相田一人 - みる会図書館


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1. いまからここから

いま汁ち 相田みつを 0 っ内り 監修相田一人 タイヤモンド社

2. いまからここから

いまち いまカらここから 二〇〇三年八月七日第一刷発行 著者 / 相田みつを 監修者 / 相田一人 アートディレクター / 新谷雅弘 写真 / 伊藤真 製作・進行 / ダイヤモンド・グラフィック社 に / 加藤文明社 製本 / 石毛製本所 発行所 / ダイヤモンド社 〒 150 ー 8409 東京都渋谷区神宮前六ー http: 、、、、 www.diamond.co.jp 、、 電話 / 0 3 ー 5 7 7 8 ー 7 2 3 3 ( 編集 ) 0 3 ー 5 7 7 8 ー 7 2 4 0 ( 販売 ) ◎ 2003 Mitsuo Aida Museum ISBN 4 」 78 ー 70278 ・ 0 本書の全部または一部を無断で複写・複製することを禁じます 落丁・乱丁本はお取替えいたします。 Primted in Japan

3. いまからここから

あいさつ つまづいたりころんだり いつになっても思うにまかせぬ歩みではございますが また個展を開かせていただくことになりました ほんとうにおかげさまでございます 暮のあわただしい時期ではございますが 見にきていただければ幸いです 昭和 44 年 12 月 1 日 相田みつを 自分の歌自分の言葉を書いた書作品 第 9 回相田みつを個展 とき 1969 年 12 月 9 日 ( 火 ) ~ 12 日 ( 金 ) 4 日間 桐生市本町 4 丁目シマ画廊 ところ 第 9 回個展案内状 ( 1969 年 ) 作者の言葉 或時は気負って大いにカんでみたり、 或時は混迷してひどくしおげたり しながら、私は私なりに人生の真実 を求めて一生けんめいに歩いてきた つもりです : : : が 筆は冷酷なまでに厳しく、 貧困で醜い私の姿以外の何物をも表現 してくれませんでした。 これが今日までの私のすべてである かと思うと、恥しさで一杯です 「芸術は所詮人間の表現である」という 昔からの言葉が今更のように身に沁み わたります いまは、自分の裏側にある醜さ、他人 に見せたくない己れの汚なさ、未熟さ の一切をさらけ出して皆様の御批判 を仰ぎ、謙虚に明日への出直しをする つもりです 尚日頃暖い御後援と御声援を賜れた 方々に対して心から御礼申上ます 一九五九年十一月末日 制作を終えて相田みつを ( 第 2 回個展案内状より )

4. いまからここから

昭和 43 年、花田勝治氏 ( 初代若乃花 ) がテレビの相撲 解説で語った言葉。相田みつをはこの言葉に感動して 書に表わし、額装して一面識もない花田氏に贈った。 みずからの仕事を「誰のものでもない自分の言葉を、 書という形式をかりて表現する」と意味づけていた 相田作品としては例外的なもの。 76

5. いまからここから

相田みつを略年譜 九二四年五月二〇日、栃木県足利市に生まれる。本名光男 一九三七年旧制栃木県立足利中学校入学。 一九四二年同中学校卒業。同年に歌人・山下陸奥に師事し、歌誌「一路」に参加する。秋の歌会で生涯の師となる 曹洞宗高福寺の禅僧・武井哲応老師と出会う。その後、在家のまま師事し仏法を学ぶ 一九四三年書家・岩沢渓石に師事する 一九五四年第一回個展を足利市で開催。以後、全国各地で「自分の言葉・自分の書」による展覧会を開催する 毎日書道展に入選。以後、一九六〇年まで七回連続して入選 九八四年「にんげんだもの』 ( 文化出版局 ) を出版。のちにミリオンセラーになる 一九八七年「おかげさん」 ( ダイヤモンド社 ) を出版 一九九〇年「一生感動一生青春』 ( 文化出版局 ) を出版 ブック『相田みつをひとり語り いまここ』 ( ダイヤモンド社 ) を発行。 一九九一年「いのちいつばい』 ( ダイヤモンド社 ) を出版 一二月一七日、足利市内の病院で脳内出血により永眠享年六七歳 一九九二年遺稿集『いちすに一本道いちずに一ッ事』 ( 佼成出版社 ) を出版 一九九三年ビデオ『きようが一番いい日』 ( ダイヤモンド社 ) を発行。 遺作集「雨の日には : : : 』 ( 文化出版局 ) を出版 一九九五年『相田みつを・心の詩 ( 1 アノネ 2 空を見上げて 3 大事なこと ) 』 ( ダイヤモンド社 ) を出版 九九六年九月一九日、東京・銀座に相田みつを美術館開館 英語対訳作品集「いまここ THE HERE AND (C)WJ ( ダイヤモンド社 ) を出版 一九九八年「生きていてよかった』 ( ダイヤモンド社 ) を出版 二〇〇〇年英語対訳作品集『そのままでいいがな A Phrase by my side 』 ( ダイヤモンド社 ) を出版 英語対訳作品集『あなたのこころがきれいだから : ・ : ・ TaIkingto. 』 ( ダイヤモンド社 ) を出版 CD-ROM 『おかげさん』 ( ダイヤモンド社 ) を発行 二〇〇一年『じぶんの花を』 ( 文化出版局 ) を出版 二〇〇三年韓国でハングル語訳『生きていてよかった』出版 軽装版『いのちいつばい』 ( ダイヤモンド社 ) を出版 月、相田みつを美術館丸の内・東京国際フォーラムに移転

