ユニー - みる会図書館


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1. 選択 2016年9月号

てファミマと統合しても、コンビ店の閉鎖を行う一方、雑貨事業か旧ファミマだが、合併契約書では 旧ユニー関係者の一人は ニ事業との相乗効果が見込めるわら撤退。これにより最終損益も黒「対等の精神」が謳われているか「対等と言いながら、ことごとく けでもない。その点で保有株売却字 ( 〇・一億円 ) に転換させる計画らだ。 こちらが譲歩させられている」と は当然と一一一一口えば当然の流れだが、 だが、旧ファミマからすれば「現実際、合併交渉にあたっては旧して不満を隠さない 旧ユニー Q が抱えている不採在、投資ファンドのフェニックュニ—c-5 側が「対等というの 旧ユニーは地元・愛知で 算の専門店チェーンや非中核事業ス・キャピタル ( 東只都千代田区 ) なら、というプランドが消は松坂屋と並ぶ「小売りの盟主」 はさが美だけにとどまらない。 などと保有株の売却交渉が進んでえるのだから、合併新会社の名称 ( 業嵒肋 ) 。社員一人一人のプライ 上場で六一・六五 いる」 ( 旧ユニー関係者 ) と はユニーにすべきだ」と主ドも高いとされている。旧ファミ % を出資する婦人衣料専門店、パ はいえ、こんなお荷物子会社を抱張。旧ファミマ側と激しくやり合マ勢が強引に事を運ばうとすれば レモもその一つだ。「ギャルフィえ込んだまま合併しなければならう場面もあったとか するほど反発が強まるのは必至だ。 ット」「スズタン」や雑貨店「シなかったことに内心氈泥たる思い 旧ユニーがあくまで「対同床異夢か、はたまた呉越同舟 ーベレット」など五百七十四店 ( 今だろう。 等」にこだわる限り、今後も内部 年二月末時点 ) をユニーの事情通によると旧ユニーのいたるところで軋轢を生 内やイオンの大型ショッピングセではそのほか、「銀座モリエ」「ジみかねない。 ンターを中心に展開しているか、 ュアン」などの婦人服店約百三十コンビニ事業の基幹シス 一四年一一月期、一五年一一月期と連店を展開するモリエ ( 非上場、愛テムの統合問題を巡っても、 続して営業・最終赤字。一気に百知県稲沢市 ) も採算割れ。さらに双方に「いまだわだかまり 一一一十一店にもおよぶ大量閉鎖に踏一三年に全面買収した総菜関連のが色濃く残っている」 ( 事 み切ったことで一六年一一月期こそ、製造・スー ーを手掛けるナガイ情通 ) とされている。最終 ・三六億円の営業黒字に復帰し ( 同、川崎市 ) も業績不振が続いて的には旧ファミマのシステ たものの、最終損益は三・一三億いるとされ、合併新会社の収益がムに片寄せされる方針が決 円の赤字が続く。 じわり蝕まれていくことになりそまったものの、これにより パレモでは一七年一一月期も六十うだ。 ではこれまで進めて いた次期システムの開発中 「対等の精神」が生み出す軋轢 止を余儀なくされ、一七年 流通業界関係者からは旧ファミ率は旧ファミマ一に対し、旧ユ一一二月期の第 2 四半期決算で マ勢と旧ユニー勢の融和が 〇・一一一一八。合併形能皙八十億円もの違約金を損失 果たしてどこまで進むのか、首をファミマが旧ユニーを吸収計上させられるハメになっ第月イ新 ,. たからだ。 ひねる向きも少なくない。合併比合併する形で主導権は誰がみても ーしおなはプ侭 ~ た」 勇 00 郁店 今金ご沾具“ぐ シナジー効果を期待する前に、統合コストを乗り越えることが先決 63 企業研究 / ファミリーマート 2016.9 選択

