387 関係説話表 172 171 170 1 聞嫺崩旧 161 嫺 159 158 157 1 1 154 153 152 151 剏 149 148 147 今昔一一六 今昔二八ー六 今昔二七ー四一一 四今昔九ー一三打聞集幻 五 今昔一一三ー二四 七今昔九ー一八 〃八今昔二〇ー三四 九今昔二〇ー一二十訓抄七ー一一 ー一一打聞集 一一今昔五ー三一打聞集 一二今昔一九ー一一 一三今昔二〇ー三九 二四 一一古本説話上 一二古本説話上今昔一九ー一三 一三古本説話上れ今昔二四ー四三 一四古本説話上 一五古本説話上今昔二七ー一一 一六今昔一〇ー九 一八 一九 藤六集 土佐日記 ( 承平四年一二月二七日条 ) 今昔一一四ー四六江談抄三古事談一 7 続古事談四昔物語治聞集五 列子 ( 湯問篇 ) 世説新語 ( 夙慧篇 ) 後漢書 ( 鄭弘伝注 ) 海道記 日本書紀一九 ( 欽明天皇六年条 ) 日本書紀一九 ( 欽明天皇六年条 ) 古事談一 2 浦島子伝愚管抄三 古今著聞集一七 冥報記上法苑珠林一八法華伝記 古今著聞集一〇 冥報記下法苑珠林七四 沙石集七 三代実録扶桑略記 ( 元慶二年二月一三日条 ) 真言伝七 私聚百因縁集七 法苑珠林五 続本朝往生伝東斎随筆 ( 仏法類 ) 古事談三発心集四ー二
宇治拾遺物語 388 番説 197 1 % 194 193 191 189 1 圏 187 1 跖 1 1 181 179 178 177 176 175 174 号話 五 話 順 一三ー一四今昔四ー六 今昔三一ー 一一一古事談六 四 五十訓抄一ー四三 六古本説話下今昔一四ー三五 七古本説話下礙今昔一七ー四七 〃八 九 四 五今昔一六ー一九 今昔一一六 九今昔二〇ー四三 一〇古事談六十訓抄七ー一一一東斎随愚管抄四 筆 ( 鳥獣類 ) 今昔一一三ー二〇 一〇打聞集 2 今昔六ー一 同文話 真言伝一一 元亨釈書一一九 本朝法華験記上拾遺往生伝下今昔一一〇ー七古事談三川元亨釈書一〇 続本朝往生伝 ( 仁賀 ) 古事談三 ( 仁賀 ) 法苑珠林一二仏祖統記三四 荘子 ( 外物篇 ) 説苑一一 荘子 ( 盗跖篇 ) 日本書紀二七・二八 ( 天智紀・天武紀上 ) 長秋記 ( 天承元年四月一九日条 ) 類話・関連話等 阿育王経一〇宝物集 古清涼伝下法華伝記五宋高僧伝 真言伝五 本朝能書伝 長谷寺霊験記上
385 関係説話表 121 1 加 119 118 117 116 115 114 113 112 111 110 107 燗順 104 103 101 燗 99 98 97 96 九 八 今昔一一四ー五五古本説話上 今昔一九ー二〇 三代実録 ( 貞観八年八 ~ 九月条 ) 大鏡裏書十訓抄六ー一六愚管抄三 一〇一伴大納言絵詞 一一古事談六繝東斎随筆 ( 音楽類 ) 教訓抄四 一一一古事談六皿東斎随筆 ( 音楽類 ) 四古事談三扶桑略記 ( 天暦八年一二大法師浄蔵伝拾遺往生伝中元亨釈書一〇本朝高僧伝四八 月五日条 ) 五今昔二七ー二六 ( 日 , 本では一一七ー一一七 ) 今昔一一六ー七 七今昔三一ー二五 〃八今昔三一ー二九十訓抄六ー三四 一八七六五四 〃五古本説話下今昔一六ー二八 今昔二四ー三 古本説話下信貴山縁起絵巻 今昔一四ー二九 五建久御巡礼記古事談三期 今昔二〇ー一三 今昔二〇ー一〇 打聞集川 今昔一六ー七 雑談集五 古事談二Ⅲ 古今著聞集一六 今昔一一ー三六信貴山文書諸寺略記 十訓抄六ー一一七古今集一六 東大寺要録一一今昔一二ー七 古事談二悃 陽勝仙人伝本朝法華験記中元亨釈書一八真言伝四 梁高僧伝一〇景徳伝灯録一一七 宝物集古本説話下 拾遺集九十訓抄一〇ー三九 捜神記一九幽怪録 日本紀略百錬抄 ( 天元四年九月四日条 ) 寝覚記五
