防衛省 - みる会図書館


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1. 選択 2016年10月号

人事部長と人事計画 上官からの絶対服従のム哭下に従事件簿には散見される。 課長も事実を把握し わなければならない厳格な組織体 一九九四年には海将補が訓練中 ながら防衛省内局に 系だからこそ、そこに規律や団結の部下にサンゴの採取を命じて職 報告しないまま、内 心は醸成される。しかし、これは権乱用で停職処分を受け、書類送 部で握りつぶそうと 外部から閉ざされた閉鎖性や内向検に。翌年には陸将補が出張中に 画策したからである。 きの思考・論理といった負の側面公用車でゴルフに出かけ、同じく だか、天網恢恢疎 と表裏一体の関係でもある。しか職権乱用で停職処分となった。 な にして漏らさず。 ね も、国防とい、っその性格上、競争二〇〇九年には陸将補が職務中 せ つか悪事はバレる。 相手が存在しないので、一般社会 にインターネットでわいせつサイ 退 案の定、噂が次第に にある業界同士の競争や牽制など トに見入っていたことが発覚する。 事 広まり、五年後に人 というものとは全く無縁である。 一〇年には、茨城旧の駐屯地に 県 祥 事部長は西部方面総 壅〕田士演習場や舞鶴を舞台とする所属する陸将補がクリスマス行事 幹員 監、人事課長は第九 “隊重大な隠蔽事件は、こうしたマイ に使うため、部下に指小して東富 情 師団長といずれも陸 ナスの側面が如実に表れたにすぎ士演習場の私有地にあるモミの木 民 行 ないのだ。 将ポストに、東部方 を勝手に伐採させた。いずれも減 面警務隊長は陸将補 を政治資金の「公私混同。問題で給の処分が下された。そのほか業 感 にの、つのうと就いて 災壅只都知事を辞職した舛添要一氏者からの供応、接待ゴルフ、部下 権威を振りかざして が残した記憶は、「せこい」のひへのパワハラ、セクハラも後を絶 、万事休す。 と一一 = ロだが、これを笑えない事案もたない ( 百十一頁表 ) 。 全員が停職処分を食ら、つ羽目にな司ム呂の金田秀昭海将ら一一人の海 幹部自衛官に蔓延する平和ポケ った。 将と海将補一一一人が停職処分となり、 この前年の一九九九年一一月には、金田氏は依願退職に追い込まれた。 自衛隊は硬直的で閉ざされた特影響を与えているのではないか。 海上自衛隊の護律 町艦「はるな」がいずれも「事件簿」に記録され、殊な集団だが、それだけが不正や海外派遣も災害派遣もそこだけ見 海自舞鶴基地の岸壁に係留中、高隠蔽体質を物語る事例だが、当時腐敗の素地なのだろ、つか。防衛省れば活躍しているけれども、平時 性能一一十ミリ機関砲の実弾一一発をを知る防衛省背広組のは「氷内局の関係者は「閉鎖社会の反動は大半の部隊か訓練はかりで、米 山中へ誤射。それが隠されたまま、山の一角ではないか。事の大小をで倒錯した将官が生まれてきてい 国や英国のような過酷さからは程 四カ月後に明るみに出て舞鶴市や別にすれば、法令に抵触する事案る側面に加んて、実は幹部自衛官遠いーと語る。 京都府が激怒した。海上幕僚監部 は他にも埋もれている公算が大き 『平和ポケ』している者が少な これに呼応するよ、つに、当事者 への報告を怠った当時の護衛艦隊 いーと疑念を抱く。 くないことも組織の弛みに大きなの陸自佐官クラスは「佐官になれ ・カし・つし 自衛隊「将官不祥事」一覧 112 2016.10 選択

