が残り地下水に流入すること。 野菜が取り込んだ硝酸態窒素が、作物の成長の過程でアミノ酸、たんばく質に変わって くのですが、早目の収穫をすることから硝酸態窒素のまま残ってしまうのです。もっと も最近の研究では、有機農法では土を育てることができればアミノ酸として吸収されると ・添加物なしにはつくれない食品

2. 食品の裏側 2

0 フェイク ( もどき ) 似せるための最新技術 ( ビール風飲料 ) 置き換えでつくるビール風味の缶チューハイ 激安ビ 1 ルで友人は大満足。今までの倍飲めると上機嫌です。友人はビールと発泡酒の 違いは何となくわかっているようですが、ほかの種類はチンプンカンプン。「ビ 1 ルもど しようです き」でもなんでも、酔えればい、 本場ドイツでは、ビールの原料は「麦芽。と「ホップ , のみと、厳しく定められていま す。日本では麦芽 100 % 、モルッと表一小されるビールです。 ところが日本では、ビ 1 ルのアルコール発酵のための副原料として、米、とうもろこし、 デンプンを使用してもいいのです。ビ 1 ルの缶を見ると「米、コーン、スターチ」と原材 料が表一小されています。 ビ 1 ルと発泡酒の違いは、含まれている麦芽の割合。原料となる麦芽が少ないほど税率 が低いのです。第 3 のビールというのは、まったく麦芽を使わないものです。つまりビ 1 ル↓発泡酒 ( 麦芽 4 分の 1 ) ↓第 3 のビール ( 麦芽を使わない ) の順で価格も安くなるわけです。 さらに安い「新ジャンルは発泡酒を原料に、飲用アルコールを加え、炭酸ガスを吹き

3. 食品の裏側 2

第 章・ ゼンは恐ろしい発がん性物質です。川年程前に米国、イギリスで指摘されたことで、日本 でも分析調査したところ、べンゼンが検出された清涼飲料水が見つかりました。 想像もっかない添加物の原料 ところで、みなさんは、添加物が何からっくられていると思いますか ? タール系色素 ( 合成着色料 ) に代表されるように、石油からっくられると考える人もいる でしようが、添加物の原料はさまざまで、なかには「聞いてビックリ」するものも少なく ありません。 たとえば、「銅クロロフィル」という緑色の着色料があります。名前を聞いて、葉っぱ 等から抽出するイメージを思い浮かべるかと思いますが、これは「蚕のフンーから取り出 します。消費者にとって到底想像もできない、あるいは気持ちの悪くなるような原料がた くさんあります。 一般的な感情からすれば、「なぜここまでやるのかー「なんでこんな気持ち悪いものを許 可するのかーと厚生労働省に対して不信感を持つ人もいるかもしれませんが、厚生労働省 : 限りなくプラックに近い添加物

4. 食品の裏側 2

私たちがス 1 より、油や、本文で述べた「大豆タンパク」の ーで手に取る豆腐や納豆、コ 1 ン缶のほとんどに「遺伝子組み換えでない」 ~ 原料として使われることの方が多いのです。 サラダ油の原料となるなたね、大豆は「不分 という表示があります。 別ーとなっています。これらは米国からの輸入 これで「遺伝子組み換え食品は自分の食生活 が圧倒的に多いのですが、原料段階で混ざって にはあまり関係ない」と思い込んだら大間違い です。実は遺伝子組み換え食品は意外なところ ~ 分別できないという理由からです。 うまみ調味料の項目で述べたように、添加物 で私たちの食生活に深く入り込んでいます。 も遺伝子組み換え技術でつくられるものがあり、 今、生産されている遺伝子組み換え農産物に 2 グループあります。一つは遺伝子組み換え技 は大豆、なたね、とうもろこし、綿など 288 術に該当する添加物と、該当しないとされる添 品種があります ( 2014 年 2 月現在 ) たと、ん、はと - フもろこしはその土 6 ま食す・るより・ . 、 加物です。主なものですが〔図表マ 9 〕をご覧 ′、たさい 油、デンプン ( コ 1 ンスターチ ) として使われる 新しい遺伝子組み換え技術による農産物、添 方がはるかに多いのです。特にデンプンは加工 加物も、審議中のものも多く、 ea-æに加盟す され、シロップ加工食品、添加物の原料として 利用されています。そこで使われているのは多れば今後はさらに品目が増えるものと考えられ ます。 くが遺伝子組み換えのとうもろこしです。 同じように大豆も大豆そのもの、あるいは豆 腐・納豆を含む大豆加工食品として食べられる ・特別付録 255