2. 選択 2016年9月号

あなれしコンビに FamiIyMart U 6 日 0 UNY G 「 0 叩 Ho 旧ⅲ gs 潰す」。 百一一一十一一一店を改装し、プランドをなことをすれば「 ( 統合で ) ただで店側が賄っていた廃棄損失も月十 〇九年十一一月、ファミマは当時統一した ( 残る店舗は閉鎖 ) 。このさえ殺気立っているオーナー連中万 5 一一一十万円未満の部分に関して レックスの傘下にあった「プロジェクトにファミマが投じたか根こそぎ離反し、ライバルのコは一〇 % 、三十万 5 五十万円未満 」を買収した。ファミマ経費は約八十億円といわれている。ンビニチェーンに鞍替えしてしまでは五〇 % 、五十万円以上は一五 これに対し、今回のプランド統う」 ( 流通業界関係者 ) 危険性があ % をそれぞれ本部が負担する。新 への看板の書き換えに着手したの 生ファミマでは「支援拡充策と同 は翌一〇年四月から。一一年十一一 一ではユニーが閉鎖・移転るからだ。 月まで約一年八カ月をかけて E するとした一千店を除いて統合による離反を少しでも食い時に、加盟店から徴収するロイヤ E の店舗一千百七店のうち七も、対象店舗数は五千一一百五十一止めるためだろう。九月一日を期ルティー ( 経営指導料 ) を一割程 料 0 店にものばる。仮して新生ファミマが旧ファミマ加度引き上げて原資を確保する」と に一店舗当たりの盟店を対象に導入を決めた店舗運しているが、グループ関係者から 改装に 営の支援拡充策も重荷となりかねは「すべてを穴埋めできるかは疑 の場合と同じだけ ない水道光執費や弁当などの廃問」との声も飛ぶ。 それにではロイヤルティ の経費をかけると棄に伴う損失の本部負担を大幅に ーが最も高いセプンに対抗し、「む したら、それだけ増やすというもので、ファミマへ で約五百七十三億の店舗プランドの転換に合わせてしろロイヤルティーを下げること で加盟店のオーナーを確保してき 円。新生ファミマ 0 加盟店にも順次適用する。 旧ファミマのこれまでの ræo 契た」 ( 事情通 ) ともされている。そ の一年分の営業利 」益がそれこそ「そ約では、年間三百六十万円までのれが一転、引き上げられるとなれ つくり丸ごと吹き水道光執贇は加盟店が全額負担すばオーナーにとっては「死活問題」 で飛ぶ」 ( みずほ銀ることになっていた。これに対し ( 業界関係者 ) 。本部の負担が膨ら の行関係者 ) 計算だ。新契約では年三百六十万円までのむ一方で、ここでも離反リスクが の会といって、リニ九割を本部が負担する。また加盟生じてくることになる。 すューアル資金の負 担の一部を 合の O ( フランチ コンビニ事業の競争力強化以上処理・テコ入れだ。 ま合 旧ユニー中核のユニーは あ統ャイズチェーン ) に「難題」 ( 銀行関係者 ) とされて いるのが、旧ユニの本業一六年一一月期で売上高七千五百七 をユ加盟店オーナーに 撃・ 追おっ被せるわけにである総合スー (oäcn) 事十九億円と前期比一・六 % の増収 セにもいくまい。そん業の立て直しと専門店ビジネスのとなり、営業利益も同一一・一 % 増 1 総合スーハー事業が大きな足かせ 61 企業研究 / ファミリーマート 2016.9 選択