2. 選択 2016年10月号

撃が明白になったりするまで、自備を担えないかと国連 この南スーダンのに参茄す 分から撃っことが禁じられているが日本に打診してきた れば「普天間移設問題での大きな のだ。しかも、この制約は公知のと報じられた。だが、 禍根を多少なりとも穴埋めできる 事実。そんな縛りを武装集団側が この打診というのか曲一いい と考えた」 ( 同前 ) とされる。大地 知っていれば、擎星ロ射撃など全く者で、実際は日本側の 震で甚大な被害を受けたハイチに 恐れるに足りない。むしろ「飛ん音間が先にありきであ耋 法に基づき、人道復興支援 毒 で火にいる夏の虫」。虫けらの如 り、あたかも国連が要 で自衛隊を派遣したのも鳩山内閣 気 員 く殺傷される危険性が高いのだ。 請してきたよ、つに体裁 の後半で、これも政府内では「険 を整えたのが実情だ。 悪化した日米関係の立て直しの一 「国民に感謝されない犬死に」 実は当時、防衛省・ 環」と自衛隊幹部は明かす。 同 百歩譲って、この危険な任務が自衛隊では南スーダン もともと当事者の防衛省・自衛 尖閣諸島の死守など日本の防衛そ 0 への自衛隊派遣 の隊が行きたがらなかった南スーダ のもの、もしくは日本の防衛に必に否定的な意見が支配 ン。米国に尻尾を振ろうと、外務 要欠くべからざるものであれば、 的だった。自衛隊幹部 省が勝手に気を回し、これに民主 行 治 で 自衛隊にとっては本務であり「名は「危険性が高い割に、 党政権が飛びついた。それが南ス ゴ 任 ン 誉ある戦い」だろう。だが、南ス日本の死活的な利益は ーダンの a-æo 派遣の真相だ。し モ ーダンは不毛の大地で、この何もないとの判断に傾 かも、に参加する他国の大 O 参茄がいったい日本の国益にか いていた」と振り返る。にもかか 招いて一〇年六月に退陣に追い込半はケニア、カンボジア、ルワン なっているかどうかは極めて疑わわらず、一一一年初頭から当時の野まれたばかりか、日米関係が極度ダ、ガーナ、ネパールノン しい。とい、つより、ほとんど無関田佳彦首相は自衛隊を南スーダン デシュ : に悪イしたのだ。 。「お世辞にも一流の 係と言っても過言でない。それは、へ投入した。なぜ派遣が決まった そこで、日米関係だけが外交の軍隊とは一言えない国々」 ( 自衛隊 自衛隊が参加するまでの経過を振のか。これまで明らかにされてい核心と信じる外務省の官僚群が関係者 ) 。「民主党政権の尻ぬぐい」 り返れば、浮かび上がってくる。 ないが、その理由は思い込みの対「米国の歓心を買おうと、南スー ( 防衛省 ) と外務省の思い込み 南スーダンのへの自衛隊米配慮だった。民主党の鳩山由紀ダン aæo を持ち込んできた。そで投入された揚げ句、「自殺行為ー 派遣が浮上したのは一一〇一一年春夫首相が沖縄且野湾市の米軍普 こに野田首相以下、民主党の知米の任務を強要される。「日本国民 のこと。この年七月に南スーダン天間飛行場を「最低でも県外」な派が乗った」 ( 政府関係者 ) という。 に感謝もされない異国の地で大死 が分離独立して新国家を樹立するどとぶち上げながら、最後は一兀の スーダンはアラブ系イスラム教になんて、冗談じゃない」。安倍 のを前に、再編成される A-æo に木阿弥で名護市辺野古沿岸部へ回徒が多く、南スーダンはアフリカ首相に、不条理を嘆く自衛隊員の 陸上自衛隊が参茄してインフラ整帰。これで鳩山氏は世論の離反を系キリスト教徒が多数を占める。 声なき声は届くのだろ、つか 57 南スーダンで自衛官「殉職」の危機 2016.10 選択

3. 選択 2016年10月号

ば、内輪の話題は人事ばかり。位を抱く者も今の将官クラスには存五七年当時、吉田茂首相は防衛大この報告を受けた連合国軍総司 が上がるほど出世競争への気遣い在する。「ようやく日の目を見た」学校一期の卒業生に「君たちは決令部のマッカーサー司令 と情報収集が増える」と苦笑する。 ( 同 ) とい、篝回揚した気分なのだろして国民から感謝されたり、歓迎官は「日本に来て初めて真の武士 さらに、防衛省政務三役の経験う。この屈辱の反動から生まれるされたりすることなく自衛隊を終道に触れた思いだった。私はすぐ わるかもしれない・ しかし、に許可するよ、ス叩じた」と書き残 者は「阪神・淡路大震災や東日本自信とプライドも度が過ぎると、 大震災に代表される災害派遣での奇妙で奇天烈な人物が登場して、君たちが日陰者であるときの方が、した。 自己保身と異様な出世意欲、そ 活動をきっかけとして、国民の認墓穴を掘る。その代表格が泉元陸国民や日本は幸せなのだ。どうか 知度が飛躍的に上がってきたこと 将であり、田母神俊雄・元航空幕耐えてもらいたいーと語り掛けた。の果ての慢心で不祥事に手を染め も背景にある。幹部自衛官を勘違僚長なのである。 積年の不満が傲慢に転化した将官る「将官」という着ぐるみに包ま れた連中。このヤカラらは、今村 いさせて、漫心や傲さにつなが 自衛隊が発足して間もない一九には、この言葉など全く響くまい 一兀大将がその身をもって後世に伝 かけら えた「武士道」の欠片さえ持ち合 確かに冷戦後、自衛隊。派武士道の欠片も持たない連中 遣が増えて、災害派遣で汗を流す自衛隊にとって比較の対象は米う倒錯した精神構造にほかならなわせていない。 姿もしばしば報道されている。そ軍、あるいは旧日本軍である。米 丿ーダーとはかくあるべ の自衛隊員の多くは自己犠牲もい軍人は制服姿のまま首都ワシント とわず、他者に認められることもンの街を堂々と闊歩する。「それし。大日本帝国陸軍の今村一 ^ 欲せずにただひたすら黙々と任務に比べて、我々自衛官は : : : 」と均大将は、その象徴的な人や をこなしているに違いない 今よりもっと国民に認められたい 物として今も引き合いに出 ところが、将官クラスの幹部自と切望する。 される傑物である。太平洋 衛官たちには「ようやく我々も世旧日本軍について一言及すること戦争時、孤立無援となった 間に認められてきた」 ( 海自幹部 ) は、組織としても個人としてもタニュープリテン島ラバウル プー視されている。しかし、内部で、十万人に及ぶ兵士を導 と感慨にふける声も少なくない。 いてその命を守り、戦後は かっては「税金泥棒」などと陰ロの宴席では「私は昔なら大佐だ ! 」 をたたかれ、防衛省・自衛隊の敷「じゃあ、俺を将軍と呼びたま自ら望んで部下たちのいる 地や駐屯地以外で制服を着ることえ ! 」と冗談とも本気とも分からマヌス島の収容所行きを訴っ もはばかられた。「防衛大学校卒ない会話が交わされる。そこからえた。戦犯容疑者となった 業というと『どうして ? 』と色眼垣間見えるのは、自衛隊という閉部下を救うために、責任の 鏡で見られてきたことを忘れな鎖空間で醸成された「俺さま気分」一切を自らで引き受けよ、つ としたことで知られる。 い」 ( 空自幹部 ) と屈折した気持ちを一般社会にも通用させたいとい 出世のことで頭がいつばいで「平和ポケ」してしまった ( 総理大臣官邸で開催された自衛隊高級幹部懇親会、 9 月 12 日 ) 、ノイ 113 自衛隊「将官不祥事」一覧 2016.10 選択

