ダぎ一 マノレコ・ティ・ラウロ 1970 年、イタリア・ミラノ生まれ。 14 歳の時、エジプト旅行中に母に手ほどきを受け、写真を撮り始 める。ポストン大学でジャーナリズム、ヨーロッパ・テザイン研究所で写真を学ぶ。 AP 通信社を経て、 2002 年からゲッティ・イメージズ所属。中東を中心に、コソホ、アフガニスタン、ルワンダなど世界 中の紛争地へ赴く。世界報道写真コンテスト「ポートレート部門」 2 位 ( 02 年 ) 、第 3 回 DAYS 国際フォ トジャーナリズム大賞「審査員特別賞」 ( 07 年 ) など受賞多数。現在はローマを拠点に活動。 引 DAYS JAPAN 2016 / 8
みなさまに支えられて DAYS JAPAN は創刊 150 号 ! ! DAYS JAPAN は、創刊か引 2 年、戦争に反対すること」「命の大切さを伝えること」を使命に 地球上のさまざまな命の問題、命の輝きを取り上けてきました 遠くの戦地で被害者の側に立ち撮影をしているフォトジャーナリストか、 DAYS JAPAN なら写真を載せてくれるはすだと写真を送り込んで来ることがあります 加害者は必す被害を隠しますたからこそフォトジャーナリストたちは、 自分が撮影した写真か雑誌に載り人々に伝わることで、 罪のない人々が爆撃に苦しめられている場所に救援が入るかもしれない、 戦争に反対するキャンペーンが起こるかもしれない、 人々の意志が戦争を止めるかもしれないと信じています 命の尊厳を伝えるジャーナリスムと、平和を壊したくないという人々の意志と、 救援運動か連動した時、世界は変わるかもしれない そんな大きなうねりを作ることが、私たちの次なる目標です これからもどうかお力をお貸しください。よろしくお願いします みなさまと歩んだ 12 年 定期購読のお願い DAYS JAPAN は雑誌の発行の他 定期購読の支えがあるからこそ DAYS JAPAN が 「命の尊厳」に関わるさまざまな事業をおこなっていま魂 発行できます。お力をお貸しください ! ! お支払方法は 2 通り。 「 DAYS 被災児童支援募金 「 DAYS 国際フォトシャーナリスム の支援 大賞」の開催 ①年間定期購読料の - 括払い 世界中で命が危険にさらされ続ける時代、 3.11 後、原発事故後の子どもたちのための 基金「 DAYS 被災児童支援募金」を支援 更なるフォトジャーナリズムの発展を目的と してきました。この基金で、福島の子ども して 2005 年に創設。 12 回目の昨年は 1 万 10 , 116 円今 たちの保養施設「沖縄・球美の里」をはじ 点の応募があり世界中のフォトジャーナリス めとする保養団体の支援や甲状腺検診など トにとってプロへの登竜門ともされる賞に成 を行っています。 長しました。 0 0 ス 700 円 ( 税込・送料無料 ) 【お申込み】・ P48 に綴じ込みの郵便振替用紙をご使用下さい。 ・クレジット決済またはコンビニ払いをご希望の方は 富士山マガジンサービスから ディズジャパン fujisan インターネットでお申込み下さい ② Fujisan.co.jp での月額払い 毎号 843 → 421 円 ( 税込・送料無料 ) さらに 3 号目以降も 10%OFF WEB で検索一 DAYS JAPAN150 号記念 全巻 150 冊セット 2004 年の創刊号から最新号までの 150 冊特別記念セット 写真展「地球の上に生きる」 DAYS 国際フォトジャーナリズム大賞の受 賞作品を毎年全国で巡回展示をしていま す。世界中の厳しい写真を通し、自分たち に何が出来るのか、命の尊厳とは何かを考 えるきっかけになることを目的にしています。 検索 ( 半年以上の契約期間 ) 今なら ! ! 2 号連続 50 % OFF 写真集や特別増刊号の出版事業 大人気で増刷になった「世界のびつくり動 物』シリーズや、広河隆一の「チェルノブイ リと福島」や福島菊次郎の「証言と遺言」 など著名なフォトジャーナリストの写真集の 発行、また別冊や特別付録として「検証 : 原発事故報道」「福島の母 440 人のアンケー ト」なども出版。 