3. 選択 2016年9月号

0 ファミリーマー 「二強時代 ? うちへの対抗軸 ? ての不採算店約一千店を閉のうちセプンのシェアは三九・四今回の合併に伴い、旧ファミマ会 タチの悪い冗談でしよう」。セプ鎖する方針を打ち出したが、現時 % 。これに対しファミマは二〇・長からユニー・ファミマのト ンーイレプン・ジャパンの関係者点における店舗数を単純に合算す〇 % 、は九・一 % 。両者をップへと転じた上田準一一社長はメ か鼻で笑う。 ると計一万八千百一一十一一一店」なり、 合わせてもその比率は一一九・一 % リットをこう強調する。統合が完 コンビニエンスストア業界三位一万八千八百六十店の「セプンイに過ぎず、王者・セプンになお十成すれば自ずと収益基盤の底上げ のファミリー マートと同四位のサレプン」とほほ肩を並べる。 ポイント超もの水を開けられてい か図れ、差は縮まるというわけだ。 ークルサンクス ( ) を傘下 だが、図体こそ同格でもその中る計算になるからだ。金額ベース確かにそうだろう。なかでも東 に持っュニーグループ・ホールデ身をみると実力差は歴然だ。一五に換算すると実に一兆円強。セプ京、愛知、大阪の三大都市圏では イングス ( ) が合併し、九月年の国内コンビニの全店売上高はン関係者が歯牙にかける素振りさセプンの一一千四百一一十亠ハ店、一千 一日誕生したユニー・ファミリー 約十・八九兆円とされている。こ えみせないのも頷けよう。 四店、一千五十八店に対し、新生 マートこれに伴い両社のコ ファミマはそれぞれ一一千六百十四 ンビニ事業もを受け皿に統 店、一千八百一一十店、一千四百九 マートと 合され、新生ファミリー ここまで懸絶する両者の差は、 は一層顕著だ。一六年一一月期にお十六店となっていずれもセプンを して再出発。プランドは「ファミ 突き詰めれば「日販」と呼ばれる、けるセプンの営業利益は一一千三百上回り、ドミナント化が一気に進 丿ーマートに一本化し、「サー 一日一店舗当たりの売上高の差に五十億円。一方、ファミマは四百展する。とはいえ、これらによる クル」と「サンクス」は二〇一他ならない。これが一六年一一月期八十七億円、は八十五億円物流コストの圧縮効果は旧ファミ 九年一一月末をメドに消滅させる。実績でセプン六十五・六万円に対で、足し合わせても五百七十三億マ内部の試算でも年間四十億円ほ ファミマの店舗数は七月末で国し、ファミマは五十一・六万円。 円弱とセプンのわずか四分の一。 ど。「たかか知れている」といっ 内一万一千八百七十一一店、に至っては四十一二・一万円業界一一位のローソンの七百一一十五たら言い過ぎか。 は六千一一百五十一店。ュニにとどまる。まさに「勝負になら億円にさえ遠く及ばない。 それどころか金融関係者らの間 Q では統合直前の八月になって、 ない」 ( 業界関係者 ) といったとこ「統合で規模が拡大し、店舗網がではむしろ次のよ、つな指摘も少な 「置き換え」と呼ばれる近隣へのろだろう。 緻密になれば配送効率が高まり、 くない。「統合効果が出る以前に、 店舗の移転も含め今後一一年半かけ さらに利益面を比べると、格差物流コストの削減につながる」。統合コストが新生ファミマを圧し ファミリーマート〒吸収合お先真。暗の船出 統合コストに圧し潰されかねない 企業研究 / ファミリーマート 2016.9 選択

4. 選択 2016年9月号

は計一一百十六店舗。今回の追加で敬遠する消費者の動きに歯止めがめとか、そういう発想は通用しな の百六億円を確保。減損損失など が減って最終損益は ~ 期の三十一一その一一割強が店を閉じることにな かかったわけではない。赤字店舗い」 億円の赤字から一一十五億円の黒字る。 だけでなく、黒字だが採算のよく 上田社長はかねてマスコミ紙誌 に転換した。ただ営業利益率はわ ュニーではこれに伴い一七年一一ない店舗にも減損対象を広げたこなどのインタビューでこう繰り返 ずか一・四 % 弱。ではセプ月期の上期 ( 一一了八月期 ) 決算で棚とで来期以降の償却負担が減ってし、聖域を設けることなく、ユニ ン & アイ傘下のイトーヨーカ卸資産評価損亠ハ十億円を原価計上身軽にはなろうが、再成長へのシ ーを抜本改革していく方針を表明 堂やイオンも苦戦を強いられていするとともに四百六十億円にのばナリオは依然、「視界不良」 ( 金融している。ただ「その本人にもと るとはいえ、この低採算ぶりではる減損など多額の特別損失を計上。筋 ) のまま。市場関係者の間でも りたてて何か妙案かあるわけでは グループにとって大きな足かせと大幅最終赤字に転落するものの、 「さらなる追加閉鎖に追い込まれない」というのが周辺筋の見立て なりかねない。 「ひとまずウミは出し切った」 ( 関る可能性は否定できない」との見だ。旧ファミマ関係者の一人は「そ こうしたなか合併直前になって係者 ) としている。 方か広がる もそも利便性を重視するコンビ一一 ュニーが打ち出してきたのが合理だが、での衣料品購入を「今までの延長線上ではだめだ。 の経営と、価格重視のの経 化だ。これまで実 革命を起こすくらいの気合でやら営では全く別物。水と油とさえい 施を表明してきたエ P こ なければならない。大きな店舗をえるくらいだ。その証拠にセプン 「アピタ 有効活用できるなら、温泉でもフだって、イオンだって、上手く 覧 「ピアゴ」の不採 ィットネスセンターでも何が入居っていない」とその行く末を悲観 算店一一十一一店閉鎖 業してもいい。衣料品がなくてはだする。 ! 一当企 やホームセンター プ お荷物子会せが蝕む収益 部門「ユーホーム」 八店のカー 損切り 。これも合則夜と値八十円 ) の安値で手放す。旧ユ ュ マへの売却に加ん、 なる八月十七日のこと。旧ユニー ニーが持っているさが美へ 一九年一一月末まで が急遽、発表したのが発行の貸付債権一一一十四億円もその一部 に新たに一一十五店 フ見済み株の五三・八 % を持っ呉服専を放棄、十八億円でアスパラント 厨は 舗を追加で閉鎖。 門店大手で東証一部上場のさが美に譲渡する。 残る店舗について さが美は着物需要の減少で赤字 売却だ。投資ファンドのアスパラ 稼 ど も、衣料品や住宅 ントグループ ( 壅只都港区 ) が十月続き。不採算店の整理やリストラ れ あ 関連製品の売り場 々 十一日までの間、実施するを進めたが、一六年一一月期も一億 は を圧縮する。「ア ( 株式公閣貝い付け ) に応じる形で円強の営棗字」なり、十・五億 ピタ」「ピアゴ 子保有全株を一株五十六円 ( 当日終円の最終赤字に陥っている。まし コンビニエンスストア 会社 サン物合メンテナンス m 株式会社ネクスコム サンリフ物ーム ・会社マイサポート ”美食“式会社 タ = シティッアーズ タッキーフーズ株式会社 ・サ - ク . サンクス 2 リ 6 H 0 ユニーグループ・ホールディングス株式会社 企業研究 / ファミリーマート 62 2016.9 選択