5. 食品の裏側 2

天然物とはいえ、チーズ等の着色に使用され ・つ」、つコ、 てきたアナトー色素は 7 種類ありそれぞれに許 ( 天然着色料 天然着色料の原料の多くは植物で、他に動物、 ~ 容量が設定されています。 鉱石などが利用されます。 天然色素は安全かというし ( リ、こ対し、残念な 日本では約百種類の天然色素が利用され、量 がら 2004 年アカネ色素が発がん性により禁 的にはカラメル色素が囲 % を占めています。色 ( 止になりました。それ以前の専門書には「アカ 素の表一小には原料名を書く場合と、分類名を書 ( ネ色素には変異原性、発がん性も認められな く場合があります。クチナシ色素、紅こうじ色 と明記してあります 素が前者で、カロテノイド色素、野菜色素が後 また本文 121 ページに述べたように、色素 者です。後者の場合原料を知ることは出来ませ の不純物も気になるところです。 ん。 日本には色彩を楽しむ食文化があります。 天然着色料も 3 つに分類されます。 しかし、食品の本質や品質をごまかし、私た 一つは合成着色料と同じ扱いをする、ガーカ ち消費者の判断を誤らせる着色は、合成、天然 ロチンと水溶性アナトーです。二つ目は、既存 ~ を問わず許されないものです。 ( 天然 ) 添加物名簿に記載されたもの。現実によ 三温糖やザラメをカラメル色素で茶色にする くつかわれているグループです。三つ目は抹茶、 ~ のも疑問に思えます。 イカスミなどもともと食品であって着色目的の ものです。 244

6. 食品の裏側 2

止表、想像もつかない添加物の原料 原料 カイガラムシ科 工ンジムシ 蚕のフン 紅麹カビ ラックカイガラムシ メスの分泌物 おがくず・バルプ コールタール、石油 バクテリアの排出物 リン鉱石、黄リン 添加物名 ( 表示名 ) コチニール色素 ( 着色料 ) カルミン酸 銅クロロフィル 紅麹色素 光沢剤 ガムペース CMC カルボキシメチル セルロース Na 各種ボリリン酸 Na 合成着色料 赤 3 号、黄 4 号など キサンタンガム 廃糖蜜 + 遺伝子組み換え [ * 19 ] グルタミン酸 Na 、 バクテリア 石油 ( アクリルニトリル ) 金属チタン 鉄くず 砂糖十塩素ガス 動物の毛、羽毛 調味料 ( アミノ酸等 ) グルタミン酸 Na 酸化チタン 塩化第二鉄 スクラロース L - システィン 使用例・目的 ハムのピンク色 飲料のオレンジ色 山菜、カム ( 緑色 ) 、抹 茶菓子 カニカマ、紅色の食品 チョコレートのつや カムの原料 たれのとろみ アイスクリームの粘り ハムの結着、漬物の 変色防止、冷凍変性 防止 ( 冷食 ) 漬物ほか ドレッシングのとろみ、 スープのとろみ うま味調味料 うま味 * 現在は行っていない 着色料 ( 白 ) 変色防止剤 合成甘味料 アミノ酸 その他遺伝子組み換え技術 ( [ * 19 ] 253 ページ ) でつくられるもの 120