6. いまからここから

相田みつを美術館館長相田人 夏だったと思うまだ借宿町というところに住んでいた頃のことだから、父は四十前後だった。 開け放ったアトリエの片隅に座って話をしていた。相手は親しい人であろう、何故なら仕事場に 他人を気安く入れたりはしなかったから。小学生だった私は母に代わってお茶を出していたので はなかったか。 「こういうことを長くやっているといつの間にか型ができてくるんですよ土台みたいなものか なあいい悪いは別にしてね。上台の上に立っているのは楽ですけど、それじや先に進むことは できないんですね。だから、型ができたなと気づいたら、いったん土台を金槌で叩き割って壊さ ないとだめなんです。でも、またしばらくすると別な土台ができるそうしたらまた金槌で壊す 書くということはその繰り返しです」 その時父がランニングシャツ姿で首にはタオルを巻いていたことは不思議に鮮やかだが、もち ろん一字一句までは記憶してはいないおおよそそんなことを来客を相手に語っていたと覚えて いるだけである 年端のいかぬ子どもに理解できるはすはない。しかし、私はごく当たり前のことと感じたので ある今考えると、父の創作スタイルがまさにその通りであり、絶えず変貌していることを直に 見ていたからだろう。だから、強い印象を残したのではないか。 もしかして父は私を意識していたのかもしれない誰がわかろうがわかるまいが語るべきもの は語る。父はそ、ついう人間だった。 あかねぐも 本書には、出発点である第一回個展の作品 ( 「茜雲」 ) から絶筆 ( 「一とは原点」 ) までが収録され ている構成にあたっては、書家として詩人として相田みつをが何を成し、何を壊してきたのか か判然とするよう心掛けた。父が金槌をふるった跡を見ていただければ幸いである 『おかげさん』『いのちいつばい』に加えて、も、つ一冊ダイヤモンド社から本をと父は約東していた 亡くなって十一一年目の夏、このような形で果たせたことを関係各位に深く感謝申し上げたい。 平成十五年七月編集を終えた日に 壊すー解題に代えて かなづち 105

7. いまからここから

相田みつをの絶筆。ビデオ「きようが一番い い日」 ( 「おかげさん」 ) 撮影中に書かれ、 唯一その制作過程が映像に遺された作品。 撮影直後に入院し、帰らぬ人となった。 103

8. いまからここから

つつ内り 相田みつを り 旧ⅢⅢⅧⅧⅧⅢ II 1920012016006 I S B N 4 ー 4 7 8 ー 7 0 2 7 8 ー 0 C 0 0 1 2 \ 1 6 0 0 E ◇◇ダイヤモンド社 定価 ( 本体 1600 円 + 税 ) 9784478702789 タイヤモンド社 タイヤモンド社 702780

9. いまからここから

親鸞におきては これは、歎異抄の中に出てくる親鸞のことばです。弱いわたしを常に 支えてくれることばです ひとはど、つ田お、つと おれはこ、つ思、つ 世間はどうあれ わたしはこ、つ信する と、責任の所在を明らかにして、きつばりと言いきる、徹底した腹の すえ方に、男の気はくと魅力を感じます さて、かえりみて私ごと 「親鸞におきては」等という自信は少しもありませんか、また個展を やらせていたゞきます。今回も、これまで同様、毎日の生活の中から 拾い上げた、 自分のことば、自分のうたーーーを 好き勝手に書きました。 相変わらす変りばえのない仕事ですが、恥を重ねる覚悟でご案内 申上げます ちからのない己れを省るとき、我が身の業の深さを感ずることし きりでございます 合掌 昭和五十二年五月一日 ( 第凵回個展案内状より ) ごあいさっ 相田みつを

10. いまからここから

乍ロリスト ( 上部の数字は掲載ページです ) 詩「馴れ」 2 かはしいとごには : 4 貴きもの : 6 真実 : ・ 8 草野心平の詩にありました : 何を見るといふこともなく : 河下の遠き浅瀬を : 坂道へきたら : ・ 筆を信じきれば : 自転車をころがして : 爲背伸びをすると : 9 間口をひろげると : 幻かねもできました家もできました : 伊津志天出毛 : 水中の陣 幻百萬円以上あれば : 色即是空の眼が覚めて : 色即是空の眼をあけて : 肥佛 3 いとい、つ ) 」には . 自我の根 鬨筆を持っと : 犯予防線張りて警戒する言葉 : ・ あざやかに : 囀おれがわるかった 検事や裁判官はごまかせても : 人間をよろこばすことは : 茜雲 / 聖澤雲天何以報臣心 : 旅の荷物は : わたしは今日の一日を : 旅 永遠の過去 : アノネよくかんかえてごらん : アナタの主人公は : 夢中で仕事をしているときは : どろをかぶらすに : 現代版禅問答 た挽歌『業』 時 土俵のけがは : 爲アノネじぶんのもの : 一切我今皆懺悔・ : まだまだダメとい、つ : 死ぬまでは生きてゆくさと : 新極楽を : 、つしろをふりか、んると : 囲〕帥一匠とは : 2 ノ そっとしておいて 真正面からまともに当たりながら : どんな雑草でも : 生きていてよかった : 一とは原点・ 104