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検索対象: わの会の眼Ⅱ 心を射抜く作品たち
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1. わの会の眼Ⅱ 心を射抜く作品たち

福井良之助《作品》 孔版・紙 20.0 x 18. Ocm 制作年不詳 Fukui Ryonosuke ハⅣ 0 ⅸ 福井良之助 ( ふくい・りようのすけ / 1923 ー 1986 年 ) 東京生れ。 1944 年東京美術学校工芸科卒。 54 年自由美術家協会展て佳作賞。 55 年孔版画を始める。 59 年初個展を開催。 66 年よリ度々渡欧。 85 年長 谷川仁記念賞を受賞。オ目模原で没、 62 歳。 207

2. わの会の眼Ⅱ 心を射抜く作品たち

荻須高恵《赤いひさしのある家》 想いてのパリの建物ど壁 私の家の隣にあったアトリエ村の芸術家は殆ど新制作に属しておリ戦後間もなくの時期に多 分どなたかから入場券を頂いたのでしよう。新制作展を見に行ったとき荻須さんの画に引かれ 戦争末期に荻須さんは交換船で帰国されておリ、その際フランスから持ち帰られたものだっ たかもしれません。昭和ニ年に度仏され途中交換船で帰国され新制作に属されましたが昭和 一一三年戦後最初に度仏され六一年パリで制作中に倒れ死去されました。 私は中々油絵には手か出ずオキスのリトグラフの多くを集めていましたがだんだん物足リよ くなリ最初は銀座のためなが画廊で六号位の《肉屋》と言う作品を買いました。交換等でその 絵はもう手元にはないのです。佐伯祐三らと一緒に描いた初期の佐伯風から落ち着いた色調、 静寂さを備えた作品になリます。主 ( リの街並み、 丿の塗リ重ねられた壁を描くようにな リます。この作品は建物の要素と壁の要素を併せ持っておリ、私の最愛の作品てす。 中井嘉文 ( 東京都練馬区 ) 1 62

3. わの会の眼Ⅱ 心を射抜く作品たち

植木茂《合》 木彫・木 96.0 x 40.0 x 33. Ocm ( 台座含む ) 1967 年 Ueki Shigeru Gö (Match) オ直木茂 ( うえき・しげる / 1913 ー 1984 年 ) 札幌生れ。 1935 年自由美術家協会展に出品。 50 年モダンアート協会の創 立に参加。戦中は合成樹脂で彫刻を行う。戦後、木彫の抽象彫刻を制作。晩 年には、モビール、アッサンフ、ラージ、も制作した。大阪て没、 71 歳。 75

4. わの会の眼Ⅱ 心を射抜く作品たち

西脇順三郎《静物》 油彩・キャンバスホート 38.0 x 45.5cm Nishiwaki Junzaburo 〃 / ⅱ 制作年不詳 西脇順三郎 ( にしわき・じゅんざぶろう / 1894 - 1982 年 ) 新潟県生れ。藤島武ニに師事。 1917 年慶應義塾大学卒。渡英。文学活動を行 い、海外文学の紹介に努める。近代詩に足跡を残した。 61 年日本芸術院会員。 71 年文化功労賞。詩人の余技をこえた絵画を制作した。新潟て没、 88 歳。

5. わの会の眼Ⅱ 心を射抜く作品たち

内田巌《風景》 油彩・板 31.8 x 39.5cm 制作年不詳 Uchida lwao Landscape 内田巌 ( うちだ・いわお / 1900 ー 1953 年 ) 東京生れ。 1926 年東京美術学校西洋画科卒。 29 年光風会展て光風会賞を 受賞。 30 ー 32 年渡仏。 33 年光風会会員を辞する。 36 年新制作派協会創 立会員。日動画廊等で個展を開催。東京て没、 53 歳。 223