宇治拾遺物語 386 番説 146 145 144 143 142 141 140 139 烱 137 1 134 131 Ⅷ 1 四 128 127 126 125 124 盟 号話 九八七六五四 今古十今今今 本訓昔昔昔 昔 日 日 二説抄二 話七五四四八四同 59 文 五 八 話 日 〇 一一古事談四齠十訓抄三ー一 一二今昔一九ー一二 今昔四ー九 法苑珠林三四賢愚経一三宝物集 今昔四ー二五 大唐西域記一〇 打聞集 四今昔一九ー三 続本朝往生伝引 五今昔一二ー三五 本朝法華験記中 六打聞集 撰集抄八元亨釈書一一 七今昔一九ー一八 本朝法華験記下続本朝往生伝今昔一一一 因縁集八三国伝記一〇 古事談三川 九今昔二八ー二四 文徳実録 ( 斉衡元年七月一一二日条 ) 一〇古本説話上Ⅱ世継物語大和物語皿新古今集八 江談抄三権記 ( 長徳四年一一月八日条 ) 道賢上人冥途記 ( 扶桑略記天慶四年条 ) 、十訓抄五ー一七元亨釈書九 日本紀略 ( 永延二年六月一三、一七日条 ) 江談抄一一一続古事談五 類話・関連話等 ー三三発心集一ー五私聚百
宇治拾遺物語 384 95 94 93 92 91 90 89 88 87 86 85 84 83 82 81 80 79 78 77 76 75 74 73 72 71 70 説話巻ー話順 〃三古本説話下今昔三ー一三 四古本説話下今昔一六ー三七 古本説話下 古本説話下 古本説話下今昔一九ー一一 今昔一〇ー一〇 今昔五ー一 今昔五ー一八 今昔二四ー五六 今昔一九ー四〇古本説話下 四続本朝往生伝 十訓抄七ー一七 同文話 荘子 ( 漁夫篇 ) 准南子九説苑一七 大唐西域記一一法苑珠林三一経律異相四三増壱阿含経四一 仏説九色鹿経法苑珠林六一一一経律異相一一 古今著聞集一八聞 宝物集袋草紙 % 後拾遺集一七 元亨釈書一一九 日本霊異記下九 打聞集今昔二七ー三冨家語 盧至長者因縁経法苑珠林七七 昔物語治聞集五 本朝法華験記下今昔一亠ハ 今鏡四 比良山古人霊託 類話・関連話等 ー六観音利益集肪
383 関係説話表 69 68 67 66 65 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 48 47 46 45 44 43 一四 一五 一七世継物語 一九 〃二〇 今昔一五ー二二 今昔一九ー二 〃八古事談一 〃九古事談三圏 一一古事談五 一二古事談五 一三古事談三第 一四古事談四 一五古事談三 一六古事談三 一七古事談三 一一古本説話上 今昔一七ー二四 今昔一七ー二五 今昔二六ー一五 今昔一五ー四 今昔二六ー一〇 地蔵菩薩霊験記 地蔵菩薩霊験記 今鏡四宝物集 江談抄三十訓抄七ー六東斎随筆 ( 人事類 ) 今昔三〇ー一世継物語平中物語十訓抄一ー二九 一条摂政御集後撰集一一 中右記 ( 承徳二年五月一日条 ) 続本朝往生伝発心集二ー四古事談二十訓抄一〇今鏡九 愚管抄四 真言伝六元亨釈書四 十訓抄四ー三古今著聞集一六踊 後拾遺集一七 諸社一覧三千載集二〇 発心集四ー三閑居友上七続古今集八 源平盛衰記一六 十訓抄七ー一一雑談集三三国伝記四 今昔二〇ー一 日本往生極楽記 9 元亨釈書一〇
