イテオロギー - みる会図書館


検索対象: 世界でいちばん貧しい大統領からきみへ
3件見つかりました。

1. 世界でいちばん貧しい大統領からきみへ

さいあく 最悪なのは、イテオロギーのせいて、 現実を現実として受け止められなくなってしまったときた。 わたしも若いときは、イテオロギーを旗にしていた。 けんしつ しかし、現実はイテオロギーしゃない。 人びとが生きているということなんた。 しうようせい その重要性に気がついたんたよ。 すうこうもくてき むかしは、崇高な目的を達成するための正義の戦争と、 わるせんそう おも 悪い戦争があると思っていた。 くる ぶりよく しかし武力による犠牲と苦しみを肌身て知って、 せんそう どんな戦争てあれ、 よわひと しやかい 社会てもっとも弱い人の犠牲て終わることを知ったんた。 さいこうせんそう さいてい はな 最低な話しあいは、最高の戦争に勝るんた。 たすうけつ きようわこく 共和国は、多数決なんた。 たれひと きようわせい 共和制とは、そもそも誰も人の上に立たないということた。 こくみん き きようわこく 共和国ては誰もが平等て、すべて国民によって決められるんた。 わたしたち政治家は、 せんしんせんれいせきにん こくみんたい その国民に対して全身全霊て責任を負っている。 たすう しふん そして、自分に投票してくれた多数の国民と同じように 節度を持って生きないといけないんた。 と う けんしつけんしつ はた わか ひと い き せんそう せいき たっせい し はたみ し お きせい まさ た うえ か れ ひょうとう お こくみんおな とうひょう も 20

2. 世界でいちばん貧しい大統領からきみへ

ふんばい とみびようとう ねんまえ 50 年前、わたしたちは富を平等に分配することて せかい 世界を改善てきると考えていた。 イテオロギーて世のなかを考えていた。 にんけん ふんか てもいま、人間の文化を変えないと何も変わらないことに 気づいたんた。 いつばんしようしき 大事なのは、一般常識なんた。 おも わたしは、チャンスに恵まれたら成功するたろうと思った。 てなけれは憎まれるたろう。 覚悟したよ。 けんしつ 確かなことは、現実を生きている人の生活がよくなるように 闘わねはならないってことた。 せいとう そのためには、すべての政党と合意して政治を進めないといけない。 ひつよう 反対意見は、パンと同しくらい必要なんた。 かんが かいせん かんが よ き たいし せいこう めぐ かくこ っ か せ と ひ い たし たたか せいし おな はんたいいけん 47

3. 世界でいちばん貧しい大統領からきみへ

ひと な かいほう 解放されたあと、わたしはたくさんの人と話をした。 とくしよ 牢獄の孤独のなかてほうたいな読書をし、 ひとかか で 外に出た後はさまさまな人と関わって、 けつろん わたしはある結論にたどり着いたんた。 ことく 人は孤独ては生きられないってことに。 してき いみ 寺的な意味ていっているんしゃないんた。 しやかいてき にんけんほんしってき む 人間は本質的に、群れをなす社会的な生きものなんたよ。 お わり しゅうたん 人類の歴史の 9 割は、集団のなかて起こっているんた。 たいとうりよう 大統領になったとき、 にんけん う この、人間が生まれながらに持っている特性を肝に銘したんだ。 たいわ たからわたしはたくさん対話をして、 おお ひとかか てきるだけ多くの人に関わってもらおうと思った。 ほうふく 恨みつらみとか、報復とか、 せいしてき 政治的な思想つまりイテオロギーから、 かんせん 完全に自由な政府にしたかったんた。 ことく ろうこく あと そと つ ひと = = ロ い しんるいれきし とくせいきも めい も おも うら しそう しゅうせいふ 1 8