被験者 - みる会図書館


検索対象: 「心理テスト」はウソでした。
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1. 「心理テスト」はウソでした。

80 70 60 2 回目のテスト結果 30 20 50 20 30 40 70 1 回目のテスト結果 横軸を 1 回目、縦軸を 2 回目のテスト結果としよう。被験者の得点が 1 回目 65 点、 2 回目 70 点、次 の被験者の得点が 1 回目 55 点、 2 回目 63 点、・・・・・・であると、それぞれの位置をドットで表示すると、 関係性が図で示せる。散布図を作成すると、横軸と縦軸の関係性が直感的に理解できる。 図 3 ) 信頼性係数 ( 相関係数 ) 8 の場合の散布図 80 60 124

2. 「心理テスト」はウソでした。

ロールシャッハ自動診断システム システム開発 : 村上宣寛 臨床的貢献 : 村上千恵子 ver. 6. 1 [ 被験者の記録」 時刻 9 : 46 : 46 処理年月日 2005 / 02 / 04 ファイノレ : C: YMy_DocumentsY 日経 BP \ シンホ。 84 齢 : 38 歳 : MALE 名 : sym84 子 住 実施者 : 実施 年 性 氏 歴 : 所 : 日 . 別 主症状 : 兄弟姉妹 : 婚姻状態 . 異なった図版に対する同一内容の反応 : (1) 0 ー 2 回 作話、混交、不合理反応など病的表現 : (1) 0 回 喧嘩、取り合い、戦闘行為などの反応 : (l) 0 ー 1 回 「死んだ」、「幽霊」など不快な反応 : (D 0 ー 2 回 ( 2 ) 3 ー 4 回 ( 3 ) 5 回以上 1 回以上 ( 2 ) 2 回以上 ( 2 ) 3 回以上 ② No. 1 No. 1 No. 1 No. 1 この「ロールシャッハ自動診断システム」 はクロッパー法、片ロ法の暫定的な標準化資料 を基に作成されたものである。被験者集団は大学生、および、一般成人を中心として構成さ れているので、このシステムは成人用である。自動解釈は客観的で、経験的な法則に基づい て構成されているので、被験者の人格構造を理解するための有用な情報が提供される。しか こで提供される情報は仮 し、自動解釈が個々の被験者に完全に当てはまるわけではない。 説的なものであり、熟練した検査者によって確認される必要がある。従って、自動解釈レポ ートは秘密とし、患者に直接見せてはならない。 図 ) ロールシャッハ自動診断システムの実行結果 114

3. 「心理テスト」はウソでした。

80 70 60 2 回目のテスト結果 30 20 70 80 20 30 40 50 60 1 回目のテスト結果 この場合も、横軸を 1 回目、縦軸を 2 回目のテスト結果として、被験者の得点をドットで表したもの である。ドットが全体に広がってしまい、横軸と縦軸の関係性が小さいことがわかる。 ( 図 ) 信頼性係数 ( 相関係数 ) 0.3 の場合の散布図 126

4. 「心理テスト」はウソでした。

第 3 章インクのシミで心を占う 80 70 60 2 回目のテスト結果 50 30 20 20 30 40 50 60 70 80 1 回目のテスト結果 この場合も、横軸を 1 回目、縦軸を 2 回目のテスト結果として、被験者の得点をドットで表したもの である。 0.8 の場合と比べると、ドットが全体に広がりがちである。 ( 図 3 信頼性係数 ( 相関係数 ) 0.6 の場合の散布図 125

5. 「心理テスト」はウソでした。

・興奮するとじき涙がでる ・興奮するとすぐ涙がでる もっと違う境遇に生まれたかった ・引・親友でもほんとうに信用すること A 」田、つ はできない ・一寸したことでひどく驚くことが ちょっとしたことでひどく驚くこ ある とがある ・・一寸したことが仕事の邪魔になる ちょっとしたことが仕事の邪魔に なる ・・じきうろたえるたちである ・・すぐうろたえるたちである 103 ・人から触れられたくない秘密・ 103 ・自分はいつも運がわるい がある 103 は項目の順番も入れ替えたようだ。さらに、 大村先生の指摘は正しいようだ。四、引、 「一寸」↓「ちょっと」、「じき」↓「すぐ」と替えた言葉もあった。心理検査の場合、言葉遣い を少し修正するだけで、被験者の反応が大きく変化することがある。そのため、反応が変化しな いことを実証するか、標準化をやり直すのが研究者のルールである。もちろん、は半世紀前 に標準化されたまま、放置されている。こんなことは許されるべきではない。詐欺である。 162

6. 「心理テスト」はウソでした。

た者はいなかった。ドクター 1 ナムの全体的な評価 ( 肥名 ) の結果を表 2 ・ 1 に示しておく。 主要 5 因子性格検査の自動解釈文について、大学院生 ( 名 ) にのみ同一形式で評価してもら った。その結果も表 2 ・ 2 に示しておこう。 偽物の方がアリガタイ 当てはまるという被験者の主観 価 を妥当性 ( 正しさ ) の基準としょ 評 価 う。「まあ当たった」から「非常に 評 % , 0 。 1 1 9 8 1 な。 % 。 0 4 4 4 4 6 8 的 体 当たった」を合計して、当たらな 全 体 かったという被験者との比率を調全 べればよい ム数 0 0 1 8 8 7 8 検多数 0116 6 9 2 ドクター 1 ナムの場合、当 たったとい、つ人は、 8 十十 8 期 5 ななな ななな たた たた要 名である。名中名が妥当性ク地 人 らららたつつ らららたつつ主 たたたったた たたたったた ドレ ドレ ありとしたことになる。妥当性係 感選当当当通た当当 感選当当当通た当当 山一一り・に ~ ~ 2 た、常なまあな常 た常なまあな常 数を単純な比率で定義すると、 非かあ普まか非 非かあ普まか非 0 ・ 8 8 A_) 当 当 こ