をし けるが、この上座の物惜む罪のあさましきにとて、わざとあらがひをせられけ昇任は、延喜六年 ( 九 0 六 ) 。 かけ 一三賭をすること。 だいしゅそうぐ り。「御坊、何事したらんに、大衆に僧供引かん」といひければ、上座思ふや一四多くの僧。衆徒。 一五僧侶に供養のために贈る扶持 ひきでもの う、物あらがひして、もし負けたらんに、僧供引かんもよしなし。さりながら料。ここは、引出物の金品をいう。 くちを 一六とても実行できそうもないこ 衆中にてかくいふ事を何とも答へざらんも口惜しと思ひて、かれがえすまじき 一九 まはだか たふさぎ から 事を思ひめぐらしていふやう、「賀茂祭の日、真裸にて、褌ばかりをして、干宅京都賀茂神社の祭。↓四一ハ ぎけたち めうし 鮭太刀にはきて、やせたる牝牛に乗りて、一条大路を大宮より河原まで、『我天ふんどし、まわしの類。 はらわた 一九乾鮭。鮭の腸をとって塩など しらまし は東大寺の聖宝なり』と、高く名のりて渡り給へ。しからば、この御寺の大衆を加えすに素にしたもの。 ニ 0 京の市街地の北縁を東西に走 だいそうぐ る大通り。 より下部にいたるまで、大僧供引かん」といふ。心中にさりともよもせじと思 ニ一大宮大路。ここは、大内裏の ひければ、固くあらがふ。聖宝、大衆みな催し集めて、大仏の御前にて金打ち東側に接して南北に通じている東 大宮大路をいう。 一三まさかしないだろう。 て仏に申して去りぬ。 ニ三鉦を打ち鳴らして誓いを立て 一一その期近くなりて、一条富小路に桟敷うちて、聖宝が渡らん見んとて、大衆ること。 十 ニ四一条大路と富小路との交差す るあたり。富小路は、平安京左京 第みな集りぬ。上座もありけり。しばらくありて、大路の見物の者どもおびたた 巻 を南北に走る道の一。 いだ しくののしる。何事かあらんと思ひて、頭さし出して西の方を見やれば、牝牛ニ五沿道に柱などを組んで高く作 られた観覧席 ニ六ばたばたと。 に乗りたる法師の裸なるが、干鮭を太刀にはきて牛の尻をはたはたと打ちて、 しもべ 一じき かた ニ六 かね めうし AJO 注一一 0 。
宇治拾遺物語 382 番説 号話 話 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 〃一一打聞集 4 〃八 九今昔二三ー 一〇今昔二五ー七 今昔一一六ー四 一二今昔一〇ー三六 一三今昔一一三ー 一四今昔二〇ー三 四 十訓抄六ー三五 今昔二九ー三一 〃八古本説話上 〃九古本説話上 一〇古本説話上幻 今昔二八ー三〇 今昔二〇ー四四 同文話 古事談二Ⅲ 太平記一一 ( 阿新殿の事 ) 謡曲「檀風」 後拾遺集一九伯母集 尊卑分脈の記事 述異記上捜神記一三准南子 ( 俶真訓 ) 類話・関連話等 大鏡三 ( 師輔伝 ) 今昔一四ー四二打聞集古本説話下引 大鏡三 ( 師輔伝 ) 扶桑略記 ( 寛平三年夏の条 ) 日本往生極楽記 6 私聚百因縁集九元亨釈書一〇
かぎり え出でずして堪へがたき事限なし。前を通る人に、「これ助けよと呼ばはり一三中国の人。姓は陳氏。法相 宗・倶舎宗の開祖 ( 六 00 ~ 六六四 ) 。唐 けれども、耳に聞き入るる人もなし。助くる人もなかりけり。人の目にも何との太宗の貞観三年 ( 六 = 九 ) インドに 渡り、同十九年多数の仏典を携え のち て帰国。およそ七十五部一千三百 見えけるやらん、不思議なり。日比重りて死にぬ。後は石になりて、穴のロに 三十五巻の経論を翻訳した。「三 いだ げんじゃうさんぎうてんぢく 頭をさし出したるやうにてなんありける。