4. 選択 2016年10月号

くまでも南スーダン内の小競り合 い程度という建前を貫いているの だ。この理屈から一一一一口えば、南スー ダンで内戦がいくら激化しても 「停戦合意は守られている」とな ってしまう。これを欺瞞と呼ばず 安倍晋三首相は批判勢力からるのか。法改正で死の淵に共同防護」も可能となる。 に何と言おう。「まやかし」 ( 自衛 「戦争法 [ と罵られ、内閣支持率立たされる自衛隊の苦悩に迫る。 それまでは武装集団が「国また隊幹部 ) 以外の何物でもない。 が急降下したことをよほど気にし は国に準ずる組織」なら、憲法九 それでも自衛隊が宿営地にひた 「武器を使って助ける」は不可 たのだろう。今夏の参院選をにら 条が禁じる海外の武力行使に該当すら引きこもっていれば、なんと み、一年前に成立した宀女保法制を「いくら銃を持って行っても、丸するとして、政府は認めていなか かやり過ごせるかもしれない。が、 氷河期のマンモスのように瞬間凍腰と変わらない」「殺してくださった。ところが、安倍政権は停戦駆け付け警護などの新任務を与え 結させた。日本の存立が脅かされ い、と突入するよ、つなもの : ・・ : 」。 合意がある限り、そこには「国まるとなれば、話が百八十度異なる る「存立危機事態」での集団的自陸上自衛隊の内部からは今、悲痛たは国に準ずる組織ーは存在しな なぜかと一一一一口えば、自衛隊は「武器 衛権の行使、日本の平和と安全にな叫びが漏れてくる。それは、安 いのだから、自衛隊は派遣国の治を持って助ける」ことができても 重要な影響を及ほす「重音事倍政権が南スーダンのに部安維持を補完するにすぎないとし「武器を使って助ける」ことがで 態」での果てなき後方支援 : 隊交代で十一月から派遣予定の陸て、解釈を急に変更したのだ。南きないからだ。ど、ついうことか メディアで盛んに問題視された争上自衛隊部隊に対し、安保法制でスーダンで一一一口えば、ヒ「 」立ロのスーダ自衛隊が相手に危害を与えること 点は、実のところ現実味に欠ける。新たに可能になった「駆け付け警 ンから独立した際、双方に和平合ができるのは「正当防衛」と「緊 むしろ幕の内弁当の如く詰め込ま護」と「宿営地共同防護」の訓練意が成立していると割り切った。 急避難」に限られる。日本の警察 れた安保法制の中で、刺身のツマ開始を宣言したからだ。 南スーダンの首都ジュバでは七官の武器使用と同じ基準なのだ。 程度と位置づけられ、さほど重大安保法制の一つである改正月上旬にキール大統領派とマシャ 例えば、武装集団が国連職員を 視されなかった国連平和維持活動 0 法は、武装集団に他国軍の兵士 ール前第一副大統領派との間で大襲撃し、そこに急行したとする。 0) 協力法の改正に伴う「駆や国連職員、自衛隊員らが襲撃さ規模な戦闘が発生して、一一百七十が、しかし自衛隊は相手に攻撃を け付け警護」こそ、自衛隊が直面れたとき、違う場所にいる自衛隊人以上が死亡した。道路補修など仕掛けられるまで撃てない。改正 する最大の危機なのだ。日本の国が武器を持って駆け付け、救出すインフラ整備を担う自衛隊も活動 o 法で武器使用基準が緩和さ 益とは直結しないアフリカの大地る「駆け付け警護」を追加した。 を一時中断した。それでも、日本れたとはいうものの、警告射撃で きるよ、つになっただけ。つまり、 で不幸にも犠牲者が出たとき、国宿営地が襲撃を受けた際、自衛隊政府はスーダンと南スーダンの和 民は「名誉ある殉職。と受け止めが他国軍と共に応戦する「宿営地平合意は崩れていない、戦闘はあ自衛隊は相手が銃を向けたり、攻 「駆け付け警護」なる安保法の虚構 南スーダンで自衛官の危機 南スーダンで自衛官「殉職」の危機 56 2016.10 選択