6. わの会の眼Ⅱ 心を射抜く作品たち

瑛九《 ( 仮 ) 花束》 水彩・紙 34.5 x 25. Ocm 制作年不詳 Ei-Q Bouquet(Temporary Tit/e) 王英ヲ乙 ( えいきゅう / 1911 ー 1960 年 ) 19 / 員。デモクラート美術家協会を結成。創造美育協会に参加。東京て没、 48 歳。 な作品で知られる。フォトデッサンを制作。 1937 年自由美術家協会創立会 宮崎市生れ。日本美術学校中退。洋画家、版画家、写真家。前衛的、抽象的

7. わの会の眼Ⅱ 心を射抜く作品たち

荒井陸男《 M 氏の肖像》 油彩・キャンバス 53.0 x 45.5cm Arai Rokuo Po な ofM 「 . M 1955 年頃 荒井陸男 ( あらい・ろくお / 1885 ー 1972 年 ) 東京生れ。 1909 年渡英、シッカート美術学校に学ふ。 1 1 年同地の新聞雑 誌に挿絵を寄稿。 14 年第一次大戦中は海軍従軍画家として記録画を制作。 23 年帰国。 28 年聖徳記念絵画館の《日露役旅順開城》制作。東京て没、 86 歳。 95

8. わの会の眼Ⅱ 心を射抜く作品たち

三岸節子《花》 油彩・キャンバス 40.8 x 31.8cm 制作年不詳 Migishi Setsuk0 月 0 Ⅳ e 三岸節子 ( みぎし・せつこ / 1905 ー 1999 年 ) 愛知県生れ、吉田節子。 1924 年女子美術学校を首席で卒業。三岸好太郎と 結婚。独立美術協会に出品。 39 年新制作派協会会員。 47 年女流画家協会創 立に参加。 68 ー 89 年フランスへ移住。 94 年文化功労者。大磯で没、 94 歳。 16 /

9. わの会の眼Ⅱ 心を射抜く作品たち

中村正義《おとこ》 日本画家てあリながら、自画像ならぬ《おどこ》を、油彩画て描く正義。 この年は、正義の持病の肺結核が悪化していた。日展よリ無鑑査として、出品を依嘱された か、制作かままならず、不出品となった。また共に同病で病んでいた奥さんから「自分がいて は、足手まといになるばかリだから : : : 」と彼女の方から申し出かあリ、協議離婚し、治療 ( 専念するが、病状は悪化する一方で芳しくなかった。国立療養所に入所し、外出もままならな 闘病生活のなかで、自分を見つめる制作に明け暮れていた。精神的にも追い詰められ、こ の時期に《自画像 ( ノイローセ ) 》を描いている。正義のこの年の手紙に「私は何といわれても、 褒められても、けなされてもなんともない この生命の続く限リじっくリと描きつづけます」 と記している。この年は、自画像制作か多く、この作品も無題であリ、当初自画像と表記して いたが、全体の感じが正義と異なることから、今回から《おとこ》と改題した。作品は、童を 描かず、強烈な色使いで、タッチも激しい。遠くを見つめる男は何を思っているのか。正義の そんな時期の作品の一点である。この年に、洋画的な題材のガスタンクを苗、こ 才、 / 《ガスタンク》 という小品が存するが 月品なが、ら秀作である。洋画も、日本画も見事こなしている。 丸山治郎 ( 東京都中野区 ) 286

10. わの会の眼Ⅱ 心を射抜く作品たち

麻田浩《窓・鏡》 油彩・キャンバス 162.1 x 130.3cm 1993 年 Asada Hi roshi Ⅳ / ndo Ⅳ - M ⅲ・ 0 「 . 麻田 ) 告 ( あさだ・ひろし / 1931 ー 1997 年 ) 京都市生れ。 1955 年同志社大学卒。 68 年新制作協会会員。京展須田賞。 71 年渡仏。 プリ・ナショナル賞受賞。カンヌ国際版画芸術ビエンナーレ第 1 位受賞等多数。細 密な洋画を制作し、銅版画家としても活躍。京都府文化功労賞。自死、 65 歳。 329