玄弉三蔵天竺に渡り給ひたりける蔵」は経・律・論に通達した高僧 に対する敬称。 一四『大唐西域記』十一一巻をさすか。 日記にこの由記されたり。 ただし、現存本には右の話は見え 一五大江定基 ( 突 = ~ 一 0 三四 ) 。寛和 一一年 ( 九会 ) 出家。↓田一四四ハー注 一六「宋の王」とあるべきところ。 のち一六 ひじり 今は昔、三河入道寂昭といふ人、唐に渡りて後、唐の王、やんごとなき聖ど三代真宗 ( 趙恒 ) をさす。 宅僧尼を集めて食事を施す法会 か、つ もを召し集めて、堂を飾りて僧膳を設けて、経を講じ給ひけるに、王のたまはの座。 一 ^ 饗宴などの際、配膳を取り次 けふさいえんてなが いで運ぶ役の人。 く、「今日の斎莚は手長の役あるべからず。おのおの我が鉢を飛せやりて物は 一九『今昔』巻一九第二話は「日本 十 ノ寂照ヲ」とする。 第受くべし」とのたまふ。その心は日本僧を試みんがためなり。 巻 ニ 0 第一の上席に座を与えられた さて諸僧、一座より次第に鉢を飛せて物を受く。三河入道末座に着きたり。 ニ一『今昔』に「寂照ハ戒﨟ノ浅ケ つき レバ最下ニ着タルニ」。 その番に当りて、鉢を持ちて立たんとす。「いかで。鉢をやりてこそ受けめ じゃくせうしゃうにんはちとば 十二寂昭上人鉢を飛す事 ニ 0 ひごろ 一九 もろ、一し 172
119 巻第十一 ( 現代語訳三一一 ひとり 敵の子孫は絶え果てたり。我一人、尽きせぬ瞋恚の炎に燃えこがれて、せん方三起さないでおりましたなら。 一三仏教語。①六道の中の天上界、 ′、くらく一三 なき苦をのみ受け侍り。かかる心を起さざらましかば、極楽、天上にも生れな②欲界の六欲天 ( 四王天・仞利天 とそってんけらくてんたけ ・夜摩天・兜率天・化楽天・他化 うらみ むりゃうおくごふ まし。殊に恨をとどめて、かかる身となりて、無量億劫の苦を受けんとする事自天 ) 、の両義にとれるが、こ こは前者か かた うらみ の、せん方なく悲しく候。人のために恨を残すは、しかしながら、我が身のた一四生れていたでしように。 「無量」は、はかり知れないほ 一ハ めにてこそありけれ。敵の子孫は尽き果てぬ。我が命はきはまりもなし。かねどの多量。「劫」は梵語 Kalpa0 時 の義で、きわめて長い時間。永劫。 うらみ てこのやうを知らましかば、 かかる恨をば残さざらまし」と言ひ続けて、涙を一六つまりは。結局は。 宅その報いが我が身にかえって かぎり あひだ一九 流して泣く事限なし。その間にうへより炎ゃうやう燃え出でけり。さて山の奥くることなのでした。 天前もってこういう事情を知っ ざまへ歩み入りけり。 ておりましたならば。 一九書陵部本・陽明文庫本・京大 にちぎう さて、日蔵の君あはれと思ひて、それがためにさまざまの罪滅ぶべき事ども本・吉田本は「かうべ」とする。 をし給ひけるとそ。 ニ 0 藤原致忠の子 ( 九夭 ~ 一 0 三六 ) 。 ↓九七ハー注一八・田七八ハー注一一。妻 和泉式部を伴っての丹後国 ( 現在 たんごのかみ の京都府北部 ) への赴任は、治安 むねつね 元年 ( 一 9 一一 ) ~ 万寿一兀年 ( 一 9 一四 ) ごろ 十一丹後守保昌下向の時致経の父にあふ事 のこと。 ふこうさん 三京都府与謝郡の普甲山。一名 与謝の大山。丹波から丹後への道 これも今は昔、丹後守保昌、国へ下りける時、与佐の山に白髪の武士一騎あ筋にあった。 かたき やすまさ くだ 135 かた おおやま えい 1 」う