5. 選択 2016年10月号

自衛隊蒋官不祥当一覧一 505 〃本のサンクたアグ 新渡戸稲造は名著『武士道』で、元年以降の将官の懲戒処分等状科運用』と呼ばれる教範を入手すたかも知らなかったにもかかわら もののふの心得を説く。「名誉は況」によれば、その数は一一十八人るように依頼した。その後、提供ず、この不届き者の道連れにされ 境遇から生じるものではなく、そにも及ぶ。国家存亡の危機で指揮された四冊の教範のうち、渡部陸てしまったわけだ。 れぞれが自己の役割をまっとうにを執る将官たちは、なぜここまで将から譲り受けた新品一冊を只 一一一一口うまでもなく、自衛隊は実質 努めることにあるのだ、というこ堕落したのか。その「事件簿」か都千代田区のホテルでコワリョフ的に「軍隊」であり、徹底したピ とに気づいているのは、ごくわずら浮かび上がるのは、 4 哭下に絶対元武官に渡した これが事件ラミッド型の組織である。そこに かの高徳の人々だけである」。ど服従の上意下達の特殊な集団であの概要で、泉元陸将は自衛隊法違あって、自分より上位の人物から んな組織よりも高潔性が求められるが故の反動ばかりではない。国反の教唆容疑で書類送検された。 の 4 哭下に背くことなど決して許さ る自衛隊の将官クラスで、この金民以上に「平和ポケ」して権威に だが、事の重大性と本質は教範れない。しかも自衛隊員は入隊に 一一一一口と対極の不祥事が頻発している。あぐらをかく精神構造こそ、腐敗の流出だけではないのだ。 際して、服務の宣誓に署名する。 入手した防衛省の内部文書「平成の温床なのだ。 陸上幕僚監部の佐官は「自分に ーー私は、我が国の平和と独立 対する刑事処分を軽くするために、を守る自衛隊の使命を自覚し、日 警察に部下を売ったを 警察に自分の部下を売ったこと本国憲法及び法令を遵守し、一 手元の事件簿の後段に記應に新漏洩した、あの事件である。 だ」と憤る。自衛隊では今も「陸致団結、厳正な規律を保持し、 ( 中 しい不祥事が載っている。昨年十首謀者は陸自東部方面総監など自の将官が警察の取り調べで、教略 ) 強い責任感をもって専心職務 一一月一一十一一日付で渡部博幸陸将がの要職を歴任した泉一成・元陸将。範の提供を求めた部下や OCQ の名の遂行に当たり、事に臨んでは危 「元上司の OQ に対し、陸上自衛退官後の一一〇一三年五月、コワリ 前をべらべら話して、その見返り険を顧みず、身をもって責務の完 隊教範を譲渡」して戒告処分とな ョフ元武官から部隊の運用方法をに書類送検にとどまった」との見遂に務め、もって国民の負託にこ 、書類送検された。そう、在日明示した資料の提供を促され、現方が支配的だ。渡部氏らは泉元陸たえることを誓います ロシア大使館の元駐在武官に情報役陸自隊員や on ら五人に『普通将がどんな目的で教範を求めてき この荘厳な宣誓の肝は「事に臨 モラル決壊「高級幹部」の醜悪な罪状 2016.10 選択