世界最大のフォトジャーナリズム祭 Ⅳ ISA 」のスポンサーシップ 「世界の 毎年夏に、フランスで開催される国際フォ びつくりどうぶつ 2 」 トジャーナリズム祭を支援。スポンサーシッ 定価 L620 円 ( 税・送料込 ) プの他、世界中から集まるフォトジャーナ 定期購読者特別価格 リストらが作品を持ち込む窓口になったり、 L300 円 ( 税・送料込 ) 日本の写真を紹介しています。 その他講演会やチャリティコンサート、 映画の上映会なども随時行っています。 これらの事業は DAYS JAPAN の 読者や支援者のみなさまのおかげで 開催ができています。 すくす笑いが 止められない ! 0 PAYS チ : ルノアイリ ・ - ・、セーれラチンスク バインター 13 冊付き 特別価格 チェルノチイリとを島 「チェルノブイリと福島」 定価 4 , 000 円 ( 税込・送料別 250 円 ) 定期購読者特別価格 3 , 500 円 ( 税込・送料別 250 円 ) 75,000 円 ( 税込・送料込 ) 【お申込み】綴じ込みの振込用紙の通信欄に記入しお振り込み頂くと 手数料無料です ! お問い合わせ株式会社ティズシャパン 03-3322-0233 まで。 49 DAYS JAPAN 2016 / 8 1
DAYS JAPAN からのインフォメーション DAYS の写真展が三重にやって来る ! この号で創刊 150 号を迎えました。読者の皆様、支えてくださる支援 者の皆様のおかげです。ありがとうございます。 9 ・ 11 以降、アメリカの 「反テロ戦争」に追従し、爆撃を支援した日本では、攻撃する側からの 報道、つまり「被害者なき戦争」ばかりが伝えられていました。そんな 中で DAYS JAPAN は創刊され、戦争や人権侵害に反対するという ジャーナリズムの役割を取り戻すと、そう決めたのです。いま世界はいっ そう複雑になって、日本は、平和憲法を変えてまで戦争への道へ進もう としているように見えます。だからこそ、自分たちの足元をきちんと見てい きたい。「経済発展のため」「自国民の安全を守るため」の裏側で、 人々への思いやりがないがしろにされてはいないか。命の危機が無視 されてはいないか。さらには、ファストファッションに代表されるように手軽 に「快適さ」「美しさ」が得られる時代、そんな快適な生活はどのように 支えられているのか、そのために誰かや動物の命が苦しんだり奪われた りしてはいないか。それも注目していきたいと思っています。丸井春 P A N フォトジャーナリズム展三重 2016 【日時】 8 月 17 日 ( 水 ) ~ 8 月 21 日 ( 日 ) 10 : 00 ~ 1 9 : 00 ( 最終日は 17 ℃ 0 まで ) 【会場】津リージョンプラサ 3 階展示室三重県津市西丸之内 23 ー 1 【入場料】無料 【内容】第 12 回 DAYS 国際フォトジャーナリズム大賞 2016 受賞作品展 8 用 7 日 ( ・ 【同時開催】「憲法と私たちのくらし ~ 日本国憲法 70 年の今と未来」展気 【主催】フォトジャーナリズム展三重 【協賛】 DAYS JAPAN 、 ( 特活 ) 広河隆一非核・平和写真展開催を支援する会 【後援】三重県、津市、三重県教育委員会、津市教育委員会 【お問い合わせ】フォトジャーナリズム展三重 TEL 080-5100-5448 泉佐野市立北部市民交流センター平和の写真展 PubIished by DAYS JAPANInc. 