5. 選択 2016年9月号

帯電話メーカーに売り込み、一息を外資に渡したくない」という経—Z0h に企業を再建する能力が & < 市場で勝負できる陣容ではな ついた。 産省の強い意向があった。 ないことはですでに実証済 窮鼠のに噛みつかれ、顧しかし土壇場で台湾の鴻海 ( ホみだからだ。 客を奪われたのがシャープだった。 *ZO—はプロ経営者の触れ込 ンハイ ) 精密工業にシャープをか 「自主独立でやっている我々が、 っさらわれたことは周知の通りだ。みでのに据えた大塚 Z 0 が東芝と共同買収した 国から支援されているに攻 幹部は「ホンハイより周一氏の経営力に見切りをつけるスイスのスマートメーター・メー められるのは不公平ではないか」我々の方がうまく再生できたはず。と、昨年六月、今度は元三洋電機カー、ランディス・ギアの技術力 当時シャープ幹部はそう言って、シャープは必ず後悔する」と言っ 副社長の本間充氏を 0 0 に据えが低すぎて、最重要顧客の東電を —ZO—のやり 歯きしりしたが、 が、負け大の遠吠えに過ぎない。 た。しかし本間氏の得意分野は電激怒させたことは記意に新しい 方を公然と批判す 池だ。液晶に一家一一一一口ある日立、東八月一一十一一日には「ルネサスが るわけにもいかな 芝、ソニー出身の技術者たちが、米半導体大手のインターシルを三 よ かった。なぜなら、 格下の三洋電機の、しかも「電池千億円で買収」という報道が流れ ム シャープ経営陣は 屋」に素直に従うはずもなく、完た。真偽のほどは定かでないか、 自分たちも—ZO ス全なミスマッチになっている。 すでにこの段階で専門家からは 投 に救ってもら、つ ここに *ZO—の限界かある 「事実とすれば、高値づかみ」「ル の 可能性があったか ス企業再生をやるなら、海外からカネサスに海外企業を経営する能力 ネ らだ。実際、—Z ルロス・ゴーン級の経営者を連れはない」と批判的な意見が噴出し O—は「シャープ よてくる人脈や、グローバルな再編ている。—ZO* による舵取りは 構 支援」に乗り気だ を仕掛ける情報ネットワークか必迷走している。 った。一六年に入 革要であることは一一一一口うまでもないだ つまり—ZOh は投資ファンド 産 っていよいよシャ ろう。いずれもには望むとして一一流であり、おまけに「経 な ープの経営危機が べくもないものだ。 産省の別動隊」という性格上、 、冫亥になると、 実務を仕切ってきたのは、西山ターンに徹した投資判断ができな 任 、 0 の志賀会長 投資に失敗したとしても、そ 圭太氏 ( 現只電力執行役員 ) 、 上 た は「 ( シャープへ 宮義則氏 ( 現特許庁長官 ) といったれがはっきりする頃には の出資を ) 真剣に 経産官僚と、日本の金融機関や外そのものが解散している。一一兆円 検討する」と語り、 資系金融機関の日本法人、日本のもの血税が蘇る見込みのない企業 ネ 意欲を見せた。背 に注かれていく。納税者から見れ 商社などを辞めて集まった人々で カ ・には「シャープ ある。生き馬の目を抜く世界のば亜歹以外の何物でもない。 、ノ 、ド Arv 責任を追及されない 83 血税の焼却炉「産業革新機構」 2016.9 選択