6. 選択 2016年10月号

倍政権に引きずられ、南シナ海で首相は、議長国として伊勢志摩サ南シナ海問題には中立姿勢を保つ 苦しむ暈的な負担を東シナ海に ミット ( 主要七カ国首脳会議 ) を開てきたが、ウクライナ問題で激し まで広げたくないという思惑からく直前、ロシアのソチでプーチンく対立する米国を牽制する思惑も だったが、 事態が緊張すればそん大統領と会談。今年十一一月十五日あり、この演習に同意したと見ら なことも言っていられなくなる。 には、プーチン大統領が訪日してれる。 日本にとって一見ありがたい対応の日ロ首脳会談も予定されている。 六月九日には、ロシアと中国の に見えるが、逆に一一一一口えば軍事衝突 「これこそ、第一一次世界大戦の教軍艦が相次いで尖閣諸島周辺の接 の危険がそれだけ高まることを意訓にならったものだ」。日本政府続水域に侵入した。ロシアと中国目、、 s 新」・きミ、 ~ ・ d 工蟹 味する。 関係者の一人はこう語って胸を張の間にどのよ、つな連携があったの全保障だけを考えて行動してくれ る。 稲田朋美防衛相は九月十五日、 かは、未だ明らかになっていないるほど甘い国家ではないことは明 訪米先のワシントンで、シンクタ 日本は国家安全保障局を中心に が、少なくともロシアが日本の安らかだ。 ンク「戦略国際問題研究所」 (oco 「中国とロシア双方との対立を避 (n) に立ち寄り、講演した。こける安保戦略」を遂行してきたと こで、「ルールに基づいた海洋秩 いう。日本政府関係者は「日本の そして、ここに来て、先行きが 岸田文雄外相は九月十八日にニ 序の維持に貢献する、米海軍の航メディアは北方領土問題ばかりに不透明な北朝鮮問題が喫緊の課題ューヨークで行った尹炳世韓国外 行の自由作戦を強く支持する」と 目が行きがちだが、実は自衛隊のとして急浮上してきた。九月九日相との会談で、軍事情報を共有す 語ったが、「日米の共同巡航訓練負担軽減という目的の方が切実な に行われた五回目の核実験だ。米る前提となる「日韓軍事情報包括 や地域海軍との演習」には言及し課題と一一一一口える」と話す。 国防総省のデービス報道部長は同保護協定 (000>—<) 」の早期 たものの、やはり作戦自体への参 ただ、第一一次世界大戦当時、日 日、「 ( 北朝鮮が ) 核弾頭を保有し締結を改めて訴えたが、尉女婦問 加表明は見送った。軍爭関肋は本がソ連に苦汁を飲まされたようていると見るべきだ」と語った。題などもあって尹外相の歯切れは 「参加したくても、それだけの艦に、今のロシアの動きも決して安 北は丕元全ながら、潜水艦発射弾悪かった。朝鮮半島を巡って日本 船が日本にはもうないからだ」と閑としていられる状態にはない。 道ミサイル (co=mä) も持つ。そと韓国が効率よく協力し合う日が 五ロる。 九月十一一日から十九日まで、中うなると、海上自衛隊の対潜水艦いつのことになるのか、未だ先行 日本もそれなりに努力はしてき国軍とロシア軍による合同暈演戦の中核を担うæno 対潜哨戒機きは暗い。 た。国際社会で「最近の不可思議習が南シナ海で行われた。双方かは朝鮮半島周辺にも気を配らなけ防衛省は一七年度予算で、過去 な外交 . の一つとして取り上げらら艦艇十一一一隻や潜水艦一一隻などがればならず、バシー海峡を抜けて最大の五兆一千六百億円程度を要 れる「米国の最重要同盟国である参茄し、島嶼上陸作戦や防衛作戦、日本周辺を遊弋する中国原潜も抱求する方針だが日本の安全を保つ 日本と、米国の不倶戴天の敵であ船舶立ち入り検査などの演習が繰え、身動きが取れない状態になるためには「焼け石に水」ともなり かねない。 るロシアとの接近」だ。安倍晋一一一り広げられた。ロシアはこれまで可能性がある。 効率よく協力し合えない日韓 永署維 1 南シナ海から北朝鮮までの火種が連鎖融合し始めた ( 左から南沙諸島の中国軍兵士、新型ロケットエンジ ンの燃焼実験を視察する金正恩氏、尖閣沖を航行す る中国公船 ) 35 多重危機を抱えた「アジアの海」