【日時】 8 月 4 日 ( 木 ) ~ 8 月 6 日 ( 土 ) 1 0 : 00 ~ 1 7 ℃ 0 302 Takeuchi BIdg. , 1-37-19 Matsubara, Setagaya, TOkYO 156-0043 JAPAN Tel: + 81 ( 0 ) 3-3322-0233 ( S es ) + 81 ( 0 ) 3-3322-4133 (EditoriaI) ( 最終日は 1 5 ℃ 0 まで ) + 81 ( 0 ) 3-3322-4150 (Planning Section) 【会場】泉佐野市立北部市民交流センター 1 階第一会議室 Web site: http://www.daysjapan.net 大阪府泉佐野市下瓦屋 222-1 E-mail: info@daysjapan.net Chairman & PubIisher: Ryuichi H 旧 OKAWA 【展示内容】第 1 2 回 DAYS 国際フォトジャーナリズム大賞 DAYS 国際フォトジャーナリズム大賞 Editor-in-Chief: Haru MARUI 2016 審査委員特別賞 2016 受賞作品 20 点ほか、沖縄・辺野古の写真 DAYSJAPAN 日 S との攻防クルド人部隊の闘い」 も展示予定 フレデリック・ラファルグ 2016 年 7 月 20 日発売 VOL13 No. 8 ( 通巻 150 号 ) 8 月号 発行所・株式会社ディズジャパン 【主催】泉佐野市立北部市民交流センター 〒 156-0043 東京都世田谷区松原 1 -37-19 武内ビル 302 発行人・広河隆一編集長・丸井春 アートディレクター・川島進 編集・石田温香松本裕樹 営業・根本美樹田村美奈三浦枝里子国本智枝 富岡美也子 DAYS JAPAN 無料寄贈キャンへーン 野口弘美 編集協力・小島亜佳莉野口みどり田村栄治柳雪子 藤原まこと DAYS JAPAN をより多くの人に知っていただきたいと始 大田仁美大野真 協力・守屋祐生子土屋右ニ めたバックナンバー無料寄贈キャンペーンですが、ご好評 DTP 制作・月・姫株式会社 いただき、受付期間を延長することになりました。まだまだチャ デザイン・川島進デザイン室 お問し哈わせ先・営業 03 ( 3322 ) 0233 編集 03 ( 3322 ) 4133 ンスがありますので、全国の図書館、学校図書館、教育機関 企画 03 ( 3322 ) 4150 FAX03 ( 3322 ) 0353 や学習塾など、寄贈の場所をご紹介ください ! ホームページ https://www.daysjapan.net メールアドレス info@daysjapan.net 印刷・製本・凸版印刷株式会社 製版責任者・佐々木緑男 寄贈お申し込みの方法 技術協力・株式会社堀内カラー ①図書館・教育機関・学習塾から DAYS JAPAN に寄贈依頼文を送る * 無断転載・複製・複写 ( コピー ) を禁じます ②読者のみなさまからご希望の施設への寄贈依頼文を送る 次号予告 9 月号 ( 8 月 20 日発売 ) DAYS JAPAN に寄贈依頼をいただけましたら、バックナンバーリストをお送りし ますので、その中からお選ひください。 ※バックナンバーの数に限りがありますので、ご希望に沿えない場合がございます。 小児甲状腺がんを追う 【お申し込み・お問い合わせ】 DAYS JAPAN 営業部 E-mail book@daysjapan.net TEL 03-33224150 30 年目のチェルノブイリの証言 写真・文 / 広河隆一 支援金 ( 1 ロ 1 万円 ~ ご協力をいただいた方 一枚の写真が国家を動かすことも 上川倫子様 / 石川正一様 / 中山節子様 / 山本忠順様 / caféどんぐりの木様 / 山 ある第 2 弾いのちの輝き編 ロ英二様 / 清水美智子様 / 青田敦郎様 / 鯨岡衛様 / 五十嵐伸子様 / 平井滋郎 ピュリツツア賞受賞者レネ・ C ・バイヤーの 様 / 辻井武廣様 / 牧香里様※氏名の不掲載をご希望の方は、通信欄にその旨をご記入ください ( 支援金の振り込み用紙は、 p. 48 に挟み込んでありますので、そちらをご使用ください ) 。 「母の旅 ~ 小児がんの子とともに」など 「電磁波難民」ジョルディ・プスケ 「スへイン事故現場清掃人」カルメン・サヤーゴ これまでご支援をいただいた方々に、心よりお礼を申しあげます。