6. 選択 2016年9月号

任としてルネサスの OQO になっ 一一兆円が泡と消える「無能国営ファンド」 たのは鶴丸哲哉社長を経て、一兀日 本電産副社長の呉文精氏。呉氏は 日産自動車系列の部品メ 1 カー 血税の焼却炉産業革新機横 カルソニックカンセイの社長だっ た人物であり、 *ZO—会長で日 経済産業省が生み出した官製フ複数の企業が「買いたい」と言っ体でルネサスの首根っこを押さえ産自動車副会長の志賀俊之氏とは アンド「産業革新機構 ( ) 」ているのだから、うまく競わせててしまえば、これまで通りマイコ昵懇の中だ。且民の抜擢は「—Z ンを安く買える。だが、それでは O—かルネサスを思、つかままに操 が日本の企業再編を歪めている。 売り値をつり上げればいい。儲け 国の信用をバックに約一一兆円の投た金は国庫に入るのだから、それルネサスは再生せず、いずれ破綻るための人事」という見方がもっ するだろう。—ZOh か目指した ばらだ。の介入でトップ 資枠を持っ—ZO—は、再生の見か国のためである。 がコロコロ代わるうちにルネサス 込みが薄い半導体や液晶パネル産だがは日本電産やイン日本の半導体メ 1 カー保護とい、つ は改革の勢いを失い、再び業績が 業の再生に三千億円を超える血税フィニオンにルネサス株を売る気目的さえ果たされない 回収どころか投資し配はない。またしても自動車業界ルネサスはこの間、縣大叩に再生下降線をたどり始めている。 を投じたが、 しようとしてきた。一一〇一三年六 同じく *ZO—に弄ばれて業績 た企業の存続すら危ぶまれている。が横槍を入れているからだ。 電機業界で現在注目を集めるデ 月に会長兼に就任した元オを悪化させているのが液晶パネル 「企業再生」できない陣容 ィールがある。自動 ~ 早回けマイコ ムロン会長の作田久男氏は、寄りのジャパンディスプレイ ( ) 合い所帯のルネサスをまとめ、分だ。日立製作所、東芝、ソニーの ンを得意とする日本最大の半導体これまで日本の自動車業界は、 散していた工場を半分近くに集約液晶事業を寄せ集めた—に— メーカー、ルネサスエレクトロニ ルネサスのマイコンを安く買い叩 クスの争奪戦だ。日本電産、独半いてきた。日本電産やインフィ一一した。作田氏は人員削減にも踏み ZO—は一一〇一一年、一一千億円を 導体大手のインフィニオン・テクオンのような「まともな会社」が切って戦える体制を整えたが、わ出資した。国のカネを使って三社 ノロジーズ、中国の紫光集団など、買収したら、当然、正常な価格でずか一一年で突如退任に追い込まれの敗戦処理を引き受けたのだ。 名乗りを上げる買い手は数多あるの取引を求めるだろう。自動車業た。後任には元日本オラクル社長我の強い三社の技術者をまとめ の遠藤隆雄氏が就任したが、同氏るのは難しく、意思決定が遅れ再 が、それを阻止しているのがルネ界は、それを恐れているため、 建は思、つよ、つに進まなかった。 も半年で辞任してしまった。 サスの筆頭株主であるだ。 Z0h に保有させ続けたいのだ。 追い詰められたは唯一の 四年前に一千三百八十一一一億円を今、検討されているのは自動車「どちらも再建方針をめぐって * 出資してルネサス筆頭株主になっメーカーや電機大手が複数で *Z と経産省の不興を買って、武器とも一一一一口える ( 多結晶 た *Z0h は、本来はイグジット 0—からルネサス株を買い取る事実上、更迭された」と半導体業性低温ポリシリコン ) をダンピン のタイミングを計っているはずだ。「奉加帳方式」だ。自動車業界全界関係者は解説する。遠藤氏の後グとも思える価格で台湾の新興携 血税の焼却炉「産業革新機構」 82 2016.9 選択