7. 選択 2016年10月号

粋 包み、手には私物の指揮杖。通常自関係者で知らない者はいない。 渡 抜 施 告 譲 実 報 を か 示 の制服を着る他の幹部自衛官を尻はっきり一一一一口えば、自己陶酔の極 を ヒ日 範 を 資 教 行 をレ弾 目に、泉一兀陸将だけがそんな勇まみである。しかも、将官とい、ユ眉 年 の で 容 採 の為であ為衛 点 しい姿で、防衛省・自衛隊の本拠書だけにおばれてわが世の春を謳 内 のし砲人を の 等行ト覧に 行 時 上 の ち ゴ用関 ちラッ閲内ラ 日 地である壅只・市ヶ谷台を闊歩し歌する薄っぺらな自己満足。幹部 6 給打 事 ン使機民事 ネを地示 打 祥サをがでたフ受手ク一ト有指クし手 月 LO ていたからである。 自衛官どころか人間としてさもし 内せル正平セタイ私をセ対平 不 年 る 下用 場さゴ不るるンサ場採る 6 口癖は「常在戦場」。いつでも 一般社会では決して許容され 部公ま射習射とのすすイな習伐す 8 す 0 2 に日誤演試者費対対につ演木対の対 中中艦へ士を業旅に に中せ士のに 一口 戦えるように、である。執務室でない貧困な精神を持つ、どこまで 練張衛中富銃係張下下務い富ミ下上下 訓出護山東小関出部部職わ東モ部元部 は、朝鮮戦争当時に使われた米陸も小さい人物だったのだ。 降 ど 軍ジープのポンネットが会議テー だか、この大一 = ロ壮語を吐く偽り 6 0 な日 以 0 6 年容日日 日 日 プル。これを取り囲み、立ったまの「闘将」の振る舞いを個人の問 四分職職職月 9 戒職カ職月月 5 告 まで会議に臨む。人事異動のたび題だと割り切ることはできない。 処停停カ 給 況 告停 に泉元陸将がこの「愛用品」を喜々硬直的な組織だからこそ溜まって 状 等 として持ち運んできたことを、陸いく膿の断層と見るべきだろう。 名名 分 補補名 3 名 1 補補補補補補補 補 将 将将秬補秬補将将将将将将将 陸 海陸海将陸将海陸陸空陸陸空 舛添を笑えない公私混回ぶり の日 例えば、陸自東富士演習場内でる武器を使用した者は自衛隊法の 官月 同 一九九四年十一月に起きた「東富罰則規定で一年以下の懲役か三万 士演習場違法射撃爭件は、この円以下の罰金刑が科される。 んでは危険を顧みず、身をもってい。その特殊な上下関係を倒錯さ組織の異常なまでの閉鎖性をこれまた、問題は法律違反だけ 責務の完遂」の文言に凝縮されてせて、自己利益のために〈哭下を下している。当時の陸自第一空挺団にとどまらない。なんと、この重 いる。国家、そして国民を守るたした男こそ、泉一兀陸将その人だっ 普通科群長が自分の乗馬仲間であ大な違法行為の発覚が事件から五 めには命さえ投げ出す覚悟で任務たのである。 る民間人三人を東富士演習場に無年余りも経過した一一〇〇〇年一一一月 を遂行する誓いだ。これを 4 哭下すさらなる問題は、泉元陸将の現断で立ち入らせて、実弾を装瞋しだったのだ。 るのは将官をトップとする幹部自役時代の言動との悲しいまでの落た自衛隊の小銃を試射させた。し なぜ、これほどの長期間にわた 衛官である。生死を懸ける自衛隊差にある。いつの頃からか彼は皮かも、この民間人が習志野駐屯地り、醜聞が封印されてきたのか 員と将官は一蓮托生であり、将官肉や冷笑も込めて「闘将」「軍神」夏まつり前夜祭の演芸会で、ストそれは、早い段階で事実関係を知 っていた東部方面警務隊が捜査し は部下と濃密で絶対的な信頼関係と呼ばれるようになった。刈り上リップ嬢を手配した見返りだった。 を築かなければ部隊を統率できなげたヘアスタイルで迷彩服に身を正当な理由なしに自衛隊の保有すなかったばかりか、陸上幕僚監部 2000.4.27 111 自衛隊「将官不祥事」一覧 2016.10 選択