7. 「心理テスト」はウソでした。

これから図版を川枚見せます。これは紙の上にインクを落として偶然にでき上がったも のですから、何に見えても構いません。図を見て、何に見えるか、どのように思われるの かを言ってください。図版は 1 枚ずつ渡します。手にとって自由に見てください。何に見 えても構いませんから、何か見えてきたら遠慮なく言ってください。 テストを受ける人は図版を受け取って、何が見えるかを報告する。いくつか言うと連想がで きなくなってしまうので、その時は次の図版に移る。図版 >•< まで進むと終了する。 質問段階の標準的な教示も示しておこう。 いろいろ答えてもらいましたが、あなたが見られたものが図版のどこに見えたか、どう 占 を してそのように見えたのか、ということについてお尋ねします。もう一度初めから、一緒 で に見ていきましよ、つ。 シ の ク ン反応ごとに、インクのシミのどこを見たか、動きを見たか、色を見たかなどを確認する作業で ある。被験者に暗示を与えないように、遠回しで、間接的な聞き方をする。図版 * で終了となる。 章 第

8. 「心理テスト」はウソでした。

インクのシミが明らかにするのは、唯一、それらを解釈する検査者の秘められた世界で ある。これらの先生方は被験者のことよりも自分自身のことをたぶん多く語っている ( ア ナスティシ、 19 8 2 年 ) 。 占 を で 著者らのロ 1 ルシャッハ自動診断システム ( ver. 6.1 ) の解釈結果も以下のページの図 3 ・ 3 に 6 参考までに掲げておく。 ク ン 章 第 上記の 3 名がロ 1 ルシャッハの専門家として、長い間、あがめられてきた。これはどこか、狂っ た状況である。 3 名の「めくら分析ーは大外れだった。このことに気づかないはずはない。その 証拠に「めくら分析ーのシンポジウムは、これが最後となった。必ず外れる分析など、したいと は思わないだろう。 ・テストの妥 日本ではあまり知られていないか、アメリカではかなり以前からロールシャッハ 当性について、批判的意見がある。テスト研究者として有名なアナスティシの言葉を、この 3 名 に捧げることにしよ、つ。 ・テストの自動診断システム」計量行動学、 19 8 9 、 * 6 【村上宣寛・村上千恵子「ロールシャッハ ワ】っ 0 * 7 【 http://deltabravo.net/custody/rorschach.htm 113

9. 「心理テスト」はウソでした。

者と、それぞれ見当外れな結論を下している。 男根表象について、斎藤は、こけし、ピン、花粉、おしべ、鶴の首、トカゲの頭、これらはす べて男根表象で、これだけでテスト全体を被い尽くすという。馬場も基本的にこれに同意し、イ メージに毀損感が伴っているので、依存退行願望があるという。秋谷も男根表象に固執し、不安 を引きこもることによって防衛しているという。果たして被験者は男根表象に固執しているのだ ろうか。むしろ、 3 名の参加者たちの男根表象への固執の方が強い印象を与える。 謎は簡単に解ける。被験者の社会生活は昭和肪年にピリオドが打たれていた。昭和年代の裕 ( ししその当時にフランス製の新車を乗り回していたのだか 福な歯科医の生活を想像してみれよ、、。 ら、全国各地に旅行もしたはずだ。昭和年代の全国の観光地のみやげ物として有名だったのは こけしである。こけしはきっと立派な飾り棚にたくさん飾られていたにちがいない。自己顕示欲 求も相当強かったから、サイドボ 1 ドにはシャンペンもあっただろう。かなりの収入がなければ、 昭和年代に外車に乗り、こけしを集め、シャンペンを飲むことなどできなかったはずだ。いわ ば、こけしやシャンペンは富の象徴である。男根表象など見当外れもいいところである 実は、正確に記号化して、整理、計算すれば、初心者でも、正常者、神経症者、精神病患者の 区別くらいはできる。人格の統合水準を客観的に測定する指標として修正得点がある。研 究によると、正常者では修正得点は必ず 0 点以上だった。この事例の我々のコンピュータ ー出力によれば、修正得点は 7 点である。正常者と判断して、間違いはない。日本では、 112

10. 「心理テスト」はウソでした。

いかというふうな気がしているわけです。 形式分析的に見ると、神経症レベルになると思うんですね。ただ、 : 世界がすごく限 局された範囲でやっとこういう構造を保っているということなので、決して治療がやりや すいとかいう風な人ではないんじゃないかと、そういうふ、つに思います 斎藤の解釈には男根イメージしか出てこない。初めに男根イメージありきで、被験者の反応を すべてこのイメ 1 ジを通して見ている。こけし、。 ヒン、おしべ、ツルの頭、トカゲの頭、すべて 男根の象徴だという。こけしやビンが男根象徴であるという証拠があるわけではない。斎藤がそ う思っただけだ。こういう思い込みで性倒錯と決めつけられてはかなわない。京都大学教育学部 は私の母校である。幸い、私は斎藤に直接学ぶことはなかった。偏差値の高い頭の良い学生が、 うこのような人の講義を受けることくらい、不幸なことはない。残念ながら、その不幸は十数年は 続いたのだろう。今や母校の臨床心理学の水準はロに出すのが恐ろしいほど低下してしまった。 で 沢馬場禮子の解釈 の ク ン次に馬場の発言を同様に引用する。括弧内は筆者が英単語の日本語訳を追加したものである 章 第 分布をみますと、体験型は極端でない両向性、それから c.æo 〕 + o は gæo の方が優 103