今後も、支援金を受 け付けております。郵便局で、下記の郵便振替口座に、通信欄に「 DAYS JAPAN 1 万円以上の募金者のお名前は誌面で発表させていただきます。匿名またはお名前 を伏せてのご支援も承ります。 郵便振替口座 00180-8-722171 口座名義 DAYS JAPAN あなこに見て ( ャー物アズム展 : ・ フォ あなたの街でも、 DAYS のミニ写真展を開催しませんか ? こ好評につき、延長決定 ! しをて、わ、れさー . に・ さようなら 甲第こイみりよ第第 9 月 20 日まで受付 ! ↓ シリー 支援金をお願いします 広告募集のお知らせ DAYS JAPAN では広告を随時募集しています。媒体資料を ご用意いたしておりますので、下記までお問い合わせください。 TEL 03-3322-0233 E-maiI info@daysjapan.net
1 枚の写真が 国家を動かすこともある 特集 ジャーナリズムの役割は、戦争や差別に反対し、人々や自然の尊敢ド奪われていることを告 発することた同時に、その尊厳を讃えること —枚の写真が国家を動かすときそれは、命の一場面をとら第た か伝える間題に人々か ( なしたろ , っカ 気づき、声をあけ、政権を震撼させるほどのうねりを導当、 レンズの先の命の灯火は儚いかもしれないしかし、を , ようとするフォトジャーナリ ストの気概と、それを見た人々の心がリンクした , 、ら「人々か幸せに生きる権利」を 守るための闘いが、はじまるのだと思う 社会を大きく動かした代表的な写真を紹
ーるラ人 0 物靨地建設に反対し、毎 ート前に座り込むオを新冖月 3 年 イやオアは、年前の悲惨な沖縄戦を生き抜いた人々た・ノは 条 ( 9 壊 古会 2 9 〕動隊は、抵・す第々をカて排除する。しナし、排除された 一また後ろナらり込のはい き・、・つたのなら明ー ー座り込 辺民アた . 、ノた森ー “ 9 壊 9 増 WPAYS„ 福島の小児甲状腺がん 福島県「県民健康調査」検討委員会「甲状腺検診評価部会」 小児甲状腺がん 多発認める 1 枚の写真が国家を動かすこともある ・第の第 ! で第状第物・を受 ける子ども , 第・・第の第では 第にみる子どもた材 : 第状 ~ なってい・ .815 第 決して諦めない。 人々の意志が、戦争を 止める日が必ず来る。 1 4 ーりな、イ 議わ新 : ′建最に反対する女 をカ : / 非第する県第丼 肆ンを第議古 2015 年一 0 月 2 ツ日もを As 5 ト引 M 日リⅡノ物 0 ツー師 イみよ 破壊さみ海 朝盖 . ・・・潰されるサ , ゴ 2 ル第長は第・を知・エ第物物の一る中止を・第し それにも第りら一 . 辺のには - レーンにつり下げられた 物トノの ) , クルま々と海に強められてい 0 、上 ( : ′ 0 に味・市る市民へいられる 、上仮安をらの一カがに 0 に当・さを増している - 写第査住車 . 沖物タイムス、ダイビングチームルインま 2 沖物タイムス . 0 ^ YSJAPA ル - 20 川年をどう生きるか な 1. ー だれの一 子どもも \ - ろさせない " 第日 GH い版、、もを ' FO R 0 IBERTY! たちは戦争法案に反対しますフォトジャーナリスム月刊誌 1 枚の写真が国家を動かすこともある。フォトジャーナリズム月刊誌 沖縄・辺野古 人々の意志カ 戦争を止める日カ 牙を剥く海保・県警・政府と米軍 必す来る J A p A N 国家の暴力にノーを ! 、 11 周年 言己念号 2003 年、「テロとの戦争」に突き進むアメリカのイラクへの爆撃を支援した日 本は、その戦火で誰が犠牲になっているのか、あまりに無関心だった。犠牲者の姿は メディアに登場せず、「テロとの戦争」は美化されていくように見えた。年がたち、 世界はいよいよ複雑になった。