8. 選択 2016年10月号

替えるかは米国の権限であり、韓中国に配慮せざるを得ないからだ。 にしなかった事態が次々起こり始 国が知りつる立場にはない」と話米国は苦々しく思いつつも、 ()= めた。ひとつが、先に述べたスカ す。 <<Q の韓国配備を認めさせた。 ポロー礁での埋め立ての動き。次 これもやはり北朝鮮も含まれる南シナ海に加んてイスラム国やウか中国公船による尖閣諸島への領 ものの、最大の狙いは、中国の弾クライナ問題で余裕がない米国は、海侵犯事態の頻発。そして九月九 道ミサイルの脅威を少しでも減ら朝鮮半島は塩漬けにしておきたい 日に起きた北朝鮮による五回目の すことにあると一一一一口えそうだ。 のが本音だ。導入で、核実験だ。 こうした四つの発火点を巡り、 中国と北朝鮮へのにらみは当面十アジアの四つの発火点が同時多 米国は関係国にそれぞれ役割分担分となるはずだった。 発的に燃え上かり、融合しつつあ を命じてきた。南シナ海では主な ところが、ここに来て、予想だる。 ートナーに豪州とインドを選ん だ。日本は「航行の自由作戦」を 明確に支持してきたが、作戦には これにより最も深刻な影響を受原潜が自由に外洋に出て行けば、 参茄していない。海上自衛隊は度けるのが日本だ。 簡単に日本の伊昱諸島や小笠原諸 重なる尖閣諸島への中国船の領海米国の戦略から、日本は尖閣諸島、本州に回り込むことができる。 侵犯への備えや、アデン湾の海賊島と台湾を含む東シナ海、及び朝台湾に対する中国の軍事的脅威が 対処作戦、北朝鮮ミサイルへの対鮮半島の安全保障を主に担当して高まり、米国が一九九亠ハ年のよ、つ 応などで余裕がない。そこで米国きた。尖閣諸島を取られまいとすに台湾有事に介入することも難し は東シナ海と朝鮮半島に集中してる日本の行動は、もちろん日本のくなる。台湾が落ちれば、与那国 対応することを求めると同時に、領土を守るという政治的な意味合島などはも、つ目と鼻の先だ。もち 南シナ海では政治的な支持と東南いもあるが、軍爭的には台湾からろん、米国はそうはさせまいとす アジア諸国への経済援助や「キャ尖閣諸島、南西諸島を経て九州にるだろ、つが、たとえば東シナ海で ハシティー・ビルディング」と呼至る第一列島線を死守し、そこか も「航行の自由作戦」が展開され ばれる防衛能力向上のための支援ら外に中国を出さないという意味るような事態になれば、米中間の に限ることを認めてきた。 が込められている。 緊張は高まる。 韓国は南シナ海で、航行の自由今後、もしスカボロー礁に滑走米国は従来、尖閣諸島は日丕女 : 保条約の対象とするものの、自動 作戦を明確に支持する立場を表明路を備えた人工島が建設され、 していない。北朝鮮しか頭にない シー海峡の制海権が中国に移った的に軍爭介入するかど、つかは明言 ため、北朝鮮に強い影響力を持つらどうなるのか。そこから中国のを避けてきた。中国に好戦的な安 対ロ関係改善は自衛隊のため

9. 選択 2016年10月号

自衛隊の飛行計画が原因の墜落事故 遺族からの訴訟に怯える防衛省 ない」 ( 幹部 ) と身構えている。 造の透明化と、それに伴う企業などから 報告書では、機長による誤認に加え、 のスポンサー料の増加だ。 , 従来はラグビ 視界不良の中で墜落直前に対地接近警報ー部が法人格を持たないため、大学や監 装置が作動したが、機長が音を停止させ督個人を経由して支援を集めるしかなか たと指摘。今後の防止策として、綿密なった。また、ラグビー部に不可欠な専属 飛行計画の策定などを挙げ、計画段階でコーチの雇用問題も解決できる。企業な 標高の認識を誤ったことを示唆している。どからの出向といった形をとることなく、 期待が集まる小川絵梨子氏 しかし空自内部では計画の社撰さに設立された法人が直接雇用することで、 「機長の自殺説」さえ飛び出したほどな身分が明確になる利点もある。 絵梨子氏。一九七八年生まれの小川氏は のだ。空自は「飛び立った段階で、 現時点で早大側はラグビー部が先行し史上最年少での監督就任となる予定だ。 全員の死か確定していたようなものだ」て準備を進めているが、同大学が強化し〇四年に米国のアクターズスタジオ大学 と語る。政府関係者は「飛行計画に部下ている野球部、競走部 ( 陸上部 ) 、ア式蹴院演出部を卒業し、その後文化庁の「新 が意見できなかった。硬直化して物を言球部 ( サッカー部 ) など他部についても法進芸術家海外派遣制度」の研修生になっ えない自衛隊の空気を象徴している。初人化を視野に入れている た。これまでに、読売演劇大賞 ( 一二年、 歩的なミスで片付け無残な事故を重大視現在、文部科学省の有識者会議で、大一四年 ) や菊田一夫演劇賞 ( 一五年 ) など しないメディアの感覚も鈍い」と嘆く。 学スポーツの活性化について審議されてを受賞している気鋭の演出家だ。 いる。今後、こうした大学スポーツ部の / 川氏は「翻訳劇での演出に定評があ 法人化の動きは、他大学へも広がる可能る」 ( 劇評家 ) といわれ、これまでの作品 早稲田ラグビー部が「一般社団法人」に 航空自衛隊は今夏、鹿児島県鹿屋市の 性が高い。 の多くも海外作品を自ら翻訳・演出した スポンサー料を当て込んで準備中 山中で今年四月に U125 飛行点検機が ものだ。そのため、通常は作品準備期間 墜落し隊員六人が死亡した事故の報告書早稲田大学ラグビー蹴球部が一般社団 として充てられる参与期間だが、「小日 新国立劇場の次期演劇部門芸術監督 を発表した。機長が現場の山の標高を誤法人化を目指して準備を進めている。 氏の場合は他の種類の舞台について学ふ 寄せられる期待と抱える不安 認識したことなどが原因と結論づけ、メ 今年八月に京都大学アメリカンフット 見習い期闃の性格も強い」 ( 同 ) という。 ディアも「誤認識」を強調して報道した。ポ 1 ル部が全国で初めて社団法人化を実蜷川幸雄氏が今年五月に亡くなり、大次期監督については「他の候補者もいた しかし実際には、飛行計画そのものが山現した。これを受けて、早大側が京大アきな穴が開いたままの演劇界で新国立劇が、新国立劇場との軋轢で頓挫したとい 中に激突するしかないデタラメなものだメフト部にコンタクトをしており、「す場の次期芸術監督に注目が集まっている。う噂もある」 ( 業界関係者 ) 。そのため最 った。とても「誤認識」のひと言で済までにそのノウハウなどについて水面下で 一一〇一八年九月からの演劇部門芸術監終的に若い小 川氏に白羽の矢が立ったが、 せられる問題ではなく、空自は「遺族か情報交換が行われている」 ( 早大関係者 ) 。督就任が内定し、今年九月一日から同劇早くも「少しの不安と大きな期待が寄せ ら空自の監督責任で訴訟を起こされかね法人化を目指す最大の目的は、収益構場芸術参与となったのは、演出家の小月 られている」 ( 前出劇評家 ) 。 社会・文化・情報カプセル 社会・文化 社会・文化情報カプセル 2016.10 選択