7. 食品の裏側 2

章・・ といっていました。とんでもないことです。 べなくてい ( 「 1 日分の野菜ーとうたわれていますが、ここにもちょっとした数字のトリックが仕込 まれているのです。 まず考えてみてくださいたった 100 や 200 のジュースで 1 日分の野菜が取れ るものでしようか 1 日分の野菜 ( の摂取量の目安 ) といえば 350g です。 これは実は、「ジュ 1 ス 1 本分っくるために、しばった原料の野菜の重さが計算上 350g である」というだけのこと。つまり、 1 日分の野菜から取れるはずの栄養素がす べてこの野菜ジュース 1 本に含まれているということではないのです。 この野菜ジュ 1 スの原料はほとんど輸入です。 6 分の 1 くらいの体積に濃縮されてトマ トケチャップのようなどろどろの状態を冷凍にして持ってきて、国内で水を加えて元のよ うに戻します しいます。これだと香りやビタミン 0 、ミネラルが失われてしま これを「濃縮還元」と、 うので、栄養成分表示にビタミン O がないものがあります。メ 1 カ 1 によっては濃縮のと きに失われた成分を、香料、ビタミン 0 、カルシウムなどの添加物で補っています。もち ろん繊維質は最初からほとんど除かれています。 ・添加物なしにはつくれない食品

8. 食品の裏側 2

カロリー % カットのマヨネーズもどき ちょっとややこしいのですが、マヨネーズもどきには「サラダクリーミ 1 ドレッシング」 という種類もあります。 これは卵白、でん粉、たんばく加水分解物、食塩、砂糖類、香辛料、乳化剤、糊料、調 味料 ( アミノ酸等 ) 、酸味料、着色料等の原料、添加物を自由に使ってつくっていいのです。 半固体状ドレッシングとの違いは卵と糊料を使うということです。 h<c•0 の規定ではサラダクリ 1 ミードレッシングは、水分が新 % までで油脂が川 55 ッ 未満とされています。つまり水で新 % まで増量してよいということになります ここで原料の汕をマヨネ 1 ズの半分にすると、「カロリ 1 1 フ」のマヨネ 1 ズ風ドレ ッシングになります。友人の奥さんはマヨラ 1 なので、見た目もマヨネ 1 ズそのもののカ ーフが良い といって、この商品を買っていました。 油が少なく、水分が多くても、新規認可された添加物の加工デンプンやキサンタンガム 等を使うことで、マヨネーズに限りなく似せることができます。 カロリー ーフといってもたくさん食べれば、マヨネーズよりカロリ 1 が高くなること は当然のことです。

9. 食品の裏側 2

ら表示はしなくていいのです。 添加物でつくりあげるから激安です。だから、私たちは遠慮なく取り放題でいいのです。 粉末タイプもあります。クリーミーパウダー等と呼ばれ、同様に牛乳 ( 乳脂肪 ) は使用せ ず、植物性油脂を粉末化してつくられています。牛乳 ( 乳脂肪 ) の原料にこだわるメーカ 1 とばやいていました。 の営業マンが「うちの商品は高いといわれて売れない いずれも原材料裏ラベルを見れば、一目瞭然で判別できます。 ( ホイップクリーム ) 植物性油脂を混せて安くあげる ケ 1 キにつかうクリ 1 ム類はいろいろなものが販売されていますが、純正の生クリーム と呼べるものは、牛乳から分離した純脂肪だけのものです。「種類別・クリーム ( 乳製品 ) ー と表一小されているものは、この純脂肪を全体の % 以上含まなければなりません。 乳脂肪に乳化剤や安定剤を入れて安定性をよくしたタイプもありますが、こちらは「名 称・乳等を主要原料とする食品」と表示されます ところがこのクリ 1 ムの一部あるいは全部を植物性汕脂と乳化剤等の添加物で置き換え たものがあります。「ホイップクリームー「〇〇ホイップーなどと呼ばれるものです。いわ

10. 食品の裏側 2

の決められた量を決められた場所に入れていくだけです。 ではここで、アベ食品が仕入れた材料それぞれのラベルを見ていきましよう。 食材に使われている添加物 0 ( ハンバーク ) 100 見た目には、デミグラスソ 1 スのかかったハンバ 1 グ。しかし、本物のデミグラスソー スはおろか、普通のソースもケチャップも使われていません 肉自体も牛肉は使われていませんが、食べると牛肉の風味がします。なぜでしよう。原 材料を見ながら説明していきましよう。 〔コメント〕 原料となる肉は、鶏と豚に牛脂肪を加えたもの。牛脂肪を加えるのは、やわらかさを 出すためと、牛肉らしい風味を出すためです。やわらかすぎて普通には丸められません ・激安ハンバーグ弁当の裏側