国家間の争いを超えて「テロ」と「反テロ」戦争が吹 き荒れている日本では「自国を守るため」という大義名分が、憲法まで操る時代に なった。しかし私たちはニ度と、戦争の被害者にも加害者にもならない 「勝つまで諦めぬこと」。そう沖縄で新基地建設に反対し闘い続けている人たちに聞 いた。「人々の意志が戦争を止める日が必ず来る」。それは確かなことだ。 はす 東京都千代田区・国会事堂前。 い 2015 年 7 月 15 日 写真 / AFP / 時事 P by FP /Jiji Press PhOtO 事故 10 年目の健康被害 チェノりフィリ避難民 6039 人の健康調査 革製品はどこから来るか 血まみれのファッ、 VO い 2N0.4 2015 APR 毎月加日発売 定価 843 円 ( 体価格 781 円・税 8 % ) ・戦争法案 強哽される自衛隊佐藤博文 が見た戦争広河降・ EALD 虫学生座談会 ) 、ちヒカら母たち 戦市民の表現力かすこい ! 斎藤美 4 汀・ 、ノンの難民キャンプシリア内戦て夫を失って レシア代理田という選駅 写真かうそをつく ? ム混乱に粉れて出てくる東電の重大発表を見逃すな ! おしとりマコ・ケン 写真特集 海面昇で沈む都市と国 コラム・おしとりマュケン 付福島原発からの汚染水流ー \ ペ 10 辺野占とミ 森からサンゴのうへ
中国の毛皮産業 *DAYS AWARDS Public Prize ョンチ・チュー Yongzhi CHU 美しいの向こう側 バブリック プライズ Fox Has Tears 毛皮の製造を禁止する国がある一方て、そラした国に毛皮を輸出する国がある。 人間の「着飾りたい」欲望によって犠牲になるのは、 いったって商品として扱われる動物たちだ 53 DAYS JAPAN 2016 / 8 ※ I)AYS 国際フォトジャーナリスム大賞 2016 のその他の受賞作品は、 I)AYSJAPAN20 炻年 5 ~ 7 月り・に掲載しています。
Pho 「 0 by Renée C. BYER 写亭ーレネ・ O ・バイヤー 、年材月カリフォルニア州サクラメントに住むシンディ ( 歳 ) の息子、デ しんけいがさいほうしゅ レック ( 歳 ) は、神経芽細胞腫と診断された。小児がんのひとつで、全身に転移しゃ すい難病だ。シンディはひとりで 5 人の子どもを育てなから、デレックの看病をして いた乳がん患者を支援するボランティア活動を通じてシンディと知り合った写真家 は、かんを宣告された思春期の息子と母親の複雑な関係を撮影し続けた。そして年 5 月、デレックはシンディの腕に抱かれて息を引き取った。 その後これらの写真は、 4 日連続で地元紙「サクラメント・ヒー」に掲載され、同 紙のウェブサイトには 3 週間で 9 万件ものアクセスがあった。この反響により、シン 2 ディのもとには 4 万ドルの寄付が寄せられた。これを基に新聞社は、かんの子どもを 抱えた家族を助けるための非営利団体「デレックス・ウィッシュ」を立ち上げた。 レネ・ O ・ハイヤー 1958 年生まれ。「母の旅 ~ ・児がんの子とともに」で第 3 回 < 国際フォトジャーナリズム大賞 2 位の ほか、ピュリツツア賞受賞。
( 上 ) ホコ・ハラムによって公開された言男された女子生徒たちの映像。場所不 明。 2014 年 5 月 12 日 ( 写真右下 ) サンビサ森林区にあるボコ・ハラムのキャンプに拘禁されていた女 性。ナイジェリア政府の解放作戦により救出されたが、その際に足を負傷し、 子どもと病院に収容されている。女性は誘拐中に起きたことをいっさい語らな いが、一緒に数か月間拘束されていた女性たちの証言によると、子どもは拘禁 中にホコ・ハラムの戦闘員にレイプされてできたとのこと。多くの女性が、自 分の子どもが「テロリストの子」と言われるのを恐れ、同じ目に遭っても何も 語らずにいる。アダマワ州ヨラ、ナイジェリア。 