10. 選択 2016年10月号

中露主導独裁国家連合」の増殖 い。また、中国は「相互不可侵」 米大統領選が十一月に迫る中で、いている。 三首脳が語っているのは、専制 中国とロシアが「反米同盟」を公米国の安保政策関係者の間では、体制をとる中国とロシアが事実上と「内政不干渉」を柱とする平和 然と主導し始めた。米国中心の国次期政権が対中・対露で強硬なスの同盟関係を結び、米国およびこ五原則を伝統的に外交の柱とした。 タンスをとるとの見方が強いが、 れに同調する自由主義陣営と対決ところが、習、プーチン両政権 際秩序にことごとく反旗を翻し、 が自国権益拡大を図る中、米国が 自国に有利な国際環境を作り出す中露主導の「独裁国家連合」は、するという構図だ。 狙いで、中露周辺の独裁国家群を国内統治も類似し、民主的価値観三人ともまるで、東西冷戦が復共通の敵として立ちふさがった。 ロシアはユーラシア大陸の西、中 次々と自陣に抱き込んでいる。七を嫌う点でも共通しており、長期活したかのような語調だが、オバ 月のトルコでのクーデター未遂事にわたって、米主導の民主主義・マ大統領は「その通りだ」といわ国は東に国益を見出す点でも、対 イ彳は、極東から中央アジア、中自由経済陣営に対抗していくだろんばかりに、国連演説で国際社会米共闘が可能になった。 両国の新たな同盟関係を、軍事 の危機を語った。 東、トルコまで中露の枢軸になびう。 「私たちは今、協調と統合のより面でアピールしたのが、九月十一一 よき世界を目指すのか、先鋭な対日から十九日まで、八日間にわた オバマ米大統領、習近平中国国立の立場はとらないー ( 国連総会立の世界を選ぶのか ( の岐路にあった南シナ海での合同軍爭演習だ。 シンプルに「海窩同一一〇一六」 る ) 」と大統領は述べた。オバマ 家王席、プーチン露大統領はこの演説で ) 。 ところ、めったなことでは一致し 習近平王席「中露両国は、世界大統領は、自身最後の国連演説で、と名付けられた演習には、ロシア の主要問題で、相互支援を強化す「帝国主義の時代は終わったのに、軍の艦船五隻、中国軍の艦船十隻 た立場をとらない。 が参茄し、実弾を使った実戦形式 だが今年九月、三首脳は三者一一一ることで一致している」 ( ロシアロシアは過去の失われた栄光を、 しのニコライ・パトルシェフ安保会武力によって回復しようとしていで実施された。 様ながら、現在の世勢につ、 る」と、東西冷戦時代のソ連批判「最も重要なのは、対潜水艦作戦 て、非常に似通った認識を示した。議書記との会談で ) 。 でしよう。この分野はロシアのほ オバマ大統領「世界では今、専プーチン大統領「ロシアは中国のような表現で批判した。 うが進んでいるので、中国軍は学 中露間の善隣友好協力条約 ( 一一 制主義と自由主義の間で、せめぎと手を携えて、政治的な信頼関係、 合いが広がっているように見える。友好を築いていく。 ( の杭州〇〇一年締結 ) には、相互防衛義ぶことが多かったはずだ。島を占 務はなく、厳密な軍事同盟ではな領するという、実際に起こりそう 私はこのせめぎ合いにあって、中サミットで ) 。 東西冷戦並みの対決構図 ューラシアの大半覆う「反米同盟」 中露主導「独裁国家連合」の増殖 14 2016.10 選択