2015 年 5 月 17 日 ( 写真左下 ) 「 #BringBackOurGirIs ( 娘たちを返して ) 」運動のメン / ヾーが、未だに行方不 明のホルノ州チボクの女子生徒 218 人の救出を訴える横断幕を掲げて、事件 が風化しないよう訴える。首都アプジャ、ナイジェリア。 2016 年 6 月 24 日 シュティット・プラット フリーランス・フォトジャーナリスト。スペイン生まれ。法律を学んた後、ドキュメンタリー 写真とフォトジャーナリズムを勉強する。近年は、パナマの刑務所、スペインの経済危 機、シリア難民などの取材を続ける。 VICE USA 、エル・ペリオティコなどに作品を発表。 DAYS JAPAN 2016 / 8 03 00 00 00 ~ ーツも。いを . / issi 靤 9 IACK 37
1 枚の写真が国家を動かすこともある イラクとの戦闘で負傷した米軍犠牲 者と混乱する部隊。バクダッド郊外。 ー 2003 年 4 月 ′左上 ) 米海兵隊によるディャラ橋へ の攻撃で、ミ。三・广に乗っていて巻 き添えとなって殺されたイラク市民。 2003 年 4 月 8 日 ゲイリー・ナイト 1964 年、イキリス生まれ。写真工ージェ ンシーⅥ ( セブン ) 共同創設者。ハーバー ド大学特別研究員を経て、タフツ大学ナ ラティブ & ドキュメンタリー研究プログフム : い ティレクター。 2005 年の第 1 回 DAYS 国 際フォトジャーナリスム大賞で「イラク」 が審査員特別賞受賞。 08 年・ 14 年世界 報道写真コンテスト審査委員長。 32
世界を変える。 1 枚の写真が 2016 / 8 Aug Vol.13 No. 8 8 月号 TOPPAN J A A N 00N E 町を一 お、ロ、チャック ! 写真 zsolent News/ アフロ 0 DAYS JAPAN 創刊 150 号記念特集 「民族浄化」という名のクルド人虐殺 / トライアング ル・シャツウ工スト工場の火災 / 暴力化する人種差別 / パレスチナ難民キャンプ での虐殺 / モルテイハイ・バヌヌの告発 / ケネティ大統領暗殺 / 仏教迫害に抗 議の自殺 / 国際反戦運動呼び起こした戦場写真 / 生き物の悲鳴 / 化粧品の ための動物実験 / 湾岸戦争時の虐殺 / イラク戦争・隠された写真 / 米軍による イラク人捕虜への虐待 / ホコ・ハラム誘拐事件 / 急増する難民 / 沖縄の怒り伝 え続ける。沖縄 2 紙の闘い / 人間の尊厳が奪われている場所、そこを「人間の戦 場」と呼ぶ。人々の意志が、戦争を止める日が必ず来る。 4 从々の尊厳が奪われている場所、そこを沃間の戦場クと呼ぶ」 広河隆一 ・こともある 国家を動かす DAYS フォトジャーナリスト DAYS JAPAN 発行人 コラム「 OUTLOO Follow 、、 Me DAYS JAPAN 公式 facebook www.facebook.com/daysjapan ・ net DAYS JAPAN 公式 twitter @DAYS_JAPAN 広河隆一公式 twitter @RyuichiHirokawa 48 50 44 参院選の焦点をほかす 東京都知事選の愚文 / 斎藤美奈子 45 〔 DAYS フロアップ DAYS のこほれ話をお伝えします 46 DAYS 創刊 150 号にいたたいたメッセージ / ヾックナン / ヾー 49 DAYS インフォメーション コラム編集委員おしりマコ・ケンの実際とつなの ! ? 不安で増える福島県「県民健康調査」検討委員会の傍聴者 52 DAYS 国際フォトジャーナリズム大賞 2016 受賞作品発表第 4 弾 バブリックプライズ ョンチ・チュー 美しいの向こう側 中国の毛皮産業 56 [ 営みの地球 ] O 62 編集後記 / DAYS イベントのお知らせ 写真・文 / ケビン・フレイヤー / ゲッテイイメージズ 初冬の祈祷会 チベット仏教の聖地 印刷テクノロシて 凸版印刷株式会社〒 101-0024 東京都千代田区神田和泉町 1 番地 www.toppan.co.jp